| 今年の夏は暑さが厳しく、大人でもへとへとになってしまう日が続きました。しゅんと一緒の旅行は、できるだけ負担がかからないよう、のんびりゆっくり楽しむことができるということを一番の目的にしようと思いました。旅行会社でもらってきたたくさんのパンフレットをめくるうち、滞在型のテーマパークであるハウステンボスがぴったりではないかと思うようになりました。 JTBの「フリープラン 九州」というパンフレットの中の、「マイプラン九州」というプランで旅行をすることにしました。これは出発日、旅行日数、交通手段、滞在するホテルを自由に選ぶことができ、さらに必要に応じて各種チケットを割引された値段で追加できるというプランです。私たちは、往復の航空券とホテルの宿泊券以外に、ハウステンボスのオフィシャルホテルリゾートパスポート、福岡からハウステンボスへのJR得割切符、帰りの長崎空港までのエアポートライナーのチケットを追加でお願いしました。 出発日の1週間前に手元にすべてのチケットが揃い、「福岡&ハウステンボス」というガイドブックも買って旅行気分が盛り上がってきました。静岡より西には行ったことがないしゅんと、久しぶりに飛行機を使った旅行にドキドキの私たち。3人の旅行記をよろしければご覧下さい! |
| 8月1日 台風の影響で、前日は飛行機の欠航が相次ぎました。進路や速度が気になって、気象庁のHPを何度も何度も眺めては、「飛ぶかな・・・」と言い続けながらお布団に入りました。 朝起きると、台風は日本海に抜け、東京は良いお天気でした。飛行機も無事飛びそうだということで、早起きして旅行に出発です。 今回は車で近くの駐車場まで行き、そこからバスで空港に送ってもらう方法にしました。駐車場は時々行くショッピングセンターの近くのため、何だかいつものドライブのような気分でしたが、バスに乗り替えて空港へ向かうと、離着陸する大きな飛行機が何機も頭上に見えてきて、一気に旅行気分になりました。夏休み真っ盛りのこの時期、空港内はとてもにぎわっていました。早めにチェックインを済ませて荷物を預け、お昼ご飯を食べに行きました。 |
| ガレリア4階のRoyal Deliに入りました。窓際の席が空いていて、滑走路を見ながら食事ができました。飛び立っていく飛行機は、大きくてかっこいい!今からあれに乗るんだ〜と、まるで子どもの様にワクワクした気分になりました。しゅんは、サンドイッチやかぼちゃサラダを喜んで食べました。これだけ食べればきっとお昼寝してくれるはず・・・! 左は搭乗口で写した飛行機です。これからこの飛行機に乗り込みます。 |
| 12時25分発の飛行機は、無事2時過ぎに福岡に到着しました。空の上からくっきりと見えた富士山は本当にきれいで、忘れられない景色になりました。主人は富士山上空から、しゅんは広島上空からお昼寝を始めました。 荷物を受け取って到着ロビーに出ると、懐かしいお顔がありました。福岡にお住まいのIさんご家族です。初対面のS君は、しゅんと同い年で半年くらいお兄ちゃんです。 まずはIさんおすすめのパンやさんへ。おいしいパンとお茶でゆっくりした後、太宰府天満宮へ向かいました。熱々でほかほかの梅が枝餅は、外がカリッと中はトロンとしていておいしい〜。何個でも食べられそうな気がしましたが、おいしい夕食が待っているので1個だけにしました。 |
| 歴史の教科書でも有名な太宰府天満宮です。子どもの頃から知っていても、まさか来ることができるとは思っていませんでした。広々とした境内にはあちこちに梅の木が植えられていて、さぞかし梅の季節はきれいなことでしょうと思いました。右は有名な「飛梅」です。菅原道真の後を追うように、一夜にして太宰府に飛んでいったという伝説があるのだとか。この梅は春一番に薫り高い花をつけるそうです。 |
| 参道には、おみやげを売るお店が並んでいます。梅が枝餅を焼いて売っているお店もあちこちにあります。海外から、特に韓国からの観光客の方が多いのか、ハングルで話しかけている店員さんもいらっしゃいました。 Iさんと私は、「かさの家」というお店に入りました。こちらはIさんおすすめのお店で、とても趣のある布製品や紙製品、焼き物などが並んでいました。何となく雰囲気が京都のお店の様で、こんなお店でゆっくりお買い物をするのは久しぶりの私は、見ているだけで楽しくなってきました。そして自分のおみやげに、涼しげな箸置きとトンボの絵が描かれたはがきを買いました。 |
| 涼しくなってきたので、S君の車と三輪車を持って公園へ行きました。しゅんも貸して頂いて、ぐるりと一周走ります。まだ足の長さが少し足りなくて、三輪車は「こぐ」というより「歩く」といった感じですが、なかなか気に入った模様です。そして何より気に入ってしまったのは、右の車です。かなり長い距離だったのですが、絶対に降りようとせずに乗り続けました。家に帰ってからも、小さな新幹線のおもちゃに乗って「ぶ〜」と動こうとするのですが、お尻が落ちて「きー」っと怒っています。何度も挑戦しては怒っている様子が不憫になってきて、主人が「車を買ってあげようよ。」と言い始めたくらいです。 夕食は、Iさんご夫婦おすすめの和食やさんで頂きました。おばちゃん達がやっている、とても素朴なお店ですよと聞いていたのですが、出されるお料理はどれも丁寧に作られていておいしくて、こんなお料理は久しぶりの私は感激してばかりでした。新鮮なお魚を使ったお刺身が特におすすめというお話でしたが、そのお話通り、プリッと締まったお刺身はさすが福岡と思いました。お座敷のお部屋は私たち二家族だけだったので、子ども達と一緒にゆっくりご飯を楽しむことができました。 |
| Iさんの旦那様と主人は、食後の締めに長浜ラーメンを食べに行きました。折角福岡に来たのだから、ラーメンを食べたいと言っていた主人のために、ラーメンに詳しい旦那様が連れて行って下さったのです。 屋台が並んだ左上の写真、雰囲気が伝わってきますね!ネギがたくさん入っていて大丈夫だったかしらと心配になりましたが、あっさりしたとんこつ味のラーメンは、とてもおいしかったそうです。 |
| 2人がラーメンを食べている間に、私たちは4人でチェックインをしました。時間が遅かったため、予約していた通常のツインのお部屋が満室となり、グレードアップしたお部屋にチェックインすることができました。 お部屋からはキャナルシティーの中庭と、きれいなお月様が見えました。窓の外を見ながら、Iさんとお話をしました。心のこもったIさんご家族のおもてなしの数々のおかげで、本当に楽しい一日目を過ごすことができました。久しぶりの再会は、家族が1人ずつ増えていて、何だか不思議な気分でした。名残惜しい気持ちでいっぱいでしたが、ホテルの前でお別れしました。 ホテルはキャナルシティーのグランドハイアットです。ガラスや鏡をふんだんに使った洗面台やバスタブなど、高級感あふれるお部屋にうっとりしながら、気付くと3人とも熟睡していました。 |