2006年5月

                                                  過去の日記 2006/04


5月31日(水) 曇り一時雨 「お話」
今日は、晴れたり曇ったり、おかしなお天気でした。そしてお迎えに行った帰り道では、天気雨も降り出しました。少し不安定なお天気になっているのは、梅雨が近いからでしょうか。よそのお庭や歩道の脇に植えられている紫陽花も、つぼみが膨らみ始めました。

去年の夏断乳をしてから、寝かしつけの時は数冊絵本を読み、お茶を少し飲んで寝室の電気を消し、添い寝しながら「しゅんちゃんの夏祭り」という私が作ったお話を読んでいました。この夏祭りのお話は、しゅんにとって子守歌の様な役割を果たしていて、話し始めるとほどなくスースーと寝息が聞こえてきます。時には私の方が先に眠ってしまうのですが・・・。

何ヶ月経っても、真冬になっても、甚平さんを着て夏祭りに行くお話をしていたのですが、先日幼稚園での出来事をまじえて「しゅんちゃんの公園」という話をしてみたところ、それ以来毎日新作を要求(!)されるようになりました。今までは一日中一緒にいたので、しゅんがしたことや話した言葉、そして私の対応などを話しているだけでお話になったのですが、幼稚園にいる間のことはそうはいきません。「今日は、自転車で幼稚園に行って〜、それから歌を歌って〜、滑り台をして〜、お弁当を食べて〜・・・のお話をしようよ。」と今日のお話のあらすじを私に伝えるしゅんに、すかさず「歌はどんな歌?」「滑り台はお友達と滑ったの?」などと必死でリサーチをします。そして何とか得た情報を、膨らめに膨らめて、子守歌代わりの今日のお話が始まります。夜のお話のために、こうやってしゅんが一日の生活を私に話してくれるようになったのは、偶然始まったことですがとても嬉しいことだなと思います。いつまで話してくれるかわかりませんが、こうして幼稚園や学校であったことを私に伝えてくれる間は、楽しくその話を聞いていたいものです。


5月30日(火) 曇り一時雨 「ビスケット」
5月も終わりそうですが、まだこちらでは朝晩はぐっと冷え込み、昼間も風が冷たく感じます。でも日差しだけは立派に5月の紫外線が降り注いでいた様で、気付いたら左手首に腕時計の跡がついてしまいました。大慌てで昨日デパートに駆け込み、一番お手頃なUVカット手袋を購入し、早速今日はつけてみました。今朝は、最近何でも確認しないと気が済まないしゅんから、「ママ、この手袋をしてみたかったの?」「こういう白い手袋をしたいと思っていたの?」「この白い手袋をしてみたらどう思ったの?」と質問攻めにあいました。

幼稚園に到着し、門の向こうとこちらでお互い「行ってらっしゃーい」と手を振ると、朝のあっさりしたお別れの時間は終了です。まるでこれから私も出勤するようなお別れですが、私の行き先は市場通り。新鮮なお野菜と魚介類を買うのが大事な仕事なのです。

夕方、私がキッチンにいると、しゅんも何やら忙しそうにしていました。「ママ、できたわよ〜」と呼ばれて行くと、本物のお皿に盛りつけられたお料理の数々・・・。「さぁ、食べて」と言われ、車を口に運びながらちょっと複雑な気分で「まぁ、おいしいわ〜。ありがとう。」と言いました。

ところで今夜、お風呂に入ろうとしていると、脱衣場で突然しゅんが「ビスケットの歌を歌ってあげるね」と言って何やら歌い始めました。色々な材料を、混ぜたり伸ばしたり丸めたりして、ビスケットを焼くという、振り付きのかわいらしい歌でした。お友達の名前も、急にたくさん出る様になりました。色々な事を覚えて、しゅんの毎日は刺激たっぷりなんだろうなと思いました。
お料理・・・


5月29日(月) 曇り一時雨 「リラックス」
今日は少し風があって肌寒く感じました。ちょっと寒いな〜と思いながら自転車を漕いでいると、後ろから「ニャーニャーニャーニャー、猫ちゃん、自転車が大好きよ〜。ニャーニャーニャーニャー。」という声が聞こえてきました。時々「おもちゃも大好きよ〜。」が入りながら、「猫ちゃん」の声は幼稚園に着くまで続きました。

しゅんに手を振ると、私はヨガの会へ。今日も集まった数人の方と、Wさんの指導で色々なポーズをしていきました。ヨガはイメージすることが大切なのだそうで、例えば手を伸ばしながら、「ぐ〜んと上に伸びて、木になったようなイメージで」「後ろに組んだ手を、誰かにギューッと引っ張られる感じで」「ぐぐ〜っと伸びて、脇のいらない物が全部取れた様な気持ちで」などという言葉が次々とWさんの口から出てきます。その度に、私たちはそれをイメージしながら、自分ができる範囲で体を動かしたり止めたりします。
色々な部分を伸ばしてすっきりした後は、寝転んで最後の瞑想の時間です。Wさんの言葉に合わせて、腕や足やその他色々な所の力を抜いていき、リラックスの時間を持ちます。そよそよと風が吹くお部屋で寝転んでいると、つい眠くなってしまいそう・・・と思っていたら本当に眠ってしまい、夢に主人が出てきました。目が覚めたのはWさんの声で少しずつリラックスを解いて、起きあがる準備をしましょうという時でした。「寝てしまいました」と言うと、「それはリラックスが大成功している証拠よ〜」とWさんに拍手されましたが、実は夢の中で主人に辛いことを言われたような記憶があって、それ程リラックスできていないような・・・。ちなみに主人と喧嘩している訳でも、何かひどいことをされた訳でもありませんので、念のため。

一度家に戻って、再びお迎えに行くと、しゅんはたくさん遊んで疲れたのか眠そうにしていました。今朝みたいにおしゃべりしないのかな〜と、ショーウィンドウでしゅんを確認したら、首を横に倒して眠っているのでびっくり!チャイルドシートの様にがっちりとしたベルトで押さえているので問題はないのですが、こんなにガタガタする自転車で寝てしまうなんて、本当にへとへとなんだなと思いました。そして夜ご飯の時、しゅんが「さようならの歌を歌ってあげる」と言って、幼稚園でお帰りの時にみんなで歌う歌を歌ってくれました。「上手に歌えたね。よく覚えたね〜。今日はしゅんちゃんも歌ったの?」と聞くと、「歌わない」とあっさりきっぱりした返事が返ってきて、この子らしいわと笑ってしまいました。


5月28日(日) 曇り一時雨 「歌」
明け方に止んだ雨は、再び10時頃降り始めました。今度は嵐のような雨で、車に乗っていると前が見にくい程でした(もちろん私は後ろの席・・・)。

先日、幼稚園の先生から「しゅん君が、この前とてもかわいい歌を歌っていたんですよ。歌詞は全部覚えていないのですが、かわいいいちご〜とかいう歌だったんです。何の歌ですか?」と尋ねられました。それを聞いた私はピンと来て、「しゅんの創作です」とお答えしました。先生は驚いていらっしゃいましたが、私は違う意味でとても驚いたのと同時に嬉しくなりました。しゅんは大勢のお子さんが集まっている場所で、みんな揃って歌いましょう〜というような雰囲気は少々苦手で、みんなに合わせて歌うということはまずしません。でも歌うことは大好きで、私の前では休む間もなく歌い続けています。童謡なども歌いますがそれはほんのわずかで、ほとんどはその時の身の回りの出来事を自作のメロディーに乗せて歌うのです。何度も聞かされる私たちもいつの間にか頭にその歌が残ってしまい、つい口ずさんでしまうこともしばしば。すると家の中は妙なミュージカルのような状態になるのです。家ではそんな調子のしゅんですが、まだ入園して間もない幼稚園で、自作の歌が出る程なじんでいるのかと思うととても嬉しくなりました。そんなしゅんを本当にじっくりと見て下さっている先生方にも、感謝の気持ちでいっぱいになった出来事でした。

ところでしゅんのお魚好きは、日に日にその度合いを強めていく様です。いかにも子どもが好みそうなおかずより、ただ魚を塩焼きしただけ、煮ただけといったおかずが大好きで、嬉々として口に運んでいます。今夜は鯖を塩焼きにしたのですが、火加減がまずかったのかお魚自体に余り脂がのっていなかったのか、私は「ちょっと焼きすぎたかな〜」と反省し、主人は「魚のせいじゃない?」と言いつつも食べていました。そんな中、一人大喜びで勢い余って手づかみで鯖を食べていたしゅんは、自分の分が終わると主人の方に手を伸ばし、「ありがとう、ありがとう」と言いながら次々とお裾分けをもらっていました。まるで猫みたいだね〜と言っていたら、食後に「にゃ〜、にゃ〜、にゃ〜、にゃ〜」と猫の真似をし始めました(笑)。


5月27日(土) 晴れのち雨 「海岸へ」
朝起きると、しゅんが鼻水を出していました。少し咳も出たので、念のため近くの小児科へ。しゅんの憧れ、カーキャリアのおもちゃが2台もあるその小児科が大好きなしゅんは、お医者さんに行くと言うと喜んで支度をします。いつも通り優しい笑顔で迎えて下さった先生は、しゅんに「幼稚園は楽しい?」と聞いて下さいました。「うん」と答えたしゅんはすぐにお腹を出して褒められていました。診察の結果は風邪とのことでお薬を頂きました。幼稚園でも流行っている風邪が移ったのかもしれません。早くすっきりと良くなりますように。

ドライブをしているとしゅんがグーグーと寝始めたため、少し足を伸ばして海を見に行くことにしました。海岸沿いを走っていくと、何台か車が止まっている駐車場らしい広場があったので、そこへ入ってまずは主人が砂浜に下りてみました。ずーっと続く砂浜と、深い色の日本海。そして遠くにはうっすらと佐渡が見えます。車からその風景を眺めていると、グラリと車が揺れました。?と思っていると、また砂吹雪と共に車がグラッ。今日は朝から強い風が吹いていましたが、遮る物の無い海岸では、さらにその風が強くなっていたのでした。それにしても、車が揺れる程の風ってかなりすごいんだろうな〜と、私は車から降りるのを諦めました。

ところで先日、我が家の通信環境が光になりました。その時テレビ(?)の契約もして、チャンネルの数が増えました。まだほんの少ししか観ていないのですが、私がとても嬉しいのは、懐かしのドラマ「ビバヒル」の再放送が観られることです。昨日は「ビバヒル同窓会」という番組を放送していて、放送時より随分大人になった出演者達の座談会を見ることができました。それからちょっと面白いな〜と思っているのは、外国のお料理番組です。ゲストとおしゃべりしながら色々なお料理を作ったり、料理研究家の女性がパパパッとお菓子を作ったり。お料理は簡単な手順でおいしそうに見えるのですが、お菓子の方はお砂糖360グラムとかジャムを3カップとか、え〜?と思う様な量をドバドバと入れていくのが何だかおかしくて、思わず「これはちょっと・・・」と独り言を言ってしまいます。
遠くにうっすらと佐渡が見えました! 防波堤 風が強い〜


5月26日(金) 曇りのち晴れ 「おいしい一日」
幼稚園に着いてしゅんに手を振り、自転車置き場に向かって歩き出すと、先生と話している声が聞こえてきました。「Mちゃんは?」と聞くしゅんい、先生が「今日は大丈夫よ」と仰っていました。昨日お休みしたお友達のことを、ずっと気にしていたんだなと嬉しくなりました。

開館と同時に図書館に入り、しゅんからお願いされていた絵本を探しました。それは「バムとケロ」のシリーズです。以前、Aさんがとても面白いからぜひしゅんちゃんも読んでみてと教えてくれたのを思い出して1冊借りてみたら、すっかりしゅんがはまってしまい、毎晩のようにお布団に持ってきては何度も繰り返し読むようになりました。細かな所までとても凝っている絵本で、大人が読んでもクスッと笑ってしまうところがたくさんあります。前回は「バムとケロのおかいもの」を借り、その中に出てくる「とびら」に興味を持ったしゅんが、家でもお外でもあちこちの「とびら」を開けたり閉めたりすることをしたがるようになりました。今度の「バムとケロのそらのたび」では、どんなところに興味を持つのかな?と私も楽しみです。

お昼はお弁当バイキングへGO!お魚のおかずをたっぷり入れ、隣のお魚やさんで大きく膨らんだあさりを買うと、市場通りの露店で空豆を買いました。お店のおばあさんが「今日初めて入ったものだからおいしいよ」と仰っていました。去年も同じ頃、八百屋さんでザルいっぱいの空豆を買ったことを思い出して同じように新聞紙に並べてみると、今日の物は35さやで500円と、去年よりもお買い得でした。
夜ご飯の時、アサリをお味噌汁に入れると、大好物のしゅんにほとんど持って行かれてしまいました。そして空豆は去年と同じくお魚焼きのグリルで焼くと、ふっくら甘く焼き上がってとてもおいしく頂くことが出来ました。一年経って、やはりしゅんの食欲がかなり増していることを感じた夜ご飯でした。
お魚がいっぱい おいしい〜 空豆


5月25日(木) 曇りのち晴れ 「お裁縫」
雲がかかると肌寒くなり、太陽が出ると強い日差しで暑くて暑くて・・・というちょっとおかしなお天気でした。幼稚園に行くと、年少さんは昨日よりも風邪でお休みというお子さんが増えていました。4月に入園し、疲れも出てきた頃なのでしょうか。

家に戻るとミシンを用意し、お裁縫DAYの始まりです。しゅんを幼稚園に送ると、帰りはかぶっていたヘルメットが荷物になります。途中で買い物やお茶をしたり、街を探検したりする時、そのままのヘルメットを手にしているとちょっとかさばって、さらに必ずと言って良い程お店の方やお客さんに「それは何?」と尋ねられていました。こちらに来る前、Rちゃんから頂いた布のバッグを使ってみたところ、ヘルメットもすっぽり入ってとても良い感じだったので、同じくらいの大きさのバッグを作って交互に使えばバッグの持ちも良くなるだろうと、先日キットを買ったのです。
火曜日に裁断して接着芯を貼っておいたので、今日はとにかくダダーッと縫うだけです。底とサイドを縫い合わせ、タックをとってマチを縫ったら、表と裏を合わせて縫い・・・とミシンとアイロンを行ったり来たりしながら作業を進め、無事バッグが完成しました。優しい雰囲気の布も、たっぷり入りそうな形も気に入って、これから使うのが楽しみになりました。しゅんの通園バッグを掛けているポールにこれを掛けてみると、私の通園バッグという感じがしておかしくなりました。

ひとりランチは、おいしいと評判のお店で買ったパンにしました。たまにはいいよね〜と言いながら(誰に?)、お昼過ぎまでの自由時間を満喫した一日でした。

お迎えに行くと、しゅんは楽しい行事を終えてちょっと興奮気味に出てきました。お外で長時間遊んだのか、うっすら日焼けもした顔を見て、何だかたくましいなと思いました。
「通園?」バッグ完成 ひとりランチ おいしい〜 食べ過ぎ?


5月24日(水) 晴れ時々曇り 「子育て」
今日は少し肌寒い一日でした。気温の差があるためか、幼稚園では風邪が流行っている様です。しゅんも少しだけ鼻水が出ていました。

幼稚園で、卒園児のお母様のお話を伺う会がありました。もうすっかり独立されたお子さんをお持ちのAさんが、ご自分のお子さんが小さい頃のお話、そして子育てについて今考えることなどをお話しして下さいました。Aさんは、育児真っ最中の私たちが、今子ども達と接している時間はかけがえのないものだという事を何度も仰っていました。色々なお話を伺い、懇談を終えて一番心に残ったのは、「どういう人間になって欲しいか」を考えて育児することがとても大切だということ、つまりそれは、「子どもが実り多い豊かな人生を送るためにはどうしたら良いか」を考えながら育児することだというお話です。

ゆっくり後から考えてみると、それは例えば日々の育児にも十分つながってくる様な気がします。生活習慣や行動のしつけをする時にしても、周囲の人との関わり方について教えたり諭したりする時にしても、目先のことだけ見ていると、ついガミガミと叱りがちになってしまいます。でも、「こういうことがきちんと身に付いていたら、きっとこの子の財産になるはず」、「周りの方々と温かな関係を築くことができたら、きっとこの子の人生は楽しく豊かなものになるはず」という気持ちがちゃんと奥にあれば、子どもへの接し方も自ずと決まってくるのかなと思います。日常生活の中で、日々それを心がけるのはなかなか難しいものがありますが、私もちょっとそれを意識して毎日を過ごしてみようかと思いました。

午前保育を終えたしゅんを迎えに行くと、まだまだ元気いっぱいで遊び足りないという雰囲気・・・。そこで今週もSさん親子と大きな公園でお昼を挟んで遊ぶことにしました。Mちゃんという女の子と、いつの間にか仲良くなっていたしゅんは、あっちこっち飛び回り、3時間近くも遊び続けました。幼稚園に入ってから、食欲もぐんと増したのですが、その分体力もぐんとついた様で、寝かしつけの時は必ずと言って良いほど私が先に眠ってしまいます。

ところでしゅんが見ているのは、オーブンレンジの取扱説明書です。オーブンレンジの操作担当を自負しているしゅんは、説明書もきっちり読んで理解しなくてはと思っている様です(そんなバカな!)。私がお料理している間中、真剣な表情で読みふけり、「レンジしようかな」と言うとキッチンに瞬間移動してきます(笑)。
読みふける!


5月23日(火) 曇りのち雨 「ガー子ちゃん」
最近、今まで以上に天気予報に敏感になっています。今日は朝から雨の予報でしたが、お昼過ぎまで本格的に降り出すことはなく、自転車で送ることができました。こういう外れは大歓迎です。

幼稚園から戻ると、Mちゃんから「もういつでもOKよ」というメールが来ました。そこで、身支度をパパッと済ませ、歩いて数分のMちゃんのお家へ!幼稚園児のRちゃんとしゅんがいないため、かなり平和で静か〜な空気が流れているMちゃんのお宅で、まったりのんびりおしゃべりに花を咲かせました。卒業以来、ほとんど会うこともできなかったMちゃんと、こんな風にご近所さんになって子育てできるなんて、夢にも思いませんでした。今回の転勤は突然のことで色々慌ただしかったけれど、本当に嬉しい転勤でもあったなと改めて思いました。

少し早くお迎えに行ったので、幼稚園の窓からこっそり中を見ていると、仲良しになったというお友達の横に座り、お帰り前のお話を聞いているしゅんがいました。みんなが歌に合わせて体を動かして歌っている時も、じ〜っとお友達を見てピクリともしないしゅんを見て、自分らしくのびのび過ごすことができているな〜と妙に嬉しくなりました。

玄関に出てきたしゅんに「お帰り」と言うと、私の顔を見るなり何かを思い出した様に口を押さえて笑い出された先生が、今日のお話をして下さいました。先生のお話によると、しゅんは年長さんのお姉さん達にまるでお人形さんの様にかわいがられていて、今日はお昼も「しゅん君、ここよ」とお姉さんとお姉さんの間に席を用意され、真ん中にちょこんと座って食べたそうです。そして「はい、次はおにぎり?」「次はこれを食べてね」と両側から食べさせてもらい、次々と口に入れられそうになると、「まだ口の中にあるんだもん」と言いつつも、まんざらではない様子・・・。先生が、笑いをこらえて「しゅん君、一人で食べられるかもしれないよ。」とお姉さん達に言うと、向かい側で見ていた男の子達が、「しゅん君、昨日は自分で食べてたよ。」とすかさず言ったのだとか(笑)。そういえば、先ほど出てきた女の子が「今日ね、私しゅん君とご飯を食べたのよ。」と私に声をかけてくれていたのです。かわいいお姉さん達に囲まれて、しゅんの幼稚園生活はかなり楽しく始まっている様です。

そして先日から、何故か家に帰ると掃除機をあっちにもこっちにも連れ回し、あれこれお世話を焼いているのはお姉さん達の真似をしているんだと気付きました。先日、「何てお名前なの?」としゅんに聞かれて思いつきで「ガーッとゴミを吸ってくれるから、ガー子ちゃんなのよ。」と答えたのが入ってしまったらしく、いつの間にか「ガー子ちゃん」と名付けられた掃除機。「ガー子ちゃん、おトイレに入るから待っててね」「ガー子ちゃんもバナナ食べる?」などとお世話され、しゅんがお風呂に入る前に「ガー子ちゃん、もうお風呂に入ってドライヤーしなさいね」と納戸に持って行かれ、お布団に入る前に「ガー子ちゃん、もうねんねしたわね」と眠るところまで確認されています。


5月22日(月) 晴れ 「ヨガ」
今日は朝からジリジリ・・・と日に焼ける音がしそうな程暑い一日でした。商店街の表示を見たら30度と出ていて、さらに暑さが増しました。

お弁当が始まったしゅんは、今日もうきうきと幼稚園に行きました。先生とお話しているのを玄関の外から確認し、私もうきうきと幼稚園の別室へ向かいました。今日は年少さんのお母さん達が集まってやっているという、ヨガに参加することにしたのです。窓を開けて空気の入れ換えをしていると、続々とお母さん達が集まってきました。今日参加する数人が集まったところで、早速ヨガをよくご存知のWさんのご指導で会が始まりました。
ヨガは、人と競って上手にできるようにということを目指すものではなく、自分の体の声をよく聞いて、自分ができる範囲で体を動かすことが大事だというお話が最初にありました。そうなんだ〜とほっとしながら、Wさんの真似をして色々なポーズをしていきました。足を伸ばしたり曲げたり、腕を伸ばしたり曲げたり、それからグーッと体全体を伸ばしたり。いつもは動かさない所が動いているのがわかりました。ゆっくりと呼吸をしながら、そよそよと風が入ってくるお部屋で体を伸ばすのは、本当に気持ちのいいものでした。1時間のヨガの後は、お茶を飲みながら少しお話をして、皆さんと「またお迎えの時に」とお別れしました。

そのまま家に戻るとあっという間にお迎えになってしまう私は、ランチをとることにしました。主人に連絡してみるとちょうど出てこられるとのことで、思いがけず2人でパスタを食べることができました。2人で待ち合わせして食べるなんて、変な感じだね〜と言いながら、スーツの主人とつかの間の楽しい時間を過ごしました。

ところで幼稚園に入ると、色々いけない言葉を覚えてきてお母さん達は困ってしまうとよく聞きますが、夜ご飯の支度をしていると、横で遊んでいたしゅんが「え?」と思う言葉をつぶやきました。私が「しゅんちゃん、今何て言ったの?」と聞いてみると、「くくくっ」と笑いながらもう一度その言葉を言いました。その言葉とは、「はなふだ」!一体どんなシチュエーションでその言葉を覚えたのでしょうか。しゅんの笑顔と「花札」という言葉のミスマッチがおかしくて、何度も笑ってしまいました。

写真は、主人のおみやげ第二弾、白松がモナカです。とても有名なお土産だそうですが、私たちは初めて食べました。栗、胡麻、大納言、大福豆という4種類の餡が入った一口サイズのモナカは、お茶にぴったり合うとても上品なお味です。
白松がモナカ とっても上品なお味!


5月21日(日) 晴れ 「絵本」
今日も真っ青な空が広がりました。洗濯物もお布団も、ふっくらとしてとても良い気持ちです。東京は紫外線が少ない5月だというニュースを見ましたが、こちらは毎朝の日焼け止めが欠かせない5月です。

先週末、しゅんが幼稚園から絵本を借りてきました。私と一緒に図書館に行く時とは、全く違うしゅんのチョイスに興味津々。先生と一緒に選んだそうなのですが、中でもしゅんが気に入っていたのは恐竜の図鑑の様な絵本でした。色々な種類の恐竜が、陸や海、そして空を自由自在に動き回っています。舌を噛みそうな難しい名前の恐竜たちがずらりと並んでいるだけで、特に文章も無いのですが、しゅんはにこにこと嬉しそうです。昨日の夜、何を思ったのかお布団での絵本を主人に「読んで」とお願いしていたのですが、今日も「パパ、読んで」と恐竜の絵本を差しだしました。しゅんと2人並んで、主人が読む絵本を眺めるのも、いつもとちょっと違って楽しい時間でした。

昨日の夕方、主人が会社の方お薦めのドイツ風ソーセージを買ってきました。色々な種類があったので、今回は14本入った詰め合わせセットにしたそうです。一緒に入っていたパンフレット通り、沸騰したお湯に入れてすぐに火を止め、待つこと10分。おいしそうにゆであがりました。辛い物、あっさりした物、ハーブが入った物などなど、色々なお味でどれもおいしくて、マスタードをつけながらパクパクパクパク・・・3人でペロリと食べてしまいました。プシューッとビールを開けたくなるようなソーセージでした。
ドイツ風ソーセージ 山盛り


5月20日(土) 曇りのち晴れ 「初ハンバーグ」
今日は久しぶりに寝坊をしました。のんびり起きて軽く朝ご飯を食べ、お昼は主人が職場の方から教えて頂いたという回転寿司に。しゅんをはさんでカウンターに座ると、早速「これ食べたい」「あれ食べたい」が始まります。おいしそうに鮭やネギトロを食べるしゅんを見て、う〜ん贅沢・・・と思っていると、メニューを開いていた主人が「これ食べる?」とコーンサラダが乗った軍艦巻きを指さしました。ひと皿100円もしないコーン巻きを、一番喜んで食べているしゅんは、やっぱりまだ3歳児ねと思いながら、おいしいネタを堪能する私たちでした。

主人が午後から出勤したので、2人で食料品の買い出しに行くことにしました。子ども乗せ自転車をGETした私たちは、2人でもフットワークが軽いのです(車の運転は・・・?)。しゅんを乗せ、「どうしようかな〜。Aに行こうかな。それとも遠いけどBにしようかな。」と独り言を言うと、後ろから力強い声が返ってきました。「ママ、頑張ればBに行けるわよ。しゅん、応援するから頑張って〜。」・・・。どこかで聞いた様なセリフですが、そう言われたら頑張らなきゃねと、多分地元の方は自転車では行かないだろうと思われる大きなスーパーまでこぎ出しました。
スーパーに到着すると、車の形のカートを見つけ、早速乗車してご満悦のしゅんを押し、あれこれと買い物をしました。新潟はキノコの産地だからか、どこでもとてもお買い得のキノコを買うことができますが、今日のサービス品はすごい物でした。その名も「ポット売り」。ポットからニョキッと伸びているキノコを、その場で袋に入れて売るというものでした。これ、日本全国どこでも行われているのでしょうか?少なくとも私は初めて見ました。「新鮮ですよ〜」という声に誘われて、私もエリンギと茶色いエノキ(名前を忘れました)を買いました。どちらも1ポット99円という安さには、驚きです。

しゅんと私は先にお風呂を済ませ、夜ご飯は主人と一緒に食べることができました。オーブンレンジのスチーム機能を使ったハンバーグを食べてみたいという主人のリクエストに応え、今日はオートメニューの「ハンバーグ」に初挑戦です。28分ほどの加熱で熱々のハンバーグが出来上がりましたが、ジュージューという音はフライパンで焼いた時と変わらず、中はふっくらと柔らかく焼き上がりました。オーブンにお願いしたまま、他の作業ができるのも嬉しいところで、これからハンバーグはオーブンレンジを使うことにしようと思いました。しゅんもミニサイズのハンバーグを2個食べて、おいしいね〜と言ってくれました。
「ポット買い」したキノコ どっさり〜 オーブンレンジで初ハンバーグ


5月19日(金) 曇りのち雨 「お弁当」
朝からどんよりとした曇り空で、今にも雨が落ちてきそうでした。今日は幼稚園で公園に遊びに行くと聞いていたので、雨が降りませんように・・・と思いながら何度も空を見ていましたが、何とかお昼過ぎまでお天気はもったようです。

昨日から「明日はお弁当を持って幼稚園に行く」という事が嬉しくて仕方ないしゅんは、一緒にゴミ出しに行くと、部屋に戻る階段を上りながら「ママ、もう明日になった?」と私に聞きました。「もう明日になったよ」と答えると、「ひゃっ」と喜びを声に表していました。初めてのお弁当は、お外でも食べやすい様にということで、おにぎりとピックに刺したおかずにしてみました。ミニサイズのおにぎり2個、玉子焼き、アスパラとウィンナーの炒め物、バナナのカラメルソテーを小さなお弁当に詰めると、かわいいかわいい幼稚園弁当の出来上がり!しゅんはに見せると「うわ〜」と言って今にも食べてしまいそうになったので、慌てて「これは幼稚園でね」と言ってリュックに入れました。

どんな顔をして出てくるかな?と思いながらお迎えに行くと、たくさんの荷物をぶら下げたしゅんが出てきました。今日も思いっきり遊んで充実感いっぱいという表情でした。先生に伺うと、お友達と手をつないで元気に歩いて公園まで行き、滑り台を何回も滑ったそうです。ベンチに並んで座り、お弁当もパクパク食べたのだとか。リトミックの時は、食べさせても半分くらいしか食べられなかったお弁当を、いつの間にか一人で全部食べられる様になったなんて、すごいな〜と思いました。帰り道でも、自分の荷物を必死で持とうとするしゅんと歩きながら、この一週間で本当に大きくなったなぁと思いました。無事一週間通うことができ、私もほっと肩の荷が下りました。緊張と通園の程よい運動で、毎日ぐっすり眠ることができます。とても健康的な私たちです。
初めてのお弁当


5月18日(木) 晴れ 「お友達」
今日は、本当に爽やかなお天気でした。お布団と洗濯物をベランダいっぱいに干して、しゅんと一緒に自転車に乗ると、何て良い気持ち〜と鼻歌が出てきそうでした。しゅんは今日、車のウィンカーが気になっていた様で、「オレンジのチカチカは何?」と聞いてきました。「右に曲がりたい車は右がチカチカするのよ」と言うと、それから先の道のりは、「ママ〜。赤い車が右に曲がるよ〜。チカチカしてるぅ〜〜。」「ママ〜。白い車はまっすぐだよ〜。チカチカしてない〜。」と大騒ぎ・・・。でも走り続けている自転車なので、大きな声でお話してもOK!朝から絶好調のしゅんでした。

写真のお饅頭は、昨日日帰り出張で仙台に行ってきた主人のお土産です。ずんだ餅はよく聞きますが、これは初めて見ました。中にはたっぷりと緑色のあんこが入っていて、枝豆っぽさがちゃんとあります。ずんだ餅は職場へのお土産などには難しいですが、これだったら大丈夫だなと思いました。

ところで今日、お迎えに行くとちょっと嬉しいお話が先生からありました。入園したばかりなので午前保育でみんなより早くお迎えをしているのですが、昨日からしゅんが「みんなとお弁当食べたいな」と先生に言っていたそうです。そこで、明日は試しにお弁当を持って行くことにしませんかというご提案でした。その話を先生から聞いていたしゅんは、玄関に見送りに来てくれた何人ものお友達に、「明日はみんなと食べるんだよねー」と嬉しそうに言っていました。そして幼稚園を出ると、窓から身を乗り出すようにしてたくさんのお子さん達が「しゅん君、バイバーイ」と手を振ってくれました。それに大きな声で「バイバーイ」と答えるしゅんを見て、何だか急に大きくなったな〜と嬉しくなりました。
仙台みやげ ずんだまんじゅう 青空と飛行機雲


5月17日(水) 曇り時々晴れ 「出血」
今朝、私が洗濯をしようとしていると、しゅんが「ママ、自転車に乗って幼稚園に行きましょう」と言いながら起きてきました。こんなに楽しそうに起きてくれるなんて、嬉しいわと思いながら朝ご飯の準備をしました。

幼稚園に送り届けて本を読んでいると、先生からお電話がありました。先生の慌てられた声に心臓がドキドキしましたが、伺ってみると、お部屋の中で布に足を引っかけて転んでしまい、前歯の辺りからかなり出血をしたものの、血は止まって元気に遊び始めたというお話でした。すぐにお迎えでも予定通りでもどちらでもと言われ、元気に遊んでいるのであれば予定通りにとお返事し、お迎えの時間に園に向かいました。
先生が仰る通り、とても元気にケロッとしている様子を見て、取りあえずはほっと一安心。そして早速お誘い頂いたので、帰り道の大きな公園に寄って皆さんと思いっきり遊んでから家の近くの病院に行きました。かわいらしくて優しい女医さんと実習中らしい若〜い看護士さんが大勢いらっしゃる病院に、しゅんは頬がゆるみっぱなしで、恥ずかしいくらい・・・。そして診察の結果は、歯を傷付けて出血したという痕跡はなく心配いらないとのことでした。最近グンと活発になり、出血する怪我をすることも多いのですが、男の子だったらこれからの方がそんな機会も増えるでしょうし、余り慌てず対処しなくてはいけないなと思います。

ところで公園で遊んでいると、園のお子さん達が「しゅん君、しゅん君」と声をかけてくれたり遊んだりしてくれることにとても嬉しくなりました。お母さん方からも「よく家でしゅん君のお話をしてるんですよ」と言われ、この幼稚園を選んで良かったなと改めて思いました。そして同じクラスのあるお母さんとお話していたら、思わぬ偶然があって本当にびっくりしました。それはその方が、私と同じ高校の一つ下の学年の女性と大学時代に親友になって、私の出身地にも遊びに行った事があるというお話です。私の出身地が静岡で、彼女達が知り合ったのが京都、そして今私たちが知り合ったのが新潟と、とても不思議な縁を感じ、世間は狭いって本当だな〜としみじみ思いました。

公園遊びと病院で、家に帰ると既にご飯の支度を始めなくてはならない3時半を過ぎていました。何だか今日は疲れたな〜と思い、「焼きそばにしようか」と言うと、しゅんが妙な提案をしてきました。それは「お家でイタリアンを作って」というもの・・・。一度しか食べていないのに、そんなにあのイタリアンが気に入ったのでしょうか?!すっかり新潟っ子になったしゅんの前に、買い置きのミートソースをかけた自家製イタリアンのお皿を「どうぞ」と置くと、ウキウキ〜と食べ始めました。以前だったら考えられない組み合わせのこの料理(?)ですが、意外といけるかもと食べている自分に、ちょっと驚きました。
これは・・・自家製「イタリアン」


5月16日(火) 曇りのち晴れ 「お腹空くね」
今日も良いお天気!日焼け止めをしっかり塗って、ペダルをこぎ出しました。幼稚園に着くと、今日もしゅんはバイバーイと手を振ってさっさと玄関に入っていきました。お子さんを送って来られたお母さん達に「昨日からお世話になっている○○です。よろしくお願いします。」とお話すると、「あ、しゅん君ですね!」と皆さん言って下さって嬉しくなりました。

開館と同時に図書館に入ると、私と同じ様な方が何人もいらっしゃいました。きれいな館内でゆったり本を選び、時々椅子に座って読んでいると、何て贅沢な時間なんだろう〜とうっとりしてしまいました。しゅんの絵本も選びましたが、利用される方が少ないのか、やはり東京では予約がいっぱい入っていた様な絵本がずらりと並んでいます。もちろん絵本の数や種類は少ないですが、それでも読みたい本はちゃんとあって、しゅんも私も大満足です。

お迎えまで時間があったので商店街をぶらりと歩いていると、お魚屋さんが経営しているお総菜屋さんがありました。ピチピチのお魚が並ぶ横に、ずらりと並んだお総菜をたくさんのお客さんが選んでいました。私もお昼に何か買おうかなと思っていると、お店の方が続々とお総菜のお皿を運んできます。一体何が始まるんだろうと見ていると、毎日お昼にお弁当バイキングというものがあることがわかりました。「お待たせ致しました。スタートです。」という声を聞いて、え?と思っていると、私がいた位置はいつの間にかバイキングの先頭になっていて、あれよあれよという間に容器が手に!メインのおかずとご飯(魚沼産の白米か今日の炊き込みご飯)を選ぶと、後は好きなお総菜を容器に入るだけ入れて良いというシステムになっていました。鯖の醤油焼きや煮物など、しゅんが好きそうな物もどっさり入れて、これで630円なんてお買い得と嬉しくなりながら、お迎えに行きました。

家でお昼にすると、しゅんはいつもよりパクパクとよく食べました。そして「幼稚園に行くと、お腹空くね〜」と言っていました。私も自転車を漕ぐとお腹空くね〜などと言いながら、おやつに買ってきたおいしいという噂の大判焼きも半分こして、お腹がいっぱいになったお昼でした。
お弁当バイキングに初挑戦 うわさの大判焼き


5月15日(月) 晴れ 「入園」
今朝は、アラームを設定していた時間の10分前に目が覚めました。障子を開けると真っ青な空が広がる良いお天気で、とても良い気持ち!こんな日が幼稚園生活の始まりになって良かったと思いながら、耳元で「自転車に乗ってママと幼稚園に行こう」と言うと、パチッと目を開けたしゅんが「くくくっ」と笑いながら起きあがりました。昨日の夕方、ギリギリ間に合うように自転車屋さんが届けて下さった自転車に乗ると、ピカピカの幼稚園児が出来上がりです。

風を感じながらの道のりは、時々おしゃべりしながらの楽しいもので、こんな風に通園するのもいいなと思いました。でもここは新潟。雪の時期は自転車に乗ることはもちろんできません。自転車に乗るようになって、ペーパー返上の時期が遅れるんじゃない?と主人に笑われてしまいましたが、やっぱり逃げずに車の練習もしなくてはと思います。雪が降る前に・・・。

幼稚園に到着すると、靴箱に用意されていた自分の場所を見つけ、大喜びで先生と一緒に上靴に履き替えたしゅんは、あっさり「ママ、バイバーイ」と手を振りました。あ、そうね、バイバイね〜と手を振り返した私の方が未練たっぷりという感じでしたが、軽くなった自転車にもう一度乗ると、さぁ今日はどうしましょう?と早速ペダルをこぎ始めました。一人でのんびりお茶をしたり、手紙を書いたり、足を伸ばして市場をブラリと歩いたりしていると、余りの身軽さに背中に羽が生えている様な気がしてきました。市場の新鮮なお野菜や魚には、これから色々買ってみたいな〜とワクワク。気がつくとお迎えの時間が近付いていて、幼稚園に向けてまた自転車をこぎました。

先生と一緒に玄関から出てきたしゅんは、思いっきり遊んだ〜という満足感でいっぱいの表情をしていました。お外でも教室でも、とても元気に楽しそうにしていましたよというお話を伺って、本当に嬉しくなりました。お昼からしゅんがお布団に入った6時半まで、ギュッとつまった仲良しの時間を過ごし、これからの日々も楽しそうだな〜と思いました。どんどんたくましくなっていくしゅんと一緒に、私も自分の時間を楽しんでいきたいと思いました。


5月14日(日) 曇り時々晴れ 「絵本」
昨日から降っていた雨は明け方に上がり、午後は晴れ間も見えてきました。主人が出勤だったのでしゅんと一日過ごしていると、まるで平日の様な気分でした。

先日、図書館で借りた何冊かの絵本の中で、しゅんがダントツ一位で気に入っているのが「ずかん・じどうしゃ」という絵本です。特にストーリーがあるわけではなく、色々な種類の車が並んでいるだけなのですが、どこがこんなにしゅんの心をとらえているんだろうと疑問に思うくらいの気に入りようです。「ぶーぶーじどうしゃ」などの作者である山本忠敬さんの絵本で、車の細かな所まできっちりと描かれているところが子どもには魅力的なのかな?と想像したりもしているのですが、特に車に興味の無い私には、しゅんが「だんぷかー、にもつをおろしているところ・・・くくくっ。おろしているんだよね〜。」と喜んでいるのがとても不思議です。夜、お布団に選んでくる絵本の中にも必ず入っていて、しかもこの絵本は「これはしゅんちゃんが読んであげる」と言って嬉々として読み聞かせしてくれるため、私も段々難しい車の名前を覚えてきました。これから、幼稚園で週に一回絵本の貸出があります。しゅんがどんな絵本を選んで帰ってくるのか、とても楽しみになっています。


5月13日(土) 曇りのち雨 「アスレチック」
どんよりと曇っていると思ったら、午後になって雨が落ちてきました。土曜日の午前中はテレビ番組が随分東京と違う様なので、今日は何となくパチパチと変えて見てみると、見慣れた町などが写ってちょっと面白いなと思いました。

今月のチーズケーキは、浜松のまるたやさんのケーキです。前回のチーズケーキの会の時にもあって、また今回もあるのは、このケーキぐらいでは?と思います。口コミでどんどんケーキが入れ替わる、競争率が激しいケーキの会らしいので、こちらのケーキが残り続けているのは地元の私としては嬉しいところです。今回も、少しずつカットして大事に頂いています。

ドライブしていると、ふと道の向こうに大きなマクドナルドを見つけました。よく見ると、プレイランドと書いてあります。どうやら1階から2階まで吹き抜けのスペースがあり、そこに大きなアスレチックの遊具が用意されているようです。すかさず見つけたしゅんも遊びたいと言うので、早速入ってみることにしました。お昼ご飯もそこそこに、遊びたくて仕方ないしゅんはそわそわ・・・。それでも何とか我慢させ、ようやくプレイランドに入ると裸足になって階段を上り始めました。でも対象年齢が3歳から12歳なので、しゅんにはちょっと段差が大きくて、体全体を使って何とか上ることができるという感じです。
一段上っては「う〜ん」と言いながら立ち止まり、他のお子さんが飛び回っているのをじっと眺め、独り言の様にぶつぶつと何か言っています。かなりの時間が経ってもじっとしているので、もう下りておいでと言った方がいいかなと思って行ってみると、やっぱり上りたい様で必死に一段ずつ上っていきました。ようやく最後の階段を上り終えると、2階にある筒の様なアスレチックを、まるでハムスターの様に動き回り、大喜びしていました。帰りたがらないかもしれないねと私たちが言っていると、2回通り遊んだしゅんが「もう2回したから帰るよ」と言って下りてきました。下からアスレチックを見上げて、「しゅんちゃん、上れたんだよ。あそこをすーって行って、すーって歩いて、ゆさゆさってして、滑り台もしたよ〜。」と本当に嬉しそうに言うのを聞きながら、ちゃんと自分で上れて良かったねと思いました。

帰りはお魚がおいしいスーパーに立ち寄りました。こちら新潟では、佐渡で漁が行われる甘エビも、南蛮海老と呼ばれてかなりお買い得なお値段であちこちに並んでいます。今日はイナダ1尾をお刺身用におろして頂いた物、それから南蛮海老をどっさりとネギトロを乗せ、ちょっと豪華なちらし寿司にしました。引っ越してきてから、すっかり南蛮海老のファンになったしゅんも、黙々と食べていました。
今月のチーズケーキ「まるたや」のチーズケーキ マクドナルドでアスレチックに挑戦 海鮮丼 ボリューム満点!


5月12日(金) 晴れ 「運転手さん」
今日は朝から爽やかなお天気でした。週末はお天気が崩れる様なので、お布団のカバーなど、大物の洗濯をしました。干していると、しゅんがベランダに出てきました。そしてイソイソとお手伝い。「さ、できたわよ」と言うので見てみると、掛け布団カバーにずらりと並ぶ洗濯ばさみ!よ〜く見ると、大きな洗濯ばさみ、小さな洗濯ばさみときれいに並んでいます。折角なのでこのまま乾かすことにしました。

前から気になっていたおにぎりのお店に、お昼用のおにぎりを買いに行ってみました。私たちがお店にいる間にも、次々とお客さんがやってきて、かなりの人気だということがわかります。多くの種類が売り切れていましたが、ふと見るとケースに「無い物もすぐにお作りします」という貼り紙がありました。そこで私もすじこを作って頂いて、後は五目、きんぴら、紅鮭を選びました。家に帰って早速食べてみると、ふっくらしたご飯とたっぷり入った具がおいしい〜。他の種類も食べてみたいなと思いましたが、こちらも米どころならではのお店でしょうか。

ところで昨日から、しゅんが面白い事を始めました。それは「タクシーの運転手さん」になりきることです。リビングのソファがタクシーに早変わりし、私を座席に座らせて運転するのです。「ここ、右ですか?まっすぐですか?」と聞いたり、「到着しました。お金を入れて下さい。」と何か入れ物を差し出したりと、なかなかそれらしくて笑ってしまいます。でもその行き先、ほとんどが「おトイレ」なのです。そう、トイレに行きたくなると「ママ、タクシーに乗って下さいよ。乗って、乗って、乗って〜。」と必死な声で言うので、私も慌ててソファに移動します。焦っているはずのしゅんは、そこから結構長い運転をするため、座席の私はハラハラです(笑)。無事おトイレに到着すると、タクシーを降りて2人ともダッシュでトイレに向かいます。そしてしゅんをトイレに座らせると、思わず「ふ〜。運転手さん、間に合いましたね〜。」という言葉が出てきます。「タクシーの運転手さんのママ」(長いけど、私のことです)は、ドキドキしながら運転手さんに呼ばれるのを待っています。
おにぎりを買いに行きました おいしい〜 しゅんのお手伝い 洗濯ばさみ、何個?


5月11日(木) 雨のち曇り 「プレゼント」
今朝は強い雨が降っていて、気温も下がりました。雨はお昼前に止みましたが、風が強くて肌寒い一日でした。

お昼前、待ちに待っていた荷物が届きました。それはこちらのレールセット!しゅんが電車や線路に興味を持ち始めた頃から、いつかは買ってあげたいと思いながらずっと迷っていました。木のレールにするかプラスチックのレールにするか、買うとしたらどのセットにするか・・・。でも一回買ったら、際限ない世界に足を踏み入れてしまうのでは?などなど、しゅんのお祝い事がある度にああでもないこうでもないと悩み、結局もう少し様子をみようか(何の様子?!)と言って買わないままになっていました。でもここ数ヶ月、どこへ行っても線路を見ると飛びついて遊び始め、本当に楽しそうにしてるしゅんを見て、やっぱり買いたいなと思うようになりました。3歳の誕生日プレゼントやクリスマスプレゼントも買っていなかったし、今度幼稚園に入ることだし、みんな合わせて私たちからのプレゼントにしよう〜と、先日ネットショップでクリックし、こちらの「木製レール基本セット・ステーション」という商品を買いました。このセット、手動ですが「エレベーター付きプラットホーム」がついているのです。

さて、お昼ご飯も済ませて段ボールを開け、ガムテープなどのゴミを別の部屋に捨てに行ってもらっている間に、商品の箱を部屋に出して帰ってくるのを待ちました。戻ってきてひと目見たしゅんは、「ひゃっ」と声にならない声を出したかと思うと、すかさず大きな箱を抱きしめて「わーこれ!これで遊びましょうよ〜」と言いました。早速和室でレールを組み立てると、それから数時間、電車になったりお客さんになったり、車掌さんになったりしながら楽しそうに遊び続けていました。本物のエレベーターはまだ苦手なしゅんですが、駅のエレベーターはすっかり気に入って、お客さんだけでなく電車まで運んでご満悦でした。
とうとうやってきたレールセット! 夢中です


5月10日(水) 晴れのち雨 「オーブンレンジ」
今日は、まるで夏のような暑さでした。まだ5月だというのに、30度まで上がるなんて!こちらは季節が一ヶ月くらい遅いのではと思って油断していましたが、早く夏の洋服を出さなくてはいけないなと思いました。

主人が家にいたので、2人にはお留守番をしてもらって本町市場に出かけました。買い物を済ませぶらぶらと歩いていると、通りに並んでいる露店がとても気になりました。畑から採ってきたばかり?と思う様な新鮮そうなお野菜がたくさん並んでいて、見たことのない物も色々ありました。どのお店も、おしゃべりしながら買い物をするお客さんで賑わっていました。新潟にも、郊外の大きなショッピングセンターはいくつもありますが、市場通りのこうしたお店もちゃんと根付いているところがとてもいいなと思いました。私もこれから少し時間ができたら、お店のおばあさんに調理方法を教わりながら、知らなかった野菜にも挑戦してみたいです。そう思いながら、今日はあるお店に並んでいた「自家製笹団子」に心ひかれ、お土産に買いました。モチモチしたお餅がとてもおいしい笹団子でした。

ところで何かと物いりな春を過ごしている我が家ですが、先日また大きな買い物をしました。それはオーブンレンジです。前回買ったのは、就職で一人暮らしを始める時だったので、一体何年前?という訳で、今回パンフレットを見たりネットで調べたりして、格段に進歩したオーブンレンジの機能に驚きました。こんなにたくさんの機能、使いこなせるのだろうかと思いつつ、新しい物を試すのは大好きなので、説明書とにらめっこの毎日です。
「スチーム」機能がついているのも今のオーブンレンジの特徴なのですが、それはまずお手軽にご飯の温めで試してみました。残業があるので、主人は私たちより数時間遅くご飯を食べます。その時のご飯は、私たちが食べる時に炊いて冷凍した物を温めていました。お鍋で炊いたご飯なので、保温という手段がないためです。でも、スチームを使って温めると、炊きたての様にふっくらするという謳い文句だったので、炊いたご飯をお茶碗によそって常温に置き、それを「スチーム温め」をしてみました。キュー、プシューと聞こえてくる音にドキドキしながらレンジを開けると、確かにふっくらとした様なご飯が出来上がりました。主人にもなかなか好評で、これからは活躍してくれそうな機能です。そして今日は、オーブン機能を確かめるべく、キノコとブロッコリーのキッシュを焼きました。出来上がりはいつも通りのおいしさで、これからあれこれ焼くのが楽しみになってきました。そうそう、このオーブンレンジ、操作音がよくある「ピーピー」ではなくメロディーなのです。ちょっと近未来的なクッキングをしているようで、聞く度に笑ってしまいます。
キッシュを焼きました キノコがぎっしり


5月9日(火) 晴れ 「お裁縫仲間」
昨日の霧は夜中まで続き、窓から街灯を見ると細かな霧が動いているのがはっきりとわかりました。でも今朝はすっきりとした青空が広がり、とても気持ちの良い一日になりました。お薬の影響か、昨日の夕方ご飯も食べずに寝たしゅんは、5時半に朝がやってきた様で「お腹空いたよ。ママ、パンを食べましょうよ。」と起きてしまいました。まだ眠いのにな〜と最初は目がしょぼしょぼしていた私ですが、朝日を浴びると目もパッチリと覚めました。

まだ鼻水は残っているもののパワーが有り余っているしゅんを連れ、どうしても入園までに必要な手続きがあったため、街の(!)銀行に行きました。数字が好きなしゅんは、待ち人数を表示するあの機械が大好きです。あの機械だけでなく、それぞれの窓口に次々と数字が表示される銀行などは魅力いっぱいのスポットで、椅子にも座らず機械が見える場所にジーッと佇んでいます。ファミレスなどに入っても、最近はテーブル番号が表示される機械が天井付近に設置されていることが多いので、席に着くなりそれをキョロキョロと探しています。その機械さえあれば、食べ終わってもジーッと見つめていてくれるので助かるのですが、無いお店では「ねぇねぇ、ママ。このテーブルは何番なの?ねぇ、何番?何番なの〜?」と延々と続くため、食べながら答える私は大忙しです。

家に帰るとミシンを取り出し、最後の大物、通園バッグに取りかかりました。私の右横に自分の椅子を移動させ、助手もスタンバイOKです。布をミシンに近づける度に、「今度は返し縫い?スタートストップボタンで待っていればいいの?」と縫う工程を確かめるしゅんと、「次は返し縫いで始めて、最後はストップボタンよ」と答える私。作業をする場所も狭くなるし、自分一人でやった方が遙かに早い作業もあるのですが、こういうのもちょっと面白いなと思います。でもしゅんがいたずらを始めると、「き〜っ、やめなさ〜い(私)」「やめない方が楽しいんだもの〜(しゅん)」といつもの通り騒がしくなってしまう私たちです。
通園バッグ 完成〜


5月8日(月) 曇り 「鼻風邪」
今日の新潟は、濃い霧が出ていました。昼間からもや〜っと白く霞んでいたのですが、夕方になると窓の外は真っ白で、どこか山の中にいるように感じました。

鼻水が出ているしゅんですが、熱も37度とほとんど平熱で、元気いっぱいです。昨日から鼻をかむことができるようになって、「パパみたいだよ」と得意気にしていますが、もうすぐ幼稚園も始まるので、念のため小児科に行くことにしました。初めての病院に行く時は、どんなお医者様かなと緊張してしまいますが、Mちゃんや社宅のKさんもよくお子さんを連れて行くという病院は、先生も優しい方でほっとしました。東京のW先生が大好きだったしゅんも、すぐに笑顔になってお腹や背中を出して褒められていました。診察の結果は、軽い風邪だということでお薬を頂きました。早くすっきりと良くなって、元気いっぱいで登園して欲しいものだと思います。


5月7日(日) 雨 「GW終了」
昼間はもう暖かいのですが、朝晩はまだ冷え込みます。お布団を掛けていなかったしゅんが、鼻水を出して起きてきました。少しだけ体が熱い時もあるようなので、今日は家でのんびり過ごすことにしました。

こちらに来てから、あちこちで笹団子を見かけます。スーパーでも普通に置かれているのを見ると、ここは新潟なんだなぁと実感します。今年はまだ柏餅も食べていなかったので、どちらにしようかと迷いましたが、折角だから笹団子を選んでみました。笹の葉の包みを開けると、手の平に乗る程の小振りのお団子が出てきます。笹の香りがお餅に移って、良い香り!パクパクと3口くらいで頂くことができて、とてもおいしいお団子です。色々なお店の物があるようなので、これから時々買って食べ比べてみようかと思います。

午後はミシンを出して入園準備の続きをしました。タッタカタッタカとミシンを動かして、先日しゅんが選んだ緑の水玉模様の布でスモックが完成しました。昨日から、何故か「カエルちゃん」になりきっているしゅんは、「カエルちゃんだから緑のスモックだね」と大喜びです。これを着て、どんな工作やお料理をするのかな?しゅんの話を聞くのが今から楽しみです。

ちょっと繁華街までお出かけしていた主人が、北海道展でお土産のお弁当を買ってきてくれました。何とも贅沢なお弁当で、楽しいゴールデンウィークの締めくくりとなりました。
笹団子 こんな感じ 良い香りでおいしい〜 スモックが完成したよ
北海道展で買ったお弁当で夜ご飯 う〜ん。豪華!


5月6日(土) 晴れ 「弥彦山」
目を覚ますと、窓の外の新緑がとてもきれいでした。今日も良いお天気になりそうだとほっとしながら、朝のお風呂に入りました。

チェックアウトを済ませると、再び弥彦神社に向かいました。拝殿の横から出ているというロープウェイまでのバスに乗るためです。朝早い時間でしたが、もう神社は参拝の人が大勢いて、外国からのツアー客の皆さんもいるようでした。この神社が日程に組み込まれているのは、一体どんなツアーなんだろうと興味がわきました。

ロープウェイ乗り場に到着すると、満開の八重桜が出迎えてくれました。弥彦山の緑と桜の濃いピンクがとてもきれいで、うっとりと見とれてしまいます。ロープウェイに乗ると、5分ほどで山頂に到着するのですが、眼下に広がる景色は今まで見たことがないものでした。これぞ米どころ新潟ということを実感する、越後平野が広がっているのです。どこまでも続く水田が本当に見事で、こういう所でおいしいお米が作られているんだなぁと感動しました。

山頂からは、日本海も眺められます。すっきりと晴れていると佐渡島も見える様ですが、今日は少しもやがかかっていて見ることが出来ませんでした。素晴らしい景色を楽しんでいる私たちの横で、そわそわし始めたしゅんが見ていた先は、何故か山頂にある小さな遊園地!何故こんな所に・・・?と思う様な、デパートの屋上の様な広場が用意されているのです。見てしまったら乗りたくなるのは当然よねということで、新幹線、車、コーヒーカップとミニ遊園地を満喫し、山麓駅に戻りました。

GWが嘘の様に空いている道を走り、あっという間に新潟市内に戻って一泊旅行が終了しました。こんな風に近場への旅行で遠出気分を味わうことができるのも、温泉が多い新潟ならではの楽しみだよねと言いながら、普通の週末の様な夜を過ごしました。
緑が鮮やかなお部屋からの眺め 参道で遊ぶしゅん
弥彦山ロープウェイ 日本海が見えます 向こうに佐渡があるはず 何故か新幹線に
越後平野 水田が見えます 八重桜が満開でした


5月5日(金) 晴れ 「弥彦温泉」
「今日はどこへお出かけするの〜?」と大騒ぎのしゅんと車に乗り、一泊旅行に出発です。目的地は新潟市内から1時間かからない程の弥彦温泉です。折角なので、少しだけ足を伸ばして、お魚で有名な寺泊でお昼ご飯を食べることにして、日本海沿いの道を走りました。

少し走ると窓から見える景色は一変し、深い青の日本海とごつごつした岩といった絶景があちこちで見られ、かなりの遠出をしている気分になってきました。が、時計を見ると家を出発してから30分も経っていません。う〜ん、不思議。
寺泊が近付いてくると、さすがに道路も混み始めましたが、無事お昼過ぎには広大な駐車場に到着し、早速「魚のアメ横」と呼ばれる通りを歩き出しました。ずらりと並ぶお魚やカニに「おいしそう〜」と思わず声が出てしまいます。そして店先からは、これまたずらりと並んだ早焼きの良い香りが漂ってきて、お腹が猛烈に空いてきました。まずはイカとだったらばという大きなカニかまを買って、歩道でパクリ。焼いてある物が並べられていて、購入すると後ろにある網で炙ってタレなどをつけてくれるので、熱々が食べられます。最初はお店の2階にあるレストランで昼食をと思っていたのですが、浜焼きがすっかり気に入った私は次から次へとあちこちのお店で購入し、すっかり満腹になりました。中でも感激のおいしさだったのは、ふっくらと膨らんで卵もいっぱい入っていた鮎と、ハチメと呼ばれる赤魚の塩焼きです。お魚大好きのしゅんも、目の色を変えて食べ続けていました。

お腹も膨らんだところで車に戻り、弥彦温泉に向かいました。水田が広がるのどかな道を走ると、神社の参道に旅館が建ち並ぶ良い雰囲気の温泉街に到着しました。私たちも夕方のお散歩がてら神社に参拝をして、お土産物屋さんで買ったお饅頭でお茶をすると、温泉に来たんだ〜という気分になりました。
でも温泉に来たらお風呂に入らなきゃというわけで、夕食前に一風呂浴びることにしました。大きなお風呂に大喜びのしゅんは、立っても肩の下までくる深めのお風呂の中を、ぐるぐると歩き出しました。私としゅんの貸し切り状態だったお風呂で、私の方がのぼせてしまいそうになるほどゆっくりお風呂を堪能し、本日最後のお楽しみ、夜ご飯を待ちました。

極々普通の温泉旅館だったのですが、当然の様にで〜んとやってきたカニに、やっぱりここは新潟なんだわと妙に感心し、後は無口になって食べ続けました。カニ、お刺身、海老しんじょ・・・とおいしいお料理の数々でお腹がいっぱいになると、後はお布団にゴロリ。でもしゅんが寝静まった後は、もう一つお楽しみが残っているんだったわと思い出し、参道の酒屋さんで買い求めた日本酒を取り出しました。ほんの一口だけ飲んだ主人がお茶とおつまみでくつろいでいる横で、「全部飲む自信ないな〜」と言っていた私ですが、お饅頭、お酒、お煎餅、お酒、お酒、お酒・・・といつの間にか小さな瓶を開けてしまいました。新潟ばんざ〜い、これからおいしい日本酒を研究した〜いと盛り上がる私を、ちょっと呆れた目で見ている主人でした。
寺泊 ずらりと並んだ浜焼き まずはイカとだったらば でで〜ん カニ、カニ、カニ〜
鮎の塩焼き おいしい!卵もたっぷり ハチメ 程よく脂がのっています 弥彦神社へ
温泉饅頭とゆべしで一休み お部屋で夜ご飯 もちろんカニ!


5月4日(木) 晴れ 「おしゃべりしゅん」
今日も暖かな良いお天気で、お布団をふっくらと干すことができました。晴れていてもまだ空気が冷たいことがあったり、朝晩は冷え込んだりすることがあったりするので、冬の新潟を経験していない私たちですが、今日の様な日は「春が来たんだ〜」と嬉しくなってしまいます。きっと来年の今頃は、もっとそれを実感していることと思います。

連休の2日目は、のんびりゆっくりと過ごしました。入園前のしゅんは、まだ平日と休日がよくわかっていないのですが、漠然と主人が会社に行く日とそうでない日があることはわかっているようです。そして今週は、主人がずっと一緒にいるのでとても喜んでいるのがわかります。喜びすぎてハイテンションになり、起きている間はおしゃべりが止まりません。私たちが少々疲れを感じる程のおしゃべりぶりなのですが、しゅんが寝て静まりかえった夜、テレビを観ていた私に主人が「しゅんもこのドラマに出してもらったらいいんじゃない?登場人物みたいに、いつもべらべらべらべらしゃべってるから。」と言うので笑ってしまいました。でもしゅんのおしゃべりしている内容って、ほとんど中身がないから大幅にカットされてしまいそうです。

しゅんの入園が近付いてきて、色々としなければならない準備に追われ、嬉しい悲鳴です。今日は子ども服が安いという噂のお店に行って、お着替え用のパンツやTシャツを買い込みました。洋服を選びながら、幼稚園では、お庭で泥んこになって遊んだり、工作の時間には絵の具を使って自由にお絵かきしたり、洋服のことなんて気にしないで、思いっきり楽しく遊んでくれるといいなと思いました。


5月3日(水) 晴れ 「朱鷺メッセ」
今日から我が家のGWが始まりました。朝起きると、真っ青な空が広がっていて良い気持ちです。昨日までの寒さが嘘の様に、過ごしやすい一日でした。

今日はバスに乗って、新潟のウォーターフロント、朱鷺メッセに行きました。バスは佐渡航路乗り場行きなので、大きな荷物を持ったお客さんで大混雑していました。バスを降りると、まずはランチ・・・とホテル日航新潟のセリーナというレストランに向かいました。こちらでは、GWのイベントとしてサンクスブッフェが行われています。早速お料理を見に行くと、ちょっと珍しい物が目に入りました。それは小さな串揚げです。サクサクした串揚げは予想通りしゅんに大好評で、「これはかぼちゃ」「これはお魚」と喜んで食べていました。私は、何種類も用意されていたサラダが特に気に入って、少しずつお皿に乗せては、これは何と何でできているんだろう?とジーッと見つめながら堪能しました。

お腹がいっぱいになったところで、展望室に行ってみました。専用のエレベーターに乗ると、あっという間に31階の展望室に到着します。今日の様なお天気の日は、新潟の街やすぐ近くにある日本海が本当にきれいに見えました。もっと空気が澄んでいたら、佐渡もくっきり見えるのかな?と思いながら、社宅はどの辺かな、幼稚園や会社はあの辺かな・・・と眼下に広がる景色を眺めました。ちなみにこちらの展望室、こんなに良い眺めなのに無料なのです。朱鷺メッセでは色々なイベントが開催されていると思うのですが、例えば出張で行かれた場合なども、ぜひ立ち寄って頂きたいお薦めスポットだと思いました。

朱鷺メッセのすぐ横は、芝生の広場になっています。親子連れがシートを敷いてお弁当を食べたり、お散歩をしたりしています。しゅんも解き放たれた小犬の様に駆けだしていきました。そして戻ってきたかと思うと、「3人で待て待て〜をしましょうよ」と誘ってきました(笑)。少々周りの目が気になりながらも、「待て待て〜」と追いかけっこをして、とても楽しい気分になりました。
信濃川沿いの道は、新潟市民の憩いの場になっているそうです。ずらりと並んだソメイヨシノはもう葉桜になっていますが、今は八重桜がきれいに咲いていました。しゅんも気持ちが良かったのか、いつもよりずっと長い距離を歩いていました。
お散歩ついでに初めて入る図書館にも行ってみると、東京でずっと借りたいと思っていた絵本が見つかりました。連休初日は、色々な事をのんびりと楽しめた一日でした。
串揚げが大ヒット 久々のティラミスがおいしい〜 朱鷺メッセの展望室からの眺め 海が近い!
広場で走る走る 橋からの眺め 川沿いの道をのんびり


5月2日(火) 曇りのち雨 「柿の種」
昨日暑かった地域でも今日はぐっと気温が下がったそうですが、こちらは変わらず寒い程の一日でした。
あれこれ用事を済ませて来ようとお出かけをする準備をしていると、一人でお菓子の入った戸棚をジーッと見つめていたらしいしゅんが、先日ふるさと村で買った柿の種の小袋を2つ持ってやってきました。「ママ、おやつを見つけたよ。3時になったから食べましょう。」と言うしゅんに、「まだ10時半です・・・。」と言うと、しばらく迷った後「ママ、ふるさと村に行って、また柿の種を食べましょうね。」と言って自分のリュックに詰めました。

今日の私の一番の目的は、しゅんの幼稚園グッズのための布を買うことです。転勤の内々示が出てすぐ新潟について色々調べ始め、ホビーラホビーレの支店がこちらにもあることを知った時は、何だかほっとしました。他にも大事なことはたくさんあるはずなのに、こんな小さな事でほっとするなんておかしいなと思いましたが、案外こんなことで、引っ越してもきっと大丈夫と思えたりするものなのかもしれないなと思います。
お店に入ると、しゅんがかわいらしい水玉の布を選んでくれて、すぐに買い物は終わりました。ともかく早く用事を済ませたいという様子のしゅんは、何を急いでいるのかと思ったら、リュックの中が気になっていたのでした。手をつないで屋上のガーデン広場に到着すると、テーブルにつくなりいそいそとリュックから例の小袋を取り出し、私に「はい、どうぞ」と手渡しました。

風がピューピュー吹いて、ひとっこ一人いない(警備員さんお一人はいらっしゃったけれど)屋上広場で、遠くに日本海の白い波を眺めながら、柿の種を食べる私たち。自分でもその姿がおかしくて思わず笑ってしまうと、つられてしゅんも笑い出しました。ブルブル震えながら柿の種を食べ終えると、警備員さんに手を振って屋上を後にしましたが、ちょっとおかしくて楽しいおやつの時間でした。


5月1日(月) 雨 「つまってる」
5月の始まりの今日、各地で真夏日になったそうです。30度を超えた地域も多かった様ですが、こちら新潟は朝から強い雨が降って、肌寒い一日でした。パンツ一枚で水遊びをするお子さんやビアガーデンでおいしそうにビールを飲む人たちのニュースを見て、不思議な気分になりました。

ずっと欲しいと思っていたミシンを、とうとう昨日買いました。今度の幼稚園もお母さんのお裁縫頻度が高いと聞いて、この機会に思い切って買おうと決め、今の私のニーズにぴったり合っていそうな割とお手軽なミシンを選びました。昨日からそのミシンが気になっていたしゅんは、朝から「ミシンしましょうよ〜」と大騒ぎです。「ミシンは危ないから、まだしないのよ」と答えていましたが、どうにもおさまらないので、言い聞かせながらだったら大丈夫だろうと一緒に作業してみることにしました。

多分、学生時代に洋服を作って以来だったので、下糸を準備する段階からドキドキでしたが、説明書通りに糸とボビンをセットしてスタートボタンを押すと、軽快な音と共に下糸が完成です。クルクルと回るボビンに大喜びのしゅんと顔を見合わせてにっこり。何か縫いたいとうずうずしているしゅんが余りにも騒ぐので、折角だから幼稚園で使うお着替えバッグを縫ってしまおうと思い立ちました。ずっと前に買ってあったキルティングを適当な大きさにカットし、まずはダダーッと端の処理。そしてあっという間に大きな巾着が完成しました。しゅんは「スタート・ストップ」ボタンと「返し縫い」ボタンを押す係りを担当すると言うため、「行くよ、行くよ。もうちょっとしたら返し縫いね。」「はいっ、ストップ〜」などと大騒ぎしながらの作業となりましたが、こんな風に助手みたいに動いてくれるなんて、何だか面白いと笑ってしまいました。
しかし、しゅんはこんな作業を手伝っていても面白くないのでは?と思い、「しゅんちゃん、つまらないんじゃないの?何かビデオ見ようか?」と聞くと、「しゅん、つまってる。つまってるんだよ〜。ミシンって楽しいね〜。」とひと言。「つまらない」の反対は「つまってる」んだと再び笑ってしまいました。

それにしても、家電製品の進歩はどの分野でもめざましいんだわ〜と今日も改めて思いました。ミシンもとても使いやすくて、これから気軽に色々な物が作れそうだと楽しみになりました。


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