2006年7月

                                                  過去の日記 2006/06


7月31日(月) 晴れ 「水やり器」
今日で7月も終わりです。子どもの頃は、7月が終わると夏休みも中盤に入る様な気がしてちょっと焦りました。大人になってから迎えたこの日は、夏休みも案外早く過ぎていってしまうものだな、もっと色々しゅんと楽しんで過ごしたいなという気持ちです。

用事を済ませると、しゅんとショッピングセンターに行きました。帰省や旅行で家を空ける予定があるため、ベランダの鉢植えにどうやって水やりをしようかということが最近の悩みです。ホームセンターだったら何か良い物があるのではと、見てみることにしました。すると、ありました。その名も「自動水やり器」。そのままの名前ですが、乾電池4個で動き、最大10個の鉢まで毎日一定量の水やりができるという物です。管を取り付けたり水やり口をはめたりして、我が家のベランダ用に水やり器を設定しテストボタンを押すと、チョロチョロチョロと水が出てきました。早速見つけたしゅんが黙っているはずはなく、何度もテストボタンを押しては、「ママ、見て〜。ミニトマトちゃんが、お水がおいしいよ。お水をくれてありがとうって言ってるよ〜。」と大騒ぎでしたが、これで一応留守中のミニトマトとシクラメンは心配なさそうです。後は、暑さが予想以上でありませんようにと祈るばかりです。

ところでこちらのショッピングセンターやスーパーでは、あちこちでキャラクルカートという車の形になったカートを見かけます。車好きのしゅんはもちろんそのカートが大好きです。普通のカートよりも大きいので動かすのはちょっと大変なのですが、これに乗せれば買い物が終わるまで親子共々平和に過ごすことができるので、いつも乗せて買い物をしています。ハンドルを右に切ったり左に切ったり、「ピーピー」とバックをしたり、本当に運転している気分になっているしゅんを見ながら、私も楽しく買い物をします。今日、「あ、ママ、今ね、ちょっと前に出過ぎちゃったので後ろに下がっているのよ。ピー、ピー。」と後ずさりされて、赤面しました。実は先日、交差点に入りかけたものの、道路が予想以上に混んでいて信号が黄色になってしまったため、後ろを確認しながら少しバックしたことがあったのです。しゅんがカートを運転する様子を見ると、私の運転技術がばれてしまいます。


7月30日(日) 晴れ 「夏祭り」
梅雨明けした今日、社宅のベランダには一斉にお布団が並びました。まだそれ程暑さもなく、空気もカラッとしていて風があるため、家の中にいるとひんやりとして良い気持ちです。

先日、幼稚園で夏祭りがありました。ぜひ浴衣や甚平さんを着て集まりましょうということでしたので、しゅんも甚平さんを着て行きました。園に着くと、先生方が素敵な浴衣姿で迎えて下さいました。しゅんは、いつもと違う先生のお姿に、少々照れ気味!そして女の子達のかわいらしい浴衣姿にもうっとりしていました。男の子のお母さん達は、「女の子は、こういう楽しみがあってうらやましいわ〜」と言いながら、きれいにアップした髪やかわいい浴衣を見ていました。でも、男の子の甚平さんもそれぞれにかわいくて、こうして着る物がちょっと違うだけで、随分夏らしさが出るものだなと思いました。

ところでそのお祭りでは、持ち寄りのお料理で夜ご飯を食べたのですが、皆さん力作揃いで驚きました。年少さんのお母さん達は、例年の様子がわからないため、今年は様子見で・・・と話していました。あれこれ考えた挙げ句、私が持っていったのは「とうもろこし」と「ぶどう」です。これってお料理・・・?でも、最後には容器も空になっていて、皆さんに食べてもらえたんだと嬉しくなりました。来年は、もうちょっとお料理らしい物を持っていくことができるかな。


7月29日(土) 晴れ 「桃」
窓を開けると、今までとは違う夏の空になっていました。青空にもくもくとした入道雲、これから本格的な夏が来るんだと実感しました。

午前中、近くのショッピングセンターに買い物に行くと、果物売り場に新潟産の桃が並んでいました。園でもお料理教室でも、皆さんから「新潟の夏は、枝豆と桃がおいしいよ」と聞いていたので、ずっと新潟産が登場する日を楽しみにしていました。今年は長雨の影響で駄目になってしまった桃も多く、農家の方々がとても困っているという記事を新聞でも読んでいたので心配でした。でもやっと登場したちょっと色白のきれいな桃は、水分がたっぷりで程よい甘さがあり、とてもおいしいと思いました。この頃、「新潟産」の物を手に取ることが多い私ですが、きっといつかこの地を離れても、見かけるたびに「新潟産」に手が伸びるんだろうなと思いました。

「お出かけしたい」とリュックまで背負って張りきっているしゅんを連れ、午後は本屋さんに出かけました。しゅんが絵本コーナーで見本の絵本を楽しんでいる間に、何冊か選びたい物があったのです。それは、帰省の時に新幹線で取り出す絵本です。今回、静岡まではかなりの長旅になるので、旅の「アイテム」もいつも以上に用意しておかなくてはなりません。今日はシールブックを2冊と、おけいこ帳というしゅんが好きそうなワークブックを買ってみました。後は食事とお茶、おやつを用意して新幹線に挑もうと思っていますが、どこまでしゅんが楽しく大人しく過ごしてくれるかドキドキです。せめて神奈川、いや、静岡県に入るまで大人しくしてくれたら・・・?!本当は神奈川辺りでお昼寝してくれるのが一番楽なのですが、どうなることやらです。

ところでここ数ヶ月、しゅんはお布団に入って部屋の電気を消すと、私に「今日のお話をして」と言って抱きついてきます。朝からの出来事を次々と話していくと、時々「○○もしたね」と横からしゅんの声が聞こえてきます。「お布団に入りました」で「おしまい」と2人で言い、後は好きな格好で眠ります。すぐにスーッと寝息が聞こえてくることもあれば、しばらくごろんごろんと寝返りを打って、何とか寝付こうと頑張っている気配がすることもあります。暗闇の中、何かをつぶやいていることもあって、寝ているふりをしている私はこっそり笑ってしまうのですが、先日は思わず声を出して笑ってしまいました。聞こえてきた言葉は「あなたも私もバンバンジー」。最近、どこで覚えたのか、「バンバンジー」という言葉が気に入っていて、「○○したら、バンバンジー」と歌っていることがあるのですが、真っ暗な中で聞こえてきたこの言葉は、何ともおかしくて堪えることができませんでした。


7月28日(金) 雨時々曇り 「オーブンDAY」
朝ご飯用のパンがなかったので、今日は久しぶりにマフィンを焼きました。ハンドミキサーを回していると、早速しゅんが手伝いに来ました。でも以前と違って、危ない〜とヒヤッとする場面はほとんど無く、手を添えて一緒にミキサーを持ったり、ボウルを両手で押さえたり、随分本当の助手らしくなってきました。そして出来上がったのは、こちらのマフィン。新しいオーブンにして初めて作ったので、時間の加減がわからなくて、ちょっと色白のマフィンになってしまいました。でも出来たてはふんわりして、ゴロゴロ入ったくるみとレーズンもおいしかったです。

雨の一日、何をして過ごそうかと思っていたら、園のお友達Sさんからお電話があり、遊びに来て下さる事になりました。お昼は家にあるものでということになり、これまた久しぶりにパンを焼きました。しまじろう好きの2人のお子ちゃま達のために、久々にしまじろうも登場です。出来上がったパンはこの通り、こちらは焼き時間が長すぎて、ちょっと色黒のしまじろうになってしまいました。オーブンのコツをつかむのは、なかなか難しそうです。
ところで今日のパンの中身は、とろけるチーズとじゃがいも、コーンマヨネーズ、りんごジャムの3種類、本当に家にあったものばかり!でも、じゃがいもとチーズの組み合わせが意外と好評で嬉しかったです。

Sさんの娘さんMちゃんとしゅんは、電車、おままごと、キーボードと次々おもちゃを取り出しては、楽しそうに遊んでいました。いつの間にか、こんな風に子ども同士で遊ぶことが出来るようになったんだなと思いながら見ていると、「Mちゃん、これはね、こうやって遊ぶんだよ。やってごらん、Mちゃん。」と、ちょっとお兄ちゃんっぽくMちゃんに遊び方を教えてあげる場面が何度もありました。きっと幼稚園で、こうしてお兄ちゃんやお姉ちゃんに教えてもらっているんだろうなと思いました。
色白マフィン 色黒パン


7月27日(木) 晴れ 「海日和」
出かける準備をしていると、しゅんがどこかに行ってしまいました。納戸をのぞくと、箱にすっぽり収まって本を読んでいるしゅんを発見しました。お友達のサイトで「箱男」君達のかわいいお写真を拝見し、こんな頃もあったな〜と懐かしく思っていたのですが、3歳7ヶ月になっても「箱男」は健在だったようです。

今日もお着替えや水筒を持って、海へGO!先週よりも暑くなり、随分海水浴客も増えて、夏の海辺らしくなっていました。しゅんも早速裸足になって流れ着いた棒を持ち、波打ち際にお絵かきを始めました。ザザーッと打ち寄せる波に絵が消されると、とても不思議そうな顔をしています。もう一度書いて波を待ち、またザザーッと消されるのを見てニッコリし、「海って消しゴムなの?」とひとこと。面白い事を考えるなと思いながら、何度も何度も一緒に波を待ちました。

水着を着たお友達やお姉さん達が海に入って浮かんでいるのを見ると、しゅんも入りたいと言い出しました。お着替えも2セットあって安心なので、もう少し深くまで入って大丈夫だよと手をつないで海に近付きました。今日は沖で風が強かったのか、時折強い波がザッバーンと打ち寄せると、ズボンをびしょぬれにしながらクククッと嬉しそうに笑います。その横で、私も裾をまくったズボンをびしょぬれにしながらニッコリ。でも私の着替えはないんだったということにふと気付きました。ジリジリと照りつける太陽に乾かしてもらおうと、今度は砂浜でお山を作って遊びました。

お友達がみんな帰っても、「まだ遊びたい。みんな、バイバーイ。」と元気に手を振るしゅんにつき合ってしばらく2人で遊んでいると、どんどん海水浴客が増えて夏のビーチらしくなっていきました。私たちは浜茶屋の2階でゆっくりお茶をして、楽しかったねと言いながら家に戻りました。
ところで今日、しゅんは初めて海の水がしょっぱいということを知りました。海で遊びながら、「お手手をちょっとなめてごらん」と言ったら、ペロッとなめて「わー、しょっぱい」とびっくり!「腕もしょっぱいか確認する」「足もしょっぱいか確認する」・・・と確認し続け、帰りの車では「ゴム草履もしょっぱいよー」と言われてギョッとしました。確認してしまったようです。
我が家の「箱男」 砂にお絵かき 今日は少し深い青
ケーキセットでのんびり 座布団をどうぞ すっかり夏!


7月26日(水) 晴れ 「優しいパパ」
真っ青な空が広がる、爽やかなお天気になりました。ベランダに洗濯物を干すのは、とても良い気持ちです。小さな植木鉢で育てているミニトマトがぐんぐん成長して、もうすぐ花が咲きそうです。

今日は園のお友達、Yちゃんのお家に遊びに行きました。20分ほどで到着したお家は、山小屋風の本当に素敵な一軒家です。リビングに吹き抜けと階段があって、マンションや社宅暮らしのしゅんは「どうしてお家に階段があるの?どうしてYちゃんのお家にはエレベーターがないの?」と何から何まで不思議なようでした。
Yちゃんとしゅんは、比較的平和に遊べるものの、やはり子ども同士、何故か人が遊んでいるおもちゃが魅力的になり、「これで遊びたい」「イヤ、貸してあげない」とトラブルが勃発します。それでも子どもって不思議だねとYちゃんのお母さんとお話したのは、「ワーン」と泣いたり「ダメ、ダメ〜」とイジワルな事を言い合ったりするのに、その1分後にはニコニコの笑顔で一緒に遊べることです。こんな風にカラッと仲良くなれるところは、大人も見習いたいものだなとうらやましくなりながら、2人の様子を眺めました。

夜ご飯の時、しゅんが自分の椅子を主人の席に移動しました。そして「今日はパパ」と言い出しました。そんな日も時々あるけど面白いなと思っていたら、「あーんして」と言って私にカレーを食べさせてくれました。「どうしてしゅんちゃんはカレーを食べさせてくれるの?って聞いて」と言うのでその通りに聞くと、「パパみたいだからだよ」と答えました。「そうなんだ。パパだからなのね。」と言うと、「そう。パパみたいに優しいから。どうしてしゅんちゃんのパパは優しいの?」と言いました。私はちょっとジーンとして、「そうね。どうしてかなー。」としか答えられませんでした。最近、主人と2人で何かすることを拒否する時があり、「パパと一緒だと悲しくなっちゃうの。ママと。」「パパと一緒じゃ寂しいの。ママとがいいの。」と、妙な理屈をつけて説明しては、主人を悲しませているしゅんですが、ちゃんと「パパは優しい」と思ってたんだ・・・と、本当に嬉しくなった夜でした。


7月25日(火) 雨のち晴れ 「美容院」
今日も雨の音で目が覚めました。何となくいつもより蒸し暑くて、部屋の中で動いているだけで、しゅんはシャワーを浴びたようにびっしょり汗をかいていました。

昨日の夜思いついて、今日は美容院に行ってみることにしました。それも託児ルーム付きの美容院!いつもは週末に主人にしゅんをお願いして行くのですが、折角の週末がもったいない様な気がしていました。そんな時に入ったチラシを何気なく見ていると、保育士さんがいて託児もできる美容院があると書いてあってびっくり。そんな美容院、東京でも見たことなかったわ〜と、興味津々になりました。
しゅんに話すと、「先生に、しゅんです。3歳です。おもちゃを持ってきました。お菓子も持ってきましたって言うね。」と大盛り上がりで、リュックにあれこれ詰め始めました。そんなこと言っていても、実際は大丈夫かな?と思いながら、予約した時間に美容院に到着しました。

託児ルームに連れて行くと、先客のお子さん達に圧倒され、「ママとがいい・・・」と悲しそうな顔で小さくつぶやき泣き出しそうになったため、託児は断念して私と一緒に鏡の前に座ることになりました。と言っても、本当に親切な美容院で、レストランにあるような子ども用の椅子を私の椅子の横にぴったりくっつけ、椅子についたテーブルに絵本やミニカーを乗せて下さったため、しゅんは大喜びで遊び始めました。何度か呼びに来て下さった保育士さんに、「まだ行かない」とお断りしていたのですが、段々美容院にも慣れてきたのか「遊びたい」と自分で言い出して託児ルームに行くことが出来ました。それからはすっかり楽しんで遊んでいたらしく、私が迎えに行くと「まだ帰りたくない」と言う程でした。そしてしゅんは、「また来るからね〜」と保育士さんと約束までしていました(笑)。

美容院を出ると、シッピングセンターに寄ってお昼ご飯を食べました。隣の席に座り、一口食べる毎に「クククッ」と笑い合いながらご飯を食べられるなんて、本当に大きくなったなと嬉しくなりました。


7月24日(月) 雨 「雨の月曜日」
今週の予報でも、雨と曇りのマークが並んでいます。水害のニュースには、ただ驚き、恐ろしいと思うばかりですが、九州には友人や知人も多く住んでいて、本当に心配です。早くこの雨が止み、これ以上の被害が出ないようにという気持ちです。新潟でも、街を流れる信濃川の水位がかなり上がっています。信濃川にかかる大きな橋を渡るたびに、早くいつもの穏やかな川に戻って欲しいと思います。

月曜日は公共の施設がお休みなので、どこに出かけたらいいだろうと悩みます。夏休みは、図書館も毎日開館だったらいいのに・・・とついそんなことを考えてしまいます。午前中はブロックで一緒に作品を作ったり、アイロンがけを一緒にしたりして過ごしましたが、どうにもこうにも時間が流れるのが遅く感じるようになり、今日も本屋さんのキッズコーナーとマクドナルドのアスレチックコーナーのお世話になることにしました。

まずはお昼ご飯を軽く済ませ、裸足になってアスレチックに走っていったしゅんは、器用に上るとスルスルと滑り台の出口から顔を出し、プラスチックの壁のこちら側でお茶を飲む私に、「ママ、一人でできたよ〜」とご機嫌で手を振りました。これはしばらく楽しめそうだと思っていると、別の階段から上ったしゅんの行方がわからなくなりました。どこだろうとキョロキョロ探していると、「ママ、ママ〜」という泣き声が聞こえてきました。慌ててアスレチックコーナーに入ると、「ママ、寂しくなっちゃったの〜」と言いながら大泣きしているしゅんが、アスレチックの上の方で助けを求めていました。怖いと思ったらてこでも動かないしゅんを何とかして助けに行かなくてはと思ったのですが、これは120センチ未満のお子さんしか上れないアスレチックでは・・・。とはいえ、私以外に助けられる人はいないので、そーっと階段をのぼり、しゅんを抱きとめられる所まで行きました。抱っこで下に降りると、「ピンクの滑り台に行けなくて、ママがいなくて、寂しくなっちゃったの」とシクシク泣き出しました。最近、泣くときにはいつも、「悲しくなっちゃうの」「寂しくなっちゃうの」とわざわざ理由を言います。何ともかわいらしいのですが、「悲しいから何にもできないの」と言って、何から何まで私にさせようとするのはちょっと困ります。

本屋さんでは見本の絵本を随分楽しみ、最後に「どうようピアノえほん」という、34曲の童謡と楽譜、小さなピアノがついた絵本をお土産に買いました。この絵本、25曲は自動演奏付きという優れものです。家に帰ると早速楽譜を開き、この通り熱中していました。私がお料理する間、自動演奏で演奏しながら両手でピアノを弾き、「歌いますよ。さんはいっ。」と言って歌い出すしゅん。一体誰と歌っているのでしょう?
熱心にピアノを弾き、歌うしゅん


7月23日(日) 曇りのち晴れ 「土用のうしの日」
お薬が効いたのか、今朝は熱も下がり随分体も楽になりました。折角の良いお天気なので、昨日汗になったシーツなども洗ってしまいたいと、大量のお洗濯をしました。

お昼はどうしようかと言っていると、しゅんがすっかりお外へ行く気になってしまいました。全員の履く靴を用意し、玄関で待っているやる気満々のしゅんに、今更家でとも言えず、外食することにしました。今朝のチラシを見ていると、「土用の丑の日」というタイトルの下に並ぶうなぎのさらに下に、「牛の日」というタイトルでステーキ肉が並べられていました。「これって、うし違い」とひと笑いした後、そう言えば先日気になるチラシが入ったんだったとあるチラシを手に取りました。そして「牛の日だから行っちゃおう」と張りきる私に、主人が「似てきた・・・」とぼそりと言いました。主人はいくら高熱が出ても、カツ丼やカレー、ステーキを食べて元気になるという人なのです。私は病気をしたらおかゆやフルーツくらいしか食べられなかったのに、いつからこんな風になってしまったのでしょうか。ともかく今日は、焼き肉を食べて元気になろうという気分になったのです。

新潟に来てから初めての焼き肉は、東京にもあるチェーン店ですが、店員さんが親切なことに本当に驚きました。子連れも大歓迎というお店で、あれこれサービスが充実していました。キッズプレートというお子様ランチも、よくある物とは違い、栄養たっぷりで安心して食べさせられそうな物でした。ハンバーグは、鶏肉ベースに小さく切った人参や椎茸、枝豆などがたくさん入っていて、オムレツにはチーズが入っていました。肝心の焼き肉は大人だけが楽しんでいましたが、3人それぞれお腹がいっぱいになってお店を出ました。

帰りに寄ったスーパーで、夜ご飯を調達しました。枝豆とパンという、何ともおかしな取り合わせですた、一応病み上がりですので・・・。ところで今日の枝豆は、おいしいと噂の「黒崎茶豆」です。スーパーの一角に地場野菜のコーナーがあり、そこには生産者のお名前入りの野菜が並べられています。新鮮なお野菜は大人気ですが、今の時期は何と言っても枝豆に手が伸びる人が多い様です。色々な種類の枝豆がありますが、今日は新潟の方が皆さんおいしいと仰るこの品種にしてみました。そしてパンやさんにも、枝豆を使ったパンが何種類も置かれていました。珍しい物好きの私としては、試さないわけにはいきません。まずはこちらの「枝豆ハムロール」を買ってみました。そしてお味はというと、黒崎茶豆は噂通りおいしい枝豆でした。でも、他と比べてものすごくおいしいという訳ではなかったのは、鮮度の問題なのかな?と思いました。枝付きの物だったらもっとおいしいのかもしれません。そしてパンですが、ハムとパンの間に、ゆでてつぶしたと思われる枝豆がどっさり入っていました。入れても入れなくても良いような気がしないでもありませんが、一回は食べてもいいかな〜(謎)?
枝豆ハムロールと黒崎茶豆


7月22日(土) 晴れ 「発熱」
雨が上がると、ムッとした暑さが戻ってきました。昨日の夜から喉が痛かった私は、余りの具合の悪さに目が覚めました。お茶を飲むのも顔をしかめたくなる程の喉の痛み!それに熱っぽさもあって、これはまずいと慌ててお医者様に行きました。

病院に着いて検温すると、家で測った時よりも1度以上も上がっていて、それを見ただけでクラクラ・・・。すぐに診察していただくと、喉が赤く風邪だろうとのことでしたが、点滴を受けた方が良いと言われました。点滴の部屋に通されると、設備の良さに驚きました。きれいな液晶のテレビが用意されていて、退屈することなく点滴を受けられる様になっているのです。点滴が始まって、私にも看護師さんがDVDを持ってきて下さいました。タイトルは「となりのトトロ」・・・。小児科なのです。

トトロが出てきた様な気がするところまでは意識がありましたが、後は夢の中へ。でも家では昼間にゆっくり眠ることも難しいので、随分体が休まりました。家に帰ってからも、「ママは熱が高いのよ〜」と言い聞かせ、部屋の中でゴロゴロして過ごしました。ゴロゴロしているうちに1人、2人、3人と眠ってしまい、気付くと3人でお昼寝をしていました。幼稚園が夏休みに入り、ちょっと気が抜けて熱が出てしまったのでしょうか?私の風邪がしゅんに移っていませんようにと思いながら、お薬を飲んで早めにお布団に入りました。


7月21日(金) 雨 「男の子と女の子」
昨日のお天気が嘘のように、今日は朝から雨降りでした。こんな日は、しゅんも何かにつけて泣いてばかりで、2人で部屋にいるのも煮詰まりそうになります。どうしたものかと思っていると、幼稚園のSさんからメールが来ました。そして大きな本屋さんに、子ども用のコーナーがあるというお話だったので、私たちも行ってみることにしました。

本屋さんに入ると、絵本コーナーの一角にマットが敷き詰められていて、そこに小さなテーブルと椅子、そして滑り台が用意されていました。そこには音が出る絵本の「みほん」がたくさん並べられています。その他にも絵本や雑誌があって、手にとって試し読みしてから買うことができる様になっているのだそうです。音が出る絵本の見本もたくさんあって、そういう絵本が大好きなしゅんはすぐに吸い寄せられる様に絵本の所に走っていきました。何冊も何冊も、好きなだけ楽しむことができてしゅんもとても楽しそう、そして私もしゅんの様子を確かめながら、絵本を眺めることが出来て楽しい時間でした。

絵本コーナーを堪能した後は、お家が近くだというSさんがご招待して下さったので、お昼からお邪魔することにしました。子ども達2人は、あちこちの部屋を飛び回るようにして、次から次へと遊びを作り出し、本当に嬉しそうに遊んでいました。男の子と女の子でも、今の時期はこんな風に楽しく遊ぶことが出来るんだなと改めて思いました。そしてMちゃんに何か言われるたびに、「うん、そうするね」と素直に言うことを聞き、Mちゃんの後をついて回るしゅんの姿に、この年齢って、女の子の方がおませさんでしっかりしているのかしらと思ったり、もしかして、しゅんは敷かれるタイプなのかもと思ったり。どちらにしても、楽しそうな2人の笑顔に、おしゃべりしていた私たちもつい引き込まれて笑ってしまうほどでした。


7月20日(木) 晴れ 「海遊び」
早起きのしゅんに「もう起きて〜」と言われて目を覚ますと、時計は6時でした。今日からお休みなのにねと目をこすりながら窓を開けると、夏休みの一日目はこんな快晴でした。久しぶりにこんな青空を見ると、外へ行きたくてうずうずします。

「重たい〜」と言いながら、水筒と着替え2セットを入れたリュックを背負ったしゅんを車に乗せると、5分少々で海岸に到着しました。今日は子ども連れでヨガをしてみましょうということで、園のお友達が続々集まってきました。ヨガの輪の真ん中で、おもちゃで遊んでいた子ども達は、お母さん達の不思議な格好に興味津々です。真似をして柔らかい体を動かす子もいれば、うつぶせになって体を伸ばすお母さんにドサッと乗る子もいて、「ぎゃ〜重い」というお母さんの叫び声に大笑いになりました。しゅんは「やってみる?」と聞く私に、「やらない。見てるだけなの。」と頑なに言い張り、ジーッと私たちを見ていました。

ヨガが終わると親子でランチを頂きました。今までは大人だけで楽しんでいたランチですが、おいしい物はよくわかる3歳児達。ほぼ一人前を平らげてしまう子どもばかりで、私たちは「それぞれ注文すればよかった・・・」とグーグー鳴るお腹でちょっぴり後悔。でもお友達がいるからか、いつもの外食よりもずっとお行儀良くランチを楽しむことが出来た子ども達に、大きくなったんだなと嬉しくなりました。

お店を出るとそこは海!風が強い今日は、日差しは暑いものの水はまだ少し冷たく、泳いでいる人は少数でした。親も子もサンダルを脱ぎ、波打ち際でパンツやスカートの裾を濡らしながら水遊びをしました。もちろん裾を濡らすだけで済むわけはなく、用意していたお着替えが大活躍するほど、みんなびしょぬれになっていました。そしてしゅんは、久々に使うお砂場遊びのおもちゃに熱中していました。どこまでも続く砂浜は、お砂場好きには夢の様な場所でしょう。タオルを首に巻き、ぺたんと砂浜に座って遊び続けるしゅんを見て、この夏は何度でもこうして遊ばせてあげたいと思いました。しゅんとは対照的に、ズボンまで濡らして波打ち際を楽しむお子さんもいました。こんなに小さくても、それぞれに個性があって面白いなと子ども達を見ていて思いました。私も、今年の夏は思いっきり海を楽しみたいな〜と思う、夏休みの初日でした。
海に着いたよ〜 海遊び<お砂場遊び


7月19日(水) 曇りのち晴れ 「終業式」
今日は久しぶりに雨が降りそうになかったので、しゅんにイカリマークのTシャツを着せてみました。7月も中旬を過ぎたとはいえ、少し肌寒い新潟ですが、ぐっと夏らしい気分になりました。

今日でしゅんの幼稚園も一学期が終わります。2ヶ月前途中入園した時には、これから先、どんな日々が始まるのだろうと少々心配もありましたが、気付けば親子共々すっかり幼稚園を中心とした生活にも慣れ、毎日楽しく過ごすことができました。時々玄関で泣くことはあるものの、お友達の顔を見れば意外とすぐに立ち直り、喜んで園の中に入っていきます。家でもお友達の名前が出ることが多くなり、園での生活も少しずつお話ししてくれるようになりました。習ってきた歌を教えてくれたり、家でキーボードを使って弾き語りをしたり、今までは見られなかったしゅんの姿に成長を感じています。初めての夏休み、色々な経験をしてもっとたくましくなり、楽しい2学期を迎えられるよう、元気で過ごしたいと思います。

そして本日も、降園後はふるさと村へ。一体何回行くのでしょう?と思いつつ・・・。でも子ども達は、毎回違った楽しみを見つけているようです。今日はお外の行けで鯉や金魚を眺め、小川の飛び石を慎重に飛び、葉っぱや昆虫をじっと見つめては顔を見合わせて笑っていました。子ども達を見守りながら、木陰でおしゃべりをしていた私たちは、余りの暑さに早くもばてそうでしたが、子ども達は暑さもお構いなしの様子でした。結局4時間以上も遊び続け、最後はまだ遊ぶ〜と言う子ども達に「まだ明日から、たっぷり遊べるからね」と言い聞かせて駐車場へ連れて行きました。それにしても、パワフルな3歳児達。これから始まる長い夏休み、私の方が息切れしないよう、栄養のある物をたくさん食べなければと思います。


7月18日(火) 曇り時々雨 「送別会」
今日は、今学期最後のお弁当の日です。いつも同じ様なおかずが並ぶ・・・と思いながら、お馴染みのお弁当を作りました。でも今日は、車の型で抜いた白はんぺんのバター焼きに大喜びでした。まだまだ単純で助かります。2学期は、もう少しバリエーション豊かなお弁当を目指したいものです。

もうすぐ東京にお引っ越しされるHさんの、最終的な送別会ランチがありました。7月に入ってから、「送別会」と名の付くランチ会を繰り返し、随分おいしいご飯を楽しみました。今日のお店は、お魚がおいしいという小さなお料理やさんです。私たちはお刺身がどっさり乗っているという、噂の海鮮丼を注文しました。運ばれてきた海鮮丼は、ご飯の上にとろろが少し、その上にお箸で楽に切れるくらいトロリとおいしいお刺身がたくさん乗っていました。小鉢やサラダも充実していて、今日も新潟のおいしい物を堪能できました。子ども達同士も折角仲良くなれたところでのお引っ越しは、本当に寂しいものですが、こうして少しの間でも楽しく過ごすことが出来たこの出会いに感謝したいと思いました。

園から出てきた子ども達は、パラパラと雨が落ちてくるお天気にもかかわらず、元気いっぱいで遊び始めました。長靴を履いて泥んこになりながら遊んでいるしゅんを見て、この2ヶ月で随分たくましくなったなと嬉しくなりました。

ところで写真は、早速試してみたお麩料理、車麩の立田揚げです。お店で食べた物と比べるとちょっと薄味でしたが、栄養もボリュームもあって、なかなか使えそうな一品だと思いました。新作に厳しい主人にも、「おつまみみたい」と概ね好評でした。こちらにいる間に、もっとお麩料理を試してみたいと思います。
車麩の立田揚げに挑戦


7月17日(月) 曇りのち雨 「何で?その2」
海の日の今日も、こちらは雨がちで何だか肌寒く、う〜ん、海の日?という感じで過ぎていきました。海水浴場では海開きもした様なのですが、まだ海で遊ぶ気分にはなりません。

「何で?」「何で?」と聞き続けるしゅんに少々閉口し、そうだとひらめいて「今度はママが聞いてもいい?」と言ってみました。そして、例えば「パン、おいしい」と言うしゅんに、「何で?」と言うと、「えとね、えとね、パンにジャムが付いているからよ。」と必死に答えます。さらに私が「何で?」と言うと、「えとね、えとね、ジャムはおいしいからよ。」「何で?」「えとね、おいしいジャムがね、パンに付いていてね・・・。う〜むにゃむにゃ。」「何で?」「えとね、ジャムがパンについているとおいしいからなの。はい、おしまいね。ふ〜。」と言ってほっとした顔をします。いつも「何で?」攻撃を受けている私は、ちょっとニンマリ。「何で?」って言い続けるのも結構楽しいわねと思ったりして、立場が逆転しています。しゅんも一生懸命答えるのが意外と楽しい様なのですが、これを続けると、さらに私への「何で?」が激しくなるので、その後の大変さを覚悟しなければいけません。


7月16日(日) 曇りのち雨 「たこ焼き」
天気予報は曇りでしたが、お昼過ぎから雨が降り始めました。こんな日のお出かけ先と言えば、やはり「ふるさと村」というわけで、今日も出かけました。

この週末は、新潟の人気店が集まる「たこ焼きまつり」と新潟産の「すいかキャンペーン」というイベントが行われていて、平日の静けさが嘘のような大混雑でした。私たちはお目当てのお煎餅をいくつかと車麩を購入し、「アスレチック〜」とバタバタするしゅんを連れて移動しました。すると何だか不自然にバタバタしてると思ったしゅんが、突然「出ちゃう〜」と叫ぶので大慌て!人混みをかきわけておトイレに飛び込み、個室のドアを閉める間もなくズボンとパンツを下げたところで・・・キャー。急いで向きを変え、一応最後は何とかなりましたが、半ば呆然としながら必死で辺りをお掃除し、よれよれになりながらお土産物を見ている主人と合流しました。とはいえ、どこでも構わずジャーッといっていた時から比べると、随分我慢できるようになったんだね、大きくなったねと主人と話しました。
アスレチックを満喫し車に戻ろうとしていると、トラックに積まれたすいかの即売が行われていました。ずらりと並んだ100円のカットすいかを見ると、幼稚園でおやつに頂いて以来、大好きになったしゅんが食べたいと言いました。そこで早速買ってみると、甘くて水分たっぷりでとてもおいしいすいかでした。顔も手もシャツも真っ赤にしながら最後まで食べているしゅんは、カブトムシの様でした。

どの屋台にも行列が出来ていた「たこ焼きまつり」に刺激され、今夜は久しぶりにたこ焼きをしました。しゅんは、タコを入れる係、キャベツを散らす係、ひっくり返す係と言いながら、職人さんの様に作り続けました。熱々のたこ焼きはとてもおいしくて、止まらなくなりそうでした。左の写真は、夕食の準備をしている私の横で、しゅんが作った「カレーライス」です。メモ帳の隅に切り込みを入れ、お皿に見立ててクレヨンでカレーを描くなんて、面白い発想だなと思いながら、「おいしいね」と手で食べる真似をしたら、「手で食べないで。スプーンを使いなさい。」と私そっくりな口調で注意されてしまいました。

ところでたこ焼きを焼いている時、「届かない?」と言ってたこ焼き器の向こう側に置いた枝豆を主人がひとつ口の中に入れてくれました。それを見ていたしゅんが、すかさず「しゅんちゃんも」と言うので口に入れようとすると、「違う!ママに食べさせてあげるの〜」と慌てて枝豆を取って私の口に向けて枝豆をプチッ。真似っこしゅんの素早さに、思わず笑ってしまいました。
しゅん作 カレーライス 夜ご飯はたこ焼き!


7月15日(土) 曇りのち晴れ 「朱鷺メッセ」
梅雨前線が停滞しているということで、こちらは雨の3連休になりそうです。今日も時折雨足が強まり、ほんの少しの移動でもびしょぬれになってしまう程でした。

土曜のお昼は何となくお疲れ様・・・という気分になって、外食をするくことが増えました。今日は幼稚園のお母さん達においしいと教えてもらった、ホテル日航新潟の飲茶ブッフェに出かけました。営業開始からそれ程時間は経っていませんでしたが、もうお店はだいぶ混みあっていて、私たちは「合い席の個室」に案内されました。何の疑問も持ちませんでしたが、「合い席」で「個室」って、ちょっと面白いよねと主人と笑ってしまいました。

こちらの飲茶ブッフェは、ワゴンで運ばれてくる物と注文して運ばれてくる物の2種類のメニューなので、席についたまま落ち着いて頂くことが出来ます。いくつでも注文できる飲茶点心15種類と香港デザート4種類、さらに前菜、スープ、おかゆがついて2000円という、ちょっと東京では考えられないお値段です。さらに幼稚園児は無料というのも、「本当に」よく食べる3歳児を持つ私たちには嬉しいポイントです。
海鮮焼売や餃子、大根餅にちまきなどなど、程よくミニサイズの点心は、どれも味わい深くて思わず「おいしい〜」と声が出てしまいます。そして瞬く間にお腹の中に。しゅんは想像通りパクパクと食べ続け、「ちまきも焼売も、大根餅も揚げ餅も、み〜んなおいしいよ。気に入った!」と体を揺らしてご満悦でした。タピオカやフルーツがたっぷり入ったデザートも、あっさりした甘さでこれまたいくらでもお腹に入りそうです。しゅんは、フルーツ入りココナッツミルク、香港風冷たいお汁粉、豆腐花の3皿のデザートを目の前に並べ、「う〜ん、幸せ〜」という顔でニッコリ笑いました。

お腹が満足した後は、折角なので朱鷺メッセの展望室に行って新潟の街を眺めました。3ヶ月前に来た時は快晴でしたが、今日は雨降りなので空も海も街もだいぶぼんやりと霞んでいました。それでも、前回より知っている場所が増えた私たちは、「あそこに先週行ったね」と楽しむことができました。あちこちの場所で色々な思い出ができると、街にも愛着がわくものだなと改めて思いました。


7月14日(金) 曇りのち晴れ 「夏祭り」
明け方に雨がやみ、お昼過ぎから青空が広がりました。それと同時に気温がぐんぐん上がり、こちらでも30度を記録しました。朝晩はグッと下がるのでまだ楽をしているのですが、それでもこの暑さは体に堪えます。これから来る本格的な夏に備え、もっと体力をつけなくてはと思う毎日です。

お昼前にSさんとKさんが迎えに来てくれて、今日は「お麩」の専門店に行きました。新潟に来てあちこちで目にする様になったのが、袋にいっぱい入った「車麩」です。しゅんの幼稚園では、金魚もこの車麩を食べています(笑)。そんな車麩をあらゆるお料理に使ったランチコースを食べさせてくれるという、一軒家の一部を店舗に改装したお店です。落ち着いたお部屋で一品一品頂きながらおしゃべりをしていると、まるでどこかのお家にご招待されたような気分になりました。立田揚げ、酢の物、和え物、味をつけて素揚げした麩をトッピングしたサラダ、麩ピカタの甘酢がけ・・・などなど、思いつかない様なお料理の数々に、「おいしい〜」「これ、どうやって作っているの?」とおしゃべりも弾みました。最後は乾燥したミニ車麩を揚げ、甘いレモン汁に浸して粉砂糖をふりかけたデザートまで、お麩尽くしのランチを堪能しました。こんな新潟らしいランチを頂くことが出来て、満足感いっぱいでした。

家に戻った私たちは、日焼け止めを塗り直してお迎えへGO!そして降園後は、市内の大きな神社で行われている夏祭りに行きました。神社内の公園で合流すると、他にも幼稚園のお友達が何人かいて、子ども達は大喜びでした。ずらりと並んだ出店の前をぶらぶらと歩き、一緒にかき氷を食べたり綿飴を分け合ったり、夏祭りらしいお楽しみを親子揃って満喫しました。それでもまだまだ元気いっぱいの子ども達は、あっちへ行ったりこっちへ来たり、駆け回って遊び続けました。すっかり子ども同士で遊ぶことが出来るようになったしゅんも、「Dちゃん、行きましょう〜」「滑り台をしましょうよ〜」とお友達を誘って遊んでいました。
そんな中、一人のお子さんが我慢できなくなって「ぽっぽ焼き〜」と叫びました。これは県内でもほぼ新潟市内でしか買うことが出来ない、お祭りの時の新潟の隠れた名物なのだそうです。10センチちょっとの小さな細長い蒸しパンの様な物で、黒糖が効いて何とも言えない素朴なおいしさがあります。もっちりしているところも子ども達のお気に入りです。初めて食べたしゅんももちろん気に入ったので、お土産に買って帰ることにしました。9本入り300円という一番少ない物を選びましたが、30本入り1000円という物まであるというのは、それだけ新潟人に好まれているということなんだろうなと思いました。

まだ遊び足りないといった様子で、全員揃って探検ごっこをしている子ども達を何とか車に乗せ、家に帰ると5時を過ぎていました。親子揃ってこんな風に夏を楽しめるのは、数年のことでしょう。雪国の短い夏を、こうしてしゅんと思いっきり楽しみたいと思いました。何はともあれ、まずは体力をつけなくては(しつこい!)。
新潟名物「ぽっぽ焼き」


7月13日(木) 雨のち曇り 「お豆腐ランチ」
今朝、一時的に止んだ雨はしゅんを送って家に戻った頃から再び激しくなりました。どんどん強くなる雨足は、まさにバケツをひっくり返した様で、ワイパーを動かしても前が見えないくらいでした。いつもはきれいな景色を見せてくれる信濃川ですが、こんな日は増水が心配になります。明日のお昼頃まで強い雨が続くかもしれないとのことですが、早く落ち着いて欲しいものです。

そんな雨の中ですが、今朝、偶然園の駐車場で会ったAさんに誘われて、ランチに行くことになりました。お店は、ここ数年行ってみたいと思い続けていた「梅の花」です。青山店のすぐ近くで働いていたのに、いつかは・・・と思いながら結局その願いが叶わなかったお店に、思いがけず新潟で行くことが出来るなんて不思議な気分です。

ちょっとしたお庭を通ってお店に入ると、畳の廊下を通って広間に向かいます。しずしずと進む女性の後を、もしかして場違い?と目で会話しながら続く私たち。ランチですが、少し年配の女性グループが多く、皆さん品の良い女性ばかりに見えるのです。畳のお部屋にテーブルという、ミスマッチながらも意外としっくりくる素敵なお部屋に入った私たちは、真ん中のお値段のランチを注文しました。

お料理は、次々と運ばれてきます。おからの小鉢、豆腐サラダ、茶碗蒸し、生麩揚げと湯葉揚げ、生湯葉のお吸い物、和風ドリアと、どれもこぢんまりと品良く盛りつけられたお料理は、見た目も楽しい物ばかりで一口食べては「これは何と何が入っているのかな?」とじ〜っと見つめてしまいました。おいしいお豆腐料理を堪能しつつ、おしゃべりに花を咲かせる充実感いっぱいのランチになりました。新潟県でずっと暮らしてこられたAさんは、いつも新潟の良い所を私に教えてくれます。こんな風におしゃべりしながらランチを楽しめる友人ができるなんて、このお引っ越しで得られたご縁に感謝しなくてはと思いました。お迎えに行くと、再びザーザーと大降りになりました。カッパを着せられて園から出てきた子ども達を、抱きかかえる様にして車に乗せる私たちでした。


7月12日(水) 雨時々曇り 「ふるさと村」
雨が降ったり止んだり、そしてとても蒸し暑い梅雨らしい一日でした。早く幼稚園が終わる水曜は、誘い合って公園に寄ることが多いのですが、今日はこんなお天気なので「新潟ふるさと村」に行きましょうというお話になりました。

こちらは新潟の特産物が売られていたり、新潟の紹介をするコーナーがあったりといった道の駅で、観光バスが何台も来て週末やイベント時はとても混雑するのですが、今日のような平日は空いていて、私たちのような地元の親子連れが何組も遊びに来ていました。親子連れの目的は、グリーンハウスという施設の中にあるアスレチックです。冬でも暖房が効いていて、半袖、裸足で遊べるということで、雪の日々に体を動かす絶好のスポットなのだそうです。初めてこのアスレチックを体験したしゅんも、すっかりその楽しさの虜になって、裸足で走り回っていました。

ところで、この頃私がいる場所でもだいぶお友達と遊ぶことができるようになったしゅんは、今日も時々私を呼ぶものの、お友達と笑い合って楽しんでいました。私たちは、そんな子ども達の様子を見ながら、余りのほほえましさ面白さに、思わず笑ってしまうこともしばしばです。今日もYちゃんという女の子としゅんのやりとりには、何度も笑わせてもらいました。同い年でも女の子の方がおませさんで、随分言うことがしっかりしている様に思います。「しゅん君、ここよ。ここにいるからこちらにいらっしゃいよ〜。」「しゅん君、大丈夫〜?」「さぁしゅん君、一緒にあちらに行きましょう〜。」とひっきりなしにしゅんに声をかけてくれるYちゃんに、しゅんは「はぁ〜い」「わかりましたー」と従順に従うばかり。最後には「しゅん、こっちこっち、こっちに行くわよ〜」とフレンドリーに呼びかけるYちゃんに、Yちゃんのお母さんは「しゅん君って言いなさ〜い」と焦り、私は「完全に敷かれているわ!」と大笑いでした。

アスレチックで2時間近く遊び回る子ども達は、まるでケージの中にいるハムスターの様で、目で追っている私たちはちょっと酔いそうになりました。でも体を思いっきり動かして、思う存分遊ぶ姿を見られるのは嬉しいものだなと思いました。


7月11日(火) 曇りのち雨 「何で?」
肌寒いくらいで快適な梅雨だった6月が終わると、これぞ梅雨というような蒸し暑い日が続くようになりました。お迎えに行くと、出てくる子ども達の頭は、シャワーを浴びた後の様にびしょぬれです。

しゅんの幼稚園も来週半ばで1学期が終わります。長いと思っていた一人の時間も、意外と予定が入ってバタバタとあっという間に過ぎていった2ヶ月でした。平日の昼間、のんびりと過ごすのは夏休み後までお預けになるので、今日はしゅんと一緒に行くのは恐ろしい、食器がずらりと並んでいる雑貨屋さんに行きました。夏らしい器、バッグや洋服、細々とした雑貨をゆっくり見てから、スーパーへ向かいました。毎週火曜日はどのスーパーもお買い得なので、どこに行こうか迷います。

ところで最近、しゅんが「なぜなぜ期」に突入しました。以前から、「何?」「どうして?」「何で?」と聞くことが多く、答えにつまる事もあったのですが、最近は常に会話がエンドレス・・・。「何で?」だけではなく、話した文章を否定文にして、さらにそれに対して「何で」が続くため、最初に何を話していたのかわからなくなるのです。例えば今日の帰り道、「何で窓をジャー、ジャーってしてるの?(ワイパーを動かしていたため)」「雨が降ってるからよ」「雨が降らないと?」「ジャージャーってしないわよ」「何で雨が降ってるの?」「雨が降る雲が来たからよ」「何で?」「そろそろ新潟に雨を降らせようかな〜って雲が思ったからよ(私もかなりいい加減)」「雲が来ないと?」「雨が降らないわよ」「何で雨を降らせようと思うの?」「毎日暑いからよ」「降らせないと?」「暑くなっちゃうよ」「暑くならないと?」「雨は降らないんじゃない?」・・・。暑くならなければ雨は降らないのか?!と訳がわからなくなって、「しゅんちゃん、今から広い道だからお口チャ〜ック」で会話が終了します。
「何で?」「何で?」とあらゆる事に疑問を持つのは、何にでも興味津々だということで、ある意味とてもうらやましいです。でもこの先、一体いつまでこれが続くのでしょう?長い夏休み、しゅんの「何で?」に満足できる答えが返せるか、少々自信のない私です!


7月10日(月) 雨のち晴れ 「お料理教室」
昨日の夜から続いていた雨は、朝になっても強いままでした。しゅんは張り切って長靴を履き、水たまりをバシャバシャと歩いてご機嫌です。

しゅんを送って家に帰り、次はバスに乗って繁華街に出ました。今日は前から楽しみにしていた、単発のお料理教室に参加する日なのです。教室に続く商店街を歩いていると、お野菜や果物の露店に目がとまりました。新鮮そうな物があれもこれもお買い得で、買いたいな〜、でも荷物になるな〜と迷い、結局2個で200円という桃だけ買って教室に入ると、次々入ってこられる皆さんが同じ様な袋を持っているのが面白くて、顔を見合わせて笑ってしまいました。

今回は、夏野菜のスープカレー、スパイス・ライス、カラフルピクルス、フレッシュ・ハーブティーという、この季節にぴったりのメニューです。スープカレーは、骨付きの鶏肉とたっぷりのタマネギを、圧力鍋で煮込んで味付けした物と、グリルした大きめの野菜を一緒に盛りつけます。骨からほろほろと崩れ落ちる鶏肉と、タマネギの甘みがおいしくて、何とも言えないおいしさでした。グリルしただけの夏野菜も、そのもののおいしさが引き立っていて、それだけで頂いても良さそうだと思いました。スパイス・ライスは見た目が鮮やかで、食欲がわきます。こうして色を付け、レーズンなどをトッピングすると、子どももきっとよく食べるだろうなと思いました。ピクルスの作り方も簡単で、サラダ感覚で作ってみたいと思いましたが、カレーもピクルスも形そのままのタマネギがどーんと盛りつけられるという、主人が見たら卒倒しそうな出来上がりなので、我が家用に少しアレンジし、ぜひ作りたいと思いました。

今回集まった教室には、祖母や母の年代の女性が多く、幼稚園のお母さん達とお話するのとはまた違った楽しさがありました。私がこちらに来たばかりだとわかると、先生も皆さんも、口を揃えて「4月から今までは、東京よりも過ごしやすかったでしょう?」と仰いました。そしてすぐ後で、「でも冬を越してないわよね・・・。」と仰って苦笑なさるのです。「冬は冬眠しちゃうのよ」「家にこもるのよね〜」と、新潟に来てから皆さんに言われる冬への心構えをお聞きすると、一体どんな冬なのだろう?!と覚悟を新たにしました。でも、一人の方が言って下さった、「転勤族の方は、新潟に来る時は、嫌だ、嫌だと泣きながら来たって言うのよ。でも、帰る時は、嫌だ、嫌だ、帰りたくないって泣きながら帰るのよ。」という言葉が、とても嬉しく感じました。
楽しい気分で外に出ると、雨はすっかり上がって青空が広がっていました。
季節感たっぷり スープカレーがおいしい〜


7月9日(日) 曇りのち雨 「ディズニー」
昨日の晴天が嘘の様に、今日は梅雨らしい一日となりました。この蒸し暑さはまさに梅雨!除湿器と扇風機が活躍中です。

弱い雨が降る中、私たちは新潟スタジアム ビッグスワンに向かいました。地元チーム、アルビレックスの活躍で盛り上がる新潟ですが、今日はサッカーではありません。ディズニーシーの5周年アニバーサリー、ウェルカムクルーズというショーが開催されるのです。主人が会社でチケットを頂いてきたのですが、ディズニーが好きで好きで・・・というわけではない私たちは、1時間以内で行くことが出来る家に住んでいた頃も滅多に行かず、結局しゅんはまだ一度も行かず仕舞いで新潟に来てしまったため、キャラクターもほとんど知りません。でも歌や踊りが大好きなのでショーだったら楽しめるかな?と、行ってみることにしました。

車に揺られているうちに、口数が少なくなったしゅんはいつの間にか夢の中へ。車を降りて会場に入り、「大きなお船だよ〜」と耳元で言っても、この有様!でもショーが行われるテントの中に入る前にようやく目を覚ましました。そしてディズニーシーの映像が流れる中、お兄さんとお姉さんが登場しました。いくつかのプレゼントが渡される抽選会の後、一人の女の子がディズニーシーを旅するというテーマでショーが始まりました。きれいな照明に大喜びのしゅんは、徐々にダンスを踊るキャラクターやお姉さん達にも興味を持ち始め、手拍子をしながらじっと魅入っていました。

でも私たちは、あることに気付きました。キャラクターや踊りに喜んでいるというより、「きれいなお姉さん」に喜んでいるのでは・・・?ショーの途中に、客席の通路を歩きながら歌ってくれる時間があったのですが、お姉さんが笑いかけてくれたり手を振ったりしてくれると、これ以上の幸せはないといった満面の笑みになるのに、王子様やお兄さんが頭をなでてくれた時は、どちらかというと憮然とした表情になるのです。そして皆さまお待ちかねのミッキーマウスが踊り出しても、「もう終わる?もう終わる?」としきりと聞くので私たちは苦笑するばかりです。とはいえ、「あ〜、楽しかった。面白かったね」と車の中でも言うのを聞くと、ぜひ一度連れて行ってあげたいなと思いました。
着いたよ〜 皆さん勢揃い


7月8日(土) 晴れ 「カーキャリア」
今日は久しぶりに真っ青な空が広がる、良いお天気になりました。洗濯物もカラッと乾いて良い気持ちです。

お昼ご飯に、前から行ってみたかった「えん家 KURA」というお店に行きました。新潟のおいしい物がメニューにずらりと並んでいるこちらのお店は、のれんをくぐると入り口まで、小さなお庭の敷石の上を歩いていく作りになっています。そして赤い絨毯を歩いて案内される席は、お庭を眺められる個室なのです。他のお部屋の話し声ももちろん聞こえますが、家族だけでくつろいでお食事できるこういうお店はとても嬉しくて、いつもよりゆっくりとお食事を頂くことが出来ました。

主人は新潟名物、小千谷そばと天ぷらのセットを、私はKURA御膳を注文しました。お蕎麦は海藻が練り込まれたへぎそばです。1.5人前だったので、私としゅんもお裾分けをもらいました。私の御膳も天ぷらやお刺身、そして手作りのお豆腐など、おいしい物がてんこ盛りで、しゅんと分け合って食べてもお腹がいっぱいになりました。素材も新潟産にこだわっているというこちらのお店、わっぱ飯やお寿司など、他にも魅力的なメニューがいくつもありました。ファミレスと変わらないお値段なのに、個室でゆったりできて、またぜひ来てみたいと思うお店でした。

右の写真は、夕食の準備をしている私の横でしゅんが作った作品です。何だか重そうなこの車、しゅんの大好きな「カーキャリア」なのです。腹這いになって目線を下げ、4台のミニカーを乗せてご満悦です。ドライブしていても、カーキャリアを見つけると「わー、カーキャリアがいるよ〜。」「何台乗ってるの〜?」と大喜びするので、私も見つけるたびに思わず大きな声が出てしまいます。電車派、車派に分かれるとよく聞きますが、車の中でも工事車両が好きなお子さんがいたり、救急車やパトカーがとても好きなお子さんがいたり、みんなそれぞれで面白いなと思います。しゅんは電車も車も多分同じくらい好きですが、車の中ではカーキャリア、マーチ、救急車の順に好きな様です。
新潟のおいしいお膳 カーキャリアが完成


7月7日(金) 曇りのち晴れ 「お買い物」
今日は七夕です。しゅんの幼稚園バッグから、30センチくらいの笹と折り紙で作った飾りが出てきました。飾ってあった笹を、全員で仲良く分けてお土産にした様です。

しゅんを幼稚園に送った後、少し遠いショッピングセンターに行きました。教習所に通う事を決めた時、まずは幼稚園の送迎、次にはこのお店に来ることが出来るようになることを目標にしようと思いました。休日に何度か主人の運転する車で行ってイメージトレーニングをして、いつ挑戦しようかなと思っていましたが、夏のセールも始まってお買い物したい熱も高まってきたので、今日をその日にすることにしました。地図で何度も確認し、カーナビもセットしていざ出発。と物々しく書いていますが、空いている平日には15分ほどで到着するお店です(笑)。

そしてこちらがセールでゲットした洋服です。いつも忘れてしまう主人の服も、今日はちゃんと買いました(Tシャツ一枚ですが)。夏のお出かけの時、主人とお揃いの服を着たら、しゅんは迷子にならないでしょうか?!洋服を着たり見たりするのが大好きなしゅんは、新しい袋を見つけると「開けて、開けて」と大騒ぎでした。そして私のパンツを眺め、「わ〜、このボタン、かわいいね〜。」と早速ほめてくれました。買い物の後、張り合いのある反応を返してくれる人ができて、お買い物の楽しみも増えたわ〜と思いました。

ところで、幼稚園が終わってもパワーが有り余っているしゅんは、お迎えの後も園庭で遊び始めました。一人帰り二人帰りとお友達が減っていっても、「ばいばーい」と元気に手を振って遊び続けます。結局最後の一人になるまで、一時間近くも遊んでいました。さらに家に到着すると、「三輪車をしましょうよ」と物置を開け、今度は三輪車で社宅の敷地をパトロールし始めました。パトロールは1時間近くも続き、立ちながら眠ってしまいそうになった私は、少しこのパワーを分けて欲しいものだと思いました。
セールを満喫!


7月6日(木) 雨のち曇りのち晴れ 「梅雨の一日」
今にも雨が降り出しそうな曇り空でしたが、午後には青空が見え始め、夕方には真夏のような空気が漂っていました。きれいな夕焼け空を見ながら、梅雨が明けたら日本海に沈む夕日を見に行ってみたいなと思いました。

明日はお弁当がないので、一日早い七夕弁当にしてみました。と言っても、おにぎりに星形の海苔をぺたぺた貼っただけです。何だか海苔が足りない失敗作の用に見えなくもないのが悲しいところですが、しゅんには好評でした。そしておかずを詰めていたら、「しゅんちゃんがピックを選んであげるよ」と言いながら何本ものピックが選び出され、お弁当箱はこんなことに!お箸もフォークも要らないお弁当となりました。

しゅんがお弁当を食べている頃、私も一人でランチを食べました。上に乗せた具が多すぎてほとんど見えませんが、メインはお素麺です。キュウリ、ミニトマト、シソの葉、くるみ、竹輪が乗っていて、味付けはお醤油とごま油、そして少しのめんつゆです。冷蔵庫に少しずつ残っていた物をどっさり乗せたお素麺、夏らしくてなかなかおいしかったのですが、こちらは7月だというのにまだ肌寒い日が多いのです。今日も少し腕をさすりながら、夏の気分だけを味わいました。

先日から、少しずつ刺していたお布巾が完成しました。刺し子をするのは久しぶりでしたが、手芸店で見かけて急にやってみたくなりました。ビデオを観ながらチクチクと手を動かすのはとても楽しくて、また違う物も作ってみたい気がします。しゅんも幼稚園で時々やっている「縫い取り」がとても好きだと言っていますが、もう少ししたら、一緒にチクチクできるでしょうか?その日が楽しみです。
一日早い七夕弁当 私のお昼ご飯 お素麺が見えない・・・ 刺し子が完成


7月5日(水) 曇りのち雨 「お友達」
朝から怪しい空模様でしたが、予報より早く雨が降り始め、夕方には土砂降りになりました。

このお天気では公園に行くこともできず、長い水曜日の午後をどうやって過ごそうかと思っていたところ、幼稚園のSさんからお電話がありました。そしてお家へのご招待!しゅんに「Dちゃんのお家に遊びに行こうか?」と言うと、「Dちゃん、Dちゃん」と小躍りしながら、お菓子が入っている戸棚に走っていきました。そして戻ってくると、「これをDちゃんとしゅんちゃんと、Dちゃんのママとしゅんちゃんのママで食べましょうよ」と言いながらお菓子の小袋を4つ差し出しました。

小さなお土産を持って、カーナビをセットし、いざ出発です。大体の地理はわかるものの、やはり正確にはわからないため想像通りお家の近くで迷うこと数分・・・。しゅんは「あれ?通り過ぎちゃった」「う〜ん、どこなの?」とぶつぶつ言う私の声を聞いて、「Dちゃんのお家に行きたいんだもの〜」と泣き出しました(汗)。「ママ、頑張るから大丈夫よ」としゅんだけでなく自分を励まし、何とか辿り着いた時には一仕事終えたような気持ちになりました。

Dちゃんと何やらお話しながら遊び始めたしゅんを見ていると、とても微笑ましくて思わずクスッと笑ってしまいました。幼稚園でもこんな風にお友達と遊んでいるのかなと想像しながら、電車遊び、滑り台、積み木・・・と遊び続ける2人の様子を見ながら、Sさんとおしゃべりに花を咲かせました。「しゅんちゃん、大好き〜」と言いながら、しゅんにギューッと抱きつき、勢い余って仰向けに寝転んでしまったしゅんに乗りながら抱きつくDちゃんにSさんは「しゅんちゃん、痛いんじゃないの?」と大慌てでしたが、しゅんはニヤリと笑って「大丈夫」。きっと幼稚園でも、お友達やお兄ちゃん、お姉ちゃんになされるがまま、こうやって楽しく過ごしているんだろうなと思いました。


7月4日(火) 曇りのち晴れ 「七夕」
曇り空から雨がパラッと降ってきたかと思うと、急に青空が広がって暑くなりました。梅雨らしい安定しないお天気です。

この辺りでは火曜日が、各スーパーやショッピングセンターでお買い得の日となっています。東京では考えられないお値段が並ぶチラシを、朝ご飯の後で何枚か眺め、幼稚園にしゅんを送った足でそのまま買い物に行くのが火曜日のコースになっています。開店直後のお店はとても空いていて、快適な買い物ができます。その日のひとりランチ用に、新潟でポピュラーなおにぎり屋さんでおいしそうなおにぎりを選んで買ってくるのも楽しみです。

お迎えは久しぶりに自転車にしました。「自転車を使う日は何か用事がある日だよ」としゅんに言ってあるため、「今日は何の用事なの?」と幼稚園から出てきたしゅんは大興奮です。図書館に行くという用事もあったのですが、今日の一番の用事はこちら。ちょっと足を伸ばし、七夕飾りが飾られている商店街にしゅんを連れて行ってあげたいと思ったのです。幼稚園でも笹の葉に短冊を飾ったしゅんは、何本もの笹が飾られ、さらに巨大なお飾りが飾られた商店街に目を丸くしていました。子どもの頃、浜松の七夕飾りを家族で見に行った時の事を思い出しながら、しゅんと自転車で商店街を往復しました。
七夕飾り


7月3日(月) 曇りのち晴れ 「川と海」
今日も昨日からの強い風が残っていました。冬になると、強い風のために自転車で信濃川を越えるのは至難の業になるらしいのですが、今日も何人かのお母さんが「この風の中、信濃川を越える勇気が出なくてバスにしたわ」と仰っていました。雄大な信濃川にかかる橋からの眺めはとてもきれいなのですが、強い風の日は景色を楽しむどころではなくなる様です。

しゅんを幼稚園に送ると、急いで家に戻ってアイロンを済ませ、再び幼稚園に行ってヨガが行われているお部屋に入りました。窓からは心地よい風が入ってきて、瞑想の時間にはうっとりとしながら眠ってしまいそうでした。仰向けになりながら皆さんゆったりとした気持ちになっていたその時、「私、アリエルよ。今から舞踏会に行くの。おめかししなくちゃ。」という魅惑的な声が聞こえました。Mさんのお子さんが、おもちゃのボタンを押したのです。思わず笑ってしまうと、ヨガを教えて下さっているWさんが「皆さん、お姫様になって舞踏会に行くところをイメージしましょう」と仰いました。畳の上にゴロリと横になった何人ものお母さん達が、揃ってお姫様になったイメージを抱きながら瞑想している姿、ちょっと面白いよね・・・とヨガの後で皆さんとお話ししました。
ちょうどお腹が空いてきたところで、ヨガに参加できなかった方も合流し、今日もランチに繰り出しました。今日のお店は先日主人とも行ったインド料理屋さんです。色々な種類のカレーをそれぞれ選び、あっちからこっちから「これ、味見してみて」とカレー付きのナンがやってきて、気付かないうちにはち切れそうなほどお腹がいっぱいになりました。お話していると時間もあっという間に経って、再び皆さん揃って子ども達のお迎えに行き、充実した昼間の自由時間が終了しました。

ところで毎日幼稚園へ行く道の途中に、下り坂の向こうに日本海が見える場所があります。山の風景も好きですが、海も本当に心が和む風景だなといつも思います。そしてお天気や空の色によって、毎日海は違うということがわかりました。波の様子も海の色も、空との境の様子も違っていて、今日はどんな海が見られるのかなと思いながらその道を通るのが楽しみです。


7月2日(日) 雨のち曇り 「お寿司」
朝まで降っていた雨は、お昼前には上がって夕方には時折青空も見えました。強い風が吹いていて、雲が驚くほど早く動きました。海が近いこの辺りは、冬になると雪が上から下へ降るのではなく右から左へ降るのだとお母さん達に聞きました。すごい風に飛ばされる雪に、目の前がよく見えなくなったりするんだよというお話を聞いてもまだ想像できませんが、今日の風の吹き方を見ていると、これに雪がプラスされたらどうなるんだろう?と思いました。

お昼はショッピングセンターにあるお寿司屋さんに。回るお寿司ですが、とてもおいしくて気に入っています。こちらにはあちこちにショッピングセンターがあるのですが、今日行った所はかなり広く、センター内も車で移動してお店をはしごするという感じです。私たちも、電機屋さんと靴屋さんに行った後、お寿司屋さんまで車で移動しました。

カウンターに座ると、早速メニューを見てあれこれ注文しました。お腹が空いていたしゅんは、私が注文したセット品を次々と食べていきます。中でもあなごと炙ったサーモンがお気に召したのか、その後もあなご、サーモンと要求し続けました。その後、焼き鯖を食べながら、「お魚ご飯、おいしいね〜」としみじみ言いました。焼き魚をご飯に乗せて食べるのが大好きなしゅんは、お寿司も「お魚ご飯」として大いに気に入っている様子です。一体何貫食べるんだろう?と私たちが心配になるくらいたくさん食べ、ようやくお腹がいっぱいと言いました。そして夜、お風呂で体を洗う主人の背中に何やらお絵かきすると、「おすしやさんって書いたよ」と嬉しそうに言いました。


7月1日(土) 曇り 「扇風機」
昨日の夜は、台風のような強い雨が降り続いていました。窓に打ち付ける様な雨が降ると、翌日は窓に塩が残ります。窓を拭くたびに、海が近いんだなと実感します。
あっという間に一年の半分が過ぎて、今日から7月になりました。今年はしゅんの入園という大きな出来事がある年で、どんな一年になるんだろうとお正月に思っていましたが、まさか新潟で暮らすことになるとは思ってもいませんでした。でも、気付くとこちらでの生活にもすっかり慣れ、毎日楽しく過ごすことが出来ているのがとても嬉しいです。

今日は電機屋さんに行き、あれこれと見て回りました。主人が今とても興味を持っている家電をじっくりと見た後、取りあえずそれは検討することにして、「季節商品」のコーナーに移動しました。先日からリビングの暑さが気になっていたので、今日は扇風機を買いたいと思ったのです。2台持ってきたエアコンは、部屋の構造上リビングには取り付けられなかったため、夏をどうやって過ごそうかと度々考えていました。リビング引越案も出ましたが、昔ながらに扇風機でしのぐのはどうかという案に落ち着きました。2000円位から1万円を超える物まで、様々な商品がありましたが、昔に比べて随分安くなったな〜と思いました。デザインもすっきりした物が多く、リモコンまでついている物もあって驚きました。もちろん我が家はリモコンが必要なほどの豪邸ではありませんので、ごく普通のシンプルな扇風機に決めました。色々見ていて見つけた面白い商品は、「ドライヤー代わりに」という特徴を一番の売りにしている商品でした。扇風機の真ん中にある丸い部分がふたになっていて、そこを開くと何と鏡まで取り付けられていて、かゆいところに手が届く感じに思わずうまいっと言いたくなりました。「お気に入りの香りをどうぞ」と、アロマオイルを入れる小さな入れ物まで取り付けられる様になっているのです。きっと女性モニターを集め、商品開発をしたんだろうな〜と思いながらお店を出ました。

ところで今日のドライブで、しゅんがいつもと違う事を言い出しました。後部座席に座ろうとした私に、「ママは前の隣の席に座って」と言ったのです。ふ〜ん、どういう風の吹き回し?と思って慌ただしく助手席に座ると、主人が「何か久しぶりだね」とニッコリ笑って言いました。すかさず「しゅんがこっちに座ってって言ったから」と言う私に、「そんなこと知ってるって」と言う主人。ロマンチックのかけらもない、無粋なワタクシでありました。


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