2006年8月

                                                  過去の日記 2006/07


8月31日(木) 曇り時々晴れ 「100円の日」
今日も気持ちの良い風が吹きました。明日もお天気は良さそうですが、気温は30度を下回る様です。

始まる前は一体どうなることかと思っていた夏休みですが、あっという間に最終日になりました。始まる前、どんな夏休みにしたいかという目標を、幼稚園から頂いた紙に記入しました。親からの言葉の欄には、「海や山など自然にいっぱい触れ、お友達や従姉妹とたくさん遊び、元気に過ごすことができたら嬉しいです。」という文章を書いたのですが、本当にその通りの夏休みになりました。東京にいたら難しかったかなと思うほど、海や山に出かけ、時間さえあればお友達と遊び、従姉妹とも仲良く遊び、風邪をひいた以外は病気も怪我もなく元気に過ごすことが出来ました。この1ヶ月半でだいぶ日焼けをし、少年らしい顔つきになって、ちょっとたくましくなったしゅんと、私も楽しい毎日でした。明日からは幼稚園が始まります。「幼稚園が楽しみ。玄関で、ちゃんとバイバイできる。」と言って眠ったしゅんですが、実際は笑って手を振ることが出来るでしょうか?

明日に備え、色々と準備をして過ごしましたが、家にずっといるのも寂しいかなと思っていたら、私が隠してあったチラシを見つけ、「行こう、行こう」と言い出しました。それはドーナツ屋さんの全品100円のチラシです(笑)。お店に着くと、期間限定の「ホールシング」という、小さなドーナツにチョコレートなどでかわいくデコレーションされた商品を欲しいとしゅんが言ったのですが、それは元々のお値段が105円。折角今日は100円なんだから、別のにしようよと耳打ちすると、しゅんは定価210円のD−ポップを選びました。座席に座って食べ始めると、周りのお子さん達があっちでもこっちでもホールシングを食べていることに気付きました。100円の日に、105円のドーナツを買ってあげるなんて、皆さん太っ腹!・・・なんてことを考えてしまう私は、かなりのケチなのだろうかと一瞬恥ずかしくなりました。そんな私の思いを知らないしゅんは、私の顔をジーッと見上げながら、「ママちゃん、おいしいね〜。」と幸せそうな笑顔を見せてくれました。夏休み最後に、ちょっと甘い思い出が出来て良かったです。


8月30日(水) 雨のち曇り時々晴れ 「迷子」
今日は雲の動きが早く、お天気がめまぐるしく変わりました。強い雨が降ったかと思うと、晴れ間がのぞいて暑くなり、すぐまた雲がやってくるといった調子でしたが、一日を通じて気温は低く、夕方には涼しいと感じるくらいの過ごしやすさでした。残暑が厳しい日もあるとは思いますが、やはり秋の訪れが早いのだろうと思いました。

あさってから始まる幼稚園の準備をしているのか、ぐっと早起きになったしゅんと朝から準備をして、ふるさと村へGO!昨日慌ただしく連絡を取り合ったのですが、5組の親子が集まりました。お馴染みのアスレチックに駆けていった子ども達は、あっちこっち走り回り、元気に遊び続けました。

そんないつもと変わらぬ一日になるはずだったのですが、私としゅんにとって大事件が起きました。生まれて初めてしゅんが迷子になったのです。おにぎりとパンを買い、バザール館の広場でお昼を食べた後のことです。子ども達が一人、二人と食べ終え、目の届く範囲で動き出しました。ゆっくりと食べていたしゅんも食事を終え、「お散歩してくるねー」と言ってはちょっと向こうまで歩いて私の元へ戻ってくるということを繰り返していました。私もずっと目で追っていたのですが、ふと目を離した隙に、しゅんの姿が見えなくなりました。慌てて探したものの、どうしても見つかりません。背筋が凍りそうになりながら広場に戻ると、Yちゃんのお母さんの横に大泣きをしているしゅんがいました。ワーワーと泣き続けているしゅんは、私に抱きつくと「お散歩していたの。ママを探したけどいなかったの。」と言いました。私も「ごめんね。」と言いながら汗がどっと出てきましたが、しゅんも想像以上に恐怖を感じたのか、最近は滅多にしないおもらしをしてしまう程でした。何事もなかったから良かったものの、本当に一瞬でも目を離したらいけないなと反省する出来事でした。

そんな事件もありましたが、元気を取り戻したしゅんはお友達と午後も元気に遊びました。10時過ぎに家を出て、ふるさと村を出たのは4時半過ぎというハードスケジュールにもかかわらず、子ども達は元気いっぱいでした。それでもさすがに疲れたのか、しゅんは夜ご飯を食べながら「眠くなっちゃった」と言って眠ってしまいました。まるで離乳食を食べている赤ちゃんみたいだなと思いながら、お布団に運びました。


8月29日(火) 曇り 「左利き」
夏の咳風邪はしつこくて、なかなかすっきり治りません。元気に動き回っているしゅんですが、時々まだ咳が出るのでかかりつけの小児科に行くことにしました。この夏は、風邪でこの病院を訪れることが多く、しゅんはすっかり先生と看護師さんのファンになっています。診察室から顔を出した看護師さんに名前を呼ばれると、「はーい」と手を挙げて答え、「こんにちはー」とウキウキした足取りで椅子に座るほどです。病気に見えない・・・。
今日の診察結果も、しゅんの咳は動きすぎているために出る咳でしょうとのこと(それ、何?!)。折角だからと一緒に診て頂いた私の咳は、そんなしゅんを追いかけ回しているためになかなか治らないで続いているとのことでした。何はともあれ、食欲もあって元気もあれば、後は咳が止まるのを待つばかりということでほっとしました。

必要な物があったので、ショッピングセンターの100円ショップを見ていると、カートに乗ったしゅんが手を伸ばしたのは、「すうじとかずとぬりえ」という塗り絵の本です。大好きな「数字」や迷路が盛りだくさんで、すっかり心を奪われている様に見えたので、家に帰って早速これで遊ぶことにしました。

クレヨンを持って迷路を始めたしゅんを見て、やっぱりと思ったのは、クレヨンを持つ手です。昨日、AさんとTさんともお話したのですが、しゅんは確実に左利きの様です。教えなくても自然と左手で持つ物がほとんどで、当然の様にクレヨンも左手で握って上手に迷路をたどっていきます。ご自身が左利きだというAさんは、「私自身の感想で言えば、字を書く時だけは右の方が楽だと思う。左は何かと不便だった。」と仰っていて、同じく左利きらしい娘さんにも、字や絵の場合だけは右で持たせる様にしているそうです。試しにしゅんにも「右手で持ってみる?」と言うと、右手に持ちかえて迷路を一つ終え、すぐ左手に戻しました。「右手で出来るかな?」と言うと、「右じゃできないの。左がいいの。」と言うのでそれ以上は言うことをやめましたが、これから先、本格的に鉛筆を持つようになった時は、どう対処したらいいのかなととても迷っています。ストレスになるような事はしたくないし、でも書きにくかったり不便を感じたりするのはかわいそうな気もするし。難しい問題です。


8月28日(月) 曇り時々晴れ 「男の子と女の子」
涼しくなりそうな空でしたが、意外と蒸し暑い一日でした。

昨日の夜にお誘いを受け、今日はAさんのお宅にお邪魔しました。お宅に到着すると、一足早くTさん親子も一緒に出迎えてくれました。女の子2人と男の子1人という組み合わせになった今日は、おませでおしゃまな女の子達に、しゅんは少々押され気味でした。しかし少々のんびり(ぼんやり?)したところのあるしゅんは、親たちから見るとちょっとハラハラするような場面でも、意外とのほほんとしていて私たちの笑いを誘いました。

「ここはYちゃんとRちゃんのお家なのよ。しゅんちゃんは来ないでっ。」と言われれば、「ふ〜ん。どこなら行っても大丈夫?ここはしゅんちゃんのお家にしようかな〜。」とソファーの隅っこに座ってニッコリ。「このおもちゃは私たちが使っているの!!しゅんちゃんは遊べないおもちゃなのよっ。」と言われれば、「ふ〜ん。これはしゅんちゃんが使ってもいいおもちゃかな?」と言って別のおもちゃで楽しそうに遊びます。女の子達のお母さんは「そんな意地悪言わないのよ」「一緒に遊んだらもっと楽しいよ」と、少々必死になってお子さん達に言うのですが、しゅんの様子をご覧になると「しゅんちゃん、何だかとても楽しそう」「しゅんちゃんって、けなげだわ〜」などと仰っていました。私はしゅんのそんな性格を前から知っているので、しゅんはこんな状況でも十分楽しく遊んでいますから、どうぞお気を使わずにという気持ちだったのですが、お母さん達にはしゅんの様子はとても新鮮だったようです。

もちろん性格的なものも大きいのですが、こんなに小さくても男の子と女の子の違いを感じることが多々あります。先週遊びに来て下さったYさんともお話したのですが、やはり女の子の方が精神的な成長が早い様で、小さいながらも複雑な関係を築いているのに対し、男の子はどこかポーッとのんびりおっとりしているところがあって、見ていて歯がゆくもありかわいくもありという感じです。このかわいらしさがいつまで続くのかわかりませんが、今はそんなしゅんを思いっ切りかわいがりたい気分です。


8月27日(日) 晴れ 「フルーツソフト」
今日もゆっくり寝坊をして、私の風邪も随分良くなりました。主人は今日も出社したため、休日の様な平日の様な、そんな気分の日曜日を過ごしました。

お昼ご飯を食べ終えると、しゅんの「お出かけしたい」気持ちは抑えられなくなってきました。まだどこかで元気に遊ぶほど私も復活はしていないので、お楽しみを間にはさんで電機屋さんと大きめのスーパーに行く事にしました。電機屋さんで替えの蛍光灯を買うという用事を済ませて駐車場に向かうと、しゅんが「おもちゃコーナー、見たいよ〜」と抵抗をしました。しかしその耳元に「アイス食べよ」と囁くと、ウハッと笑って足取りも軽く車に向かってウキウキと歩き出すのはまだ3歳児、単純です。

今日の最大の目的ともいうべきアイスクリーム屋さんは、ケーキやさんに併設された小さな店舗で、とても珍しいソフトクリームを食べさせてくれるお店です。普通はアイスが並べられているケースに、何種類ものフルーツがずらりと並べられています。まずはバニラかヨーグルトというベースの味を選び、フルーツの中から3種類までを選ぶと、その場でフルーツとアイスをミックスしてソフトクリームにしてくれるのです。フルーツのつぶつぶがそのまま入っている、トローリとしたソフトクリームは、選び方によって色々な味になるのが楽しくて大人気なのだそうです。私も初めて行きましたが、この季節の休日ということもあってか大盛況でした。
今日のベースはバニラと決めていたので、フルーツはしゅんが選びました。色とりどりのフルーツの中から選んだのは、メロン、マンゴー、りんごです。一体どんな味になるのか想像もできないセレクトですが、ほんのり甘くて爽やかなソフトクリームが出来上がりました。「おいしいね〜」と言いながら、この陽気で溶けないか心配しつつ慌てて食べたソフトクリームはとてもおいしくて、夏休みの良い思い出の一つになったかな?と思いました。よそのお宅のお父さん達を見たしゅんは、「しゅんちゃんのパパはどこだっけ?」と突然思い出した様に言い、「パパはどの味を選ぶかな?」と言っていました。そこで主人には、ケーキ屋さんの方でお土産の焼き菓子を買ったのですが、ちゃっかり者のしゅんは自分の分のマドレーヌも一つかごに入れ、夜ご飯の後で忘れずに食べていました(笑)。
しゅんセレクト 「メロンマンゴーりんごソフトクリーム」 トローリ


8月26日(土) 晴れ 「お料理」
昼間は相変わらず30度を超えていますが、朝晩はぐっと気温が下がる様になりました。そろそろ、しゅんのパジャマも秋らしいものに変えた方がいいかなと思いながら、洗濯物を畳みました。

明け方帰ってきた主人は、今日も再び仕事へ。しゅんは「今日は何曜日?」「パパはどこ?」「土曜日なのに会社、終わらないの?」と何度も繰り返し聞いてきました。私はというと、しゅんを見ながら畳にゴロリと横になり、うとうと・・・。風邪は移された方がひどくなるとよく聞きますが、本当にその通りでした。

早めに帰ってきてもらった主人とお風呂に入ったしゅんが、「パパ、このお料理セット、もうパパも使っていいことになったんだってー。」と言うので2人で笑ってしまいました。しゅんは毎日、お風呂専用のお砂場セットで遊ぶことを楽しみにしています。バケツにスコップや小さなひしゃくなどでお湯を入れ、「お醤油を入れま〜す」「みりんも入れま〜す」と言いながら、何やら不思議なお料理を作り続けます。私も一緒に「胡椒をふります」「かきまぜてみま〜す」と参加するのですが、先日主人が「お料理しようかなー」と言ったら、ものすごい勢いで「これはしゅんとママのお料理セットなんだってーー。パパは触っちゃだめなんだってーー。」と拒否され、がっくりしたという出来事があったのです。その時の事を悪かったと思っていたのか、今週の水曜辺りから「このお料理セットね、もうパパも使っていいみたいなんだよ。」と度々私につぶやいていたしゅんですが、やっと今日、主人にそれを伝える事が出来たようです。2人がどんな風にお料理したのかわかりませんが、しゅんがお風呂から出てくるまでには、いつもより時間がかかりました。男同士、楽しいお料理タイムを過ごしたのでしょうか?


8月25日(金) 晴れ 「不思議なスイーツ」
今日も日差しは強いものの、風があって良い気持ちでした。こんな良い日なのに、しゅんの風邪があっという間に移ったのか喉がイガイガします。「喉が痛いな〜」とつぶやいたのは覚えているのですが、ハッと気付くと随分うたた寝をしていた様です。そして口の中に何か入っている?!と慌てて確かめると、トローチが1つ入っていました。別の部屋を見ると、お薬を入れている引き出しが床に置かれ、何やらガサゴソと探した跡があります。私のつぶやきを聞いて、いつも私にお薬を飲ませる係りのしゅんがトローチを入れてくれたのです。喉に詰まらせなくて良かったわ・・・と思いながらも、ちょっと嬉しくなりました。

夜ご飯を食べていると、空がピンク色に染まり始めました。一緒に眺めていたしゅんは、「お風呂でも夕焼け見られる?」と楽しみにしていましたが、陽が落ちるのはとても早く、すぐに真っ暗になってしまいました。

下段左の写真は、夕方行ったショッピングセンターで買ったおやつです。これ、一体何だと思いますか?答えは、「コーヒー白玉」です。その名の通り、コーヒーゼリーに白玉が3個、そして粒あんと生クリームが添えられたスイーツです。商品説明によると、「和洋の隔たりなく素材を組み合わせた」らしいのですが、それにしても隔たりないにも程があるような・・・。とはいえ、こういう物を見ると試さなくてはいられない性格の私としては、一度は買ってみなくてはということで、早速試してみました。
恐る恐る食べたのですが、意外にもおいしいこと!和菓子で有名なお店だけあって、白玉やあんこのおいしさはもちろんなのですが、こだわりのコーヒーで作ったというゼリーも良いお味でした。新潟には、「イタリアン」といい、想像も出来ないような組み合わせの食べ物が多い様な気がするのですが、このコーヒー白玉も、この地を離れた時には懐かしく思い出す食べ物になりそうです。

夜、お風呂に入っていたしゅんが何を思ったか、「フタを取ってここに置いて」と要求しました。言われた通り洗い場に立てると、クルクルと自分を巻いてニッコリ。海苔巻きの気分?
ほんのりピンク色 あっという間に夕暮れ
「コーヒー白玉」 おいしい〜 海苔巻き?


8月24日(木) 晴れのち曇り 「好きな物」
今日は急に秋が来た様な涼しさでした。窓を開けると気持ちの良い風が入ってきて、エアコンを使わずに一日過ごすことができました。涼しくなると体は随分楽ですが、余りにも短い夏だったような気がして、少しだけ寂しくなりました。

ここ数日の疲れがどっと出たのか、青い顔をして起きてきたしゅんは、珍しくゴロゴロと横になりウトウトしていました。そして十分休むと元気が出てきたのか、椅子に座って「お腹空いた」と言い出しました。具合が悪くなるのも早いですが、ちょっとした疲れの時は回復するのもあっという間です。体調が悪くても我慢するということは絶対にないので、とてもわかりやすいといつも思います。元気になると途端に「お出かけしたい気分になっちゃったな〜」と言い始めましたが、大事を取って今日は一日家の中で大人しく過ごしました。

ところで最近、しゅんが一日に何回も呪文のように唱えている言葉があります。それは、「じーたてぱいぱいままずき」という言葉です。最初は何を言っているの?と思ったのですが、ゆっくり聞いてみるとすぐに内容がわかりました。「ジータ(靴)」「手(私の手を触ること)」「パイパイ(言わずと知れた・・・)」「ママ」が大好きだという意味なのです。「しゅんちゃん、じーたてぱいぱいままずきなの。」と言いながら、手を触ってきたり抱きついてきたり、いつまでこんなに甘えん坊なのかな?と思うような甘えっぷりです。今日は「ママは何好きなの?」と聞かれたので、「そうねー、ぱぱしゅんちゃんへぎそばわっぱめしじぇらーとずき(しゅんの呪文に入れてもらえない不憫な主人を一番前にしてみました)かな?」と言うと「ママ、たくさんだね〜。」と嬉しそうに私の言葉を繰り返しました。そして「しゅんちゃん、ジータ手パイパイママへぎ蕎麦わっぱ飯ジェラート好きだよ。もっと多い。」と言いました。負けず嫌い・・・(笑)。


8月23日(水) 晴れ 「またね」
昨日の夜中、「そうだよ、Aちゃん」というしゅんの声にハッと目を覚ましたところ、しゅんは気持ちよさそうに眠ったままでした。Aちゃんと楽しくおしゃべりしている夢を見ているなんて、きっと本当に楽しかったんだろうなと思いながら、嬉しい気持ちで私も眠りました。

真夏に逆戻りした様な暑さでしたが、きれいに晴れ渡った今日は、朱鷺メッセの展望台に行きました。佐渡島や遠くの粟島までくっきり見え、青い空と海がとても美しい光景でした。電車好きのAちゃんは、遠くに走っている小さな電車をすぐに見つけ、しゅんに報告しました。31階から眺めると、線路と電車がまるでおもちゃの様に見えました。

新潟最後のお昼ご飯は、やはり名物のあれを・・・と駅前にあるお蕎麦やさんに入り、へぎそばを食べました。大きなへぎと呼ばれるお皿にきれいに並べられたお蕎麦を見ると、お蕎麦が大好きなAちゃんは我慢できなくなり、写真撮影をする私たちの横でそーっと一盛り手にとって口に運びました。それからは、一口食べる度に「おいしい、おいしい、おいし〜い」と踊り出さんばかりの喜びようで、それを見ているだけで、食べに来た甲斐があったわと思いました。
お蕎麦はとても良く冷えていて、喉ごしすっきり!私たちも顔を見合わせて「おいしいね〜」としみじみ言ってしまうほどのおいしさでした。サクサクの揚げたて天ぷらも、それぞれのお味がよく感じられて、いくつでも入りそうでした。

楽しいお昼ご飯が終わると、とうとうお別れの時間が迫ってきました。「またしばらく会えないね」というYさんの言葉に、子ども達2人の反応はそれぞれです。その意味がよ〜くわかっているらしいAちゃんは、「寂しいよ」と言ってふにゃっと顔をゆがませて涙ぐみ、こちらまでジーンとしてしまいました。まだよくわかっていないらしいしゅんは、「うん。バイバーイ。」と明るく手を振ります。きっとまた明日も会えると思っているのでしょう。
新幹線がホームに入ってくると、電車好きの血が騒ぐ様です。違う表情の新幹線をうっとりと眺め、何やら2人で語っているのがおかしくて、私たちは後ろで笑ってしまいました。この3日間、私たちも新潟を満喫できました。おいしい物をいっぱい食べながら、楽しい場所を訪れ、そして友達同士おしゃべりをして、親子共々夏休みの良い思い出ができました。ギュッと濃縮した充実した3日間でした。
へぎそば う〜ん、おいしい 新潟駅 地図を見る2人
「来たね〜」「あっちは古い型の新幹線なんだよ」と語る2人 また会おうね


8月22日(火) 曇り一時雨 「お煎餅好き」
「今日もAちゃんと遊べるよ」と言うと、しゅんはニヤリと笑って起きました。今日は海に行こうかと話していましたが、怪しげな空模様です。大気が不安定で、晴れ、曇り、どしゃぶりの雨と、めまぐるしくお天気が変わりました。

ホテルの前で待っていてくれたYさん親子に手を振ると、Aちゃんはぴょんぴょんと跳びはねました。しゅんも車の中から「Aちゃ〜ん」と手を振ります。仲良く並んでチャイルドシートに座った2人は、早速電車カードを広げておしゃべりを始めました。
まずは雨でもOKのお出かけスポット、しゅんの大好きなふるさと村へ。アスレチックに大興奮の2人は、お着替えをしなければならない程、汗びっしょりになりながら走り回りました。私たちは、そんな2人を見ながら汗をぬぐいます。こちらのアスレチック、温室の中にあるため、雪の日でも裸足で遊ぶことが出来ると大人気なのですが、この季節はダイエットをしている様な状態に・・・。キリの良いところで2人をバザール館に連れ出し、新潟のおいしいお煎餅やお菓子を買いました。

お昼は、私たち家族が気に入っているレストランへ。「個室なので子どもがいてもゆっくりできるのに、東京では考えられないこのお値段!」と、Yさんは昨日から何回目かしら?と思うくらいこちらの物価に驚いていました。

お腹もいっぱいになったところで行き先を考えていると、しゅんが「せんべい王国に行きた〜い」と言い出しました。手焼きしたお煎餅の前で満面の笑みを浮かべていたしゅんの写真を覚えていて下さったYさんも、「ぜひ焼いてみたい!」と仰ってしゅんは大喜びです。「せんべい、せんべい」と歌い続けるしゅんの声を聞きながら、次第にのどかになる風景の中、せんべい王国に向かいました。
お盆も過ぎ、平日の今日は驚く程空いていて、子ども達はキッズコーナー、私たちは試食&お買い物を満喫することができました。珍しいお煎餅やこちらでしか買うことのできないレアな栗山米菓グッズをじっくり選び、Yさんは大きな袋いっぱいにお買い物をされました。そして最後はお楽しみ、手焼き煎餅作りです。親切なお兄さんが私たちの網に付きっきりで、小さな2人にご指導して下さいました。熱い熱いと言いながらもお煎餅をひっくり返し、味付けの壺にボチャンと漬けると、おいしいお煎餅の出来上がりです。お煎餅が大好きだというA君は、幸せ〜という表情でお煎餅にパクリ。あっという間に、焼きたてのお煎餅は私たちのお腹に消えていきました。そしてYさんがひと言、「新潟に来る時は、おやつは持参しない方がいいですね。現地調達したい物があふれています。」と仰るので、本当にその通りだと嬉しくなりました。

夜ご飯を食べに行く前、Yさん親子が宿泊するお部屋にお邪魔すると、海に向かう佐渡汽船や空港を飛び立つ飛行機など、素晴らしい風景が見られました。一日たっぷり遊んだ子ども達は、「どうして同じお部屋に泊まらないの?」と言うくらい仲良くなりました。
電車 連結しているそうです バリンちゃんと握手 手焼き煎餅に味付けをしています


8月21日(月) 晴れのち曇り一時雨 「新潟へようこそ」
何日も前から、しゅんは「月曜日」になることを楽しみにしていました。今朝、「月曜日だよ」と耳元で囁くと、にっこりとした笑顔でぴょんと飛び起きました。

しゅんと同じく私も楽しみにしていたこの月曜日は、東京からYさん親子が遊びに来て下さる日なのです。1歳の頃からリトミックでご一緒していたしゅんとA君は、性格も体型もそっくりで、小さいながらも気が合うお友達、そしてYさんと私も同い年でとても気が合う友達です。
ホームでMaxときの到着を待っていると、アナウンスが流れました。まるで恋人を待つ様な表情になったしゅんは、私の手を握りしめながら新幹線が入ってくる方向を見つめました。それなのに大勢のお客さんの中にYさん親子の姿を見つけた時には、あさっての方向を見て照れているのが面白くて、Yさんと笑ってしまいました。珍しい地方の電車を見た「電車男」のA君は、あれも見たいこれも見たいと既に興奮状態です。どこに行ってもこんな風に電車にワクワクできるなんて、ちょっとうらやましいなと思うくらいでした。

お昼ご飯は、新潟名物わっぱ飯を食べに行きました。のんびりと落ち着いた店内や親切な店員さん、そして東京では信じられないお値段の設定に、Yさんは驚いていらっしゃいました。最初は目も合わせなかったA君としゅんも、おいしいわっぱ飯を食べているうちにすっかり打ち解けて、クスクス笑いながら話し始めました。私たちもこの数ヶ月分の空白を埋めるかのように、おしゃべりに花を咲かせました。

一旦家に戻ると、早速子ども達は線路をつなげて遊び始めました。引越の少し前に遊んだ時より、ずっと仲良く一緒に遊べるようになっているのは、2人とも幼稚園でお友達と接する機会が増えたからでしょうか。私たちは2人の様子を微笑ましく眺めながら、おしゃべり第二弾を楽しみました。このまま遊び続けるのももちろん楽しそうでしたが、折角なのでお出かけしましょうと2人を誘い、「マリンピア日本海」に出かけました。今日も涼しい館内でお魚を眺めたり、イルカショーに拍手したり。イルカのジャンプは先日よりもさらに高く力強くなっているのか、今日はかなり後ろの席の方も跳ねた水でびしょぬれになっていました。

新潟に来たらこれも試していただかなくてはと、夜ご飯には新潟名物「イタリアン」を食べに出かけました。私が初めて「イタリアン」を見た時と同じ反応をなさるYさんの様子が面白くて、笑ってしまいます。そして一口食べたYさんのご感想は、これまた私と同じく「なかなかいける!」というものでした。その言葉を聞いて、新潟代表になった気分の私はとても嬉しくなりました。
普段行き慣れた場所や見慣れた物でも、こうして初めて体験する方とご一緒していると、新鮮な発見があります。新潟在住の私としゅんも、Yさん親子と新潟市内を旅している様な気分です。
ようこそ新潟へ!


8月20日(日) 晴れ 「わかった?」
今日で主人の夏休みは終わります。お天気に恵まれ、短い新潟の夏の中でも、まさに真夏という一週間だったと思います。海へ山へと新潟の自然にたくさん触れることができ、おいしいお野菜や魚を堪能できた一週間でした。私もしゅんも思いっきり夏を満喫した楽しい一週間でしたが、主人は体を休めることができたでしょうか?!もしかしたらお休み疲れが出てしまいそうなほどの活動ぶりでしたが、いっぱい摂った栄養であと少し続く夏も乗り切って欲しいものです。

普段の平日は長くても朝の一時間ほどしか会うことのないしゅんと主人も、この夏休みはたっぷり触れ合うことができました。もちろん今でも、私でなければ絶対ダメ、主人が一緒にするのはダメダメダメ〜という事柄はたくさんありますが、随分距離が縮まった様な気がします。しかしその縮まり方、何だかとてもおかしくて吹きだしてしまうこともしばしばです。よく、犬は家族に序列を作り、自分がどこの位置にいるのか意識して生活すると聞きますが、しゅんはどうやら、「私→しゅん→主人」と認識している様なのです。

私に何か注意されると、それをそっくりそのまま主人に言います。例えば「ご飯は落とさないで食べなさいね」と言うと、「○○ちゃん(主人)、ご飯は落とさないで食べるんだよ。い〜い?わかった〜?」と顔をのぞき込む様にしながら言うのです。主人が「わかってますよ」と答えると、「はい、いいよ。わかったね。」と満足そうです。目の前で繰り広げられる光景に、私は笑いを堪えるのが大変ですが、「わかった〜?」の言い方の私に似ていることといったら、思わずイヤになるほどです(苦笑)。それから私が主人に「今度は眼鏡を忘れないでね」と言ったり、コードを買うという主人に「ちゃんと正しいコードを買ってね」と言ったりすると、すかさず主人に駆け寄って、「い〜い?○○ちゃん、眼鏡を忘れないでね。わかった〜?」「正しいコードを買わなきゃダメなんだよ。い〜い?わかった〜?」とくるため、主人は「ゆっこが2人になったみたいだ」とうんざりした顔をしています。そして「はいはいは〜い」とややいい加減に答えると・・・、「はいはいは〜いじゃ、あ・り・ま・せ〜ん。わかったでしょ?」と鬼の首を取ったように(!)言うのです。父親の威厳をわからせるためには、私がもうちょっと主人に対する言葉遣いや態度に気をつけなくてはいけないのでしょうか?ははは〜。


8月19日(土) 晴れ 「お野菜とサンマ」
昨日の夜、しゅんと一緒に眠ってしまった私は、早朝に目が覚めました。居間で用事を済ませ、もう一度お布団に入りましたが、窓の外はもう明るくて目をつぶっても眠ることはできません。ベランダに出てみると、空気がひんやりして良い気持ちです。そこでふと思いついてそーっと着替え、そーっと鍵を閉めて自転車に乗りました。

ウォーキングやジョギングをしている人とすれ違いながら、良い気分で自転車に乗っていると、向こうから来る人達がお野菜の入った袋を提げていることに気付きました。そして辿り着いたのは、まだ6時過ぎだというのに大盛況の朝市です。旬の野菜や果物がずらりと並べられ、それぞれのお店でおばあさん達が「ちょっと寄ってみなせぇ。」「この枝豆、食べてみなせぇ。」と声をかけています。
見るからに新鮮なお野菜を見ながら歩いていると、私も枝豆の試食を差し出されました。今はだだ茶豆の最盛期なのか、あちこちのお店で1袋1キロほどの枝豆が売られていました。スーパーなどよりもお買い得な物も多く、さらにお店の方に調理法を聞きながら買うことができて、何だかとても楽しい気分になってきました。あれもこれもとついつい買いたくなって、気付くと両手にいっぱいの荷物です。結局、枝豆、十全なす、トウモロコシ、桃、トマト、さやインゲンを買って家に帰りました。朝ご飯に早速食べた枝豆とトマトは、野菜の甘さがたっぷりで本当においしく感じました。

ここ新潟では、かなりの暑さが続いています。日中は外に出ただけでジリジリと音がしそうです。体力を消耗しそうな昼間は家でゆっくりと過ごし、夕方になって再び行動開始です。しゅんとおいしいジェラート屋さんでおやつを食べた後、スーパーに出かけました。帰ってくると主人が待ちかまえていて、お次はしゅんが熱望していた三輪車。シャワーを浴びた様に汗びっしょりになって帰ってきた2人と夜ご飯にしました。
この辺りのスーパーでは、今日一斉に北海道で水揚げされたサンマが店頭に並びました。我が家ももちろん新鮮なサンマを夜ご飯のメインにしました。1尾では物足りないしゅんは、私や主人のサンマにも熱い視線を注ぎます。「良い子でご飯やおかずを食べた子には、サンマをあげようかな。」と言うと、「良い子で食べられる。お代わりがほしいの。どうしても、お代わりがほしいの。」と言うので主人と顔を見合わせて笑ってしまいました。サンマを懇願する子どもって!それにしても、今度は全部で何尾買ったら良いのでしょう。
朝市 お野菜どっさり ジェラート おいしいね〜


8月18日(金) 晴れ 「鮭公園」
昨日の夜遅く、目を覚ましてふと窓の外を見ると、驚く程の星が見えました。ベランダに出てじっとしていると、降ってくる様な星の中に流れ星も見ることができました。こんな風に山で星を見たことはありましたが、海では初めてかもしれないなと思いました。

朝ご飯には、焼きたてのお魚やもずく粥など、この土地ならではのメニューも並びました。お魚の身をほぐす→しゅんの口に運ぶ→身をほぐすの繰り返しで、なかなか私の口には入らないくらい、しゅんはこのお魚が気に入っていました。
曇り空で暑さも和らぐかと期待したのですが、フェーン現象は強力です。じっとしているだけでも汗が出てくる様な暑さに、どこへ行こうかと思案しました。そしてまずは、皇太子殿下の成婚を記念して作られた公園内にある、雅子様ゆかりの旧嵩岡家住宅を見学しました。「公園に行くよ」と言った私の言葉で「公園」を連想していたしゅんは、「公園がないよ。公園はどこなの?」と言い続けていましたが、武家屋敷の中を物珍しそうに歩き回り、それなりに楽しんでいる様でした。

そして今日の目的地、鮭公園に向かいました。村上の三面川は、鮭が遡上する川として有名で、村上には100種類以上もの鮭料理があるそうです。公園では、鮭と共に暮らしてきた村上の人々の歴史や、鮭についての様々な情報を知ることができる「イヨボヤ会館」に入りました。鮭の物語の映像、鮭漁や鮭の種類についての展示など、今まで知らなかったことばかりでとても興味深く、楽しく見ていくことができました。中でも私が面白いと思ったのは、「三面川鮭観察自然館」というコーナーで、こちらは三面川の分流である種川の水中を、ガラスのこちら側から観察することができます。目の前を泳いでいく魚たちは、自然の川の中を泳いでいるわけで、川の中ってこんな風なんだねと言いながら、長い間みんなで眺めました。

じっくりとイヨボヤ会館を見学した後は、お隣のお土産もの屋さんの2階にある「はらこ茶屋」に入り、お昼ご飯にしました。鮭の一生や村上の人々との関わりに感動した後で鮭料理・・・(!)と思わないでもありませんでしたが、やはり名物のはらこ丼や鮭わっぱはおいしくて、自然の恵みに感謝する気持ちになりました。村上の町は城下町として栄えていたため、今でも町屋の家並みが残されています。帰りの道すがら、そんな家並みを眺めていると、軒先に名物の塩引き鮭がつるされているのを見つけました。平安時代から記録に残っているという鮭との文化が、今も引き継がれている町にとても魅力を感じました。

途中から高速に乗り、1時間ほどで自宅に到着しました。東京にいたらきっと行くことはなかったであろう場所に、こんな風に気軽に行くことが出来るのはとても面白いなと思いながら、小旅行は無事終わりました。でも納得していない人がひとり。温泉大好きの3歳児は、「今日も瀬波温泉に泊まりたかったな。」「瀬波温泉に行きたいよ。」と言い続けていました。
朝の海岸 焼きたてのお魚がいっぱい 武家屋敷を見学
サーモンパーク内の「イヨボヤ会館」へ 鮭の塩引き 三面川 鮭観察自然館
そしてハラコ丼を食べる 鮭わっぱ


8月17日(木) 晴れ 「海水浴」
晴れ夫婦の私たちですが、今回の旅行は今日から曇りと雨の予報でした。しゅんは晴れ男?それとも・・・と話していましたが、何と天気予報がガラッと変わり、快晴となりました。しかも気温がぐんぐん上がり、その暑いことといったら。心いやされる緑の風景を眺めながら、海へ向けて急ぎました。

今日のお宿は村上にある瀬波温泉です。胎内からは1時間ほどの場所にあります。まずは腹ごしらえと、岩船港鮮魚センターで鮭親子丼と鯖の塩焼きをぱくぱく。こちらも新鮮な魚介類を買い求める人で、とても混みあっていました。

そして今日のメインイベント、瀬波海水浴場での海水浴の始まりです。宿泊するホテルで水着に着替え、買ったばかりのミニテントを建て、いざ海へ!この海岸は、砂浜も海の中も砂というより小さな小石で、それがとてもよく見えて本当にきれいです。時々わかめの様な海藻も浮かんでいて、しゅんは「わかめみたいだ〜」と大はしゃぎです。先日の海水浴では足までしか入らなかった主人も今日は肩まで海に入り、3人でプカプカと海水浴を楽しみました。でもどこかおかしな感じ・・・。しゅんと遊んで振り返ると、同じ場所で海に浸かってくつろいでいる主人がいます。その落ち着きぶりは、海水浴をしているというより温泉に入っている様です。何はともあれ、とろ〜んと溶けてしまいそうな程の暑さの今日は、海に入っている時間は至福の時でした。

しゅんの手の平全体がシワシワのおじいさんの様になった頃、ようやく海から上がって海岸沿いに建つホテル、「夕映えの宿 汐美荘」に水着のままチェックインしました。こんな体験は初めてのことでしたが、何だかとても面白く、とても便利だと思いました。お部屋は全て海に向かっているため、ベランダからもキラキラと輝く海を眺めることができます。時間が経つとまた風景は変わって、海の景色は飽きることがないと思いました。

露天風呂、内風呂・・・と今日は5回も繰り返して入ると言うしゅんにつき合って、思う存分温泉を楽しみました。心地よい疲れを感じながらくつろいでいると、夕食が運ばれてきました。想像以上の豪華さに、さすが新潟の温泉旅館だわ〜としみじみ感じましたが、中でも新潟らしいと思ったのは、お釜で炊くコシヒカリです。火をつけてから30分ほど、ちょうどほかほかのご飯が炊きあがった頃、窓の外では夕日が沈んでいきました。お刺身、カニ、村上牛と何度かにわけて夕食にしたいと思う様なお料理には、お腹もあっという間に大満足になりました。2人でわけて(と思いつつ、実際は主人が飲んだのはおちょこ一杯分だけだったのですが)飲んだ日本酒もすっきりとおいしくて、良い気分になってきました。

夜は旅館の縁日に行きました。スーパーボールにヨーヨーに、目の前でできた綿アメにと、夏休みを満喫した様な表情だったしゅんは、お布団に入るとすぐに眠ってしまいました。
緑の中のホテル 美しい風景 鮭親子丼 鯖の塩焼き 海老の塩焼き
わかめだ〜 親子でぷかぷか お部屋からの眺め
何て豪華なお子様ランチ! 大人はもちろんこの豪華さ 舟盛りも メインはメバルのお刺身
釜で炊きたて コシヒカリ 夕焼け
夜は縁日へ 「どうして破けたの?」 ・・・。 綿アメができた


8月16日(水) 晴れ 「旅行へ」
真っ青な空が広がって、気持ちの良い朝になりました。今日から新潟小旅行の始まりです。こんな良いお天気の日は、海の景色を楽しもうとひたすら北に向かって車を走らせました。

市内から2時間ほどで到着したのは、山形との県境の町、山北町にある笹川流れです。こちらは約11キロ続く海岸で、珍しい形の岩や白浜の景色を遊覧船に乗って楽しむことができる名所です。海岸線を走っていくと、透明で深い青の海が目の前に見え、余りの美しさに息をのむほどでした。まずは海を眺めながらおいしい物をというわけで、道の駅の目の前にある「ちどり」という食堂で定食を頂きました。

2時20分発の遊覧船に乗り込むと、窓のない2階席に座りました。風を感じながら、ガイドのおじさんの説明を聞いていると、余りの気持ちよさにうっとりしてしまいます。恐竜が海に頭を入れている様に見える恐竜岩、義経の伝説がある君戻し岩、奥は鍾乳洞になっているという数々の岩など、どれだけの年月でこんな形になったのだろうと思う様な風景が続きます。お天気の良い日には見られるという、粟島、佐渡島、遠くの弥彦山なども見ることが出来ました。40分の乗船時間、大人しくしていられるかなと思っていたしゅんは、途中から船に近寄ってくるカモメへの餌付けを興味津々といった様子で見ていました。

今日のお宿は、少し新潟市方面に戻る胎内温泉にあるロイヤル胎内パークホテルです。冬の間はスキー場でにぎわう胎内は、今の時期は田園と山並みが続くのどかな場所です。山の中にすくっと建つホテルに入ると、早速温泉で今日の疲れを取りました。温泉大好きな渋〜い3歳児のしゅんは、露天風呂、内風呂、露天風呂とゆっくりお湯につかって大満足の様子でした。
笹川流れに到着 遠くに粟島が見えます 「ちどり定食」に舌鼓
遊覧船からの眺め 色々な形の岩 カモメが飛んできます
ロイヤル胎内パークホテル お部屋からの眺め


8月15日(火) 晴れ 「テレビ」
昨日の海水浴の後、しゅんがしばらく砂浜で遊びました。強い日差しが気になって、しゅんの背中にはタオルを掛け、スカーフの様に首をすっぽり巻いたのですが、ついつい自分はうっかりしていました。今日になって、背中が何だか痛いような気がするなと鏡を見て「オーノー(?)」・・・。水着の形にくっきりとした日焼けあとがあるのです。しかも中途半端に首にタオルを巻いていたせいで、襟足が何だかとてもおかしなことになっています。ピンクの背中はヒリヒリヒリヒリ。この年になって、こんなに日焼けして大丈夫でしょうか?!今年の冬、どこまで元の色に戻るのか心配です。

お昼過ぎ、我が家に大きな荷物が届きました。それはテレビです。結婚してからこれまで私たちと一緒に2回引越をしたテレビですが、新潟に来た頃からどうも上の部分が怪しくなってきました。電源をつけてしばらく、黒く見えない部分ができ、さらにその下に変な具合に写る部分が出てきてしまいました。最初は1センチだったそのおかしな部分が、徐々に2センチ、3センチと増え、電源をつけてかなりの時間が経っても消えなくなってきました。近所のMちゃんのお宅では、そんな部分が上下に出現し、それが徐々に広い範囲になって最後は真ん中に細〜い線のように見える部分を残すのみとなってパチンと消えてしまったのだそうです。その話を聞いて、もうそろそろ替え時かもしれないと言っていたのですが、家電担当の主人が乗り気になると一気に購入まで進む我が家、今回もあっという間にこんな大きな物が家に届く運びとなりました。

最後は主人一人が電機屋さんで購入したので、実際に間近で見るのは初めての私としゅんは、作業員さんが梱包を解いてびっくり!想像以上の大きさに、ちょっと圧倒されました。そして9年前に購入した以前の物とは違って、リモコンのボタンも何だか複雑です。でも新潟の長い冬、私たちの良いお供になってくれるはずのこのテレビ、何とか使いこなせるように少しずつ覚えていきたいものです。


8月14日(月) 晴れ 「海水浴」
今日も朝から洗濯物を干すだけでも、暑い〜と言ってしまうような熱気でした。こんな暑い日には、やっぱりあそこへ・・・とお昼前から準備を始めました。

車に乗ること数分で到着したのは、お盆でにぎわう海水浴場です。幼稚園のお友達と来ていた頃にはガラガラだった駐車場も、今日はほとんど満車でした。それでも何とか駐車すると、海の家で軽くお昼ご飯にしました。子どもの頃、何度も海水浴をして海の家を利用したことがある私と違い、主人はこういう所は初めてだと物珍しそうに辺りを見回していました。

お昼が済むと、早速海辺へ。いつもと違って海水パンツになったしゅんは、浮き輪に入って準備万端です。砂浜は思わず早歩きをしたくなる程の熱さでしたが、海に入るとひんやりと気持ちよく、風も少し涼しく感じました。
しゅんと手をつなぎながら、ソロリソロリと海に入っていくと、すぐに水がひざ、腰、肩と深くなっていきました。深くなるたびに、足元だけ水の温度が違ってとても冷たいことには驚きましたが、それは何とも言えない気持ちよさでした。しゅんは足がつかなくなると、ぷかぷかと浮かんでは嬉しくて仕方ないという笑顔で笑ってばかりでした。時々足を伸ばしてバタ足をしたり、足を前に出して浮き輪のままクルクルと回ったり、波に乗ってふんわりと浮かんだり、海遊びを体全体で楽しんでいる様でした。

砂浜に座ったり、少しだけ海に入ったりしている主人に手を振りながら、海遊びは1時間ほど続きました。砂浜に戻ってからも、体中を砂だらけにしながらの押すな遊びが続き、日焼け防止対策をほとんどしていなかった主人は、足も腕も肩も、ひりひりしそうなくらいピンク色になってしまいました。
海水浴が終わると、しゅんは簡単に着替えをさせ、私たちは上に洋服を着るくらいでさっと車に乗って家に帰りました。こんな風に気軽に海水浴ができる環境で暮らすなんて、今年の春には想像もしていませんでしたが、自然にたっぷりふれることができる今の暮らしがとても気に入っている私です。
準備OK いつもよりは混んでいる海 ぷかぷか〜


8月13日(日) 晴れ 「越後丘陵公園」
曇りだった天気予報がいつの間に変わったのか、快晴の日曜日になりました。曇り空ならちょうどいいかもねと昨日の夜からお出かけ先を考えていたので、空を見て一瞬迷いましたが、取りあえず行ってみようと車に乗りました。

今日の行き先は、長岡にある「越後丘陵公園」です。高速に乗ってのどかな田園風景を眺めていると、後ろの席のしゅんはいつの間にか夢の中へ。高速はとても空いていて、家から1時間ほどで到着しました。
車を降りると余りの暑さにクラクラしそうになりましたが、まずは「薪石釜ころりん工房」というピザのお店に入り、焼きたてのピザでランチにしました。焼きたてのピザはとてもおいしくて、あっという間にお腹の中に入っていきました。

窓際の席から見えたのは、「緑の千畳敷」という名前がついた見渡す限りの芝生広場です。外の暑さを想像すると涼しい店内にもう少し・・・と思う私たちとは対照的に、既に弾むような足取りになっているしゅんと一緒に、芝生広場にある木製遊具に向かいました。こちらには、立派なアスレチックの遊具がいくつも用意されていて、子ども達が走り回って遊んでいます。しゅんもすぐに駆けだして、「ころりんじょう」という大きな遊具に上っていきました。主人にガードしてもらいながらも、割と難しいアスレチックに果敢に上っていくしゅんを、大きくなったな〜と感慨深く眺めながら、私は日陰を探してウロウロ。しかしやっとほんの少し涼しい日陰を見つけても、「マ〜マちゃ〜ん」という呼び声で、再び炎天下に連れ戻されてしまいます。広場には、子ども達に大人気のローラー滑り台がいくつもありました。コロコロとローラーが回り、勢いがつくのが楽しくて仕方ないらしく、何度も何度も滑りました。しゅんにせがまれた主人が滑ると、大きな体が勢いよく滑り降りてきて、しゅんは「パパが特急列車になっちゃった〜」と大喜びでした。

そして私が暑さも忘れて一番楽しんだのは、下段中央の写真にある、「ふわふわドーム」という白い山型のトランポリンです。裸足になって恐る恐るとんでみると、面白いくらいに体が跳ねてその楽しいことといったら!これはいくつもあるドームの中でも小さな物なのですが、主人と私が跳ねると、しゅんの体がぴょんぴょんと浮き上がってあっちこっちに弾んでしまうほどです。ドーム型なのでどこに飛んでしまうのかわからないところも普通のトランポリンより面白く、私たちは3人でぴょんぴょん跳んではゲラゲラと大笑い。ドームから滑り落ちない様に、時々主人がしゅんを抱えてお山のてっぺんに連れ戻しながら、跳ね続けました。

なかなか良い運動をした気分になったところで、噴水が楽しめる「越の池」のほとりにあるお店で一休みをしました。そしてしゅんが一番喜びそうな水遊びの池に移動し、パンツだけになったしゅんと早速池に入りました。水深20センチくらいの池の中を、「ばちゃん、ばちゃん」と言いながら歩くのがとても気に入った様で、あっちへこっちへ歩き続けました。思う存分水遊びをして、さて帰ろうと思ったところでしゅんが釘付けになったのは、車の形をした「変形自転車」です。芝生広場の外周1キロを、2つのペダルがついた自転車でぐるりと走ることができるという物です。赤い車に乗り込んだ私たちは、途中の坂道では少々息切れしつつも、緑の芝生、近くの山々ときれいな景色を堪能し、気持ちの良い風を感じながら走りました。暑い暑いと言いながらも、親子揃って体をいっぱい動かして、何とも気持ちの良い公園遊びの一日でした。
早く行こうよ〜 気持ちいい〜 ころりんじょうに駆けていくしゅん
ローラー滑り台が大好き 「ふわふわドーム」 跳んでます 「越の池」の水遊び道具 パンツでバチャバチャ


8月12日(土) 雷雨のち晴れ 「あのね」
今朝はドドーンという雷の音で目が覚めました。激しい雷雨はしばらく続き、時折どこかに落雷したような音も聞こえました。近くに落ちた音がした時、思わずしゅんと顔を見合わせると、「おでかけするのはやめた方がよさそうですね〜」と小さな声でポツリ。雷が大嫌いな私ですが、これには少し笑ってしまいました。

今日から我が家は夏休みですが、主人は東京で用事があり、雨の中出かけていきました。新潟はお昼前には雨が止み嘘のように晴れましたが、東京は落雷で電車が止まったり停電したりかなりの影響があったそうです。

明日からかかりつけの小児科が休みに入るため、風邪の残っているしゅんを診て頂きました。そのお医者様が大好きなしゅんは、名前を呼ばれると手を挙げて「はーい」とお返事し、診察室に入るなりお腹を出しました。診察の結果は予想通り風邪の治りがけで、もうすぐ良くなるでしょうとのことでした。

お天気も良かったので、その足で朱鷺メッセへGO!広い展望室を動き回るしゅんと、新潟市内の景色を眺めました。今日は日本海に浮かぶ佐渡島も見られるほど、空が澄んでいました。何度も言いますが、こちらの展望室は無料なのです。いつかここから、日本海に沈む夕日や新潟の夜景を見てみたいなと思います。

ところでこのところ、何かにつけて自分の行動を言葉で説明しようとするしゅんですが、その無理矢理な説明に私は苦笑することもしばしばです。例えばよそ見をしてご飯をちゃんと食べられず、口からこぼれてしまったことを注意すると、「あのね、あのね、しゅんちゃんはね、かわいいお口だから全部入らなかったんだよ。」と必死で訴えます。今日の夜などは、自分でご飯を少しだけ食べた後、「食べさせて」と言うので「自分で食べられるよね?」と言う私に、「あのね、あのね、ご飯の食べ方っていう説明書がないからね、しゅんちゃん自分で食べられないんだよ。」ときました。なんじゃそれ!しゅんの「あのね、あのね」が始まると、次は一体何を言い出すのだ?と少しワクワクします。
朱鷺メッセに到着! 水面がキラキラ 今日は佐渡まで見えました 新潟空港へ着陸する飛行機も


8月11日(金) 晴れ 「お友達」
昨日の疲れを全て解消しようと頑張っている様な眠りっぷりで、今日もしゅんは14時間眠り続けました。お母さん達に聞くと、暑くなり始めて今まではしなかったお昼寝をするようになったお子さんと、しゅんの様に睡眠時間がぐっと増えたお子さんとに分かれる様です。お盆が過ぎるとこちらはだいぶ涼しくなると聞いたのですが、新学期が始まる頃にはこの睡眠時間も短くなっているでしょうか?!

今日は幼稚園のお友達、Aさんのお宅に遊びに行きました。どんどん誘い合っているうちに、大人5人子ども6人の大人数になりましたが、Aさんのお宅はお庭のある一軒家、子ども達はお家の中でもお庭でも、のびのびと元気いっぱいに遊び続けました。しゅんは今まで見たことがないくらいたくさんのプラレールに心を奪われ、片方のほっぺたを畳にくっつけた「電車目線」で電車を走らせ始めました。
虫とり、電車、おままごと・・・子ども達は自由気ままに遊び、私たちは扇風機の前に座ってそんな子ども達を眺めながらゆっくりとおしゃべりをしました。この数ヶ月ですっかり仲良しになり、随分と成長した子ども達のこと、夏休みの出来事、そしておいしい物のこと、話題は尽きません。

みんなと遊んでいても、やっぱりとてもマイペースだね〜とお母さん達みんなにに言われる程、しゅんは独特のペースで遊んでいます。歌を歌いながら電車を走らせたり、お母さん達にニッコリ笑いながら話しかけたり、そうかと思うとお友達を誘って走り回ったり。そんなしゅんにとって、幼稚園は本当に居心地の良い空間になっているんだろうなと思います。個性をそのまま受け入れてくれる幼稚園や、お友達、お母さん達に改めて感謝する気持ちになりました。

みんなと一緒のランチ、おやつは遊ぶことと同じくらい楽しい時間だったようで、いつもよりずっとたくさん食べたしゅんは、食べ終えるとTシャツをまくってお腹を出し、「こんなに入っちゃった」とお母さん達に見せていました。親子共々すっかりくつろいだ時間を過ごし、満足感いっぱいで家に帰りました。


8月10日(木) 晴れ 「お魚と海」
今朝もたっぷり13時間半の睡眠をとったしゅんは、満面の笑みで起きてきました。さて一日、何をしましょうかと思っていると、電話が鳴りました。幼稚園のお友達Sさんからの嬉しいお誘いがあり、一時に待ち合わせの約束をしました。

向かった先は、マリンピア日本海という水族館です。前回は引っ越した次の週に3人で訪れましたが、その時に比べやはり混雑していて、いつもの駐車場はいっぱいでした。久しぶりに会ったDちゃんとしゅんは、2人並んで仲良くお魚を眺め始めました。大きなお魚を見るたびに、「あ、イルカ〜、イルカ〜」と言う2人を見ながら、私たちも涼しい館内でゆっくりとお魚を鑑賞しました。2人にしか通じない言葉を言ってはクククッと顔を見合わせて笑うという、不思議な世界にいつも入っていく2人は、今日もお魚の前でそちらの世界に行ってしまい、もう私たちは理解不能に。お魚を見るよりも2人で顔を見合わせている方が楽しそうな2人でした。それでもお楽しみのイルカショーは、身を乗り出しそうにしながらジーッと見つめていました。前の列3列くらいは水がかかりますというアナウンスがあったのですが、夏はジャンプの勢いも増すのか、気持ちよさそう〜と思うくらい、その席に座った方々は水をかけられていました。

水族館を後にすると、ジェラートがおいしいお店でおやつの時間にしました。しゅんの希望のメロンと、私が選んだブルーベリーヨーグルトをダブルにして、両側からスプーンですくって「おいしい〜」「生き返る〜」と言いながら食べました。いつもは冷たいからとアイスを食べないしゅんですが、おいしいジェラートはお気に召した様です。

まだまだ遊び足りないと言うDちゃんとしゅんを連れ、駐車場を探しながら走りました。ちょうど2つ空いていた所にとめると、公園に向かって歩き出しました。しかしチラリと海が見えると、海好きのしゅんが黙っているはずもなく、「海に入りた〜い」「あっちに行きた〜い」と大騒ぎが始まりました。確かにこの風景を見たら、我慢できないよねと私も思い、手をつないで砂浜へ。海水浴客でにぎわう砂浜で、足だけつけて遊んでいるつもりが、いつの間にかズボンもTシャツもびしょぬれになっていました。
お魚トンネル きれいだね〜 ジャンプ!
海がキラキラ 我慢できない人がひとり・・・ あぁ、お尻が・・・


8月9日(水) 晴れ 「ぶどう」
夏休み、しゅんと2人でどんな風に過ごせばいいのかしらと始まる前は思っていましたが、しゅんは幼稚園に行かなくても、家での生活を楽しんでいる様です。「ママ、一緒に遊びましょうよ〜」と誘いに来て、今日も朝から線路を組み立て始めました。

今日、幼稚園の担任の先生から、しゅん宛に暑中見舞いの葉書が届きました。自分へのお手紙を初めてもらったしゅんは大喜びで、うきうきと眺めています。「何て書いてあるの?」と主人に聞かれ、とても誇らしげに文章を読み上げました。そこで台所仕事を終えて居間に戻り、もう一度私からも「何て書いてあったの?」と聞いたところ、「さっき言った通りに書いてあったんだよ」と言うので笑ってしまいました。冷静な3歳児です。

夜ご飯を食べながら、何気なく「人参にはね、カロチンという栄養がいっぱいなんだよ。しゅんちゃんが大きくなれるんだよ。」と言ったところ、興味津々といった顔をしました。そして「ご飯は何の栄養なの?しゅんちゃんがどうなるの?」と聞いてきました。「ご飯は炭水化物だよ。そうねー、しゅんちゃんが、元気に走ったり遊んだりできるようになるんだよ。」と答えると、満足そうな顔をしてご飯をパクパク。これ、もしかしたら全部聞かれるかも・・・と思った通り、「じゃあ鯖は何?」「じゃがいもはどうなるの?」と質問が続きます。もちろん全ての栄養素と機能を即座に答えられるはずもなく、しゅんと私以外の人がいたらちょっと恥ずかしくなるような答えも続出しましたが、しゅんは「ふ〜ん、そうか〜」と納得したようにご飯を食べてくれました。そして最後、デザートのぶどうを並べると「ぶどうは何が入ってるの?どうなるの?」と言うので「果糖が入ってるから、そうねー、しゅんちゃんがワクワクするんだよ。」と答えると、ぶどうを一粒食べては「ワクワクしてきた」と大喜びでした。ワクワクしてくるぶどうなんて、私も毎日食べたいな〜と嬉しそうなしゅんの顔を見ながら思いました。

今日は3日間続いた「新潟まつり」の最終日、夜は花火大会です。家のベランダから見られるのでは?とお祭りのパンフレットを見ながら思っていましたが、思ったより大きな花火が見られました。いつもより早く帰ってきた主人も一緒に、ベランダから鑑賞していると、しゅんが一人寝室に入ってゴロゴロし始めました。最後の華やかな花火を見て、しゅんはどうしたかなと見に行くと、私の枕に顔をうずめてぐっすり眠っていました。
ベランダで花火鑑賞


8月8日(火) 晴れ 「前向き男」
こちら新潟でも、本格的な夏がやってきた様な今日の暑さでした。昨日からの3日間は、新潟祭りというお祭りが開催されていて、繁華街などはかなりの賑わいになっている様です。住宅街のこの辺りでは全くその気配は感じられませんが、時々打ち上げられるお知らせの花火の煙を見ると、今日はお祭りだったんだなと思い出します。

元気いっぱいで家に戻ったしゅんですが、今日は外が明るくなっても眠り続けました。休めるだけ休んだ方がいいだろうなと、時々ベランダから寝室を覗いて様子をみていましたが、たまに寝返りを打つくらいで後は静かに眠っています。そして11時半になって、やっとガサゴソと動き出しました。昨日の夜は9時過ぎには眠ったのですから、14時間以上も眠っていたことになります。これで疲れが取れたのか、今日も元気に遊び始めました。

しゅんの幼稚園では、夏休みに入る時、毎日1枚ずつシールを貼る表が配られました。日付が書いてあるところに、幼稚園に行っている時と同じ様に一日一枚シールを貼るのです。しゅんは眠る前に貼ることにしていますが、時々ドライヤーをかけながら眠ってしまうことがあり、そんな時は翌日の朝に貼っています。静岡にも持ち帰ったのですが、貼れない日もあったため今日まとめて貼ったら?と言って渡しました。お料理をしていると、しゅんが「あーっ。14日がー。」と言うので「どうしたの?」と言うと、「14日にシールが・・・。でも、14日は寝ちゃっても大丈夫だね。」と言うので笑ってしまいました。間違えて14日にシールを貼ってしまったけれど、これで14日は貼る前に寝てしまっても大丈夫だというわけです。私だったら「あ〜あ、間違えて貼っちゃった。どうしよ。」なんて考えてしまいそうですが、こんな風に考えるところ、主人の「常に前向き!後悔はしない!」という性格にそっくりだわとおかしくなりました。


8月7日(月) 晴れ 「長旅」
長いようであっという間だった帰省も今日で終わり、新潟に戻る日がやってきました。荷物はほとんど段ボールに詰め、持ち運びできる分だけ持って行くことにしました。しゅんのリュックにも、お着替えとプラレールのカードを入れて準備OKです。

11時9分の東海道新幹線に乗り、長い旅の始まりです。1週間前のことを覚えていたしゅんは、「お菓子が入っている袋、どこ?」と早速おやつを要求します。お腹がいっぱいになると困るんだけどなと思いながら、たっぷり用意した小袋のお菓子の中から一つ選ばせました。
東京駅には12時56分に到着です。今までは遠いと思っていましたが、東京までの道のりは、な〜んて近いんだろうと思ってしまうのは、これから先、まだまだ長い道のりが残っているからです。とはいえ、今日は東京駅での楽しみも用意されていたため、ウキウキと新幹線の改札を出ました。

携帯で連絡を取り合いながら、混雑する駅構内で再会できたのは、しゅんと私の友人Kさん親子です。今年の1月に会って以来半年以上経っての再会でしたが、今回は、8月の始めに旦那様の転勤によりKさんが東京に戻られたため実現した、思いがけない再会です。5人で中華屋さんに入り、丸いテーブルでランチをしながらおしゃべりに花が咲きました。S君としゅんも、隣同士の席に座り、徐々に以前の仲良しぶりを思い出したのか、こっそりちょっかいを出し合いながら楽しそうに遊び始めました。この4月の転勤の際、転勤族の奥様としてずっと頑張って来られたKさんには、とても励まされました。遠く離れていても、メールのやりとりを通じて転勤に伴う色々な気持ちを分かち合って来たKさんとの再会は、ほんの1時間ほどでしたが、今回の帰省の最後にもらった大きなプレゼントのような気がしました。

Kさん親子とお別れすると、今度は上越新幹線Maxときに乗り込みました。車内はこだまよりも混んでいて、私たちも指定席2つに3人で座りました。疲れて眠ってしまうのではと思っていたしゅんは終始元気で、気付くと私の方が眠っていました。ハッと気づくと越後湯沢、春には雪に覆われていた山々が近くに見え、新潟に帰ってきたんだなと思いました。
実家を出てから6時間以上経った5時過ぎに、ようやく社宅に到着しました。心配していたミニトマトも、何とか元気に頑張っていてくれました。久しぶりの我が家でくつろいだしゅんは、私がショッピングセンターに行っている間に、思いっきりおもちゃを広げて遊んだ様です。玄関まで出てきてくれた主人が、「ちょっとすごいかも・・・」と言った通り、嵐が通り過ぎた様な部屋の有様でしたが、「どんなに楽しくても、子どもなりに、自宅ではない場所でストレスがたまっていたのかもしれないね」と主人と話しながら、片づけをしました。


8月6日(日) 晴れ 「カブトムシ」
今日も蝉の声と余りの暑さに目が覚めました。こんな暑さですが、たくさん食べて元気を出さなくてはと、妹家族も一緒にいつものハンバーグ屋さんに行きました。姪としゅんは仲良くお子様ランチを注文し、まるでデザートのようなラインナップにニッコリです。主人が注文した大ぶりのハンバーグは、いつも通りレアな仕上がりですが、柔らかくておいしいね〜とご満悦でした。

お昼過ぎ、高校時代の友人、Kさんのお家に遊びに行きました。直前に連絡を取り合ったのですが、市内にいる友人全員が集まることができ、久しぶりに大人6人、子ども5人が集合しました。近くに住んで時々会っている友人のお子さん達はすぐに一緒に遊び始めましたが、しゅんは少々人見知りをして私と手をつないだままでした。でも「しゅんちゃんも遊ぼうよ」と誘ってくれるGちゃんとKちゃんに、恥ずかしがりながらもついていこうとしました。子ども達だけで遊ぶ程には打ち解けられず、私も一緒に「トカゲを見つける探検に行くぞ〜」と言うお兄ちゃんのGちゃんに、「おー」と拳を振り上げ、うむむ・・・と思いつつも楽しい時間を過ごしました。

ところでKさんのお家では、カブトムシが20匹以上も飼われていました。なんでも、親類のおじさんが家の近くの山で捕って届けてくれるのだとか。最近ではホームセンターで買って来るのが普通だと聞きますが、いるところにはいるものなんだと驚きました。もしよかったら何匹でもどうぞと言われたので、私たちもかごを持参しました。カブトムシを熱望している姪のMちゃんのために、何匹かお土産に持ち帰る事にしたのです。大きな入れ物の中から出してもらった雄のカブトムシ2匹は、角も羽もぴかぴかでとても立派でした。
実家に戻ると、父がかごから出してしゅんとMちゃんにカブトムシを見せてくれました。しゅんも1度だけ、カブトムシを手でつかんで持ち上げました。おっ、虫に目覚めたかな?!と思ったのもつかの間、「入れちゃって下さい。フタ、閉めて下さい。」と必死に言うのを聞いて、「あ、怖かったんだ」とこっそり笑ってしまいました。もちろん私は持てないのですが・・・。

いつものようにみんなでワイワイと夕食を食べようとしていると、しゅんが実家にある子ども用の椅子に座りたいと言い出しました。100円ショップで買ったという、小さな椅子なのですが、Mちゃんが座っているのにどうしても座りたいと言い張るのです。そう言われても、もちろんMちゃんもすぐには譲れません。もう2つ、妹が慌てて家から持ってきてくれたもっと立派な椅子もあるのに、「座りたい」「イヤ」「座りたい」「ぎゃー」と大騒ぎの子ども達に、私たちも疲れ始めました。でもよーく考えると、しゅんがこんな風に自己主張をすることは、Mちゃんが相手の時しかありません。それだけ気を許した従姉妹だと認識しているのかな?と少し嬉しくなります。それにしゅんが生まれてから、ずっと強いMちゃんに負けっ放しだったしゅんが、こうしてほぼ対等にMちゃんと主張し合うことができる様になったなんて、大きくなったものだわと思いました。
いつものハンバーグ屋さんへ ハンバーグがジュージュー


8月5日(土) 晴れ 「蝉と花火」
虫かごと網を用意して待っていてくれた父は、お休みの今日、早速「近くの土手まで蝉捕りに行こう〜」としゅんを誘いました。蝉って何?というしゅんと、実は蝉が大の苦手の私ですが、折角だからとカメラを持って出かけました。

歩いてすぐの土手に着くと、あっちでもこっちでもミーンミーン、シャーシャーと蝉が鳴いています。年齢差60歳の、元少年と男の子の2人が蝉取りを始めると、私は「こっちに飛んできませんように」と思いながら少し離れた場所で見守りました。木の枝の先の方にいる蝉が多く、元少年は柵に上って大奮闘です。しゅんはワクワクした顔で父を見つめ、私は「落ちないで〜」と父を見つめました。
狙いを定めてバサッと網を動かすと、近くにいた蝉がバサバサと飛んで行くほどたくさんの蝉がいる木の下で、蝉を捕ること数分、2匹の熊蝉がつかまり、しゅんが首から提げたかごに入りました。大きな熊蝉をジーッと見つめ、嬉しそうにニッコリ笑うしゅんを、父も嬉しそうに見ていました。

家に戻ると姪達も遊びに来ていました。女の子ですが虫が大好きな姪は、父がかごのフタから手を入れて雄にちょっと触り、鳴かせると大喜びしていました。そしてしゅんは「フタ、閉めてくださ〜い」と冷静さを装いながらかなり真剣に訴えます。2人の違いがおかしくて、横でこっそり笑ってしまいました。

お昼はいつものお楽しみ、うなぎ屋さんへGO!子ども達もタレのかかったご飯を頂いて、みんなペロリと食べました。うなぎも大好きなしゅんは、私のお裾分けをパクパク。一人前食べる日も、そう遠くはない気がします。

盛りだくさんの一日ですが、夜は花火大会が開催されるということで、甚平さんに着替えたしゅんを連れ、3人でぶらぶらとお散歩をしました。両親は知り合いの方に頂いた招待券を持って花火の観覧席へ、妹家族は車で花火を見られるスポットまで、それぞれの場所で花火を観賞しました。私たちは、河川敷の石段に座り、うちわで仰ぎながら花火を楽しみました。涼しい風を感じながら、色々な形や色の花火が次々に上がるのをぼーっと見ていると、何てのどかなんだろうとゆったりした気持ちになりました。
蝉をとるぞー しゅん「がんばってー」 私「落ちないで・・・」
わー蝉だー 「フタ、閉めて下さい」とお願いするしゅん 今日は花火大会


8月4日(金) 晴れ 「R子ちゃん」
新潟ではまだ聞かれなかった蝉の声ですが、こちらではその声で起こされる程の大合唱が朝から始まります。まさに夏まっさかりです。

お昼前に妹達と合流し、母も一緒にランチを食べに行きました。幼稚園児の2人はもちろんのこと、2歳の姪も上手にフォークを使ってよく食べていました。これまでは、誰かが片手に抱っこしたままだったり、動きたくて仕方ない子を押さえながら必死で食べたりといった感じでしたが、やっと子連れで一緒に外食をしている雰囲気になってきたなと思いました。あっという間に子ども達は大きくなっていきますが、妹と私も以前に比べて食べる時間が短くなり、食べる量も増え、気をつけないと大きくなってしまいそうです。

午後は市内に住む叔母の家に遊びに行った後、妹の家に行きました。いつからか、「R子ちゃん」と妹の事を呼ぶようになったしゅんが、「R子ちゃんのお家に行きたいの」とずっと熱望していたのです。「R子ちゃん」と呼ばれるたびに、「こんな風に呼んでくれるのはしゅんちゃんだけだよ。」と大喜びの妹です。3歳にして、叔母の気持ちをがっちりつかんだしゅんは、一体どんな男の子になるのでしょう?
妹の家では、おままごとのおもちゃに心を奪われ、何時間もお鍋やフライパンを駆使してお料理をし続けました。そして初めて見るキャラクターの、「変身」文句も覚えました。幼稚園のお友達と行き来しても、男の子は女の子の、女の子は男の子のお家のおもちゃが珍しくて、みんなとても喜んで遊びますが、たまには家にないこうしたおもちゃで遊ぶこともいいんだなと思いました。

夜、東京出張だった主人が実家に来てくれました。久しぶりに会ったしゅんは、珍しく主人にまとわりついて抱っこ、肩車と甘えていました。しかし、主人がお布団にゴロリと横になると、「ここはママだって。ここはしゅんちゃんの場所。パパはどこにもない。」と言って主人を悲しませていました(笑)。


8月3日(木) 晴れ 「消えちゃった」
実家に到着してすぐ、しゅんは赤ちゃんの頃に姪が使っていて、帰省するたびに遊ばせてもらっていた歩行器を発見しました。まさか3歳になったしゅんが使うことはないだろうと、片付けようと思っていたところだったということですが、車好きのしゅんがこれを見逃すはずはなく、毎日の様にこの中に入ってご機嫌に過ごしていました。それを見た姪も久しぶりに座っていましたが、背の高い4歳の姪は身動きが取れない程すっぽりとはまってしまいました。

母と私が家のことをしていると、しゅんが「このお家には、プラレールはないの?」と言いました。「ここには男の子のお友達がいないでしょう?だから無いのよ。しゅんちゃんのお家にはブリオの線路があるけどね。」と言うと、「そうか・・・。もうしゅんちゃん疲れちゃったから、そろそろ社宅に帰ろうか?」と言うのでびっくり!私と母は大慌てです。幼稚園のお母さん方から、実家に帰省するとゆっくりしたいお母さん達の横で、子どもは「家に帰りたい」「帰りたい」の大合唱を始めると聞いていたのですが、帰省3日目にしてしゅんも早速「帰りたい病」が出てしまったようです。電車やバスで気軽に戻れる距離ならばそれも可能ですが、新潟から遠く離れたこの地では、それもままなりません。それからは、「社宅」「新潟」「線路」「疲れた」などなど、しゅんが家に帰りたいということを連想させる言葉は禁句となり、母と私はひやひやしながら一日を過ごしました。

ところで今日、私が出してきた掃除機を使い、しゅんが居間のお掃除をしてくれました。自宅でも時々お掃除しているので、「気をつけてね」と言って私が洗面所で身支度をしていると、「エーン」という泣き声が聞こえました。もしや怪我でも?と慌てて見に行くと、「ママー。パンツが消えちゃったの〜。」と泣いています。急いでホースを外してゴミを確認すると、キューッと小さくなったパンツを発見しました。しゅんは涙のたまった目をしながら「あ、パンツがあった」と大喜びでしたが、私はもうおかしくておかしくて、笑いを止めることができませんでした。パンツが消えちゃった〜なんて、さぞかししゅんはびっくりしたことでしょうと思いながら、笑いすぎて涙が出てきました。
歩行器・・・?


8月2日(水) 晴れ 「発熱」
ここ数日は静岡も気温が低く過ごしやすいということで、私たちも夜はぐっすり眠ることが出来ました。

昨日はハイテンションで静岡まで辿り着いたしゅんですが、朝ご飯も元気に食べ終えてしばらくすると、ぐったりと私にもたれかかるようになりました。どうも体が熱い様な・・・。そっと熱を測ると38度まで上がっていました。姪達と妹が遊びに来てくれましたが、まずはしゅんを寝かせようと2時間ほどお昼寝をさせ、様子を見ることにしました。

むくっと起きたしゅんは、最初は寝転びながらMちゃんと遊び、徐々に体を起こして遊び始めました。「元気になってきたのかな?」と顔を見合わせる私と妹の前で、クルクルと2人で走り出したのにはちょっとびっくり。体を触るとすっかり熱も下がった様でした。昨日の疲れがどっと出たのかもしれません。

年中さんのMちゃんにとって、年少のしゅんは良い遊び相手になるのか、早速2人はレストランごっこを始めました。時々もめ事はあるものの、「Mちゃん」「しゅんちゃん」と名前を呼びながら遊び続ける2人はとても微笑ましくて、見ている私たちも幸せな気分になりました。そして人知れず2人の真似っこをしている小さなHちゃんに、心和むひとときでした。
レストランごっこを楽しむ2人 そして3人でぶどうをパクパク


8月1日(火) 雨のち曇り 「帰省」
心配していた雨も朝のうちに上がりました。昨日のうちに荷物もどっさり送り、今日は長旅に出発です。

着替えを2セット詰めたリュックを張りきって背負ったしゅんを、よいしょとおんぶした私は、12時9分のMaxときに乗り込みました。自由席は意外と空いていて、眺めの良い2階席に座ることができました。楽しみの駅弁は新潟らしい「はらこ弁当」を選び、早速2人でランチタイムにしました。「あそこは○○のお店だね」「△ちゃんのお家はあの辺だね」「ふるさと村も見えるよ」と、この4ヶ月ですっかり新潟にもなじんだ私たちは、車窓からの風景も楽しむことができました。そしてこの4ヶ月で食べる量もかなり増えたしゅんは、このお弁当だけでは足りないと、サンドイッチにも手を伸ばしてパクパクと食べ続けました。

2時間強で東京に到着すると、次は東海道新幹線、こだまに乗り替えです。少し時間があったのでおトイレに入って列に並ぶと、しゅんがそわそわと足踏みを始め、「しゅん君、何かが出ちゃう」と言いました。それを聞いた私はびっくり!そして私の前に並んでいらっしゃった女性もびっくり・・・。おトイレが空くと「お先に、どうぞどうぞ」と言って下さったので、有り難く入らせて頂いて事なきを得ましたが、あぁ、本当に良かったと冷や汗をかきました。
お腹がすっきりしたしゅんは、足取りも軽くホームへ向かいます。そしてお茶を買う私の横で「これが欲しい。どうしてもこれが欲しい。」と、ある物を手に取りました。こんな風に強く主張することは珍しいので、これでこだまでの時間が楽しく過ごせたらと買ってみたところ、これが大正解でした。何十枚ものカードがセットになっている「GO!GO!プラレールカード図鑑」というミニブック、これに助けられ、掛川までの道のりも平和に過ごすことが出来ました。2人で新幹線に乗ったのは、一昨年の6月以来でしたが、あの時の大変さを想像していた私は拍子抜けするくらい、楽しく楽チンな道のりでした。とはいえ、時間は倍以上かかる今回の旅は、体力をかなり消耗する旅でした。

実家に到着し、すぐに祖父母宅に遊びに行きました。1年以上会っていなかった祖父母はとても元気で、大きくなったしゅんを見てとても喜んでくれました。しゅんも、ハムスター、金魚、亀とたくさんの生き物がいる祖父母宅がとても気に入って、「帰りたくない。ここがいい。」と言う程でした。
Maxときで「はらこ弁当」を堪能


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