2006年9月

                                                  過去の日記 2006/08


9月30日(土) 晴れ 「しまじろうが新潟に!」
半袖が気持ちいい様なお天気でした。朝から社宅の草刈りがあって、少し体を動かしました。草を抜くたびに、ピョンピョンと跳ぶ虫や、葉っぱの裏にびっしりとくっついた団子虫などが出てきて、虫が苦手な私はぞぞ〜っと背筋が凍りそうになりましたが、ここに虫博士のR君がいたら、きっと飛び上がらんばかりに喜ぶだろうなと思いました。

お掃除が終わると急いで着替え、こどもチャレンジファミリーシアター「しまじろう ふしぎなもりの ものがたり」を見に行きました。ここ数ヶ月、以前は好きだった教育テレビの番組も見ようとせず、さらに見知らぬ建物に入って劇やアニメなどを見ることも嫌がるようになったしゅんは、昨日の朝まで「しまじろうに会いたくない」「しゅんちゃんのチケットだけ返してきて」と言い続けていました。これは無理かなぁと思っていたら、急に「やっぱり行く」と言い出しました。「早くしまじろうに会いたいよ〜」と朝から言っていましたが、途中で抜けることになるかもしれないなと思いながら会場に入りました。

幕が上がってしまじろう達の歌や踊りが始まると、周りのお子さん達はノリノリに体を動かして歌い始めました。いまいちノリの悪いしゅんは、じーっと固まったまま舞台を見つめています。その表情のまま過ごすこと約40分、第一部はしまじろうが探検に行く場面で終了しました。休憩を挟んで始まった第二部、大きな木が登場し、その木が話し始めると、隣の席のしゅんが「ママ〜」と涙声になってしがみついてきました。周りを見ると、号泣する赤ちゃん、ぐずるお子さん、しゅんと同じく半泣きになったお子さんがたくさんいました。結局第二部は私のひざの上で、時折私の胸に顔を埋めながら(怖い場面は見たくなかった様子)、フィナーレを迎えました。幕が下りた後、「しまじろう〜」という呼び声で再登場し、さらに盛り上がる曲で終了するのは、いわゆるコンサートそっくりです。しかし、しまじろうのDVD未体験の私たち親子は、「最後は当然、ハッピー○○(曲名もわからず・・・)!」と最高潮のノリで歌うお姉さんにも、一緒に歌うお子さん達にもついて行かれず、何やら盛り上がる曲だわ〜と密かに真似してみたりするくらいでしたが、意外と楽しむことができました。

最後の最後まで私のひざの上で固まり続けていたしゅんですが、「楽しかったお友達〜」という問いかけには、「は〜い」と元気に手を挙げました。ちょっと笑ってしまいましたが、それなりに楽しめていたんだなと嬉しくなりました。


9月29日(金) 晴れ 「手作りDAY」
カラッと晴れた良いお天気になりました。久しぶりの太陽が気持ちよくて、朝からあちこちの窓を開けました。

しゅんを送って家に戻ると、まずはプリンを作りました。昨日の朝、幼稚園の玄関で手を振るとき、「ママ、明日しゅんちゃんが幼稚園に行っている間に、プリンを作っておいてね。おやつにしたいから。」とリクエストされたのです。卵液を漉す時にふと気を抜いたらダーッとこぼれていて、7割くらいの量になるというハプニングはあったものの、無事オーブンに入れると次の作業を始めました。

余り布の中から、しゅんのスモックに使った布を選び、お弁当袋を作りました。お弁当箱の他に、コップ、お箸、おしぼりを入れるため、少し大きめの袋です。ミシンを出してダダダッと縫うと、かわいい袋が完成しました。前半分にはレースも縫いつけて、ラブリーな雰囲気です。しかし・・・そう言えばこれを使うのは我が息子!ちょっとラブリー過ぎたかしらと心配になってきました。私の趣味を入れすぎるのもほどほどにしないと、ますますしゅんが女の子っぽくなってしまいそうです。

手作りタイムをたっぷり楽しんでお迎えに行くと、いつも通り降園後の園庭遊びは最後の数人になるまで続きました。お友達と大笑いしながら滑り台を滑ったり、ジャングルジムの板の上でガタンガタンとさせて遊んだり、子ども達はみんな、一週間が終わったとは思えない程元気いっぱいでした。
ようやく家に帰ると、お待ちかねのプリンをあっという間に食べ終えました。そして少々心配だったお弁当袋を見つけると、「かわいいね〜」と大喜びしてくれました。こうやって何でも喜んでくれるのは、あと半年くらいでしょうか?男の子にも合う様なちょっと格好いいデザインの研究が、これからの課題です。
お弁当袋 かわいい・・・


9月28日(木) 晴れのち曇り時々雨 「ガタンガタン」
晴れの予報だったはずが、時折強い雨の降る曇り空の一日になりました。

幼稚園に迎えに行くと、ちょうど雨が上がりました。いつものように園庭で遊び始める子ども達を見ていると、しゅんが「ママ、持って〜」と呼びました。ジャングルジムともう一つ別の遊具との間に渡してある木の板を、子ども達は渡り廊下の様に使って、器用に行ったり来たりします。でも板の幅がジャングルジムの一辺よりも狭いため、体重をかけるとバタンバタンと板が動き、年少さんたちはそれを怖がって板を押さえて欲しいと言うのです。でも、Yちゃんのお母さんが手を出さずに自分でやらせようとしているのを先日見て、私もしゅんに自分でさせてみようと思いました。

ジャングルジムの横に立って、「一歩ずつ足を出してごらん」と言うと、恐る恐る右足をジャングルジムから出して板の上に乗せます。そしてそーっと左足を出して板に乗ると、やはりガタンと板が動きます。一瞬強ばったしゅんの顔を見ながら、「ほら、落ちないよ。大丈夫でしょ?ガタンガタンっていうのもちょっと楽しいんだよ。」と言うと、しゅんは板に座ってガタンガタンと揺らしながら、「本当だ。ちょっと楽しいねぇ。」と少々引きつった顔で言いました(笑)。でもその時に大丈夫だということがわかったのか、後はソロリソロリと立ち上がり、無事渡り終えました。一回成功するとすっかり自信がついたようで、何度も何度も繰り返しました。さらに「怖いよ〜」と言いながら上ってくる女の子達に、「Yちゃん、ガタンってなっても怖くないんだよ。ガタンガタンって楽しいよ。」「Mちゃん、しゅんみたいにやってごらん。大丈夫だよ。」とアドバイス!ジャングルジムの横に立って、「大丈夫だよ。頑張って。」と励ましたり、小さな手で少しだけ板を押さえてあげたり。自分も今日初めてできたのに、急にお兄ちゃんぶっている姿が何ともおかしくて、思わずクスッと笑ってしまいました。

「しゅん、もう一人でジャングルジムできるんだよ。」と、とても誇らしそうに言った顔がとてもかわいくて、私まで嬉しい気持ちでいっぱいになりました。こうやって一つ一つ色々なことに自信を持っていって欲しいなと思った夕方でした。

帰り道は、しゅんのリクエストで海沿いの道をドライブしました。夏の穏やかな海とは違う風景でしたが、キリッと引き締まった様に見える秋の海もいいなと思います。冬はどんな感じなのかな?と想像しましたが、そもそも海岸沿いのこの道路、強い風と雪と氷で通ることは難しそうです。


9月27日(水) 雨時々曇り 「靴下」
昨日の夜から明け方にかけて、強い雨が降りました。雨が降るたびに気温が下がっていく気がして、秋冬の準備をしなくてはと少々焦っています。幼稚園のお母さん達に、どんな準備をしたらいいか少しずつ教えてもらっています。靴は底が重要で、長靴は必須というお話にふむふむ。コートは防水で、子ども達の通園服はスキーウエアというお話にふむふむ。幼稚園にも一着スキーウエアを常備しておき、雪の日はそれを着てお外遊びをするそうですが、つなぎのスキーウエアの子どもに「おしっこ〜」と言われたら、かなり慌ててしまいそうです。

東京の私立幼稚園はほとんどが制服でしたが、こちらは逆にほとんどが私服です。入園時に頂いたパンフレットに、「毎朝、自分の好きな洋服を選ぶのも楽しみな様です」というお母さんからのコメントがありました。まだしゅんは服の好みはそれ程ないのですが、ちょっとこだわっているのは靴下です。私が服の色と合わせてパパッと選ぶと、「ママ、今日のお洋服はシマシマだから、この靴下の方がいいんじゃない?」などと言います。主人は着る物にこだわらない人ですが、もしかしたらしゅんは違うのかもしれません。そう言えば、洋服や靴のお買い物も大好きですし・・・。そして、斜めがけにする通園用ポシェットもその日の気分で選びます。そのうち、「ママ、その服にその靴はおかしいんじゃない?」などと言われたらどうしましょう。嬉しい様な、悲しい様な。


9月26日(火) 曇りのち雨 「罪悪感?」
寝室の襖を開けたしゅんが、「7時5分まで眠ったよ。あ〜、よく寝た。」と言って起きてきました。少し前から時計に興味を持っていて、最初に覚えたのは「3時(のおやつ)」でしたが、段々読めるようになってきた様です。

今日のランチは幼稚園のお母さん達と、お豆腐専門店に行きました。「運動会お疲れ様?」と言い訳をしつつ、ちょっと豪華なランチを頂くことになっていたので、何も知らずに私のお弁当を食べるしゅんに少しだけ罪悪感が・・・。その気持ちが表れたのか、今日はいつもより少しだけ豪華な、しゅんのお気に入りてんこ盛りのお弁当となりました。おにぎり、煮豆、かぼちゃ、玉子焼き、鮭の塩焼き、プチトマト、キウィと、ぎっしりつまったお弁当を、しゅんはペロリと食べてきました。
大人のランチは想像以上のおいしさで、一品一品「おいしい〜」と思わず声が出てしまうほどでした。特に目の前で作られた出来たてのお豆腐に、中華風のあんをかけた物は、何とも言えない優しいお味でお代わりをしたくなりました。どれもお豆腐料理なのでカロリーは低いのですが、締めの炊き込みご飯が出る頃にはお腹がいっぱいになっていて、苦しくなるくらいでした。おいしいランチと楽しいおしゃべりで大満足の私たちは、足取りも軽くお迎えに行きました。

降園後も幼稚園のお庭で泥だらけになって遊び、なかなか帰ろうとしないしゅんに「プリンがあるよ」と言うと、「食べたい〜」と車に乗りました。オーブンで簡単に作ることが出来るプリンですが、卵の風味がたっぷりでなかなかおいしいのです。カラメルまできれいに飲み干した(!)しゅんは、「ママ、またしゅんちゃんが幼稚園に行って一人の時に、プリンを作っていてね。」と言いました。

右の写真は、最近しゅんが気に入っている線路の組み立て方です。積み木を台にして高架の線路を組み立てます。よく見ると、線路セットの木や標識も台になっていますが、子どもの発想は面白いなといつも思います。
しゅんの好きなおかず てんこ盛り! 罪悪感・・・?! おやつはプリン 最近はこんな線路がお気に入り


9月24日(日) 晴れ 「苦手な物」
今日もすっきりと晴れた爽やかな一日になりました。海はとても濃い青色で、久しぶりに佐渡島もくっきりと見えました。夏が終わり、風が強いと「ひゅるり〜」と聞こえてきそうな程、高い波の日が増えてきましたが、秋の海、冬の海がどんな表情なのか少し楽しみになりました。

お昼ご飯に、へぎ蕎麦を食べに出かけました。お昼を少し過ぎても、次々とお客さんが入ってくるお店の中では、あっちにもこっちにも大きな「へぎ」に盛られたお蕎麦が運ばれていました。私たちも天へぎを注文し、早速頂きました。お蕎麦に乗った海苔が苦手なしゅんが「海苔〜、海苔〜」と言うので、ちまちまと海苔を取りながらしゅんの器にお蕎麦を入れると、ちゅるちゅると上手に食べました。おにぎりは大好きで海苔も食べるのに、何故お蕎麦の上の海苔が苦手なのかちょっと不思議です。ちなみにストロベリーアイスの中の、つぶつぶしたいちごも苦手で、「アイスはあんまり食べないで〜」と言われながら、小さないちごを私が食べることになります(苦笑)。子どもって、大人から見ると不思議な物が苦手ということがよくあって、お母さん同士で話していると「へ〜」と驚くことがあります。私が最近驚いたのは、どら焼き好きのあんこ嫌いというYちゃんのお話で、お母さんはあんこだけ取り除いて食べるため、どら焼きを食べると胸焼けがしそうになるそうです。確かに・・・。

お昼の後でショッピングセンターに寄り、家に戻る車の中でしゅんはぐっすり眠り始めました。昨日、運動会で疲れただろうと思ったのにお昼寝を全くせず、あわよくば一緒にお昼寝したいと目論んでいた私をへとへとにさせたしゅんですが、さすがに疲れがたまっていたのでしょう。3時過ぎに眠って、そのまま夜まで眠り続けました。途中、夜中に「お茶を飲むだけ」と言って起きてきたしゅんは、本当にお茶を飲むだけでまたお布団に戻りました。
そして私たちは、ひどい筋肉痛に悩まされています。リレーと綱引きで、何故こんなに?と思う程、ガチガチになったモモと背中の筋肉に、運動不足を痛感しています。


9月23日(土) 晴れ 「運動会」
寝坊したらいけないというプレッシャーで、目覚ましより早く目が覚めました。外を見ると太陽が昇り始めるところでした。しゅんの初めての運動会の今日は、真っ青な空が広がるお天気になりました。

会場に到着すると、皆さんも続々と集まってくるところでした。会場作りが着々と進み、段々それらしい雰囲気になっていく運動場に、子ども達はワクワクした気持ちを抑えられないのかあちこちで走り回る姿が見られました。しゅんはというと、私たちが一緒にいることに興奮してしまい、何故か「抱っこ〜」でどうなることかと思いましたが、お友達と一緒に入場行進をする頃にはすっかりやる気が出たのか、手を挙げたり走ったりの運動会モードになってほっとしました。

かわいらしい競技が続く中、応援したり写真を撮ったりお手伝いをしたりと、私たちも忙しく過ごしました。時折主人と顔を見合わせて笑ってしまったのは、しゅんのマイペース振りです。「ワーワー」「キャーキャー」と大盛り上がりの競技でも、気が乗らないと「ま、いっか」といった風にふふ〜んと周りを見回しているだけ!この性格はきっと主人譲りと思う私ですが、真相はどうでしょう?何はともあれ、子ども達の奮闘ぶりは本当にかわいらしく、思わずこちらも大きな声で声援を送りたくなりました。
去年の今頃、たくさんの幼稚園の見学をしました。未就園児の競技にも出ましたが、雰囲気に圧倒されるばかりのしゅんは、ほとんどの園でイヤイヤ〜と私にしがみついていました。たった1年なのに、こうして楽しそうに競技に参加しているところを見ると、その成長ぶりには主人も私も驚くばかりでした。そしてあの頃は想像もしなかった土地で、こうしてお友達に囲まれているしゅんの様子に、みんなで新潟に引っ越してきて、本当に良かったなと思いました。

親も参加する競技があるとは聞いていましたが、どちらかだけの参加でいいのでは?と気楽に考えていたため、私までリレーに参加することになって、内心ドキドキ・・・。走るのなんて何年ぶり?と仲の良いお母さんと話しながら、段々白熱していくレースを見守りました。しゅんがちゃんとバトンを握り、「しゅん君、頑張って〜」とお友達や皆さんに応援されながら走りきったことに感動し、お父さん同士の力強い走りでドドドドーッと駆け抜けていく主人の姿を何とか動画におさめると、いよいよ私の番がやってきました。「しゅん君のお母さん、頑張って〜」という先生の声を遠くに聞きながら夢中で走ったのですが、その長いこと長いこと!リレーは最後まで盛り上がり、先生同士の対決でゴールを迎えました。声援と大笑い、そして全力疾走で「声が枯れそうだね〜」と話しながら、応援席に戻りました。

子ども達が、のびのびと自分のペースで参加できる運動会は、幼稚園の方針をそのまま表している様な気がしました。この幼稚園で、色々な面で成長していくしゅんを、これからも見守りながら一緒に楽しんでいきたいなと思った一日でした。
運動会! 頑張るぞー


9月22日(金) 晴れ 「三口?」
今朝、園の玄関で「行ってらっしゃい」と手を振ると、「マーチが通ったら、しゅんちゃんがここでママにバイバイってしてあげるね。」と言いました。急いで車に戻ってゆっくりと玄関の前を通ると、笑顔で手を振るしゅんがいました。「ママと一緒がいいんだもの」と言って大泣きしていたこともあったのに、この数ヶ月で随分大きくなったなと思いました。

運動会の練習が始まって、初めての事ながらしゅんも楽しみになってきた様です。会話の中に、練習の内容が混じるようになって、きっと幼稚園でもワクワクしながら競技を楽しんでいるんだろうなと想像しています。今日も朝ご飯を食べながら、「運動会はどんなことをするんだっけ?」と聞いてみると、「リレーをしたり・・・」「玉入れをしたり」「綱引きもするし」「パン食い競争もあるんだよ」と嬉しそうに言いました。どんな姿を見せてくれるのか、私たちも楽しみになっています。

写真は前から気になっていた和菓子屋さんで、今日のおやつに買ったお団子です。しゅんはずんだ団子、私はみたらし団子を選びました。おやつの時間、「しゅんちゃん、一口下さいな」と言ったところ、しばらくう〜んと考えたしゅんが、「ママちゃん、三口下さいな」と言いました(笑)。欲張り・・・。少し焼き目の付いた、小さくてつやつやしたお団子はとてもおいしくて、しゅんもペロリと食べました。
ずんだ団子 待ちきれな〜い


9月21日(木) 晴れ 「甘えん坊」
朝晩は、かなり気温が下がる様になりました。今朝は15度だったそうです。これからは、今まで以上に体調管理に気をつけなくてはと思います。

朝、しゅんを送って幼稚園から戻ると、1年振りに「栗くり坊主」を取り出して新聞紙を敷き、皮むきを始めました。昨日、1キロ398円という大きな栗をみつけ、昨日の夜に半分はゆでて食べました。そして残りの半分は、栗の甘露煮を作ることにしました。栗くり坊主を使うのは3回目くらいですが、ちょっと気を抜くとグサリといってしまいそうなので少し注意が必要です。とはいえ、今年は足元をウロチョロするしゅんに気を取られることもなく、テーブルに広げた新聞紙の上でビデオを観ながらゆっくり作業をすることができ、その時間もなかなか楽しいものでした。コトコト煮た栗は、お茶請けにもぴったりな甘さに出来上がりました。おやつに早速出してみると、「ママ、お弁当にも栗の甘露煮を入れてね」とリクエストする程、しゅんは大喜びでした。

この頃、お風呂に入る準備をしてバタバタと家の中を歩く私の後を、しゅんがずっとついてきます。あっちへバタバタ、こっちへバタバタと、足にしがみつくようにしてついてくるしゅんに、「どうしてしゅんちゃんはママにくっついているの?」と聞いたところ、「しゅんちゃんはママが大好きなんだよ〜う。ママに早くギュッとしたいから、足にくっついちゃうんだよ〜う。」と言いました。そう言えば、今日はお迎えに行った時も、玄関から出てきたと思うと「ママちゃ〜ん」と言って私にしがみついてきました。幼稚園で、お友達とかかわったりお当番の仕事をしたり、運動会の練習をしたり、色々なことができるようになってきたしゅんですが、そうやって頑張った分、たくさん甘えたい時期なんだろうなと思います。それにしても、こんな風にストレートに感情を出せるって、うらやましいような気がします。


9月20日(水) 晴れ 「憧れの傘」
すっきりと晴れ、爽やかな一日になりました。気温も上がって、久々にしゅんは半袖で登園しました。こちらのニュースでは「もうしばらく残暑は続きます」と言っていましたが、こんなに気持ちいい残暑なら、むしろ嬉しいな〜と思いながら聞きました。

昨日、ふらりと立ち寄った雑貨屋さんで、しゅんが一目惚れして買った子ども用の傘です。小さな体で傘を差すのは難しい様な気がして今まで買いませんでしたが、お友達の傘を見るたびに「しゅんちゃんも欲しいな〜」と言うので、「今度パパに買ってもらおうね」と言い聞かせていました。でもそのお店の傘はどれもかわいらしくて、折角だから買っても良いかなと思ってしゅんにどの色が良いか聞くと、「どうしてパパじゃなくても買ってもいいの?」と不思議な顔をしながらも嬉しそうに「水色」と答えました。「パパから、良い傘があったらママが買ってねと頼まれていたんだよ(苦しい創作・・・)。」と答えた私でしたが、どんな言葉も良く聞いているんだなと思いました。
今朝も、「傘持っていく?」と起きてきたしゅんですが、窓の外の青空を見て玄関収納の傘置き場にしまいに行きました。この傘置き場に片付けるということも、しゅんにとっては憧れの行動だった様です。私たちの様子を見て、「格好いい」と思っていたのでしょうか?面白い!

午前保育の今日は、大勢のお友達親子と共に、Aさんのお宅にお邪魔しました。たくさんのおもちゃで遊ぶ子ども達を見ながら、私たちはこれから始まるバザーの準備や運動会のこと、子ども達の普段の様子などについてお話ししました。しゅんの様子を時々見ていると、随分お友達同士でのやりとりができるようになってきたなと驚きました。「○○をしたいんだけど」「どれで遊んでいいの?」「線路はどうやって作るのか教えて」などなど、子ども同士で話しながら遊んでいる様子はとても微笑ましいです。そしてお友達のお家に行く回数が増えるにつれ、玄関では靴を揃えて「お邪魔します」と言うこと、おやつになったら手を洗ってみんなで座って食べること、時間になったらお片づけをして「お邪魔しました」と言ってさようならをすること、そんな色々な事を覚え始めました。

子ども達のパワーに圧倒される私たちは、正直見ているだけで「疲れた〜」と思う事もしばしばです。でもこんな風にくたくたになりながらも子どもと一緒にいられる時間は案外短いものだと思うので、おいしい物で栄養をつけながら、楽しくつき合っていきたいと思います。
お気に入りの傘 今日は晴れだから持っていかないよ・・・


9月19日(火) 曇りのち雨 「お父さん?」
昨日の夕方は、空全体がピンク色に染まる、こんなにきれいな夕焼け空でした。お天気を期待していましたが、今日は曇りから強い雨になりました。台風の雲の影響でしょうか。

幼稚園の先生と、週に1度お便り帳のやりとりがあります。父兄は家での様子や園生活で気になることなどを書き、先生は園での様子や心配事へのアドバイスなどを詳しく書いて下さいます。先日のお便り帳に、園でお友達とどんな風にかかわったり遊んだりしているのか、教えて頂きたいという事を書きました。お友達と園の外で遊ぶと、ちょっと押され気味で自分の言いたいことも言えずに泣いてしまうことが多かったので、少し気になっていたからです。それに対する先生のお返事の中で、面白いエピソードがありました。

おままごとコーナーにしゅんがふらりと近付くと、そこにいたお子さん達が「しゅん君、お父さんになって」と言ったそうです。それに対し、しゅんは「お父さんにはならない」と言い、お友達は「お父さんしか、もう役は余っていない」と主張し、両者譲らず!しばらくねばったしゅんは、「もう他の遊びにする」と言って違うコーナーに移ったとのことでした。その後、おままごとコーナーのお子さん達と先生は、「しゅん君はどんな気持ちだったかな?」とお話をしてしゅんの気持ちを想像してみたというお話でした。遊びの中で色々な関係が生まれ、様々な出来事を通して子ども達は多くのことを学んでいくものなのだと改めて思いました。そして私は、しゅんが「お父さんはイヤ」と言えたことがとても嬉しくなりました。きっともう少し成長すれば、「ま、お父さんでもいいよ」と言えるようになるのだと思いますが、今は、自分の気持ちを伝えられるだけでも大進歩だと思います。
昨日の夕焼け でも今日は雨降り


9月18日(月) 晴れ 「真似っこ」
今日も昨日に引き続き、強い風が吹きました。さらにフェーン現象で、新潟の気温はぐんぐん上がり、市内でも32度を超えたそうです。強すぎる風に余り窓を開けることもできず、何とも言えない暑さの一日でした。

最近しゅんが、ちょっと裏返った声を出しながら「○○ってさ、△△なんだよね〜〜。」とよく言います。もっともらしい言い方ながら、△△の部分の内容がとても幼いことが多く、思わず笑ってしまうこともしばしばです。それにしても、どうしてこういう口調になったんだろう、幼稚園でお友達が言うのかな?と思いながら、主人に報告しました。「しゅんがね、こんな言い方をするんだよね〜。お友達が、きっと言ってると思うんだよね〜〜。」と言ってはたと気付きました。これってまさに私の口癖なのでは・・・。本当に子どもって、よく聞いているものです。

スーパーの果物コーナーに、色々な種類の梨が並び始めました。桃、ぶどう、イチジク、梨と、新潟は果物も豊富だということがわかりました。夏の野菜も新鮮でおいしかったですが、果物も瑞々しくてとてもおいしく感じます。これからの季節は、何と言っても新米です。「のどぐろ」というおいしい白身の魚も捕れる季節になるようで、食いしん坊の私はとても楽しみです。


9月17日(日) 曇り 「本屋さん」
台風の影響か、こちらでも強い風が吹きました。会社に行った主人から、繁華街が盛り上がっているというメールが届きました。この3連休、新潟では「新潟総おどり」というお祭りが開催されています。8月の新潟祭りでも、道路いっぱいに広がって踊り歩く日がありました。幼稚園のお母さん達に、新潟の人は踊りが好きな様だと聞いていましたが、本当にその通りだと思いました。

夕方、しゅんとショッピングセンターに行き、ふらりと本屋さんに入りました。今はどこでもそうなのかもしれませんが、こちらに来て、もしかしたら新潟(雪国)特有?と驚いたのは、子どものコーナーに椅子や机が用意されていることです。そこでは見本の絵本やちょっとしたおもちゃなどを試すことができ、まるで図書館の様にどれにしようかなと選んでから本を買うことが出来るのです。しゅんは当然のようにそのコーナーに行き、絵本や音の出る本、小さなパズルなどに夢中になるので、帰るのがちょっと難しくなるのが難点ですが、雪の季節になったら本屋さんへ行く回数が増えそうです。

最後にぐるっと回った店内で、しゅんが見つけて買いたいと言ったのは、幼稚園児向けに作られた月刊雑誌です。私も小学生の頃、こんな本を買っていたなと懐かしくなって買ってみると、早速しゅんはお料理する私の足元で付録を作り始めました。そしてなかなか良くできたお店屋さんごっこのセットを使い、「いらっしゃいませ〜」とハンバーガーショップを開店しました。本誌の方も、クレヨンで描いたり切り取った紙を使ってごっこ遊びをしたり、思った以上に充実の内容で驚きました。今まで手に取ったことはありませんでしたが、もうこんな本も楽しめるくらい大きくなったんだなと思いました。絵本も大好きなしゅんですが、時にはこういう本で手先を動かしながら遊ぶのもいいものだと思った夜でした。


9月16日(土) 曇り 「初めての対面」
しゅんも私も楽しみにしていた週末がやってきました。今日は一足先に用事があって家を出た主人と高崎で合流し、「SKIP気分」のRIKAさんご家族とお目にかかる約束をしているのです。HPを始めた頃から、何年もネット上でおつき合いをさせていただいているRIKAさんと、とうとう実際にお会いできると思うと、嬉しいやら緊張するやら。でも高崎に向かう新幹線に乗ると、ワクワクした気持ちでいっぱいになってきました。

待ち合わせの駅で待っていて下さったRIKAさんご家族は、想像通りの爽やかなご家族でした。いつもHPで拝見しているじゅん君も、元気いっぱいにご挨拶してくれて、しゅんも嬉しそうに「こんにちは」と言うことができました。
ドキドキしながらもご挨拶を済ませ、まずは伊香保へ向かって日本三大うどんのひとつ、水沢うどんをお昼ご飯に頂きました。写真は、左から「大」「中」「小」の水沢うどんです。どちらの家族も父は大、母は中、子は小を注文しましたが、「大」は男性陣でも苦しくなりそうな量でした。軽く見えた「中」も実はどっさり盛られていて、お腹を押さえながら何とか完食!「小」はしゅんにぴったりだったようで、ペロリと食べてニッコリ。じゅん君は少しお父さんの「大」をお裾分けしてもらってニッコリしていました。

少し先の伊香保温泉に到着すると、早速有名な石段を上りました。石段の両側に連なるお店や旅館は、昔ながらという表現がぴったり合う様なレトロな建物が多く、何とも言えない情緒ある風景でした。ふと振り返って見ると、遠くの町並みや山並みも見ることが出来る、良い眺めが広がっています。
元気に歩くじゅん君に励まされ、しゅんも一生懸命階段を上り、頂上の伊香保神社まで歩くことができました。皆さんでお参りし、帰り道にはお待ちかねの日帰り温泉体験をしました。「初対面でお風呂?!」とRIKAさんご夫婦は一瞬ためらわれたそうですが(笑)、私はとても面白い体験ができたわ〜と何だか嬉しくなりました。じゅん君は男風呂へ、甘えん坊のしゅんは女風呂に入りましたが、茶色っぽいぬるめのお湯はとても気持ちよくて、体の芯から温まりました。湯上がりには、群馬をよくご存知のRIKAさんご家族お薦めのカフェでゆっくりと休憩しました。すっかりじゅん君ともなじんだしゅんは、まるで家でくつろいでいるかのようにお茶の時間を過ごしました。

伊香保からの帰り道には、気になっていた施設、「舞茸センター」へ。舞茸狩りができるのかな?と密かに期待していた私たちの予想とは違い、お土産がメインの施設でしたが、「舞子ちゃんとキノッピー」による舞茸のQ&Aは、ちょっと面白かったのでパチリ。さらに駐車場の向こうに見つけたひっそりとした工場は、見学も出来る舞茸工場だということがわかり、そーっとのぞいてみると、いくつもの入れ物で舞茸が育っている途中でした。こんなに大きな舞茸が、こんな風にできていくんだ〜と、少しお利口になった様な気分でセンターを後にしました。

もう夕方だったのですが、じゅん君が大好きになったしゅんのたっての願いをお聞き下さり、RIKAさんのお宅にお邪魔させて頂くことになりました。おやつを食べて遊び始めた子ども達の横で、RIKAさんが丹精されたガーデニングコーナーを眺めながらRIKAさんとお茶をしていると、HPの中に入ってしまった様な不思議な気持ちになりました。おしゃべりしたい事が次から次へと出てきて、あっという間に楽しい時間は過ぎていきました。優しいRIKAさんと旦那様の愛情をたっぷり受けて育ったじゅん君の、かわいらしいお兄ちゃんぶりには、私たちばかりでなくしゅんもすっかり虜になった様子でした。名残惜しいお別れをして新幹線に乗ると、「じゅん君と、楽しかったね〜」と何度もしゅんは私たちに言いました。私も、本当に楽しい一日だったな〜と、何度も思いながら新潟に帰りました。
これが「大」 すごい量! 女性陣は「中」 これでも結構な量でした 子どもたちは「小」 おいしそうに食べていました
舞茸のバター炒め シャキシャキしておいしい〜 伊香保の階段 風情ある町並み
「舞子ちゃん」と「キノッピー」・・・ 舞茸 成長中!


9月15日(金) 晴れ 「チャングム」
久しぶりにカラッと晴れて暑い一日となりました。このところの寒さで今日の園外保育が心配でしたが、朝起きて真っ青な空を見るとほっとしました。大きなリュックを背負ったしゅんは、園の玄関で元気に私に手を振りました。

近所のおいしいパン屋さんに寄って、お昼はMちゃんのお家へGO!引っ越ししてきてすぐ、Mちゃんに教えてもらったこちらのパン屋さんには、「主婦の密かなお楽しみだよね〜」とMちゃんが言う通りおいしそうなパンがずらりと並べられていて、ランチ用に2〜3個選ぶのが大変なくらいです。私も時々のお楽しみに買ってランチにしているのですが、友達と食べるとおいしさも倍増でした。

Mちゃんのお宅を早々にお暇すると、自転車をこいである場所に向かいました。それはデパートで開催されている「チャングムの誓い展」です。地上波で放送されてから、何気なく見始めたこのドラマにすっかりはまってしまい、毎週次の展開がとても楽しみです。随分前から新潟のデパートでこの催事が行われることを知り、行こうかなと迷っていましたが、お天気とタイミングの良さに背中を押され、開催初日に張りきって出かけることにしました。
会場に入って周りを見ると、私の母というより祖母の世代?と思うほどの年齢層の高さに一瞬戸惑いました(笑)。展示はなかなか充実したもので、実際に役者さん達が着用された衣装や、毎週の様に様々なお料理が作られたセットの再現、ドラマの中で繰り広げられた料理対決の一品一品の展示など、興味深いものがたくさんあって、どれも足を止めてじっと魅入ってしまいました。王が使った食器や、その当時の調理道具など、ドラマの中ではチラッと写るだけの物もじっくりと眺めることができ、とても面白く感じました。展示の最後にはお土産コーナーが設けられていて、私も思わず「チヂミ粉」と公式ドラマガイドを2冊も買ってしまいました。本当は、韓国海苔にチョコレートがコーティングされた商品がとても気になったのですが、今日が暑い日で助かりました。涼しかったらきっと買っていたはず・・・と言って主人に呆れられました。ともあれ、今日の自由時間はあれこれ充実していました。
思わず買ってしまった・・・


9月14日(木) 雨のち曇り 「体を伸ばす」
朝まで降っていた雨も、午前中には止みました。毎日見ている海の色もすっかり夏とは違ってきました。夏の穏やかな日本海が好きでしたが、今日は水平線がとても深い色で遠くに佇む佐渡島もくっきりと見え、こんな秋の景色もいいなと思いました。

久しぶりにヨガの集まりに行って、しばらく動かしていなかった体をギューッと伸ばしました。海を眺めながらグーッと腕を伸ばすと、良い空気がいっぱい入ってくる様な気がして何とも言えない気持ちよさでした。最近何となく腰が痛くなることが多いという私と、背中から腰にかけて重い感じがするというAさんのリクエストに応え、Wさんが腰に良いヨガのポーズを色々と教えて下さいました。ヨガでは、普段意識しない体の部分を、意識して動かしたり止めたりという動作をします。Wさんに「今、この部分の流れが良くなっています」と言われると、本当にそこが温かくなるような気がしてとても不思議です。

体を動かした後は、そのまま皆さんとおいしいランチを頂きました。玄米とお野菜のおかずが並ぶランチは、ヨガと同じくらい体に良さそうです。ちなみに写真は、しゅんのお弁当です。小さなおにぎりブームは相変わらず続いています。今日のおかずは、かぼちゃの煮物、プチトマト、玉子焼き、ズッキーニとウィンナーの炒め物。こんなに食べられるかなと思いながら、ちょっと浮き上がったフタをバンドでとめてお弁当袋に入れましたが、全てペロリと食べて持ち帰りました。たくさん動く様になって、たくさん食べないと体がもたないのかもしれません。年少さんの中には、大きなお弁当に変えたというお友達もたくさんいます。しゅんもたくさん食べて、もっともっと大きく元気になって欲しいと思います。
ミニおにぎりブーム 続行中


9月13日(水) 曇りのち雨 「9回目」
ぐっと気温が低くなったので、午後は急いでしゅんの箪笥の衣替えをしました。食べても食べても体重が増えず、ミニサイズのしゅんですが、さすがに100センチの洋服もだいぶしっくりくるようになりました。小さいなりに大きくなっているんだなと思いながら、半袖の服を奥にしまいました。

今日は9回目の結婚記念日です。主人の帰りが遅かったので、お祝いのデザートはしゅんだけ先に食べました。プリンを食べながら、「どうして結婚記念日っていうの?」と聞くので、そう言えば新潟に持ってきてあったかな・・・と本棚を見に行くと、お目当てのアルバムがありました。一冊ずつめくりながら、一緒に結婚式の写真を見ていると、しゅんは知っている顔がたくさんあることに大喜びでした。不思議そうな顔をして、「どうして結婚したの?」と聞くのにはちょっと困りましたが、こんな結婚記念日も楽しいなと思いました。

しゅんが寝静まった頃に帰ってきた主人は、大きな紙袋を持っていました、中を見ると色々な物が出てきました。中でも私が嬉しかったのは、チューリップの栽培セット!花束やアレンジも好きですが、育てる楽しみがあるこういうプレゼントはもっと嬉しいです。寒い新潟ですが、来年の5月上旬、きれいなチューリップを咲かせることができるよう、大事に育てたいと思います。

ところで話は変わりますが、しゅんが時々「ちびっこ」「ちびお」「でかお」という言葉を使います。先日どこかで「ちびっこ」という言葉を見た時、どういう意味かと聞くので「小さな子どもっていう意味だよ」と答えたところ、「じゃあ、大きな大人はでかおで小さな大人はちびおなんだね。」と言いました。面白いのでそのままにしておいたのですが、しゅんによると、どうやら私は「ちびお」で主人は「でかお」の様です。今日も湯船の中で私に子ども用の浮き輪をかぶせながら、「ママはちびおだからきっと大丈夫だと思うよ。パパはでかおだからきっと浮き輪が入らないね〜。」と言っていました。こういう面白い言葉は、いつ頃まで使うのかな?と興味津々です。
相変わらず大好きなおもちゃ チューリップ! おめでとう〜


9月12日(火) 曇り時々雨 「お楽しみ」
天気予報に、曇りと傘のマークが並んでいます。カラッと晴れた夏が懐かしいなと空を見上げるのは大人ばかりで、しゅんは長靴を履いてご機嫌です。小さな水たまりをいくつも見つけ、パチャパチャパチャと水がなくなるまで足踏みを続けました。

お昼前に待ち合わせをして、今日はAさんとランチをしました。毎日会っているAさんですが、子どもの様子を見ながらではない2人っきりの今日は、いつもよりずっと話が弾みました。機関銃のようにおしゃべりしながらおいしいランチとデザートを食べ、すっかり満たされた気持ちです。Aさんが教えてくれた今日のお店は、最近お洒落なお店がいくつも出来たというエリアにあります。車であっという間に到着するのですが、緑の多い気持ちよい場所なので、ぜひ家族でも来てみたいなと思いました。お迎えまでの数十分は、車を連ねて雑貨屋さんへ!友達とこんな風に雑貨を見ながら話をするなんて、本当に久しぶりだなと思いながらギュッとつまった楽しい時間を過ごしました。

そして子ども達を迎えに行ったのですが、今日はもう一つお楽しみが待っています。同じクラスのSさんのお宅に遊びに行く事になっていたのです。周りの方々に声をかけると、次々と人数が膨らんで、総勢11人でお邪魔することになりました。幼稚園の続きの様に遊ぶ子ども達を見ながら、大人のコーナーではお茶を飲みながらおしゃべりに花が咲きました。男の子も女の子もいると、ハラハラするようなもめ事も起こりにくいのか、一人一人黙々と遊んでいる様でもありながら、少しずつつながって遊んでいる子ども達は、とても楽しんでいました。新潟に来て5ヶ月、親子共々幼稚園でできた友達のおかげで、随分こちらでの生活を楽しむことが出来ているなと実感した一日でした。


9月11日(月) 雨のち曇り 「小さな土鍋」
朝起きると、空気が冷たいと感じました。急に秋がやってきたと思う様な涼しい一日になりました。登園したお子さん達も、半袖、長袖とバラバラでしたが、送ってきたお母さん達は、「半袖にしたけど寒いかな?」「長袖を出してみたけど暑いかな?」と皆さん心配そうでした。しゅんはこの秋初めて、長袖で登園しました。

しゅんを送ってスーパーに寄ると、高く積まれた土鍋に気がつきました。しゅんは以前私が持っていた一人用の土鍋が大好きで、雑炊などをその土鍋に取り分けると喜んで食べていました。でも数ヶ月前、「お料理を作っているのー」と言いながら土鍋を持ち上げたしゅんが手を滑らせ、パカッと割ってしまいました。その時のことを気に病んでいて、ちょっと遠慮がちに「また小さなお鍋でご飯食べたいな〜」と時折つぶやくのがかわいそうだったので、季節がきたらぜひ買いたいなと思っていたところでした。そして見つけたこちらのお鍋、1つが138円というお値段にはびっくりです。一体どういう仕組みでこんなにお安いのでしょう?ともあれ、これならしゅんにも思いっ切り使わせてあげられそうだと、違う柄の物を3つ買いました。家に帰ると早速目止めをして、大鍋でコトコトとお料理を始めました。

幼稚園から帰ったしゅんに、「食器棚のお部屋に行ってごらん。」と言うと、乾かしてあった土鍋を見つけて「ひゃ〜。」と言いながら居間に戻ってきました。そして「ママ、しゅんちゃんのために、お鍋を買ってきてくれたの?ありがとう。」と、今にも泣き出しそうなキラキラした目をして言いました(笑)。
このお鍋を使っての初めての夜ご飯は、おでんです。大鍋からそれぞれのお鍋に取り分けてしゅんの前にも置くと、「あっそうだった、フタしなくちゃ。」とフタをして、いただきますの後でフタを取り、「うわ〜、おいしそ〜う。」と言って食べ始めました。フタを取るワクワクした気持ちは、ほかほかのお料理をより一層おいしくしてくれるような気がします。これからやってくる寒い季節、このお鍋で暖かな夜を過ごしたいものだと思いました。
小さな土鍋のフタを取ると・・・ おでん!


9月10日(日) 晴れのち雨 「土日の楽しみ」
朝起きると、しゅんが「今日は何曜日?」と言いました。「日曜日だよ」と答えると、「それならふるさと村でバスに乗りたい」と言うので笑ってしまいました。

ふるさと村の中に、100円を入れて動く遊具のスペースがあります。こちらは小さな子ども達に大人気の場所ですが、お金を入れ始めるとキリがないため、我が家では「パパと一緒の時しか動かないのよ。」「土日しか動かないのよ。」と教えています。他のお母さん達も同じ様なことを子ども達に言い聞かせているので、みんなで行くと「動かないかどうか、確認してくるねー。」と言っては、子ども達が動かない遊具に乗って遊ぶという光景が見られます。しゅんも「動かないって確認できたよ〜」などと言いながら、結構楽しそうにしているのですが、やはり動く遊具に乗りたいという気持ちはずっと持っていた様で、「土日」を心待ちにしていたのです。

お疲れの主人にはお留守番をしてもらい、「今日はパパは用事があるからお留守番だけど、土日だから特別動くんだよ。」と言いながらふるさと村へ向かいます。到着すると、ぴょんぴょんと弾むようにそのスペースに向かったしゅんは、お金も持たずに電車(これをバスと呼んでいます)に一直線です。あれ?動かない?!と気付いたしゅんが戻ってくると、100円玉を2つ渡しました。「今日は2回だけ乗るね」と主人と約束してきたしゅんは、よ〜く考えて、5つの遊具の中からバスとショベルカーに乗ろうと決めた様です。念願のバスが動き出すと、これ以上ないという程の笑顔を振りまきながら、ハンドルを握って運転を始めました。バスもショベルカーも堪能し、満足感いっぱいになって戻ってきたしゅんは、「また土日に動いたら、乗りに来ようね〜。」とワクワクした声で言いました。

念願の遊具を楽しんだ後は、ジェラート、お買い物、アスレチック・・・と最近庭の様に感じるふるさと村を2人で歩き回り、それぞれに楽しみました。新潟のおいしい物が集まっているバザール館や、新潟の歴史や雪国の暮らしの様子が展示されているアピール館など、しゅんだけでなく大人でも楽しめる場所がいくつも用意されています。すっかり「土日の」ふるさと村に魅せられてしまったしゅんは、きっとこれから先も「ふるさと村に行こう」とリクエストしてくると思います。これから先、一体何回訪れることになるのかな〜と思いながら、名残惜しそうなしゅんを連れて車に乗りました。
「土日だけ動く」電車 大喜び こちらも「土日だけ動く」ショベルカー? そしてジェラート


9月9日(土) 晴れ 「再会」
ここのところすっかり秋めいていた新潟ですが、真夏が戻ってきたかのような暑さになりました。そんな中、東京から友人夫婦が遊びに来てくれました。途中、「ちょっとしたトラブルがあって少し遅れます」というメールが来たのですが、そのトラブルの中身は車のエアコンの故障!よりによってこんな暑い日に〜と言いながら、到着した2人は汗びっしょりになっていました。

お昼は近くのお蕎麦やさんへ。5人前のへぎそばと天ぷらの盛り合わせを注文し、みんなで新潟名物を食べながらの再会となりました。メールでのやりとりはあったものの、実際に会うのは約1年振りで、奥様のRちゃんはしゅんの成長(おしゃべりっぷり)に驚いていました。旦那様のHさんと主人は、お互いに知っている職場の人々や新潟での暮らしについて話が弾んでいました。
しゅんは大好きなRちゃんとの再会に大喜びで、「Rちゃん、見ててね」と言っては、オチのない芸をして、一人大受けでした。「しゅんちゃ〜ん、それだけなの〜?」と笑うRちゃんにはお構いなしに、延々とそれは続きました。そしてよく食べること!最後の最後まで、へぎそばを食べ続けるしゅんは、本当に新潟になじんでいる様に見えたことと思います(笑)。

今夜、長岡方面で開催される花火大会を見に行くことが一番の目的だったお2人と、夕方まで我が家でのんびりお茶をしたりお話をしたりした後、またしばしのお別れをしました。去年東京の我が家に遊びに来ていただいた時は、1年後に新潟で再会するとは夢にも思いませんでしたが、またもう1年後には、お2人が新潟に転勤になる・・・な〜んて嬉しい偶然があったらいいのにな、とこっそり思いました。

楽しい予定がいっぱいの今日は、再び3人でお散歩がてらお出かけです。その目的は、Mちゃんのお家の前で開催される、去りゆく夏を惜しむ花火大会に参加すること!夏の旅行で余った花火があるというMちゃんが、園のお友達や私たち家族を誘ってくれたのです。花火にシャボン玉に三輪車にと、ハイテンションで遊び続けたしゅんは、お風呂の後、ドライヤーで乾かしている間に眠ってしまいました。
シーンと静まりかえった夜、私たちのお楽しみは「鶴の友」という、酒屋さんお薦めの日本酒です。昼間、お2人と一緒に寄った酒屋さんで、お店の方が「自分で飲むならこれだよ」と教えて下さったのは、知る人ぞ知るお酒なのだそうです。ちょっと辛口ですが飲みやすいこのお酒を一口、二口と飲むうちに、どんどん良い気持ちになってきて、最後はしゅんと同じ様にパタリと眠ってしまったのでした。
みんなでへぎそば! ドライヤーしながら・・・ 「鶴の友」 おいしい〜


9月8日(金) 晴れ 「何回?」
2学期が始まって一週間になります。朝、園の玄関で「行ってらっしゃい」をする時間が、1学期に比べてぐっと短くなりました。しゅんは少し名残惜しそうにするものの、ニッコリ笑って「バイバーイ」と言うことが出来るようになりました。そしてすぐに先生やお友達と話し始めます。

以前から、平日起きているしゅんの顔を主人が見られるのは、朝の数分から1時間ほどです。仕事が忙しくなると休日出勤することもあって、ますますしゅんとの時間は減っていきます。そんな中、しゅんが「今日はパパ、来るかな?」と言うようになってしまいました。そして「パパが今度来たら、ママとパパとしゅんちゃんと3人で、○○のお話をしようと思って。」などと一生懸命言っています。バタバタと幼稚園に出かける支度をしている私たちの慌ただしさに圧倒され(呆れ?)、静かに出勤の支度をして「行ってくるね」と玄関に向かう主人は、朝、ちょっと影が薄いので、余計にしゅんは主人の顔を見ていない様な気になるのかもしれません。

ところでその慌ただしい登園準備の最中には、いけないとは思いつつ、「○○をしなさい」と言う回数が増えてしまいます。そして何度言ってもダラリ〜ンとしているしゅんに、「ママは何回言ったと思っているの?!」と言ったところ、う〜んと考え込んだしゅんの口から出たのは、「えっとね、2回か3回。」という言葉。悪気も何もないカラリとした表情を見ていると、ガックリきて思わず笑ってしまいます。そう言えば、先日は「しゅんちゃんは、一体何回言ったらわかるのですか?」と言う私に、「えっと、6回くらい。」と答えたこともありました。笑ってはいけない場面なのですが・・・。


9月7日(木) 雨時々曇り 「大根?」
すっかり秋の気候になりました。こちらの9月は雨がちで、10月11月は、晴れるととても爽やかで気持ちの良い日になるそうです。そしてその後、早い年は雪の季節が始まるのだとか。まだこれから爽やかな秋が待っていると思うと楽しみですが、その後の事は余り考えないようにしましょう・・・。

しゅんを幼稚園に送り、久しぶりにご近所のMちゃんのお家にお邪魔しました。幼稚園児達がお昼を挟んだ通常保育になり、お互い長い夏休み、お疲れ様とこの夏の出来事を話しました。初めての夏休みだったしゅんと違い、年長さんのMちゃんのお子さんは、お休みの間もあれこれと幼稚園関係の行事があって、意外と忙しい毎日だったようです。体もしっかりして体力もつく来年には、きっともっとアクティブに新潟の夏を過ごせるのだろうと思うと、ちょっと楽しみになりました。

ところで最近とみに少年っぽくなってきたしゅんですが、まだ甘えん坊だなぁと思うことがよくあります。私にベタベタとまとわりついてきて、眠る時などは私の上にうつぶせに乗ってギュッとしがみついてきます。重たくて息が止まりそうになりながら、しゅんが眠るのをじっと待ちます(苦笑)。今日はべったりとくっついてきたしゅんに、いつものように「ママはしゅんちゃんが、大、大、大・・・」と言うと、「大好き」を期待したワクワクした顔を見せました。そこで「大根よ」と言うと、予想以上の大受けです。何か他にも言って〜という顔で私を見るので、今度は「ママはしゅんちゃんが、大、大、大・・・」「大福よ」と言うと、こちらも大受けです。こんなダジャレでこんなに受けるなんて、まだまだ単純だわと思っていたら、夜、真っ暗になった寝室で私にギュッと巻き付きながら、「しゅんちゃんはね、ママのことが大、大、大・・・大根よ。ブハハッ。」「しゅんちゃんは、ママのことが大、大、大・・・大福よ。ブハハハハッ。」が延々と続きました。た・・・単純。


9月6日(水) 曇りのち雨 「お友達」
今にも雨が落ちてきそうな空模様でしたが、何とか夕方までもちました。昨日は幼稚園までの道のりの途中、「これぞ日本海・・・」という様な白波が立った海が見えて、とうとうこういう季節がやってきたんだと思いましたが、今日は遠くに行くにつれて深い緑になる穏やかな海でした。空気が澄んでいるのか、最近は佐渡島が見える日も多く、その度にいつか行ってみたいなと思います。

水曜日は午前保育というわけで、長い長い午後の時間をどう過ごそうかと考え、お友達親子2組に遊びに来て頂くことにしました。園から一緒に帰ってくると、子ども達は社宅の階段を駆け上がって大はしゃぎです。しゅんも自分のおもちゃを「どうぞ」「これもあるんだよ」と紹介したり、「しゅん君はね、今から絵を描くんだよ」といちいち説明したりして、何だか楽しそうです。

そんな子ども達の様子を見ながら、私たちも隣りの部屋でお茶を飲んでいると、次第に雲行きが怪しくなりました。「しゅん君、こっちへ来ちゃだめなんだよ」「このおもちゃは触らないでっ」などと言われ、最初は「どこなら行ってもいいの?」「どのおもちゃは触っていいの?」と小さな声でつぶやいていたしゅんが、段々部屋の隅からジーッと2人を見つめるようになり、しまいには冬彦さんの様に(古い・・・)襖から顔の半分だけ出してそーっと部屋の中を眺め始めました。そしてシクシク。女の子2人のパワーに圧倒され、「悲しくなっちゃった」「寂しくなっちゃった」と泣き出しました。

女の子2人のお母さん達はオロオロされていましたが、私も別の意味で困ったわという気持ちになってきました。男の子と女の子では、遊び方も興味も違ってきたのだとは思いますが、しゅんは何か言われたりされたりしても、言い返したり主張したりということがなかなか難しい性格の様です。普通お友達の家に遊びに行くと、そのお家のお子さんが「このおもちゃは貸さないの」と強く主張し、もめ事が起こることが多いのですが、自分の家で自分のおもちゃなのに、泣いているのはしゅんばかりだなんて!それも女の子2人に泣かされているなんて〜。もめ事をなるべく起こしたくないという性格は、本当に小さな頃からのものなのでそれはもちろん個性だと思うのですが、泣いているばかりでなく、自分の気持ちもちゃんと伝えられる様になるといいのになと思います。

とはいえ、後々まで引きずることのない子ども達は、3人揃っておやつを食べたりデジカメで撮影し合ったり、ニコニコと楽しく過ごすこともできました。お友達と関わり合って、色々な気持ちを体験することも大事なんだろうなと、最後は笑って「バイバーイ、また明日ねー。」と言い合う子ども達を見ながら思いました。


9月5日(火) 曇り一時雨 「ミニおにぎり」
昨日の暑さはどこへ?と悲しくなるくらい、今日は涼しい新潟でした。油断して半袖でお迎えに行った私は、同じく半袖のお母さん達と「鳥肌が・・・」と言いながら腕をさすりました。

昨日は久しぶりの通常保育でぐったり疲れていた子ども達ですが、玄関から出てきた顔を見ると、驚くほど元気そうでした。一日ですっかり慣れるなんて、子どもの順応力ってすごいわ〜、うらやましいわ〜とお母さん達としみじみお話しました。家に帰っても、「ママ、3時だよ。おやつを一緒に食べましょう〜。」「次は一緒に何かして遊びましょう〜。」とハイテンションは続きました。お布団の絵本タイムでも、「今日はしゅんちゃんが読んであげるね」と張りきって、読み終えるとパタッと眠ってしまいました。パワー全開のしゅんにつき合っていた私は、しばし放心状態!シーンと静まりかえった部屋でのんびりお茶を飲んでいると、同じ家とは思えない様な気がしてきました。

ところで今朝、お弁当を作っている私にしゅんが「小さいおにぎりたくさんがいいな」とリクエストをしました。いつも小さなおにぎりを1つか2つ、お弁当のご飯スペースに入れているのですが、お友達のお弁当を見てうらやましくなったのか、もっともっと小さなおにぎりが良いと言うのです。今までも十分小さかったのですが、それなら・・・と今まで2個作っていたご飯の量で5個のミニミニおにぎりを作って詰めました。一辺が2.5センチくらいのかわいいおにぎりが並ぶお弁当を喜んでいたしゅんは、今日も全部ペロリと食べて持ち帰りました。そしてひと言、「おにぎり、小さくってあっという間になくなっちゃった」と言いました。一口でパクリと食べられるおにぎりブーム、いつまで続くのでしょう?粘土細工をしているようなかわいいおにぎりを作るのは、ちょっと楽しい作業です。


9月4日(月) 晴れ 「ネズミ・・・」
夏が戻ってきた様な暑さになりました。運転していても、腕がジリジリジリジリ焼けていくのがわかります。

今日からお弁当が始まりました。「ワンパターンを抜け出そう!」と夏休み中にお母さん達とお話したにもかかわらず、実際始まってみると、どうやってお弁当箱を埋めていたんだったっけ?とわからなくなり、結局一学期と変わらないお弁当が出来上がりました。でもしゅんは喜んで食べてくれた様で、夕方、「しゅんちゃんは、サンマとお弁当好きなんだよ〜。」と歌っていました。
久しぶりの通常保育、子ども達の反応はそれぞれでした。朝、玄関の前で大泣きのお子さんもいれば、「今日は行かない」とクルリと踵を返して逃げ出すお子さんもいて、先生方は朝から大忙しでした。しゅんは「行ってきま〜す」と軽やかに園に入りましたが、お迎えに行くと「手が疲れちゃったの〜」と玄関で泣いていて、鞄も帽子も持とうとしません。最後は赤ちゃんの様にお姫様抱っこをして車まで運ぶことになりましたが、相当疲れたんだろうなと思いました。

家に戻ると再び元気を取り戻したしゅんですが、夜が近付くとビクビクと何かを怖がっている様な素振りをみせました。よくよく話してみると、土曜日に行った遊園地で入ったお化け屋敷が、私たちの想像以上に怖かった様で、何だかその様子はかわいそうになるほどでした。昼間、私が「夜になってもふざけてばかりで、ちゃんとお布団で眠らないと、おばけが出ちゃうかもよ。」なんて軽く言った言葉もかなり気になっていた様です。反省・・・。

そしてもう一つ、夜ご飯が終わる間際、どんな流れだったのかは忘れましたが、乳歯が永久歯に生え替わるという話になりました。それは一体どういうことなのか、ものすごく興味津々になったしゅんは、食事が終わって洗い物をして、歯磨きが終わってお風呂の準備を始める辺りまで、30分以上も私とその話を続けました。最後に、乳歯は抜けるということを理解してくれたしゅんが、「歯が抜けちゃったら、それはゴミ箱に捨てるの?」と聞くので、「そうねー。上の歯が抜けたらお家の下に、下の歯が抜けたらお家の屋根にポーンと投げて、確か、ネズミの歯になーれ、と言うんだよ。」と答えたところ、みるみるうちにしゅんの顔が強ばりました。そして震える声で、「しゅんちゃん、何にも言わない方がいいの。言いたくない気持ちなの。」と言ってシクシクと泣き出しました。すぐにピンと来た私が、「ネズミになったりしないのよ。ネズミみたいに強い歯になるだけだよ。」と言うと、私の胸に顔を埋めて大泣きし始めました。「ネズミになりたくなかったの?」と小さな声で聞くと、うん、うんとうなずきます。何て純粋なのと感動しつつも、「ママの歯が抜けた時も、じいじとばあばはネズミの歯になーれと言って投げてくれたんだよ。でも、ママ、ネズミじゃないでしょ?」と、ふと我に返ると笑ってしまいそうな言葉でなぐさめます。私の顔をジーッと見たしゅんは、「ネズミじゃない。どうしてじいじとばあばはネズミの歯になれって言っちゃったの?しゅんちゃんは言いたくないの。」とシクシク。お風呂に入っている間も、「悲しい気持ちが直らないの」と涙をポロポロ流し続けました。

元気いっぱいな男の子という面ばかり最近は見ていましたが、心は私が思っている以上に繊細なんだと感じた夜の出来事でした。
お弁当開始!


9月3日(日) 晴れ 「おもちゃの科学」
夏休みが始まる前、幼稚園で頂いてきたチラシを見て、しゅんが行きたいと言っていた場所があります。それは7月の終わりから新潟県立自然科学館で開催されていた「おもちゃの科学」というイベントのチラシで、飽きることなく眺めては、「行ってみたいな〜」と言い続けていました。「夏休みになったら行こうね」と約束していましたが、なかなかその機会がないまま最終日の今日になってしまいました。そこで、約束を果たすため、お疲れ気味の主人にお留守番をしてもらって2人で出かけることにしました。

折角だから何かおいしい物でも・・・と調べていたら、自然科学館のすぐ近くに素敵なお店を見つけました。それは、新潟市内のワイナリー直営のレストラン、「カーブドッチとやの」というお店です。以前、新潟のおいしい物展でこちらの天然酵母のパンだけは購入したことがありましたが、レストランでは焼きたてのパンも食べられるということで、ワクワクした気持ちでまずはお店に向かいました。
開放的な店内からは、外の緑もよく見えて、とても良い気持ちです。子連れもOKとのことで、しゅんと2人、ゆったりとした席でランチを頂くことが出来ました。パンはそれぞれ味わいがあっておいしくて、しゅんもいつもよりたくさん食べました。隣のパン屋さんでお土産のパンを買い、今度は友達や主人とも来たいなと思いながらお店を出ました。

そしてしゅんのお待ちかね、自然科学館へGO!「おもちゃの科学」のイベント会場には、様々なおもちゃを科学的に分析した展示がされていました。もちろん実際に動かして体験することもできて、子ども達で大賑わいでした。しゅんが一番気に入って何度も繰り返していたのは、楕円形のボールをカタカタと転がすおもちゃです。ボールの行方を目で追ったり、何個も一緒に転がして転がり方を観察したり、何度も試してはクーッと嬉しそうな顔をしていました。昔ながらのおもちゃの仕組みは、科学的に見るとこういう作りになっていたんだと改めて知ることばかりで、大人も十分楽しむことができました。

自然科学館には、プラネタリウムを始め、恐竜、リニアモーターカー、ロボットなどなど、様々な展示物や体験コーナーがあって、一日でもいられるような充実ぶりでした。でも小さな子どもに一番人気なのは、色々な種類のおもちゃが用意されている「不思議な広場」というお部屋で、しゅんもそこから離れようとしませんでした。かなり頭を使うパズルや積み木、複雑なおもちゃなどがずらりと並べられていて、大人も一緒に挑戦しています。私も早速しゅんと並んでやってみましたが、う〜んと頭を抱えてしまう難しさ!もっとじっくり取り組みたいと思うほどでした。2時間くらい遊べたらいいかなと思っていましたが、結局今日も閉館時間の4時半まで、たっぷり遊んだしゅんはかなり満足そうでした。
天然酵母のパン おいしい〜 お子様セット 豪華! 本日のパスタ 海老とタラと水菜とトマトのパスタ
カタカタカタカタと降りてくるおもちゃ 楕円形のコロコロを転がす 夢中!
空気銃で風車を回す キツツキの様に落ちてくる どんな音がするかな?


9月2日(土) 晴れ 「遊園地」
2学期が始まって最初の土曜日は、カラッと爽やかに晴れました。気温もそれ程高くならないらしいということで、前から一度行ってみたいと思っていた遊園地に向かいました。新潟市内から1時間もかからない場所にある、サントピアワールドです。幼稚園のお母さん達からもぜひ一度と薦められたこの遊園地、幼稚園児がかなり楽しめるという噂なのです。

本格的な遊園地は初めてのしゅんは、入園してすぐに目に入った頭上を走るスカイジェットという乗り物に釘付けで、「乗りたい、乗りたい」と大騒ぎです。早速3人で乗ってみると、意外な高さと速さにしゅんはドキドキ、ちょっとがたつく年季の入ったレールと車に私たちはドキドキ・・・。でも全長800メートルの空中散歩は慣れるととても良い気持ちで、遠くまで広がる田園風景を楽しみました。
「絶対にフリーパスで!」というお母さん達のアドバイスに従って、本当にそんなに乗れるのかな?と少々疑いながら買った私たちですが、さすがのんびりした遊園地。待ち時間0分という乗り物ばかりで、次から次へと乗っていくことができました。そして、本当にこれ、3歳児が乗っても大丈夫なの?と思う様な乗り物も、保護者の付き添いがあればOKで、しゅんは初めての遊園地で、急流滑りやバイキング、ジェットコースターまで体験しました。

心配した通り、落下系の乗り物では実際ふわ〜っと浮き上がるしゅんを押さえつつも、私も久々の遊園地を満喫しました。怖い乗り物に乗った後は、「もう一回乗る?」と聞くとブルブルッと首を横に降って「乗らない」と即答するのがおかしくて、私たちは何度も聞いてしまいました。そして、かわいそうだと思いながらもおかしかったのがお化け屋敷。脅かす仕掛け通りにギャッと驚いて、抱っこする私にしがみついてきました。

気に入ったスカイジェットは4回も乗って、結局閉園時間の5時までいてもしゅんは帰りたくないと言いました。自分で「これに乗りたい」「あれが面白かった」と言うしゅんを見て、一緒に遊園地を楽しめるくらい大きくなったんだなと改めて思いました。仕事が忙しくてここのところしゅんの顔を余り見ていなかった主人も、「子どもっぽくなったね」と驚いていました。そして田舎の良いところ、帰りの高速も驚くくらい空いていて、6時には家に帰ることができました。夏の終わりを感じるこの頃ですが、思いっ切り楽しんだ一日でした。
のどかな眺め 観覧車に乗ろう 遊園地は山の中
ゴーカート 良い気持ち〜 ライオンだ


9月1日(金) 曇り 「良い子?悪い子?」
涼しい朝になりました。初めての「2学期」に数日前からワクワクしていたしゅんは、「今日はもう2学期になった?幼稚園に行くの?」と喜んで車に乗りました。新学期は玄関で大泣きする年少さんが多いと聞いて心配していましたが、しゅんは意外にもすんなりと私に手を振り、「ばいばーい」と言って園に入っていきました。そしてお迎えに行くと、「あぁ、楽しかった〜」と出てきました。この調子で、2学期も楽しく過ごして欲しいと思います。

ところで最近、普通に会話ができるようになったしゅんですが、ちゃんとこちらの言うことを聞いているの?と思わず言いたくなるほど、同じ事を繰り返し何度も聞いてくることがあります。しかも私の答えにかぶせるように続けざまに聞いてくるので、「待ちなさ〜い。そんなにおしゃべりしていたら、お答えできませんよ。ちゃんとママが言うことを聞いてから、まだわからなかったら質問しなさい!」と注意することもしばしばです。
今日の夜、私が台所で洗い物をしていると、何やらしゅんが居間で話しています。水と食洗機の音で何も聞こえなかったので、「何、何?もう一回言ってみて。」と言うと、「ママちゃん、もうしゅんちゃんはお話してしまいましたよ。ちゃんと聞きなさい。」と言われてしまいました。むむむ。

そんなしゅんに今一番効果があるのは、「そんな風に○○していると、悪い子って顔に書いてあるってパパに言いますよ。」という言葉です。少し前から、しゅんは「ママ、手に、疲れちゃったって書いてあるからもうご飯、自分で食べられないの」「ママ、足に、たくさん歩いたからもう歩けませんって書いてあるから抱っこして」など、「○○に△△って書いてある」という文章を作っては何かを要求するという方法を編み出しました。その様子がおかしくて私たちは思わず笑ってしまうのですが、先日主人がご飯を食べながら、ふざけるしゅんを半ばからかって「しゅんちゃん、顔に悪い子って書いてあるよ」と言ったところ、火がついたように大泣きをして猛抗議しました。自分が気に入っている方法でからかわれ、プライドがかなり傷ついた様です。泣きながら「悪い子って書いてない。良い子って書いてある。」と言うのがおかしくてそれにも笑ってしまったのですが、それ以来、「悪い子って書いてある」「パパに言っちゃうよ」という言葉がかなりの効果を発揮するようになりました。今日もスーパーでふざけるしゅんに「しゅんちゃん、お顔に悪い子って書いてあるんじゃないの?パパに報告しますからね。」と言うと、「もうしません。良い子って書いてあるから。」と言ってシャキッとするので私はこっそり大笑い。近くで私たちの様子をご覧になっていたおばあさんにも笑われてしまいました。


トップへ戻ります