2006年10月

                                                  過去の日記 2006/09


10月31日(火) 晴れ 「温蔵庫」
久しぶりに、昼間は20度を超えるぽかぽか陽気になりました。それでも風はやはり冷たくて、上着は手放せません。

しゅんが幼稚園に入った時、教室に見慣れない家電製品があることに気付きました。何に使うのかなと思いながら忘れていましたが、この季節になって、それが「温蔵庫」という物だということを知りました。私にとっては聞き慣れないこの言葉、何度か聞き直してしまいましたが、冷蔵庫の反対の機能を持った家電です。どうやって使うかというと、その名の通り中に入れた物を温めて保存するのですが、登園した子ども達がお弁当箱をその中に入れ、お昼になって取り出すとほんわか温かくなっているというものなのだそうです。肌寒くなってきた今月中旬から、使い始めたお子さんがいらっしゃったようです。一体どのくらい温まるものなのかわかりませんが、容器は温めて大丈夫な物にして下さいというお知らせが先生からあり、そろそろしゅんのお弁当も温めてもいいように中に詰める物を考えなくちゃ・・・と思っていたところ、お迎えに行った玄関先で、「今日のお弁当はあったかかったんだよ」としゅんに言われてびっくり。今朝、お弁当の中に梨を入れたことを思い出し、「温かい梨・・・」としばし沈黙してしまいました。

果物やトマトなど、温めたくない物は別容器にする必要があるのですが、お弁当本体のおかずはそのままで大丈夫なのでしょうか?!痛まない様に、お弁当に詰める時は冷ましてから入れる様にしていますが、それをお昼まで温めても大丈夫なのかな?と不思議です。お弁当の本をめくると、温めるからこそおいしいお弁当というアイデアも色々あって、とても興味深いです。例えばグラタン、ドリア、カレー(ご飯とご飯ではさんで詰める!)、焼きそば、ナポリタン、オムライスなどなど、そう言われてみれば、温めた方がおいしそうです。これからの季節、温蔵庫に入れたらおいしいかな?と考えながらお弁当を作ってみようと思います。


10月30日(月) 晴れ 「お花」
昨日の雨もすっかり上がり、良いお天気の月曜日になりました。暖かそうだなと思って窓を開けると、風の冷たさに驚きました。そろそろ服を補充しないと、急にグッと冷え込んだ日に焦ってしまいそうだと思い、幼稚園にしゅんを送った足でショッピングセンターに行きました。

まずは冷え切った体を温めようと、コーヒーショップに入って小説を開きました。ソファーの席が良い気持ちで、つい長居したくなってしまいます。車で楽々移動して、こんな風に色々揃ったお店に来られるのは、実は東京にいた頃よりも便利です。東京に戻ったら、この環境が恋しくなるだろうねと主人と話しますが、それも冬を越えていないから言えることかもしれません(汗)。

最近気に入っているお店に入ると、すっかり秋冬仕様になっていて、冬支度が始まっていることを実感しました。子どものコーナーで、前からいいなと思っていた中綿入りの暖かそうなジャンパーと、かわいいトレーナーをかごに入れてぐるりとお店を見ていたら、気になる物があれこれ・・・。そして何故か、しゅんのジャンパーとよく似た私のジャケットと、パーカーまで買うことになっていました。去年は11月に入って急激に寒くなり、真冬の装いになったそうですが、今年は今のところそれよりは暖かそうな感じです。このジャンパーで、何とか11月は乗り切ることができるかな?幼稚園への行き帰りで活躍しそうで嬉しいです。

先週ベランダの鉢に植えた苗が、すくすくと成長しています。ビオラの小さな花が2つ咲きました。今のうちに、日光をたくさん浴びておいてね〜と言いながら、水やりをしています。
これで11月は乗り切れる?! ビオラが咲き始めました


10月29日(日) 晴れのち雨 「本音」
休日出勤の主人が朝早く出て行った後、ぽかぽかの寝室に戻って読みかけの小説を読んでいたら、いつの間にか寝てしまいました。毎日12時間は眠っているのに、朝起こす度に「しゅんちゃん、今日は寝不足だからもっと寝たいの」と言うしゅんを、今日くらいはゆっくり眠らせてあげたいと思っていたら、10時近くまでぐっすり眠りました。これで少しは寝不足も解消できたでしょうか?

3時のおやつに、お買い物がてらショッピングセンターのドーナツ屋さんに入ってお茶をしました。カウンター席でのんびりしていると、見慣れた顔がこちらを覗いて笑いながら手を振っています。幼稚園のAさん親子でした。「駐車場で車を見て、もしかして〜って思ったんだよ」と言うAさんに、「こんな所で会うなんてね」と私も笑ってしまいました。新潟市内はとても狭いので、行動範囲が似ている園のお友達とは、あちこちでバッタリ会うことも珍しくありません。休日に会った子ども達は、ちょっと恥ずかしそうにはにかみながら、何度も手を振っていました。

夕方、工作をしていたしゅんがうまくいかないと半分泣き顔になりました。幼稚園で流行っているメモ帳作りをしていたようですが、セロハンテープで貼り付けた紙が、バラバラになってしまうと言うのです。少しすると泣きやんで、「セロテープってね、ゴミがつきやすいと思うんだよね。だから上手にメモ帳ができないんだわ。ガムテープならきっと大丈夫だと思うんだよね。しゅんちゃん、メモ帳がよく見えるといいなと思って、セロテープにしたかったんだけど。」と説明するのでちょっと驚きました。工作ひとつをとっても、ちゃんと自分で考えて作業をし、色々なことを考えられるようになったんだと思いました。

ところで最近、しゅんが私の座椅子の横に自分の小さな椅子を移動しました。ご飯を食べる時も工作をする時も、私の横にべったりとくっついています。久々に主人と夜ご飯を食べていると、しゅんが「パパ、しゅんちゃんね、ママのお隣さんに椅子を持ってきたんだよ。知ってた?」と言いました。しゅんの幼稚園では、お弁当の時に「お隣さんになろう」と声を掛け合って、その日の席が決まります。お隣さんが毎日変わって、それがとても楽しみな様です。「お隣さん」になるのは仲良しの印でもあるので、子ども達にとって「お隣さん」というのは特別な存在なのです。
「しゅんちゃん、ママが大好きだからお隣さんになったんだ〜、ね、ママちゃん」と上目遣いで言いながら、私の腕に両腕をからませてくるしゅん。しかし数分後、「ご飯を食べさせてあげるために、ママちゃんがお隣さんになったんだよね」と言うのを聞いて、ガクッとしてしまいました。それが一番の目的?!でもきっと、そのどちらも本音なのでしょう。こんなにかわいいことを言ってくれるのは、後どのくらいなのかな?


10月28日(土) 晴れ 「朱鷺メッセ」
朝晩は冷え込んでも、昼間は暖かな日もまだあります。今日も青空が広がって、上着なしでも大丈夫なくらいの暖かさでした。週末恒例の、「パパ、今日はずーっといる?」「いるよ」というやりとりがあった後、早速朱鷺メッセに向かいました。

まずはホテル日航新潟の飲茶ブッフェへGO!今回は信濃川の見える席に案内され、気持ちよい眺めを楽しみながらのお昼ご飯になりました。前回よりも少し大きくなったしゅんは、食欲は相変わらずですが、随分お利口さんに座っていられる様になっていて驚きました。ちまきや大根餅をパクパク。そして目の前に並べられたデザートに、ニッコリしながら次々と食べていきました。ふと触ったしゅんのお腹は、プクーッと膨らんでいました。

お腹がいっぱいになると、目的地に移動です。今日は朱鷺メッセで開催されている「地域ICT未来フェスタ2006inにいがた」に行くことにしました。風船や袋など、色々な物を手にした親子連れの皆さんもたくさんいて、会場は想像以上ににぎわっていました。最初は広い会場に圧倒されていたしゅんも、体験コーナーをいくつか回るうちに楽しくなってきたようです。中でも一番気に入って、また行きたい、行きたい〜と大騒ぎしていたのは、タッチペンで描く動く絵本のコーナーです。自分の描いた○や△が画面を動き回るのを見て、声をあげて笑っていました。私は雪上車の乗車体験が印象的でした。この車に乗って、南極を走りながら生活を送るなんて、どんな感じだろうと想像を巡らせました。このような展示会は仕事をしていた時以来なので、懐かしく感じました。その頃と違うのは、警備会社のブースで貴重品輸送車のトミカを頂いたり、携帯会社のブースで風船やシールを頂いたりして大喜びしていることでしょうか・・・。

展示会では、新潟の食べ物も紹介されていました。その中から夕食の主食に選んだのは、栃尾の油揚げで作られた「あぶらげ巻きずし」です。巻きずしとおいなりさんの融合の様なこのお寿司、ボリューム満点でなかなかのおいしさでした。
飲茶 おいしい〜 大満足! お絵描き絵本 大興奮 雪上車 大きいね〜
夕焼けと三日月 これは何でしょう?!


10月27日(金) 雨のち晴れ 「会社と歯医者」
朝ご飯を食べていると、しゅんが「パパ、今日はどこに行くの?」と聞きました。「会社だよ。しゅんちゃんは?」と言うと「幼稚園」と答えます。それを聞いて、「しゅんちゃん、ママにも聞いて」とお願いし、「歯医者さん」と答えました。しゅんは「ねぇパパ、ママは歯医者に行くんだって。か、じゃないよ、は。」と得意気に教えてパンを食べ始めました。そして主人が「しゅんちゃん、歯医者さんって何するところ?」と聞くと、神妙な顔をしてう〜んと考えた後、「知らない」と言うのでちょっとおかしくなりました。

しゅんに伝えた通り、幼稚園から帰ると私は歯医者さんへ。今日は神経を抜く治療なので、少々憂鬱です。ここ数年この様な治療を受けたことはありませんでしたが、最新の方式なのか治療する歯にゴムのマスクを何枚かかけて、誤飲などを防ぎながら治療をするということで、歯の所に穴を開けたマスクをビシッとかけられた私の口は、2時間近く開きっ放しになりました。治療が終わって「噛んでみて下さい」と言われても、なかなか口を閉じることができなくてちょっと困りました。
でも先生の治療はとても丁寧で、「痛くありませんか?」「大丈夫ですか?」「申し訳ありません」とひっきりなしに声をかけて下さいます。さらに「この治療は水が飛び跳ねる危険性がありますので、タオルを掛けさせて頂きます」と、ご丁寧にタオルまで掛けて下さいました。まるで美容院・・・!日の当たる治療室でタオルを掛けられた私は、キーッと歯を削られながら、気付くとウトウトと眠ってしまうほどでした。何はともあれ無事今日の治療は終わり、麻酔の残った口でお迎えに行きました。


10月26日(木) 曇り時々晴れ 「木の実」
うっかり靴下を履かずにお弁当を作ったら、すっかり体が冷えてしまいました。「新潟は気温の差が激しいから、枕元に靴下は必需品だよ。」と幼稚園のお母さん達に教えて頂いて、今夜からは早速私もそうしようと思いました。

一週間ぶりのヨガでは、先週に引き続き体の中心を意識するポーズをいくつもしました。説明を聞いて自分でやってみても、鏡の無い部屋では自分がどんな形になっているのかよくわからず、「あれ?こんな形で大丈夫?」と隣の方とこっそりお話することがしばしばあるのですが、先生がちょっと手を添えて体の位置を整えて下さると、説明された通りの場所がクッと伸びる様な気がするから不思議です。続けたら、それが自分で自然とできるようになるのかな?と楽しみです。

園の玄関から出てきたしゅんは、木の実がたくさん入った袋を持っていました。今日は公園に遊びに行って、みんなで秋を探したそうです。小さな栗のイガや、トチの実、丸いどんぐりに細長いどんぐりと、色々な木の実をとって、みんなとても満足げな表情です。新潟市内は多分「新潟」と聞いてイメージするよりもずっと都会だと思うのですが、そんな中でも自然がそこここにあふれていて、子どもにとっては魅力的な場所がたくさんあると思います。
園外保育で疲れただろうなと想像していたのに、しゅんもお友達もとても元気で、園庭で2時間も遊び続けました。段々日が陰って寒くなる園庭で、私たちはブルブルと震えながら楽しそうな子ども達の様子を見ていました。園庭で遊べるのも、雪が降るまでだから、せめて今だけでも遊ばせてあげたいね・・・とお母さん達とお話したのですが、ふとそこで皆さん顔を見合わせてしまいました。「この子達、雪が降っても遊びそうな気がするよね(汗)」。雪の間、お迎えはスキーウェアで行くことになるかもしれません。
木の実 いろいろ


10月25日(水) 曇りのち晴れ 「仲良しさん達」
デロンギのおかげでぐっすり眠ったしゅんは、咳もだいぶ治まっていました。良く眠ったはずなのに、起こしても「もう少し眠りたい気分・・・」と掛け布団に顔をうずめてしまうのは、お布団が恋しい季節だからでしょうか。

幼稚園でお母さん方の集まりがあり、子育てについてのお話を伺いました。子育てをする上で、ついしてしまいがちなことということで、子どもを自分の付属物の様に見てしまったり、自分がこうあって欲しいと思う姿に合う時だけ褒めて、それに合わない時はイライラと叱ったり修正しようとしたりしてしまったりするというお話が、とても心に残りました。私もしゅんに対して、「男の子だったら、こういう振る舞いをするものじゃないのかな?」と思ったり、「こんな時はこんな風にして欲しいな」と思ったり、自分の思いを基にしゅんの行動を見て判断してはいないだろうかと反省しました。子どもは小さくても一人の人格を持った人間として接すること、それぞれの個性をそのまま受け止めていくこと、そして子どもからのサインをきちんとキャッチして、愛情をしっかりと与えていくこと、そんなことを心にとめて、毎日過ごしていきたいと思いました。

お迎えに行くと、「しゅん君のお家に遊びに行かせて〜」と言いながら、何人ものお友達が出てきました。しゅんも「うん、いいよ〜」と大喜びで大興奮です。さらに「ね、ね、○○ちゃんのママ、あのね、しゅんのお家って、すごく広いんだよ」と言い続けるので、私は口を塞ぎたい気分です(笑)。小さなしゅんにとっては広い我が家ですが、毎日色んなお友達に「広いから遊びに来てね」と言っていると聞いた時には赤面しました。極々一般的な社宅なのですが・・・。

何はともあれ家に着くと、買ってきたご飯でみんなでランチにしました。大人6人と子ども7人、そして赤ちゃん2人の大所帯になりましたが、何だか遠足のような楽しい気分です。食べ終えると早速遊び始めた子ども達は、面白い行動を見せました。食器棚が置いてある部屋には、主におままごとなどのおもちゃを広げ、畳の寝室には車や線路を広げました。そして「女の子の部屋」「男の子の部屋」と呼び、時折「こんにちは〜」と訪問し合っては、それぞれ穏やかに遊んでいました。幼稚園でも、「お友達と遊ぶことの楽しさ」に目覚め、それが楽しみで仕方ないといった様に登園してきますと先生から伺ったばかりなのですが、それが納得できるような今日の様子でした。
ワイワイとおやつを食べたり絵本を読んだり、子ども達の成長を感じながら、私たちも楽しい水曜の午後を過ごすことができました。窓から見送るしゅんに、「ばいば〜い、またね〜〜。」と名残惜しそうに大きく手を振ってくれるお友達と、それに答えるしゅんがかわいらしくてたまりませんでした。でも「またね〜〜。また、明日の朝ね〜。」と言うMちゃんの言葉に少々笑ってしまいました。そう、明日の朝になれば、またみんな会えるのですから!ちなみに昨日のカントリーケーキですが、「もっと食べたい、食べたいよ〜う」と言ってくれたお友達もいて、嬉しくなりました。子どもの反応って、素直なだけにドキドキします。


10月24日(火) 雨 「暖房」
朝起きた途端、冬が来た〜と思うような寒さでした。しゅんも初めてトレーナーを着せ、私もタイツを出してきました。外へ出ると前がよく見えない程の土砂降りで、いつもは空いている道路も珍しく混んでいました。雪が降ったら、こんな風にノロノロ運転をするようになるんだろうなと思いながら幼稚園に向かいました。

園で作業があったので、しゅんに手を振ってからお母さん達が集まる部屋に行きました。部屋に入りながら、「寒いね〜」と言うと、笑われてしまいました。そして、「ゆっこさん、厚着!」とひと言。確かにこんなにしっかり着ているのは、私と四国出身のSさんくらい?でも、降園後に遊びに行ったR君のお宅では、もうストーブがつけられていました。そこで我が家も夜は、寝室でデロンギを使い始めることにしました。東京のマンションは床暖房だったので、冬はそれ以外の暖房器具要らずでした。デロンギを使っていたのは、前の社宅に住んでいた頃です。デロンギでぽかぽかになった寝室から、寒い台所に移動してしゅんのミルクを作るのが、ちょっぴり辛かったなと懐かしくなりました。そんなことは知らないしゅんは、入れても入れてもお布団から飛び出し、今日も畳の上で大の字になっています。

冷蔵庫に小さくて良い香りの紅玉があったので、久しぶりにたかこさんの本をめくり、りんごとくるみ入りのカントリーケーキを焼きました。焼きたてはりんごがシャキッとして、ほんのりした甘みの生地と両方の食感を楽しむことが出来ます。一晩おくと、もっとしっとりした味わいになります。明日は、小さなお客さんが何人か来てくれる予定です。甘酸っぱいりんごの味が、お口に合うと嬉しいです。
久しぶりのケーキ


10月23日(月) 曇りのち雨 「したいことあれこれ」
今日はとても風が強く、信号待ちをしていると車までグラッと揺れる様な気がしました(本当に!)。居間の敷物を暖かい色のカーペットに替えて、すっかり冬らしくなりました。幼稚園の行事があって、今日はいつもより1時間ほどお迎えの時間が遅くなりました。たったそれだけなのに、随分長い時間の様な気がして、あれもこれもしたいことがたくさん頭に浮かんできました。そこで思いついた順番に、全てしてみることにしました。

まずはお迎えの足でホームセンターに向かい、お花の苗を2種類買いました。ついでにベランダガーデニングの初心者向けの本も買って、これから少し勉強しようかなという気持ちになりました。そのままショッピングセンターに寄り、手芸用品を見ていると、近所のMちゃんにバッタリ。先日から、車ですれ違ったりこんな所で会ったり、まさにご近所付き合いよねとお互い大笑いです。しばし立ち話をして、私は化粧品売り場へ。最近、全く何のお手入れもしていないことがちょっと気になっていてふらりと立ち寄ると、カウンセラーさんに声をかけられました。思いがけず肌チェックとメイクまでして頂く展開になり、少々焦りながらもお手入れセットなどを購入しました。新潟の冬は「しっとり」するから乾燥とは無縁よと園のお母さん達には力説されましたが、雪が降るまではやはり乾燥するそうです。洗顔だけじゃ、やっぱりダメだろうなぁと思っていたので、これで一安心です。

家に戻ると部屋を念入りにお掃除して、カーペットを替えました。暖かくなったような気がする居間に座り、これを見たら、しゅんは驚くだろうなと楽しみになりました。簡単にお昼を済ませると、大急ぎでベランダに出て3つの鉢を仕上げました。「ジュリアン」の鉢、「こんもりビオラ」の鉢、チューリップの鉢の3つが完成し、お水をあげると一仕事終えた気分になりました。しかしこの土地、風の強さは想像を絶するとかで、鉢や物干し竿は飛んでいきそうになるのだとか(汗)。そんな日には忘れずにサンルームに移動して、ちゃんと春まできれいに咲かせてあげたいものです。

と、ここでお迎えの時間になりました。ちょっとした時間のすき間に、おでんを作ったり洗濯物を畳んだりはしていましたが、フル回転していた割にはあっという間に過ぎていった一日でした。でも、したいと思っていたことは全部済ませることができ、充実感いっぱいで車に乗りました。
黄色が多いお弁当 竹輪が飛び出しそう・・・ おでん 温まる〜


10月22日(日) 晴れ 「梨!」
少し寝坊して目を覚ますと、真っ青な空が広がる良いお天気でした。「パパ、今日はずーっといる?」と主人に聞いたしゅんは、「ずっといるよ」と言われて大喜びです。折角なのでどこかにドライブでもとガイドブックをめくっていると、こちらを見つけて早速車に乗りました。

向かった先は、中村観光果樹園という梨園です。家を出発してしばらく行くと、高い建物がなくなって見晴らしがとても良くなります。そしていくつも立っている看板に沿って走っていくと、果樹園に到着です。現在は「新高」「新興」という梨と、「ル・レクチェ」という洋なしをとることができるという説明を受け、広い敷地内を好みの梨の木がある畑まで移動します。見渡す限りののどかな風景に、それだけで心が洗われる様です。

まずは新興の畑に到着です。梨はグルリと上下を反対にして狩るそうです。一つ一つにかけられた袋が、破けているのが狩り頃だということで、大きく成長して袋が破けている物を探して歩きます。ちょうど良い具合に袋が破けている梨を見つけ、主人がしゅんに説明をします。「しゅんちゃん、こうやってクルッてするんだよ。・・・あ。」そうです。クルッとした瞬間に梨がもげてしまったのです。しゅんも私も思わず唖然と見つめてしまいましたが、こんなに簡単に狩れるものなんだねと驚きながら、気を取り直して次の畑に。そこで新高を2つ狩りました。ずっしりと重い新高は、とても甘みが強く瑞々しくておいしい梨です。新興は酸味があって、とても長持ちするのが特徴です。春頃まで保存できると聞いて驚きました。すると梨畑を歩いていた主人が、ピョンピョンと跳ねる物を見つけました。それは小さなカエルです。カエルが大好きといつも言っているしゅんは、恐る恐る近付いてはじーっと見つめました。カエルは触ることが出来る私がチョイチョイと触ってみせると、ちょっと後ずさりしながら自分も葉っぱ越しにカエルを触りました。

夕食には、新潟の味覚がいくつか並びました。こちらで「かきのもと」と呼ばれる食用菊のおひたし、さかな豆という枝豆、そして新高です。「かきのもと」は、この季節、スーパーでよく見かける食材です。何年も前、Mちゃんの結婚式で新潟に来た時、お料理屋さんでこのおひたしを食べ、またぜひ食べてみたいと思っていた物ですが、こんな風に自分で料理するようになるとは夢にも思いませんでした。余り有名ではありませんが、ブルーベリーと同じく目に良い成分も含まれている、栄養たっぷりの食材だということで、お米や茶豆、鮭などと並ぶ新潟の秋の味覚として、全国に広げていきたいそうです。
梨狩りにGO! 実りの秋 こんな風に袋が破けた梨が食べ頃
クルッと上に回して・・・ そーっと置いてね 高いね〜
カエルを発見 それもたくさん! タマネギではありません 新潟の味覚!


10月21日(土) 晴れ時々曇り 「うらない」
朝起きると、家の中の空気がひんやりしていました。しゅんは「寒い=足首ウォーマーをしなくては」と思ったらしく、自分の箪笥にしまっていた茶色の足首ウォーマーを出してきて早速両足に履きました。すると朝ご飯を食べている頃から目がトロンとしてきて、「お熱が出ちゃったみたい。眠くなってきた。」と言い始めました。咳も出ていて少し体が辛そうです。そのままお布団に入ったしゅんは、2時間半ほどぐっすり寝て、すっきりした顔で起きてきました。咳もすっかり止まり、元気いっぱいといった表情です。足首ウォーマーをすると寝付きが良くなると聞いていましたが、風邪のひき始めにも効きそうです。

元気になると、食いしん坊はテレビを見ながら「あぁ、天ぷら、おいしそうだね〜。しゅんちゃん、天ぷらが大大大好き。」「マグロのお寿司、おいしそうね〜。食べたいな〜。」などと騒ぎ始めました。そんなに元気になったならと、お寿司も天ぷらも食べられるお店に行くと、ぱくぱくモグモグ私たちが驚く程の勢いで食べ続けました。

ところで私が夕食を用意していると、新潟の情報誌をめくっていたしゅんが「これ、何て読むの?ラーメン何い?ラーメン何い?」とラーメン特集のページを開いて持ってきました。そこに書かれていたのは「ラーメン占い」。私がそう答えると、自分の椅子に戻って再び雑誌をめくりながら、「どうしてラーメンうってくれないの?ラーメンうらないの?」と言いました。「うらない?売らない?・・・占い!」と気付いた私はおかしくて、笑いながら「占いはね、売らないじゃないんだよ。占いっていうのはね。」と説明をしました。するとしゅんは「占いは、今日は良い日かなってことなんだね。売らないは、ラーメンが売り切れちゃいましたってことじゃない?」と言いながら、「ラーメン占い。ラーメン、売らない?グフフ。」と自分で言ってはその言葉に受けていました。しゅんが言葉を覚えるところを間近で見るたびに、こんな風に外国語を勉強したら、きっとすぐに習得できるだろうなと思います。間違っても恥ずかしがらず、覚えた言葉はすぐに使ってみる、そんな素直な気持ちで色々なことに向かい合うところは、大人になっても真似したいなと思います。

写真は、昨日テレビでチラッと見て、真似をしてみた鶏肉のおかずです。手羽中を焼き付けて、蜂蜜とナンプラーをザザッと回しかけて味付けをしています。簡単なのにとても良い風味が出て、おいしく出来上がりました(自画自賛!)。
簡単でおいしい!


10月20日(金) 曇り時々雨 「延長保育?」
お天気が悪くなると、グッと冷え込む気がします。風が吹くと寒いのに、車に乗ると暑くなって、何を着たらいいのかこの季節は難しいねとお母さん達と話しました。

夕食前、おもちゃを片付けてご飯にしようと言ったのですが、しゅんがふざけて聞こうとしません。一緒に片付けようと促しても、大きな声で騒ぎ続けるしゅんを見かねて、私は隣りの部屋に入って静かに座りました。すると「ママー、ママー」と言いながらポロポロと涙を流したしゅんが、「ママと一緒にお片づけしたいんだもの〜」と鼻水を出しながら歩いてきました。そこでしゅんに、「おもちゃも遊んだ後はお家に帰りたいんだよ。」「お家に帰りたいのにそのまま出しておいていいの?」「おもちゃをお家に帰してあげないのは、しゅんちゃんが幼稚園に行ったりスーパーに行ったりしても、お家に帰ることはできないよ、そこにずっといなさいねってママが言うのと同じことだよ。」と話しました。しゅんが泣きながら、「ママと一緒に家に帰りたい。おもちゃもお家に帰してあげる。」と言うので、「そうだよね。一緒にお片づけして、お家に帰してあげようね。」と言って手を握ったのですが、しゅんの動きがふと止まりました。

何だろうと思っていると、まだ涙がいっぱいたまった目でちょっと斜め上を見て、「でもさ、しゅんちゃんが延長保育っていうことだったらどう?」と言うので思わず笑ってしまいました。延長保育なら、もうしばらく家に帰らなくてもいい=まだおもちゃも片付けなくてもいい!と思ったのでしょう。こんな時なのに、頭がよく回ること・・・。褒めた時も叱った時も、私の言葉や行動をしっかり見て記憶しているしゅんの相手は、いつも気を抜けないなと思います。


10月19日(木) 晴れ 「冬支度」
昨日の夕方眠り始めたしゅんは、午前2時に起きてお茶を飲み、再び朝まで眠り続けました。14時間睡眠ですっかり元気になったのか、今日は朝からおしゃべりでした。

しゅんを幼稚園に送ると、久しぶりにヨガの集まりに行きました。夏の間、海水浴客で大賑わいだった海辺には、今は囲いがされて近づけない様になっていました。波の音も激しくて、冬が近いんだなと思いました。
体の中心をまっすぐに保つことを意識するポーズをいくつも教えて頂いて、普段は動かしていない筋肉が動いているのを感じました。腹筋がプルプルと震える様なポーズもあったので、きっと明日からは筋肉痛になりそうですが、波の音を聞きながら、思いっ切り体を伸ばすのはとても気持ちの良い時間でした。ヨガの後はのんびりとランチをして、皆さんと色々なお話をして過ごしました。それにしても、2学期が始まってからというもの、幼稚園関係の集まりが続いていて、お昼を家で過ごすことの方が少ない様な気がします(汗)。バザーの準備、保護者会・・・あぁ忙しいわ〜と言いながら、おいしい物とセットの集まりは嬉々として出かけている様な。でも雪が降るようになれば、もう少し家にいる時間も増えるのでしょうか?

ところで今日、お待ちかねの商品が届きました。それは山忠という会社の「足首ウォーマー」です。1枚1000円のこちらのウォーマー、本当に驚くほどの暖かさで、これからの季節、手放せない商品なのだそうです。幼稚園のお母さん友達、Sさんの強力な推薦商品なのですが、同じクラスの別のお母さんも愛用中と知って、早速一昨日HPから注文しました。現在、3枚注文すると1枚プレゼントというキャンペーン中だそうです(笑)。今か今かと待ちわびて、やっと届くとすぐに開封して試着してみました。写真のモデルはしゅんですが、柔らかい布地なのにほんわかと暖かく、外出時にも就寝時にも役立ちそうな商品だと思いました。
早速買いました 試着!


10月18日(水) 曇りのち晴れ 「参観会」
澄んだ空気が気持ちの良い毎日です。洗濯物もよく乾いて嬉しいのですが、物干し竿に干すことができるのもあと何ヶ月?と思いながら空を見上げています。冬は風が強く、ベランダの鉢や物干し竿も飛びそうになって危ないという話を聞いても、今の青空を見ると信じられません。

先日、参観会がありました。しゅんは「ママと一緒に幼稚園」と言ってその日を楽しみにしていました。自由保育の園なので、参観会といってもいつも通りに遊ぶ様子を見たり、遊びに親も参加して一緒に楽しんだりするのですが、子ども達はお母さんが一緒にいること、よそのお母さんと遊ぶことを楽しみにしてくれている様です。
しゅんもいつもと同じように、園に入ると好きな遊びのコーナーに向かいました。そしてまずは縫い取りをチクチクと始め、1枚の縫い取りを完成させました。次はお友達と一緒に線路で遊んだり、パズルをしたり。一学期の参観会の時は、私の手をずっと握っているだけでほとんど遊ぶことはなかったのですが、お友達とおしゃべりしたり並んで遊んだりといった関わりもよく見られて、この数ヶ月で成長したんだなと改めて思いました。

今日は水曜日なので午前保育ですが、遊び足りない子ども達はなかなか帰りたがらず園庭をウロウロとしています。一人二人と人数が減り、そろそろいつもと同じメンバーだけが残されたねと言っていると、Aさんがお家に遊びに来ませんかと誘って下さいました。もちろん子ども達は大喜びで、車を連ねてAさんのお宅にお邪魔しました。
夏休みの頃に比べると、ずっと仲良く友好的に遊ぶことが出来るようになった子ども達は、とても平和に遊び続けました。園で毎日接して、さらに時々お友達の家で遊んでいることで、小さいながらにどんどん親しさが増しているのではないかと感じました。

夕方まで遊び続けた子ども達は、名残惜しそうに手を振ってお別れをしました。すぐ明日の朝になれば会えるのにね・・・とおかしくなりました。話をしながら家への道のりを走っていると、途中でしゅんの声が聞こえなくなりました。あれ?と思ってルームミラーを見ると、チャイルドシートに沈み込む様にしてぐっすり眠っている姿が見えました。走り始めて3分ほどで、熟睡してしまったようです。思いっ切り活動して、すぐにぐっすり眠ることができる子どもは、本当に健康的だなと思います。


10月17日(火) 晴れ 「夜回り先生」
昨日少しだけ残しておいた焼き芋を、今朝もパクリと食べてしゅんは幼稚園に行きました。私は園でSさんと待ち合わせをして、楽しみにしていた講演会に向かいました。

今日は新潟県の私立幼稚園PTA連合会によって企画された、水谷修先生の講演会が開かれました。水谷先生というより「夜回り先生」という呼び方の方が有名かもしれません。著書は読んだことがありませんが、以前からニュースや特別番組などでお名前などは知っていました。体調がお悪いそうですが、新潟県とは縁が深いのでぜひ講演をしたいと仰って下さったというお話が開催者の方からあり、私たちは先生の登場をお待ちしました。

講演会が始まると、先生のお話にすっと引き込まれ、長いと思っていた1時間半はあっという間に過ぎていきました。夜間高校の教員となられ、「夜回り」を始められてからの15年間の様々な出来事、生徒達との間に起こったことなどを淡々と話される先生でしたが、その内容は壮絶なものが多く、私たちの身近で起こっている出来事とはとても信じられないことばかりでした。幼稚園の子どもを持つ私たちには、まだ遠くのことのように思える思春期ですが、子ども達の心を育てるという大事な仕事は生まれた時から始まっているわけで、それを思うと身が引き締まる思いでした。

先生のお話の中でとても心に残ったのは、何はともあれ家庭がまず大切だということです。現代は、仕事で疲れた父親が家庭で母親にそのストレスをぶつけ、母親も父親に対して優しい言葉をかけるどころかお互いを思いやらない言動をし、その両親のストレスが小さな子どもにぶつけられることが多く、どこにもやり場のない子どもは自信がなくなって自分を傷付けたり、夜の街に救いを求めたりしてしまう。そんな構図がとてもよく見られるのだそうです。
自分を省みてみると、主人が私たちに忙しい仕事のストレスをぶつけるということは考えられませんが、私は大人の都合でしゅんを急かしたり叱ったりしていることが無いとは言えません。「お子さんに言っている言葉を旦那さんから言われたとしたら、どんな気分ですか?」という先生の言葉に、ドキッとしました。

人が一番安らげる家庭が、優しい言葉であふれていたら、優しい笑顔であふれていたら、そこで育つ子どもの心が豊かに育たないわけはないという先生の言葉を心に刻んで、少しでも優しい言葉で家族に接することができる私でいたいと心から思いました。


10月16日(月) 晴れ 「焼き芋」
朝起きると、まぶしいくらいの青空が広がっていました。こんなお天気の中、しゅんは幼稚園の芋掘り遠足に出かけました。

先日もお芋掘りを体験したしゅんですが、お友達とバスに乗って畑まで出かけ、土をかきわけてお芋を探すのはまた格別に楽しかった様で、帰りの車の中でもお風呂の中でも、饒舌に話し続けました。誰とお隣になってバスの座席に座ったか、お芋は土の中でどんな風になっていたか、お弁当は誰と食べたのか・・・。今日一日の楽しい様子が目に浮かぶ様でした。
お土産に、みんな1本ずつお芋を持ち帰りました。見慣れた紅東を想像していたら、しゅんの袋に入っていたのは、長いじゃがいもの様な白いさつまいも!これはコガネセンガンという種類のさつまいもで、栗の様なほくほくした味わいが特徴なのだそうです。しゅんのリクエストで、先日掘ったさつまいもと一緒に焼き芋にしてみましたが、出来上がった物を切ると、中もきれいな真っ白なお芋でとても不思議な感じがしました。並べた紅東と比べると、色の白さがはっきりわかります。お味はどちらかというとあっさりした甘みでしたが、いくらでも入ってしまいそうな後を引くおいしさでした。しゅんは夜ご飯に、焼き芋を1本半ほど食べました。さらにサンマ一尾とブロッコリー、チーズ1個とお魚ソーセージを1本、そしてお味噌汁まで平らげて、その食欲には私もびっくりでした。こんなに食べてもちっとも体重が増えないのは、一体どうなっているのでしょう?!どこに行ってしまうんだろうと食事が終わる度に疑問になります。

ところで今日、お帰りの後に園庭で遊んでいる時、しゅんがベンチに座っているY君のお母さんの横にピタッとくっついて座りました。狭いのかな?と横にずれて下さると、同じようにしゅんもずれて、再びピタッ。それを何度も繰り返し、最後はそのお母さんの体に手を回してギュッと抱きつきました。そのお母さんも、それを見ていた数人のお母さん達も、その様子には大笑いです。そして他のお母さん達が、口々に「しゅんちゃんって、すごくなつっこいよね」「さっきも私の足に巻き付いてきたよ」と仰いました。さらに「しゅんちゃんって、どんな男の子になるんだろうね」「お姉さん達にかわいがられそう」と話は続き、「しゅんちゃん、将来は女の子を泣かせないでね〜」と言われてしまいました。私はおかしいやら恥ずかしいやら。しゅんは本当に甘えん坊で、スキンシップが大好き、そして人なつっこくて女性だけでなく、お友達のお父さん達にも甘えた声で話しかけてかわいがって頂いています。主人も私も、子どもの頃、こんなに人なつっこくは無かった様な気がします。これから先、どんな男の子になるんだろうな〜と、実はちょっと楽しみです。
白いさつまいも! 焼き芋に


10月15日(日) 晴れ 「忙しい?」
このところ、晴天が続いていてとても良い気持ちです。去年は10月に入ると急に寒くなり、もう公園で遊ぶことなど考えられないくらいだったそうです。そして例年になく雪も早く、地元の方々も「本当に寒かった」と仰る冬が始まったということです。今年はまだ、昼間だったら薄着で外に出られる気温の日も多く、初めての新潟の冬にドキドキしている私としては、ちょっと期待してしまいます。できるだけ、ゆっくりと寒くなって欲しいものです。

今日は珍しく主人の仕事がなく、一日中一緒に過ごすことが出来ました。数週間ぶりになりますが、これまでお休みの日でも、「お仕事が忙しいから」会社に行かなければならないということを、しゅんは子どもなりに理解して納得している様でした。でも、平日の朝、長くても1時間ほどしか会うことができないという毎日に、寂しい気持ちでいっぱいだったのか、今日は例えば車から降りる時だけを思い出してみても、「パパがドアを開けて」「パパがベルトを外して」「パパと手をつなぎたい」とリクエストが続きました。そして何やら一生懸命主人に話している内容を聞いていると、「あのね、あのね」「来年はね、パパと一緒に朝、幼稚園に行こうと思うんだけどね」「あのね、あのね、お仕事は忙しそう?どう?」と主人の顔をのぞき込む様にして尋ねていました。しゅんの幼稚園では、休日に行事などで登園することがあり、そんな時は私と2人で行くことが多いのですが、お仕事が忙しくなければ、主人とも一緒に行きたいと思っていたのでしょうか。そんな風に聞くなんて、小さいながらに色んなことを考えていたんだなといじらしい気持ちになりました。

ところで写真は、今夜どっさり作った餃子です。昨日の夜、主人と2人でテレビを観ていて急に食べたくなり、早速今夜のメニューになりました。しゅんも大好きな餃子をモグモグと食べていましたが、いつの間にか目がトロンとし始めたかと思うと、モグモグしながらぐっすりと眠ってしまいました。離乳食を食べながら寝てしまう赤ちゃんみたいでかわいいな〜と思いながら、お布団に移動しました。
餃子どっさり


10月14日(土) 晴れ 「車好き」
雲一つ無い青空が広がりました。行楽日和の秋の一日ですが、主人は出勤し、風邪気味の私たちは家で暖かくして過ごすことにしました。
しゅんと遊び始めて少しすると、クラクラと目眩がして眠気に襲われました。そして気付くとバタンと倒れる様に眠っていました。昨日病院で頂いてきた、咳を止めるためのお薬が効き過ぎて、時々ウトウトしながらも4時間も眠ってしまいました。目を覚ますと、私の周りにおもちゃを思いっ切り広げ、しゅんが楽しそうに遊んでいました。

どこにも出かけなかったので、夕方、お散歩がてら近くのパン屋さんに行きました。手をつないで、こんな風にしゅんとお散歩するのは久しぶりです。歩いていると、しゅんの足取りがとてもしっかりしてきたことに驚きました。しゅんの通っている幼稚園は、子ども達をよく歩かせます。後で聞くと、あんな所までどうやって歩いたんだろうと思う様な場所でも、大きな子ども達が小さな子ども達と手をつなぎ、みんなで励まし合って歩くそうです。半年間、そんな園で過ごしたおかげで、しゅんも随分よく歩くようになりました。夜、パン屋さんまで歩いていったと言うと、主人が「しゅんちゃん、遠かった?」と聞きました。すると「う〜ん、結構ね、近いんだよね〜。」と言うので笑ってしまいました。

ここ最近、電車好きのしゅんの興味は車に大きく傾きつつあります。車の広告は熱心に読み返し、お友達の家の車もこまめにチェックしています。もちろん走っている車の名前も知りたがるため、私は必死で車体の後ろに書かれている文字を読んでいます。動体視力が鍛えられる毎日です。今日もお散歩の道すがら、「この車はっ?」「○○」と答え続け、さらに駐車場ではこっそりと車の後ろに回りこんで名前を調べました。この調子でいくと、新幹線の知識が急激に増えていった時と同様、車に全く興味のない私も、かなり車に詳しくなりそうです。とはいえ、車の種類は本当にたくさんあって、なかなか覚えられません。さらに英語の読みが正しいのか自信が無くて、つい小さな声でしゅんに答えている私です。
また乗せてる・・・


10月13日(金) 晴れ 「絵」
今日はとても冷え込みました。風も強く、昼間でも上着を着ないと寒さを感じるほどでした。でも子どもは風の子というのは本当で、降園後の寒い園庭でも、薄着の子ども達は延々と遊び続けました。私も含めてお母さん達はみんな、寒い寒いと両腕をさすっていました。

しゅんを幼稚園に送るとそのままブブンと車を走らせて、朝の映画館へ!前から観たいと思っていた「涙そうそう」のチケットを購入し、座席に座るとちょうど9時からの回が始まるところでした。俳優さん達の沖縄言葉がとても自然で、すぐに沖縄の空気に包まれた様な気持ちになりました。あの有名な歌を元にしたお話は、悲しい結末ながらも何か勇気をもらえた様な清々しい気分で観終えることができました。これからあの歌を聴く度に、映画で観た風景や主人公達の表情を思い浮かべることになりそうだなと思いました。

沖縄の映像に季節を忘れてしまいそうでしたが、外へ出ると新潟の秋をひしひしと感じました。そこで夕ご飯は予定通りおでんを作ることにして、お昼を食べながらコトコトと煮始めました。ついついあれもこれもとおでん種を買ってしまうため、いつも想像以上の量が出来上がります。今日も大きな土鍋いっぱいのおでんが出来上がりました。

写真は、しゅんが幼稚園から持ち帰ってきた作品です。絵の具を使った作品には、しゅんの説明によると、虹、線路、湖、草などが描かれているそうです。大きくなると、上手に描こうという気持ちになってしまいがちだと思いますが、こんな風に自由な発想で描くことができる今の時期を、大切にしてもらいたいなと思いながら、壁に貼って楽しんでいます。
幼稚園で描いた作品


10月11日(水) 曇り時々晴れ 「怖い人」
朝晩の気温がグッと下がるようになり、登園時は車の中もひんやりと寒くなってきました。少し前までは冷房を入れていたのに、季節の移り変わりは早いなと思います。こちらの皆さんも、「冬が来ると思うと気持ちが沈む」と仰っています。街でも「もうすぐやってくる冬のために・・・」というコピーをよく見かける様になりました。

「オバケ」が大嫌いで、ものすごく怖がるしゅんですが、それよりも恐れているのは、主人に叱られることです。普段接する時間はとても短くて、その上厳しく叱られたことなんてほとんど無いはずなのですが、「パパに悪い子だったって言うわよ」と言うと、ブルブルと首を横に振って「言わないで」と言います。主人が家にいる時も、聞き分けがないしゅんに私が手こずって、「パパ、こっちに来てって言おうかな」と言うと、私にしがみついて目をウルウルさせます。
私が覚えている限り、主人がしゅんを強く叱ったのは、ダダをこねて私を叩いた時だけです。「ママが痛いって言っているのに、そんなことをしたら許さない」という様なことを、しゅんの腕をギュッとつかみ、目をジッと見ながら言った主人の言葉が、きっととても強く響いたのでしょう。それ以来、私が「痛い」と言うとすぐにハッと気付いた様な顔をして手を止める様になりました。

毎日接して、一緒に遊んだり食事をしたり、細々したことを叱ったりするのは私ですが、こうして主人のことを強く頼もしい存在だと認識し続けてくれると嬉しいなと思います。今日もスーパーではしゃぐしゅんに、「しゅんちゃん、お店では静かにしなさいね。」と言うと、私にギュッと抱きついて、「パパに、スーパーに良い子がいたって言ってね〜。」と耳打ちしました。どこまで本気で怖がっているの?という気もしますが、これはこれで面白いかな。

夕方、窓の外がピンク色に染まっていました。急いで「しゅんちゃん、おいで」と呼び、一緒にベランダで空を眺めると、しゅんの顔もピンク色になりました。
しゅんと私の顔もピンク色に さつまいもシチュー


10月10日(火) 晴れ 「取り締まり」
先週末は冬が来たのかと思いましたが、今日はぽかぽか陽気になりました。気温の差が激しくて、幼稚園でも風邪がとても流行っています。しゅんの咳もなかなかすっきりしませんが、今日は私も喉がイガイガし始め、慌てて葛根湯を飲みました。

「海が大好き」と言うしゅんは、海沿いの道をドライブするのが大好きです。帰り道は、少し遠回りをして海沿いの道を走ることが多いのですが、今日はとても穏やかな海で気持ちの良いドライブになりました。しゅんも海の景色を楽しんでいるな〜と思いながら、ふと視線を斜め前方の丘の上に移すと、そこには速度を測りながら厳しい表情で車をチェックする警察官の姿が!海側の道は信号がない所が多く、時間によってはかなりの速度を出す車もあるので、その取り締まりを行っていた様です。初心者マークの私はいつもドキドキ安全運転なので呼び止められる心配はないはず・・・と思っていると、ちょっとしたカーブを過ぎた所で「ビビビーッ」という大きな笛の音と共に警察官が飛び出してきました。

ひゃ〜、止められちゃったわ〜と思って速度を落とすと、警察官は私の車と後ろの車の間に入り、後ろの外車を左の脇道に誘導していきました。外車の運転手さん、止められながらも携帯でお話中だったのでした。何も悪いことはしていないと思っても、取り締まり中の警察官を見るとドキドキしてしまうものです。「あぁ、驚いた。こんな所で取り締まるなんて〜。」とつぶやくと、しゅんが「何?何?ママ、どうかしたの?」と心配そうに言いました。運転席で私がつぶやく言葉を絶対に聞き逃さないしゅんですが、そのまま説明するのがよろしくない場合もしばしばあります。すぐにしゅん用に変換できるようになった私は、今日も「おまわりさん、取り締まりどうもお疲れ様ですって言ったんだよ。」と即座に答えたのでした。


10月9日(月) 晴れ 「お芋掘り」
昨日の雨が嘘の様な、気持ちの良いお天気になりました。こんな良いお天気の中、主人は結局今日も会社に行きました。連休だった気がしないと言っていましたが、毎日会社に行っていたのですから当然の様な・・・。今日は打ち合わせだけということで、お昼過ぎまで一緒に過ごしていたのですが、お買い物中、しゅんが「今日はパパ、ずっといるの?」と聞いてきました。お休みの日も、ずっと一緒にいられることは滅多にないと思ってしまっているしゅんの言葉に、私たちはちょっと切なくなりました。

会社に行く主人を見送ると、私たちはガサゴソと準備を始めました。本当は昨日決行予定だったお楽しみを、今日実行することにしたのです。それは、Mちゃんご家族とのお芋掘り!子どもには長靴を履かせ、軍手や袋や段ボール箱を車に積んで、いざ出発です。車を降りると、しゅんを見たMちゃんと旦那様が大笑いしています。どうしたのかと思っていると、Rちゃんとしゅんの洋服がお揃いだったのです。2歳違いの2人は、まるで兄弟の様に手をつないで走っていき、その姿は本当にかわいらしくて微笑ましいものでした。

畑は市民農園といって、農家の方が育てて下さった農作物を、応募した市民が収穫できるというシステムになっています。普段、お野菜はスーパーや市場で並んでいるところしか見たことがないしゅんの様な子どもには、こういう体験をいっぱいさせてあげたいなと思います。私もMちゃんも出身は田舎なので、こんな畑仕事は何となく懐かしさを感じます。今日も軍手で一生懸命お芋を掘り起こす作業をしましたが、気付くと子ども達より私たちの方が白熱していて笑ってしまいました。お店には並ばない様な、ゴロンと大きなお芋がたくさん収穫できて、子ども達は大興奮でした。帰り道の車内でも、しゅんはずっとおしゃべりを続け、興奮冷めやらずといった感じでした。
夜、帰ってきた主人にお芋を見てもらうと、その大きさと量にびっくりしていました。数日、こうやって日に当てると甘さが増しておいしくなるそうです。夕ご飯の途中にも、しゅんは「ちょっとお芋を確認してくるね」と何度もベランダに見に行きました。今頃は、お芋の夢を見ているのでしょうか?これからしばらくは、夢に出てくるほど、お芋を食べ続ける予定です。
まるで兄弟 さ〜、がんばるぞー のどかな風景 こんなにたくさん持ち帰りました!


10月8日(日) 雨 「強い風」
今日はめまぐるしくお天気が変わる一日でした。こちらは海のすぐ近くなので、普段でも風が強くお天気がよく変わるのですが、今日の風の強さは比べ物にならない程でした。冬になると、傘が差せないほどの風の強さだと聞いてはいましたが、これがその風なのかもと思う様な風で、この雨が雪に変わったら、きっと前も見ることが出来ない程の吹雪なんだろうな・・・と思いました(汗)。

そんな強い雨と風の中でしたが、新潟では大きなマラソン大会が開催されました。出発時刻の少し前にも、横殴りの強い雨が降りましたが、それでも大勢の皆さんが参加されたそうです。海の近くの道路もコースになっていた様ですが、今日チラリと見た日本海は、今まで見たことがないくらいの大波で、その波の高さには恐ろしさを感じました。夏の穏やかな海とは全く違う表情を見せる海を見て、自然は本当に厳しいものなんだなと思いました。

ところで左の写真は、先日の北海道展で一番のお目当てだった、ロイズのポテトチップチョコレートです。東京では生協で時々注文できたのですが、こちらに来てから半年、すっかりご無沙汰していました。先日、北海道からケーキをお取り寄せしたという知人の話を聞いて、私もふとこれを思い出し、あと少しでクリックしてしまうところでした。今回の北海道展はタイミングがいいな〜と思いながら、ウキウキと持ち帰ったこのお菓子、もちろん大人だけのお楽しみです。しゅんちゃん、ごめんね。

デジカメから写真を取り込もうとして、右の写真に気付きました。畳にぐっと近付いてトミカを撮ったこの写真、いつの間にかしゅんが写していた物です。カーキャリアが大好きなしゅんは、トラックの荷台に小さな乗用車を乗せ、無理矢理(!)マーチをその上に乗せ、自作のカーキャリアを完成させていた様です。
夢にまで見たポテトチップチョコレート! しゅん作 カーキャリア 撮影もしゅん


10月7日(土) 雨 「寒い夜」
冬がやってきてしまった様な寒さになりました。今朝もガタガタという音で目が覚めて、冬支度をしなくては・・・とまた一層焦り始めました。

咳がなかなか治まらないしゅんを連れ、もう一度小児科に行きました。胸の音は前回よりは良くなっているそうですが、ともかく少し安静にしていることが大切だというお話でした。「落ち着き無し男君」と時々呼びたくなるような元気いっぱいのしゅんにとって、それは難しい相談なのですが、いつもより少しは静かに遊ばせることを心がけていこうと思いました。

出勤していた主人が帰ってくると、しゅんは「長いバスができましたよ〜」と言いながらお出迎えをしました。ここしばらく起きているしゅんに会うことが珍しくなっている主人は、しゅんのよく回る口に少々驚いていました(笑)。
そして夜ご飯は、この秋初めてのお鍋にしました。新潟の人が大好きだという鮭をふんだんに入れ、新潟産のキノコを数種類、そして車麩もたっぷり入れました。たっぷり入れすぎて、おつゆをどんどん吸ってしまうのにはちょっと困りましたが、体がぽかぽかと温まる、とてもおいしい夜ご飯になりました。
長いバス 今年初のお鍋 車麩が吸っていく〜


10月6日(金) 雨 「子どもの部屋」
今日は朝から雨降りになりました。次第に雨も風も強くなり、夜には窓を閉めていても家の中がガタガタいう程になりました。

しゅんを幼稚園に送ると、お楽しみの映画館へGO!入り口でAさんと待ち合わせすると、早速劇場に入りました。最近話題になっていて、幼稚園のお母さん達の間でも面白かったよと評判の良い「フラガール」を観に行こうと急に思い立ち、あれよあれよという間にAさんと一緒に行くことになりました。お互い久しぶりの映画館にドキドキしながら、スクリーンをじっと見つめました。
この映画の舞台は福島県にあるスパリゾートハワイアンズで、そこでフラダンスを踊るフラガールズと指導員として東京から呼ばれた女性が主人公のお話です。笑いあり感動あり涙ありの盛りだくさんの内容で、2時間があっという間に感じられました。園のお母さんからは「タオルを1枚持って行った方がいいよ」とアドバイスを受けていましたが、あちこちからすすり泣きが聞こえました。そしてもちろん笑い声も。私たちも笑ったり泣いたり忙しい2時間でした。でも何と言っても圧巻は女優さん達のフラダンス。息つく暇もないほどの素晴らしい踊りに見とれているうちにエンドロールが始まり、館内が明るくなると、「良かったね〜」と思わず顔を見合わせてしまいました。興奮さめやらぬ私たちは、ランチをしながら「フラダンスしてみたいね〜」「ハワイアンズ、行ってみたいね〜」と話が弾み、気付くとお迎えの時間が近付いていました。

写真は、熱心に線路で遊ぶしゅんです。ブリオの線路とブロックを組み合わせ、トンネルや橋や壁のある線路を作っています。一つのおもちゃだけでなく、想像力を膨らませて遊びを展開していくことができるようになりました。そして今日面白かったのは、この部屋で遊ぶしゅんが、突然「ここは子どものお部屋だから、ママ、このドアを閉めておくね。」と言って居間との間にある襖を閉めたことです。私に用事があるとその襖をトントンと叩き、「ママ、ちょっとママに見てもらいたい物があるから、大人のお部屋に入ってもいいですか〜?」と聞き、それが終わると「ママ、またね〜。遊んできま〜す。」と「子どもの部屋」に戻っていきました。食事ができたのでトントンと叩いて「ご飯ができましたよ」と言うと、「は〜い」と出てきて自分の椅子にちょこんと座ります。何だかおままごとをしている様な気分で、私も楽しくなってきました。
色んなおもちゃを組み合わせ・・・


10月5日(木) 曇り 「激痛!」
昨日の真夜中、激痛で目が覚めました。左下の奥歯がズキズキと痛み始めたのです。以前から水がちょっとしみるような気がしていて、早く歯医者さんに行かなくてはと思っていたのですが、油断しているうちに激痛となってしまいました。どんな体勢をとっても痛みがひかず、もがきながらうたた寝をしている私を、主人は「かわいそうに・・・」と言いながら見ていました。

そうこうしているうちに朝が来て、歯を押さえながらお弁当を作りました。「歯が痛いから、朝ご飯を食べられないんだよ」と言う私を、しゅんは神妙な顔で見つめました。いつも、「歯磨きしないと虫歯小僧がやってきて、虫歯になっちゃうんだよ」と言い聞かせていましたが、今日の私の姿はかなりのインパクトがあったようで、歯磨きの時、いつもよりちゃんと口を開けている様な気がしました(笑)。

しゅんを幼稚園に送ると、とんぼ返りして歯医者さんに駆け込みました。歯医者嫌いの私ですが、この痛みではそんなことも言っていられません。診察の結果は、詰め物と歯の間にすき間ができ、そこに虫歯ができたとのことでした。今日は取りあえず応急処置ということで治療が始まりましたが、そこから不思議な展開になりました。先生が私に手渡したのは手鏡。そう、治療の様子をじっと見ながら受けることになったのです。「これが虫歯ですよ。今から掻き出します。」と説明を受けると、うまく動かない口で「はい」と言って自分の口の中を見つめます。こんな経験は初めてだわと思っているうちに治療は終わり、初診ということでその後は検査が続きました。この際だから徹底的に治しましょうと言われ、お願いしますと頭を下げましたが、これから一体どのくらいの期間、お世話になるのでしょう?!ともかく、昨日の様な痛みはもう経験したくないものなので、覚悟を決めて歯医者通いを続けたいと思います。とほほ・・・。


10月4日(水) 晴れ 「なんだわ」
お薬が効いたのか、しゅんの咳はだいぶ治まってきました。このまま良くなりますようにと、今日は午前保育でしたが寄り道もしないで家に帰り、家の中で静かに過ごしました。

ところで新潟は、特に若い人達はほぼ標準語を話し、聞き取れない言葉というのはほとんどありません。単語や言い回しなどには、独特な言い方もあるようですが、日常的に接していて話がわからないということはありません。でもこちらに来てしばらくして、これはきっと新潟の方言なんだと気付いた言い方が2種類あります。それは、「○○なんだわ」「○○なんさー」という語尾の言い回しです。標準語で言うとすれば、「○○なんだよ」「○○なのね」という言い回しになるでしょうか?「なんだわ」と「なんさー」は最後の一文字はとても小さな声で、語尾を下げて言います。そのためか、「なんだよ」「なのね」などという言い方よりも、とてもソフトで優しげに感じます。

すぐに影響される私は夏になる前には「なんだわ」を頻繁に使うようになりましたが、我が家でももう一人、「なんだわ」を駆使する人が現れました。それは園でも毎日生の新潟弁に接しているしゅんです。遊びながら、「この線路をね、ここにくっつけるんだわ」「しゅんちゃんはね、蒸しパンを2つ食べたいんだわ」といったように、使いこなしています。しかしその言い方がちょっと新潟の方と違うのは、「だわ」の語尾がかわいらしく上がってしまうところです。まるでおしゃまな女の子の様におしゃべりするしゅんですが、この口癖、東京に戻っても残っているのかな?と興味津々です。


10月3日(火) 晴れ 「トンネル」
真っ青な空が広がって、爽やかな一日になりました。空気がひんやり冷たくて、良い気持ちです。早起きのしゅんを幼稚園に送ると、ササッと残っていた家事を済ませ、バスに乗ってデパートへ。

目的は、今日から始まる北海道展です。デパートの入り口で開店の挨拶を受けるなんて、ちょっと気合いが入りすぎな気もしますが、これも主婦の特権かな?そんなことを思いつつ、始まったばかりの特設売り場に入ると、開店直後だというのにもうかなりの人で混雑していました。さらに新潟各局のテレビカメラも入っていて、写らないようによけるのが大変なくらいでした。お目当てのお菓子やおかずを無事買って、サクッと家に戻ると、海産物がたくさん乗ったお弁当をこっそり広げ、豪華な一人ランチをしました。

お迎えに行くと、今日も園庭に行く〜と駆けていきました。何人ものお友達と、電車の様にくっついて滑り台を滑ったり、滑り台の上で足を広げたお友達の下をスーッと滑ってトンネルごっこをしたり、大はしゃぎで遊びました。「今度はしゅんトンネルだよ。みんな滑って下さ〜い。」と言うと、お友達が次々と滑ってくれました。大笑いしている子ども達を、かわいいなと思いながら見ていると、「しゅんトンネル」の様子がおかしい事に気付きました。遊びに夢中になりすぎたのか、おもらしトンネルになっていたのです(汗)。最近、寒いからかほんのちょっとだけおもらししてしまうことが増えたのですが、今日もそんな感じです。そんなおもらしトンネルの下をくぐってもらうなんて、お友達に申し訳ないわ〜と焦る私でしたが、子ども達はちっとも止まりません。私はこっそりお母さん達に、ごめんなさいと謝って回りました。

ここ数日、特に明け方にひどく咳き込むことが心配で、降園後にかかりつけの小児科に行きました。名前を呼ばれて「は〜い」と元気に診察室に入り、椅子に座ってニコニコするしゅんに、先生は「しゅん君はいつも元気ね」と仰いました。診察結果は、多分喉にくる軽い風邪だと思うけれども、喘息の様な胸の音が少し気になるということでした。「なるべく走ったりはしゃいだりしないで、少し安静にしていることが大切かな。」と仰って先生がしゅんの顔をご覧になると、神妙な顔つきをしたしゅんが、「う〜ん。ちょっと難しいかも。」と言うので、先生と顔を見合わせて笑ってしまいました。これからの季節、東京とは違う気候の新潟で、体調を崩さないように気をつけてみていこうと思いました。


10月2日(月) 雨のち曇り 「クッキー?」
雨降りの朝、しゅんはいつもより嬉しそうに玄関を出ます。小さな傘を差し、水たまりをパチャパチャと歩きながら車の周りを一周し、自分の席に座ります。

11月に、幼稚園のバザーがあります。去年、あちこちの幼稚園を見学した時も、手作り品が所狭しと並べられていて、来年は作る側になるんだろうな・・・と思っていましたが、とうとうその時がやってきました。新潟の幼稚園もバザーが盛んなところが多い様で、色々な話をあちこちから聞いては、○○幼稚園は大変そうだな〜、○△幼稚園だったら、バザーに出す物、あったかなぁなどと想像して、お母さん達とお話をしていました。しゅんの幼稚園でも色々な物をバザーに出品する様なのですが、子ども達が喜ぶ手作り品もたくさん並べられるので、子ども達も楽しみにしているというお話です。

先日、手作り品を作る会があり、私もお母さん達とおしゃべりしながらチクチクと針を動かしました。しかし気付くと無口になって、真剣に手だけ動かしていました。小さな作品でも、完成すると達成感があってとても嬉しいものです。それに出来上がりはとてもかわいらしくて、しゅんが見たらきっと欲しがるだろうなと思いました。こちらは持ち帰った材料で、しゅんが眠ってからチクチクと縫ったクッキー5個です。しゅんに見つかったら幼稚園に提出することができなくなりそうなので、糸切りバサミをテーブルに置く時も、音がしないようにそーっと作業をしました。
クッキー?


10月1日(日) 晴れのち曇り 「お姫様?」
今日から10月が始まりました。想像していたよりは暖かく、穏やかな10月の始まりでしたが、店頭に並ぶ商品などを見ていると、冬支度をしなくてはと焦ります。今日も新潟暮らしが長いMちゃんのアドバイスをメールで受けながら、お店をはしごしてしゅんの秋冬物を買いました。驚いたのは、大人用も子ども用も、折りたたみ式のスパイクがついた長靴やブーツがあることです。もちろん防水加工付きです。今日は買いませんでしたが、雪が降る頃までに色々と揃えていこうと思います。

買い物の途中、お腹が空いてしゅんと2人でランチをしていると、青い椅子に座ったしゅんが「しゅんは男の子だから青い椅子に座るね」と言いました。さらに私の椅子を見て、「ママは女の子だから赤い椅子なんだね」と言いました。園のお友達と遊んでいても、「男の子」「女の子」という言葉が良く出てきます。段々と違いを意識し始めているんだねと、お母さん同士では話しています。
そしてしゅんが、「ママは女の子だからお姫様なの?」と言い出しました。私がふざけて「そうだよ。お姫様なんだよ。」と言うと、「じゃあ、しゅんちゃんは王子様だね。」と嬉しそうな顔をします。かわいいな〜と思っていたら、大変なことになりました。大勢のお客さんがいるお店の中だというのに、「お姫様、そろそろ食べ終わりましたか?」「お姫様、さぁ、行きましょうよ。」「お姫様、お盆を片付けてくれるの?ありがとう。」などなど、思わず口を押さえたくなるような事を言い続けます。そして私が「しゅんちゃん」と呼ぶと、「違うよ。王子様!」と主張するのです。「お姫様」「王子様」と呼び合うおかしな親子の姿、どうか知人に見られていませんように・・・と祈りたくなりました。


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