2006年11月

                                                  過去の日記 2006/10


11月30日(木) 曇り時々晴れのち雷雨 「おかあしゃん」
風が強く、雲の動きが速い一日でした。土砂降りの雨が降っていたかと思うと、こんな青空が広がりました。
海沿いのカフェに行って、海を眺めました。時折高い波がやってきて、冬の日本海のイメージそのものという感じです。夏休みには泳いだ海が、こんな風に表情を変えるんだなと思いながら見ていると、遠くに佐渡島が見えました。

お迎えに行くと、しゅんの足は駐車場ではなくお庭に向かいました。もしや・・・と、同じ様にお庭に向かったR君のお母さんと顔を見合わせていると、子ども達は園庭で遊び始めました。ジャングルジムに上ったり滑り台を滑ったり、楽しそうに遊ぶ子ども達は、泥と水でチョコレート屋さんを始めました。「お、お水はやめて〜」とブルブル震えながら言う私たちの声は全く届かないのか、しゅんもスコップで土を掘って満足げな表情をしています。11月の終わりだというのに、4枚も着込んでお迎えに行っているのですが、それでも全身が凍りそうな程寒いのです。1時間以上も遊び続ける子ども達につき合っていた私たちは、すっかり体が冷え切ってしまいました。冬になって、毎日雨ばかり降っています。こんな風に晴れ間がのぞくのは珍しいことで、こんな日は思う存分お外で遊ばせてあげたいと思うものの、体がついていきません。「もうダウンコートでお迎えしなきゃダメだよね。」と言うR君のお母さんの言葉に、大きく頷いた私でした。

やっと車に乗ったしゅんと海沿いの道をドライブしていると、急に「ママ、ママのことはおかあしゃんってことね。」と言いました。「さしすせそ」がまだ上手に言えないしゅんは、「お母さん」が「おかあしゃん」になるのです。まだ「ママ=お母さん」と完全に理解してはいないようで、○○ごっこをする時の様なノリで「おかあしゃ〜ん」と私に呼びかけて遊び続けました。幼稚園で周りのお友達から影響を受け、色々なことを覚えてきます。そのうち、「ママ」と呼ばないで「お母さん」や「母さん」と呼ぶようになるのでしょうか?
冬の海


11月29日(水) 曇り 「降園後」
車で走っていると、あちこちのお家で庭の冬支度をしている光景を目にします。立派なお庭のある一軒家では、雪で木が駄目にならない様に業者さんに作業をお願いする様です。

午前保育のしゅんを迎えに行くと、Sさんに誘われました。その場で3組の親子がお邪魔することになり、お昼を調達して早速Sさんのお宅に向かいました。お友達とみんなでテーブルを囲み、「いただきま〜す」とご飯を食べるのは想像以上に楽しいのか、子ども達はみんなよく食べました。ご飯の後は思い思いに遊び、私たちはコタツでぬくぬくしながらおしゃべりに花を咲かせました。今日のメンバーは、雪国出身の方が1人、静岡出身が2人、そして四国出身の方が1人だったため、雪国に来て驚いたこと、雪国で暮らすために必要な物などのお話を私がお2人から聞き、新潟より雪深い地域出身のTさんが、もっともっと大変な雪国の経験談をお話されて、3人で驚くといった会話が続きました。Tさんのお話を聞くと、取りあえず今回の転勤は新潟で良かった〜と思うのですが、よく考えると、新潟よりずっと寒い地域に行く可能性もなきにしもあらずな訳で、ちょっと複雑な気分です(汗)。

子ども達が大喜びで遊んでいると思ったら、3つのお部屋に小さな物が散乱していて大人達はびっくり。よく見ると、それは小さな丸い折り紙やビーズでした。Sさんのお子さんは女の子で、細々した物が大好きなのです。宝物の様にビーズやパンチで穴を開けた後の折り紙が箱いっぱいに詰められているのですが、それをパーッと部屋中にまいて遊ぶことも大好きで、その後のお部屋は大変な状態になるのだそうです。子どもが何人も集まれば、それに拍車がかかり、あっちでもこっちでも折り紙がパーッパーッと飛び交い、その折り紙が足の裏や服についているため、廊下にもおトイレにも洗面所にも・・・。みんなで一生懸命集めましたが、最後はSさんが掃除機を持って登場し、がガーッと吸い込んで終了しました。よそのお家に遊びに行くと、その家のお子さんがどんな物が好きなのかよくわかります。みんなそれぞれ個性的で、小さいながらも全く違う性格を持っているんだなと思います。目新しいおもちゃで遊ぶのは子ども達も大好きで、良い影響も受け合っているように思います。これから寒い雪の季節になりますが、こんな風にお家に行き合って、親も子もこれまで以上に仲良く楽しく過ごしていきたいものだと思います。


11月28日(火) 雨のち曇り 「歓迎会」
幼稚園の駐車場で会ったお母さんとこっそり話をしていると、しゅんが「ママ、Dちゃんのママとお昼に何するの?」と言うのでびっくり。「今日はR君のママの歓迎会をするのよ。おほほ〜っ。」「おほほほ〜。」と妙な会話をする私たちを不思議そうな顔をしながら見ていた子ども達は、元気に園に入っていきました。

おほほ〜と笑ってしまったのは、歓迎会の会場がお寿司屋さんだから!相変わらずのおかずが並ぶしゅんのお弁当に少々後ろめたさを感じつつも、待ち合わせの時間にお店に向かいました。途中入園のR君のお母さんとは、先日のバザーの準備などでもうすっかり親しくなっている私たちですが、おいしい物を食べながらワイワイするのが大好きな人たちが集まっていて、何かにつけてこうして集まるのが恒例になっています。ランチタイムが終わるまで、あれこれお話をしながらおいしいお寿司を頂きました。こんなに頻繁に会っているのに、いつも話は尽きません。
ところでいつ初雪が降ってもおかしくない季節になり、冬対策についての話も出ました。朝、車を出すための雪かき用品を買わなくてはと言うと、安い物を買うとすぐ壊れるので、ある程度しっかりした物を買った方が良いよとアドバイスをもらいました。他の物は大丈夫?と聞かれたので、足首ウォーマーを愛用中、ネックウォーマーも注文済み、コタツも出してあったかいし・・・と話すと、「雪が降ったら、ゆっこさんがどんな服装でお迎えに来るのか楽しみになってきた!」と言われてしまいました。

降園後、お誘いしたところ2人のお友達が親子で遊びに来てくれました。暖かい部屋の中で、おやつを食べたりおしゃべりしたり、暗くなるまでのんびり過ごしました。


11月27日(月) 雨 「お弁当箱」
これからの天気予報には、曇りと雨、そして雪のマークが並んでいます。今年は暖冬だという予報が出て少しほっとしていますが、今週末にはとうとう初雪が降りそうです。

しゅんを幼稚園に送ると、そのまま繁華街に出て映画館に入りました。機会があったら観たいと思っていた「めぐみ 引き裂かれた家族の30年」という映画を観に行きました。朝一番の回ということもあって意外と空いていましたが、横田さんのお母さんくらいの年代の女性がたくさんいらっしゃっていました。
映画は横田さんご夫妻を中心に、拉致被害者のご家族の日常生活から、今までの活動、記者会見や政府の動きなどを追ったドキュメンタリーです。いつもニュースなどで見ている姿だけではなく、横田さんご夫妻の普段の姿から、めぐみさんを思う気持ちが強く感じられ、胸にグッと迫るものがありました。誰がいつその被害に遭ってもおかしくなかったというこの事件、ご本人だけではなくご家族の人生をも変えてしまったこの出来事の恐ろしさを強く感じました。そしてそれをより一層強く感じたのは、出てくる風景がとても見慣れた町並みだったからというのも大きな理由だと思います。新潟に来るまでは、もちろんこの事件については知っていましたし関心も持っていましたが、身近に感じることはありませんでした。しかしこちらに来て、見慣れた風景の中でこの事件が起こったということを知り、以前より強い関心を持つようになりました。政治的な問題など、難しいことも色々とあるのだとは思いますが、被害者の方々が一日も早くご家族の元に帰ることができますようにと思いながら映画館を出ました。

幼稚園に迎えに行くと、しゅんが軽快な足取りで玄関から出てきました。何だか身軽だな・・・と思ったものの、特に疑問も持たずに家に帰りました。しばらくして鳴った電話をとってびっくり!お友達のお母さんからのお電話で、しゅんがお弁当箱一式をお友達の鞄の中に入れてしまっていたことがわかりました。自分のお弁当をお友達の鞄に入れたしゅんもしゅんですが、全く気付かなかった私も私です。最近記憶力に自信がなくなってきましたが、大丈夫でしょうか?!


11月26日(日) 晴れのち曇り 「甘〜い一日」
今日も貴重な晴れ間ですが、昨日より空気が冷たく感じました。寒いとき、女の子はタイツを履くことができますが、男の子は一体どうしたらいいのでしょう?!先日は余りにも寒いので、スパッツの様に小さく短くなったズボンを履いた上に普通のズボンを履かせたところしゅんに大好評で、「ほら、しゅん君、ズボン2枚履いてるんだよ。」とズボンを下ろして見せるのには困りました。

先週、体調を崩しながらも無性に食べたかったのは、回るお寿司です。元気になったら・・・と言い聞かせ、早速今日行ってきました。先日開店した「鮮」というお店ですが、1時過ぎにもかかわらず混雑していて、なかなかの人気でした。お皿を取ると、1貫ずつ分けて食べる私たちの横で、しゅんも黙々と自分の好きな物を食べていきます。コーン、納豆巻き、穴子と、割とかわいらしいネタが好きなので今のところ安心なのですが、あることに気付いてしまいました。それはデザートの存在です。メロン、プリン、ヨーグルトと、一体何を食べに行ったのかわからなくなる様なチョイスです。

地図を見ると近かったので、「バローロ」という炭火珈琲のお店に行きました。こちらは知る人ぞ知る「イチジクサンド」を売っているお店です。先月まで、私が楽しみにしていた「スイーツドリーム」というお昼のドラマで、登場するスイーツを提供していたお店なのですが、なぜ新潟のこのお店が選ばれたのかちょっと不思議です。ともあれ、ドラマを観ながら「おいしそう〜」「食べてみたい〜」と思っていたスイーツがあれこれあるということで、一度行ってみたいと思っていました。今日はお腹がいっぱいになった後だったのでテイクアウトにしましたが、お食事もデザートもおいしそうなメニューが並んでいて、雰囲気の良い店内でも、いつかゆっくりしてみたいなと思うお店でした。

家に帰ると早速お茶にしました。「お味見させて」「いいよ」と言いながら、パクパク。苦みが効いたチョコケーキ、フルーツが中にも入ったアプリコットケーキ、お芋の風味が何とも言えない紫芋のモンブラン、どれもおいしくて大満足でした。イチジクサンドは大人のお楽しみに。しっとりサクサクとしたクッキーと、イチジクがはさまれたクリームが良く合って、また食べたいと思いました。でも、何故このお菓子があのドラマで結構重要な役割を担うお菓子に選ばれたのかな?とやっぱり不思議でした(笑)。
久しぶりに回るお寿司 回るデザート・・・ 「バローロ」へ
ケーキ おいしい〜 念願のイチジクサンド


11月25日(土) 晴れ 「旅行気分」
この週末は、本格的な冬が来る前の最後の晴れ間なのか、良いお天気になりそうです。ベランダに思いっ切り洗濯物を干すのもしばらくお預けかなと、今日はシーツにカバーにと大物をたくさん洗いました。

朝から高崎に行っていた主人が、お弁当をどっさり持ってお昼に帰ってきました。人気の駅弁3つです。高崎駅の鳥めし弁当、新潟駅の焼きたらことトロ鮭弁当、さけのやきづけ弁当、どれもとってもおいしそう!しかし、一応3人家族ではありますが、1人はまだ3歳・・・。主人は「多分買いすぎだよ」と言って帰ってきましたが、一体どうなることやら?と食べ始めました。
鳥めし弁当は、そぼろご飯が良いお味、トロ鮭弁当はたらこと鮭もさることながら、ご飯の上に乗っている野沢菜がおいしくて、ご飯が進みました。村上名物の鮭の焼き漬けは、初めて食べた主人に好評で、なんだかんだと言っているうちに3人でペロリと食べ終えてしまいました。先週末に引き続き、家にいながらにして旅行気分でした。

午後、ショッピングセンターに行った帰りに眠りそうになったしゅんを何とか起こしたまま家に辿り着くと、大急ぎでご飯にしました。案の定、食べ終えるなり6時には熟睡してしまったしゅんを布団に移動し、静かな夜を過ごしました。何度も読み返した大好きな小説、「氷点」のドラマもゆっくりと観ることができました。原作に割と忠実に作られたドラマは、登場人物も想像していた姿に近く、期待を裏切らない仕上がりでした。初めて「氷点」を読んだのは高校生の時ですが、それ以来、何度読み返してもその時その時の自分の心に残るところが違って、読み応えがある小説です。ドラマを観て、また小説を読みたくなりました。
駅弁大会! 高崎 鳥めし弁当 焼きたらことトロ鮭弁当


11月24日(金) 曇り 「クリスマスの準備」
冷たい風が吹きすさぶ一日になりました。そろそろ年末の話題も出てきて、あと1ヶ月ちょっとで今年も終わりなんだなと改めて思います。毎年思いますが、今年はとりわけ一年が早く感じます。去年の今頃は新潟にいるなんて想像もしませんでしたが、こちらに来て7ヶ月、あっという間に過ぎていった気がします。

そこで、そろそろ・・・と思っていたツリーを出すことにしました。昨日の夜、しゅんにそれを話すと、今日は朝から楽しみで仕方ないといった風に、何度も押入にツリーを確かめに行きました。居間に持ってきて組み立てると、「しゅん君が飾りを付けるね」と言って1個ずつ丁寧に飾り始めました。最初は踏み台を使って、てっぺんのお星様からです。クリスマスの絵本を何冊も幼稚園から借りてきて、このお星様の意味が少しわかってきているのかな?と思いますが、お星様を見ては「素敵〜」とうっとり。そしてりんご、鈴、木でできたオーナメントと次々飾っていきました。最後にグルリと飴細工の様な飾りを回し、電飾を飾ると完成しました。ツリーの横に座って、ぴかぴかと光る電飾をいつまでも眺めていました。

寒さにひるんで買い物にも出かけなかったので、家にある物で夜ご飯を作りました。冷凍庫にあったお餅を少し入れた、カボチャとウィンナーと卵のグラタンは、体がぽかぽか温まりました。そしてサラダは白菜とりんごを和えました。前から白菜のサラダを作ってみたいと思っていましたが、今日初めて挑戦しました。少し塩をしてしんなりさせた白菜は、一口食べただけではそれとわからない食感でした。瑞々しくておいしい冬の野菜をいっぱいとって、元気に冬を越したいものです。
さぁ、飾り付け 踏み台に乗ったら、こんな所も届くよ〜 完成!
熱々 お餅入りグラタン りんごと白菜のサラダ


11月23日(木) 曇り時々晴れ 「お疲れ様」
心配していたお天気は、今日一日何とか持ちそうで、ほっとしました。気温はグッと下がりましたが、時折晴れ間ののぞくお天気になりました。

今日は幼稚園のバザーが開催されました。子ども達も、自分の思い思いの作品を作って、今日の日を楽しみにしていました。小さいながらも道具を使い、板や木の枝を組み合わせ、どんぐりなどを飾りに使って作り上げたしゅんの作品を見て、私たちも嬉しくなりました。
そして子ども達が何よりも楽しみにしていたのは、お財布を持ってのお買い物です。子ども用に、10円や20円といった値段が付けられた商品や、くじびき、スタンプラリーなどのお楽しみが用意されました。バザーに初めて参加する年少さん達も、すぐにお買い物の楽しさに目覚め、小さな手でお財布を開け、「これください」とかわいい口調でお買い物をし始めました。おいしい物を食べたり、かわいい手作り作品を買ったり、おもちゃを選んだり、しゅんもバザーを満喫しました。

この2ヶ月ほど、私たち保護者も色々な準備をしてきました。手芸をしたりお菓子を作ったり、集まる機会も多く、何だか大変〜と思うこともありました。でも、集まりの度におしゃべりをしたりご飯を食べたり、お母さん達とも随分親しくなることができました。何より、当日の子ども達の楽しそうな顔を見ていると、また来年も頑張ろうという気持ちになってきました。ともかく、今日は皆さんお疲れ様という気分です。


11月22日(水) 曇りのち雨 「お客様」
あっという間に天気は変わり、冬の空になりました。

バザーの準備に出かけると、幼稚園の中で遊んでいる子ども達の様子をチラッと見ることができました。ふらりふらりとお部屋の中を自由気ままに歩きながら、時々お友達に声をかけているしゅんがとても楽しそうで、ジーッと見ているとR君に見つかってしまいました。入園したばかりの頃は、保育中に私が見つかると、「ママ〜、ママ〜」と泣き出してしまいそうで慌てて隠れたのですが、今日はR君に教えてもらったしゅんが、R君と並んで私に大きく手を振りました。この半年余りで、すっかり幼稚園にも慣れたんだなと嬉しくなりました。

毎月届くしまじろうのおもちゃを、しゅんはとても楽しみにしています。大きな包みが届くと「やったー、やったー」と言いながら飛び跳ねている様は、まるで絵に描いた様な喜びようでちょっとおかしくなる程です。12月号のおもちゃ、お医者さんごっこセットも先月の予告から楽しみにしていたため、届くと早速広げてお医者さんになりきっていました。聴診器を耳に当て、お腹をポンポン、背中をポンポン、喉をあーんとして熱を測り、クスリを処方します。私はその度に、頭痛になったり腹痛になったり、怪我をしたりと大忙しです。「お客様、いらっしゃ〜い」「お客様、また来て下さいね〜」と言うしゅんに、ちょっと間違っている様な?!と思いつつ、「また来ました〜」と言いながらせっせと病院通いをしている私です。


11月21日(火) 晴れ 「晴れっ!」
本当に久しぶりに、暖かな一日になりました。午後まで太陽が出ているなんて、嘘みたい!思わず洗濯機を2回も回してしまいましたが、やはり午後の空気は冷たくて、最後の数枚は家の中で乾かしました。

しゅんの、「しゅん君は今、○○ちゃんです」ブームは続いていて、毎日あれやこれやとめまぐるしく変わっていきます。難しい物に変わることもあって、私はぼーっとしていられません。ある時は、「今、物の名前で答えるちゃんです。何か聞いて。」と言い始めました。物の名前で答えるちゃんって一体・・・と思っていたら、質問をされ、名詞で答える子のことだったようで、答えたい物をしゅんが言い、その答えを導く質問を強要(!)されました。「テーブル」としゅんが言えば、「物の名前で答えるちゃん、一緒にご飯を食べる所はどこでしょう?」と質問し、「お風呂」と言えば「物の名前で答えるちゃん、ぽかぽかと温まったり体を洗ったりする場所はどこでしょう?」と質問するのです。
またある時は、「名前のひとつに点々をつけちゃうちゃんですよ。」と言い、「いず。椅子のことね。」「どいれ。トイレだよ。」「あ、テレビ。おんなじだ。グフフ」と言い続けていたかと思うと、「ママもやってみな」ときました。

こんな風に私を悩ませることもあれば、突然チュッとしてきたり、「大好き〜」としがみついてきたり、まだまだ赤ちゃんっぽいこともたくさんします。でも、「幼稚園でも、こんな風にチュッてしたり、お姉ちゃん達にご飯を食べさせてもらったりするの?」と聞くと、ブルンブルンと首を振って「しないしない。お家だけ。」と言います。もう一年もしたら、少年っぽさの方が勝ってしまう様な気がします。今はこの混沌とした感じを満喫したいな〜と思いつつ、目の前でコロコロと変わっていくしゅんにつき合っています。

写真はベランダのお花たちです。こんな暖かな日は気持ちよさそうですが、寒い日は心配になります。そろそろ朝晩はサンルームに入れた方がいいのでしょうか?
ジュリアン 今日はあったかい〜 ビオラもスクスク


11月20日(月) 雨 「洗濯」
お布団が恋しい季節なのは、3歳の子どもも同じ様です。カーテンを開けてもすやすやと眠り続けていたしゅんは、「おはよう」と言いながら抱っこすると、パチッと目を覚ましたのにスルリと私の腕の間を抜け、掛け布団にもぐり込んでしまいました。細長く膨らんだ掛け布団を見ながら、主人が「しゅんちゃんどこにいるの?」と言うと、お布団が「ここだよ、ここだよ」と答えました。

最近、私としゅんは時間差でお風呂に入ります。休日などは、主人と何かして過ごしている間に私が髪を洗って呼び出しボタンを押すのですが、平日でも、「呼び出しボタンにして」と言うことが増えました。今のところ危ない暖房器具などもないため、しゅんを一人居間に残して一足先にお風呂に向かいますが、一体何をしているのかな?と居間を見ると、歌いながらタイヤの広告を眺めていました。一人の時間を満喫しているのでしょうか?ちょっと大人になった気分なのかもしれません。
私に呼ばれたしゅんが次に楽しみにしているのは、自分で洋服を脱ぐことです。やっと最近それができるようになって、嬉しくて仕方ない様です。ただ脱ぐだけでなく、ひとついたずらをして仕上げることが何よりの楽しみなのですが、それは「ズボン団子」を作ること。今日履いていたズボンの中に、着ていた物を全てギューッと詰めて洗濯かごの中に入れるのです。私はパンパンに膨らんだズボンから、一枚、また一枚と洋服を抜き出して洗濯機に入れながら、毎日苦笑しています。

しゅんの服のポケットには、木の実やティッシュなどなど、洗濯したら大変なことになる物が入っている危険があるため、気を付けてチェックするのですが、うっかり見忘れてしまうのが主人のポケットです。こちらも実は洗ってはいけない物があれこれ入っていることが多く、うっかり洗ってしまったことは数知れず。今日も「行ってらっしゃい」をした主人が家に戻ってきたと思ったら、「社員証が・・・」と言うのでびっくり。回っている洗濯機を止め、洗濯ネットの中にあるシャツのポケットから、びしょぬれの社員証(プラスチック製)を取り出しました。この社員証、何度も洗ったためにだいぶあちこちの文字が薄くなっています。定期に社員証にボールペンに、お札も洗ったことがあった様な。実はこちらのポケットの方が、気を付けなければならないのかもしれません。


11月19日(日) 晴れのち曇りのち雨 「食欲復活」
久しぶりに、明るい日差しで目が覚めました。半日だけの青空でしたが、嬉しくて洗濯物をたくさんベランダに干しました。でも午後には空気も冷たい曇り空になり、夕方になると雨が降り始めました。この辺りは海が近いため、真冬でも強風で時々青空が見えることがあるそうです。どんよりした雪雲の合間に青空が見えたら、きっと今よりずっと嬉しく感じるだろうなと思いました。

幼稚園のお母さん達と連絡を取り合ったところ、仲良しのお母さん達が同じ時期に同じ症状でダウンしていたことが判明しました。「何か強力なウィルスが、体に入ってきたって感じだったよね〜」と言って頷き合いましたが、このウィルス、やはり子どもより大人に対して強いものだったらしく、どの家庭でも子どもは体調を崩さなかったか崩してもすぐに治っていたのが不思議です。そんな風邪もあるんだなと、ひとつ勉強になりました。

お昼ご飯に、主人がショッピングセンターの「駅弁大会」でおいしい駅弁を買ってきてくれました。上から時計回りに、旭川駅のかに五目寿司、新千歳空港のミニ石狩鮨、そして名古屋名物にぎわい御膳というお弁当です。朝から家族会議を開き(暇な私たち・・・)、チラシに丸を付けて出陣した主人ですが、お昼前にして既にかなりの賑わいで、売り切れているお弁当もあったということでこの3つになりました。お皿に取り分けながらお昼にしましたが、人気がある企画だけあってどれもおいしいお弁当で、ちょっと単純ですが、モリモリと元気になっていく様な気がしました。しゅんはひつまぶしとみそカツ、大好きなイクラとガリに大喜び。私は天むすと蟹のお寿司に大満足でした。主人はまだ食欲が完全には復活していない私たちから、あれもこれも食べてと言われ、少々困惑しつつもおいしいお弁当を堪能しているようでした。

午後はのんびりゴロリとしながら、マラソン中継を見ました。東京駅の風景に、春休み、妹と姪達とあの辺りを歩いたなと懐かしくなりました。

夜はここ数日の食生活で足りなくなっていた野菜を何としても補いたくて、野菜をどっさり入れたお鍋にしました。おつゆはしゅんがまだ赤ちゃんの頃はよく使っていた、「担々ごま鍋」を久々に買ってみました。白菜、人参、じゃがいも、エノキダケ、大根、そしてタラ、豚肉、鶏団子をたっぷり食べて、月曜日からの栄養補給もバッチリです。
駅弁大会で旅行気分


11月18日(土) 曇り一時雨 「延長保育その2」
今日も昨日の様にぐったりした状態だったら、私は点滴を・・・と言われていましたが、幸いなことによく眠ったらだいぶ元気になりました。一日でも、主婦が寝込むと家の中が大変なことになります。さらに我が家の甘えん坊は、何でもかんでも「ママと一緒〜」と泣き出すため、這うようにしてトイレにつき合ったり、囁くような声で絵本を読んだりしなければなりません。寝込んでもいられないのです。

「ママちゃ〜ん」と寝室に私を呼んだしゅんは、「今日はお寝坊ちゃん」と宣言して二度寝を始め、11時頃までぐっすり眠りました。起きてくると「お腹が痛い〜」と泣き出しましたが、リクエストのあった蒸しパンを作ると、一気に3個も食べてニッコリ。お腹が空いていたようです。
しゅんは予想以上に回復している様子でしたが、私は大事を取って午後は横になることにしました。「ママ、寝ないで〜」といつも泣いて悲しむしゅんも、具合が悪いということは理解出来るようになったのか、「パソコンで車を見てるね」と言って、大好きな自動車会社のHPを楽しみながら、一人で遊んでいてくれました。

私が目を覚まして起きあがると、「もうお腹痛くない?もう起きてても大丈夫なの?」と言うので、「もう少しかな。もうちょっと眠ったら元気になれるかな。」と答えました。すると、「じゃあママ、しゅん君が幼稚園に行ったら、眠ってな。そして延長保育にしたらいいんじゃない?いっぱい眠れるよ。延長保育にしな。」と言うのでちょっと笑ってしまいました。まだ数回しか利用したことはありませんが、幼稚園で長く遊べておやつが食べられるため、しゅんは延長保育が大好きなのです。私をゆっくり休ませてくれることが目的なのか、おやつを食べることが目的なのか、ちょっとはっきりしないところが何ともおかしいのですが、幼稚園に行っている間に休んだらいいんじゃない?なんて考えてくれるようになったんだなと嬉しくなりました。


11月17日(金) 雨 「風邪」
真夜中、気分の悪さに目が覚めました。同時にしゅんもゴボッと戻してしまい、それから後は何度か苦しそうに咳き込んだりぐったりしたりの繰り返しで朝を迎えました。昨日からの腰痛は、この風邪の前兆だったのかもしれませんが、お腹から腰にかけてが何とも言えない気持ちの悪さです。

一度出勤した主人に抜け出してもらい、何とか車に乗って病院に行くと、しゅんも私も発熱していました。診察の結果は、予想通りウィルス性の風邪だということでした。意外と早く元気になって、おしゃべりをしたり遊んだりし始めたしゅんに比べ、私に入ったウィルスは強力だったのか、起きあがることも辛い一日になりました。先週から、新潟市内の小学校でお腹に来るタイプの風邪が集中的に流行り出し、今日から休校になる所もあるというニュースを聞いたばかりでしたが、まさに流行に乗ってしまうかたちになりました(涙)。ぐっすりお昼寝をした私たちはだいぶ回復し、9時頃に帰ってきた主人が買ってきてくれたおでんやプリンをパクパク食べ、お薬を飲んでそのまま眠りました。

写真は、昨日実家から送られてきた箱いっぱいの三ヶ日みかんです。皮が薄くて甘い、とてもおいしいみかんです。しゅんは早速2個取り出して、両側のほっぺたにくっつけ「アンパンマン」、頭に乗せて「カエルちゃん」と言いながら、大喜びで食べました。折角の甘いみかんですが、この風邪が完治するまではお預けです。早くコタツでみかんが食べられる様に、元気になりたいものです。
三ヶ日みかん どっさり!


11月16日(木) 曇りのち雨 「ツリー」
雲が動くたびに、曇り、雨、晴れとお天気が変わります。風もあって、遠くからでも高い波が見えています。もう少ししたら、海沿いの道を走るのもお預けになりそうです。

しゅんを送るとヨガの集まりに行きました。石油ストーブをつけても、なかなか暖まらない室内で、まずは体を温める呼吸をしました。腹筋を意識して動かす呼吸法をしていると、お腹や胸の辺りがぽかぽかとしてきました。
先日からまた腰が痛くなっているため、ヨガのポーズをしていても、体が硬くなっているのがわかります。先生はすぐにそれに気付かれて、うつぶせになった私に腰のマッサージをして下さいました。それが余りにも気持ちよくて、気付くとうとうと・・・。ふわりとジャンパーを掛けられて、ハッと目覚めると、皆さんがニコニコした顔でこちらを見ていました。ヨガの後はランチを頂きながら、お迎えまでの時間を過ごしました。時折強い雨が窓に打ち付けて、園外保育に出かけている子ども達のことが少し心配になりました。

お迎えに行くと、カッパを着たしゅんはとても元気そうな顔で出てきました。雨の日も、バチャバチャと水たまりを歩くことが出来る、楽しい一日なのでしょう。雪が降ったら、どんなに喜ぶんだろうと想像すると、その顔が早く見てみたい気もしてきました。
写真は高さ15センチほどのツリーです。お店で見かけ、すぐに気に入りました。どんぐりで作られたトトロや、黒い実のまっくろくろすけなど、見れば見るほどかわいらしいツリーです。玄関に飾ろうかなと言いながら、車の中でしゅんにそーっと見せると、「わぁ、かわいい〜。玄関じゃなくて、テーブルのお部屋がいいと思うよ。その方が毎日見られて素敵だと思うわ。」と言いました。そんなわけで少し早い気もしますが、ツリーはテレビ台の中に飾ることにしました。
トトロのツリー


11月15日(水) 雨時々曇り 「マイペース」
今日もお天気がめまぐるしく変わる一日でした。晴れ間がのぞいたかと思うと、真っ黒い雲がやってきて前も見えないくらいのどしゃぶりになったり、稲妻が走って雷が鳴ったり。さらに夜にはものすごい音がすると思ったら、雹が降って道路が一瞬真っ白になりました。冬の嵐の季節でしょうか。
この季節、こちらでは道路工事や街路樹の剪定など、様々な作業が行われています。普通だったら年末や年度末に多い工事も、雪が降る前に終わらせなければならないという理由から、この季節に集中すると聞きました。毎日、どこで車線変更の必要が出てくるか、ドキドキしながら運転しています。

午前保育を終えたしゅんを迎えに行くと、Aさんのお宅に誘われました。みんなで大きなスーパーに寄ってお昼ご飯を調達し、5組の親子でにぎやかに過ごしました。入園して半年以上が過ぎた子ども達は、すっかり仲良しになって揉め事も起こりません。親子共々なじんだためか、私がすぐ側にいないと遊びたくないと言っていたしゅんも、Aさんのお宅で我が家の様にリラックスして過ごすことが出来るようになりました。子ども達は小さいながらも個性がはっきりしてきました。お世話好きな女の子、恐竜好きな男の子、電車をじっと動かしている男の子などなど、みんなそれぞれ好きな遊びに集中しているのは、幼稚園でも毎日思いっ切り自分の好きなことをさせてもらっているからかなと思います。
他のお母さん達にも言われましたが、しゅんは中でもとりわけマイペースです。みんなが一緒に何かを囲んでいる時も、お絵描きに興味があれば、ソファに座ってジーッとお絵描きに集中し、絵本を読みたければ、はじっこで静かに読んでいます。幼稚園でも、「集中すると近くで名前を呼んでも聞こえないほどです」と言われましたが、きっとこんな風に過ごしているんだろうなと思います。

みんなと遊ぶと、おやつの時間はいつもよりもずっと楽しみな時間になるようです。何種類ものお菓子が並んで、子ども達の目はキラキラです。私たちも、時々のお楽しみはいいかな?とそんな子ども達を見ながら、おしゃべりに花を咲かせます。ところで最近、しゅんは私が何かを作ると大げさな程喜んでくれる様になりました。生協で買ったミックス粉を使い、レーズンと抹茶の蒸しパンを作った時も、「パパ、これ食べてみて。ママが作ってくれたの〜(ハート)。」と、こちらが恥ずかしくなるくらいの絶賛ぶりでした。そして喜ぶのと同時に、私は何でも作れると思っている様で、ちょっと困りものです。今夜もおやつの時間を思い出したのか、「ママ、今度はポッキーを作ってみてね」と頼まれてしまいました。こっそり袋を開けて、お皿に盛ろうかな。


11月14日(火) 曇りのち雨 「予防接種」
遮光カーテンにしてから、朝になっても寝室が暗いままです。起きられないのでは?と心配でしたが、私はお弁当のことが頭にあるので今のところ大丈夫です。しゅんは7時を過ぎてもぐっすり眠っていますが、カーテンと障子を開けるとパチッと目を覚ましてお布団の上に正座します。

しゅんを送ると私は歯医者さんに向かいました。今日も2時間近く口を開けっ放しにしていたので、上手にうがいができなくて困りました。麻酔の注射が苦手な私は少々緊張していたのですが、今日は麻酔無しでの治療でした。そーっと目を開けると、何本もの針を刺している先生の手元が見えて、ブルブルッと震えそうになりました。

お迎えの後は、そろそろ行かなくてはと思っていたインフルエンザの予防接種にしゅんを連れて行きました。この季節、風邪を引き始めると長引いてしまい、タイミングを見計らうのがなかなか大変です。とはいえ、もう話が通じて色々なことがわかるようになってきたしゅんを予防接種のために病院に連れて行くのは、少々難しい問題です。そこで、「しゅんちゃんが元気かなって先生に診て頂いて、これからも風邪を引きませんようにってして頂こうかな・・・。」などと言いながら病院に行きました(苦笑)。大好きな先生がいらっしゃる診察室に入ると、嬉々としてお腹や背中を出し口を開けるしゅんを見て、少し罪悪感を感じつつ、抱っこして顔を向こうに向けると、あっという間に接種は終わりました。針が刺さる瞬間、「い、いやぁ〜」と顔をしかめたしゅんですが、一応泣かずに済みました。しかし病院を出るまで、「どうして先生は注射しちゃったの?」「どうして元気かなって先生は思ったのに、注射なの?」「どうしてもう風邪は引きませんようになのに、注射なの?」と追求が続きました。

「今日はママは注射しなかったけど、今度はしゅんちゃんと同じにしようかな。」「今日は病院じゃなくて、ママは歯医者さんで、歯に針を刺してきたんだよ。」と言いながら、何とか家に辿り着くと、「ママ、しゅんちゃんは今度、歯医者さんで針を刺すのがいい」と言い出しました。実際に歯医者さんで注射することになんてなったら、どんな騒ぎになることか・・・と思いましたが、取りあえず今日は無事接種が済んで良かったです。


11月13日(月) 晴れ時々雨 「暖かい?」
晴れの予報が出ていましたが、雲の流れが速く、時折強い雨が降りました。動いている雲の中には暗い灰色の雲もあって、幼稚園のお母さんたちは「もう、雪の雲になってきたね。ふぅ〜。」と言っています。気温が高くても風や空気が驚くほど冷たいので、あっという間に耳や頬が冷たくなります。外出時には大人も帽子だよという話を聞いて、早めに用意しなくてはと思いました。

幼稚園に迎えに行くと、玄関から出てきたしゅんが門の前に立ったまま、何台もの車を「○○ちゃん、バイバ〜イ。また、しゅんちゃんのお家に、遊びに来てね〜。」と大きく手を振りながら見送りました。寒くなって雨も多くなり、園庭でしばらく遊んで帰るということが難しくなってきて、ちょっと寂しいのかもしれません。そこで今日はR君親子を誘ってみると、家に遊びに来て下さることになりました。
一軒家にお住いのR君親子は、家に入るなり「暖房つけたままじゃない?」と心配そうな声を出しました。朝、デロンギを消した時の暖かさが残っているとわかると、とても驚いていました。寒い寒いと思っていた私ですが、やはり集合住宅は暖かい様です。新潟は、他の寒冷地に比べると家の構造がいまいち雪国仕様ではなく、「中途半端に寒いんだよ・・・。」とお母さん達から聞いていましたが、一軒家に比べたら随分と暖かいらしいので、少しほっとしました。子ども達は、ほっぺたをピンクにしながら、夕方まで楽しそうに遊んでいました。きっと冬の間は、こんな風にあちこちのお家で遊ぶことが増えるんだろうなと思いました。

朝から仙台に出張していた主人が、お土産を持って帰ってきました。やなせたかしさん作のイラスト、「ずんだ君」と「もちこちゃん」がついたこちらのずんだもち、枝豆の粒がしっかり残っていて、とてもおいしいのです。
ずんだくんともちこちゃん


11月12日(日) 曇り時々雨 「冬タイヤ」
気温が下がるという予報にビクビクしていましたが、あられ混じりの雨が降る、寒い寒い一日になりました。

この寒さに、そろそろ本格的に冬の支度をしなければと焦り始め、今日はカーショップに出かけました。お店の前にもお店の中にも、高く積まれた冬タイヤの山があって、そろそろその季節がやってきたんだなと思いました。雪が降ったらチェーンを巻くのかな?と漠然と思っていたのですが、そうではなく、スタッドレスタイヤという物にタイヤを交換するのだそうです。そのタイヤにも色々な種類があり、構造がちがうのだとか。雪道や凍った道で威力を発揮するこのタイヤですが、交換してから数百キロは走らないと効果が期待できないとのことで、雪が降り始める前に取り替えなければ意味がないそうです。初めてつける私たちは、もうそろそろ交換しないと間に合わなくなりそうです。冬タイヤにしても、凍った道ではツツーッと滑ったり、スピードが出ているとクルンと回りそうになったりするという話を聞く度に、幼稚園まで送っていく朝の道が心配になりますが、ともかく頑張って冬を乗り越えるしかないかな・・・という気分です。


11月11日(土) 雨 「キャンディー」
朝は小降りだった雨は、夜になって強い風と共に激しくなりました。ガタガタと揺れる海側の窓を少し開けると、ゴーゴーという波の音が聞こえます。荒々しい季節がやってきた様な気がします。

午前中だけ会社に行った主人と、加島屋さんで待ち合わせをしました。デパートなどにも入っている鮭やいくらの瓶詰めで有名なお店ですが、こちらの本店にはレストランが併設されているのです。新潟の方々からも、とてもおいしいのでぜひ一度と薦められていたお店に、今日初めて行くことにしました。
私たちが注文したのは、お店の名前が入った「長作丼」。鮭とイクラとウニが乗った丼の他に、鮭が入ったお味噌汁と小鉢がつきます。そしてしゅんは「お子様御膳」を注文しました。私たちは、運ばれてきた丼を一口食べると「おいしい〜」と顔を見合わせ、しゅんはほかほかのおにぎりを一口頬張って体を左右に揺らしました。そしてもう一つ楽しみにしていたのは、「おこっぺソフトクリーム」です。北海道のおこっぺ牛乳と砂糖だけを使って作られたクリームと、焼きたてのコーンがとてもおいしいと、近所のMちゃんも絶賛のソフトクリームなのです。しゅんは「アイス、クッキー、アイス、クッキー」と歌うように言いながら、忙しそうにサクサクのコーンとクリームを交互に食べ続けました。

ご飯の後は「ビルボードプレイス」に。こちらは万代という新潟市の繁華街にあるファッションビルで、映画館や色々なお店が入っています。ビルの中は早くもクリスマスの飾り付けがされていて、特に若いお客さんでいっぱいでした。私たちはお目当ての無印良品に入ると、何か良い物はないかな?と探し始めました。暖かそうなマフラーやニットを見たり、食器や調理器具を見たりしていると、側からいなくなった2人が近くに戻ってきました。そしてかごを見ると、あれもこれもと放り込まれたお菓子が入っていて、2人はニッコリ。「返しなさ〜い」と言うと、「返しませ〜ん」と返事をしたしゅんは、レジに直行しました。夜、お布団の中で今日の出来事のお話をしながら、「みんなで無印のお店に行ってお買い物をしたら、パパとしゅんちゃんがかごにポイポイお菓子を入れました」と言うと、暗闇の中でしゅんが突然お布団に座り、「お家に帰って、しゅんちゃんはキャンディーを1個食べました」と言うので驚きました。しゅんが眠った後でお菓子の棚を見てみると、ビリッと破られたキャンディーの袋が、ちゃんと置かれていて笑ってしまいました。私と主人がふっとお昼寝をしている間に、こっそり1個だけ食べた様です。
長作丼 ご飯もおいしい! お子様御膳 ふっくらおにぎり おこっぺソフトクリーム コーンは作りたて!


11月10日(金) 雨のち曇り 「手紙」
雲の動きが速く、青空が見えたかと思うと急に強い雨が降ってくるという一日でした。幼稚園にしゅんを送った後も、前が見えなくなりそうな程の横殴りの雨が降り出しましたが、そんな中、Aさんと待ち合わせしている映画館に向かいました。

今日は、先日原作を読み終えたばかりの「手紙」という映画を観に行きました。獄中の兄から送られてくる手紙が物語の軸になっている、とても重い内容の映画ですが、2時間以上があっという間に感じられる程、引き込まれ、色々な事を考えさせられました。犯罪と差別のある社会についてはとても難しい問題で、簡単に答えは出ませんが、私にとってはそれを考えるきっかけになる作品だったと思います。
原作と映画とは多少設定や展開に違いがありましたが、最後のシーンは原作をより膨らませた感じがして、私はとても良いと思いました。本を読み終えた時も、しばらくジーンとして動けませんでしたが、映画の方は涙が止まらなくなりました。ハンカチを握りしめた私たちは、劇場内が明るくなると、「目も鼻も真っ赤だね〜」と顔を見合わせてしまいました。

お迎えまでにはまだ時間があったので、おいしいと評判の韓国料理屋さんに入り、ランチのビビンパを注文しました。普段子どもと一緒の時には食べられない、コチュジャンをいっぱい混ぜた熱々のビビンパはとてもおいしくて、「こんなに食べるのは無理だよね」と言っていたのに、おしゃべりしているうちにほとんどお腹の中に入っていました。映画、ランチ、おしゃべりと、今日のお迎えまでの時間は楽しいことがギュッと詰まった数時間でした。

今日の映画では、罪を犯した家族がいる主人公が、差別をされる社会から逃げずにその中で信頼関係を築いていくことの大切さを説かれている場面があり、その時のセリフがとても心に残りました。立場は違いますが、例えば再び転勤で見知らぬ土地に移り、新しい生活を始めなければならない時、寂しさや戸惑いを感じ、現実から逃げ出したくなる様なこともあると思います。そんな時でも、身近な人から徐々に信頼関係を築き、その絆を強いものにしていくことができたら、きっとその土地での生活は充実したものになると思います。しゅんがこれからそんな場面に直面したら、今日のセリフの様なことを伝えられたらいいなと思います。もちろん私も、今日感じたことをずっと心にとめて生活していきたいと思いました。


11月9日(木) 晴れ 「間違えた」
朝ベランダに出た時は、冷たい風に「寒っ」と思いましたが、昼間は雲一つ無いお天気になりました。10月上旬の暖かさだったそうです。海も穏やかで、久しぶりに佐渡島がくっきり見えました。先日植えたビオラも、毎日お日様を浴びてスクスク育っています。ジュリアンのつぼみも膨らみ始めました。でも遠くの山は、既に雪化粧をしています。来週末からはグッと気温が下がるということです。冬がこの辺にやってくるのも間近でしょう。

しゅんは言葉遊びが好きで、語尾に何かをつけて話したり歌ったりしていることがよくあります。朝からノリノリで語尾を変換しているしゅんに、私も調子を合わせて会話をしていると、主人はひとり、「この人達、どうしたんだろう・・・」という顔をしています。そんなしゅんが最近気に入っているのは、自分を何かに見立てて会話をすることです。先日から色々な物になっていたしゅんは、その度に話し方も変えてくるので合わせるのがなかなか大変です。
例えば先日は「チーズちゃん」になり、全てのお返事は「チーズ」になってしまいました。「ママ、何かお話しましょうチーズ」と言うので、「チーズちゃん、このお芋は食べますかチーズ?」と聞くと、「チーズ」。それじゃ、答えがわかりません。それから先日は「竹輪」になり、自分の穴に何を入れたらおいしいかということを一生懸命考えていました。

今日は幼稚園にお迎えに行くと「ママ、しゅんちゃんは今、間違えたちゃんになりました」と言いました。「間違えたちゃん」って何だろうとハテナをいくつも飛ばしながら運転していると、「ママ、うを見て帰りたい。グフフ。」と言い出しました。そう、「間違えたちゃん」とは、単語を間違えて言ってしまう子のことだったようです。「そうですか、ではうを見て帰りましょうね。」と言って海が見られるコースで帰ると、玄関の前で「ママ、かを開けて下さい。グフフ。」ときました。そんな感じで単語の一文字を抜かした会話が続いたかと思うと、お風呂前にトイレに入る時、「ママ、ズンとパツをおして下さい。」と言いました。「ズボンとパンツを下ろして下さい。」という意味です。そして「ママ、おして下さいって、押して下さいと一緒だね〜。」と一人頷きながらニンマリ。その後は、「ママ、歯がき(歯磨き)して下さい。葉書と一緒だね〜。グフフ。」とご満悦な独り言が続きました。

小さな頭の中は、今、ぐんぐん成長しているところなのでしょう。それにおつき合いしていると、私の固まった頭も少し柔らかくなる気がします。明日は一体何になるのでしょう?!しゅんの口からどんな言葉が出てくるか、いつもドキドキしながら楽しんでいます。
イエロー&ベルベットがたくさん咲きました ジュリアンももうすぐ


11月8日(水) 曇りのち晴れ 「おいしかった」
昨日の風は朝にはおさまり、静かな一日になりました。でも海はまだ荒れていて、帰り道にチラッと見た海は白波が立っていました。海沿いの道には松林から落ちた葉や枝が積もっていて、台風の後の様でした。

午前保育を終えてお迎えに行くと、玄関から出てきたしゅんはいつものように標識のある場所で遊び始めました。上ったり下りたりを繰り返すしゅんに「Dちゃんのお家に遊びに行くよ」と言うと、ピョンピョンとジャンプして「行くっ」とあっという間に車に乗りました。数ヶ月前にお家に遊びに行かせてもらった時に比べ、子ども達は随分一緒に遊べるようになりました。おもちゃのやりとりをしたり一緒に線路を組み立てたり、それを見ながら私たちも、2人のかわいい会話にクスッと笑ったりおしゃべりしたり、楽しい時間を過ごしました。
Sさんは食にとても興味があると仰っていて、お昼ご飯の時もおやつの時も、「これ食べてみて」と色々な物がテーブルに出てきます。見たことがないようなジャムやお菓子、飲み物に、私たち親子は「いただきま〜す」「おいしそう〜」「ムシャムシャパクパク(無言)」と、どれもワクワクしながら頂きました。お友達と遊んだこと、そして一緒においしい物を食べたことが本当に楽しかったのか、しゅんは家に帰ってからも何度も「あぁ、今日は楽しかったね」「おいしかったね〜」とうっとりした表情で言いました。

おやつをたっぷり食べても、ご飯の時間にはしっかりお腹が空くしゅんに、今夜は大好物のグラタンを作りました。ほうれん草とウィンナーとたまごの具、こうして写すと何も見えません(汗)。
ほうれん草とウィンナーとたまごのグラタン


11月7日(火) 雨 「風」
朝から激しい雨で目が覚めました。これは嵐?と思うような横殴りの雨が時折降っていて、何とか雨が収まった時を見計らって幼稚園に向かいました。

園に送った帰り道では再び強い雨になり、フロントガラスに打ち付ける雨で前がよく見えません。さらに信号待ちをしていると、ガタガタと揺れてくるのには驚きました。海に近い道では、雨が真横に降っていました。吹雪の日には、雪が横に降るというのは本当なんだろうな・・・と思いながら、ガタガタ言う部屋の中でコタツに入りました。
この強い雨の中、お迎えに行く途中の道で、赤い傘が飛ばされて道路をツツーッと走って行きました。雪が降る時、新潟の人は余り傘を差さないでフードをかぶると聞いていましたが、このような風の日には傘を差している方が危ないんだろうなと実感しました。

幼稚園の玄関から出てきたしゅんは、体験したことのない風に恐れおののき、びゅーっと吹くたびに「ひゃ〜〜」と言っては私にしがみついてきました。でも、ものすごく強い風が吹いた時、しゅんがツツツーッと先ほどの傘の様に横に滑っていってしまったのには驚きました。

ところで最近、しゅんにちょっとしたことで注意をすると、「うん、ママ、わかってるから」と言ってすぐに正しい方法でやり直します。そして上目遣いに「ママが大好きだから〜」と言います。そう言われると、さっきの話と関係ないじゃん!と思いつつも、全くしょうがないな〜と笑ってしまいます。私の思考回路は、すっかり読まれている気がします。


11月6日(月) 晴れのち雨 「病院」
頭にガーゼを乗せたしゅんは、元気に幼稚園に行きました。傷は痛く無いようですが、ガーゼで保護していることを自覚していて、洋服を脱ぐときなども「そーっとそーっとしてね」と言っています。一瞬その存在を忘れてお布団の上でいつものようにでんぐり返しをしてから、頭に手を乗せて「やっぱりしない方が良かったよね、これ、これ。」と言ってうんうんと一人頷くのを見て、3歳にもなると、本当に色々なことを自分で考えられる様になるんだなと思いました。

午前中は、体調不良の主人と一緒に病院へ。しゅんも通っている小児科に予約をしてから行ったところ、受付で「今日はペーター君ですね」と言われた私は思わず爆笑しそうになりながら、「申し訳ありません。主人です。」と言いました。子どもばかりの待合室で、主人はちょっと小さくなっていました。風邪が流行しているのか、病院はとても混んでいて、そこにいるだけで具合が悪くなりそうでした。

午後はしゅんを連れて脳外科へ。今日も消毒をしていただくことになっていたのです。先週の水曜日にお世話になった先生が診察をして下さることになりましたが、先生はカルテとしゅんの頭を何度も見比べながら、「あれ?しゅん君は後ろをぶつけたんじゃなかったのかな・・・?!」と仰いました。傷はかさぶたになっているということで、ガーゼも明日の夜までつけておけば良いと言われました。

病院通いの一日でしたが、2人とも、早くいつものように元気な姿になって欲しいものです。


11月5日(日) 晴れ 「転倒再び」
熱が下がった主人が仕事に行くと、私たちは部屋を念入りに掃除してコタツ布団を出しました。しゅんと並んで「暖かいね〜」とコタツに入りのんびりしていると、「あっそうだった」と言ってしゅんが動き出しました。そして写真の様に・・・。中から「あぁ〜、真っ暗だ〜。あったかい〜。真っ暗だ〜。」と繰り返し聞こえてきて、また冬が来るんだなと思いました。

久しぶりに図書館に寄った後、主人と待ち合わせをしているホテルオークラ新潟のロビーに向かいました。主人が入り口から入ってくると、しゅんは「パパ〜」と駆けていき、足にまとわりつきながら歩いてきました。まるで何ヶ月ぶりかの感動の再会の様でしたが、4時間ぶりの再会です。信濃川を眺められるレストランはとても明るい雰囲気で、ゆっくりとランチを頂くことができました。子ども連れのお客さんが多く、子どもも喜ぶおかずがいくつも用意されていました。
お昼を食べて一緒に帰ることができればと思っていましたが、まだ少し仕事が残っているということで、再びロビーで手を振って私たちは車に乗りました。

社宅に到着すると、久々にしゅんが三輪車で遊びたいと言いました。外で遊ぶことが出来るのもあとわずかの期間だなと思いながら、三輪車をこぐしゅんの後を歩きました。何往復かした頃、しゅんが地面に落ちた紙を拾おうと、三輪車に乗ったまま手を伸ばしました。グラッとしゅんの体が傾き、「危ない」と思った時にはもう遅く、そのまま転んで頭からコンクリートの地面に着地。うわ〜んと泣き出したしゅんを抱き起こし、「大丈夫?」と頭をなでたらベトッと血が付いて顔面蒼白になりました。本人は大きな声で泣いているものの、おでこにたれた血と拭いても拭いても止まらない血に、あわわわ・・・と慌てているうちに、最初に出た血が固まって髪の毛が傷にべったりとはり付いてしまいました。

仕事中だった主人にもすぐ帰ってきてもらい、結局水曜日に行ったばかりの脳外科に行くことになりました。前回と同じ看護師さんに応急処置をして頂くと、幸い傷が小さいため縫う必要はないとのことでした。その後CTをとって異常なしとの診断を受け、消毒をしてガーゼを貼って今日の診察は終了しました。頭に貼ったガーゼを気にしつつも、元気いっぱいに動き回っているしゅんを見て、これくらいで済んで本当に良かったと胸をなで下ろしました。そう言えばしゅんが1歳の今頃、ちょうど2年前になりますが、同じように続けて頭を打ち、救急窓口に駆け込んでレントゲンをとって頂いたことがありました。注意しているつもりでも、ふとした隙に怪我をしてしまうもので、その度にヒヤヒヤします。焦らず落ち着いて対処出来るようにならなければと、いつも心から思います。
お約束 ランチブッフェに


11月4日(土) 晴れ 「いいね〜」
しゅんの風邪はだいぶ良くなってきましたが、昨日の夜は主人が発熱しました。日頃の疲れがたまっていたことと、最近の気温の差がいけなかったのでしょうか。でも元々体力のある主人は、あっという間に熱が下がり、今朝はすっかり平熱になっていました。とはいえ、この連休は少し控えめに過ごすことにしました。

去年は11月の中旬から猛烈に寒くなり、下旬には思いがけず初雪が降ったそうです。そして12月の頭には、大停電があってものすごく大変だったという話を繰り返し多くの人から聞かされ、そろそろ本格的に冬支度をしなくてはという気持ちになってきました。そこで今は家の暖房器具の見直しをしています。例によって家電担当の主人は、早速情報収集を始め、買う機種までほぼ決定しました。どのくらいの寒さがやってくるのか見当もつきませんが、私は服や小物で少しでも温められる方法を考えて備えています。先月購入した足首ウォーマーは、私としゅんのお気に入りになりました。体を温めるツボが4つあるという足首を温めているだけで、体中がぽかぽかしてくるから不思議です。

家電製品の偵察を兼ね、ショッピングセンターに行きました。お昼ご飯を食べたうどん屋さんで、食後のデザートを1つだけ注文しました。本当は、お子様セットのデザートをしゅんが食べている隙に、私たちが急いで食べてしまおうと思って注文したのですが、もちろんしゅんが気付かぬはずもなく、「クリームあんみつの方」と運ばれてくると「は〜い」と手を挙げました。そして「しゅんちゃん、クリームは無い方が良かったな」と言うので、「そのクリームはパパが食べるんだよ」と言うと、「クリームはパパにあげるよ。そしたら柿はママにあげるよ。わ〜、ママ、柿、いいね〜、おいしそうね〜。」と言うので、主人と顔を見合わせてしまいました。「柿、いいね〜」って、それ以外は全部自分で食べる気でしょうか?!しかもその言い方、私が密かに何かを誤魔化しながら、しゅんに「わ〜、しゅんちゃん、○○なんだ。いいね〜。素敵ね〜。」と言う時の言い方にそっくりです。結局、うどんをお腹いっぱい食べた後だったしゅんは、ほんの少ししか食べずにご馳走様をしたので、私もデザートを堪能することができました。ほっ。
夜は胡麻風味のお鍋です。新潟産のお野菜がどっさり入って、栄養満点でした。今夜はお鍋で温まりましたが、そろそろ居間のコタツにお布団を掛けようかと思っています。
クリームあんみつ 私は柿だけ? 夜はお鍋 水菜たっぷり


11月3日(金) 文化の日 晴れ 「いよいよ」
昨日のヨガの筋肉痛が、早速やってきました。起きた瞬間から、腹筋の痛いこと。激しい運動をするわけではないのに、ヨガは相当筋肉を動かしているんだと実感します。久しぶりに私としゅんは寝坊をして、すっかり太陽が昇ってから起きました。先日買った遮光カーテンは、かなり優秀に遮光してくれるため、時計を見ないと何時なのかわからないくらいです。このカーテン、遮熱カーテンでもあるので、これからの季節、寝室を暖めてくれるだろうと期待しています。

ゆっくり起きたしゅんは、ご機嫌で積み木を取り出し遊び始めました。完成すると、ビー玉を一緒に走らせようと私を誘います。まずは1個ずつ走らせて成功すると、「今度はママもしゅんちゃんも2個ずつ走らせてみよ。さぁ、いよいよ難しくなったじょ〜(いまだにさしすせそが苦手)。」と言うので、また「いよいよ」が出たっとこっそり笑ってしまいました。幼稚園で覚えてきたのか、「いよいよ○○になってきました」というのが、最近のしゅんのブームです。何にでも使ってみるので、時々使い方がおかしな時もありますが、妙にぴったりな時もあって、こんな小さな子が「いよいよ・・・」と言っていると思うと、とてもおかしいのです。それから昨日の夜は、突然大きな声で「自分は何だっ。自分っ!」と掛け声の様に言うので驚きました。続けて「自分は誰だっ。自分っ!」「しゅんちゃんだ」と一人で答えて「ぐふふ〜」と大笑いです。これも幼稚園で聞いた言葉でしょうか?何かのアニメのセリフなのかな?
幼稚園に入ったら、すぐに戦闘ものにはまって、家でも戦ってばかりになるし、言葉も随分荒々しくなると聞いていたのですが、しゅんは今のところそういうことは無い様です。園でも戦闘ものが大好きな男の子たちとそうでない男の子とはくっきり別れていて、同じ空間で遊んでいてもお互い見えないかのように決して交わらないのが不思議です。でも、色々と面白いセリフや使ってみたい言い回しなどはちゃんと聞いている様で、こんな風に突然家で使い始めるのが面白いです。おしゃべりなしゅんが、今度は何を言い出すのだろうといつも楽しみです。

ひとしきり遊ぶと、お昼は前から行ってみようと思っていた天ぷら屋さんに行くことにしました。昨日、「明日はパパがお休みだよ。パパと一緒に行きたい所や食べたい物はあるの?」と私が聞くと、「舞茸の天ぷらを食べに行く」と渋い答えが返ってきたからです。わっぱ飯などもメニューにあって、揚げたての天ぷらが食べられるお店はなかなかの人気で、お昼を少し過ぎた時間にもお客さんがたくさん入っていました。しゅんは稲庭うどんが気に入って、器用におつゆにつけてはパクパクと食べ続けました。さらにかぼちゃや舞茸の天ぷらに柚子塩をちょっとつけ、「う〜、おいしい〜」とご満悦でした。


11月2日(木) 晴れ 「女の子のパワー」
11月に入って、空気がまた一段と冷たくなりました。海も遠くからは穏やかに見えますが、近付くと白い波が立っていて、打ち付ける音は冬の日本海という感じです。

幼稚園に送って簡単に家事を済ませながら、フォースメディアで購入してあった映画を観ようとテレビをつけました。邦画だからアイロンがけをしながらでも大丈夫と思っていたら、思わぬ事態になりました。映画の題名は「ナビィの恋」。沖縄のおばぁが主人公のこの映画、邦画ですか字幕付きなのです!確かに字幕なしではわからないセリフも多々あるような。時々手を止めながら途中まで映画を観て、時間になったのでヨガに向かいました。
今日も先週に引き続き、体の中心を意識する動きをしました。腹筋がプルプルと震えるポーズもいくつかあって、明日の朝は筋肉痛かなと思いながらフッと気合いを入れてお腹を引き締めました。ヨガの後はお楽しみのランチを頂きながら、お迎えの時間までおしゃべりに花を咲かせました。

幼稚園の玄関に迎えに行くと、リュックを背負ったしゅんが出てきました。園を出て必ず行くのは、大好きな標識が立っている場所です。少し段のある所から、その標識に飛びついて、しゅるる〜と下りるのが子ども達のお気に入りなのです。今日ももちろんその場所に行くと、同い年のYちゃんとMちゃんという女の子がいました。3人が遊ぶ様子をお母さん達と見ていると、思わず顔を見合わせて笑ってしまう場面が何度もありました。「しゅん君、ここじゃないよ、こっちに並ぶんだよ。」「しゅん君、こうやって飛んでごらん。」「しゅん君、こっちにおいで。」等々、女の子達が常にリードして遊びが続きます。
そして「ほら、男の子は最後に並ぶんだよ。しゅん君は最後っ。」と言われれば、「そうだよね〜。女の子は最初ってことでどう?」(どう?って・・・)と素直に従い、「ほらほら、この柵が壊れちゃうから引っ張ってはダメよ。」とお母さんに言われたMちゃんとYちゃんが「これ触ったの誰なのよ〜。」「しゅん君だよっ。」と言えば、「そうだよね〜。うん、うん。」とこれまた素直に頷くしゅんに、「敷かれている・・・」と私たちは苦笑するばかりでした。「さ、しゅん君も一緒に3人で遊びましょう〜。」と言われ、女の子達の真ん中になって、3人仲良く手をつないで走っていく姿に、幼稚園ではこれにお姉さん達が加わって、さらに女の子パワーに包まれているんだろうな〜と想像して、何だかおかしくなりました。


11月1日(水) 晴れ 「ごめんしゃい」
昨日の夕方、5時頃から眠り始めたしゅんは、14時間もぐっすり眠って目を覚ましました。モリモリ朝ご飯を食べているしゅんと温蔵庫の話をしていたら、「昨日は梨もあっためちゃった。でも段々冷めたから大丈夫。おいしかった。」と言いました。一度温まって冷めた梨・・・ちょっと想像したくない様な気もします。温蔵庫に入れて良いお弁当箱と、お弁当袋に入れたままにする容器を別にして持っていくということが、まだよく理解できない様なのですが、文字が好きなしゅんには、「これはあたためていいですよ」「これはあたためないでね」と書いたカードでも、はさんでおくのがいいのでしょうか?!

今日はしゅんを幼稚園に送ってから、園の別の部屋に行って作業をしました。1時間ほど経った頃、先生に呼ばれて慌てて教室に向かうと、頭を冷やされながら泣いているしゅんがいました。近くにいたお友達の腕が当たり、床に転倒して後頭部を打ってしまったとのことで、元々出っ張っている頭がさらにぷっくりと膨らんでいました。顔色も良く、元気に笑っているので大丈夫とは思いつつも、打った場所が場所なので、念のため病院へということで近くの整形外科に行ったところ、診察室に入る直前に「整形外科では首から下しか診られないのですが」と言われ、脳外科病院に行くことになりました。

以前、近所のMちゃんからも頭を打ったらあの病院と教えてもらっていた脳外科専門の病院に入ると、お昼前だというのに患者さんで大混雑していました。ほとんどがお年寄りの中、3歳のしゅんは飛び抜けて若い患者です。看護師さんの問診、先生の診察を終え、これまた念のためCTをとりましょうということになり、しゅんは検査のベッドに寝かされ、頭と体を固定されました。動くベッドやウィーンと回る機械に「ひ〜っ」と時々顔を引きつらせていましたが、私と手をつなぎながら何とか検査が終了し、その結果、どこにも問題ないということでほっとしました。
とても穏やかで優しい御年輩の先生は、しゅんとお話しながら、しきりと「落ち着いてますね。」「いや〜、驚いた。しっかりしてる。」などなど、褒めて下さいます。「とても3歳には見えませんよ。」などと言われた時には、これから何か高額な商品を紹介されるのだろうかと不安になるほどでしたが(笑)、私は慌てて「3歳といっても、もうすぐ4歳ですから。」と言いました。基本的にお医者さんが大好きなしゅんは、先生に褒められてご満悦です。私の不安はもちろん杞憂に終わり、最後は「しゅん君はお利口さんだったから、ご褒美にこれをあげるよ。」と先生からピカピカの診察券を頂き、すっかり脳外科好きになったしゅんはスキップしそうな勢いで会計に向かいました。

夕方、幼稚園から連絡があったということで、しゅんとぶつかってしまったお子さんのお母さんからお電話がありました。そのお子さんだと聞いて、今回のことは、何か揉め事があって押されたり叩かれたりした時のものではないとすぐにわかり、私もほっとしました。割とすぐ手が出てしまうお子さんに何かされた時は、「悲しかった」と言うしゅんが、今日は道理でその時のことは一切口にしなかったはずだと思いました。しゅんの怪我も本当に大したことはなく、どうぞお気遣いなさらないで下さいねと受話器を置きました。「Sちゃんのお母さんからお電話があったよ。Sちゃんはしゅんちゃんにごめんしゃいって言ってたってお母さんが言っていたよ。」と言うと、「じゃあ明日、いいよしゃいってSちゃんに言うね。ごめんしゃいって言われたから、いいよしゃいって言った方が素敵でしょ?」と嬉しそうに言うのを聞いて、今日の件が無事終わって良かったなと思いました。


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