2007年1月

                                                  過去の日記 2006/12


1月31日(水) 雨時々曇り 「土砂降り」
昨日までの暖かさはどこへやら、急に冷え込んで寒さが辛く感じられました。時々強い雨も降ってきて、風の強さも久しぶりに体験しました。やはりこれが新潟の冬。まだまだ春は遠い様です。

幼稚園からの帰り道、Aさん親子と連絡を取り合ってレストランで合流しました。午前保育では遊び足りない子ども達と、午後の時間をもてあましそうな私たち。お友達の存在は有り難いものです。ほぼ個室になった掘り炬燵のお部屋に案内されると、子ども達はすっかりくつろいで足元にもぐり込みました。食事を終えるとそのままAさんのお宅にお邪魔して、暖かなお部屋でのんびりとした時間を過ごしました。大勢で遊ぶ時はおもちゃをたくさん広げる子ども達ですが、今日はほんの少しのおもちゃを出しただけで、後は子犬のようにじゃれあったり追いかけっこしたり、とても楽しそうに遊んでいました。私たちは、異性の子ども達がこんな風に仲良く遊べるのはいつ頃までなのかな?と少々寂しく思いながら話しました。
夕方には一瞬雨も上がり、きれいな空を見ながら家に帰りましたが、玄関を入って少しすると、バケツをひっくり返したような土砂降りになりました。それと同時にグンと気温が下がり、この週末にかけての雪が現実的に感じられました。

昨日のリクエスト通り、今夜はオムレツを作りました。しゅんの希望でミックスビーンズを混ぜ、炊き込みご飯で余ったホタテの貝柱も入れることにしました。卵を無事割り入れ、ボウルの中の材料をかき混ぜてねとお願いしてお皿の準備をしていると、台所から声が聞こえてきました。「ママ、ママ〜。しゅん君、かき混ぜたわよ〜。もう、すご〜くたくさんなの。ね、ね、ママ・・・。」と言うとジーッとボウルを見つめ、「ど、土砂降りだ〜」と言うので笑ってしまいました。たくさんの材料が混ざって、さらに菜箸でグルグルとかき混ぜている状態の、「これはすごいんだよ〜」というところを何とか表現したくて、出てきた言葉が「土砂降りだ〜」だったんだろうなと思うと、その言葉の使い方がとってもおかしくて、楽しい気持ちになりました。「土砂降りオムレツ」も無事固まって、今夜もお腹いっぱい食べるしゅんでした。


1月30日(火) 晴れ 「料理人」
新潟の冬とは思えないような、青空が広がる一日でした。全く雨雲が来ないなんて、信じられない!「これは新潟の冬じゃな〜い」と言いながら、新潟在住6年の友人は空を見上げていました。私も久しぶりにパリッと乾くまで洗濯物をベランダに干すことが出来て、とても良い気分でした。

お迎えに行ったしゅんとスーパーに行くと、お魚売り場に「ぎす」のすり身が売られていました。挽肉の様にミンチされた身は灰色で、何だかとても栄養がありそうです。それを見て、今日はお魚ハンバーグにしようと決めました。最近、夜ご飯のメニューは、できるだけしゅんと一緒に作業できる工程が多いものにしています。眠くなり始め、少々ご機嫌斜めのしゅんも、台所に立つとすっかり元気を取り戻すため、夕方の時間を平和に過ごすにはそれが一番なのです。そして忘れてはならないのは、「卵を割る」という作業が入ること!一番の腕の見せ所があると、俄然やる気も出る様です。
ハンバーグは、ぎすのすり身に卵と小麦粉と味噌と塩を入れて良く練り、フライパンで両面を焼きました。出来上がった物にポン酢をちょっとつけて食べてみると、まるで静岡の黒はんぺんの様なおいしさでした。今夜のお料理の出来映えに、更に自信をもったしゅんは、夜、お布団の中で「う〜ん、明日はオムレツを作ってね。しゅん君、また卵をたくさん割ってあげるよ。」と、自分の見せ場を確保できるメニューをリクエストしました。そんな彼が4歳のお誕生会でみんなに発表した将来の夢は、「レストランのお店やさん」です。幼稚園の次は小学校で、その次は中学校で、高校で・・・いつになったらお店やさんになれるの?とその日を楽しみにしています。

写真は、昨日我が家にやってきたお煎餅の山です。おいしい物が大好きで、ネットでお買い物をすることが大好きという、私たち夫婦と趣味がぴったり合うSさんご夫妻お薦めのお煎餅を、共同購入させてもらったのです。どれだけ届くか知らなかった私は、お迎えに行った幼稚園で大きな袋を抱えてやってくるSさんの姿に驚きました。袋を開けたら危険ですよ〜と聞いていた通り、意志を強く持たないと、一袋いってしまいそうな危険なおいしさのお煎餅を日本茶と共に頂くと、とても幸せな気分です。
お煎餅がやってきた!


1月29日(月) 晴れ時々曇り 「焼きそば、だけ」
今日も青空が見えました。10度を超す暖かな陽気に、新潟市内では梅の花も咲いたそうです。今週後半からは雪マークが並んでいますが、どうなるでしょうか?このまま春になって欲しいと思う反面、雪が足りなくて大変そうな地域のニュースを見ると、もう少し冬らしくなった方がいいのかなとも思います。

昨日から、しゅんが「明日は焼きそばだけにしてね。だけ、だよ。」と焼きそば「だけ」にこだわったお弁当をリクエストしていました。「本当にいいの?」「何かおかずは欲しくないの?」と何度も必死に聞いたのですが、答えは決まって「焼きそば、だけっていうのがいいの」と言います。大丈夫かなぁと思いつつ、今日は朝からジュージューと焼きそばを作り、お弁当に詰めました。これだけというのも何なので、別容器にいちごも入れて、こちらは温蔵庫に入れないでねと言い聞かせました。

幼稚園に到着し、玄関で先生にご挨拶しながら、腹話術の様に口を少ししか開けないで、「今日のお弁当、どうしても焼きそばだけと言うので、そうしてみたのですが・・・」と言うと、先生がニッコリ笑って、「それがいいんだと思いますよ。そういうお弁当のお子さんもよくいらっしゃって、そんな時はみんながのぞき込んで、わ〜、おいしそうってワイワイするんですよ。だからきっと、しゅん君もそうやって食べたくなったんでしょうね。」と仰いました。やっぱりそうだったのかと思ってしゅんを見ると、早速先生に、「焼きそばだけ持ってきたんでちゅ〜。温めるでちゅ〜。」と甘えながら報告していました。

お迎えに行ってお弁当箱を開けると、ほとんどペロリと食べてありました。「今度はサンドイッチだけ、だけだよ、だけのお弁当も食べたいな〜。」と言うしゅんは、きっとお昼の時間、お友達のお弁当をキョロキョロと見ているのでしょうね。
斬新!焼きそば弁当・・・


1月28日(日) 曇り時々雨 「チョコ」
晴れたり曇ったり、時々強い雨が降ったり、お天気がめまぐるしく変わりました。「今日はどんな靴を履いていく?」と言うと、しゅんは長靴を選び、小さな自分用の傘を持って家を出ました。

3学期になってから、幼稚園の誰でも遊べるコーナーに、昔ながらのおもちゃが置かれています。それは色々な種類のコマとけん玉です。子ども達にも、それぞれ自分用のコマが配られて、みんなで楽しく練習しています。年齢に合わせ、段々と難しいタイプのコマが選ばれているところに、先生方の工夫が感じられます。年少さんのしゅん達は、手でクルッと回すことが出来る一番簡単なコマです。年中さんは細い紐を使い、それをギュッと引っ張って回す物、年長さんはコマの下の部分に紐をグルリと巻き付けて、床にサッと投げるタイプの難しい物です。自分達のコマが上手に回せる様になると、お兄ちゃん、お姉ちゃん達の遊ぶ様子を観察して、格好いいな〜、自分達も、あんな風にできるようになりたいな〜と憧れの気持ちを持つ様になるそうです。そして教えてもらいながら、共有のコマで3学年一緒に遊んでいるとのことです。この時期になると、もうすぐ「○○組さんになるんだ〜」と、みんな一学年上がることを楽しみにし始めます。そんな気持ちが遊びの中でも育まれているんだろうなと思いました。

ところで今日、久しぶりにショッピングセンターに行くと、たくさんのチョコレートが並んでいました。もうこんな季節なんだと思いながら見ていると、しゅんが「バレンタインってなぁに?」と聞きました。「バレンタインはね、女の子が、大好きな男の子にチョコレートを渡す日なんだよ。ママもしゅんちゃんとパパに渡そうかな。」と言うと、ふむふむといった様に頷きました。そこで「しゅんちゃんは、誰からもらいたい?大好きな女の子だよ!」と聞くと、「ママ」と言ってニッコリ笑い、恥ずかしそうに顔を伏せました。く〜っ。かわいい!こんなことを言ってくれるの、もう今年が最後かも?!今年はおいしいチョコのお菓子を作れたらいいなと思いました。

ところで写真は今夜のしゅんです。最近、カメラを向けるとこうやって顔を隠したり変な顔をしたりすることがあります。照れてる?と思うと、写した写真を「見せて、見せて」と言って確認し、ひとりで大受けしています。そんなお年頃でしょうか。
撮影拒否!


1月27日(土) 曇り時々雨 「お料理」
冷たい雨の降る一日、主人は仕事に行ったため、2人で暖かくして過ごしました。

この頃お料理にとても興味があるしゅんは、私が台所で作業をしていると、色々な音を聞きつけて風のようにやってきます。集中して遊んでいたはずなのに、どうして聞こえたんだろう?と思うような小さな音でも聞き逃しません。
お昼はきつねうどんを作ることにして用意を始めると、今日も当然のようにやってきました。そして作業をしようとする私に待ったをかけるポーズをしながら、「ママ、そのままね、そのまま。何もしないようにね。今、踏み台を持ってくるわ〜。」と言って洗面所に消えていきました。(最後の「わ」は上がり口調なのです。この口調、どう聞いても女の子・・・。)すぐに戻ってくると、一つ一つの作業を一生懸命に手伝ってくれました。おつゆを作り、冷凍してあった油揚げの煮た物を入れ、溶いた卵を流し入れ、もう一つのお鍋でうどんをゆで・・・。中でも一番喜んでしてくれたお手伝いは、「卵の殻割り」です。ここ数日、やっとできるようになったことをとても得意に思っていて、食事中も、「この卵、しゅんちゃんが割ってくれたの。おいしいね〜。」とご満悦です。

今日のお昼は、「このおつゆ、しゅん君が作ってくれたよね。」「この油揚げ、しゅん君が煮てくれたよね。」「この○○・・・」と続けながら、ひと玉のうどんをペロリと食べてしまいました。お料理すると、食欲もより増す様です。お料理の大好きなしゅんが、これからも色々なことを覚えていってくれるといいなと思いながら、私は時々混ざる卵の殻をそっと取り出しています(笑)。
クイズキング誕生〜


1月26日(金) 晴れ一時曇り 「海」
今日は朝から青空が広がって、寒さがふっとゆるみました。行き帰りで幼稚園に着くと、いつもはギュッとコートの前をつかんで冷たい風が入ってこないようにしていますが、今日は思わず「暖か〜い」と言ってしまう程でした。

しゅんを幼稚園に送ると、家で「天使にラブソングを」の映画を観ました。まずは気持ちを盛り上げて、次回の歌の練習に備えるのです。歌の場面では、その迫力に圧倒され、ちょっと涙まで出てしまいました。この映画はずっと前に主人と観ましたが、同じ映画をまた違った気持ちで観るのもいいものだなと思いました。

お迎えに行くと、ぽかぽか陽気に誘われて、子ども達はしばらくひなたぼっこしながら遊び続けました。そして帰り道、しゅんはいつものように「海が見たい」と言いました。私も海を見るのが大好きですが、しゅんもこちらに来てから海がとても好きになりました。ドライブしながら眺めるだけでも楽しい様です。だからこんな風に、時々帰りに回り道をして海沿いの道をドライブするのですが、こちらの方に「しゅんが、海を見たいって言ったんだよ」と言うと、「しゅん君、格好いい〜!」と言って驚かれます。昔からずっとこちらに住んでいる友人達は、海がこんなに近いことが当たり前になっているのです。東京に戻ったら、こんな風にふらりと海を見に行くことなんてできなくなります。こちらにいる間に、できるだけ多く海を見に行きたいなと思います。


1月25日(木) 曇り一時雨 「歌」
ここ数日、雪は降らないものの冷たい風が吹いていて、寒い日が続いています。少し乾燥しているからか、幼稚園でも咳と熱の風邪が流行っています。

今日は3月に行われる卒園お祝い会に、お母さん達で行う出し物の練習がありました。先日保護者会で歌を歌ったのがとても楽しかったので、私たちは出し物としてみんなで歌を歌うことになりました。前回来て頂いた先生をお呼びして、声を出す練習から始まりました。先生の用意して下さった歌のCDを聴いた私たちは、こんな素敵な曲、本当に歌えるの?!と心配になって顔を見合わせてしまいました。でも、2時間ほどの練習で、何とか通して歌うことができるようになってびっくり!褒めて褒めて、乗せるのがとってもお上手な先生のご指導に、「私たちも、子ども達を褒めて育てないとね!」と言っては頷き合いました。

ランチをとってお迎えに行くと、今日も「○○君のお家で遊ぶ」と約束した子ども達が出てきました。幼稚園でも思いっ切り体を動かして遊んでいるはずなのに、どうしてこんなに元気なんだろうと言いながら、今日も親子3組でR君のお家に遊びに行くことになりました。すぐにおもちゃで遊び始める子ども達の横で、私たちは今日の歌の復習を開始。いつもと違う雰囲気に近寄れないものを感じたのか、時々不思議そうに眺める子ども達をチラリと見ながら、2時間近くも歌を歌い続けました(笑)。気付いたときにはもう外は真っ暗でしたが、「何だかちょっと爽快感があるね〜」などと言いながら、家路につきました。不思議そうに見ていた子ども達、やはりちゃんと歌を聴いていたらしく、夕食を食べると「ママ、練習したんだから、ちゃんと英語で歌ってみて下さい」と言われ、しゅんの監督のもと、家でも練習をすることになりました。みんなで歌うと上達した〜と思えても、やはりひとりで歌うと心もとないところがあって、また来週の練習日が楽しみになりました。


1月24日(水) 雨のち曇り 「間に合わな〜い」
時折みぞれ混じりの雨が降りました。ボトボトと音を立てて降る雨は重くて、傘を差すしゅんの腕はちょっと震えています。それでも雨降りの日が好きなしゅんは、水たまりにボチャンと入ったり傘を見上げたり、とても嬉しそうでした。

午前保育のしゅんを迎えに行くと、珍しくお着替えを2セットも持っていました。ここ数ヶ月、幼稚園でおもらしすることはなくなっていたのですが、この寒さで「あと一歩」というところで間に合わず、お手洗いに入った瞬間にジャーと出てしまったのだそうです。

この寒い中、車に乗らずにお庭で遊ぼうとする子ども達を見て、私たちはブルブル。一刻も早く車に乗せたい〜と、今日はAさんのお宅に2組の親子でお邪魔することになりました。途中のスーパーでお昼ご飯を買い、暖かなお家に入ると子ども達はすぐに靴下を脱いで遊び始めました。いつもはしばらく私のひざの上にいて、お友達と遊びに来たのか、ご飯やおやつを食べに来たのかわからないようなしゅんですが、今日は何故かすぐにお友達と遊び出し、時々大きな笑い声が聞こえてくる程でした。これには私はもちろん、いつものしゅんをご存知のAさんもとても驚いていました。

家に帰ると、もう外は真っ暗でした。玄関で長靴を脱ぎながら、何となく動きがおかしいなと思っていると、しゅんが「おっこ、おっこ、おしっこ〜」と言ってバタバタと走り出しました。そのままおトイレに行けばいいものを、何故か居間や納戸をグルグルと走り回っています(苦笑)。慌てた私が「急いで〜」と言うと、やっとおトイレに来ましたが、入り口でズボンとパンツを下ろしたところで、キャー・・・。もちろん動かすこともできず、呆然としたまま終わるのを待っていると、しゅんの顔は大変だ〜、どうしよう〜という表情から、ほっと安心した表情に変わりました。「幼稚園でも、こうやっておもらししちゃったのかな?」と言うと、「違うよ。今はズボンもパンツも履いてないでしょ?幼稚園は、履いたまま、ジャー(笑顔)」と妙に冷静に言うので笑ってしまいました。とはいえ、トイレトレーニングをしていた頃のかわいらしいおもらしとは違い、思いっ切り我慢した後のおもらしの手強いこと。トホホ・・・となりながら、「今度は間に合うように、余裕を持ってトイレに行くのよ。」とつぶやきました。


1月23日(火) 曇り一時雨 「遊ぶ?」
しゅんを幼稚園に送ると、最近気に入っているパン屋さんへ行き、お昼ご飯をどっさり調達しました。良い香りのパンは、どれにしようかといつも迷ってしまいます。今日はこのパンを持って、Mちゃんのお宅にお邪魔しました。

年末に引越しをした友人のMちゃん宅へは、昨夜もらったFAXの地図を見て辿り着きました。新潟に来ることが決まった時、学生時代からの友人Mちゃんが徒歩数分の所に住んでいることがわかって随分気持ちが楽になったものです。先月引っ越すと聞いて、まさか転勤?!と思いましたが、家が手狭になったのが理由だということで安心しました。今度のお家も車で数分の所、とても心強いです。
ストーブとホットカーペットがついた暖かいお部屋で、おしゃべりしたりパンを食べたり、のんびりした時間を過ごしました。

お迎えの時間までお邪魔して、外に出ると余りの寒さに驚きました。空気がひんやりと冷たくて、顔が強ばります。幼稚園から出てきたしゅんは、この寒さの中、なかなか車に入ろうとせず、「誰かを呼びたい、誰かを呼びたい〜」と言います。早く車に乗りたい私は足踏みをして寒さをしのぎます。その様子を見ていたYちゃんが、「しゅん君、誰かに来て欲しいの〜?私、行ってあげようか〜?でも、呼んでもあんまり遊ばないじゃん!!」と言うので、私もAさんも大爆笑です。確かにしゅんは、遊びに行ったりお友達を呼んだりした時、女の子達に「ねぇねぇ、一緒に遊ぼうよ〜」と誘われてもブルブルと首を振って遊びに参加しないことが多いのです。男の子と遊ぶ時は様子が違うのですが、やはり女の子達のペースには、なかなかついていくことができないのでしょうか?!気分が乗ると遊び始めますが、そんなつれないしゅんの様子を良く知っているYちゃんの発言に、「良くわかっていらっしゃる〜」と私たちは顔を見合わせてしまいました。

それでも結局Yちゃん親子とRちゃん親子に遊びに来て頂くことになり、しゅんは大喜びでハイテンションになりました。Yちゃんの予想通り、おやつを食べたりお母さん達と話したりすることに熱心なしゅんは、ほとんどお友達とは遊びませんでしたが、それでも大満足だったようで、みんなが帰り支度を始めると、「もっとみんなとおやつ食べたい(遊びたいじゃなくて?)」と泣き出しました。毎日幼稚園で会っていても、もっともっと一緒に遊びたいと思うなんて、本当に子ども達は仲良しなんだなといつも思います。しかし私たち母親も、同じように頻繁に会っていても、話が尽きないのは気が合う証拠なんだろうなと思います。


1月22日(月) 曇り一時雨 「4歳!」
昨日の朝、起きてきたしゅんが「ママ、ちょっとお話があるんだけど、お耳をかして下さい。」と言って、ワクワクした表情でやってきました。しゃがんで耳を出すと、「これから、お弁当のデザートにみかんを持っていきたいと思うんだけれど。ところで今日はお弁当がある日?」と言いました。「今日は日曜日だから、明日からそうしようね。」と言うと、スキップしそうな足取りで部屋に戻りました。
そして今朝、幼稚園に着いて先生から「しゅん君、今日はお弁当を温めますか?」と聞かれたしゅんは、「温めるんだけどね、みかんはママちゃんが温めないでねって言ってました。」とお返事していました。家にいても幼稚園でのことを考え、幼稚園にいても家で話した内容を思い出しているんだな、大きくなったなと思いながら家に帰りました。

お迎えに行った後、Y君のお宅に遊びに行きました。Y君のお家には、しゅんが大好きな車のおもちゃがたくさんあって、しゅんはすぐに目を輝かせて遊び始めました。楽しそうな声もひっきりなしに聞こえてきて、こんな風にお友達と遊べるようになったんだと嬉しくなりました。

おやつを食べている時、私がしゅんの手や口を拭いていると、S君が「しゅん君は、まだ小さいもんね。僕とY君はお兄ちゃんだもんね。」と言いました。そして「だって僕たち、もう4歳だもん。」と言いました。それを聞いたY君のお母さんが、「ふふふ。しゅんちゃん、何歳?」と言うと、お得意の4本指を立てる仕草をしたしゅんが、「4歳だよ」と言いました。するとS君とY君はびっくりした表情になって、「しゅん君もお兄ちゃんなんだ!僕たち、み〜んなお兄ちゃんだ。」と言うので私たちは笑ってしまいました。たった1歳の違いですが、3歳から4歳になったことは、子ども達にとって本当に嬉しく誇らしいことなのでしょうね。大人になっても、そんな気持ちでいられたらいいのになと思いました。


1月21日(日) 晴れ 「数字と一緒に」
真っ青な空が広がる、良いお天気になりました。日向はぽかぽかして、冬とは思えない様な陽気です。新潟育ちのお母さん達とお話すると、「今年は新潟とは思えない様な1月だよ。」と仰っています。そして「このまま春になりそうな気もしちゃうけど、ま、そんなことはあるわけ無いかな〜。きっと2月から3月には降るよ。」と続きます。今朝は初めてフロントガラスに霜が降りていて、出かけようとした私としゅんは一瞬固まってしまいました。どうしたらうまく取れるのかわからず、私はタオルで必死に拭き取り、しゅんは車の中で「ママ〜、ママ〜。頑張ってぇぇ〜。」と絶叫していました。

数字好きなしゅんは、昨日行ったショッピングセンターの本屋さんでも、数字が並んだドリルの前から離れなくなり、「やさしいかずかぞえ」というドリルを胸に抱きしめて、「欲しい。欲しい。これ、欲しいの〜。」と訴え続けました。そしてお風呂用品売り場では、「はっ」と言ってある物を発見し、これまた「あぁ。これ、欲しいの。これで遊ぶの。どうしても、これが欲しいの〜。」と言って、上目遣いで主人に訴えました。

余りの熱意に折れて購入したのは、スポンジでできた数字のおもちゃです。水でペタッと貼り付く材質でできていて、お風呂に入りながら数字で遊ぶことが出来るのです。しゅんは早速お風呂にそのおもちゃを持ち込み、湯船一面に数字を浮かべてご満悦。我が家のお風呂の壁はタイルではないため、浴槽の内側にペタッと貼り付けて、「2足す3イコール、ママこれは何でしょう?クイズですよ。」と大喜びです。主人とも、長い時間数字で遊んでいた様で、「3」と貼り付けたかと思うと、「パパは何歳ですか?」と言っています。主人が答えると、早速数字を貼り付けます。「ママは何歳ですか?」と主人に聞いているので、上下左右のお家に聞こえては大変と、私がこっそり「小さな声で」と言うと、主人は「27歳ですよ」と大きめの声でしゅんに言いました(もちろん嘘です。でもそれなら大きな声でOK・・・)。すると「27」と貼ったらしいしゅんが、「ふ〜ん。結構若いね。」と言うので、私は外で聞きながらコケそうになってしまいました。
湯船から上がったしゅんの体には、「0」の数字がピタッと貼り付いていました。数字に囲まれ、さらに数字を貼り付けて、至福の時間を過ごしたしゅんは、あっという間に眠ってしまいました。


1月20日(土) 曇り時々晴れ 「来た時?」
時々晴れ間がのぞく一日になりました。寝室はぽかぽかと暖かくて、久しぶりに寝坊をした私たちは、9時前にゆっくり起きました。

主人がお休みだったので、ドライブを兼ねてピザがおいしいお店、「FAVOLA」まで行きました。お昼を過ぎたお店は割と空いていて、仕切りのある奥のスペースに案内された私たちは、ゆっくりと落ち着いて食べることができました。前回と同じく2人用のセットメニューを注文し、トマトとモツァレラのパスタと4種のチーズのピザを選びました。このピザは、店内の石釜で焼かれていて、パリッとした生地とトロリととろけるチーズがたまらないおいしさです。ゴルゴンゾーラも乗っているのですが、それ程クセも強くなく、アクセントのくるみも良い感じであっさりと食べられます。何種類ものケーキの中から2つを選ぶのも楽しみなのですが、今日はモンブランとりんごのケーキにしました。途中までモンブランを食べていたしゅんは、大好きな煮りんごが入っていると知って、慌てて「かえっこして〜」と言いました。

家に戻って夜ご飯を作っている間、しゅんは主人と遊んでいました。しばらく遊び続けた後、そろそろご飯だよと言うと、主人が「また遊ぼうね」と言いました。それを聞いたしゅんから出てきた言葉に、主人も台所にいた私もびっくり。「またパパが来た時にね」と言ったのです(笑)。「一応毎日来てるんだけどね・・・。」と苦笑しつつ言った主人ですが、寝静まった頃に帰ってくる主人は、「時々やって来たり」「時々一日中いたり」する人としてしゅんには認識されているんだろうなと思いました。何だかかわいそうな気もしますが、小さなうちは仕方ないのでしょうね。


1月19日(金) 雨のち曇り 「参観会」
先日、幼稚園で参観会がありました。参観会のことを知ったしゅんは、「しゅん君、鉄棒が上手なんだよ。あっそうだ、ママ、参観会の時、見せてあげるからね。楽しみにしていてね。」と言って、その日を待ち望んでいました。参観会は何回かに分けて行われるため、別の回に参加したお母さんからは、「まったり系の遊びが好きだったしゅん君が鉄棒してるのだけでも驚いたのに、しゅん君、すっごい技を見せてくれたんですよ!」と興奮気味に教えて頂いていたので、一体どんな技を見せてくれるんだろう?!と楽しみにしていました。

遊びの時間が始まると、早速鉄棒のある場所に私を連れて行ったしゅんは、よいしょ、よいしょと鉄棒の脚を使ってよじ登り、両側の脚に自分の足を乗せて見事な開脚を見せてくれました。もう、目一杯といった感じに伸びきった足に、私も他のお母さん達もびっくり!思わずパチパチ〜と拍手をしてしまいました。得意気なしゅんは、「○○ちゃんのママ、見て〜」「○○君のママも、見て〜」「○○先生〜」と次々名前を呼んでは拍手を浴びてニッコリ。そして年長さんのK君にも「しゅん君、足が長くなって良かったね〜。」と褒められて(K君、褒め上手・・・)、得意の「4」の指を見せてご満悦でした。

参観会の後の懇談では、お母さん方から出された悩み事や心配事などを皆さんと話し合いました。私も、最近自己主張がかなり激しくなってきたしゅんへの対応方法について、皆さんからお話を聞いてみたいと思い、我が家での状況をお話ししました。「ワー、キャー」となったり大泣きを始めたりしたしゅんに、私がどうやって接しているかをお話していると、お母さん達や先生達から爆笑が起きました。その話とは、「今からママ、しゅんちゃんと同じ様にしてみます。○×△キャー、ウワーン、キャー・・・。ね、どうでした?嬉しいですか?」と聞くと、「嬉しくないです。イヤ。もうしない。」と言う、というもの。笑わせる話をしようと思ったわけではなく、私は至って真面目だったのですが(笑)。結局、この時期の子ども達は、まだ自分の主張を筋道立てて言うことができず、それでも自分の思いが強くなってきているため、何をしても、何を言っても受け止めてもらえるとわかっている母親に対し、そういう言動をすることがあるけれども、それは成長の証と受け止めていきましょうというお話になりました。年長さんのお母さん方や先生方からのお話に、私も納得して少し気持ちが楽になりましたが、帰り際、今までほとんど話したことがなかったお母さんから「ゆっこさんって面白い方だったんですね。ぜひランチをご一緒したいわ〜。」と言われてしまいました。うむむ?!何はともあれ、実り多い参観会でした。


1月18日(木) 雨時々曇り 「ソリ滑り」
張り切って起きてきたしゅんは、急いで朝ご飯を食べて身支度を始めました。今日は待ちに待った「ソリ滑り」の日なのです。これ以上ないというほど暖かい格好をして、モコモコになったしゅんは、足取りも軽く幼稚園に向かいました。同じようにモコモコになったお友達と、ソリを見比べては「同じだね〜」とニッコリ。そんなしゅんに手を振って、私は家に帰りました。

お迎えに行くと、年少さんはほとんどがぼーっとした顔で出てきました。しゅんも半分眠っているかのような顔でゆらりゆらりと私の方に歩いてきました。先生にお伺いすると、バスの中で眠り始めたしゅんは、幼稚園に到着しても起きずにしばらく教室で眠っていたそうです。

一眠りしたしゅんは、元気いっぱいになって私に今日の出来事を話してくれました。山が近付くと、辺り一面雪になったこと、先生がソリに乗せてくれたこと、スーッと滑るととても速かったこと。そしておかしそうに「クククッ」と笑うと、「山の上にソリを置いたら、ソリだけスーッて滑って行っちゃったんだよ。それでしゅん君、待て待て〜って、一生懸命走ったんだよ。」と言ってその場で足踏みしてみせました。私も色々な話を聞きながら、しゅんが初めてのソリ遊びを楽しめて、本当に良かったなと思いました。

夜、絵本を選んでいたしゅんが、「今日はソリ滑りをしたからね」と言って「14ひきのさむいふゆ」という絵本を持ってきました。14匹がソリ滑りをする場面では、パーッと表情が明るくなり、「さっちゃん」がスッテーンと滑って雪に埋もれてしまう場面では、「しゅん君も転んじゃったんだよ〜」と嬉しそうに笑いました。絵本の中だけでしか知らなかった世界が、実体験と重なって広がっていくのを間近でみることができました。
「今度はパパとママとソリ滑りに行こうね」と言うしゅんは、ソリの乗り方と滑り方を教えてくれました。和室で何度かソリ滑りの練習をすると、私もいつか必ず行きたいなという気持ちになりました。


1月17日(水) 曇り 「焼き餅」
昨日、幼稚園で会ったお母さん友達に、大きなセロリを1株頂きました。今まで見たことがないような立派なセロリは、葉も茂っていてずっしりと重く、食べ応えがあります。セロリが苦手な方が見たら逃げ出したくなりそうな物ですが、買いたいけどちょっと高いな〜とスーパーで見るたびに思っていた私には、とても嬉しい頂き物でした。しゅんも生でガブリとかじることが出来るようです。一緒に好きな野菜を楽しめるのは嬉しいものです。

午前保育のしゅんを迎えに行くと、Sさん親子に誘われて、Aさん親子と共にお家に遊びに行かせて頂くことになりました。お部屋に入ると、早速滑り台や滑車で遊び始める子ども達を「一緒に遊べるようになってきたね〜」と微笑ましく眺めながら、おしゃべりを始めました。するとしばらくして、滑車をめぐって喧嘩が勃発!悲しくなった男の子2人がえ〜んえ〜んと大きな声で泣き出すと、しっかり者の女の子、Yちゃんが、「最初はしゅん君、次はDちゃんって、交替ですればいいんだよ〜。泣いてたら、わからないよ〜。」と言うので、私たちは顔を見合わせてクスッと笑ってしまいました。Yちゃんも年少さん、「○○が欲しいんだもの〜。」といったように大泣きしてダダをこねることもあるのですが、子ども同士のいざこざの時は、妙に冷静なのです。気持ちが落ち着くと、再び仲良く遊び始めた子ども達は、おやつをはさんで楽しい時間を過ごしました。

ところで、おしゃべりをしたりおやつを食べたりしながら、時々Sさんの下のお子さんを私が抱っこしていました。まだ小さな赤ちゃんのTちゃんは、しゅんも大好きな女の子です。ガラガラを顔の前で振ったり、手足を触ったりして、しゅんもあやしていたのですが、何分か抱っこし続けた後、急にしゅんが私の右足の上に乗ってきました。Tちゃんは左足の上にちょこんと乗せて抱っこしていたのです。右足の上のしゅんは、私にもたれかかって「眠くなっちゃった〜」と目を閉じました。その様子を見て、SさんもAさんも、あっと気付かれました。私たち3人は、声を出さずに「焼き餅焼いてるんだね!」と言って目配せし合いました。今まで、どんな赤ちゃんを私が抱っこしていても、他のお子さんのお世話をしていても、そんな感情を表現することがなかったしゅんですが、そういう気持ちがわくようになってきたんだなと、しゅんの成長を感じました。


1月16日(火) 晴れのち曇り一時雨 「オレンジ色」
久しぶりに青空が広がりました。洗濯物もベランダいっぱいに干して、良い気持ち〜と思っていたら、黒い雲がやってきて・・・。お迎えに行った2時過ぎには、スコールか?と思うほどの土砂降りになりました。お天気がめまぐるしく変わっていきます。

私としゅんの夜ご飯のおかずに、焼き芋を作りました。オーブンから出して、半分に切ってびっくり!驚くくらい鮮やかなオレンジ色でおいしそう〜。これは今朝、スーパーで「焼き芋に最適」というカードに惹かれて買った、鹿児島の「安納いも(あんのういも)」というさつまいもで、火をじっくり通すと甘みが増す特徴があるそうです。予想通りお芋大好きなしゅんには大好評で、手や顔が真っ黄色になるのも構わず、パクパクと食べ続けました。

右のオレンジ色は、スキーウェアを着る練習をしているしゅんです。市内は全く雪がありませんが、少し山の方に行ったスキー場にはちゃんと雪が積もっているとのことで、もうすぐ幼稚園ではソリ滑りに出かけるのです。ごわごわしたスキーウェアを脱ぎ着できないと、急なおトイレなどの時、一大事になってしまいます!練習して下さいというお知らせが園からあり、しゅんも「難しいよ〜」と言いながら、果敢に挑戦をしています。それにしても、ハイネックな上着にこんな大きなフード付きで、しゅんの顔は目と鼻の辺りしか見えません。ちょっと怪しい風貌ですが、「これで雪が入らないね〜」としゅんは喜んでいます。
焼き芋 オレンジ色で甘い〜 怪しい?


1月15日(月) 晴れのち曇り一時雨 「お料理」
昨日の夜、「明日は歯医者さんなんだ〜」とぽろりと言った言葉を聞き逃さず、「延長?延長!!」と盛り上がるしゅんの延長保育をお願いし、私は歯医者に向かいました。やっと1本の治療がもう少しで終わりそうだということで、やれやれという感じです。しかしまだ反対側の奥歯も残っています。お迎えに行ってしゅんに「あ〜ん」と口の中を見せると、「まだ歯医者さん行く?明日も延長しちゃう?」とウキウキの声が返ってきました。

先週から、今日は一緒にハンバーグを作ろうとしゅんと約束をしていました。そのことを話しながら、「人参も入れようかな」と言うと、「皮むき器、ある?」としゅんが言いました。幼稚園で時々お料理をする時、子ども達もピーラーを使ってお手伝いをするのです。そこで家を通り越してショッピングセンターに行き、色とりどりのピーラーの中からしゅんが選んだ水色のピーラーを買って帰りました。
家に着くと、早速しゅんは人参とじゃがいもの皮むきをしれくれました。よいしょ、よいしょと慎重に作業を進めます。でも私が台所で他の作業をしていると、「あ・・・」と言いながらしゅんがやってきました。見てみると、親指の関節の辺りからほんの少し血が出ています。「しゅんちゃんの皮もむいちゃった」としょんぼりするしゅんに、絆創膏を2枚貼ってあげると、すっかり元気を取り戻して作業に戻りました。

お豆腐や人参もたっぷり入れた物をこね、最後の成形は再び2人で行いました。小さな手で丸くしたり平べったくしたり、私の想像を超える作品が何個も天板に並びました。出来上がったハンバーグは個性豊かな形の物ばかりでしたが、ふっくらと柔らかくてとてもおいしくおいしく感じました。自分で作った物は、いつもよりずっとたくさん食べます。今夜も「大丈夫?」と思うくらいたくさん食べて、「お腹いっぱ〜い」と横になっていました。
皮むきのお手伝い 自分の親指もちょっとむいちゃった・・・ 豆腐ハンバーグが完成!


1月14日(日) 曇り一時雨 「うん、うん」
久しぶりに寝坊をしたしゅんと一緒に、私もゆっくり眠りました。気温は低いものの、降るのは雨ばかりで助かっています。時折あられや雪も降りますが、積もって凍る程ではありません。このまま「冬タイヤに換えなくてもよかったよね〜」と言える春が来てくれると嬉しいのですが、それは難しいでしょうか?

4歳になったことが嬉しくて仕方がないしゅんは、よく指を4本立てて周りの人に見せています。とうの昔に4歳になったことを知っている幼稚園のお母さんたちやお友達にもそれをして見せるので、皆さんと私はこっそり笑ってしまいます。ここ数日は、熱い物を食べる時、頻繁に「4歳」が登場しました。「フーフーってするのよ」と私が言うと、指を立てて「4」と言った後、無言で「うん、うん」と頷きます。これは、「4歳だから、フーフーしなくたって大丈夫」という意味なのです(笑)。それが出ると、私も同じ様に指を4本立て、無言で「うん、うん」と頷きます。その後、しゅんが私に向かって右手で十の位、左手で一の位を表し、「ママも」と言った後「うん、うん」とします。私も4歳よりもずっと大きいので、フーフーしなくて大丈夫でしょ?と言いたいのです。私も無言のまま、指で年齢を表し、「うん、うん」と頷き返します。

本日はローストビーフ第二夜ということで、フライパンで両面を1分ずつさっと炙るというステーキに挑戦しました。1分も炙って大丈夫かな?と思いましたが、中は赤いままで柔らかさはそのままでした。今回のお取り寄せに満足した主人は、「2月はゆっこが選んでね」とお取り寄せを集めたHPを教えてくれました・・・。私たちの娯楽は、今年も食べ物でしょうか?!
右の写真は、先日温泉の売店で買ってきた、「八海山シャーベット」です。そう、日本酒の八海山。と言っても、日本酒風味はほんのりとしかせず、さっぱりしたレモンのシャーベットです。
今夜は軽くあぶってステーキに 八海山シャーベット 日本酒入り!


1月13日(土) 曇り 「お取り寄せ」
昨日の夜、急に東京出張が決まった主人は、朝早くバスに乗って新潟駅に向かいました。ベランダから見送った後、私はしゅんが眠っている暖かいお布団にもう一度戻りました。

「LaQ」に凝っているしゅんは、今日も朝からコタツの上にバーッとブロックを広げました。しゅんが「さいころ」と言って正方体を作る横で、私は何日も前からリクエストされていたスポーツカーを作り始めました。あぁでもない、こうでもないと作り続け、結局夕方までかかって写真の車が完成しました。大喜びのしゅんが「ぶーん」と言って動かすと・・・。動かない!車輪を入れた部分がきつすぎるのか、うまくタイヤが回らない車になってしまいました。今度こそ、クルクルとタイヤが回る車を作ってみせる〜と、やはりいつの間にか子どもより熱が入っている私でした。

先日から、注文しようかな、やっぱりどうしようかな・・・とネットを見ては迷っていた主人が、とうとう思い切っておいしいと評判のローストビーフをお取り寄せしました。今日は冷凍庫から冷蔵庫に移し、試食する日です。日帰りの東京出張でお疲れ様だった主人も、これを食べて元気が出たでしょうか?少し厚めにカットして、レンジで脂が溶けるくらい温めるのもお薦めと書かれていたので、それを試してみました。もちろん薄〜くカットした物も用意して、夕方、しゅんと買いに行ったおいしいパン屋さんのパンにはさんで準備万端です。柔らかいお肉は子どもでも食べられるほどで、とても贅沢なおいしい夕食になりました。
スポーツカー完成! でもタイヤが動かない・・・ ローストビーフをお取り寄せ! やわらか〜い


1月12日(金) 曇りのち雨一時雪 「何歳?」
昨日のことはすっかり忘れてしまった様に、今朝は「バイバーイ」と笑顔で手を振りました。

降園後は、Rちゃんのお家にYちゃん親子とお邪魔しました。2人とも女の子ですが、まだ一緒にいても銘々遊ぶ子ども達なので、大丈夫なのです。3人が固まって静かにしているのは、おやつの時間だけ!でも、今日はクリスマスとお正月にやってきたと思われる、Rちゃんのお宅の新しいおもちゃに子ども達は釘付けで、いつもより関わり合って遊んでいました。しゅんが中でも一番気に入っていたのは、Rちゃんの弟さんがサンタさんからもらったという、バスの運転席風のおもちゃです。まだ0歳児の赤ちゃん用おもちゃを嬉々として動かす、4歳のしゅん・・・。家に帰ってすぐ言ったのは、「しゅん君、5歳のお誕生日には、Kちゃんのあのおもちゃが欲しいな」という、ガクッと来てしまいそうな言葉でした。

ところで最近、しゅんはうんちの後で面白いことを言います。以前私がほんのちょっとだけ出たしゅんのう○ちを見て、「赤ちゃんみたいだね」と言ったことが発端なのですが、おトイレが終わるとクルリと振り返り、「う〜ん、今日はお父さんと赤ちゃんだった」とひと言。そして流しながら、「お父さんう○ち君と、赤ちゃんう○ち君、バイバーイ」と手を振るのです(苦笑)。気持ちよく排泄できるのはとても大事なことですが、その光景は余りにもおかしくて、いつも笑ってしまいます。


1月11日(木) 曇り時々晴れ一時雪 「嬉しい〜」
ご機嫌で幼稚園に行ったしゅんですが、駐車場で思わぬハプニングが起きました。隣の車とマーチのドアとのすき間を歩いていたしゅんが、ドアに軽くぶつかったのです。得意気に細いすき間を歩いていたのに、気分をくじかれてしまったしゅんはすっかり落ち込んで、うわ〜んと大泣きを始めました。「痛いよ〜。痛いよ〜。抱っこ〜。」と泣き続け、玄関に入ったかと思うと「ママ〜」と出てきてしまいます。最後は先生に抱っこされて教室に消えていきましたが、私は腰をかがめてしばらく中の様子をうかがっていました。しばらくして泣き声が聞こえなくなったので家に帰りましたが、大丈夫だとは思っても、こんな風に送り届けた日はお迎えの時間まで、ちょっと心配な気持ちで過ごしました。

お迎えに行くと、しゅんはニコニコの笑顔で出てきました。そして先生から、「しゅん君、大丈夫でしたよ。お兄ちゃん達に優しくしてもらって、すぐに笑顔で遊び始めました。」とお話がありました。優しいお兄ちゃんやお姉ちゃん達に囲まれて、しゅんは幸せだなと思いました。

めまぐるしくお天気が変わる一日で、お迎えの時には雪が舞いました。思わず足踏みをしたくなる程の寒さです。急いで車に乗り込むと、その足でショッピングセンターに向かい、必要な物を探しに行きました。そして購入したのはこちら!もうすぐ幼稚園でソリ滑りに連れて行って頂くのです。何枚か試着して、スキーウェアも選びました。嬉しくて嬉しくて、乗っているだけで笑ってしまうしゅんです。
嬉しくて笑っちゃう!


1月10日(水) 雪のち曇り一時雨 「ぴったり」
フロントガラスにうっすらと雪が積もっていました。そして幼稚園に向かう道では、ハラハラと雪が舞い降りてきました。後ろの席に乗っているしゅんは、「霰はパラパラって言うけど、雪はふわふわって落ちて来るね〜。」と窓の外に釘付けでした。

幼稚園に送り届けると、別の部屋に移ってお母さん達の集まりに出ました。今日は皆さんで歌を歌うというお楽しみ会があったのです。しゅんを幼稚園に入れてからというもの、お裁縫をしたりお菓子作りをしたり、色々な件で集まりましたが、歌を歌うのは初めてです。最初はどんなものだろうとドキドキしていましたが、思いっ切り声を出すのは本当に久しぶりで、なかなか楽しいひとときでした。最後は園から移動してきた子ども達も参加して、みんなで大合唱となりました。

帰り支度をした子ども達を迎えに行き、駐車場へ向かいました。しかし今日も「誰かと遊びたい〜。お友達のお家に行きたい〜。お友達を呼びたい〜。」が始まりました。そこで今日はお友達親子2人に遊びに来て頂くことになりました。お友達と遊びたいと言う割に、今日は私にぴったりくっついてなかなか離れなかったしゅんですが、そんな調子でも楽しかった様です。おやつを食べたりわいわいとおしゃべりしたり、お外で遊べない分、こうして冬はあちこちのお家で楽しく過ごすのが親子共々良いのかな?と思います。ところで私に文字通りぴったりとくっついて離れないしゅんを見て、他のお母さん達は「本当にママが好きなんだね〜。」と驚いていました。まだまだこんな日もあるかなと私は思っていたのですが、同じ4歳といっても性格によってそれぞれなのか、こんな風にぴとっとくっつくことは無いとお母さん達は言っていました。でも、「今こうやって甘えられれば、きっとある時スッと離れられるんじゃない?」と励まされました。私もきっとそうなるだろうと思って(信じて?)いるのですが、主人には「ず〜っとこうなんじゃない?」と言われています。一体どうなることやら、何年か後が楽しみです。


1月9日(火) 曇り 「お腹空いた」
今日からしゅんの幼稚園が始まりました。昨日の夜、興奮したのか延々と絵本を読み続け、なかなか眠らなかったしゅんは、起こしても全く起きようとしませんでした。眠い〜、眠い〜と言うしゅんに「今夜は早く眠るんだよ」と言い聞かせながら、幼稚園に向かいました。

半日の午前保育が終わってお迎えに行くと、「まだ遊びたい〜。誰かと遊びたい〜。」と駐車場でぐずっているお友達がいました。しゅんもチャイルドシートに座りながら、小さな声で「誰かと遊ぶ〜。」と自己主張しています。その時、Aさん親子に誘われて、それでは・・・とお家に遊びに行かせて頂くことにしました。

もうすっかり慣れたYちゃんのお家では、親子共々我が家にいるかのようにのんびりと過ごしました。リラックスしたしゅんはYちゃんと仲良く2人で遊び続け、私もAさんとお茶を飲みながらおしゃべりすることができました。今日、中でも一番子ども達が集中して遊んだのは、「LaQ」というブロック遊びです。しゅんもほんの少しだけ持っていますが、たくさんのピースが揃っているYちゃんのお家では、もっとたくさんの作品を作ることができます。このブロック、複雑な形を作るのはなかなか難しく、自然と大人の方が熱を入れて作り始めてしまいます。今日も私たち母親が、必死でパチパチとブロックを組み立て続け、子ども達は「頑張って〜」と応援していました。

ところで今夜、しゅんはカレーを2杯も食べました。おやつもたっぷり食べていたので、ご飯はほとんど食べないかなと思っていたのにこの食欲です。一体お腹はどうなっているんだろうと思っていたら、ドライヤーで髪の毛を乾かしている最中に突然「うわ〜ん」と泣き出しました。そしてひと言、「夜ご飯、足りなかったの。お腹空いた〜。」と言うので私は唖然!寝付くまで、お布団の中でも「ご飯が足りなかったの。まだ食べたかったの。」と言うしゅんを、「これからは、朝もお昼も夜も、お腹いっぱいになるまで食べようね。」となぐさめつつ、この子の胃は大丈夫?と心配になる私でした。


1月8日(月) 曇りのち雨一時雪 「餃子作り」
朝から風が強く、海側の窓を開けるとゴーゴーという波の音が聞こえてきました。雨が降ったりやんだりでしたが、夜になると時々雪が舞いました。12月の初雪以来、霰しか降ることもなく、雪国にいることを半分忘れていました。でも強い風に吹き上げられる様に舞い上がる雪を見ていると、やっぱり雪国にいるんだと実感しました。

雪が降るという予報だったので、食料品などは昨日のうちに買いこんで、家にこもる用意は万端です。夜ご飯はしそ入りの餃子をたくさん作りました。ボウルにお肉などの材料を入れてこねていると、早速察しの良い人がパタパタと走りながら「しゅん君もやりたい〜」とやってきました。そこで、初めてしゅんと一緒に餃子の成形をすることにしました。

種を入れたボウルに小さなスプーンを入れ、皮をお皿に乗せて「どうぞ」と渡すと、しゅんは種をほんのちょっぴりだけ皮に乗せました。余りにも少なかったので、「もう少し乗せた方がおいしいかな?」と言い、私も餃子を包み始めました。水を糊の様に使うことも教え、どうやって包むかな・・・?と楽しみにしていると、「できたよ〜」という声と共に両側から皮を折り曲げ、棒状に包んだ餃子が出来上がっていました。よく考えたな〜と驚いて、思わず拍手してしまいました。しゅんは、主人用にと種をぎっしり詰めた物も含め、4個の餃子を作ってくれました。餃子を作ったしゅんはとても得意そうで、いつもよりたくさん食べてご満悦でした。
しゅんと餃子作り 上手に包めました!


1月7日(日) 暴風雨 「三角だるま」
暴風雪の予報が出ていましたが、どうやら少し外れた様で、朝は雪が少しちらつく程度でした。朝ご飯は大広間でのバイキングです。地元産のコシヒカリ、車麩のおでんなど、おいしいご飯とおかずが並び、どれにしようと迷うくらいでした。

レイトチェックアウトのプランだったので、朝食後はもう一度お風呂にGO!昨日の夜と男女が入れ替わり、朝は大きなお風呂が女性用になりました。昨日の夜は雨が降っていたため、「寒い〜。怖い〜。」としゅんが嫌がって行かれなかった露天風呂まで行ってみようとしましたが、キーンと冷たい空気に私も半分ほど行ったところで「さ・・・寒い〜。」としゅんと同じく震え上がって引き返しました。それでも大きなお風呂につかると良い気持ちで、「今日の夜も明日の朝も温泉にいたいな〜。」と言うしゅんの気持ちがわかりました。

一番右の写真は、自分たちのために買ってきたおみやげです。新潟のこの地方では有名な、「三角だるま」という起きあがりこぼしです。色々なサイズがあって、お部屋にも大きなものがこのセットで飾られていました。置かれている場所を通るたび、しゅんが縦に並べたり少し離して並べたりするのがとてもおかしくて、何度も笑ってしまいました。買ってきた物は、一番小さな手の平サイズです。どこかにお出かけするたびに、こうして思い出のある小さな置物を増やしていくのが楽しみです。

お昼頃、市内に戻ってくると、恐ろしく強い風が吹きすさぶ暴風雨になっていました。雲の動きが速く、時折青空が見えるのがまた不思議でしたが、これが吹雪でなかっただけ良かったなと思いながら家に帰りました。
朝ご飯 ご飯がおいしい! ロビーの鯉 大きい〜 三角だるま かわいい〜


1月6日(土) 雨 「月岡温泉」
この連休、お休みを取れるかどうかと言っていた主人から、「思いがけず休めることになったから温泉でも行く?」と一昨日の夜メールが来ました。急いで昨日の朝予約を入れ、新潟市内から1時間ほどの月岡温泉に行くことになりました。

今回宿泊したのは、「白玉の湯 泉慶」という旅館です。バイパスを降り、田んぼの間のまっすぐな道をずっと走っていると、何羽もの白鳥がえさを食べていて驚きました。この近くの瓢湖という湖には冬になると白鳥が渡ってくるのですが、昼間はこの近辺の田んぼにやってきてえさを食べているのだそうです。とても大きくてきれいな白鳥が何羽もいて、この景色を見られただけでも来た甲斐があったなと思いました。

旅館はとても大きくて、迷子になってしまいそうな広さでした。絨毯敷きの廊下を歩いて着いた部屋は、これまた15畳と広く、親子3人の私たちは、真ん中にぽつんと座って何だか不思議な気分です。ここで暮らせそうなくらいだね〜と思わず言ってしまったほどでした。
100センチの浴衣を貸して頂いたしゅんは、憧れの浴衣を着てご満悦です。大きな温泉にゆったりとつかった後は、広い館内をお散歩したり太っ腹の試食が並んでいるお土産物屋さんでお菓子を選んだりしました。そしてお楽しみの夜ご飯はボリューム満点で、とても食べきれないくらいのお料理が並びました。食事も寝具もつけなかったしゅんですが、一緒にたっぷり食べてもまだ余るほどで、3人とも、食事の後は本当に動けなくなりました。でも後はお部屋でのんびりするだけなのが、温泉旅館の良いところ!主人はゴロリと布団に横になりました。

私は先ほどお風呂に入った時に見かけたリラクゼーションのお部屋に予約を入れ、顔とデコルテのマッサージを受けることにしました。ふふふ・・・。さてさてこれからリラックスと身支度をして部屋を出ようとすると、「一緒に行きたい〜」としゅんがくっついてきました(汗)。「お子さんとご一緒にぜひどうぞ」というお言葉に甘え、一緒にお部屋に入ってみると、南国の様な少々怪しげなインテリアのお部屋に、リラックスできそうな音楽が流れていました。大人には癒しの空間でしたが、しゅんはその怪しげな雰囲気に恐れおののいて、「パ、パパの所に帰る」と固まってしまいました。そこで急いで部屋に連れて帰り、私は一人で受けることになりました。夕食時、日本酒をぐびっと飲んでいたせいで、50分間のうち私の記憶は10分ほどしかありません。一体どんな風に熟睡していたんだろうと思うと恥ずかしくてたまりませんが、何はともあれものすごく良い気持ちで顔のマッサージを受け、さっぱりとして部屋に戻りました。襖を開けると男性陣はぐっすり熟睡中。再び温泉に舞い戻ってお湯につかり、極楽な夜を過ごしました。
浴衣でお散歩 嬉しい〜 お風呂の後のお楽しみ
鱈鍋 ボリューム満点 ヒレステーキ 鰤の幽庵焼き


1月5日(金) 晴れ 「お友達」
朝起きると、カラッと晴れて気持ちのよい空が広がっていました。お洗濯だ〜と、シーツ類を全部洗ってベランダいっぱいに干しましたが、ほんとに降らないよね・・・?と思わず遠くの空をじっと見つめてしまいました。何度この新潟の冬の空に泣かされたことか!でも、今日は一日中良いお天気が続きました。

急いで家事を済ませて支度をすると、待ち合わせのショッピングセンターに向かいました。今日はしゅんがずっと楽しみにしていた、お友達の家に遊びに行く日なのです。3日に新潟に帰ってきて年賀状を受け取った時も、幼稚園のお友達から届いた自分宛の年賀状をズラリと並べ、「しゅん君のお友達、こ〜んなに」と喜んでいたしゅんは、「MちゃんとYちゃんとDちゃんは、5日になったら遊ぶんだよね」とこの日を待ち望んでいました。久々に再会した子ども達は、少しだけ恥ずかしそうな顔をしましたが、すぐに笑顔になりました。

活発に遊び続ける女の子チームとは対照的に、しゅんとDちゃんのおとなしめ男の子チームは、最初はそれぞれの母親にピタッとくっついたまま、徐々に距離が開いたかと思うとスリスリッと2人寄り添う様にして、2人にしか通じない言葉を交わしながら遊び始めました。私たちも久々の再会に、機関銃トークが炸裂し、喉が渇きそうになる程でした。最後は「まだ遊びたい〜」「帰りたくない〜」と言う子ども達を何とか車に乗せ、暗くなり始めた道を帰りました。私は運転しながら、「もっと遊びたかったな」「早く幼稚園始まらないかな」というしゅんの言葉を嬉しく聞いていました。


1月4日(木) 曇りのち雨 「いたずら坊主」
眠い目をこすりながら主人を見送ると、洗濯や掃除をして片付いていなかった家の中を少し落ち着かせました。そして気付くとややウトウト・・・。ハッと気付くとしゅんが私の枕元でニコニコして座っていました。「寝ちゃったみたいね」と言いながら周りを見て、目を疑いました。

そこに広がっていたのは、ワラ、ワラ、ワラ。そして真ん中が空洞になったビーズの様な物がい〜っぱい!しゅんの手にハサミを確認し、もしかして?とガバッと起きると、主人の夏の枕を破壊して満足そうにしているしゅんの笑顔がありました。「きゃ〜」と言う私に「切りたい気持ちだったの」と小さな声でつぶやいたしゅんを見て、「こんな風にしちゃダメなのよ」と言いながらも、おかしくて笑ってしまいました。この枕は何年も前に買った物で、もう半分壊れてワラがポロポロと取れ始めていたのですが、なかなか捨てられずにいたのです。こんな風になるとすっかりあきらめもついて、「新しい枕を買いに行こう!」としゅんと盛り上がって、今年初のショッピングセンター行きとなりました。
夜になって、ご飯の支度をしている私に、「ママ、パパの枕、切っちゃってごめんね」としゅんが言いました。昼間も私が叱った時に「ごめんね、ごめんね」と言ったのですが、それは半ば叱られた反動で言った様な言葉でした。でもちゃんと後から自分で考えてこうやって謝れたことが嬉しくて、思わず頭をなでなでしてしまいました。それに実は、いつもいたずららしいいたずらをしないしゅんが、こんな風にやんちゃないたずらをしたことが、ちょっと嬉しくもあったのです。

夜ご飯は、しゅんの強いリクエストでたこ焼きになりました。しゅんと2人だけなので、ネギをたっぷり、さらに生協から届いた大根についていた、立派な葉っぱをゆでて刻んだ物もたっぷり入れて作りました。
枕?! たこ焼き ちょっと緑色・・・ 完成!


1月3日(水) 晴れ 「新潟へ」
お昼過ぎの新幹線に乗るために、10時過ぎに義母の家を出て東京駅に向かいました。1日に地下鉄へ続く階段を降りた時には、「暗いから怖い」と言って乗るのを嫌がったしゅんも、色々な色の地下鉄を乗り継ぐことがすっかり楽しくなったのか、今日は「今度は何色の何線?」と喜んで乗り換えをしていました。東京に戻ってきたら、大きくなったしゅんとあちこちへお出かけするのは、きっと今よりずっと楽しいだろうなと思いました。

指定席を2席購入していたものの、私たちの想像以上に大きくなっていたしゅんを連れて2つの座席に3人で座るのは不可能だと判断し、主人が1時間近くも前から並んでくれることになりました。その間、私としゅんはお昼ご飯を調達しに丸ビルへGO!久々に入った丸ビルの地下は、色々なお店があって何だかとても楽しく、時間が余ったらお茶でもしようかなと思っていたのに、気付いたら発車時刻まで20分になってしまっていました。お弁当やお茶などを持ち、しゅんと手をつないで混雑する東京駅を横断するのは大変な作業で、ひとり座席を取って新幹線に乗り込んだ主人はハラハラしていた様です。私たちは何とか発車7分前に「とき」の2階席に到着し、無事一緒に帰ってくることができました。

晴れ渡った空は、高崎辺りまでのもので、その後のトンネルをいくつか抜けると、灰色の雲が広がる雪国の風景に変わりました。年末に通った時には地面が見えていた越後湯沢も、今日は雪が積もっていました。それでも長岡から先、新潟までは雪も全く見られず、皆さんが仰る様に今年は暖冬で雪が少ない年なのだということを実感しました。思いがけず新潟でも青空を見ることが出来ました。久しぶりの我が家に帰ってくると、しゅんはやはり落ち着いたのか、嬉しそうにおもちゃを広げて遊び始めました。長いようで短かったお正月休みも終わり、明日からは主人も仕事始めです。
丸ビルでお弁当を調達 ユーハイムのランチボックス
洋梨のデニッシュ 親のお腹の中へ・・・ トンネルを抜けると雪景色


1月2日(火) 曇り 「体を動かす」
新幹線と慣れない地下鉄での移動に疲れ切っていたしゅんは、13時間以上もぐっすりと眠って10時過ぎに起きました。東京の空はどんよりとした曇り空でしたが、空気はそれ程冷たくもなく、穏やかなお正月だと思いました。

初売りに行くパワーもないので、公園を抜けて近くのショッピングセンターにでも行こうかと、3人でお出かけをしました。「疲れちゃった〜」「歩けない〜」と言っていたしゅんですが、公園に入ってアスレチックの遊具をいくつも見つけると、タタターッと走り出しました。中にはちょっとしゅんには高度かなと思う様な物もあったのですが、慎重に手足を動かして登り、降りる時にはくるりと後ろ向きになって足からソロリと降り、何とも器用に遊ぶのを見て、私たちはとても驚きました。一体いつの間にこんなことができるようになったんだろうね〜と、嬉しい発見でした。結局1時間以上も遊び続け、ショッピングセンターには行くこともなく家に帰りましたが、外でよく体を動かして、なかなか気持ちの良いお散歩になりました。公園を出た途端、「あぁ〜、疲れちゃって歩けない〜。ママ〜。」と言うのは困りものですが、もう、年中さんになったらきっと歩けるよね、小学生になって抱っこしている男の子って見たことないし、などと言いながら、ほいっと抱っこしたりおんぶしたりしてしまう私の方が、もっと困りものかもしれません。

そういえば、昨日、義母の家で初めてお風呂に入るしゅんのために、「これで遊べる?」と義母が持ってきてくれた物を見て、私もしゅんもびっくり!それは私の実家で用意されていた水鉄砲と同じ種類の物でした。どちらの実家でも、同じようにしゅんが遊ぶ様子を想像して用意してくれたんだなと嬉しくなりました。私はどちらの実家でも、「きれいにしてあげますよ〜」と言うしゅんに、石鹸でぶくぶくになった背中をピューピューと攻撃されていました(笑)。
公園を通ってショッピングセンターへ・・・ 大きな木
上る上る こんなアスレチックも平気! ブランコだって立ち乗りだ〜 押してもらわないと動かないけど


1月1日(月) 晴れのち曇り 「新年」
明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。新潟の生活も今年で2年目を迎えます。あとどれくらいいられるのかわかりませんが、これまで以上にどの季節も楽しんで、新潟を満喫しようと思います。まずはこの冬を越えることが一番の目標ですが、何とか頑張りたいものです。しゅんも年少さんから年中さんになります。お兄ちゃんとして我慢しなければならない場面もあると思いますが、年少さんのお世話をすることで、より頼もしく成長してくれるのではないかなと思います。相変わらず多忙な主人ですが、しゅんの成長を見守りながら、家族の思い出もたくさん作れたらいいなと思います。

元旦の挨拶もそこそこに、静岡の実家を出た私たちは新幹線で一路東京へ。お昼ご飯は駅弁を購入しました。最近は駅弁も色々と研究されているのか、なかなかおいしくて選ぶのも楽しみのひとつです。私が選んだ「日本の味博覧」という幕の内弁当は、あちこちの名産品を使った工夫を凝らしたお弁当でした。この頃、揚げ物が入っていないお弁当に出合うと嬉しくて仕方がない私を知っている主人は(年のせい?)、おいしそうだね〜、よかったね〜と何度もこちらを見て言いました。

東京に到着すると、人混みをかきわけるようにして地下鉄に乗り、久々の我が家に立ち寄りました。「ここ、どのお友達のお家?」「お友達のお家に遊びに来たの?」と言うしゅんに不安を感じながら(笑)、玄関を入ると懐かしい我が家に到着です。赤ちゃんの頃に使っていたベビーラックやおもちゃを見て、何かを思い出したのか、しゅんもあちこちの部屋をウキウキと歩き回りました。家を購入する前、見学に来た時の様な気持ちになりながら、しばし畳にゴロリとなり、ここにいたんだね〜、ここに帰ってくるんだね〜と話しました。駅までの道のりは、これまた懐かしい商店街が続き、あのお店はまだある、このお店は変わってしまった〜と、浦島太郎気分で歩きました。

夕方、義母の家に行くと、しゅんのためにプラレールのE1系マックスが用意されていました。約一年ぶりに会う義母を「Sちゃん、Sちゃん」と呼び、喜ばせるしゅんでした。
冬季限定「いくらとかにの御飯」弁当 日本の味博覧弁当


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