2007年3月

                                                  過去の日記 2007/02


3月31日(土) 曇り→雨 「モノレール再び」
小旅行の最終日は、去年新潟にも遊びに来て下さったYさん親子と再会する約束をしていました。満開になった桜を見ようと言っていましたが、朝起きるとこの2日間の暖かさ(暑さ)とはうって変わり、肌寒く感じるような曇り空でした。そこで予定を変更しようということになりましたが、どうも子ども達の要求がはっきりしません。何度かやりとりした後、しゅんの希望が「モノレール」だということがわかりました。またモノレール!幸い、A君も電車好きな男の子なので、すぐに意見がまとまって待ち合わせとなりました。

今日はモノレールの最後尾に座ることができました。モノレールがどんな所を走っているのか、こんな風にじっくり見たことはありませんでしたが、写真の様な1本のレールを挟むように乗った車体が走っていくのです。意外とアップダウンがあって、まるでジェットコースターの様に感じる場所もありました。もちろん安全な速さですが、時折上下左右に揺れる車体に、子どもたちの表情が一瞬緊張で固まるのがとても面白くて、私たちはこっそり笑ってしまいました。

昨日の第2ビルの手前、第1ビルで降りました。こちらはJALの搭乗口があります。そして展望デッキは第2ビルよりも飛行機に近く、さらに離陸が目の前で見られて迫力がありました。展望デッキの柵に沿って、椅子が何個も置かれているのも、私たちには嬉しいポイントです。昨日のようにジリジリと照りつける太陽ではない曇り空がちょうど良くて、しばらく離陸に釘付けになりました。ふと子ども達を見ると、目線が下を向いています。離陸だったら上のあの辺りを見ているはずなのに・・・と下を見ると、飛行機に荷物を運び入れる作業のため、コンテナがベルトコンベアの様な物の上を移動しているところでした。運ばれてきたコンテナがウィ〜ンと飛行機に入れられていく様子がたまらなく魅力的だったのか、時々しゅんは振り返って満面の笑みを浮かべました。

ランチをはさんでゆっくりじっくり飛行機を堪能し、「よーじや」のカフェでおやつを食べました。上品な甘みのあんことアイスが用意され、自分で皮に乗せて頂くモナカセットを注文しました。サクサクの皮と甘さ控えめのあんこやアイスがぴったり合って、もっと皮が欲しいねと言うくらいあっという間に親子で食べてしまいました。

帰りも先頭の席に座ってモノレールを堪能しつつ、お別れの浜松町駅に向かいました。長いようであっという間だった3日間の小旅行ですが、たくさんの友達と会うことができ、しゅんが喜ぶこともでき、フードショーも探検できてと楽しい目的をいくつも達成することができました。抱っことおんぶが時々出るしゅんですが、こうして2人で遠出出来るほど大きくなったんだなと思うと嬉しくなります。
新潟駅に近付くと、雨足が強くなりました。出勤していた主人が駅まで迎えに来てくれた車に乗ると、しゅんはスーッとお昼寝を始めました。目を覚ますと、「パパ、ずっとひとりで社宅にいたの?寂しかった?」と聞きました。自分以外の人のことを心配できるようになったんだと嬉しくなりました。「寂しかったよ」という主人の返事に、やっぱり寂しかったんだねという様な、嬉しそうな顔をしました。
今日も色々食べちゃうぞ〜 今日もモノレール! 離陸よりも貨物に釘付け


3月30日(金) 雨のち晴れ 「モノレール」
昨日のお日様はどこへやら、窓の外は土砂降りでした。後1時間ほどで東京のお天気は急速に回復するというニュースを見ても信じられないくらいの雨でしたが、まずは朝ご飯を食べにレストランに行きました。

部屋に戻るとだいぶ空は明るくなっていました。そこで友人のK子ちゃんと連絡を取り、職場の近くでランチをご一緒することにしました。地下鉄を2本乗り継いで最寄り駅まで到着すると、後は徒歩10分弱の道のりです。空は真っ青に晴れ渡って風が気持ちよく吹いていましたが、しゅんの足取りは重く・・・。「足が全然動かないの〜」と言って両手を出すしゅんに、まだ午前中なのに〜と苦笑するばかりですが、電車の乗り継ぎや地下鉄の階段を含め、車でドアツードアの移動をすることが多いしゅんにとっては、信じられないくらいよく歩いているため、確かにそれも仕方ないかと抱っこをする私。汗をかきながら、上着をホテルに置いてきて正解だったと思いました。
昨日の友人達と同じく1年振りに会うK子ちゃんですが、メールでやりとりをしているためか、やはりそんなに久しぶりという感じがしませんでした。それでも会って話をするのはメールとは違います。なかなか落ち着かないしゅんに中断されながらではありましたが、ギュッと詰まった楽しい1時間でした。

K子ちゃんにお別れすると、私たちは一路浜松町へ。今朝ふと思いついて「動物園に行く?それともモノレールで飛行機を見に行く?」と言ってみたところ、しゅんが「モノレール!」と強く主張したのです。私も久しぶりのモノレールと空港にワクワクです。浜松町に乗り替えがしやすい駅が、大江戸線にあるということは今日初めて知りましたが、東京は日々便利になっていて、何かしようと思えば気軽にできる街だなぁと改めて思いました。
浜松町からは、先日ダイヤ改正でできたばかりという「空港快速」に乗りました。これは羽田空港の第1、第2ビルにしか停車しないというとても早い便で、今日の目的地第2ビルまでは18分で到着します。昔はもっと遠いイメージがあった空港ですが、今回はだいぶ近く感じました。
空港に着くと早速展望デッキへ。第2ビルのデッキからは搭乗を待つANA機と、少し離れた位置からの離陸を見ることが出来ます。子ども達に人気のポケモンジェットも目の前にやってきて、あちこちから歓声が上がりました。しゅんはアニメを見たことはありませんが、お弁当で持っていくふりかけにポケモンの絵がついているため、「ふりかけのポケモン〜」と大喜びでした。さらに離陸する飛行機を見ては、「飛行機く〜ん。どこへ行くんだ〜い。新潟にも行くのか〜い?!」とお上りさんぶりを発揮していました。

今夜もフードショーでお弁当を買い、のんびりお部屋で夜ご飯です。昨日の夜、友人達と食べたデザートに味をしめたしゅんは、「今日もどうしても食べたいの。」とウルウルした目で私を見つめます。全く私も甘い母・・・と思いながら、何故か2つずつ買っているのでした。
最後の写真は、ホテルの窓から見えるビルです。左から、オフィスビル、コーヒーショップやお蕎麦屋さんが入っているビル、カラオケのビル、ボーリングやビリヤードなどの施設が入っているビルと並びます。今日は年度末のためか、昨日よりもさらに多くの人々が夜遅くまで街に繰り出していました。花束を持った人を囲み、みんなで拍手している集団、カラオケの後でお蕎麦やさんに連れだって行く人々、その横のビルでは遅くまでお仕事されている方、本当に色んな人がいるな〜と思いながら、人や車の流れを見ていました。でも、中でも興味津々だったのは、真正面にあるビルの最上階、少しオレンジ色の照明がついたフロアです。こちらはダンススクールの様で、夕方から真夜中にかけて色々なダンスを踊る方々の足元が見えました。しゅんが寝静まった夜、ぼーっと外を見ながら、色んな人々がこうして渋谷に集まっているなんて、何だか面白いなと思った2日間でした。
おはよう 朝からモリモリ 空港に着いたよ 飛行機って大きいな〜
デパ地下のお弁当 2人でペロリ また食べちゃった・・・ 真夜中なのに大賑わいの渋谷


3月29日(木) 雨→晴れ 「東京へ」
いつもより1時間早い時間に目覚ましをかけ、頑張って起きるとしゅんを抱っこして「新幹線に乗ろう」と言いました。目を覚ましたしゅんは寝ぼけながらもニヤリと笑い、居間に移動して再び床にゴロンと横になりました。外は強い雨が降っていて肌寒く感じます。20度を超すという今日の東京で浮かない程度に薄着をして、8時過ぎに家を出ました。

新潟から東京までノンストップという、日に二本の最速便に乗ることができ、1時間40分の道のりになりました。絵本やおもちゃを持参したしゅんは、靴を脱いで座席に正座して、こんな風に過ごしました。新潟県を出た辺りから日差しが明るくなり、東京に近付くにつれ、ちらほら咲いていた桜が満開になっていきました。新幹線からの桜を見て、2回お花見ができるなと思った去年のことが、昨日のように思い出されました。

10時半過ぎに東京に着くと、まずは第一の目的地に向かいました。改札で待っていてくれたのは、去年の春まで毎週の様に遊んでいたAさん親子です。最初は照れていた子ども達も、ランチに入ったお店ですっかり打ち解け、子ども同士で会話を始めました。2年近く、公園に行ったり互いの家を行き来したりして過ごした幼なじみですから!と思っていたのですが、子ども達に聞いてみると、お互いの顔はすっかり忘れてしまい、「覚えていない」と言うのです(笑)。変化に富んだこの1年を経て、記憶は遠くに行ってしまった様ですが、それでもこんなに楽しく遊べるなんて、うらやましいな〜と思いながら、私も気持ちの良い風が入るAさんのお宅で、のんびりと過ごしました。

3時からご用のあるAさん親子と別れ、汗ばむくらいの陽気の中、懐かしい桜並木を少し歩いてバスに乗り、本日の宿泊先、渋谷東急インに向かいました。駅からすぐ近くということが魅力的なこちらのホテルですが、今回はちょっと変わったコージールームという部屋を予約したため、それを楽しみにしていました。靴を脱いでくつろぐことが出来るのは、すぐに床に座ったり寝転んだり(汗)する子どもを連れた旅行では、かなりの魅力です。少し広めのベッドは三方向がクッションになっていて良い気持ち!チェックインしてしばらく窓の外を眺めたり遊んだりした後は、懐かしのフードショーに夜ご飯の買い出しに出かけました。

夜になって部屋をノックしてくれたのは、学生時代の友人RちゃんとNちゃんです。一年ぶりの再会でしたが、昼間のAさん同様余り時の経過を感じないのが不思議です。いつものように話したいことが次から次へとあふれて、食べてはしゃべり、食べてはしゃべり、忙しいことこの上ない数時間でした。しゅんは優しい2人にすっかり懐いてしまい、甘えん坊炸裂でした。プールでも入ってきたの?と言いたくなる程汗びっしょりになったしゅんは、2人を部屋の入り口で見送った後、「明日も来てくれるの?RちゃんとNちゃん、大好きなんだもの〜。」とつぶやきました。

ベッドに入るとすぐに眠そうになったしゅんが、「パパ、今日は社宅なの?ひとりで大丈夫なの?寂しいかな?」と言いました。
熟読中 真剣! 満開の桜 「くつを脱いでおくつろぎ下さい」のコージールーム


3月28日(水) 曇り 「荷作り」
朝から、荷物をボストンバッグに詰め始めました。明日から、しゅんと2人で東京へ小旅行です。しゅんも自分のリュックにお菓子やおもちゃを詰めていきます。そんなに入れたら持てないのではと思っていると、よいしょと背負ってよろけていました。

荷物がほとんど完成した頃、Sさんからお誘いのメールが来ました。しゅんに聞くと二つ返事で「行きた〜い」と言うので、急いで集荷をお願いしてからSさんのお宅にお邪魔することにしました。集まったのは男の子3人と女の子1人。お家に入るなり、男の子組はまるで子犬の様にクルクルと回りながら走り出しました。最近、「戦い系」の男の子達の動きをものすごく怖がる様になったしゅんですが、今日集まった2人の男の子と一緒だと、のびのびと遊ぶことが出来る様です。汗びっしょりになるほど、ハイテンションで遊び続けるしゅんを見て、お友達との関わりは大丈夫だろうかと先日から心配していた私は、ほっとしました。

家に帰るとすぐに夜ご飯にして、明日の朝に備えました。「しゅん君、寝ぼすけ君だからちゃんと起こしてね。」と言ってお布団に入ったしゅんは、昼間の疲れもあってすぐに寝息を立てました。


3月27日(火) 曇りのち雨 「かわいい」
外に出ると、フワッと暖かな空気になったと感じました。朝晩は冷え込みますが、随分春らしくなってきました。

昨日買ってきたひらがなシールと英語シールを使って、お友達に渡すカードを作りました。まだ読み専門で書くことは出来ないしゅんですが、シールがあればお手紙を書くことができるとわかり、張り切っています。シールの数には限りがあるため、最初に文章を考えて文字の重なりをできるだけ少なくし、後は一文字一文字、慎重に色を選んで貼っていきました。最後に自分の名前を貼るときになって、「う〜ん。しゅん君のしは白い方がいいかな。うさぎさんみたいでかわいいでしょ?」と言いました。そんなこと言うあなたがかわいいわ!

午後は体操教室です。春休みに入ってまだ数日ですが、教室の前でお友達に会うと、しゅんのテンションは一気に上がりました。私の手をふりほどき、「Yく〜〜ん」と駆け寄っていきます。さらにクルッと振り返り、「Y君のママ〜〜ァ」と良いながらブンブンと手を振りました。体全体が弾んでいる様なしゅんのハイテンションぶりに、いつもはかなり大人しいしゅんをご覧になっているY君のお母さんは大笑いです。
教室に入って早速着替えると、ポンポンと弾むボールの様にスタジオに飛び込んでいく子ども達を見て、私たちは「本当にかわいいね〜。」と顔を見合わせました。今日は何ヶ月かに一回行われる、進度チェックの日でした。マット運動、跳び箱、鉄棒の課題が、それぞれのお子さんの進度に沿って出されます。しゅんは初めてのチェックなので、前転、跳び箱に飛び乗ってジャンプ、鉄棒に両手でぶら下がって足を上げるという課題でしたが、みんなが見ている前でもいつものように楽しそうにこなして、時折私に手を振るほどでした。小学生の頃、同じ様な体操競技にかなり苦労した私としては、できなくてもまだ恥ずかしいと思う気持ちもない今、色々なことに挑戦できるのはうらやましいなと思います。今日も「楽しかったね〜」「また行きたいね〜」と言いながら、家に帰りました。


3月26日(月) 曇り時々晴れ 「ふるさと村」
晴れマークを信じてどっさり洗濯をしましたが、午前中は曇り空で、あぁ、また天気予報を過信してしまったと反省しました。でも午後には時折晴れ間もみえて、何とか洗濯物は乾きました。

少し春らしく暖かい空気を感じながら、しゅんと向かったのはふるさと村です。2人で行くのは久しぶりでしたが、チューリップ畑一面にきれいに並んだ芽を見ていると、去年の4月に3人で行った時のことを思い出して、一年経ったんだなと感慨深くなりました。

今日は私の買い物もあったので、それがメインの目的で「行こうか」と誘いましたが、土日にしか動かないと信じている乗り物に乗りたいしゅんは、「今日は月曜日でしょ?本当は、昨日、ふるさと村に行こうかってママが言ってくれた方が良かったな。だから行くのやめようかな。」と残念がりました。慌てた私が「今日は春休みだから、平日だけどもしかしたら動くかもよ!」と言うと小躍りして「行く、行く〜。」と支度を始めました。

買い物をしたり食事をしたり、お気に入りの乗り物に乗ったりチューリップ畑の周りを手をつないで歩いたり、色んなことをした後は、一番のお目当てであるアスレチック広場に移動しました。去年は私がいないと上れなかったのに、たくさんのお子さんがいる中にもひとりで入っていかれるようになったしゅんは、やっぱりこの一年で随分成長したんだなと思いました。パタパタと走り回ったり滑り台から手を振ったり、ものすごく楽しそうな笑顔を何度も見せてくれて、私も今日はしみじみと楽しい一日でした。


3月25日(日) 曇り時々雨 「6面パズル」
昨日夜更かししたしゅんと一緒に眠っていたら、小さな揺れがあって目が覚めました。慌てて2人でお布団をかぶりましたが、長く続く揺れに、どこかで大きな地震があったのでは・・・と思いましたが、ニュースを見て震度6の地震ということで驚きました。新潟は大きな地震の後ということもあり、地震のニュースに敏感になっています。早く余震がおさまってほしいと心から思います。

先日、テレビを見ていたらルービックキューブがとても得意だという、「天才少年」達が何人か登場しました。手の動きもわからないような速さで、あっという間に6面を完成させてしまいます。それはまるで手品をしているかの様ですが、その少年達は日々様々なパターンを想定し、練習を重ねている努力の人でもあるのです。私たちは「懐かしいね〜」と言いながら見ていましたが、しゅんはお兄ちゃん達の手の動きに釘付けになり、「やってみた〜い。」とよだれが出そうになっていました。

早速実家に電話をして、私が昔使っていた物があった様な気がするのだけれどと伝え、もし見つかったら送ってもらうことにしました。でも今日、会社に行く前に100円ショップに寄った主人から「見つけたから買ってみる」というメールが来て、しゅんは飛び上がらんばかりに喜びました。

そして手渡されたのが、こちらの「6面パズル」(笑)。「ルービックキューブ」ではないのです。作りもかなりラフな感じで、動かす度に少々怖い音がして、気を付けて回さないとすぐに外れてしまいそうです。実際私は1個外してしまいましたが、エイッと思いっ切りはめ込んだら一応直りました(汗)。
クルクルと動かしてみると、昔の勘が戻ってきます。確か小学生の頃大ブームになって、私は3面までは完成できた記憶があります。主人はピーク時には1分くらいで6面ができた、「プチ天才少年(いや、青年?)」だったらしいのですが、しゅんはどうなることでしょう。私が一面を完成させてみせると、「わ〜すごい〜」と大拍手です。母の威厳が保てそうですが、「二面、三面、四面・・・」としゅんの要求がエスカレートしていくのではとビクビクしています。しゅんが寝静まってからも、ついつい手にとって思わずはまってしまうのは昔と同じで、今夜は偶然ながら二面まで完成しました。こんなことに熱中している私って・・・と思わないでもありませんが、右脳も鍛えられるというので、ぼーっとしているよりはいいかな?とまたまた手に取ってしまうのでした。
懐かしい!私がはまっています


3月24日(土) 曇りのち雨 「夜の街」
今日は気温が10度を超え、だいぶ暖かくなりました。でもまだしゅんは真冬のもこもこのジャンパーを着ています。去年の4月初め、新潟に一週間滞在するために慌てて買ったジャンパーは、今思うとかなり肌寒い物だったような気がします。道理でベビーカーに乗りながら、「寒〜い、寒〜い」と言っていたはずです。

先日Aさんと一緒に行ったタイカレーのお店に、3人で行ってみました。靴を脱いで上がるレストランなので、しゅんもくつろぎムードです。お店に入ると、鳥屋野潟をはさんで、向こうにサッカーのビッグスワンスタジアムが見える席に案内されました。まだ新潟の桜は固いつぼみですが、咲き始めたらこの席もより一層良い眺めになるだろうなと思いながら鳥屋野潟沿いに植えられている桜の木を見ました。
タイカレーランチはこの写真の通り、グリーンカレーとレッドカレーの両方が楽しめます。グリーンカレーの方が辛さが強く、レッドカレーは魚介類のうま味が良く出ていて、どちらもおいしくてもっとご飯が欲しくなりました。しゅんは汁ビーフンと炒飯のランチを大喜びで食べ、デザートに注文した杏仁豆腐もペロリでした。カレーセットに杏仁豆腐をつけても1000円というお得なお値段です。

主人を会社に送ると、家に戻って早々とお布団を敷いたりおめかしをしたり、今夜の支度を始めました。今日は楽しみにしていた、幼稚園のお母さん達との打ち上げ会なのです。ランチやお宅訪問などで、常に打ち上がっている感のある私たちですが、こうして夜に集まるのは初めてということで、それぞれ子どもを預ける段取りをして、体調管理にもかなりヒヤヒヤしつつ今日を迎えました。最初は一緒に行きたい、お留守番はイヤと言っていたしゅんも、「幼稚園のお母さん達と、しゅんちゃん達が年中さんになるための大事なお話し合いに行ってくるからね。」と数週間前から言い聞かせ、さらに好きなおやつを何種類も買い込んだ結果、主人と笑顔で手を振ってくれました。

久々の夜の街を歩いた私は、もうそれだけでドキドキして、ちょっと怖い・・・と思うくらいでした。臨月に入る少し前に送別会で新宿に行ったのを最後に、こんな会からは遠ざかっていたのです。創作中華のお店で始まった打ち上げは、想像通り楽しく盛り上がり、時間を忘れてしまいました。素面でも大盛り上がりの私たちは、お酒が入るとさらにヒートアップし、食べてはしゃべり、食べてはしゃべり、飲んで、飲んで、またしゃべるという感じでした。二次会でおいしいカクテルまで飲んで、日付が変わる頃に家にタクシーに乗ると、元気いっぱいのしゅんから電話がかかってきました。思いっ切りおやつを食べ、目をランランと輝かせて待っていたしゅんは、玄関を開けるとバタバタと出迎えてくれました。体調を崩すことなく、無事今日を迎えられたしゅんと、仕事を切り上げて一緒にお留守番をしてくれた主人に、大感謝の一日でした。
タイカレーランチ おいしい〜 杏仁豆腐 なめらか!


3月23日(金) 晴れ 「反省会」
春らしい、暖かな陽気になりました。やっと新潟にも春が来たのかなと思ったら、夕方になって空気がキーンと冷たくなりました。まだまだ朝晩の冷え込みは厳しい様です。気温の差が激しい日々が続きますが、体調に気を付けたいと思います。

今日はR君のお家に何組かの親子が集まりました。大人達の目的は、卒園お祝い会のビデオ鑑賞です。2ヶ月弱、必死で練習した合唱の、本番の出来と私たちの泣きっぷりを確認しよう!と盛り上がり、今日の開催となりました。思い思いに遊ぶ子ども達を見ながら早速ビデオが始まると、本番では気付かなかった皆さんの表情や大泣きぶりに、感動の嵐かと思いきや、大爆笑の鑑賞となりました。肝心のハーモニーは、大事なところは何とかきれいに聞こえるものの、大泣きしていただけあって、「とにかく歌うんだ〜」「声を出すんだ〜」という必死さの方が勝ってしまい、練習の成果が発揮されていませんでした。後で担任の先生から「たくさんのパートにわかれて歌を練習されたんですね〜。」と感心され、皆さんとハテナ?と思っていたのですが、その言葉が頷ける様なバラエティー豊かな音程のハーモニーが奏でられていました。本来のパートは、テナー、アルト、ソプラノの3つだったのに(汗)。でも、終わった後にまでこんなに大笑いして楽しめるなんて、やっぱり頑張ってよかったねと話しました。そして来年は、もっと早くから練習して頑張ろうということになりました。練習はもちろんですが、本番の泣き対策もかなり重要な気がします。

夜、お風呂に入る前にトイレに行っていたしゅんを脱衣場で待っていたら、フラフラという足音の後でドスンという音、そして「助けて〜」という泣き声が聞こえてきました。ちょっとふざけて廊下を歩いていたら、つま先を柱にぶつけてしまった様です。足をなでながら、「かわいそうね〜。でも、ちょっとしゅん君、ふざけて歩いていたんじゃない?」と聞くと、うんと頷いたしゅんが説明を始めました。「最初はね、あの場所に足をぶつけてみたいなーって思ったから、ちょっとふざけて歩きたかったの。でも、ぶつけたら痛いかなーって思って、ぶつけたくないなーって思ったの。なのに、ぶつかっちゃったから、助けて〜って言ったの。」
いつもながら、長〜い説明ですが、最初は足をぶつけてみようかと思ったなんて、そんな訳ないのでは?!とおかしくなって笑いを堪えるのが大変でした。


3月22日(木) 曇りのち雨 「大好き」
春休み初日の今日は、私の用事につき合ってもらうことにしました。まずは風邪や発熱でのびのびになっていた、歯医者へ。

何冊も本を持ち込み、私の足元にある椅子に座って待っていたしゅんの姿は、治療を受ける私からは全く見えません。余りにもシーンとしているので不安になった頃、助手の男性が「飽きちゃったよね。大丈夫?」と仰いました。もちろんご好意でして下さったことなのですが、それを聞いて私は「あぁ、ま、まずい・・・」と焦りました。男性に人見知りしがちなしゅんが、不安な状態の時に弱さに気付かれて平気なはずはない!と思ったら、案の定シクシクシクシクと泣き出しました。一旦涙が出ると止まりません。担当の若い女性の先生も大慌てで、「もう今日は急いでお薬詰めて、終わりにしちゃいますね。」と仰います。むむむ・・・詰めちゃって大丈夫なのか?と不安になりつつも、私ももう今日は無理だと思い、お願いしました。大泣きのしゅんを抱っこして、逃げるように診察室を後にすると、次回の予約は春休みが終わってからにしました。また痛み出さないか、ちょっとドキドキです。

午後は美容院へ。こちらはキッズルームがあって、優しい保育士さんがいらっしゃるのでしゅんもウキウキです。たくさんお菓子を持ち込んで、時々様子を見に行って下さった美容師さんたちが笑いを堪えて戻っていらっしゃる程、おしゃべり小僧っぷりを発揮していた様です。
昨日の夜、「しゅんちゃん、ママ、今度は髪の毛短くしようか?それとも長い方がいいかな?」と聞いたところ、う〜んと言いながら考えていたしゅんが、「短い方が好きかな〜。あ、でも、長いのも好きかもしれない。」と言いました。「どっちも好きなの?」と聞くと、「うん、だってしゅん君、ママが大好きなんだもの〜。」と背中に抱きついてきました。さすが幼稚園のお母さん達に「熟女キラー」と言われるだけあります・・・。そして今日、「ちょっと短くなったでしょ?どう?かわいい?」と聞くと(私もよく聞くわね・・・という感じですが、聞く相手はしゅんだけですのでお許し下さい)、「うん、でも、短くならなくっても大丈夫だったよ。だって、美容院に行くことができなくて、長くなっちゃう時もあるでしょ?そういう時も、ママ、大好きだもの。」ときました。ちょっと説明、長すぎます(笑)。


3月21日(水) 晴れ 「卒園式」
青空の広がる、穏やかな朝になりました。春分の日の今日は、卒園式が行われます。こんな素晴らしいお天気で良かったと思いながら、いつもより少しだけおめかしして、幼稚園に向かいました。

こちら側を向いてズラリと並んだ年長さんを囲む様なかたちで、在園児と保護者が座り、式が始まりました。園長先生からの卒園証書授与では、ひとりひとりのお子さんに対してメッセージが読まれました。とても立派な年長さんの男の子の番になって、「A君は、入園した頃、いつも大泣きしてお母さんから離れられませんでしたね。いつになったら大丈夫になるかなと、先生方で話していたんですよ。でも今ではこんなに立派なお兄さんになりました。」というお話があり、A君のお母さんが涙ぐんでいらっしゃいました。私もそれを聞いて涙がじわ〜んと出てきてしまいました。後でお母さん達とお話したら、入園したばかり頃の自分の子ども達のことを思い出したら、涙が出てしまったねという方がたくさんいらっしゃって、皆さん同じ気持ちだったんだなと思いました。

在園児からの手作りの贈り物が手渡され、最後は「みんなともだち」を全員で合唱しました。この日のために練習を積んできた子ども達は、一生懸命手拍子しながら年長さんを思って歌っていました。本当に、「ずっとずっと友達」だね・・・と思いながら、再び涙で歌いました。アーチを作った私たちは、全員の年長さんとお母さん達と握手をして、「おめでとう」「今までありがとう」「どうぞお元気で」とお見送りしました。こんな心温まる卒園式に参加できて、本当に良かったなと思いましたが、またしても、年少さんの母でありながらこんなに泣いている私たち、自分の時はどうなるのだろうと思いました。

写真は今日調達したおやつです。左はお気に入りの和菓子屋さんで買った花見団子。「お米のおいしさを味わって下さい」という、お店ご自慢のお団子は、噛むほどに甘さを感じられるおいしいお団子でした。そして右は噂の「10円饅頭」です。これ、お花見団子くらい小さなお団子なのですが、お値段はびっくり、1個10円なのです。今日は18個入り210円の小箱を購入し、1個ずつ夕食後のおやつにしました。
花見団子 おいしい〜 こちらは噂の「10円饅頭」 かわいい!


3月20日(火) 曇り一時雨 「修了式」
風が冷たくて、寒い一日になりました。お迎えに行ってもなかなか出てこない子ども達を待つ私たちは、「耳が痛い」「足が寒い」「もう3月なのに〜」と言いながら足踏みです。

今日で今年度も修了です。去年の今頃は、ちょうど主人に内示が出て、4月からの幼稚園は一体どうしたらいいんだろうと混乱していました。でも一年後の今日、こうして元気に楽しく年少さんを終えることができてほっとしました。たくさんのお友達や先生方と、毎日の園生活や行事を通じて色々なことを経験し、しゅんはあの頃に比べて随分たくましく大きくなったと思います。4月からもますます楽しい毎日が待っていますように。

午後は、しゅんのお楽しみ、体操教室がありました。半袖の体操着に着替えると、あっという間に教室に入っていった子ども達は、先生の掛け声と共にスタジオ内を駆け回りました。あの小さな体でそんなに動いたら、かなりの運動量だろうな・・・と思いながら私はガラス窓のこちら側から見ていましたが、走っているしゅんの顔はうらやましくなるくらい楽しそうな笑顔でした。


3月19日(月) 晴れのち曇り 「怖いこと」
先週からの寒さは続いていて、今日も時折ハラハラと雪が舞いました。風も冷たくて、お迎えに行った私たちは足踏みしないと立っていられないほどでした。

出てきた子ども達を迎えると、R君が「しゅん君のお家に遊びに行きたい」と言いました。しゅんも喜んで「いいよ」と返事をし、3組の親子が遊びに来てくれることになりました。でも家に着くと、しゅんは私たちと同じ部屋で私にピタッとくっついて離れず、子ども部屋はおもちゃが畳一面に広げられるほどの大盛り上がりで、お母さん達が「誰のお家かわからなくなっちゃったね。しゅん君、ごめんね。」と言うほどでした。

途中、子ども部屋の襖が開き、ラップの芯を剣に見立てたごっこ遊びが始まりました。襖のこちらにいたしゅんの顔があっという間に強ばり、涙を堪えるのを見て「あ、まずい」と思ったのもつかの間、再び襖が閉まるとしゅんは大号泣を始めました。幼稚園でも「戦いごっこ」や「警察ごっこ」が男の子を中心に流行っている様なのですが、何故かしゅんはこういう遊びを不思議なくらい怖がります。警察役のお子さんに「捕まえられる」のも本当に怖くてイヤな様子で、かわいそうになるくらい怯えて泣いています。今日も結局お友達とお別れするまで泣いたりぐずったり、どうも気分が安定しない様でしたが、後でよく聞いてみると、戦いごっこをされたのがイヤだった、イヤだって言ったとしても、また戦ってくるかもしれないから、言えなかった・・・と悲しそうに話しました。
しゅんの前で、私たちが激しい喧嘩をしたという記憶もなく、私が誰かと争っているところを見せたという記憶もありません。戦い物のテレビ番組には元々興味がなく、赤ちゃんの頃からお友達に何かされそうになると反撃するのではなく、逃げるというタイプでしたが、こんなにも怖がるなんてどうしてかなと不思議に思います。お母さん達は、しゅんのことを、とても純粋で繊細なんだね、優しいんだねと言って下さいますが、一番身近な私は、幼稚園では大丈夫なのかな?これから大きくなって、大丈夫なのかな?と少々心配になってしまいます。

みんなと一緒に遊びたかったけど、戦ってくるかもしれないから、今日は同じ部屋には入りたくなかったと言うしゅんの気持ちはよくわかります。でも、こうして少しずつでも色々なタイプのお子さん達と触れ合っていくことで、お互い歩み寄れる様になるのかな?と思ったり、こんなに小さいうちは、一方的に辛い思いをさせるのはかわいそうなのかな?と思ったり、なかなか答えは出そうにありません。


3月18日(日) 曇り時々雪 「寒い〜」
お天気がめまぐるしく変わる一日でした。黒い雲がやってきたかと思うと、こ〜んな吹雪に!「雪が大好きなんだもの〜」と言って窓から手や顔を出そうとするしゅんにベストを着せ、フードをかぶせました。

お昼過ぎ、出勤していた主人からそろそろ終わりそうだという連絡が来たので、私としゅんは急いでパソコンを閉じました。私たちが長い間見つめていたのは、焼き肉やさんのホームページ!しゅんは「お子さまビビンパを食べる〜」と意気込んで車に乗りました。しゅんは、おもちゃや見た目に惹かれて注文しても、所謂「お子様ランチ」は全部食べきることができません。子ども達に人気であろう唐揚げや、小さなハンバーグなどにはそれ程魅力を感じない様なのです。それよりも、ご飯をガッチリ食べたいタイプのしゅんにビビンパはぴったりで、気持ちよく完食していました。

お腹がいっぱいになった後は、自動車のディーラーへ。にわか車ファンの私としゅんが気になっている車があると話していたら、主人も興味を持ち始めたのです。行動が早い主人は、早速パンフレットを取り寄せ、ネットで評判を熟読して何やらふむふむと頷いています。特に新しい車の必要性があるわけではないので、取りあえずどんな車か見てみましょうという気持ちで寄ったのですが、この時期、営業マンさん達はかなり一生懸命なご様子。少々申し訳なさを感じつつも気になっていた車に乗り、運転席からの眺めや車内の設備を確認し、大満足の私でした。そしてしゅんも後部座席の乗り心地がすっかり気に入ったのか、ペラペラと独り言をつぶやいてはグフフと笑っていました。一体何に受けていたのでしょう?お茶とお菓子のサービスを頂いて、しゅんはキッズコーナーを堪能し、見積もりを出して頂いて今日はお店を後にしました。結論としては、もちろんまだまだマーチに頑張ってもらおうということになったのですが、運転席に座る様になって、ディーラーへ行くのも以前より楽しくなりました。
吹雪だね〜 寒い寒い


3月17日(土) 曇りのち雪 「忘れないで」
主人が出勤していった後、しゅんはすっきりした顔で起きてきました。家事を済ませ、2人でどこか行ってみようか・・・と新潟市の地図をめくっていると、外は真っ白な吹雪に。こんな寒い日はお家が一番と、暖かい部屋におもちゃとカタログを広げて過ごしました。

6時頃に帰ってくるねと言って出ていった主人を待ちながら、気付くと2人でお昼寝をしていました。ハッと気付くと6時15分。まだ帰ってこない主人にメールをすると、8時頃帰宅するとのことでした。今日は大量に届いたじゃがいもを消費すべく、しゅんと主人の大好物、コロッケを作ろうと思っていたのですが、やっぱりコロッケは揚げたてが一番なので、主人の帰宅とタイミングを合わせようとスタンバイしていました。鳴らない携帯と時計、そして成形までして後は小麦粉、卵、パン粉をつけるだけになったコロッケを交互に見ては、「まだかな〜」とつぶやく私に、しゅんが「パパに、早く帰ってきてってメールしてあげるよ。そうすればいいよ。」と言って私の携帯を手にしました。

少しすると、メールの着信音が鳴って「今から帰るよ」という返事が届きました。しゅんはさらに「まってるよ。忘れないでね」と送りました。忘れないでねって?!と笑いをこらえていると、主人が帰宅して「早く帰ってって、ゆっこが送ってって言ったんじゃない?」と言いました(笑)。しゅんは「違うよ。しゅん君だよ。忘れないでねっていうのも送ったよ。」と必死に主張しました。「まだ帰って来ない〜」と言う私を見て、これは大変、何とかしなくちゃと一生懸命考えたんだろうなと思うと、おかしくてたまりませんでした。
揚げたてのコロッケはサクサクでおいしくて、あっという間になくなりました。しゅんも4個ペロリと食べて、まだ足りない〜とバナナまで要求しました。


3月16日(金) 曇り時々晴れ 「言い返す!」
昨日一日元気だったしゅんは、一週間ぶりにようやく登園できました。玄関でお友達に会うとすぐに話に夢中になり、私の方を振り向くこともありませんでした。

大丈夫かな?元気にしてるかな?とドキドキしながら時計をみて過ごしましたが、しゅんは久しぶりの園を随分楽しんでいた様です。お誕生会が行われた今日は、子ども達も一緒にお料理をします。そうやって出来上がったおご馳走を、最後の最後までたっぷり食べていましたと先生から伺って、安心しました。
お迎え後も、お庭に移動して寒空の元、遊ぶこと1時間以上・・・。「しゅん君、また風邪ぶり返さないで〜。」とお母さん達に言われながらも、泥んこになって遊びました。

お片づけをして、みんな家に帰りましょうという時になって、R君とちょっとした揉め事が起こりました。「しゅん君、やっちゃダメ〜〜!」としゅんの顔の真ん前で大きな声を出すR君に、一声も出ないしゅん。これは泣き出すだろうなぁと思っていると、R君に向かって腕をグルグルと回して突進していきました。お互い手をグルグル回して叩き合いながら、しゅんは「イヤ〜」と大きな声で言いました。すぐにワーンと泣き出しましたが、こんな風に言い返せる様になったなんて、随分大きくなったわ〜と驚きました。最後は泣き出した2人をどうにか私たちがなだめて車に乗せましたが、一回り大きな体格のR君に向かっていく様になったことに驚いて、ちょっと嬉しくなりました。子ども同士で仲直り出来るようになるのは、その次の段階だと思います。年中さんになったら、きっとこんな揉め事を繰り返してもっと成長していくんだろうなと思いました。


3月15日(木) 曇り時々晴れ 「甘くてしょっぱい」
朝になると熱は下がりましたが、今日も念のためお休みすることにして、幼稚園に連絡を入れました。寒い日が続いていて、同じく大事をとってお休みするお子さんが多い様です。

今日は一日熱も上がらず、体力が有り余って元気いっぱいのしゅんは、幼稚園に行きたかった〜、寂しい〜と大騒ぎ。余りにも元気なので、車でびゅびゅんと行くなら問題ないでしょうと、しゅんの大好きなお店でランチをとり、おいしいと評判の和菓子屋さんに行っておやつを買ってきました。

和菓子屋さんに行くことを思いついたのは、昨日、桜餅が出てくる絵本を読んだしゅんが食べてみたいと言ったからです。でも、春の和菓子がたくさん並んだショーケースを前に、私たちはう〜ん、どれにしようと迷ってしまいました。桜餅はもちろんのこと、お花見団子もおいしそう、大福やみたらしもおいしそう!お値段は洋菓子の半分以下というのも嬉しいところです。じっくりと吟味し、しゅんが食べたいと言った「西王母」という和菓子と桜餅、そしてお店の看板商品のこちらの「貴福餅」を選びました。
家に帰って早速おやつにしましたが、桜餅を一口食べたしゅんは「ひゃっ」とびっくりした顔をして口を開け、「これ、何?」と桜の葉を指さしました。「桜の葉っぱを塩漬けした物だから、しょっぱいでしょう?」と言うと、「甘いとしょっぱい。変なお菓子〜。」と言って笑い出しました。絵本の中のお菓子がどんなお味かわかって、少しすっきりした様でしたが、この甘いとしょっぱいの複雑なお味がわかるのは、多分もう少し大きくなってからでしょうか?!ともあれ、丁寧に作られたこちらのお店の和菓子は、これから季節毎に通いたくなる様なおいしさでした。写真は貴福餅、粒あんもお餅もきな粉も、それぞれこだわりの素材を使って作られたそうです。良く伸びる柔らかいお餅と甘さ控えめの餡が、しみじみおいしい和菓子でした。
おいしい和菓子 幸せ〜


3月14日(水) 曇り時々雪 「チクチク」
今日は登園できそうでしたが、鼻水が出て苦しそうにすることがあったので、大事をとってお休みすることにしました。時々雪が舞う寒い一日でしたが、家の中はぽかぽかしていてそれを忘れてしまいそうになりました。

しゅんと並んで座りながら、チクチクと針仕事をしました。私がお裁縫をするのを見ているのが大好きなしゅんは、「しゅんちゃん、つまらなかったら何か絵本とか持ってきたら?」と言う私に、「しゅん君、つまってるの。」と答えてジーッと私の手元を見つめました。見覚えのあるフェルトやアップリケを出す私に、「これ、サンタさんが手作りしてくれた箱と似てるみたいね。嬉しい〜。」と言いながら、クリスマス会で「サンタさんから」手渡されたおもちゃの箱を持ってくるしゅん。私は少々焦りながら、「あっ、本当だ〜。ママ、サンタさんの真似っこしてみようっと。」と答えました(笑)。

サンタさんと同じ手順で、フェルト2枚の間にフェルトを貼って丈夫にし、毛糸でチクチクと縫い合わせること1時間ほどで、作業は終了!ちょうど良い大きさだと思うけど・・・と入れてみると、ぴったり合って嬉しくなりました。そう、これは先日作ったUNOを入れる箱です。お片づけする箱もできて、ますます愛着がわく私たちです。

ところで夜になり、しゅんの動きが緩慢になりました。体を触ると再びイヤな予感がします。夕方までは元気だったのに、また8度8分の熱が出てしまいました。本当にインフルエンザではなかったのかしら?と不安になりつつ、お布団に連れて行きました。
何が入っているかというと・・・ UNOでした!


3月13日(火) 曇り 「どっさり」
昨日の深夜、「お茶飲みたい」と言って起きてきたしゅんの熱は、7度3分に下がっていました。朝になると6度台まで下がり、咳と鼻水が少し出る以外は、すっかり元気になったようでした。

念のため病院で診て頂くと、熱が下がったこともあってインフルエンザの検査は必要ないと言われました。先月も高熱を出す風邪を引きましたが、同じ様な風邪だったのでしょうか。お母さん達と連絡を取ってみると、今日の幼稚園は半分くらいのお子さんが欠席だったとか!インフルエンザと風邪、後は少々体調が悪いお子さんが大事をとっているとのことでした。急にやってきたこの寒さで、3月に入って体調を崩すお子さんが続出です。早くこの寒波が去ってほしいものです。

スーパーでササッと買い物をして家に帰ると、生協の配達が終わっていました。しゅんと一緒に箱を開けてびっくり。今日の買い物とかぶっている物がいくつも出てきてしまいました。特に驚いたのは、どっさり届いた新じゃがと冬菜。「あ〜。注文したこと忘れてた〜。」と言う私に、しゅんは「じゃがいもがこんなにある〜。コロッケ食べなきゃ〜。」と大騒ぎでした。「ママ、注文したこと、忘れちゃってたの?忘れちゃって、買っちゃったの?」という問いかけに、「しゅんちゃん、たくさんじゃがいも食べてね。」とお願いする私でした。


3月12日(月) 曇り時々吹雪 「発熱」
目を覚ましたしゅんは、「ケーキ食べようよ!」と言って飛び起きました。昨日、ケーキも食べずに寝てしまったしゅんをお布団に移動しながら、主人と「しゅんの分、どうする?食べちゃう?でもきっと覚えてるよね。」と話したことを思い出し、食べなくて良かった〜と胸をなで下ろしました。しゅんは自分の誕生日の時に買って食器棚にしまってあったろうそくを持ってきて、2本だけ立て、「電気消してね。ハッピバースデー・・・」と歌い、ご丁寧に2本とも自分で消して拍手をしてくれました(笑)。

今日も時々黒い雲がやってきて、吹雪になりました。強い風に飛ばされて、雪が積もることはありませんでしたが、外は震えるほどの寒さでした。そんな中でしたが、何組かの親子で、遊具のあるマクドナルドへGO!子ども達は、肌着になる子も出るほど汗をかきながら、飛び回って遊び続けました。

年少さんもでも何人かインフルエンザを発症したお子さんがいるという話を聞きましたが、今日まで大丈夫だったらこの波は乗り切ったね・・・と言い合って帰宅すると、しゅんがバチバチとまばたきをしていることに気付きました。あれ、おかしい?と熱を測ると38度7分です。あぁ、とうとう我が家にもやってきてしまった〜とガックリしながら、急いでお布団の支度をしました。


3月11日(日) 雨のち曇り時々吹雪時々晴れ 「誕生日」
強い風で、家が揺れそうです。時々黒い雲が来ると、辺り一面真っ白になりました。こんな荒れ模様のお天気でしたが、車の乗り降りで吹雪の中に出ていくと、しゅんは顔に当たる雪にニヤリとしながら、「あぁ〜。雪って大好きだ〜。」と叫びました。

朝起きると、しゅんは「UNOしようよ」と言ってイソイソと準備を始めました。そしてまだ眠っている主人の横で、向かい合って何度も対戦しました。本当にこれで遊べるのかな?と思っていた手作りUNOですが、何度も触っていると意外と手にしっくりなじんできました。まだ余り駆け引きなどは考えないしゅんの手持ちの札は私に丸見えなので、カードの裏にクレヨンの色がついていても問題なし!というわけで、十分楽しく遊ぶことが出来ました。
お待ちかねの主人が起きてくると、早速3人でゲーム開始です。素直に次の札を出すしゅんに、ドロー2やワイルド4の札を連続で出す、意地の悪い私たち(笑)。それにもめげず、しゅんは楽しそうに遊び続けました。途中で怒ったり泣いたりしてしまうかな?という私の予想に反し、ゲームをちゃんと理解して、負けても「えーん、えーん、えーん。あ、嘘泣きだけどね。」とおどけてみせる余裕がありました。年長さん達からの良い影響をいっぱい受けて、随分成長したものだと思いました。

家で少し仕事をしていた主人が落ち着いたので、お蕎麦やさんに行きました。モリモリとお蕎麦を食べながら、しゅんが「ママ、お誕生日だね。おめでとう。」と言ってくれました。そして「ケーキ買わなくちゃ。それにろうそくも○○本立てなくちゃ〜。」と言うので、思わず口を押さえました。去年の誕生日は、お台場のホテルから、これぞ東京という風景を眺めながら迎えました。「もしかしたら、東京よ、さようならってことになったりしてね〜。」なんて言っていたことを思い出します。まさか吹雪の中、ケーキを買いに行くことになるとは思っていませんでしたが、この1年も予想外の楽しい出来事がいっぱいあったなぁと思いました。
誕生日!


3月10日(土) 曇り時々晴れ 「手作りUNO」
今日は寒さがゆるみました。掃除をしようと窓を開けたら、少しだけ春の匂いがしました。しかし明日からは再び荒れ模様のお天気になるとか。また雪が降るとグッと気温が下がるでしょう。風邪をひかせないよう、自分もひかないように気を付けたいと思います。

今年に入って、幼稚園の年長さんたちの間でUNOが流行っています。しゅんも格好いいな〜と憧れのまなざしで見つめていた様なのですが、先週あたりからお仲間に入れてもらって遊び始めたそうです。優しいお兄ちゃん、お姉ちゃん達に教えられ、今ではルールを覚えて遊ぶことが出来る様になったと先生からお伺いして、とても驚きました。ご飯を食べながら、UNOのルールについて聞いてみると、確かにゲームの進め方や各種カードの使い方など、よく覚えたわ〜と感心しました。私も随分昔に熱中して遊んだ記憶がありますが、とても懐かしくなりました。

しゅんは「パパも知ってるかな?」と心配し、私にメールで尋ねる様に言いました。仕事中の主人から「多分知ってるよ」という返事が来ると、「良かった〜」と安心し、「じゃあ、3人で遊べる様に作ろうよ!」と言い出しました。作る・・・作る?作るって?!と思ったものの、しゅんの決心は固く、ワクワクした表情で私を見つめている姿を前にすると、これは頑張って作るしかないという気持ちになってきました。早速ネットでカードの種類と枚数を調べ、108枚あることを突き止めて作業開始です。
必要なくなったカレンダーを、「UNOってこのくらいの大きさなんだよ」と言う大きさに切り、せっせと数字を書き込んでいきました。周りの色はしゅんが担当すると言うのでお願いし、流れ作業で作り続けました。途中からは私も色塗りを分担し、せっせと塗ること数十分、さらに周囲をテープで補強し、製作時間3時間の大作が完成しました。

帰宅した主人に「これ、ママと作ったんだよ〜。」としゅんが得意気に見せると、主人はかなり驚いた模様。そして「カレンダーで作ったんだよ。」という私に、こっそりと「カレンダーじゃ、その模様でどのカードかわかっちゃうんじゃない?」と言いました。私は「その前に、裏にもクレヨンがたくさんついてるから、色は一目でわかっちゃうのです。」と答えました(笑)。しかし、しゅんにとっては大事な大事な我が家のUNOです。「パパちゃん、明日は朝からずーっといる日?ずーっとずーっとお家にいる日?」と主人に確認し、「良かったね。これでみんなでUNOできるね。」と喜んでいました。
一生懸命作っています 完成! 手作りUNO・・・。


3月9日(金) 曇り時々晴れ 「国旗」
新潟市内で猛威をふるっているインフルエンザが、とうとう幼稚園にもやってきました。水曜日には元気だったお子さん達が、次々と高熱を出してお休みしています。今年の流行は例年よりも随分遅く、折角受けてあった予防接種の効力も、そろそろ切れてきたのではとお母さん達と話しました。子ども達が移っているなら、水曜日に同じ空間にいた私たちも、当然移っているよね・・・とヒヤヒヤしています。

しゅんが、幼稚園で「せかいのこっき」という絵本を借りてきました。世界地図が裏表紙に描かれていて、各国に番号が振られています。そして1ページに一カ国分の国旗が載っていて、そこに小さな地図と番号、国名と首都の名前が書かれています。色んな国があって、色んな国旗があるんだな〜と私も興味深く思いながら一緒に絵本をめくっていきましたが、段々2人で興奮してきました。「この国は○番だね、どこにある?」「この国旗、○○の国と似ていると思わない?」と、しゅんも口と手をフル稼働して忙しそうに読み始めました。
「アメリカとロシアとカナダとオーストラリア、すっご〜く大きいね〜。」と感心していたしゅんは、「あぁ、アメリカに行きたくなっちゃった。」と言い出しました。さらに「でも、カナダも行きたいし、オーストラリアも行きたい。もう、全部の国に行きたくなっちゃったよ〜。」と言いました。私も行きたいわ!

スイスやカナダなど、私が主人と一緒に行ったことのある国を教えると、「しゅん君、その時お腹の中にいた?いたんでしょ?」と言うので、「残念ながらその時はいなかったな〜。」と答えました。「長い時間、良い子で飛行機に乗っていられる子じゃないと、遠くの国には行かれないのよ。」と言うと、すかさず「だってしゅん君、もう4歳だから良い子に決まってるんだよ。」と返ってきました。眠る直前まで国旗を眺めていたしゅんは、今頃夢の中でどこかを旅しているかもしれません。

昨日に引き続き冷え込んだ今日は、夜ご飯におでんを作りました。お迎えまでの時間に作っておいたので、遊びに来てくれていたお友達親子が帰るとすぐ、温め直してご飯にすることができました。いつもこうすれば、夕方の時間が余裕いっぱいなんだ〜と、今更ながら気付いた夜でした。
あったか〜い


3月8日(木) 雪のち曇り 「雪の日」
一晩降り続いた雪で、新潟市内はこの冬一番の積雪になったそうです。数センチの積雪ですが、車に積もった雪は凍り付いているので、雪かきワイパーで雪下ろしをするのも一苦労でした。駐車場まで私にくっついて来たしゅんは、地面に積もった雪を手にとっては、「冷たいね〜」と喜んでいました。

すれ違うバスに、見慣れない物がついているな・・・と思って信号待ちで良く見たら、「祈合格」という紙が貼られていました。今日は新潟の公立高校入試日なのです。雪が積もって受験生の皆さんは大変だったかもしれませんが、目立った混乱は無かったそうです。

時折灰色の雲がやってきて、目の前が真っ白になるほどの雪が降りました。ちょうどお迎えに行った時は晴れていて、出てきたしゅんは大喜びです。地面や車、園庭に積もった雪を一生懸命集めて、重たくなった袋を引きずりながら遊び続けました。その様子に、「しゅん君には、雪って珍しいんだもんね。」とAさんが仰っていました。雪が降り始めても、「寒くな〜い」と言って遊ぶ子ども達に、待っている私たちはブルブル。寒い、寒いと足踏みしながらも、余りにも楽しそうな様子に笑ってしまいました。しばらくした後、ヨロッとよろけたしゅんがお庭で転びました。そして泥だらけに!急いで幼稚園の教室に戻って着替えを始めると、先生がストーブをつけて下さいました。久々の雪の日を満喫したしゅんは、来週の天気予報に並ぶ雪マークにワクワクしています。
雪だるま 見えますか?


3月7日(水) 曇りのち雪 「お祝い会」
朝から舞っていた雪は、お昼前から本格的に降り始めました。しんしんと降り続く雪は止むことがなく、辺り一面雪化粧です。シーンとした空気と風景は、雪国らしく感じてとても素敵ですが、この寒さと運転のことを考えると、早く暖かい日々が戻って欲しい様な気がします。

とうとう、卒園お祝い会の日がやってきました。2ヶ月近くも練習を積んできて、その発表の日だと思うと、朝の発声練習から緊張した雰囲気に包まれました。でもこれは年長さんをお祝いする園の行事です。子ども達の劇や歌も楽しみで、ワクワクしながら用意された席に座って始まりを待ちました。

まずは年少さんの劇が始まりました。しゅんから断片的に話を聞いていましたが、その通りの役になって登場した時には、私もドキドキしてきました。年少さんは、動いたりセリフを言ったりするだけで観客席から「か〜わいい」という声が聞こえてくるほどかわいらしくて、とても微笑ましくなりました。しゅんも時々私にニコニコ笑って手を振りながら、劇を楽しんでいました。
次はいよいよ私たちの番です。衣装をつけて登場すると、子ども達から「わ〜」という歓声が上がりました。みんな揃って礼をして歌い始めると、年長さんのお母さん達が涙ぐんでいらっしゃるのが見えました。私たちも、今までの思いや歌詞の内容に胸がいっぱいになり、次々と涙ぐみ・・・。しかし、「泣いても歌うんだよ!レコード大賞だと思って、とにかく歌うんだよ!」と合い言葉の様に言っていた私たちは、お互いの顔を見てはこみ上げる涙を堪えながら、何とか最後まで歌いあげました。「お母さん達の気持ちが、とてもよく伝わってきたよ。」と後で言って頂いて、とても嬉しくなりました。

それぞれの学年のお子さん達、お母さん達の出し物は、どれも本当に心がこもっていて、幼稚園全体がみんなのことを思い合っていることを実感しました。もうすぐ小学生になる年長さん達とは違い、まだよく意味がわかっていない様な小さな子ども達にも、今日の温かな気持ちはきっと伝わっていたと思います。春は寂しい別れがある季節ですが、新しい出会いも待っています。思いがけず新潟に来てもうすぐ1年、出会いを大切にしていこうという気持ちが今までより一層強くなりました。しゅんの入園によって出会えた方々との出会いに、感謝したいと改めて思いました。そして今は新しい世界に出ていかれる年長さんや先生のこれからが、素晴らしい毎日でありますようにと願っています。


3月6日(火) 曇りのち雪時々雨 「体操」
昨日の暖かさはどこへやら・・・。冷たい風が吹きすさぶ、本当に寒い一日になりました。夕方には雪も舞って、寒さもより一層厳しくなりました。この気温差は体に堪えます。風邪を引かせない様に、気を付けなくてはと思います。

今日はしゅんがずっと楽しみにしていた、キッズ体操の日です。朝、通園バッグの横に教室用のバッグを用意しておくと、まだ眠くてやや不機嫌に起きてきたしゅんが笑顔になって、「あれ?どうしてこんな所に体操のバッグがあるんじゃ〜?」と言い、パジャマのままバッグを斜めがけしました。

降園後教室に行くと、早速お着替えをしました。制服、体操服のない幼稚園に通っているので、こうしてお友達と同じ体操服を着ているところを見ると、急に幼稚園児らしく感じて、思わずAさんと顔を見合わせ、「かわいいね〜」と言ってしまいました。子犬の様にじゃれあっていたYちゃんとしゅんは、時間になると私たちに手を振って教室に入りました。体験の時、あんなに泣いていたのは何だったの?とAさんも驚かれていましたが、私も同感でした。先生のことが本当に好きで、すっかり場所にも慣れたらしいしゅんの様子にほっとして、のんびりと子ども達の様子を見学することができました。

教室が始まると、先生の掛け声に合わせて子ども達がわーっと走り出しました。広い教室全体を使って、遊びながら体を動かしている様です。それから今日は鉄棒が登場し、先生に補助して頂きながら、順番にぶら下がったり前回りをしたりしていきました。しゅんもほっぺたをピンクにしながら、目を輝かせて走ったり鉄棒をしたりしました。意外と身軽で怖い物知らずなしゅんは、鉄棒にもヒョイッと飛び上がり、難しそうなことにも果敢に挑戦していました。「楽しかった〜。また行きたい。」と言って出てきたしゅんは、夜眠るまで、体操教室での話をしていました。体を思いっ切り動かして、ニコニコしているしゅんの見学をするのは、私にとっても嬉しく楽しい時間でした。


3月5日(月) 曇りのち雨 「歌声を合わせて」
まるで春のような陽気になりました。生暖かい風が吹いて、上着も脱ぎたくなるほどです。子ども達の衣替えもしなくちゃねとお母さん達と話しましたが、明日からはまたグッと気温が下がるそうです。

1月の終わりに歌の練習を始めてから、家でもCDを聴いたり歌ったりして復習をしていました。お友達親子の家に集まって練習することもしばしば。そんなうちに、年少さんの子ども達は、私たちが歌う曲をかなり覚えてしまいました。英語の歌詞を上手に歌う子ども達に、「私たちは覚えるのにかなり苦労したのに、子どもの記憶力ってすごい!」とみんな驚いています。しゅんも私のパートのメロディをすっかり覚え、私が台所で口ずさんでいると、居間で遊びながら歌っていることがあります。

そして時々、「ママ、歌声を合わせて歌ってみよう」と言い、顔を見合わせながらゆっくりと歌うことがあります。心に響く歌詞は、かわいらしい声で歌うとまた違った魅力があるような気がします。それにしても「歌声を合わせて」って!きっと幼稚園で先生がそう仰っているのだと思います。長いこと練習してきたこの歌も、本番が終われば発表する場所は多分ありませんが、こうしてしゅんと手をつないだり笑ったりしながら、「歌声を合わせて」歌うことができるようになっただけでも、とても大きな財産だなと思います。


3月4日(日) 晴れ 「良い子?」
青空が広がる、暖かな日になりました。ぽかぽか陽気が余りにも気持ちよくて、3人揃ってかなりの朝寝坊をしました。声は相変わらず出ませんが、体はすっかり楽になりました。
今日も出勤の主人と、せめてランチで家族団らんということで、会社の近くのレストランに行きました。お昼を少し過ぎた店内は割と空いていて、3人でのんびりランチとお茶をすると、主人は出勤していきました。

私たちはパン屋さんに行って、あれこれおいしそうなパンを選びました。レストランの駐車場で、「ママ、今日も声が余り出ないから、しゅんちゃんに注意できないよ。だからちゃんと良い子にして、ママのお隣にいてくれないと、パン屋さんでお買い物できないよ。」と言っておいたのを覚えていて、パン屋さんで車を降りる時、「ママ、声が出ないから良い子にしてるって約束したんだよね。」と言いました。ちゃんと覚えているなんて、お利口さんと思いながら、良い気分でパンを選びましたが、最後に「良い子にしてたもんね。野菜ジュース、飲みたいな。」と上目遣いで言いながらニッコリするのにはガックリ!ズラリと並ぶジュースの中から野菜ジュースを選ぶなんて、なかなか渋いわねと思いながら、ご褒美に1本買ってしまいました。


3月3日(土) 晴れのち曇り 「声が出ない」
朝起きると、声が出なくて驚きました。慣れてくると段々低い音は出る様になってきましたが、肝心の高音がかすれてしまいます。合唱で、私のパートはソプラノなのに(涙)。今日はあんまり声を出さずに過ごそうと決め、会社に行く主人を見送りました。

しかし、おしゃべり大好きないたずらっこと共に、静かに過ごせるわけがありません。少し体を休めたくてお布団に横になり、ハッと気付いて起きると、しゅんのズボンが真っ赤になっていて青ざめました。しかし当の本人は、ニヒヒッと笑いながら壁を指さします。そちらを見てクラクラ・・・。壁にも何ヶ所か真っ赤な部分ができています。「どうしてこうなっちゃうの?」と聞くと、ケロッとした顔で「これはハンコに決まってるでしょ!!」ときたものです。怒る元気もなく拭き始めた私の横では、次は何しようかな〜っと目を輝かせている人がいます。そんなこんなで次から次へといたずらをしたり、歌ったり踊ったり、私にもそれを強要したり。もちろん喉を休めることもできず、しゅんが眠るまで怒濤の一日を過ごすことになりました。

それでもステンシルで遊んだ1時間ほどは、ちょっとだけ静かになりました。今日はカラーチャートを見て、絵の具を混ぜることにも挑戦し、しゅんが自分で考えた配色で3つの絵を完成させました。オレンジ色の屋根のお家は、とてもかわいらしくできました。細かな作業が必要になる部分もありましたが、こんなに小さな子でも、根気強くやっていったらきれいに仕上げられるんだなと感心しました。しゅんはこれを、幼稚園のお友達へのお手紙にするつもりのようです。この作品が完成すると、次はスーパーボールをおもちゃ箱から出してきて、自分もスーパーボールになったかのように、ボールと一緒にはね回り始めました。つかの間の静寂は、あっという間に終わったのでした・・・。
ステンシルって楽しいな〜 完成したよ!


3月2日(金) 晴れ 「帰りたくないっ」
小さなおにぎりブームが去った後、炒飯「だけ」、焼きそば「だけ」、サンドイッチ「だけ」という主食だけブームが到来し、基本に戻って白米にふりかけブームがやってきているしゅんのお弁当作りは、最近とても短時間です(汗)。変わり映えしないお弁当でもきれいに食べてくるしゅんに、「今日はどなたのお隣でお弁当食べたの?みんなのお弁当、おいしそうだったでしょ?」と聞いてみると、「○○ちゃんと○△君だよ。おいしそうだったけど、しゅん君のお弁当がい〜っちばんおいしかった。」と言ってくれました。おぉ、何て褒め上手な我が子。もっと早起きして頑張らなくては・・・。

歌の練習が終わった後、降園する子どもたちを建物の影からそーっと見ました。今日、しゅんはお迎えではなく、園バスに乗ってお友達の家に遊びに行く予定なのです。それも年長さんの女の子のお家にご招待されたのです。そのお姉ちゃん、Mちゃんのことが入園以来大好きなしゅんは、「遊びにおいで」と言われた週の初めからワクワクドキドキ、ソワソワしているのが側で見ていてよくわかり、もう笑ってしまうほどでした。もうひとりのお友達と一緒にではありますが、子どもだけでお友達の家に遊びに行くのは初めてということで、前日はお着替え一式と連絡先を書いたお手紙を用意し、私もドキドキして今日を迎えました。
まずは園バスに乗るのを直前になって嫌がるのでは・・・と心配しましたが、それは難なくクリアし、楽しそうにウキウキとバスに乗っているしゅんを確認し、私は少々落ち着かない気分で家に戻りました。今頃、Mちゃんのお家に着いたかな?ちゃんとお行儀良くしているかな?おもらししていないかな?と心配は次から次へと浮かんできましたが、私もお茶を飲んで干し芋を食べ(!)、かなりリラックス。そうこうしているうちにお迎えの時間が近付いてきて、Mちゃんのお家に向かいました。

もうひとりのお母さんと一緒にMちゃんのお家の呼び鈴を押すと、優しそうなお祖父様とお祖母様が出て来られました。そして奥から「まだ遊びたいんだもの〜」というしゅんの大きな声が聞こえてきました。おやつを頂き、Mちゃんの楽器演奏を聴き、電車のおもちゃで遊び・・・と、大好きなMちゃんと一緒に、夢のような時間を過ごしたらしいしゅんは、「ママ〜」と飛び出してくるのではという予想を大きく裏切り、出てこようともしませんでした。しゅんの様子に、Mちゃんが「またしゅん君、呼んであげるからね。」と説得してくれて、何とか玄関から連れ出すことができた程でした。そして帰り道では、どんなに楽しかったか、どんなにもっと遊びたかったか、切々と語っていました。
「いっちばんおいしい」?


3月1日(木) 曇り時々晴れ 「春の気配」
あっという間に3月が始まりました。そのことを知ったしゅんは、両手を挙げながら「やったー。やったー。3月になって嬉しいなー。」と言いました。「どうして嬉しいの?」と言うと、「え?だって、ママのお誕生日が3月でしょ?だからやったーやったー。」と言いました。誕生日に大喜びする年齢ではありませんが、こんな風に言ってくれる人がいると嬉しくなってきます。でもそのまま言わせておくと、社宅全体に響き渡る声で、「だって○歳になるんだもんね〜!!」と言ってしまいかねないので、慌てて車に乗せました。

すっかり元気になったしゅんは、朝も自分で起きてきて、開口一番「ママ、幼稚園から帰ってきたら、あれ、あれ、あれを食べようよ!干し芋〜。」と言いました。お腹が空いていたのか、おいしいお芋の夢でも見たのか、朝から笑ってしまいました。約束通り、おやつに食べたのは左の写真の干し芋です。これは私の実家近くにあるお店から、どっさり取り寄せた物で、びっしりと吹いた粉が見るからにおいしそう!今日は丸干しを食べましたが、遠州地方独特の、角切りの干し芋がしゅんの最近のお気に入りで、2人仲良く私にとっては懐かしい味を楽しんでいます。

しゅんを送って帰ってくると、私は携帯のアラームをセットして、もう一度お布団に入りました。喉の痛みがまだあるため、今日は思いっ切り休養をとらなくてはと思ったのです。ぐっすり眠るとだいぶ元気になりました。それにしても今日は暖か〜い。朝晩の冷え込みはまだ厳しく、来週も雪マークが並んではいますが、もうすっかり昼間は春の陽気です。

夜、今年初めての豆ご飯を作りました。ほんのり塩味のご飯と、ぷちぷちして甘みのあるお豆がおいしくて、ご飯が進みます。
丸干しの干し芋 おいし〜い この春初めての豆ご飯


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