2007年7月

                                                  過去の日記 2007/06


7月31日(火) 曇りのち晴れ 「おもちゃの家が」
朝は少し涼しい風が吹いていましたが、日が差し始めると暑くなってきました。青空も広がり、やっと夏が来た様で嬉しくなりました。天気予報にも晴れマークが並び、こちらもいよいよ夏本番です。

お昼ご飯を食べると、お友達の家に遊びに行きました。遊びに行ったYちゃんのお家では、ペースに乗るまでに時間がかかり、帰る間際になって「もっと遊びたかった〜。」と泣くことが多く、いつも涙でお別れとなってしまいます。そこで今日は、「あんまり遊ばないと、さよならの時間になってもっと遊びたかったってなっちゃうよ。だから、最初から一生懸命、思いっ切り遊ぼうか?」と言ってみたところ、しゅんもその気になったらしく、私たちが見ていても「一生懸命、思いっ切り」遊んでいるとわかるくらい熱中して遊んでいました(笑)。広〜い一軒家のリビングで、子ども達4人は時には子犬の様にじゃれ合ったり、追いかけっこをしたり、ブロックやお人形を囲んだりして遊び続けました。

思いっ切り遊んで、気持ちよくさよならができたしゅんに、帰りの車で「楽しかったね。」と言うと、「うん。楽しかった。最初からたっくさん遊んだんだよ。」と言いました。良かったなと思っていると、「シルバニアファミリーでも遊んだよ。時々、そのお家に地震が来てね、全部倒れちゃったの。」と言うのでドキッとしました。そう言えば、みんなで動物たちのお家を囲んで遊びながら、時々ガタガタと揺らしていたのです。楽しく遊びながらも、あの揺れとその後のニュースなどで見た映像のショックが子ども達の心には残っているんだろうなと思いました。

夏休みが始まって2週間ほどが経ちました。まだ夏らしい日差しの日は数える程しかなく、過ごしやすい日々をのんびりと送っています。本格的な暑さはこれからですが、短い夏を思いっ切り楽しめる様、8月も元気に過ごしたいなと思います。


7月30日(月) 曇り 「自然科学館」
ぐっすり眠って起きたしゅんは、「あぁ、よく寝た〜」と言って起きてきました。今日も曇り空で、涼しい一日になりそうです。

今日はしゅんが大好きな、新潟県立自然科学館に行きました。去年も夏の終わりに遊びに来ましたが、その後、しゅんは幼稚園の園外保育で何度も訪れ、以前は怖くて近寄ることができなかった恐竜ゾーンなども平気になりました。最初は怖がっていたというお話を先生から聞いていた私が、わざと「恐竜、怖いかな〜」と言ってみると、「うちがいるから大丈夫だよ。怖くないんだよ。」と頼もしいことを言ってギュッと私の肩を抱いてくれました(笑)。

入館してすぐ、スタンプロボットを発見したしゅんは、早速ロボットにスタンプを押してもらいました。こちらの施設には、様々な難しい科学や自然の仕組みを、子ども達が自分で体験しながら理解することができるような設備がたくさん用意されていて、小さな子どもから大人まで楽しむことができます。前回は「ふしぎな広場」という遊び道具やおもちゃがたくさん並べられているコーナーにずっといたしゅんも、今回はあちこちのお部屋に行って、色々な装置を動かして楽しんでいました。中でも熱中していたのは、風力発電のコーナーと車のエンジンのコーナー、そしてリニアモーターカーについて色々と学ぶことができるお部屋と振り子のコーナーです。私が面白かったのは、風の力を体験できる装置(風速5メートル、10メートル、15メートルが体験できます)と、リニアモーターカーの仕組みについてのお話です。恐竜や動植物のコーナーもあり、子どもが興味を持ったことをじっくり知ることができるとても面白い施設だと思います。

まだプラネタリウムや星のコーナーは、暗いためか怖がっているしゅんですが、もう少ししたらそんな所も一緒に楽しむことが出来るかなと思います。「面白かったね〜。」「もっといたいね〜。」と言うしゅんと外に出たのは、閉館時間の5分前でした。
スタンプロボット 風力発電!
リニアモーターカーを走らせる 振り子の動き きれい〜


7月29日(日) 曇り 「夏祭り」
7月下旬とは思えない、涼しい一日になりました。なかなか食事を揃ってとることができない私たちは、一足早く土用の丑の日をしました。ご飯に大葉と錦糸玉子をたっぷり乗せ、短冊に切ったうなぎを乗せたら完成です。ほんのちょっぴりだけのうなぎでしたが、こんな肌寒い夏にはこのくらいでもいいかなと思う様な丼になりました。

今日は夕方から、幼稚園で夏祭りがありました。浴衣や甚平さんを来て続々と集まる子ども達は、本当にかわいらしくて夏らしいこと!先生方や一部のお母さん達の浴衣姿もとても素敵でした。しゅんは去年と同様、女の子達の浴衣を見ては、「うちは、いつになったら女の子になるの?早く浴衣が着たいな〜。」と、こちらを焦らせる様なことを言いました。

集まってお話を聞いた後は、持ち寄りのお料理で夜ご飯です。去年は枝豆とぶどうを持参した私ですが、今年はカボチャの煮物とキッシュを作ってみました。お昼頃から料理している私の後ろで興味津々だったしゅんは、お料理を取りに行く私に「キッシュを持ってきてね」とリクエストしました。よそのお母さんが作られたお料理は、どれもそのご家庭の味でおいしくて、こんな持ち寄りパーティーは楽しいなと思いました。デザートも充実していて、もうお腹はいっぱい。そしてあれこれ頬張っていたしゅんは、「キッシュ、おいしいね。うち、これが一番おいしかったよ。」とニッコリし、いつもながら母の心をくすぐるのがうまいのでした。

ご飯の後は、先生方が工夫を凝らして下さったウォークラリーをして、完成するとかき氷のご褒美を頂きました。そして最後はひとりひとり、火のついた提灯を頂いて、いつもとはグッと違った雰囲気の中、さようならとなりました。ちょっぴり涼しい夜風に当たりながら、提灯で夜のお散歩をして、夏の気分を満喫することができました。
そ〜っと、そ〜っと


7月28日(土) 曇り 「寺泊」
昨日の暑さはどこへやら、再び涼しい曇り空になりました。久々に出勤しない主人と何をしようかと考え、ドライブして「魚のアメ横」と呼ばれる寺泊に行くことにしました。先日の地震の影響で、新潟県内の観光地は軒並みキャンセルが発生し大変な打撃を受けているそうです。こちらの寺泊も、柏崎と数十キロという位置にあることから、直接の影響はなかったものの観光客が減少している様です。観光客を呼び戻したいというイベントも何度か開催され、頑張っていらっしゃるところです。

海沿いの道は寺泊が近付いても混雑することはなく、確かに例年の夏に比べたら空いているのだろうと思いましたが、駐車場には多くの車が止められていました。早速魚のアメ横を歩くと、おいしそうな匂いがあちこちから漂ってきます。去年のGWに訪れて以来ですが、あの頃よりずっと食いしん坊になったしゅんが、「お腹空いた、空いたよ〜。何でもいいから食べ物を買って〜。鯖、鯖、鯖がいい!」と言うので、まずは急いで3本の浜焼きを買いました。しゅんのリクエストの鯖は、とても脂が乗っていておいしい上に食べ応えがあります。コシヒカリ団子という、ただの丸いお団子にタレが塗られただけの串も、ほんのりと甘いお団子がおいしくて止まらなくなります。まだお腹が空いている私たちは、第二弾の串を買いにお店へ。その場で焼いてくれるサザエを食べたり、イカの丸焼きや薩摩揚げの様な物を食べたり、段々お腹がいっぱいになってきました。あちこちでカニや魚介類が売られていましたが、今日はこの後の予定もあるので「ハチメ」という魚の浜焼きを、夜ご飯にしようとお土産にしてもらって車に乗りました。

寺泊から新潟市方面に少し行くと、海沿いに何軒かのお店が並んでいる場所があります。その中の「カフェ ウィンズ」というお店のケーキがおいしいよと園のお母さんに教えて頂いたので、折角だからと寄ってみることにしました。お店はログハウスで、店内にも木でできたテーブルや椅子が並んでとても良い雰囲気です。小さなお店ですが、お客さんが途絶えることがなく、人気店なんだろうなと思いました。私たちもパフェやケーキでゆっくりお茶をしました。おいしい物を色々食べてのんびり過ごす、良い一日でした。
寺泊へ! どこで食べようかな〜 まずは鯖 こしひかり団子と番屋揚 こしひかり団子はお米の甘さがおいしい〜!
サザエ 熱々! ハチメはお土産に
ウィンズパフェとプリンパフェ ボリューム満点 しゅんはチーズケーキ


7月27日(金) 晴れ 「夏こそ?」
お弁当を作る日は、しゅんを起こす時におにぎりの形を確認します。「三角?楕円(俵型)?それとも丸くて平べったい形?」と耳元で言うと、眠っているはずのしゅんが「楕円」などと小さな声で答えます。今朝も「楕円」というリクエストを聞いて台所に戻り、お弁当を仕上げて朝ご飯にしました。

リュックサックにお着替えとお弁当を詰めたしゅんをSちゃんのお家に送ると、私はインド料理のお店に向かいました。しゅんがSちゃんのお家なら・・・とふと思いつき、主人も出てこられそうだということで久しぶりに2人でランチに行くことにしました。そしてやっぱり夏はカレー?スパイシーな物が食べたくなって、朝からワクワクと楽しみにしていました。
2種類のカレーを選ぶことができるランチで、主人はフィッシュカレーと海老とオクラのカレーを、私はチキンカレーと茄子と豆のカレーを選びました。マンゴーラッシーを飲みながら、ナンにつけて食べるカレーのおいしいこと!元気が出る様な気がしました。

会社に戻る主人に手を振ると、私は市場に寄ってお目当てのトウモロコシと枝豆を買いました。どちらも朝採りの物で、夜ご飯にさっと茹でるとトウモロコシの甘さと枝豆の濃いお味に、「おいし〜い」と思わず声を上げてしまうほどでした。

夕方Sちゃんのお家に行くと、子ども達の楽しそうな声が聞こえてきました。お弁当もペロリと食べ、色んな事をして遊んでいたよというSちゃんのお母さんのお話を聞いてほっとしました。私とべったり一緒が良かった去年の今頃と違い、お友達の存在がどんどん大きくなっているのを感じます。それはとても嬉しいことですが、ちょっぴり寂しさも感じます。でも、お友達と遊んで色々なことを経験してくるしゅんと楽しく話ができるように、私も自分の世界を持てるお母さんでいたいなと思います。


7月26日(木) 曇りのち晴れ 「大忙し!」
いつもより少しだけ早起きをすると、しゅんと車に乗って幼稚園に向かいました。今日は楽しみにしていた歌の会です。子ども達も久しぶりに園でお友達と遊べるということで大喜びでしたが、果たして子どもが一緒にいても歌の練習ができるかしら?と私たちは少しドキドキしながらの集合となりました。

静かなお部屋で練習をするいつもの様子とは正反対の、子ども達が飛び跳ねる中での練習となりましたが、「子ども達の声に負けない様に、思いっ切り声を出して頑張っていきましょう!」と仰って下さる先生のおかげで、ワイワイしながらも練習が進んでいきました。ふと振り返ると、発声練習をする私たちと声を合わせている子どももいたりして、時折かわいらしい声も混じりました。汗びっしょりになって遊ぶ子ども達の横で、私たちも一曲を最後まで歌い上げることができて充実の1時間半になりました。
お片づけをして解散・・・と思ったところで、ひとりのお母さんが「スイカ割りをしませんか?」と言って下さいました。そしてそこには大きなスイカと長い棒とアイマスク。もちろん子ども達は歓声を上げて列を作り、ひとりひとり棒を持ってスイカに向かって歩きました。初めて経験する小さな子ども達は、アイマスクをするだけで足がすくんでしまいます。でも意外とまっすぐ歩くことができ、スイカの前にスッと立つことができるのが不思議でした。しゅんも恐る恐るではありましたが、スイカの前まで歩いていきました。しかし、そこで棒を左手だけで持って振り上げたのには皆さんびっくり!エイッと叩いたスイカは「カポン」という音がしただけでしたが、しゅんは随分満足した様子でした。

スイカを頂いて解散すると、もうお昼も少し過ぎた時間でした。お腹がぺこぺこの私たちは、久しぶりに加島屋さんへGO!おいしいランチと、お約束のおこっぺソフトを食べてニッコリ。さらに図書館に寄ってどっさりと本を借り、その足で音楽教室へ。色々なことが詰まった楽しい一日になりました。


7月25日(水) 曇りのち雨 「嫌い?」
夏になって、しばらく乗っていなかった子ども乗せ自転車に乗り、お友達の家に行く機会が増えました。サーッと風を切って走りながらおしゃべりするのも楽しくて、なかなか気に入っています。15キロになるかならないかのスマートなしゅんは、もうしばらく一緒に自転車を楽しむことができそうです。今日も午後はたっぷりお友達と遊び、満足感いっぱいで家に帰りました。

夜、何かいたずらをしたしゅんを少し怖い声で注意すると、トボトボと歩いてきたしゅんが私を上目遣いで見ながら、「もう・・・。うちを許してくれないなら、ママちゃんのこと嫌いになる。」と言いました。私が「ふ〜ん」という風に軽く頷くと、慌てた声で「でも、本当はママちゃんが大好きっていうことね。でも許してくれないなら嫌いっていう、そういうこと。」と言うので吹き出しそうになりました。何とか堪えていると、私の首に両手を回してギュッと抱きつき、「ごめんなさい」とひとこと。もちろんニッコリ笑って「いいよ。もうしないでね。」と言った私に「それなら大好き。」と言いました。う〜ん。男の子って、母親の心をくすぐるのがうまいのでしょうか?

写真は、先日和菓子屋さんで買った「天の川」をイメージして作った、黒糖寒天です。黒糖を控えめにしたので、先日の物よりあっさりとした甘さで透き通っていますが、おやつにはこのくらいがちょうど良さそうです。きな粉をかけてもおいしそう。しゅんも、もちろん大喜びで食べました。今年は、冷たいおやつも色々作ってみようかなと思いました。
黒糖寒天 あっさりした甘さでおいしい!


7月24日(火) 晴れ 「ピンク!」
朝からカラッと晴れ、夏らしいお天気になりました。洗濯物もカラッと乾き、青空が良い気持ちです。久しぶりに2人でのんびりの午前中は、コタツに並んで座り、絵本やワークを開くしゅんの横で108ピースのジクソーパズルを作りました。

体操教室に行く準備をしていると、しゅんが「麦わら帽子をかぶる」と言い出しました。家の駐車場から車に乗り、教室の駐車場にとめたらそのまま屋内に入るので、帽子は必要ないくらいなのです。でもしゅんはかぶってご満悦。それもそのはず、この麦わら帽子は先週末にしゅんが、「どうしても、これがいいの」とハートの目をして選んだ物だからです。他の色や形も、さりげなく、しかしやや必死で薦めたのですが、「これが一番かわいいの」「一番素敵だから欲しいの」と言い、かごに入れて逃走するほどの気に入りよう。そんなお気に入りの麦わら帽子は、まっピンク!つばには小さな白いお花が5つもついています。玄関に、水色の帽子と並べてかけておくと、どう見ても我が家には男の子と女の子がいるようにしか見えません・・・。

しゅんのピンク好きをよくご存知のお母さん達は、「わー、今度は麦わら帽子がピンクなのね。しゅんちゃん、かわいいね〜。」と褒めて下さいます。でも、違う幼稚園のお母さんは、「わ〜、かわいい。もしかしてお姉ちゃんのお下がり?」と仰いました。そういう風に見えるんだ〜と思いながら、「いえいえ、本人の物ですよ。どうしても、これがいいんだそうです。」と言うと、「買ってあげる、ママが優しいわ〜。」と妙なところを褒められました。上靴、靴下、麦わら帽子。これから先、一体どんなピンクアイテムが増えていくのでしょうか?!楽しみな様な、怖い様な。


7月23日(月) 曇りのち晴れ 「お友達と」
曇り空はお昼前には青空に変わりましたが、思ったより気温は上がらず、風が通る家の中はとても涼しくて快適でした。

写真は、初めて作った「マンゴーのバターケーキ」です。たかこさんのレシピ本で、私が2冊目に買った「何度でも食べたい、ずっと作り続けたい まいにちの焼き菓子と特別な日のケーキ」ををめくりながら、ずっと作りたかったケーキです。今日はしゅんがお友達の家にお邪魔するので、お迎えに行くお母さん達のお茶用に作りました。生地の中にもマンゴーピューレを入れているので、ほんのりとマンゴー風味がしてしっとり。ゴロゴロと乗せたマンゴーもおいしくて、常温でも冷やしてもおいしいケーキでした。

幼稚園がある時の様に、お弁当を作ってお着替えと共にリュックに詰めると、R君のお家へ行きました。玄関に来てくれたR君と一緒に、私が手を振るのを振り返りもせずピューッと走っていってしまったしゅんをお願いし、私はその足で歯医者さんへ向かいました。去年の10月から治療を始めましたが、なんだかんだと幼稚園の予定などもあって予約が入れられず、かれこれ10ヶ月も通い続けています。毎回全く終わりが見えず、もしかしたら、このおつき合いは再び転勤の辞令が出るまで続くのでは・・・と思ったりもしています。

おやつの時間ぐらいにR君のお家に行くと、たくさんのお友達と一緒にしゅんが遊んでいました。男の子同士とはいっても、色々と興味が違ったりあれこれ興味が移ったりして、次々と遊びが展開していく様子でした。そんな子ども達の姿を見ながら、私たちは今日はちょっといつもより真剣に、子ども達の心の成長について話し合いをしました。お話しした内容は、正直こういう問題はなかなか難しいな・・・と思うこともありましたが、子ども達の変化に、先生方やお母さん方がちゃんと心を配っていて下さることがわかって安心しました。長い夏休み、楽しい経験をたくさんしながらも、子ども達の変化に気を配り、お互い相談しあってより良い方向に向かっていかれたらいいなと思いました。
マンゴーのバターケーキ おいしい!


7月22日(日) 曇り 「楽しい」
昨日の夜、花火を見て夜更かししたしゅんは、赤ちゃんの様に泣きながらお風呂に入り、泣きながらお布団に横になって眠りました。余りにも眠すぎて、訳がわからなくなってしまった様です。今朝もいつもより寝坊をしましたが、よく眠ってすっきりと起きました。

久しぶりに回るお寿司を食べよう!と、3人でショッピングセンターに出かけました。年中さんになってから、「バクバクちゃんになったんだよ。ん?違う。大大大大大・・・バクバクちゃんなんだ〜。」と言ってたくさん食べる自分を自慢していたしゅんですが、夏休みに入ってから、今までとは明らかに違うくらい食べるようになって私は驚いています。特に「筋肉を作らなきゃ」と何故かこだわっていて(笑)、「この鶏肉、筋肉になるかなぁ?」などと確認するのがおかしくて笑ってしまいます。今日もカウンターに座ったしゅんは、「コーンが食べたい」「玉子も好き」「甘エビも好きかも」と、止まることなく食べ続けます。黙々と食べるしゅんはとてもお利口で、私も主人も食事に集中できるのが嬉しいところです。締めのデザートまでペロリと食べ、大きくなったお腹をさすりながら、「あぁ〜、よく食べた。もう筋肉モリモリだ〜。」とニッコリ。たくさん食べてたくさん動き、この夏はもっと大きくなってほしいものです。

家に帰ってのんびりしようかと思っていると、「おでかけしようよ。どこかに行こうよ。海、海、海に行こうよ〜。」と言い始めました。お疲れ気味の主人はお留守番してもらうことにして、急いで集めた海用の荷物を助手席に乗せると、5分少々で到着する近場の海水浴場へ!もう夕方だったので、しゅんだけ水着に着替えさせると、パンツの裾をめくって海に入りました。「夕方に海へ行くのもいいんだよね〜。」と園のお友達親子が言っていた通り、照りつける太陽も隠れ気味になった涼しい夕暮れは、また違う楽しさがありました。波打ち際で、踵を使って砂に線路を作り、それが波に消されるのを見ては「キャ〜、キャ〜」と嬉しそうに逃げるしゅんを見て、ちょっとの時間でもこうして遊ぶことが出来る環境は、今の私たちにはとても貴重だなと思いました。

幼稚園から、夏休みに毎日1枚ずつシールを貼る紙を渡されています。「楽しかったな〜と思ったら、その日の場所にシールを貼るのよ。」と夏休み初日に私が言ったことを覚えているしゅんは、そのシールを貼る度に、「今日は○○をしたから楽しかったね。」「○○を食べたのも嬉しかったよ。」などと言っています。


7月21日(土) 雨のち曇り 「花火」
朝から細かな雨が降っていました。夕方には上がるといいなと思いながら、何度も外を見ました。

ここ最近、毎週土曜日はビデオ屋さんに行っています。私が平日に観るドラマを1本だけ借りていたのですが、先週はしゅんも「バグズライフ」を借りました。今までこういうビデオには興味を持たなかったしゅんですが、先週末、点滴を受けながら観て面白さに目覚めてしまった様です。(かかりつけの病院には点滴室があり、テレビが置かれていてビデオを選ばせてもらえるため、小さな子どもでも点滴を嫌がらずに受けられるのです。びっくり!)そして今週は、「ニモ」を借りました。食事の支度をしながら何気なく一緒に観ていましたが、最後は私も座り込んでジーッと鑑賞しました。しゅんは、一生懸命に色々なことに挑戦して頑張っていたニモに共感していた様ですが、私にはお父さんの気持ちがよく伝わってきて最後の場面はジーンとしました。子どもを信じて見守ることは、難しいけれど大事なことだなと思いました。

夜は、珍しい水上花火大会に行きました。といっても、とてもこぢんまりした大会で、上がる花火も間隔をあけて「バン・・・バン・・・・・」という感じ。でも、打ち上げ作業をする船の灯りが水上をスーッと移動していくのが見えたり、ザザーッという波の音が聞こえたり、さらに間近で打ち上げられた花火が落ちていく所までしっかりと見えたり、今まで見たことがないような素敵な花火大会でした。しゅんは大きな音がするたびに、ビクッと驚いていましたが、「きれいね〜」「楽しいね〜」と嬉しそうに笑いました。
花火大会 波の音と花火の音と


7月20日(金) 曇りのち雨 「プールへ」
起きてきたしゅんは、「お腹空いた〜」と言って朝ご飯をモリモリ食べ、終わると「海に行きたい」「プールに行きたい」「お友達のお家に行きた〜い」と踊り始めました。夏休みって、子どもにとって楽しいことがいっぱいです。

連絡を取り合って、今日はお昼頃から幼稚園のお友達数組で新潟市のアクアパークというプールに行くことになりました。11時頃から早めのお昼ご飯を食べ、いざ出発!ひたすら下道だけで行こうと思っていたら、「高速乗ろうよ、高速、高速〜」としゅんが歌い出したため、最後の最後で少しだけ緊張しながらバイパスに乗り、きれいな田んぼが広がる風景の中、12時半に到着しました。
施設は想像していたよりずっと立派で、受付を済ませるとタオル2枚と館内着が渡されることにびっくり。これならとても身軽に遊びに来られそうです。早速着替えて中に入ると、昨日も遊んだYちゃんが一番乗りでプールの中から手を振ってくれました。私たちもシャワーを浴び、ジャグジーの様になった泡プールに入ってまたびっくり。ぬるめの温泉の様な温かさでした。他には子ども用の水深60センチの小さなプール、水深1.1メートルの流れるプールがあり、それぞれ段々と水温が下がっていきます。でもヒヤッとする程ではなく、これなら大人も楽チンだねと私たちは顔を見合わせました。

子ども用プールの滑り台を何度も滑ったり、キノコシャワーの中に入って頭からびしょぬれになったり、流れるプールでプカプカと浮かんだり、子ども達は時々すれ違うとキャッキャとはしゃいだ声を出しながら遊び続けました。こちらのプール、健康増進のための講座も多く開かれていて、訪れるお客さんは圧倒的にお年寄りが多く、流れるプールでも様々なウォーキング法のプレートが掲げられていることもあり、黙々とトレーニングする方ばかり。プカプカと浮かんで遊ぶ子どもの方が不思議な光景に見えました。私たちも見よう見まねでウォーキングを開始し、秘かにトレーニングしながら子どもに付き添いました。1時間ちょっとで疲れるかな?と思っていた子ども達は一向にプールから上がる気配をみせず、結局3時頃まで遊び続けて大人達がふやけてきたため終了。「楽しかった」「面白かった」「嬉しかった〜」と言うしゅんに、今日も良かったねと思いながら帰路につきました。

写真は帰り道の和菓子屋さんで買った水ようかんと、天の川という黒糖の寒天ゼリーです。こんなお菓子がぴったりの季節になりました。
天の川と水ようかん ツルッとしていておいしい〜


7月19日(木) 晴れ 「海へ」
しゅんの夏休み初日は、新潟でも30度を超える真夏のような一日になりました。朝から「ザリガニちゃんにいい音を聞かせてあげるね。」とエレクトーンを弾くしゅんは、先生の真似っこをして「ドミソ」と「シファソ」を弾いては、「ドミソは手をおへその所に。シファソは膝だよ。ママちゃん、さ、やってみましょう。」とご満悦でした。

海の達人Sさん親子からお誘いを受け、お昼から今年初の海水浴に行くことになりました。海へ向かう子ども達のいでたちは、水着にタオルをかぶり、浮き輪とお砂場セットを持つという完璧なスタイル!まさに海が近い土地ならではのかわいらしい姿です。海はとても穏やかで、最初はヒヤッとしていた海水も入っているうちに温まり、とても気持ちよくなってきました。一年ぶりの海水浴に、恐る恐る足を入れていたしゅんも、次第に楽しかった思い出がよみがえったのか浮き輪に入り、思う存分プカプカと浮かんでいました。

海に漂いながら海藻をすくい上げたり、透明な海の中を泳ぐ小さな鯵を見つけたり、砂浜で何かを埋めて遊んだり、子ども達は楽しそうな笑い声をあげながら遊び続けました。私たちも時々海に入りながら、そんな子ども達の様子や遠くの佐渡島の景色を見て過ごしました。

数時間で切り上げた後は、シャワーを浴びてみんなにさよならし、音楽教室に向かいました。一番前の席を選び頑張っているしゅんの横で、私は後半30分、時折眠くなりそうで困りました。結局家に帰る車の中で眠ってしまったしゅんは、数時間して起きてくると、「今日は楽しいことがいっぱいだったね。」と言いました。そして「楽しい、楽しいって思っているっていうことは、眠っている時にも見られるんだよ。」と言いました。「夢を見たの?」と聞くと、ニッコリと嬉しそうに笑い、「海でみんなと座って、こうやって遊んでいる時のことが夢に出てきたよ。楽しかったから、夢を見たいな〜って、寝る前に心で思ったの。」と言いました。楽しいことがいっぱいで、それを夢でも見たいと思いながら眠る、それは何と幸せなことだろうと思いました。しゅんが毎日、そんな風にお布団に入れたらいいなと思いました。
海へ行くよ タオルトリオ 砂遊びをしたり 波打ち際で遊んだり・・・


7月18日(水) 晴れ 「脱走?」
一学期最後の日は、快晴となりました。年中さんになったと思ったら、あっという間に三分の一が終わりました。お友達との関わりも増え、だいぶたくましくなった様な気もしますし、まだまだ甘えん坊の様な気もします。時々高熱を出すことはありますが、随分体力はついてきました。どんなに遊んでも、元気いっぱいで夕方まで過ごすパワフルなしゅんと一緒に、私もこの夏休みは体力勝負で頑張らなくてはと思います。

ところで昨夜、子どものザリガニが一匹消えました。夕方までは変わったことはなかったのでは?と思うのですが、夜、エサをあげるためにジーッと水槽を見て、「ん?」と異変に気がつきました。どこをどう探しても2匹しかいないザリガニに、まさか、共食い?と思ったのですが、こんなにきれいに跡形もなく消えてしまうものだろうかと疑問です。「地震が来たし、どっかに逃げたんじゃない?」と言う主人に、「そんなわけないじゃん。」と言う私。夜中に「喉が渇いた」と起きてきたしゅんも、「この前、地震があったでしょ?だから、お家の中に逃げちゃったんじゃない?」と言うのを聞いて、親子で同じこと言ってるよ・・・とおかしくなりました。そして、「この水槽から、ザリガニが逃げるなんて、あるわけないってば。」と心の中で思いました。

そして今日、お友達の家に遊びに行っていたしゅんを迎えに行き、ザリガニの先輩Sさんに話してみたところ、「ポンプがあれば、その管を伝ってザリガニって逃げるんだよ。」と聞いて青くなりました。もしかして、家のどこかにいるということ?Sさんのお宅では、小さい頃に何度か脱走し、部屋でガサゴソ動くザリガニに目が点になった経験がおありだとか。家に帰って慌ててあちこち探しましたが、やはり影も形もありません。うむむ。一体どこに行ってしまったのだろうと、謎は深まるばかりです。


7月17日(火) 雨 「ハーブ」
朝から強い雨になりました。園バスの停留所で待っているだけでもびしょぬれになりそうで、しゅんにはカッパを着せました。「震度5以上の余震があった場合は、すぐにお迎えに来て下さい。」と先生は仰って、バスに乗り込まれました。いつものようにバスに手を振りながら、不安な気持ちになりました。

そんな不安な状況ではありましたが、今日は保護者会の打ち合わせのため、役員さんでお出かけをする予定があったため、数人で待ち合わせて出発しました。目的地は、新潟の西に位置する佐潟のほとりにある、「ハーブランドシーズン」というハーブ園です。弱い雨の降る中、10分ほど木々の間を歩いて行くと到着するその場所には、色とりどりのハーブが植えられたお庭が広がっていました。少し階段になった道を上がっていくとデッキに出て、そこからはハーブ畑と佐潟の風景を一望することができました。とれたての生ハーブを使って銘々が自分の好きなハーブティーを作り、それを飲みながら打ち合わせを行いました。生ハーブは色々な種類がありましたが、一番驚いたのは「ステビア」の葉の甘さです。甘味料として名前は知っていましたが、小さくちぎった葉を噛むと強い甘さを感じます。この葉をポットに入れることで、お砂糖代わりにすることができました。
2学期の保護者会で講演をしていただく内容、バザーの製作に向けたアイデアなど、ハーブランドシーズンのNさんのお話は次から次へとふくらんでいき、これからの活動がとても楽しみな打ち合わせになりました。今回の地震で、少し落ち着かない気持ちだった私たちも、ハーブと景色とNさんのお話に癒されて、ゆったりとした時間を過ごすことができました。

大きな余震もなく、無事時間通りにお迎えに行くと、子ども達を連れて体操教室に行きました。雨が降っているというのに、お庭に走っていってRちゃんと工事を始めてしまったしゅんは、シャワーを浴びた後のようにびしょぬれで、体操の先生に「これは汗?」と言われていました。そして1時間走り回った子ども達は、同じくシャワーを浴びた様にびっしょりと汗をかいて出てきました。


7月16日(月) 曇り 「地震」
どんよりとした曇り空の一日でした。朝起きると、おもちゃ箱から粘土を取り出して熱心に遊ぶしゅんを見ながら、そろそろ増えてきたおもちゃの片付けをしたいなと思いました。その時、ふと押入の奥に入れてある避難袋を見て、非常食の賞味期限を確認しなくちゃいけないなと思いました。

洗濯物を干すためベランダに出ようとすると、台所のドアがガタガタ言うのが聞こえました。あれ?と思うと同時にグラグラと横揺れが始まり、慌ててしゅんがいる居間に戻って2人で机の下にもぐりました。揺れはしばらく続き、台所の上の方に置いてある紅茶やお茶が入ったかごがドサッと落ちてきました。
地震の間、どこか遠い所でものすごく大きな地震が起こったのでは?と思いました。揺れがおさまってから慌ててテレビをつけると、この新潟で震度6の地震が起こったとわかり驚きました。携帯電話も「しばらくお待ち下さい」の表示がひっきりなしに出て、やはりここが災害地に近いのだと実感しました。

携帯も家電話もなかなかつながらず、朝から出勤していた主人と連絡がついたのは約30分後でしたが、大丈夫とは思っても心配なものでした。会社は余り揺れなかったということでしたが、私は今まで体験した中で一番長く怖い揺れでした。

地震のニュースを見ているうちに、次第に明らかになっていく被害の大きさに、本当に恐ろしくなりました。余震を心配しながらも、大丈夫そうかな?と出かける準備を始めた3時半、下から突き上げる様な大きな余震がありました。2度目は先ほどよりも早く机にもぐり込んだ私たちは、「今日は、もうお出かけはやめようね」と話し合いました。初めての地震に、少々興奮状態になりながらも「怖いね」と言っていたしゅんは、ストレスを感じていたのか4時過ぎには眠ってしまいました。

中越地震の時と違い、新潟に住んでいる今は地理的にも明るい分、より一層この震災が身近に感じられます。同じ県内でありながら、避難生活を送らなければならない方々もいるのに、こうして普段通りの生活が送れることがとても不思議で信じられない気持ちです。明日はお天気も崩れる様です。復旧作業が進み、被災者の方々が一日も早く元通りの生活を送れますように。


7月15日(日) 曇り 「大泣き」
塩分満タンのしゅんは、夜も発熱することなく元気に起きました。元気になると途端におしゃべりになり、ペラペラペラペラと話し続けるのがおかしくて、主人と顔を見合わせてしまいました。

元気になったものの、高熱を出した後で体がうまく動かないのか、あちこちをぶつける日で大泣きしてばかりでした。お店の駐車場では、車止めに気付かず思いっ切り転倒して、頭をゴンとコンクリートに打ち付けて号泣。おでこが切れていたらどうしようと思いながら抱き起こすと、口から血を流していて「イヤ〜」。血をふき取って優しく歯を触ってみると、グラグラとすることもなく唇の内側が切れいていただけとわかってホッと一安心。
家ではふざけて弾みながら電気のスイッチを消そうとして、足を滑らせ柱の角におでこをゴツン。おでこに縦の線を作りながら号泣です。これでおでこの両側が膨らんでしまいました。

夜ご飯は、こちらに越してから初めてホットプレートを出し、鉄板焼きをしました。多分初めて体験するしゅんは、大喜びでウキウキと野菜やお肉を乗せていきます。そしてはしゃぎすぎたしゅんは、腕を鉄板の縁に当ててしまって号泣。でもほんの一瞬だった様で、大したことはありませんでした。泣いて泣いて喉が枯れそうになる一日でした。


7月14日(土) 雨時々曇り 「塩分満タン」
朝起きたしゅんは、熱も8度2分に下がり、いつものように饒舌でした。一昨日から仙台出張だった主人のお土産、「ずんだ餅」をおいしそうに食べながら、「これって、お餅にずんがかかっているの?ずんって、枝豆をつぶしたの?おいしいね。」とご機嫌でした。「ずんじゃなくて、ずんだだよ。」と言うと、ひとりでクククッと受けていました。

病院に行って診て頂くと、昨日の検査の詳しい結果が出ていました。特に問題はなく、しゅんの様子から見ても熱のピークは過ぎているとのことでした。病院を出るまではぐったりとしている様に見えたしゅんも、喉が渇いていただけの様で、ジュースを飲み始めるとペラペラペラペラ、すっかり元気を取り戻しておしゃべりを始めました。熱も午後には7度に下がり、ここ2日間の熱さがすっかり取れました。

主人が会社に行くと、しゅんを寝かせようと2人でお布団に入りました。そーっと私が抜け出した後もぐっすりと眠り続け、5時間ほど眠って目を覚ましました。しばらくぼーっとしていたしゅんは、「お味噌汁には塩分ある?」と言いました。病院で検査の結果をご覧になった先生が、「少し塩分が足りない様ですので、今日はお味噌汁かスープを飲ませてみて下さい。」と仰ったことを覚えていたのです。今夜はシチューを作ってあったので、「シチューにも塩分たっぷりだと思うよ。ウィンナーも入ってるから、それにも塩分入ってるし。」と答えると、早速食べたいと言いました。さらに大好きなチーズも何種類か用意すると、「塩分が必要なんだよね〜。」と言いながらパクリ。「パパも塩分足りない?少しだけ足りないなら、ちょっとチーズをあげるよ。」とサービスし、「パパ、もう塩分足りたでしょ?」とニッコリ。シチューとチーズをペロリと食べ、「あぁ。うち、もう塩分満タンだから元気いっぱいなんだ〜。」とご満悦でした。「塩分満タン」って、健康的に聞こえないのですが、今日のしゅんは塩分が足りてパワーが満ちている様です(笑)。


7月13日(金) 曇り 「高熱」
今朝も相変わらず熱いしゅんの体を確認し、小児科の予約を入れました。熱があっても食欲は落ちないしゅんは、朝ご飯をパクパクと食べると車に乗りました。

喉は余り赤くなく、咳も鼻水もない熱だけの風邪だということで、お薬を頂いて家に帰ると、再びお昼ご飯をパクパク。さらに口当たりの良いアイスを欲しがったので半分こして食べると、寝室に向かいました。私も隣りに横になって、1時間ほど眠った頃でしょうか。おかしな気配がすると思って目を覚ますと、しゅんが私のお腹の辺りに移動していました。枕に寝かせようと、じっとしゅんを見て固まりました。ビクッビクッと震えていたのです。体を触ると今まで以上に熱く、熱性けいれんだとすぐに思いました。大きな声で名前を呼んだり、体を揺すったりしない方が良いと以前何かで見ていたので、小さな声で「しゅんちゃん、すーすーって息はできるかな?」と話しかけながら待っていると、1分ほどでそれは治まりスーッと眠ってしまいました。

さてどうしたらいいだろうと、まずは熱を測るとやはり40度。すぐに解熱の座薬を入れ、病院に連絡をすると、眠ったままでもとにかく連れてくる様にとのことで、タクシーに飛び乗りました。動いているうちにケロッと起きたしゅんは、病院での血液検査や点滴もお利口に受け、家に帰ると再びぐっすり眠り始めました。
検査の結果、炎症の値も心配する程ではなく、熱性けいれんで間違いないでしょうとのことでした。痙攣予防の座薬があり、それを2回投与することで、2回目の痙攣はかなり予防できるというお話でした。しゅんは夕方1回目を投与し、2回目は午前2時に投与しました。夜も熱はぐんぐん上がり、再び40度まで上がりましたが、もう一度解熱の座薬を入れた後は少しずつ熱が下がり、無事朝までぐっすりと眠ることができました。

今までも、周りでこういう話は聞いたことがありましたが、もっと小さいお子さんの話が多く、まさかこの年になって初めて経験するとは思っていませんでした。小学校入学まではこのような痙攣を起こす可能性があること、でも命に別状はないし、息をしていない様に見えても浅い息はちゃんとしていて大丈夫なので、落ち着いて様子をみることが大事ですよと先生に言われました。今まで見たことがないようなしゅんの表情と、苦しそうな動作、そして驚くほど速い鼓動に、気付かないうちに冷や汗をかいていました。時々こんな風に高熱を出していて、いつもそれ程心配していませんでしたが、これからはもっと注意深く観察し、落ち着いて対処しなければいけないなと思いました。


7月12日(木) 曇り一時雨 「発熱」
明け方、「おトイレ」と言って起きたしゅんの体を触ると、ドキッとする程の熱さでした。熱を測るとやはり38度5分。外の明るさを見て、起きたそうにしているしゅんをもう一度お布団に連れて行きました。

今日は幼稚園で市内の大きなプールに連れて行ってもらえるとのことで、以前から楽しみにしていたしゅんは、欠席の電話を掛ける私を後ろからジーッと見ていました。そして電話を切った途端、「遅れて行きますって言えば良かったのに。」と涙ぐみました。「お熱があるから、残念だけどそれはできないね。」と言うと、「お熱があっても、先生がお熱を測って下さるもん。それで、お母さん、お熱がありますから、早めにお迎えに来て下さいってお電話して下さるもん。」と言うので、あら、よく見てること・・・とちょっと笑ってしまいました。

木曜日は小児科も休診なので、一日中家でゆっくり過ごしました。このところ、高熱が突然出る風邪が流行っているとは聞いていましたが、まさにその流行に乗った様です。他の症状は全くなく、ひたすら熱だけ上がり続けるこの風邪は、思うように体が動かせずに、ぼんやり、ぐったりしているのが見ていてもかわいそうです。結局39度台の熱が一日続きましたが、食欲だけはあるしゅんは、口当たりの良い物をたくさん食べました。そして何故か「レーズンが欲しい」と朝から晩まで言い続け、お菓子作りの材料である甘みが強くておいしいレーズンを、何十粒も食べました。早く熱が下がって欲しいものです。


7月11日(水) 雨のち曇り 「合唱」
久しぶりに梅雨らしい雨の一日でした。時々強い雨が打ち付け、前が見えない程でしたが、夕方には上がって空が薄いピンク色に染まりました。

今日は保護者会のお楽しみ企画として、お母さん達と歌を歌いました。歌の会にも来て下さっている先生をお呼びして、いつものように和やかな雰囲気で練習が始まりました。この先生が下さる歌詞の紙には、音符が書かれていない事も多く、今日も英語の歌詞だけがつらつらと書かれていました。でも、楽しいお話を聞きながら、先生の歌声に合わせて歌っていくうちに、あら不思議。ちゃんと3声のパートに分かれて歌うことが出来るようになるのです。今日も30分の練習でそれぞれのパートの音程をつかみ、簡単な振りまでつけることができました。後半の30分は子ども達も参加し、かわいい歌声を聞かせてくれました。最後は今日の曲を合唱し、さらに去年教えて頂いてから子ども達も大好きになったもう一曲を合唱し、拍手のうちにこの企画が無事終了しました。これで一学期の大きな行事は一応終了です。ちょっとほっとした気分になりました。

夜、お風呂に入ろうとしていると、しゅんが両手をハサミの様にして何やら踊っていました。「どうしたの?」と言うと、幼稚園でやっているんだよと言いながら、踊りを披露してくれました。入園前、リトミックに行っていた頃は、人前で自信のないことをするのは絶対にイヤという子どもで、先生に教えて頂いたばかりの踊りや歌をその場でやってみるなんて有り得ませんでした。何度も何度も秘かに練習し、ようやくお友達の前でもやってみようかなという感じだったのが、去年の後半からガラッと変わりました。先生がやって見せて下さる手遊びや踊りは、その場ですぐに真似してノリノリになっているそうで、以前の様子を先生にお話したら驚いていらっしゃいました。慎重で恥ずかしがり屋で負けず嫌いな性格・・・と思っていましたが、ちょっと自信がつくだけで子どもは随分変わるものだなと驚いています。そのうち、私の前では踊ったり歌ったりなんてしてくれなくなるのかな?と思いながら、今日の踊りはデジカメの動画で撮影しました。


7月10日(火) 曇りのち晴れ 「打ち合わせ」
昨日に引き続き、暑い一日になりました。昨日も今日も、1枚だけパンツの入ったビニール袋を持って帰ってきたしゅんは、幼稚園のお庭に置かれたビニールプールを楽しんだ様です。パンツ一枚になって水浴びなんて、楽しそう。どんな風に遊んでいるのか、時々こっそりと見たくなります。

間もなく始まる夏休みを前に、2学期に行われるバザーの打ち合わせをしました。まだ先のことだと思っていましたが、夏休みが終われば怒濤の日々が始まり、あっという間に当日がやってくるのは去年の経験からよくわかっています。少しでも余裕を持って作業を進めたくて、私が担当する分野の役員さん3人が集まってお話をしましたが、去年のアルバムをめくっていくうちに、色々なことを思い出しました。チクチクと針仕事をしたり、グルーガンを使ってリースを作ったり、お母さん達とお話しながら多くの時間を過ごしたなぁと思いました。今年はまとめる側なのでだいぶプレッシャーも違いますが、できるだけ無理をしないで楽しくやりましょうと確認し合い、今日の打ち合わせは終了しました。

体操教室に行くと、体操着に着替えた子ども達はピョーンとバネのように飛び跳ねながら教室に入っていきました。今月はマット運動を主に行う様で、先週と同じく後転の練習から始まりました。グルンと回っている間も何故か顔がニッコリ笑っているのがおかしくて、ガラスのこちらで私たちも笑ってしまいます。この暑さと昼間のプール遊びでちょっと疲れているのか、後半15分くらいは、隙があればマットにゴロリと横になって寝そうになるお子さん続出でした。しゅんも時々ヨレヨレとした足取りでしたが、倒立の練習をする時にはすっかり復活しました。家でも倒立したまま、私に足を持たれて家の中を散歩することが大好きなしゅんは、思う存分逆さまになってご満悦でした。


7月9日(月) 晴れ 「脱皮」
朝起きて水槽を見ると、「子どもザリガニ」が4匹になっていました。え?4匹?と近付いてよーく見ると、手前に倒れている様に見えるのは、脱皮した皮でした。「すっごくリアルで怖いくらいだよ。」と友人から聞いていましたが、本当に・・・。ハサミの先まできっちりと抜けているのです。これはザリガニにとって、貴重なカルシウム源になるそうなので(ほんと?)、そのまま入れておいたところ、夜にはすっかり食べられていました。あぁ、生き物って不思議。そしてうまくできているものです。

しゅんを送ると家事を急いで済ませ、年季の入った花包みと鋏をバッグに入れて出発しました。今日は楽しみにしていたお花の日です。子ども連れでもOKのお花の会があるからいかが?と誘われ、行ってみたいと思い始めてから早半年。自分やしゅんの体調、役員の仕事等でなかなか都合が合わず、やっと今日初めて参加することができました。公共施設の一室を借りて開催される教室は、小さなお子さんが隣りに座ってお菓子を食べながら、お花を生けるお母さんを見ているという和やかなものでした。私も幼稚園のお母さん達数人と並んで座り、お花を広げて先生の指導を受けました。大学時代、クラブ活動でお花をやっていましたが、もう10年以上も花器に生けることはなかったため、とても新鮮な気持ちでお花を生けていきました。先生に少し直して頂くと、ハッとするほど見違えるのもあの頃と同じで、次回もぜひ参加したいと思う楽しいひとときでした。

折角集まった私たちがそのまま解散するはずもなく、車に乗ると連なってランチへGO!ホテルの飲茶バイキングで回るテーブルを囲み、「もう何も入らない」と思うほど、おいしい点心やデザートを食べました。バスが到着する数分前に家に着き、子ども達を迎えると我が家になだれ込んでもうひと遊び。充実感いっぱいの一日でした。
倒れてる・・・? 脱皮です!


7月8日(日) 晴れ 「ガブリ」
昨日の夜、随分夜更かししたしゅんは、いつも通り12時間近く眠ってすっきりした顔で起きてきました。

少し前から、新潟産のトウモロコシがお店に並ぶようになりました。去年も一口食べてびっくりしましたが、今まで食べたことがないくらい甘くて柔らかくておいしいのです。特に朝採りのトウモロコシのおいしさは格別です。「朝採り」「新潟産」と見ると、ついかごに入れてしまいます。しゅんもトウモロコシは好きですが、茹でた物をガブリと囓る食べ方がどうも上手にできず、1粒ずつ取ってあげないと食べません。お皿にどっさり盛られたバラバラのトウモロコシをおいしそうに1粒ずつ食べ、ガブリと食べる私を見ては、「そうやって食べるの嫌いなの。見せないで〜。」と言って私に横を向かせようとします。私も子どもの頃、ガブリと食べるのがどうも苦手で、1粒ずつ取っていたのでその気持ちはわかるわ〜と思っていました。でも、ガブリと食べた方がおいしいのにな・・・とも。

すると先日、お弁当にトウモロコシを持ってきたお友達をジーッと見ていたのか、「Sちゃんは、横じゃなくて縦にガブリッと食べていたんだよ。こうやってトンと切って、それからトンと切ったトウモロコシだったの。」と熱弁を振るいました。しゅんの身振り手振りからわかったのは、Sちゃんは3センチくらいの輪切りにしたトウモロコシを、さらに縦半分に切った物を持ってきて、それを縦にガブリと食べていたということ。早速そうやって切った物を茹でると、ガブリ、ガブリとあっという間に1本食べてしまいました。お互いのお弁当をよく見ているな〜と、以前も会話の端々から感じていたのですが、今日はSちゃんのお弁当に助けられました。これで今年の夏は、さらにトウモロコシの消費量が増えそうです。


7月7日(土) 晴れ 「七夕の夜」
七夕の今日は、天の川がよく見えそうなお天気になりました。今週は大忙しでほとんど顔を見ることもなかった主人も、今日は一日お休みを取るということで、朝からしゅんは大喜びです。「今日はずーっといるの?夜までずーっといるの?」と、主人を追いかけ回して何度も聞いていました。

先日、偶然テレビで「ダイハード3」を観たしゅんは、すっかりその魅力の虜になってしまいました。「風林火山」は大の苦手で予告編だけでも怖がる彼が、何故「ダイハード」を好きになったかというと、車や電車やヘリコプター、さらに船が映像の中をめまぐるしく行き来していたからです。もちろん内容はわからないながらも、カーアクションの場面になるたび、微動だにせず画面を見つめるしゅんがおかしくて、私はテレビよりもそちらに釘付けになりました。今夜は役員の懇親会があり、主人とお留守番をお願いしたところ、「パパと一緒にダイハードを観るんだ〜。」と張り切り出したため、ビデオ屋さんに行っておやつも十分用意し、「ダイハード、ダイハード」とウキウキのしゅんに手を振って夜の繁華街に向かいました。

向かった先は、おいしい日本酒も出すお店です。学年が違うお母さんもいて、少々緊張気味に始まった会ですが、くいっとロックで日本酒を傾けると、あっという間に皆さんリラックス!いくつかの銘柄を飲み比べながら、幼稚園や子どもの話、皆さんのなれそめなどなど、話は尽きません。途中から、「これってお冷やだったっけ?」というほど次々飲み干した私たちは、ひょっとしたら強いのでしょうか(汗)。二次会も、皆さん一緒にちょっとお洒落なバーに行き、きれいな色のカクテルを2杯ずつ飲んで、日付が変わる少し前にお開きとなりました。良い気分で家に帰ると、キャッキャと遊び続けるしゅんが玄関に駆けてきました。私とお風呂に入っておいたはずなのに、おやつを山ほど食べ、主人に思う存分遊んでもらって、とても眠る気にはなれなかったようです。2人でお風呂に入り直すと、お布団に入って2分で寝息を立てましたが、こんな風にお留守番出来るようになったんだなぁと嬉しくなりました。あ、別に何もたくらんでいませんが・・・。


7月6日(金) 曇りのち晴れ 「チョキチョキ」
雨が落ちてきそうな空模様でしたが、天気予報を信じてベランダに洗濯物を干し、美容院に向かいました。夏休み前の美容院は、朝から大混雑でしたが、テキパキと動かれる大勢の美容師さんたちを眺めつつ、ふと外を見ると、予報通り青空が広がり始めました。海とプールの季節に向け、久しぶりに肩より上までばっさりと切りました。でも、「ママ、クルクルかわいいね。」と毎日言ってくれるしゅんのため、毛先にはクルリとパーマをかけ、随分軽やかな感じになりました。

お迎えに行くと、しゅんと約束していた七夕飾りを見に行きました。去年も見た、古町のお飾りです。私も子どもの頃、毎年母と妹と繁華街の七夕を見に行って、喫茶店でちょっとかしこまってケーキを食べることが楽しい思い出になっています。今日はそのことを思い出し、「特別におやつを食べようか」としゅんに提案したところ、最初に目に入ったクレープ屋さんにしゅんが引きつけられていきました。私のイメージする七夕のおやつとはちょっと違いますが、二人でパクパクと食べるクレープもおいしくて、ひとつ楽しい思い出ができました。
が、食べ盛りのしゅんがそれだけで満足できるはずもなく、その後はパン屋さんに立ち寄って、小さな量り売りのパンを購入し、公園のベンチでパクリ。もう夕食は入らないかな〜という予想に反し、カレーにトウモロコシに、残ったパンまでペロリと食べるしゅんに、私は「底なし・・・」と驚くばかりでした。

家に帰ってザリガニにエサをあげると、おもむろにしゅんが立ち上がり、「ザリガニさん、きれいな音を聞かせてあげるよ。」と言いました。さらに続けて「聞きたい、チョキ」と言って、「そう、ザリガニさん、聞きたいのね。待っててね。」とエレクトーンのカバーを取りました。課題曲や創作(?)曲を1時間近くも弾き続け、「ザリガニさん、きれいな音だったでしょ?」「素敵だった、チョキ」「そう〜。よかったわね。」とひとり芝居をして、ご満悦でした。
七夕


7月5日(木) 雨のち曇り 「音楽DAY」
このところ毎日言っていますが、今日も涼しい一日で、しゅんにも長袖を着せました。

しゅんを送ると夜ご飯を作り、歌の会が行われる幼稚園へ。今日はソプラノパートの人数が多くて歌声も力強く、久々に思いっ切り声を出した〜という気持ちになりました。前回から練習している高音が多い曲は、時々血管が切れそうになるほどの高音が続きますが、歌いきると気分爽快です。今日初めて練習した曲は、ゆったりしたメロディーで3パートのハーモニーがとても美しく聞こえました。「皆さん、確実にうまくなってますよ〜。」と乗せて下さる先生に思いっ切り乗せられて、「私たちって、すごいんじゃない?」などといい気になる私たちでした。
声を出すとお腹が空く・・・というわけで、今日も食いしん坊達が集まってメキシコ料理屋さんへGO!「少し寒いから、今日のランチのメインはポトフにしました。」と仰る店長さんが朝からコトコトと煮て下さった、お肉もホロホロと溶ける様にじっくり煮込まれたポトフで、すっかり温まりました。

園バスに乗るしゅんに手を振って、一足先に家に帰った私は寝室の準備や洗濯物の片付けをしました。そしてしゅんを迎えると、「猛ダッシュでおやつにしよう」とお菓子棚にしゅんを誘います。猛ダッシュで選んで、猛ダッシュで食べたしゅんは、音楽教室のリュックを背負って「ママ、早く〜。」と準備万端です。1時間のレッスンでは、初めて「ファ」の指まで使って曲を弾くことになったしゅんが、椅子から転げ落ちるのでは?と思うほど、ウキウキと音楽に体を揺らし続けました。私は今朝からのハードスケジュールを思い出し、ウトウトと体が揺れそうになるのを必死で堪え、しゅんと声を合わせて歌いました。


7月4日(水) 曇りのち雨 「ザリガニ」
ここ数日、梅雨なのに過ごしやすい日が続いています。しかしこの肌寒さで、風邪が流行り始めました。週末からはまた気温も上がるということで、蒸し暑さに体が疲れそうです。夏休みまであと少し、元気で幼稚園に通える様に、おいしい物をたくさん食べてよく眠って欲しいなぁと思います。

午前保育のしゅんを迎えに行くと、今日お邪魔するお家のR君と手をつないで出てきました。彼らの頭の中は、「今日、しゅんちゃんにザリガニをあげるんだ〜。」「今日、Rちゃんにザリガニをもらうんだ〜。」ということでいっぱいになっていて、何を言ってもザリガニ、ザリガニ。お昼を買ってお家に着くと、ご飯も食べずにザリガニの水槽をのぞき込んであぁでもない、こうでもないとザリガニ談義が始まりました。
何とかお昼を済ませ、午後は早速ザリガニを我が家の水槽に入れました。1センチ程の、本当に小さな赤ちゃんザリガニを(多分)7匹、5センチ程の子どものザリガニを3匹頂いて、水槽はすっかりにぎやかになりました。

河川敷にお散歩に行ったり、おやつにたこ焼き器でホットケーキを焼いたり、和室いっぱいにプラレールの線路を作ったり、子ども達は延々と遊び続け、本当に楽しそうにしていました。ここ数ヶ月、遊び方のタイプが随分違ってきたRちゃんとは、幼稚園ではほとんど交わることがなく、さらに降園後も仲良く遊ぶ機会がほとんどなかったしゅんですが、このザリガニをきっかけに、また去年の今頃の友情が復活した様です。この年代の子どもの友達関係はとても流動的で、ちょっとしたきっかけでガラリと変わることもあると聞いていましたが、本当にその通りだなと実感しました。小さい幼稚園ですが、色々なタイプのお友達とこうして遊んだり喧嘩したりできるしゅんは、とても幸せな環境にいるなと思います。私も久々にAさんとゆっくりお話できて、充実した時間でした。

水槽が傾かない様に慎重に運転して帰ると、早速エアポンプをセットして部屋に置きました。ジーッと見ないとわからないくらい小さい赤ちゃんザリガニにも、2ミリくらいの小さなハサミがあって、それを振り上げた姿のかわいいことといったら!後ろにぴょーんと泳いでいくのもとても上手で、しゅんと見ていると時間を忘れました。子どものザリガニ3匹は、力が強くていつもハサミを振り上げては威嚇する1匹、それに応戦しつつ素早く逃げる1匹、我が道を行くのんびり屋の1匹というメンバーです。しゅんは、強い1匹に「ジャック」君、逃げる1匹に「ポノカ」ちゃん、のんびり屋の1匹に「アノガ」君と名前を付けました。じっとしていると、どれがどれだかわからなくなりますが、何はともあれ元気に大きくなれるよう、かわいがってお世話をしたいと思います。まだザリガニを触ることができない私たちですが・・・(汗)。
ザリガニがやってきた! 強いぞ〜 多分これは「ジャック」


7月3日(火) 雨のち曇り 「後転」
家の中で動き回っているのには半袖がぴったりですが、外へ出ると涼しく感じます。しゅんには半袖を着せましたが、私は七分袖でお迎えに行きました。

体操教室の時間まで、いつものように園庭で遊ぶことにしたしゅんは、RちゃんとYちゃんと何やら工事を始めました。現場監督のRちゃんの指示に従って、大きな木の板を渡らせ、その横に土を盛って水をかけ、固めていきます。何を作っているのかと思ったら、それは「万代橋」!新潟市のシンボルでもあるあの橋を作るなんて、スケールの大きな砂遊びです。
体操教室では、今月はマット運動を中心に行う様です。2ヶ所に山が作られたマットで、子ども達は順番に後転の練習をしました。お山のてっぺんに後ろ向きに座り、両手を耳の横にスタンバイ。先生に補助をして頂きながら、山の斜面を上手に使ってコロンと後転するのです。ガラスのこちらで見ている私たちは、山の上でスタンバイする子ども達のかわいらしさに釘付けになりました。何をどう間違えたのか、頭の上でうさぎさんの耳の様にピョンと手を立ててしまうお子さん、両耳の後ろに手をもっていき、「なぁに?」と聞き耳を立てている様なお子さん。ま〜るくなってコロンと転がる時にギュッと目をつぶってしまうのもかわいくて、とても微笑ましい光景でした。どのお子さんも、コロンと回るのが楽しくて仕方ないのか、2回後転をした後はグフフ〜と笑い出しながら列に帰ってくるのがとても面白かったです。

昨日、買ってあった豚のかたまり肉で初めて「紅茶豚」を作りました。ティーバッグを入れてコトコトと煮るだけの煮豚です。煮た後、漬け汁に漬けて冷蔵庫で保存します。しっかりと味がしみた紅茶豚は、焼き豚の様にも使うことができるということでしたので、今夜は炒飯に入れてみました。漬け汁も調味料としてちょっと使ったら、その香ばしいこと!他の味付けはほとんど要らないくらい、良い味が出ておいしい炒飯ができました。これから、親子で活動することが多くなる夏休みがやって来ます。作り置きでおいしいおかずの素をたくさん作っておいて、パパッとご飯の支度が出来るようになるといいな〜と思いながら、今夜もお料理本をめくります。


7月2日(月) 曇りのち雨 「え」
昨日に引き続き、肌寒い雨の一日になりました。蒸し暑い日もありますが、こんな風に肌寒い日も多いこちらの梅雨に慣れてしまうと、真夏の様に熱くてムシムシとした東京の梅雨は、きっと体が堪えるだろうなと思います。

最近しゅんが、一文字だけで何かを伝えようとすることがあり、そうすると私たちの会話は暗号の様です。今朝も「ママ、え、をしてもいい?」と言うのでしばし考え、ぴーんと来た私は「へ、をすればいいよ。」と答えました。これは、「エレクトーンをしてもいい?」「ヘッドホンをすればいいよ。」という会話です。足をバタバタさせながら「お、が、で、だ〜。」と言えば「と、い!!」と言う私。これは「おしっこが出そうだ〜。」「トイレに急いで〜。」ということ、「か、をあ、で、さ、でしょ?」「と、さ、だね〜。」は、「顔を洗ってさっぱりでしょ?」「とってもさっぱりだね〜。」ということなのです。慌てたり急いだりしているときは、ちゃんと全部言ってくれ〜と思ったりもしますが、考えているうちに慌てた気持ちを少し忘れ、楽しくなってしまうこともあります。


7月1日(日) 曇り時々晴れ 「パスタ気分」
今日から7月。でも空気はヒヤリとしていて肌寒いというより寒く感じる程で、しゅんにも久しぶりに長袖を着せました。

お昼を食べて主人を会社に送ると、ホームセンターに行きました。去年の夏は虫や生き物に全く興味を示さなかったしゅんですが、とうとう今年、「ザリガニを飼いたい」と言い始めました。お友達の家でふ化した赤ちゃんをわけてもらう約束もして、やる気満々です。絵本でザリガニの飼い方を熟読し、私がお店で「何を食べるんだったかなぁ。」と独り言を言うと、「ザリガニの赤ちゃんは、苔や水草を食べるんだよ。大きくなったら、何でも食べます。カエルとかも食べちゃうんだよ〜。」と即答するのでびっくり!道具を揃えて家に帰ると、ザリガニもいないのに、水槽に石を敷き詰め隠れ家を置いてニンマリ。この水槽に赤ちゃんがやって来る日が楽しみです。

ところで昨日、図書館で借りた「パスタ大好き」という本をパラパラとめくったら、そのおいしそうな写真に釘付けになりました。そしてすっかりパスタ気分になりました。巻末には手打ちパスタの作り方も載っていて、しゅんと私は早速その気になってしまいました。粉を混ぜるところまでは簡単ですが、意外と難しいのは伸ばす作業。交代しながら2人で頑張りましたが、私は右手首が腱鞘炎に・・・(汗)。ソースは2種類、フレッシュトマトのソースとジェノベーゼを作りました。疲れて帰ってきた主人には、保険のために生協のパスタを茹で、私たちは生パスタを食べることにしました。先に出来上がった「普通の」パスタを、おいしい、おいしいと食べてくれる主人を見ながら、ところどころ極太うどんの様になった生パスタを茹でる私。でも、なかなか茹で上がりません。そのうちしゅんがお腹を空かせ、「1本くださ〜い」「2本くださ〜い」とお皿を持ってやってきました。茹でただけのパスタに、パルメザンチーズをふって「おいしい」と食べるしゅん。しこしこしていておいしいとは思うけれど、それってどうだろう?と思いつつ、さらに茹でること数分。やっと出来上がったパスタは、腰があってなかなかおいしい物でした。今度は、もっともっと薄く伸ばすことが必要だわ〜と思いながら(また作る気?)、あと3食分冷凍した麺を、どうやって食べようかと考えています。
卵とオリーブオイルと塩を混ぜて 内側の粉から崩して混ぜ 手で水分を練り込んで・・・ 出来上がり! 極太うどん・・・?
フレッシュトマトソース 生協の麺使用! ジェノベーゼ こちらも生協の麺使用 こちらが生麺編 茹で時間がかかる〜


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