2007年8月

                                                  過去の日記 2007/07


8月31日(金) 雨のち曇り 「夏の終わり」
強い雨は午前中まで続きましたが、お昼頃から次第に空が明るくなりました。朝から気温は余り上がらず、しゅんには長袖のTシャツを着せました。

お昼に幼稚園のお友達親子数組と待ち合わせをして、アジアン料理のブッフェにGO!昨日から食べる気満々だったしゅんは、張り切って車から降りました。海が一望できるお店は、木のテーブルと椅子がとても気持ちよくて、お天気の日はもっと良い眺めだろうなと思いました。
ピリ辛の炒め物、自分で茹でるフォー、レッドカレーにグリーンカレー、夏にはぴったりのお料理が並んでいて、大人も子どももモリモリと食べていきました。濃厚なマンゴージュースは、みんなおかわりをするおいしさでした。もちろんデザートもあれこれ食べて、お腹いっぱいになってご馳走様。食べるのが大好きな子ども達&お母さん達と、夏の締めくくりの楽しいランチタイムになりました。

家に帰った後は、並んでエレクトーンを弾いたり、和室で小さなボールを転がして遊んだり、家でのんびりと過ごしました。この週末で、夏休みは終わります。お友達とワイワイ遊んだ7月、従姉妹達と仲良く過ごした1週間、家族旅行をした数日間、2週間ほどの暑い夏があっという間に終わり、涼しくなった新潟で徐々に日常生活に戻っていったこの1週間。年中さんのしゅんの夏休みは、盛りだくさんの1ヶ月半でした。元気に楽しく過ごすことが出来て、本当に良かったと思います。随分たくましく大きくなったしゅんが、これから始まる2学期にまたどんな成長をしてくれるのか、楽しみになった8月最後の夜でした。


8月30日(木) 曇り 「コーヒー牛乳」
昨日の夜から降っていた嵐の様な雨は朝には上がりましたが、気温も上がらず、肌寒さを感じる様な一日でした。スーパーに行くと、取材のカメラが売り場を撮影している途中でした。しゅんと後ろから見に行くと、高く積み上げられているのは早生品種の新米でした。去年、新米を一口食べた時のおいしさを思い出し、私はニンマリ。次に買うのは新米かなと思いながら買い物を続けました。

お昼ご飯に、イートインコーナーのある大きなパン屋さんに行きました。最近、食欲が増したしゅんがよく食べてくれるので、我が家のパン焼き器は大活躍していて、本当に買ってよかった〜と何度もつぶやきながら食パンを焼いています。週に一度生協からお菓子系のパンが2個くらい届く以外は、家で焼いたパンばかりだったのですが、無性にパン屋さんのパンが食べたくなり、それなら2人でランチにしようと思い立ったのです。

好きなパンをいくつか選び、お会計を済ませてテーブル席に行く前に、しゅんはドリンクコーナーでアップルジュースをカップに入れました。こちらのお店、パンを購入した人はコーヒーを一杯無料で頂くことができます。その隣りにジュースも2種類置いてあって、50円でカップを購入するとセルフサービスで1杯飲むことができます。パンを食べ始めると、しゅんはゴクゴクとジュースを飲み始めました。ドリンクバーと勘違いしている!と気付いた私が、「今日は1杯だけなんだよ」と言うと、心底驚いた様な顔をしてガックリと肩を落としました(大げさ!)。そこで私が飲んでいたコーヒー牛乳を、「ちょっと飲んでみる?」と聞いたところ、しゅんは一瞬顔をしかめて「苦い?」と言いました。
チョコレートは解禁したしゅんですが、未だにコーヒー牛乳は飲んだことがなかったのです。家でも時々買っているのですが、これは主に主人用。甘い物は余り飲んで欲しくない私が「これはコーヒーだからすっごく苦いんだよ。」と言うのを信じて、飲みたいと言ったこともないのです。

一口飲んだしゅんは、「このパン屋さんのコーヒー牛乳って、あっま〜い。」と言って大喜び。「このお店のは、牛乳が多いからかな?」と私が言うと、しゅんは紙パックの下から1センチほどの所を指さして、「きっとコーヒーはこのくらいしか入っていないんじゃない?後はみんな牛乳なんだ!きっとそうだ!!」と大発見をしたように言いました(笑)。そして上から1センチほどの所を指さして、「家のコーヒー牛乳は、このくらいまでコーヒーなんだよね。だからパパしか飲めないね。」と言いました。私は笑いを堪えながら、「きっとそうね〜。」と言って頷きました。幼稚園に入る頃まで、チョコレートを見ると「これって苦いんだよね。」と顔をしかめていたしゅんですが、コーヒー牛乳は、いつまでコーヒーと牛乳の比率を信じているでしょうか?!


8月29日(水) 晴れのち雨 「大事件?」
明日からの天気予報には、曇りと雨マークが並んでいますが、今日は青空が広がりました。洗濯物をベランダいっぱいに干し、久しぶりに冷房もかけました。

家事の合間にしゅんと一緒にビデオ鑑賞。先週借りてきたのは、「ミッフィーちゃん」シリーズの1本です。教育テレビで放送されていたような5分くらいのお話が、何話か続けて入っている1本です。ジーッと画面をみつめ、お話とお話の間の歌の時は体を揺すって「かわ〜いいうさちゃん」と口ずさむしゅん。もうすぐ5歳の男の子がミッフィーちゃんを熱心に見つめる光景は、ちょっと不思議でもあるのですが、絵がかわいらしいのはもちろんのこと、お話もとても優しくて穏やかで、私も一緒に観ていて楽しい気持ちになります。戦闘モノや昆虫モノを、しゅんに合わせて頑張って見るようになるんだろうな〜と思っていた数年前の想像図とは違いますが、これはこれでいいかな?と思いながら観ています。

ところで最近、普通に遊んだり食事をしたりしているしゅんが、大慌てでバタバタと足踏みを始め、私のところに駆けてくることがあります。そして必ず「ママちゃ〜ん。大変、大変。大事件が発生!」と言うのです。大事件って・・・と苦笑しつつ、一緒に向かうのはおトイレ。そう、大事件とは「う○ち」のことなのです。


8月28日(火) 雨 「トランプ」
明け方にかけてかなり強い雨が降った様で、開けたままにしていた窓から降り込んだ雨で床が濡れていました。日中も、雨足は時々強くなり、肌寒い一日でした。

朝ご飯の後、しゅんに爪切りを持ってきてとお願いすると、引き出しの奥にあったトランプも一緒に持ってきました。爪を切り終えると、早速遊びたいと言うので2人で何をしようかと考えました。しかし、意外と色々な遊びのルールを忘れていることに気付きました。すぐにわかるのは、神経衰弱とババ抜きくらい?「2人だからババ抜きというのも・・・」などとぶつぶつ言いながら、ネットでルールを検索する私の後ろからしゅんものぞき込み、次々とやってみたい遊びを挙げていきました。
まずは「スピード」。子どもの頃、一時期ものすごーくはまった記憶がありますが、このルールも忘れています。ようやく思い出してしゅんに説明すると、小さいながらもちゃんと理解するのには驚きました。向かい合って座り、ドキドキしながら「いっせーのーせ」で札を出し、数がつながるカードを出していきました。お次は「ジジ抜き」。これはジョーカー以外の1枚を抜いて遊ぶババ抜きの変形で、最後までどのカードがペア無しなのかわかりません。といっても、対戦するのは2人なので、あっという間に終了。最後は「ババ抜き」をしましたが、ジョーカーがどこにあるのか手に取るようにわかるしゅんの表情がおかしくて、笑いを堪えるのが大変でした。

午後は久しぶりに体操教室へ。家で体操着に着替えて行くと言うしゅんは大張り切りで、教室に入ると飛ぶようスタジオに行ってしまいました。でんぐり返りをしたり跳び箱を乗り越えたり、汗びっしょりになって鬼ごっこをしたりして出てくると、「喉が渇いた〜」と言って、びっくりするほどたくさんの水を飲みました。あれだけ体力を使っても、まだまだ元気な子ども達は、その後もひとしきり追いかけっこをして遊びました。夜、お布団に入ると、絵本を読みながら私の方が先に眠ってしまうほどへとへとでした。


8月27日(月) 曇り時々晴れ 「積み木」
夕方辺りからお天気が崩れそうだという予報が出た今日は、久しぶりにムシムシとした暑さでした。しかし、楽しみにしていたイベントの日ということで、しゅんは爽やかな笑顔ですっきりと目を覚ましました。

今日は積み木で遊ぶ会が催されるということで、夏休み前から親子で心待ちにしていました。午前の部が行われている幼稚園に入ると、教室は木の香りでいっぱいでした。そしてホール中に広げられた積み木の山に、子ども達はすっかり目を奪われました。午後の部が始まるまでは、お昼の準備をすることになっていたので、子ども達は控えの部屋で遊んでいてもらおうと思っていましたが、数人のお母さん達と大量のカレーを作りながらふとお部屋を見ると、既に積み木の中に溶け込んで遊んでいるしゅん達がいました。

お昼をはさみ、ようやくお待ちかねの午後の部が始まりました。最初は「ママも一緒がいいな」と少し寂しそうに言っていたしゅんですが、先生のお話が始まると、すっかり私からは離れて聞き入っていました。そして、教室中に積み木が広げられると、「自由に街を作りましょう」という先生の語りかけを合図に、それぞれ作品を作り始めました。私も他のお母さん達と少し離れた場所で様子を見ていましたが、しゅんは1時間近く、時折ジッと考えながらじっくりと家を作っていきました。何の変哲もない積み木が、自由な発想で色々な形になっていくことが本当に魅力的な様で、どのお子さんも生き生きと見えました。しばらくして満足のいく形に仕上げることが出来ると、しゅんは私の手をとって家の前に連れて行き、「最初はママも一緒がいいな〜って思ったけど、ひとりでこんなすごいのできたよ。すごいでしょ?」と嬉しそうに笑いました。

お母さん達ともお話しましたが、あんなに楽しそうに一生懸命作っている子ども達を見ると、積み木っていいな〜、こういう物が欲しいな〜と夢はふくらんでいきます。しかし現実的にはかなりお値段も張る物なので、カタログやHPを見てはうむむ・・・と悩んでしまいます。お誕生日とクリスマスが一気にやってくるしゅんのスペシャルデーに、何か私たちから贈れたらいいなと思いますが、しばらくは色々な積み木を探す日々が続きそうです。
イベントが終わって帰り支度をしたものの、子ども達はお庭に出て再び遊び始めました。ジャングルジムに上ったり、シャベルで何やら工事をしたり。日差しも弱く気持ちの良い風が吹く夕方、結局5時頃まで遊び続け、あっという間の一日は終わりました。


8月26日(日) 曇り時々晴れ 「ピンク」
幼稚園児の男の子が、昆虫系、恐竜系、戦い系、乗り物系にわけられるとしたら、しゅんは控えめながら乗り物系です。それでも、もっと小さな頃の様に新幹線や特急の名前をぐんぐん覚えていくということもなく、今は線路を組み立てて走らせることを楽しむという感じです。そんなしゅんが、にわかに恐竜に目覚めました。ちょうどしまじろうの本でも恐竜特集が組まれ、大好きな自然科学館でも恐竜コーナーが怖くなくなった(!)ということもあり、しゅんの口からはいくつかの恐竜の名前が出るようになりました。カタカナが並ぶ恐竜の名前、私は本当に覚えられません。でも、いつしか電車や車の名前に詳しくなっていった様に、恐竜の名前がすらすらと出てくる様になるのでしょうか?!

午後になって、2人でショッピングセンターに出かけました。久しぶりに暑かったので、コーヒーショップで一休み。しゅんは小さなスイートポテトを頬張りながら、「ママ、またママもスイートポテトを作ってね。ママのスイートポテトもおいしいもんね。」とニッコリ笑いました。く〜っ。何てかわいいことを言うんでしょ!相変わらず、母心をくすぐるのがうまいのです。
フラリと洋服のお店を見ると、夏物の最終セールが行われていました。来年用のTシャツやポロシャツを選びながら、「何色にしようか?」と聞く私に、返ってくるのは「ピンク」の答えばかり。聞くまでもありません・・・。結局黄色のTシャツとピンクのポロシャツを買いましたが、来年の夏もピンク好きは続いているでしょうか?かなり疑問です。

夜ご飯は、今日も1尾68円とお買い得だったピチピチのサンマです。会社から、お腹を空かせて帰ってきた主人と、3人揃ってご飯を食べました。「これなら、毎週サンマでいいね。」と主人が言っていましたが、本当にしばらくそうなりそう!季節の移り変わりは食卓から感じる、食いしん坊の我が家なのでした。


8月25日(土) 晴れ 「フラフラ・・・」
明け方は、窓から入ってくる空気が冷たく感じるほどですが、日中は洗濯物もカラッと乾いて良い気持ちです。秋になると来る日も来る日も雨が続く新潟では、今がちょうど気持ちの良い季節なのかもしれません。

みんな揃ってお腹を空かせ、お昼はホテル日航新潟の桃季へ飲茶を食べに行きました。私は先月も幼稚園のお母さん達と行ったのですが、主人としゅんは久しぶりです。食べる気満々のしゅんは、信濃川にズラリと停泊するヨットが見える席に座るなり、「お腹空いた〜」「早く食べたいな〜」と言ってワクワクしながらメニューを見つめました。焼売、餃子、春巻きにちまき・・・、しゅんはバクバクちゃんの本領発揮とばかりに食べ続け、最後のデザートも4種類並べてご満悦。私もしゅんの食欲に押されつつも、おいしい点心をあれこれ食べて大満足でした。デザートの中に「パームシード入りココナツミルク」という物があり、先月もお母さん達と「パームシード?」と不思議に思いながら、楕円形のお豆のような白っぽい実を食べました。今日もジーッとその実を見つめる私たちに、お店の方が近くに来て下さり、「これは椰子の実の種です。評判がいいので、これをたくさん入れる様になりました。」と仰いました。ちょっと歯ごたえのある不思議な食感で、何とも言えないおいしさのパームシードがたっぷり入ったこのデザート、しゅんもすっかり気に入っておかわりをしました。こんなに食べて、幼稚園児のしゅんは無料だなんて、申し訳なく思うくらいです。

お腹一杯になった私たちは、展望室で新潟の風景を眺めました。先日行った粟島も、遠くの海の上にぽっかりと浮かんでいます。何度見ても美しい、海と町と田んぼが広がるこの風景、新潟にいる間にあと何回眺めるのかなと思いました。

今日は一日お休みの主人が、「次はどこへ行く?」と言ってくれたので、しゅんが大好きな自然科学館へGO!初めて行く主人に案内をするかのように、しゅんは「スタンプロボットはここだよ〜」「リニアモーターカーだよ〜」などと大張り切り。もちろん閉館までたっぷり遊びました。夏休みで休日の今日はとても混雑していましたが、閉館近くになるとだいぶ空いてゆっくり遊ぶことが出来ました。今日は初めて、「フライトシミュレーター」を体験しました。操縦桿の様なスティックがあり、それを動かすと実際に飛行している様に画面が動くのですが、これが新潟空港を飛び立った飛行機という設定のため、あちこち身近な場所が出てきてとても面白いのです。飛行機を水平に保つことはとても難しく、今日は機械の調整のため椅子は動きませんでしたが、これで動いていたら間違いなく酔ったのでは・・・と思うほど、海が見えたり地面が見えたり、フラフラと飛ぶ飛行機でした。何度行っても、新しい楽しみを見つけられるこの場所は、今、しゅんが一番好きな場所かもしれないなと思いました。


8月24日(金) 晴れ 「夕方のお出かけ」
朝、ゴミ出しに行って家のドアを開けると、「おはよう」と主人に言っているしゅんの声が聞こえました。私が居間に入ると、満面の笑みで手を振りながら、再び「おはようっ」。そして「うち、早起きできるようになった〜。これで夏休みの、早起きをする、は出来るようになったってことだ〜。」と満足げに言うので笑ってしまいました。幼稚園から、夏休みに毎日シールを貼る用紙を頂いて来たのですが、そこにどんな夏休みにしたいかを書く欄がありました。欲張りのしゅんはいくつも目標を立て、その中の一つが早起きだったのです。ほぼ毎日、ゆっくり眠っているのは誰・・・?と思いましたが、もうすぐ2学期ということで、このまま調整していければいいなと思いながら、しゅんの言葉に頷きました。

爽やかな良いお天気で、お布団を干したり洗濯物をたくさん広げたり、思いっ切りお掃除をしたり、夏の汚れが取れた様な気持ちよい一日になりました。先週からひいていた風邪もすっかり良くなって、2人揃ってこんな風に活動的な日は久しぶりでした。家のことがうまく片付いたので、もうすぐ夕方ではありましたが、ご褒美に楽しいお出かけをすることにしました。

向かった先は、和菓子屋さんの「貴餅」です。和菓子で有名なこちらのお店ですが、夏はかき氷で大賑わいです。幼稚園のお母さん達からも、ずっとおいしいよという話を聞いていて、ぜひ食べてみたいと思っていました。お店に入って注文したのは、宇治金時。たっぷり乗せられた小豆が何とも言えないおいしさで、宇治の味ともぴったりです。私たちは向かい合わせに座り、あっちとこっちからそれぞれのスプーンで食べ続けました。途中、「ママったら。小豆ばっかり食べないでよ〜。」としゅんに言われてお客さん達に笑われる・・・という恥ずかしい出来事はありましたが(普段、食べ物などに執着はないしゅんですが、本当においしいとこういう濡れ衣を着せることがあるのです。本当に、小豆ばっかり食べていたなんてことはないのです!)、おいしい氷とわらびもちを堪能し、車に戻りました。ショッピングセンターにも立ち寄って、帰りは滅多にしないお月様を見ながらのドライブとなりました。月や星、太陽に興味津々のしゅんは、お月様を見ては私に質問を浴びせかけ、少々焦りつつも楽しいドライブをして帰りました。


8月23日(木) 曇りのち晴れ 「夕焼け」
お昼頃から青空が広がって良く晴れましたが、日中も家の中はだいぶ涼しくなり、クーラー要らずになりました。通り抜ける風が気持ちよくて快適ですが、もう秋が来るんだなぁとちょっと寂しい気持ちです。

久しぶりに音楽教室があり、日焼けした子ども達が集まりました。先生もこんがりと日焼けなさっていて、「海に何度も行きましたよ。みんなもどこかに行ったかな?お名前を呼ぶ時に、聞いてみるね。」と子ども達に話しかけました。そして「Aちゃん」と呼ばれて「はーい」とお返事したAちゃんが、「どこに行ったかな?」と聞かれて「お買い物に行ってきた。」と答えたことで、その後の回答の流れが・・・。「Bちゃん」「お買い物してきた」「Cちゃん」「○○○(ショッピングセンター)」。
そしてしゅんは、「お買い物したよ。それで専門店でおやつを買ったの。来る前に、それを食べて来た。」と想像通りのお返事をしました。先生は苦笑しながら、「みんな、今日お出かけした場所じゃなくっても、いいのよ。」と仰いました。夏休みの思い出を話しながら、今日のレッスンへの流れを作ろうと思っていらっしゃったはずの先生、何とかお話を横へ横へとそらして、「くじら」というキーワードに辿り着かせ、レッスンを開始されました。久しぶりの1時間のレッスンは、夏休み前よりグッと内容が詰まった感じがしました。ひとりずつ弾く場面もあって、こちらの方がドキドキしてしまいましたが、しゅんは体を揺らしながらノリノリで弾いたり歌ったりしていました。

夜ご飯のデザートに梨を食べていた頃、ふと窓の外を見るとピンク色に染まっていました。うさぎ模様がくっきりと見えるお月様の周りに、優しいピンク色の雲が浮かんでいます。私と並んでベランダに出たしゅんは、お空に向かって「おーい」と言いました。そして「夕焼けさ〜ん、お月様と仲良くしてね〜。」と言いました。夕焼けさんとお月様に仲良くしてねと呼びかけるなんて、かわいいことを言うものだわ〜と思いながら、ニッコリ笑ってこちらを見るしゅんの顔を見ました。
夕焼けとお月様


8月22日(水) 雷雨のち曇り 「読書」
朝からものすごい雷鳴が響きました。時折、嵐の様にどしゃぶりの雨が降り、涼しい風が吹きました。東京は今日も36度を超える暑さだった様ですが、同じ日本だとは思えない様な新潟の一日でした。動いても汗が出ないので、あちこちを雑巾がけしました。しゅんがハイハイの赤ちゃんの頃は、頻繁に床を拭いていたな〜とふと懐かしくなりました。

しゅんは線路セットを広げると、グルリと大きな環状線を作りました。その真ん中に座り込み、自分の周りをクルクルと新幹線や汽車が走っていくのを見たり押したりしてご満悦です。こんなに涼しい日のはずなのに、熱心に電車を動かしていたしゅんは汗びっしょりになっていました。

昨日借りてきた絵本の中に、「スプーンさんとフォークちゃん」という本がありました。主人公の女の子がご機嫌斜めでスプーンさんとフォークさんを投げてしまうため、2人が逃げてしまう。そこで家にいたお箸やナイフやストローが、ピンチヒッターとなってお食事を手伝おうとしてもうまくいかない。でも2人が戻ってくると、上手に楽しくお食事ができた・・・という単純明快なお話なのですが、しゅんはこの絵本に感銘を受けた様子!お昼ご飯でトマトとパスタを並べると、フォークとスプーンを目の前にして、「フォークちゃんは、トマトも上手に食べられるんだよね。」「パスタだって、ツルツルッと上手にできるよね。」と言いながらパクパクと食べ始めました。もっともっと小さなお子さんが影響を受けそうなこの絵本ですが、4歳になってもこういう事があるんだなと面白く思いました。

最近は、絵本の読み聞かせの仕方も変わってきて、左のページは私、右はしゅんというように交代で読んだり、セリフを交互に読んだりして楽しむことも出来るようになってきました。リラックスできる椅子に座り、ゆったりと本を広げてひとりで読むのも大好きなしゅんと、同じ部屋で別々の本を読むこともあります。のんびりと家で過ごした今日の午後は、2人並んで読書もしました。家での過ごし方も、少し秋の気配です。
ぐるぐるぐるぐる・・・


8月21日(火) 晴れ時々曇りのち雨 「いろは」
主人が東京へ出張しているため、今朝はちょっと朝寝坊・・・。私が隣りにいさえすれば、しゅんは安心して眠り続けてくれるので、目が覚めてもしばらくボーっと横になっていました。すると、ピンポーンという音が聞こえました。その音に素早く反応し、超特急で玄関に向かうしゅんを見て、私も慌てて着替えます。が、既に時遅し。「ママね、さっきまでずーっと寝てたの。」と言う声と、配達員さんの笑い声が聞こえました。

今日は図書館で、とてもきれいな絵本を借りました。それは「ひらがないろは」という絵本です。去年の秋に出たばかりの絵本で、私も今日初めて見ました。いろはうたの順番で、一文字が一ページになっています。それぞれの平仮名が、どんな漢字からできてきたのか、平仮名の横に書かれている、漢字、草仮名、草仮名から平仮名へ移り変わった文字を見ることでわかるようになっています。そしてそれぞれの平仮名から始まる色(例えば、るりいろ、やまぶきいろ、などなど)が描かれ、それにちなんだ絵と文章で構成されています。

文字にとても強い興味を持っているしゅんは、すぐにこの絵本に釘付けになり、帰りの車でも熱心に読み始めました。毛筆で書かれた文字の美しさと、様々な色の美しさは、大人でも見応えがあり、お布団に寝転んで2人でゆっくり眺めていると、とても落ち着いた気分になりました。


8月20日(月) 曇りのち晴れ 「拍手」
明け方、寝室の窓を開けると気持ちの良い風が入ってきました。そのまま眠っていたら、今度は余りの暑さに目が覚めました。久しぶりに気温が上がり、蒸し暑い一日になりました。涼しさに体が慣れてしまっているだけに、今日の暑さは堪えました。一日中、どうも体調が思わしくない私は、涼しい方へ涼しい方へと体を移動させながら、ゴロリゴロリとして過ごしました。

朝、おトイレを済ませたしゅんが洗面所で手を洗っている私に、「ママ、どう?声は出るようになった?」と言いました。そこで「あ〜」と声を出してみると、昨日よりずっと出る様になっています。それを聞いたしゅんはピョンピョンと跳び上がって「やったーやったー。ママちゃん、声が出る〜。」と大喜びでした。そして「あ、あ、あ、あ、あ〜」と段々声を高くしていって、「こんなのは出る?」と言います。私が2つ目の「あ」の音までしか出せないと、「まだ高い音はうちの方が上手だね〜。」と言って頷きました。

写真は、しゅんが確か2歳の時に買った積み木のセットです。穴が空いていたり溝が斜めに掘られたりしている積み木を組み合わせ、ビー玉を走らせて遊ぶという積み木で、おもちゃ屋さんの店頭でしゅんを釘付けにした物です。あれから2年以上が経ちましたが、しゅんは今もこの積み木が大好きで、時々真剣に組み立てています。早い時期から、既にしゅんの発想力にかなわなくなっていた私は、専ら出来上がった作品に拍手し、ビー玉を転がす係です。今日も両側にビー玉を入れるスタート地点を作り、最後は真ん中の積み木をコロコロと転がっていくという面白い作品を作ったしゅんに拍手を送り、「これって、どうなってるの?」と真剣に質問する私でした・・・。
「できたよ〜」 「すごいのできたでしょ?」


8月19日(日) 曇り 「サンマ」
朝、起きてきたしゅんの顔を見てびっくり!昨日、あんなにポロポロとむけていた皮がすっかりなくなり、ツルンとしたきれいな顔になっていました。お布団に入る前に、病院で頂いた極弱いお薬を薄く塗っただけなのですが、これは若い皮膚の再生力がなせる技なのでしょうか?!大人の肌があんな風になったら、1週間で治るかどうか怪しいところだわと思いました。

私も、低めの声が少しだけ出る様になり、しゅんに注意する時などは、一瞬自分でも「怖〜い」と思う様なドスのきいた声を出しています。まだ本調子ではないため、午後はゆっくりとお昼寝をさせてもらって、だいぶ元気になりました。今日で主人の夏休みも終了です。みんな日焼けするほどたくさん遊び、おいしい物をいっぱい食べて楽しいお休みでした。

夜ご飯は、昨日行ったスーパーで今年初めてみかけた生のサンマです。去年はもうちょっと遅かった様な気がするのですが、大きくてしっかりしたサンマを見ると、食べたくて仕方がなくなりました。「1尾100円って、ちょっと勇気が要る?」などと主人と話しながらも3尾袋に入れました。
こんがりと焼いたサンマは、よく脂が乗っていておいしいこと!身もきれいに離れて、新鮮なんだな〜と思いました。毎日の様に食べていたとうもろこしは、そろそろ季節も終わりの様で寂しく思っていましたが、これからはサンマがあるわ〜と嬉しくなりました。旅行で少し体重が増え、「とうとう16キロになった!」と大喜びのしゅんと、おいしい秋の味覚をたくさん食べたいものです。


8月18日(土) 晴れ 「病院Day」
昨日の雨もすっかり上がり、青空が広がる一日になりました。4日分の洗濯物も、昨日洗った物もあわせて全てきれいになって、すっきりしました。暑さのピークも過ぎたのか、朝晩は風も涼しくなりました。

汗疹がひどかったしゅんの顔も、赤みが引いてきれいになってきました。しかし、全体的にポロポロと皮がむけています。これは日焼けのためなのか?それとも汗疹の跡なのか?と心配になるほどのポロポロ具合です。さらに私の咳がひどくなってしまいました。声は相変わらず出ないため、囁く様にして会話をしていますが、昨日の夜は友人から電話があって慌てました。普段、何気なくしていることも、声が出ないだけでどれだけ不便か気付きます。

そんなわけで、病院の予約も主人に電話をかけてもらい、しゅんと一緒に診て頂くことにしました。しゅんの湿疹とカサカサは、やはり汗疹が原因とのこと。皮がむけているところも、そのままにしておいてもきれいになるでしょうというお話でした。私は喉の奥の部分に炎症を起こしたために声が出なくなっている状態で、コーヒーなどの刺激物はダメとのことでした。風邪はひどい状態ではないということで、この週末はちょっとゆっくり過ごそうと、スーパーで材料を買い込んで帰ってきました。

そしてもうひとり。主人が海水浴で日焼けした背中の痛みで、午後になってからもう一度病院に向かいました。3人それぞれ、旅行の疲れ?とはちょっと違いますが、万全の体調ではない我が家です。ゆっくり休養し、また来週からの生活に備えたいものです。


8月17日(金) 雨のち曇り 「最終日」
朝、雷の音で目が覚めました。昨日までの暑さが嘘の様に、過ごしやすい気温でした。朝ご飯にも、山菜料理が並びました。器の使い方もとても素敵で、何が入っているんだろうと楽しみになるようなお皿がたくさんありました。こんな風に盛りつけたら、普通のお料理ももっとおいしく感じるんだろうなと思いながら、朝からモリモリ食べました。

昨日とは違い、しっとりと雨に濡れた吊り橋を渡って、駐車場に行きました。この旅館、吊り橋のわきにある村営の駐車場に車をとめ、徒歩でお宿に行くという面白い旅館なのです。車で行く方が、荷物をたくさん積めて便利ではありますが、こんな風に少しだけ歩いて旅館に向かうというのも、風情があっていいものだなと思いました。

チェックアウトを済ませると、帰り道にある関川村の道の駅に寄りました。とれたての新鮮なお野菜が並んでいて、どれを買おうかと迷ってしまいました。そして買った物は写真の4種類。かぼちゃ、茶豆、しいたけ、糸うりです。この糸うりは初めて見たのですが、説明がかかれているカードを見て、どうしても買ってみたくなってしまった物です。とても不思議なこのお野菜、輪切りにして種の部分を取り、茹でると中から麺状の物がたくさん出てくるのです。「そうめんかぼちゃ」と言われることもあるそうですが、本当に形はそんな感じで、おつゆの中に入れて食べるとさっぱりとした食感はまるでお素麺の様でした。

旅の最後に、家までの道のりの途中にある豊栄に寄り道して、以前から行ってみたかった「ノラ・クチーナ」というイタリア料理屋さんに行きました。人気のお店で、ちょうどお昼頃に行った私たちは何組か待つ事になりましたが、待合い席から見ることができるところに、ピザを作っているコーナーがあり、生地をのばしたり具を乗せたり、釜に入れたりといった様子を見ていると飽きずに待つことができました。
ようやく席に案内され、ピザとパスタを選ぶことが出来るペアセットと、オムレツセットを注文しました。こちらのお店は地元の豊栄でできた農作物にこだわっていて、新鮮なお野菜や玉子などが使われています。野菜の甘さが感じられるピザやパスタ、そしてふわっふわのオムレツなど、一口食べる度においしいね〜と言ってしまうようなおいしさでした。

しゅんを連れて、3泊4日の旅行、さらに民宿に泊まったり島に行ったりということは初めてでしたが、随分体力もついてしっかりしてきたしゅんとの旅行は、これまで以上に楽しく充実したものでした。海のもの、山のものをいっぱい食べて、しゅんも少し顔が丸くなるほどお腹一杯になる旅行でもありました。まだまだ知らない新潟の良いところを、これからも探してみたいなと思いました。
朝ご飯にも山菜がいっぱい 雨に濡れた小径 お食事の部屋はこんな感じ
お部屋のお風呂 道の駅で買ったお野菜 黄色い野菜は糸うり 夜ご飯に・・・
お昼は「ノラ・クチーナ」へ ラグーソースのパスタ おいしい〜 ふわっふわのオムレツ マルゲリータ トマトが甘い!


8月16日(木) 晴れ 「粟島から鷹巣温泉へ」
今日も島は快晴です。3階の物干場に行くと、昨日干したTシャツや水着がカラッと乾いていました。このお宿の物干場からは、真っ青な海が一望できます。毎日、洗濯物を干すのが楽しみになりそうだな〜と思いながら、海を眺めました。

おいしい朝ご飯を頂いた後は、チェックアウトをして観光船乗り場に向かいました。1時間ほどで、島を一周できるという観光船です。島の周りはたくさんの岩や崖があり、見所が満載という情報を見て、ぜひそんな風景を見てみたいと思ったのです。船の先頭の席に乗り込みましたが、少ししたら屋根のない甲板に出てみようかな・・・などと思っているうちに出港の時間になりました。
少しして、バッシャーンと船にかかる水しぶき、波しぶきに歓声が上がりました。私たちも「キャー」などと言っていたうちはよかったのですが、段々と雲行きが怪しくなってきました。後ろを振り返って私の顔を見ながら、時折波しぶきを動画に撮ったりして、「ママ、これって斜めの船だね〜。」とケラケラ笑っているしゅんが信じられないほど、私はクラクラしてきました。ん〜、完全に船酔いです。25分ほどで島の西側にある釜谷地区に到着しましたが、10分の休憩をはさんで、後35分も船に揺られるかと思うと目眩がする程でした。船の席に横たわり、何とか耐えて観光船乗り場までたどり着きましたが、これって観光になったのだろうか?!と後でおかしくなってしまいました。早く終わって〜って思う観光船だなんて!この船旅で、漁師さんを尊敬する気持ちがとても強くなりました。お刺身もお寿司も、有り難く頂かなくては・・・。

寂しく名残惜しい気持ちではありましたが、12時半のフェリーに乗り、私たちは岩船に向けて帰りました。また島に来たいな、でも観光船には乗りたくないな・・・と思いながら、島に手を振る気持ちでした。

無事岩船港に到着すると、駐車場の車に乗り、今度は最後の宿泊地、鷹巣温泉に向かいました。こちらは新潟の関川村というところにある、小さな温泉です。田んぼの中の道は山の中に入っていく川沿いの道に続き、さらに脇道に入るとその先に吊り橋が見えてくるという、とても趣のある温泉です。今日はこちらの喜久屋さんという旅館に泊まることにしました。全てのお部屋が離れで、小さなお風呂が付いているというこちらの旅館は、山菜料理がご自慢ということです。海を存分に楽しんだ後は、山ということで、この旅行の最終日もとても楽しみにしていました。

チェックインを済ませると、離れのお部屋に案内されました。とてもこぎれいな一軒家には、くつろぐためのお部屋と、お食事を頂くお部屋がありました。しゅんのために、小さな草履やスリッパも用意されていて、とても細やかな心遣いがありました。まずは大きなお風呂に行こうと、共同のお風呂に行くと、しゅんは「男の子のお風呂!」と言って主人と入っていきました。待合室もない様なお風呂だったので、上がったらお部屋に帰っていようと話していたのですが、お風呂に入っている間、ずーっと主人に話しかけているしゅんの声が全部聞こえてきて、しゅん達の行動が手に取る様にわかったのには笑ってしまいました。最後は40まで数える声が聞こえ、着替えている声も聞こえ、私はそれを外のベンチで待つことにしました。

6時半になると、夜ご飯が運ばれてきました。岩船港から運ばれたお刺身などもありましたが、やはり旅館ご自慢の山菜料理がおいしくて、一つ一つがとても凝っていました。サクッと揚がった天ぷらは、山菜のお味がよくわかって特においしいものでした。しゅんのために用意して頂いた子ども料理もおいしくて、少しずつつまみ食いした私たちは、こっちも食べたいくらいだね〜と話しました。

お布団に横になると、しゅんは右手と私の左手、左手と主人の右手をつないで、何やら嬉しそうに独り言を言いながら寝てしまいました。
今日も暑い暑い これが観光船! 観光船? この波しぶき・・・
鷹巣温泉へ 吊り橋を渡ろう 夜のお散歩 小さな草履がかわいい
山菜尽くしの夜ご飯 うど、もみじなどなど 珍しい天ぷら 水玉野菜のゼリーがけ
ご飯も山菜入り 手作り蕨もち プルプル こちらはお子様料理 おいしい〜


8月15日(水) 晴れ 「海水浴と盆踊り」
粟島も暑さが厳しい時期の様で、何度も暑さで目が覚めました。その度にクーラーをかけていたのですが、朝起きると、しゅんの顔や体は汗疹だらけになっていました。そして私はクーラーの風に当たったのか、声が出なくなっていました。あぁ何てこと!いたずら盛りの4歳児を、こんな息の様な声で制止できるだろうか〜と思いながら、村の診療所に汗疹の薬をもらいに行きました。

朝ご飯には、島の名物「わっぱ煮」を注文しました。これは漁師の方々が浜で作っていたという豪快な料理で、焼いたお魚とお味噌と出汁を器に入れ、そこに焼いた石をジューッと入れるというお魚のお味噌汁です。目の前でジュージューと音を立て煙がもうもうと出るのも印象的ですが、魚の出汁がよく出ていてとてもおいしく感じました。

こちらの宿で水着に着替えた私たちは、チェックアウトを済ませると、今日のお宿「嶋正」さんまで5分ほどの道を歩きました。昨日のメインストリートから一本入った路地を歩くと、ギュッと密集して建てられたお家の軒先に、玉葱やニンニクが干されていたり、漁に使う道具などが乾かされていたりして、島の方々の暮らしぶりがわかるような気がしました。

荷物を置くと、早速海水浴へGO!ピンクの麦わら帽子にピンクの浮き輪を持ったしゅんも、「遠い、遠いね〜。」と言いながらテクテクと歩きます。どこまでも続く海はキラキラと光って本当にきれいで、景色を見ているだけでも見飽きない程でしたが、余りの暑さにジッとしていることはできず、砂浜への道を急ぎました。
小さなテントを建てると、しゅんはその前の砂浜に座って砂遊びを始めました。全身砂だらけになりながら、何やら歌を歌って楽しそう。暑さに耐えられなくなった私が海に入ると、ようやくしゅんも歩いてきました。
海に入ると、近くで遊んでいた女の子が人なつっこく話しかけてきました。その子はしゅんより1つ年上で、何だかとても積極的。先週もMちゃんにくっついて、まるで子分の様に遊んでいたしゅんは、根っからの弟気質なのか、今日もそのお友達の指示に従って遊び続けました。私がテントに引き上げてからも主人としばらく遊んでいて、なかなか帰ろうとはしないほど、この海水浴が楽しかった様子です。

2時間ほどで軽くシャワーを浴びると、メインストリートを再び歩き、「おと姫の湯」へ向かいました。今日は「昨日は男の子のお風呂だったから、女の子のお風呂にする」と宣言していた通り、私と一緒に女湯に入ったしゅんは、「男の子のお風呂と同じくらい熱いね〜。」と言いながらも、肩までつかって温まっていました。

本日も、お楽しみの夜ご飯。「嶋正」さんは、岩ガキが出ることが自慢だそうですが、私も去年から、夏に食べる牡蠣に興味津々でいつか食べてみたいと思っていたので、とても楽しみにしていました。目の前に出された牡蠣の大きいこと!一口で食べるのがやっとというくらいの大きさの牡蠣は、トローリと甘くて何とも言えないおいしさでした。もちろんお刺身や煮付けも良いお味で、この2日間で魚介類をどれだけ食べたんだろうと思いました。

夕食後は、しゅんが楽しみにしていた花火をしました。最初は怖がっていたしゅんですが、自分で持つことが出来るようになりました。さらに盆踊りの会場に行くと、「今日は踊ってみる」と言って私の手を引いて踊りの輪に入りました。私が昨日「右、左、右足、左足、一歩、二歩、手拍子」と教えていたのをよ〜く覚えていたのか、周りの方々の踊りを見つつも、見よう見まねで何とか踊っているのにはびっくり!こんな小さな子がポンと手拍子を打っているのがおかしいのか、クスッと笑う島のおばあさんに、「頑張ってねぇ。」と応援されてご満悦のしゅんでした。
名物「わっぱ煮」を食べてみました 今から海だ〜 ピンク星人が歩く 最初は砂遊び?
そろそろ入るか 遠くにフェリーが見えます キラキラした海
今日の民宿も豪華〜 岩ガキがおいしい! もちろんお刺身も 花火をしよう〜 その後は盆踊り


8月14日(火) 晴れ 「粟島へ」
お寝坊のしゅんを何とか起こし、8時過ぎに家を出発です。向かった先は新潟市の北にある、岩船港。こちらの駐車場に車をとめ、10時出港のフェリー「あわしま」に乗り込みました。
二等席は大混雑で、もちろん椅子は余っていません。私たちは一番上の風を感じられる階に上がり、床に敷物を敷いて座りました。この旅の目的地、「粟島」までは1時間半の船の旅です。しばらくは新潟の陸地と海しか見えていませんでしたが、ようやく粟島が見えてくると程なくして港に到着しました。ターミナルにはたくさんの人がいて、船から降りてくる人々に見える様に、民宿の名前が書かれた旗を持っていました。私たちも、今日の宿泊先「たてしま」さんの旗を発見し、「お願いします」とご挨拶。同じ民宿に泊まる方と合流し、歩いてお宿に向かいました。

漁村の一軒家という様なお家に入ると、まるで親戚の家に遊びに来た様な気持ちになりました。案内されたお部屋で、まずは一休み。しゅんが嬉々として取り出したUNO(もちろん、手作り!)で遊ぶと、お昼ご飯を食べに出かけました。海岸線に沿って道路があり、そこが内浦地区のメインストリート!ジリジリと照りつける太陽の下、テクテクと歩きました。

途中、はしゃぎすぎて転んだしゅんが大泣きし、血を見て驚いたために機嫌が急降下・・・。余りの暑さもあり、ご飯の後はしばらく部屋でのんびりすることにしました。そしてクーラーの効いたお部屋でゴロリと横になると、私たちは何故かお昼寝を始め、しゅんはお部屋に備え付けられた将棋で遊んでいました。
すっきりするとまた元気になり、歩いて数分の温泉施設「おと姫の湯」に行きました。今回の旅行で、初めてしゅんが「男の子のお風呂に入ってみる」と言って主人と手をつないでいきました。最近、「男の子のトイレ」に行くことに誇りを持っているしゅんが、お風呂も男の子のところに行ってみようと思いついたのでしょう。私は久しぶりにひとりでゆったり入る事が出来ましたが、少々寂しい気持ちもして、早く上がった後は休憩所で手持ちぶさたに2人を待ちました。

民宿に帰ると、お楽しみの夜ご飯です。出てくる出てくる、魚、魚。お刺身大好きのしゅんは、パクパクと口を開け、小鳥の様に食べ続けました。柔らかいお刺身やコリッと身の締まったお刺身など、それぞれに違っておいしく頂きました。
今日、明日の2日間は、ちょうど村の盆踊りが開催されるということで、私たちも食後に出かけてみることにしました。おばあちゃん達が代わる代わる歌う歌で踊る、とても素朴な盆踊り大会でした。踊りは9時をまわっても続き、しゅんは会場の隣りにある真っ暗な公園で、盆踊りの歌を聴きながら遊び続けました。
フェリー「あわしま」に乗って 1時間を過ぎた頃、粟島が見えてきました 到着 お出迎えの方々が手を振っています
海沿いのメインストリートをお散歩 漁り火温泉 「おと姫の湯」へ 夜は盆踊り
お魚がいっぱい お刺身もどっさり サザエのお刺身 こりこりしていておいしい〜


8月13日(月) 晴れ 「荷作り」
随分寝坊をして目を覚ますと、主人としゅんがお風呂に入っていました。相変わらずの暑さで、しゅんは水浴び気分だった様です。昨日まではMちゃん達が眠っていた部屋に行っては、「今日も一緒に寝たかったな〜。」と言うしゅんを見て、きっと従姉妹と過ごした数日間が良い思い出になるだろうなと思いました。

明日から海の幸が豊富な場所に旅行だというのに、しゅんが「回るお寿司を食べたい〜」と言い出しました。いつものお店に行くと、お盆ということもあってお持ち帰り用のお寿司がお座敷にズラリと用意されていました。

土曜日から夏休みに入った我が家ですが、昨日は主人がちょっとだけ出勤した事もあり、今日になってようやく夏休みらしい気分になってきました。旅行の準備を始めましたが、今回は初めて民宿に泊まるということもあり、一体何をどれだけ持っていったらいいのだろうと、着替えやタオルの前で悩んでしまいました。特に、この暑さで毎日何枚もTシャツを着替えているしゅんの洋服は、何枚持っていっても足りない様な気がしてきました。しゅんにも「遊びたいおもちゃがあったら持ってきてね。」と声をかけたところ、何やら熱心におもちゃのある部屋で選び始め、どっさりとおもちゃや絵本を持ってきました(笑)。何とか厳選して軽いおもちゃを数点と、薄目の絵本を数冊入れることにしました。大きな荷物が2つできたのは、夜も遅くなった頃でした。


8月12日(日) 晴れ 「お見送り」
今日も、もちろん快晴でした。早く起きたら早く遊べると思っている子ども達は、普段から比べると驚く程の早起きぶりです。今日は、「しゅん君のママ、起きて〜」と合唱する声で目が覚めました。

楽しい日々はあっという間に過ぎていくもので、今日は姪達が帰る日になりました。そのことをわかっていなかったMちゃんは、荷作りをする妹を見てそれに気づき、「イヤ、イヤ、もっとしゅんちゃんといたいもん。全部イヤ。」と言いながら、シクシク泣き始めました。「流れるプール、行きたいもん。」「明日帰る、明日がいい。」と言いながら泣いているMちゃんを見ると、かわいそうで切ない気持ちになりました。

新幹線で読む雑誌をしゅんも揃って仲良く買い、だいぶ気持ちが落ち着いたところで駅に向かいました。新幹線のホームに立つと、火曜日に3人を迎えた時のことが昨日の様に思い出されます。こんなにも仲良くなった3人が、滅多に会えないのは寂しくてかわいそうになります。でも、それは仕方のないこと。きっとまた会った時にはあいた時間を忘れるくらい、思いっ切り楽しく遊ぶことができると思います。新幹線の窓から手を振る2人を見送ると、しゅんを真ん中にして手をつなぎ、駐車場へと向かいました。

夜、お風呂から出たしゅんは、昨日までのことを思い出したのでしょう。「あ〜あ、もっとMちゃんとHちゃんとRちゃんと一緒に寝たかったのにな。」とつぶやきました。従姉妹と過ごした数日間は、しゅんにとっても良い思い出になった様です。
また遊ぼうね


8月11日(土) 晴れ 「遊ぶ遊ぶ」
余りの暑さに目を覚ますと、冷房のボタンを押しました。子ども達は、既にシャワーを浴びた様な状態になっていて、朝から「かき氷〜」の合唱です。一応朝ご飯を食べると、早速かき氷タイムが始まりました。

朝から元気な3人は、絵の具で遊んだり、線路を広げたり、涼しい部屋の中で遊び続けました。5歳4歳3歳と、ちょうど1歳ずつ違うため、姉妹の間にしゅんをはさみ、ちょうど良い具合に序列ができているのが面白く、私たちもこっそり笑いながら子ども達の様子を見ていました。幼稚園児の2人は特に仲が良く、和室で大の字になって手をつなぎながら歌を歌っていたり、同じ言葉を繰り返し話したり。異性の2人がいつまでこんな風に仲良く遊べるものかな・・・とふと思いました。

お昼にへぎ蕎麦を食べた後は、ふるさと村へGO!お腹いっぱいお蕎麦を食べたはずなのに、暑さには勝てずジェラートとソフトクリームでおやつタイムにしました。妹と私は、ヤスダヨーグルトのミルクソフトを食べましたが、これがもう、想像を遙かに超えたおいしさなのです。しばしおいしいおやつにうっとりし、それが済むと妹はお土産を買いに出かけました。
両手いっぱいにお煎餅を抱えた妹が戻ってくると、「今日は土日だ!」と気付いたしゅんが、「ショベルカーに乗りたい」と外にかけていきました。100円を入れて動く乗り物がいくつか並んだコーナーがあるのですが、私が日頃から「土日しか動かないんだよ」と言っているのを、まだ素直に信じているのです。今日は土曜日なので(笑)、1人100円ずつ渡し、好きな乗り物に乗って良いよと言いました。するとそれぞれが好きな物を選び、全て一緒に乗ったため、3つも乗り物に乗ることが出来ました。お花畑に向かって走ったり、蝉の抜け殻を探し(て、足で踏んだり・・・)たり、閉園間際まで遊んで帰りました。

日中の暑さもかなり厳しく、夜も日付が変わる頃までは熱風が少し吹いているくらいでした。何故か寝室ではなく、食器棚やエレクトーンがある絨毯の部屋で眠りたいと言い張る子ども達をその部屋で寝かせましたが、寝入るとすぐに涼しい寝室に移動しました。抱き上げると、走り回った後のように汗びっしょりの子ども達でした。
絵の具をしたり 線路遊びの合間にゴロリと横になって手をつないだり ふるさと村で駆け回ったり!


8月10日(金) 晴れ 「お料理デー」
ソファーで眠ったのが何故かとても気に入ったらしいMちゃんは、昨日の夜も「ソファーで寝る〜」と言って寝室から出ていきました。落ちるのでは?とドキドキしながらソファーの下にクッションや浮き輪を並べましたが、寝入って数分で浮き輪の上に着地し、そのままぐっすり眠り続けました。

疲れがたまっていたのか、今日はしゅんが一番遅く起きました。「まだ起きないな〜」と待ちわびていたMちゃんとHちゃんは、しゅんが起きると早速線路を広げて遊び始めました。何年か前までは、Mちゃんに威嚇されて泣くばかりだった2人ですが、今は4歳と5歳になり、すっかり仲良しになりました。時々揉め事が起こってしゅんが号泣することもありますが、随分楽しそうに遊び続ける姿を見ると、私もとても嬉しくなります。「しゅんちゃんのお家から帰りたくないな〜。」と言ってくれているMちゃんを、駅で見送る時は寂しいだろうなとふと思いました。

ひとしきり遊んだ後は、みんなでケーキ作りです。きれいに手を洗った3人は、順番にハンドミキサーでかき混ぜたり、お粉をボールに入れたり、楽しそうにお手伝いしてくれました。最後にマンゴーを飾ってもらいましたが、「余ったらそのまま食べていいの?」と懇願するように聞くしゅんに笑ってしまいました。全体的にマンゴーを散らしたところで、「もう食べてもいいよ」と言うと、Mちゃんとしゅんは大慌てでマンゴーをつかんで口に入れ、「おいしい〜」とうっとりしていました。

午後も次から次へと遊び続け、喉が渇いた頃に恒例のかき氷。カルピス、メロンシロップ、コンデンスミルクをたくさんかけて、ひんやり幸せなおやつの時間になりました。そして夜は餃子をみんなで作って夜ご飯。「あたし、上手に作れるの〜。」と言いながら、具がどっさり乗せられた皮を、半ば無理矢理畳む3歳のHちゃん。皮をちぎってぺたぺた貼り合わせたり、具で餃子の表面に顔を作ったりしながら、工作の様に仕上げていく5歳のMちゃん。そして「これは2枚も皮を使っちゃうんだよ〜。」と言いながら、欲張り気味にどっしり重い餃子を仕上げていく4歳のしゅん。それぞれ思い思いの餃子を作っていきました。私は皮が無くなる前に、何とか大人用の餃子を仕上げなくては〜と、やや焦りながら包み続けました。
朝から線路を組み立てて・・・ 次はケーキを作りましょう


8月9日(木) 晴れ 「流(さ)れるプール」
目を覚まして寝室を見ると、Mちゃんが見当たりません。もう起きたのかな?と居間に行っても姿は見えず、声も聞こえません。あれれ?と家の中をぐるりと見渡すと、別の部屋のソファーに横たわってぐっすり眠っているMちゃんを発見しました。後で聞いてみたところ、早起きしてしゅんと遊ぼうと思ったけど、なかなか起きないから椅子に座り、風がとっても気持ちいいから寝ちゃった・・・とのことでした。一体どれだけ早起きしたんだろうとおかしくなりました。

しゅんが起きてくると、2人並んでエレクトーンの前に座って演奏開始。「幼稚園にもピアノあるよ。」と言いながら、Mちゃんもジャジャジャーンと弾きます。椅子に座り損ねたHちゃんも、後ろのソファーに座りながら、時々手を伸ばしてポローンと弾いて楽しそうです。しゅんは2人に「ここのドを弾いてね。」なんて指導して、満足そうにしていました。

午後は浮き輪を3つトランクに入れ、先日しゅんと行ったアクアパークへGO!海へ行こうかとも思ったのですが、余りの暑さに断念し、プールに変更したのです。車に揺られているうちに、Mちゃんがぐっすり眠ってしまうというハプニングはあったものの、到着するとみんな自分の浮き輪を持って大喜びで走り出しました。流れるプールに初めて入るMちゃんは、時々顔をつけて「泳げたよ〜。」と言いながら流されていきました(笑)。しゅんもプカプカと浮かびながら時々仰向けになり、これまた流されていきました。子どもプールの滑り台を何度も何度も滑ったり、泡のプールで足ツボを刺激したり、遊び続ける子ども達と私たちもプールを満喫しました。最後は私がへとへとに疲れ、「アイス食べて帰ろう〜」と半ば強引に誘って終了。駐車場に向かう頃には、すっかり汗も引いて夕方の風が気持ちよく感じられました。
仲良く連弾風


8月8日(水) 雷雨のち曇り 「お煎餅」
明け方、ビリビリと震える襖の音で目が覚めました。それは雷鳴で、しばらく強い雨が降っているなと思いながら起きていましたが、気付くと再び眠っていました。そして次は「観よう、観よう」と言いながら居間に向かうMちゃんとしゅんの声に起こされました。昨日の夜、DVDが観たいと言う2人に「朝起きたらね」と言ったことを覚えていて、いつもの2人からは考えられないほど早起きしたのでした。

朝ご飯を食べると、早速子ども達はおもちゃを広げて遊び始めました。道路やブロックを組み立てたり、カラーバルーンを作ったり。そして何故か子ども達に大人気だったのはカルタです。何度も何度も繰り返しているうちに、3歳のHちゃんも上手に札を取れる様になってきて、3人は白熱していきました。涼しい風が吹く部屋で、妹はいつしか夢の中へ。昨日の疲れをとる様にすやすやと眠る彼女の横で、疲れをみじんも感じさせない子ども達は、元気に遊び続けました。

そろそろお出かけしましょうかと支度をして、向かった先は「せんべい王国」です。手焼きできるお煎餅も、以前より種類が増えていたので、私たちも6枚入りの手焼き煎餅と串にさされたぬれ煎餅を選び、手焼きコーナーに行きました。網の上にお煎餅を乗せ、竹のトングでひっくり返していくのですが、じわじわと伝わってくる熱さにMちゃんは「あっつ〜い、あっつ〜い」と悲鳴を上げ、何度も顔を洗うために洗面コーナーと手焼きコーナーを往復していました。
こんがりと焼き上がったお煎餅は、甘辛とお醤油のタレにジュッとつけて完成です。熱々のお煎餅を頬張った子ども達は、キッズコーナーに駆けていき、私たちはお茶を飲みながら、ゆっくり残りのお煎餅とぬれ煎餅を堪能しました。

帰りは本町市場に寄り道して、朝採りの枝豆ととうもろこしを購入しました。昨日、姪達が驚くほどの「とうもろこし星人」だとわかり、連日ではありますが、今日は4本茹でることにしたのです。主人も昨日に引き続き早く帰って来てくれて、にぎやかな夜ご飯となりました。そう言えば、帰宅した主人の手には新潟の有名なお煎餅屋さんの袋が。せんべい王国で買ってきたお土産もある我が家は、にわかにお煎餅まつりとなっています。
食後は再びカルタとり。ケラケラと大笑いしながらカルタとりを続けた子ども達は、本日も一緒にお風呂に入り、眠る寸前までおしゃべりしたり笑い合ったり、楽しげに過ごしていました。
やって来ました 「せんべい王国」 手焼き煎餅と串ざしぬれ煎餅 「熱い〜」
上手に味付けできるかな? 遊ぶ 遊ぶ!


8月7日(火) 曇り 「ようこそ」
曇り空で、少し涼しい朝になりました。暑い日が続いていると、こんな日も有り難く感じられます。
朝の家事を済ませると、先日借りてきた「カーズ」を観ました。ちょっと長いお話で、しゅんはどのくらいわかったかな?と思いましたが、後で車に乗った時、小さなエピソードをまじえながら私に色々と質問したり話したりすることに驚きました。こんな風に色々なことを理解できるようになったなんて、大きくなったなぁと思いました。もう少ししたら、一緒に映画なども観られるのかなと楽しみになりました。

夕方、しゅんが心待ちにしていたお客さんを迎えに新潟駅へ。写真は、Maxときがやってくるのをワクワクしながら見つめるしゅんです。ほとんどのお客さんが出てきてから、ようやく姿を現したのは、小さな姪たちと妹です。ピョンピョンと跳びはねて喜びを表したしゅんは、早速Mちゃんと手をつないで歩き出しました。車に乗ると、3人並んで仲良く後ろの席に座り、先ほど図書館で借りてきた絵本を広げて何やら交流を始めました。

家に帰ると、一歳違いのMちゃんとしゅんは意気投合して遊び始めました。年末に会って以来だったMちゃんとHちゃんは、背も高くなり、特に小さなHちゃんが随分しっかりとおしゃべりも出来るようになり、一丁前に反抗期に突入しているのがかわいく感じられました。いつもより早く帰宅してくれた主人も一緒に、6人でワイワイと食べた夜ご飯はとてもにぎやかでした。とうもろこしもぶどうも、並べる側からあっという間に子ども達のお腹に入っていって、いつもはのんびりのしゅんもワイワイ食べるご飯に嬉しそうでした。お風呂に入っていてもお布団に横になっても、子ども達の楽しそうな声は続いていました。従姉妹との夏休み、にぎやかに楽しく過ぎていきそうです。
いらっしゃ〜い


8月6日(月) 晴れ 「ひんやり」
寝苦しい夜が増え、タイマーで冷房をつけながら眠る様になりました。朝起きてきたしゅんが、コンコンと数回咳き込んだので、念のため小児科の予約を入れました。

少し前から、しゅんが特にお腹とお尻を「かゆい、かゆい」とかいているのがとても気になっていたので、それも一緒に診て頂くことにしました。診察の結果、風邪は極々軽いもので、喉も肺の音も正常とのこと。お腹とお尻は汗疹でしょうというお話でした。この小児科の先生や看護師さん、事務員さんが大好きなしゅんは、時折HPを開いては先生方のお写真に向かって「○○せんせ〜い」とつぶやいているほど・・・。というわけで、先生の仰ることは絶対なので、今日も「あんまりかいちゃ駄目よ。」と言われた言葉にしっかりと頷き、神妙な顔つきをしていました(笑)。

病院を出て用事を済ませると、ホームセンターに出かけました。私たちが、今とても欲しいと思っている物を探すためです。少し前から欲しいね〜と言っていましたが、「絶対に今日欲しい」と思う様なこの暑さで、我慢できなくなったのです。2軒目でやっと見つけたそれは、かき氷器!昔ながらの手で回す物ではなく、電動式の物が3種類ありましたが、一番氷を入れやすそうな物を選んで購入しました。ショッピングセンターにも寄って、メロンの蜜とコンデンスミルクを買って準備万端。家に着くとすぐに箱を開けて組み立て始めたしゅんは、早速かき氷屋さんになりました。

冷凍庫の氷を入れてスイッチオンするだけで、あら不思議。シャカシャカとかき氷が出来ていきます。蜜とミルクをタラリとかけると、甘くておいしいかき氷が完成です。汗がスーッと引いていく様な冷たさで、おいしい〜。何て楽しいんでしょうと思いながらしゅんを見ると、同じ顔をしたしゅんが「ウキウキするね〜」と言いました。小豆やカルピスもおいしそうと夢は広がります。でも、新潟の夏の暑さは2〜3週間しか続かないのが寂しいところ(汗)。どんどん使って楽しみたいものです。
帰宅した主人とも、深夜のかき氷を一杯。再びひんやりして幸せを噛みしめました。
かき氷器登場〜 お、おいしい〜


8月5日(日) 晴れ 「開始?」
ぐっすり眠って、さらにぐ〜っすり眠ってふと目が覚めると、お風呂からの呼び出し音が鳴っていました。

慌ててお風呂に行くと、頭からびっしょり濡れたしゅんが大はしゃぎでボール遊びをしていました。主人と2人でお風呂に入ることなんて珍しいのですが、どうやら最近、長風呂の主人だったらお風呂でずっと遊んでくれることがわかったようで、ボール遊びを楽しみにしているのです。お風呂からは壁にボールが当たる音や、バシャンとお湯が跳ねる音がして、しゅんの嬉しそうな声が響いています。早風呂の私には、とてもそんなにつき合いきれない〜と思いながら、楽しそうな声を聞いています。

夜、ご飯を食べ終えると窓の外から聞こえる音に気がつきました。今日は新潟まつりの最終日、花火大会の日です。高く打ち上げられた花火は、ベランダから見ることが出来ます。去年は気付くとお布団で眠ってしまっていたしゅんですが、今日は柵に貼り付いて大喜びで見ていました。花火の間隔が開くと、「打ち上げ、開始でございますっ。」「開始でございますっ。」と何度も言うしゅんに、私たちは大笑いです。このアナウンス、一昨日の長岡でスターマインが始まる前に流れていたアナウンスなのです。花火といえば、「開始でございますっ。」のしゅん。同じ体験をすると同じ思い出ができて、その後もずっとそれを思い出して楽しい気持ちになることができるものですが、もう、しゅんと一緒にそんな体験ができるようになったんだなと嬉しくなりました。


8月4日(土) 曇りのち雨 「ありがとう」
活動的だった昨日の反動で、本日の私はややお疲れモード。気がつくと横になりたくなって、思わず床に引き込まれます。しかし元気な人がひとり。どんなに活動しても、ちゃんと眠ってちゃんと食べれば回復するなんて、やはり若さだわ〜とうらやましくなります。

しばらく前から、しゅんは嬉しいことがあると「○○、ありがとう」と口癖の様に言うようになりました。それはいつも些細なことですが、そう言っているしゅんを見ると、あぁ、本当に嬉しいんだな〜と思って微笑ましくなります。昨日は、「高速道路、灯りが少なくて暗いね。」と言う私の話を聞いていて、「でも、お月様がいるからちょっとだけ明るいよ。お月様〜、ありがと〜う。」と空に向かって言いました。私たちは顔を見合わせて、こっそり「ありがとうだ!」と言いながらクスリ。また先日は、主人が買ってきてくれたお土産を食べて、会社の方向を向いたしゅんが「パパちゃん、ありがと〜う。」とひとこと。蜂蜜をホットケーキにかけた後には、どこか遠くを眺めながら「蜂さ〜ん。おいしい蜂蜜をありがと〜う。」と言いました。こんな気持ちをずっと持ち続けて欲しいなと思いながら、いつも「ありがとう」を聞いています。


8月3日(金) 晴れ 「長岡まつり花火大会」
朝から青空が広がり、暑くなりそうな気配です。冷凍庫に入れてあったゼリーの袋をしゅんのリュックに詰め、ふるさご村に向かいました。
続々と集まってきたお友達と、しゅんは早速グリーンハウスのアスレチックで遊び始めました。あっちこっち走り回るしゅんは、あっという間にシャワーを浴びた様に汗びっしょり。私たちもグリーンハウスの暑さに息苦しさを感じる程になり、バザール館に移動してお昼ご飯にしました。ご飯を食べておやつを交換し、さらにアピール館で昔話を鑑賞し、しゅんは2回も着替えるくらい思いっ切り遊んで、みんなより一足お先に車に乗りました。

ここまででも十分活動的な一日でしたが、今日はここからがお楽しみ。2時間年休を取ってきた主人が帰ってくると、再び車に乗り込んで長岡へ!今日は長岡まつりの最終日、有名な花火大会の2日目なのです。職場の方が場所取りをして下さって、何もわからない私たちですが有り難いことにとても眺めの良い席で花火を楽しむことができました。
花火が始まる2時間近く前の5時過ぎから、ふるさと村で購入したおにぎりやちまき、枝豆や唐揚げをパクパク・・・。段々と夕焼けが広がり始め、風も涼しくなった頃にはお腹もいっぱいになってきました。ふと、「外で食べるとおいしいね〜」としゅんに言う主人に頷き返し、「さ、帰りましょう」などと言いそうになりましたが、今日の目的は花火なのです。

7時過ぎから「メッセージ花火」が始まり、夕暮れの空にメッセージが込められた花火が打ち上がりました。そして夜空になった頃、花火大会の開始が宣言されました。「スターマイン」と言えば、花火大会の最後に打ち上げられる豪華な花火というイメージがありましたが、ここ長岡の花火はほとんど全てに「スターマイン」という名前が付けられていて、その名も「ワイドスターマイン」「ミラクルスターマイン」「ナイアガラ大スターマイン」などなど。所謂スターマインしか知らなかった私にとって、驚いてしまう様なものすごく立派な花火が続きました。色も様々、形も様々で、中にはキティちゃんやにこちゃんマークなど、子どもが大喜びする様な物もありました。何と言っても圧巻は、中越地震の復興祈願として3年前から始まった「フェニックス」です。平原綾香さんの歌声に乗って打ち上げられた、夜空いっぱいに広がる花火は、中越地方の人々の祈りが込められている様な気がして、とても感動的でした。多くの災害に見舞われ、冬は雪に閉ざされる厳しい環境の中にいる人々が、それでも頑張っていこうと力強く歩まれていることがひしひしと伝わってくる様な花火でした。元々は長岡大空襲の翌年から、復興のために始められたという長岡まつりが、多くの出来事を越えて、今こうして続いていることはとても意義があることだと思いました。大会の最後、アナウンスに合わせて、携帯などの光を振りながら花火師さんに「ありがとう」の気持ちをお伝えし、花火師さんが答えて下さるという時間もあり、とても温かな気持ちで会場を後にしました。

初めて本格的な花火大会を見に行ったしゅんが、「素敵〜」「きれいね〜」と私たちと顔を見合わせながら楽しんでいたのも、とても嬉しいことでした。長岡から新潟市内までは1時間ほど、久しぶりの夜のドライブ中に、しゅんは夢の中でした。
段々と人が増えてきました 夕焼けになり・・・
始まりました 大きな花火 スターマインが続きます
金と銀のスターマイン 色とりどりの花火 感動的なフェニックス


8月2日(木) 晴れ 「先生と」
台風の影響で、日本海側はぐんぐんと気温が上がったそうです。ここ新潟も、何と36度まで上がりました。先週の涼しさとのギャップにクラクラ目眩がしそうです。

午前中に、音楽教室で先生との個人面談がありました。先日はレッスンの最後の10分で「保護者会」があって驚きましたが、面談にも驚きました。先生とのお話は、家での練習はどんな風にしているか、家での子どもの様子はどうか、レッスンに関して困っていることはないかなどなど、先生がきめ細かく子ども達の様子を把握して下さるために必要な内容を、お話するという感じでした。しゅんは今のところ楽しくレッスンを受けていて、家でも教材の歌を歌ったり弾いたり、無理ない範囲で音楽と親しんでいると思います。段々と複雑な曲にも取り組む様になってハードルが高くなれば、今の様な練習では難しくなることもあるかと思いますが、できれば楽しみながら続けて欲しいなと思っています。心配なことという点では、どうやら左利きのため、右手で弾くことは出来ますが、少々ぎこちなく力が入っているのでは?と思うことがあるとご相談すると、「今は、右利きのお子さんも、目一杯力んでぎこちない弾き方ですよ!今のままの練習で、全く問題ありませんよ。」と言われ、ほっとしました。

夕方は、いつものレッスンがありましたが、しゅんは午前中にもお会いしたことで、先生にグッと親近感が増したのか、「うち、この曲いっぱい練習したよ。だから上手に弾けるよ。」などとお話していました。そして1時間のレッスンが終わると、先生がしゅんの手をとって、「しゅんちゃん、夏休みも、いっぱい素敵な音をザリガニさんに聞かせてあげてね。」と言って下さいました。それを聞いてしゅんは大喜び。「うん。そうするね。」と嬉しそうに笑いました。面談の最後に、「しゅんがぜひ先生にお伝えして欲しいと言っていたのですが。」と私が前置きし、「いつも、エレクトーンの横に置いてある水槽のザリガニさんに、素敵な音を聞かせてあげよう〜って思って、練習しているんだよ、ということです。」とお伝えすると、「まぁ、かわいい!」と仰ってノートに書き留めて下さったのです。こんな風に接して下さる先生で、本当に良かったなと思いながら嬉しい気持ちで帰りました。


8月1日(水) 晴れ 「梅雨明け」
例年より遅い梅雨明けと共に、8月が始まりました。ギラギラと照りつける太陽は、まさに夏!洗濯物も2時間ほどでカラッと乾いて良い気持ちです。しばらく涼しい夏に慣れた体には、この暑さはかなり堪えるものでしたが、今日はその温度がさらに1〜2度上がったのではないかと思うほど、我が家はにぎやかになりました。

登園日のしゅんを見送ると、早速台所でお昼の準備を始めました。茄子やズッキーニ、じゃがいもやインゲンを大量に切り、人参もどっさり型抜きして大鍋いっぱいにカレーを作り、トウモロコシも大量に茹でて小さくカットしました。お皿に盛りつけてお茶の準備をし、部屋を整えるとお迎えの時間になりました。バスから降りてくる子ども達6人は、すっかりハイテンション。汗びっしょりになりながら、我が家までの階段を上りました。家に入ると洗面所に並んで順番に手を洗い、持参してくれた空のお弁当箱とコップをテーブルに並べました。

カレーをたっぷりよそってテーブルを囲むと、声を揃えて「いただきま〜す」。「これ、お星様の人参だよ。」「ハートもあるよ。」「車もきっとあると思うよ。」などなど、男の子も女の子も、本当にかわいいこと!おいしい、おいしいと言いながら、パクパクと食べてくれる子ども達がかわいくて、おばちゃん、目を細めてしまいました。久しぶりの幼稚園でたくさん遊び、お腹が空いていたらしい子ども達は、あっという間にペロリと食べて遊び始めました。

子どもがたくさんいると、色々な遊びが展開していきます。ビー玉を転がす積み木を一生懸命組み立てたり、木の線路や道路を相談しながらつなげていったり、別の部屋ではカフェセットでケーキ屋さんが始まりました。「しゅんちゃんのママ〜」と呼ばれ、私も一緒にブロックを組み立てたり積み木を考えたり、お客さんになったり。喧嘩や怪しい空気になった時にはちょっぴり気を配らなければなりませんが、これだけ人数がいると子ども達だけで解決できる場面も多く、私も一緒に楽しい時間を過ごしました。しゅんも最後までにこにこ顔で、楽しい気持ちのまなみんなに手を振ってお見送りできました。にぎやかだった部屋はしゅんと2人になるとシーンとして、私はしばしボーっとしてしまいましたが、子ども達のパワーをもらって元気になれた様な気もする一日でした。


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