2008年2月

                                                  過去の日記 2008/01


2月29日(金) 曇り時々晴れ 「おいしい会」
久しぶりに、暖かな良いお天気の朝になりました。いつもよりちょっとだけ早起きすると、お弁当作りと並行してせっせとお菓子を作りました。しゅんを見送ると急いで続きの作業をして、準備完了。お楽しみの集まりがあるのです。

待ち合わせの駐車場に着くと、ちょうど他のお母さん達も到着したところでした。今日は発酵玄米を作って下さるというHさんのお宅に集まって、おいしくて健康的なランチを頂きましょうという会が開かれます。月末ということもあって欠席される方も多かったのですが、それでも11人が集まることができました。
メニューは玄米とお鍋2種類、そしてデザートです。いつものように材料を分担して持ち寄りましたが、私はSさんと2人でデザート担当になりました。こんな時でないと、大量のお菓子を作ることはできないので、今週は何を作ろうかとワクワク。アレルギーのある友人でも大丈夫な物を・・・と、豆乳ホイップを使ったロールケーキ、卵白と紅茶のメレンゲ菓子、餃子の皮を使ったアップルパイ風揚げ物に決めました。

日当たりが良くて明るいお家にお邪魔すると、アロマの良い香りがお部屋いっぱいに漂っていました。先に集まった数人の友人達が、Hさんからマッサージ講習を受けている最中だったのです。アロマに詳しいHさんのお宅には、あちこちにお手製の作品が並べられ、とても落ち着く空間になっていました。
私たちは、台所をお借りして早速お鍋の調理を始めました。今とても流行っている、陰陽の考えを取り入れた白と赤の2種類のお鍋を作ろうということで、キムチ鍋と豆乳鍋を作りました。どちらのお鍋からもおいしそうな匂いがしてきた頃、ちょうどお昼の時間になりました。

発酵玄米は、一見するとお赤飯の様な色合いで、食べてみても聞かなければ玄米だとは気付かない様な食感です。ほんのりと塩味も効いていて、とてもおいしく食べられました。2種類のお鍋も良いお味で、体がとても温まりました。楽しいおしゃべりをしながらお代わりをしているうちに、お鍋はすっかり空になりました。
そしてお楽しみのデザートタイムですが、みんなが持ち寄ったデザートで、お皿はまるでデザートブッフェの様!色んなお味のデザートを食べながら、「子ども達に、ちょっと申し訳ないね。」と笑ってしまいました。

園での色々な行事を通じて、それぞれのお母さんの得意なことや興味のあることがわかり、それをきっかけにして随分親しくなることができました。こんな風に、お母さん同士で楽しくておいしい会が開ける様になるなんて、入園前は想像もしませんでした。新潟に来て、どんな生活が待っているのだろうと不安もありましたが、今はこの出会いに感謝しています。


2月28日(木) 雪のち曇り 「雪遊び」
朝起きると、窓の外は真っ白でした。昨日の夜、かなり降った様です。足跡の付いていない真っ白な道を歩くのは、大人でもワクワクします。園バスのバス停まで、しゅんとそんな場所を選んで歩きました。

しゅんを見送ると、私も幼稚園へ。卒園お祝い会も間近になり、先生をお呼びしての歌の練習は今日が最後です。先生がいらっしゃる前に踊りの確認をしましたが、踊りに集中すると音程がかなり不安定になり、3声のはずが1声に・・・。こんなに歌っているのに、な〜ぜ〜と不安になりながらも、まずは動きをマスターしようと踊り続けること一時間、すっかり暑くなって部屋の暖房が必要ないくらいになりました。

先生がいらっしゃると、またなぜか音程を思い出すのがとても不思議です。不安だった曲が一番上手に歌えていると褒められて、少々自信を取り戻し、今日の1時間半の練習も終わりました。恥ずかしながら、先生の前で振り付きの歌もご披露したところ、「皆さん、一体いつの間にこんなに練習したんですか?すごいですね〜。」と褒め上手な先生に言われ、気分を良くした単純な私たちでした。

お迎えに行くと、先生が「今日は広場で、たくさん雪だるまを作ったんですよ。」と仰いました。雪が残っていたのは午前中の数時間だったのですが、ちょうどタイミング良く雪遊びができたんだなと嬉しくなりました。新潟といっても、豪雪地方の様に真っ白な雪がずっと積もっているということもなく、降らない時間が続くと溶けて泥と一緒になってしまう事が多い地域なので、折角雪が積もった時はそれを満喫しようと、先生が全員を外に出して遊んで下さいます。一回目の冬はほとんど雪がありませんでしたが、今回の冬はしゅんも大好きな雪を思いっきり楽しむことができています。

降園後は、楽しみにしていた音楽教室です。今週はよく練習をしたので、しゅんも自信満々です。両手での演奏が始まってから、早さについて行かれないことがあって、しゅんも戸惑っていましたが、最近大好きな曲の練習が始まってからはちょっと乗り越えることができたのか、以前の様に楽しそうにエレクトーンを開く様になりました。その曲とは、「みつばちマーチ」です。「ミ、ド、ミ、ド、ミ、ソ、ソ〜」と弾むように歌いながら、ぴったりと合わせて弾く子ども達がかわいらしくて、私も大好きな曲です。しゅんと一緒に密かに練習している私も、悪戦苦闘しながら一曲通して弾くことができるように頑張っています。


2月27日(水) 曇りのち雪 「お祝い会」
朝からとても強い風が吹き、時々雪が降りました。そしてその寒いことといったら。園バスを待ちながら、吹雪に飛ばされそうになった私たちは、その10分くらいの間に冷え切ってしまいました。
午前保育のしゅんをお迎えに行き、そのまま園の別室でお昼ご飯にしました。今日は集まれる人だけで集まって、お祝い会の準備と練習をすることになったのです。子ども達は、幼稚園が終わってもお友達と遊べると大喜びです。

しゅんの幼稚園では、毎年とてもアットホームな卒園お祝い会が開かれます。各学年の子ども達が、年長さんのためにと話し合って出し物を決め、一生懸命練習をします。学年関係なしの活動がほとんどの子ども達にとって、このお祝い会に向けての日々は学年ごとの結束を固める良い機会でもあります。もちろん年長さんも、みんなのためにと出し物を練習します。学年が上がるにつれて劇も難しそうなものになり、それぞれの頑張りも見られて、去年はとても感動しました。それだけならよくあると思うのですが、面白いと思うのは、お母さん達も出し物を準備するということです。毎年、色々な出し物があるのですが、お母さん達が子ども達のためにと心をこめて練習されてきたことが伝わってきて、こちらも感動的でした。去年は訳もわからずに参加しましたが、今年は他の学年のお母さん達のこともよくわかってきたこともあり、さらにお祝い会が楽しみになっています。芸達者な方々が、どんな姿を見せて下さるのか・・・。ふふふ。楽しみです。

私たちは、去年と同様歌を歌うことにしました。一年間、楽しみも兼ねて練習を重ねてきたジャンルの歌も歌いますが、子ども達が楽しめる歌、そしてお祝いの気持ちを込めて替え歌を作って贈るつもりです。年長さんの名前を入れた歌もあるため、ひとりひとりの名前を歌いながら、ちょっとしたプレゼントを渡します。去年は写真を貼ったメダルにしましたが、今年は子ども達が大好きな冠に写真を貼り付けることにしました。最初はそれぞれのお子さんの写真と先生のお写真だけと考えていましたが、折角なので小さく現像した全員の写真もずらりと並べることにしました。かわいく撮れた年長さんの写真を貼りながら、この一年の行事のことを思い出し、懐かしい気持ちになりました。まだ年長さんが卒園してしまう実感はありませんが、みんなが喜んで歌を聴いてくれるといいなと思いました。

作業が終わると歌の練習です。私たちが踊り始めると、遊んでいた子ども達が集まってきました。それぞれが家でも練習しているため、手拍子をしながら一緒に歌ってくれる子ども達もいて、ミニミニコンサートの様な感じです。「ママたち、すっご〜い。」としゅんに言われ、「すごいでしょ?」と自画自賛の私です。

写真は、たかこさんの本を見て、前から作ってみたいと思っていた紅茶のメレンゲ菓子です。卵白1個で直径4センチほどのかわいらしいお菓子が30個もできました。くるみとピーカンナッツ、カボチャの種を乗せたので、焼き上がりは本当に良い香りです。サクサクと軽くて、何個でも食べたくなってしまいましたが、1個ずつ食べて我慢しました。
紅茶のメレンゲ菓子 軽くておいしい〜


2月26日(火) 雨のち曇り 「ミニ食パン」
久しぶりに、雪ではなく雨の朝でした。雪、雨、曇りとお天気が変わると、幼稚園の駐車場がみるみる泥だらけになっていきます。そこを歩いて車に乗るため、私たちの車の中は、もう大変な状態です。ぬかるんだ地面を見るたびに、また汚れる〜とめまいがしそうになる私たちです。

お迎えに行って車に乗せると、後ろの席にいるしゅんに体操教室のユニフォームを渡しました。秋までは園庭で遊んでから教室に行っていましたが、この寒さと雪や雨では遊ぶことができません。そこで、車の中で着替えをして、少し早めに教室に入ることにしています。しゅんもすっかり手慣れた様子で器用に着替えを始めましたが、コートをしっかりと着て、マフラーまでしている私の後ろで、「これで大丈夫だよ〜。」と言う半袖、半ズボンのしゅんは、見るからに寒そうです。

教室に入ると、先生がもういらっしゃっていて、子ども達と体を使った遊びをして下さいます。ボールを出してドッチボールをしたり、フラフープを回したり、意味もなくかけっこをしたり、子ども達は本当に楽しそうです。そして教室が始まる時間には、既に汗びっしょりです。

教室を終えて家に帰ると、クオカさんからの荷物が届きました。すぐに影響される私は、愛読中の本に出ていたミニ食パンがどうしても焼きたくなり、ミニパウンド型を買いました。手にとってみるとどうにも我慢できなくなって、夕食の準備の前に生地をこねこね。コタツで発酵させて、真夜中に焼き上げました。それがこの、くるみ食パンです。強力粉200グラム、元種80グラムのレシピで、ミニパウンド型4個分のミニ食パンができました。この型は、想像していたよりずっと小さくて、ミニ食パンというよりミニミニ食パンという感じですが、スライスするとまた何とも言えないかわいらしさになります。ちょっと発酵時間を短縮させてしまったせいで、今日は伸びがもう少しといったところでしたが、またもっとゆっくり挑戦してみようと思いました。
ミニパウンド型を使って・・・ミニミニくるみ食パン


2月25日(月) 曇り時々雪 「パン作り」
朝起きると、こたつに入れてあった生地がぷく〜っと膨らんでいました。とうとう初めて元種を使い、生地を作ってみたのです。夜中の12時頃にこねたため、発酵が終わるのは多分9時から10時頃。それに間に合う様に、しゅんを見送るとそのまま車に乗って、足りない材料を買いに出かけました。

家に戻って早速作り始めたのは、「チョコチップのスティックパン」と「ベーコンチーズのフィセル」です。レシピでは5本できるところを6本にして、3本ずつ作りました。生地が何とも言えないやわらかさで、とても扱いやすく、形も作りやすくて驚きました。ゆったりと作業をすること2時間、ちょうどお昼に焼き上がり、すぐに試食してみることにしました。
チョコチップの方は、少し塩気のある生地と溶けたチョコが良い感じで、後を引くおいしさです。少し固めなところも気に入りました。ベーコンの方は、生地に油脂が入っていなくても、ベーコンの脂で少ししっとりとして、チョコの方と同じ生地とは思えない柔らかさでした。上に乗せたチーズが程よく溶けていて、これも止まらない〜。でも止めないと大変なことになりそうだったので、1/2本で我慢しました。

家を暖かくして待っていると、しゅんがお友達とSさんと一緒に帰ってきました。今日はお友達が遊びに来てくれるということで、昨日から興奮気味だったしゅんは、朝のハイテンションのままでした。おやつを食べることも忘れて遊び続けた子ども達は、1時間ほどしてふと空腹に気付いたのか、「おやつ下さい〜。」とふらふらしながら居間に戻ってきました。急いで食べるとまた遊びに戻った子ども達を見ながら、Sさんと私は再びおしゃべりを始めました。

お迎えに来てくれた酵母仲間のRさんと、Sさんにパンを試食して頂いたところ、Sさんのお子さんが口の周りを真っ黒にしてパクパクと食べてくれて嬉しくなりました。Rさんと2人で、ぜひぜひSさんも酵母仲間になりましょうよ〜と怪しく勧誘したところ、最後はSさんが「酵母起こしのコピーを下さい!瓶も買います!!」と言って下さいました。ちょっと強引だったかしら〜。


2月24日(日) 雪のち曇り 「魔法の手」
昨夜の様な強風は止みましたが、今日も引き続き寒いこと寒いこと・・・。新しく降った雪も積もって、外の景色は相変わらず真っ白です。午前中、会社に行っていた主人は、バスを待つ10分間で凍えそうになったそうです。私は外へ出る気は全く起きませんでしたが、しゅんは早く雪で遊びたい〜と外を見るたび飛び跳ねています。明日は、忘れずにスノーズボンを持たせなくてはと思います。

3月号のしまじろうが届くと、しゅんは特集記事に釘付けになりました。その内容はパン作り。パンがどうやってできるか、パン屋さんがどんなお仕事をしているか、そして他の食品がどんな食材からできているかなどなど、レストランで働きたいと言い続けているしゅんにはぐっと来る内容です。パン作りの工程は、自分のレシピノートに書き写す熱心さ!当然ながら、パン作りがしたい〜と張り切っています。今日はおでかけもできないし、パン作りをする事に決めて準備を始めました。

冷蔵庫には天然酵母から起こした元種があるのですが、それを使っては発酵時間がかかりすぎるため、今日はイーストを使い、一次発酵までをホームベーカリーにお願いしました。しゅんの希望で生地はレーズンを入れた物にして、それをロールパンとクリームチーズロールに成形することにしました。柔らかく良い具合にできた生地を、スケッパーで切ったりくるりと丸めたり、しゅんは時折歌いながら作業をしました。絵本に「パンやさんはまほうのてをもっている」という記述があったのを思い出し、「うちの手も魔法の手になっちゃった〜。」と大喜びです。

エレクトーンの練習をしていると、台所から良い香りが漂ってきて、こんがりと焼けたパンが出来上がりました。う〜ん、おいしそう!おやつには重い様な気もしましたが、食べずには居られないということで、早速3人でおやつにしました。もちろん全部食べた訳ではなく、残りは朝食へ。ゆったりと天然酵母で焼くパンも楽しみですが、時にはこんな風に、思い立ったらすぐ食べられるパンもいいなと思いました。
魔法の手で作ったパン!


2月23日(土) 雨のち雪 「とろうま〜」
ぐっと気温が下がり、寒い朝になりました。と言っても、家の中は暖かいので、ゴミ捨てのために外に出てびっくりというのがいつものパターンです。

買い物をしながら夜ご飯は何にしようかと考え、ふと思いついて久しぶりにすき焼きをすることにしました。このお鍋を出すのは、こちらの家に来て初めてか2回目くらい?生卵をつけて食べるという方法が、小さすぎるしゅんには無理だったので、多分3人で食べるのは初めてです。用意をする私を見ながらワクワクしていたしゅんですが、生卵を見てちょっと引き気味に。「これ、すき焼きの食べ方と違うと思う。多分、これ、間違ってると思う。」と、やや涙目になって訴えるという一幕はあったものの、一応納得して食事が始まりました。

お肉も食べてみると言うしゅんのお皿にお肉を入れると、「これって豚肉?」と聞かれました。「違うよ〜。これは牛肉なんだから。」と少々自慢気味に言うと、しゅんが「ひゃ〜っ。」と大げさに驚きました(笑)。そんなに驚かなくても・・・。それでもパクリと口に入れると、「とろうま〜。」と言いながらとろけた顔をしました。「心がとろけそう〜。」と言いながら、本当に嬉しそうに食べ続けました。
今日のすき焼きには、我が家のお鍋の定番、きりたんぽも入れました。1本を5個くらいに切ったものです。きりたんぽの歌まで作って歌い踊るほど大好物のしゅんは、これさえあれば満足なのです。卵をつけておいしそうにきりたんぽを食べるしゅんに、おいしいのかなぁと少々不思議になりながら、でもこれって結局は卵掛けご飯の様な物かな?と真似して食べてみました。甘辛いご飯と卵は意外と合って、しゅんが喜ぶのもわかるわと思いました。
夕食が終わってお風呂に入ると、再び思い出したのか、しゅんが「心の中のハートの所がふわ〜っととけちゃうくらいおいしかったなぁ。」と夢見心地でつぶやきました。

そんな夜ご飯を食べている間に、家の外ではものすごい風が吹き荒れ始めました。辺りが真っ白になるほどの吹雪で、あっという間に一面の銀世界です。明日も雪は続くとのこと。寒い一日になりそうです。
「とろうま〜」 いつの間にか、こんなことに!


2月22日(金) 曇り時々晴れ一時大雨 「お話し合い」
空気は冷たいものの、時折晴れ間がのぞく気持ちの良い日になりました。午後に一度強い雨が降りましたが、雨が降るということは気温も高いということ。もう、今年の寒さも一段落かな〜と思っていたら、明日からまた荒れ模様という予報が出ました。天気予報の雪だるまが吹雪を受けている絵を見ると、こちらまで寒くなってきます。

卒園お祝い会が近づいてきて、子ども達も学年ごとの活動時間が増えてきた様です。しゅん達も劇の練習を重ねているそうですが、お風呂で体を洗っていた時、「ここ、痛いの。お話し合いの後でお話し合いが終わりました〜って先生を呼びに行こうと思ったら、転んでテーブルでぶつけちゃったの。」と言って肩胛骨の下あたりを指さしました。見てみると、ちょっと痛々しい青ずみができていました。傷はたいしたことがなさそうだったので安心して、「お話し合いって何をお話したの?」と聞くと、身振り手振りを交えて教えてくれました。

「みんなで歌を歌うんだけど、どうやって歌おうかってお話し合いしたの。こうやって横に揺れながら歌うか、ぱちぱちって手をたたきながら歌うか、それともこうやってまっすぐピンと立ったまま歌うかって。それで、まっすぐピンと立つことになったの。うちは揺れるのがいいかな〜って思ったんだけどね、譲ったわけ。」と揺れたりピンと立ったりしながら話す様子はちょっと面白かったのですが、子ども達が色々考えながらお話し合いしている様子が目に浮かんで、何てかわいいんだろうと思いました。
しゅんの幼稚園では、先生が子ども達に注意をしたり叱ったりする場面や、子ども同士で争いが起こった時に解決する場面などで、「お話し合い」という言葉がよく使われます。他のお子さん達がいない場所に行き、心が落ち着くまでゆっくりと話し合うのです。そのため、しゅんもよく「お話し合い」と言い、先日従姉妹達と遊んだ時も、姪達がもめてギャーッと泣き出しそうになると、「喧嘩しないんだよー。叩かないでー。お話し合いしなきゃ。お話し合い〜。」と必死に言っていました。

しゅんの体を拭きながら、「もう子ども達だけでお話し合いできるの?すごいね、ちゃんと決められるの?」と私が言うと、「そうだよ。みんなの気持ちがひとつになるって、すごいことなんだよ!」と嬉しそうに言いました。先生がそう仰ったのだと思いますが、こうやって5歳の子ども達が話し合って何かを決める事ができるようになったというのは、とても大きな成長だなと思いました。


2月21日(木) 曇りのち晴れ 「酵母のとりこ」
昨日の夜、10時頃こねた生地を温かい場所に置いてゆっくりじっくり発酵させること9時間。朝起きて一番に生地の状態を確かめると、ふっくらと2倍から3倍ほどに大きくなっていました。お弁当作りと並行して成形し、オーブンの発酵機能で二次発酵を行い、焼き上がったパンがこちらです。レーズン酵母を起こした時のレーズンと、くるみがたっぷり入った良い香りのパンが焼き上がりました。早速少しだけ試食してみましたが、何とも言えないおいしさがあってすっかり気に入りました。

しゅんを送ると私も幼稚園に向かいました。今日は子ども達が園外保育に出かけている間に、保護者会主催で園の窓ふきなどをしようということになっていたのです。寒さは厳しいもののお天気は良く、外側からも窓を拭くことができ、お部屋の中が明るくなった様な気がしました。体を動かした後は、お楽しみのケーキを用意して、皆さんとお茶の時間をもちました。ふんわりしたシフォンケーキはとてもおいしくて、疲れもあっという間に飛んでいきました。

ところで最近友人達と会うと、まず「酵母、どう?」という話になります。最近、酵母仲間に入った私ですが、先発隊の友人達が会うたび会うたび「酵母」のことばかり語り合っていた気持ちが、やっとわかるようになりました。寝ても覚めても、酵母は元気かということが気になってしまう私たち。まるで「酵母」というペットを飼っている様な感覚です。ある友人はストーブの前、また別の友人は電気ポットの前を酵母の場所に決めたそうですが、私は起きている間はこたつの中に置いています。時々こたつの上に出しては、元気かな?と眺めるのが習慣になり、とうとうしゅんのレシピノートにも、「レーズンこうぼをつくります。」という記述が登場しました(笑)。


2月20日(水) 雨時々雪 「お肉好き」
朝、カーテンを開けると外は真っ白でしたが、昼間は気温が少し上がった様で珍しく雨が降りました。海から吹いてくるものすごい風で、体感温度はいつもと余り変わらず、同じ寒さなら雪の方がいいな〜と思いながら空を見上げました。

先日、ガチャガチャをしたいと言うしゅんに、「今日はそういう約束をしていないから、やめようね。」と言って我慢させました。しばらくごねていたしゅんも、「そうだよね、今日はお約束していないもんね。そういうお約束をしたら、それが楽しみだもんね。」と最後は納得して笑顔を見せました。そして今日はその「お約束」をして、ショッピングセンターに行くことになりました。
いくつも並んだガチャガチャをじっくり見て、「これが欲しい〜!」としゅんが指さしたのは、何だか不思議なキーホルダー。動物やお魚の形をしていて、その片面がパカッと開いた様になっているのです。よくお肉屋さんにあるポスターを思い浮かべるとわかりやすいのですが、例えば牛だったら、どこの部分がどういう名前のお肉なのかが書かれています。いつものように、「本当にこれが欲しいの?」と念のため確認し、ガチャガチャと回すと、お目当ての「豚」が出てきてしゅんは大喜びです。「ここが肩ロース。ここがモモだよ〜。」とうっとり眺める食いしん坊です。

お店では、ちょっと大きめのパジャマも買いました。先日から、「もう小さくて脱ぐのが大変〜。」としゅんに訴えられていたのです。前回はトミカ、今回はカーズと、なぜかパジャマだけは男の子っぽい物を選ぶしゅんですが、余程気に入ったのか、家に帰ると知らないうちにパジャマに着替えて絵本を読んでいました。もちろんお風呂の前にそれを脱ぎ、もう一度ウキウキと着てお布団に入りました。

ところで右の写真は、本日ブクブクと元気になった二瓶目のレーズン酵母です。こちらはレーズンと酵母液を全て入れた生地を作り、発酵させています。明日、無事にパンが出来上がるでしょうか?!
あ、パジャマ着てる・・・ こちらは酵母第二弾 明日、パンに・・・?


2月19日(火) 曇り時々雪 「小さいお友達」
雪が舞う中、園バスを待つ時間は長く感じられます。部屋の中が暖かくて、うっかりマフラーも巻かずに外に出た私は、余りの寒さに体が固まってしまいました。しゅんは私のコートのボタンとボタンの間から両手を入れ、ギュッとくっついて「あったか〜い」と言いながら待ちました。

しゅんを送ると私も幼稚園に向かい、歌の練習に参加しました。違う学年のお母さん達も、劇の練習に集まっていました。本番まであと2週間ほど。まだ先の事だと思っていましたが、3月が始まるのも卒園も、もうあっという間の様な気がします。その頃には、少しは春らしくなっているのでしょうか。

体操教室に行くと、仲良しの年少さん、K君が体験に来ていました。新しいお友達に子ども達はみんな大喜びでしたが、しゅんもかなりのハイテンションになっているのがガラス越しにわかりました。何をするにもK君に一言説明しなくては気が済まないのか、先生の後でいちいちK君に「○○だよ」と言っている様に見えて、こちらで見ている私たちは笑ってしまいました。そして準備体操が始まると、K君としゅんが前でお手本をして下さっている先生の方をちらりとも見ないで、首を右と左に向けてお互い見つめ合う様にして体操しているので、もう大笑いです。でも、年下のお友達に優しく何かを教えてあげなくちゃという気持ちがちゃんと育っているんだなと、嬉しくなった一時間でもありました。

ところで昨日、ウンともスンとも言わないレーズン酵母の瓶に、一さじ分だけSさんの酵母液を分けてもらって入れました。するとびっくり!朝起きてデロンギの隣りに置いてあった酵母の瓶に泡がいっぱいでした。耳を近づけるとプツプツと言っていて、ふたを取るとぷしゅっという元気な音がしました。レーズン酵母完成です。早速ここから小さじ2杯分の酵母液を使い、ヨーグルト酵母を起こし始めました。いよいよパンを焼く日が近づいてきた感じです。
酵母完成〜


2月18日(月) 曇り時々雪 「ランチの会」
先週お友達の家に遊びに行った時、Sさんが作ってきて下さったおやつが子ども達に大人気でした。それは、さつまいもとリンゴと干しぶどうを少量の水で煮た物です。全くお砂糖が入らないのに、自然な甘さがとてもおいしくて、しゅんもすごい勢いで食べ続けました。そこで早速本日のお弁当用に朝から作ってみました。さつまいもの煮物風と、りんごと干しぶどうのデザート風と、一度に2品もできてとても助かります。しかもしゅんには大好評!3月まで、何度もお弁当に登場しそうです。

しゅんを見送ると急いで支度をして、ご近所のKさんと一緒に待ち合わせの駐車場まで向かいました。今日はずっと前から楽しみにしていたNさんのお宅訪問の日です。大人数で集まる予定が、風邪の流行などで9人になってしまいましたが、持ち寄りのパンやおかず、その場でみんなで作ったスープなどなど、ご馳走が並んだテーブルは本当に豪華で、楽しいランチの始まりとなりました。

自家製天然酵母で作ったパンに、きれいな焼き色のローストビーフを乗せ、サンドイッチにして食べると、そのおいしいこと。2つ並べたテーブルの周りに座り、みんなでおしゃべりしながらパクパクと食べ続けました。食後はモッフルにクリームと小豆を添え、デザートで締めとなりました。あっという間に時間が経って、車を連ねてお迎えに行きましたが、まだまだゆっくりしていたいなと思う様な楽しい時間でした。こんな風に集まってワイワイと楽しめる様な友人がたくさんできて、本当に幸せだなと思いながら家路につきました。

ちなみに今日、Nさん宅で作ったスープの一品は、先日本屋さんで天然酵母の本と一緒に買った「おもてなしランチ会のらくちんメニューブック」に載っている角切り野菜の白みそスープです。アレルギー対応で牛乳を豆乳にして作りましたが、お野菜の甘さがとても良い感じで、皆さんにも好評でした。そして早速数人の方が本のタイトルをメモして帰られました(笑)。お菓子作りで有名な「たかこさん」のこちらの本は、お菓子同様とてもわかりやすく簡単なレシピなのに、おいしいメニューが多くてとても役立っています。
しゅんに大好評だったお弁当!


2月17日(日) 曇り時々晴れのち雪 「優しい気持ち」
今日はお天気がめまぐるしく変わりました。雪が降ったかと思うと突然明るくなって驚きます。

今年の1月3日から、なぜか突然メモ好きになったしゅんは、ますます何かを書く事が好きになっています。ひらがなだけでなく、カタカナやアルファベット、見よう見まねで漢字も書き始めましたが、昨日、アルファベットといくつかの図形のテンプレートがついた定規を買ってからは、すっかりその魅力にとりつかれてしまった様です。大小の図形を並べて書いたり、アルファベットをいくつも書いたり、飽きずに遊んでいます。レシピノートにも何やら書いているな・・・と思っていたら「できたよ。見て見て。」と持ってきました。そこに書かれていたレシピの題名は、「GO!サミンのつくりかた」。口に出す時も「GO!」と弾んだ様に言うのがとてもおかしいのです。肝心のレシピはというと、ベーコンと豚肉、お刺身を使うという、ちょっと今回は試したくない様な代物なのですが、楽しそうに書いているのでこれも良しです。

そんなしゅんが、お料理をしている私の所に来て、「ママ、これを見ると優しい気持ちになれるよ。」と言いました。そして冷蔵庫に磁石で貼ってあったメモ帳を「はい」と手渡しました。そこには、「ママ、いつもだいすきだよ。」と書かれていました(笑)。そうね、優しい気持ちになれそうね〜と思いましたが、もしかして、私ってかなり怖いのかしら?!という気もしてきました。


2月16日(土) 曇り時々雪 「自家製!天然酵母」
昨日会った友人に、「試食してみて」とパンを2切れもらいました。それは天然酵母、しかも彼女の自家製天然酵母で焼いたレーズンパンです。パクッと一口食べたしゅんと私は、「おいしい〜」と顔を見合わせ、あっという間に食べてしまいました。

数ヶ月前から別の友人が自家製天然酵母にとても凝っていて、段々とお母さん達の間でも広まりつつあります。私も先日影響を受けて、「おうちでゆーっくりたのしむ 自家製天然酵母のパンとお菓子の本」を買いました。眺めているだけでおいしそうで、いつか食べたい、じゃなかった、作りたいなぁと思っていたのですが、昨日のパンで俄然やる気が出ました。そうとなったらすぐに行動に移そうと、早速瓶の消毒をして、レーズンと湯冷まし、お砂糖を用意!瓶に材料を全部入れるだけで、レーズン酵母おこしの作業は終了です。後は時を待つだけ・・・。上手にできるかなとドキドキです。

左の写真は昨日の物。レーズンが沈んでいます。右の写真は一日経った今日の物。水を含んだレーズンが浮かんできました。後はぶくぶくと発酵を始めてくれるといいのですが、どうでしょう?暖かいところが好きだという酵母のために、起きている時は居間に、寝ている時は寝室にまで持っていく手のかけようです。天然酵母の師匠である友人に電話した時、その事を話したところ、「そうでしょ?かわいいでしょ!!」と興奮気味な言葉が返ってきました。いつも酵母について語っていた、彼女の気持ちが私もだいぶわかるような気がしてきましたが、これで本当にパンが焼けたら、さらにその気持ちは強くなるのでしょう。明日も雪の予報が出ている寒い新潟ですが、暖かい部屋の中で、酵母には頑張って欲しいものです。
酵母生活に突入! 2日目のレーズン 浮いてきた?


2月15日(金) 曇り時々雪 「熱々」
とてもとても風が冷たい一日になりました。時々雪が舞って、辺りが真っ白になります。久しぶりに海が見える道を通ったら、こちらにまでやってきてしまうのではないかと怖くなるような荒い波でした。

しゅんを見送ると、朝のうちに用意してあった材料で久しぶりにロールケーキを焼きました。今日は降園後、年長さんのお友達の家にお呼ばれしているのです。しかもとってもかわいらしい女の子のお家に、しゅんと仲良しの男の子、そして年少さんの女の子3人でお邪魔します。「ママもどうぞ」とお誘いを受け、私と友人はソワソワしながら楽しみにしていました。イチゴをたっぷり巻き込んだロールケーキは、手土産のひとつにしたのですが、子ども達もパクパクと食べてくれました。いつもより卵1個分多い分量で、天板を使って大きなケーキを焼いたので、巻き込むのがちょっと難しかったのですが、切ってみると辛うじて「の」の字になっているかな?
紅茶を頂きながらケーキでおしゃべり・・・と、女の子たちのお母さんのイメージってそんな感じなのですが、私、幻想を抱きすぎでしょうか?!幻想はともかく、子ども達が遊ぶのを見ながらゆっくりおしゃべりできて、私も楽しい時間でした。

雪の中、家に帰るとしゅんと夜ご飯の支度をしました。今日は豚肉に海老を少し混ぜた焼売です。いつもは皮を細長く切って、ぺたぺたと貼り付けていましたが、今日は四角いままで包む方法を教えてみました。「指でオッケーを作って、そこに皮を乗せてね。」「その丸の中に、ギュッと種を入れてみてね。」と言うと、小さな手でオッケーを作って挑戦し始めました。左上の部分に置かれている、小さな焼売がしゅんの作った物です。

左利きのしゅんは、オッケーを右手で作り、左手でスプーンを持って種をすくいました。利き手は、やっぱり自然なものなのかなと、こんな時に改めて思います。2人で黙々と包み続け、ようやく30個の焼売を全て包み終えると、すぐに湯気の上がったウーウェンパンに乗せ、蒸すこと10分で完成!猫舌のはずのしゅんも、自分が作った焼売なら大丈夫なのか、ハフハフ言いながら熱々のまま食べていました。
焼売どっさり おいしい〜(これは蒸す前ですが) ロールケーキ 「の」の字になった!


2月14日(木) 曇り 「煮干しの日」
バレンタインにウキウキのしゅんは、朝からハートのクッキーを頬張り、「あぁ、バレンタインって嬉しいな〜。」と一人で盛り上がっていました。
今日からようやく登園できたしゅんを見送ると、私も車に乗りました。しかし、道がツルッツルで、その怖いこと怖いこと。主要な道路は雪も残っていませんが、脇道に入ると踏み固められた雪が凍り付いているのです。転ばないためには、どこに重心を置いたら良いのやらと、歩くのも一苦労でした。

お母さん達と集まって、今日も歌の練習です。振り付けもだいぶ固まって、何度も繰り返して歌ったり踊ったりの練習が2時間以上も続きました。一年以上練習してきている歌はもちろんのこと、踊りも替え歌も、みんなで大笑いしながら話しているうちに、どんどん考えがまとまっていくなんて、やっぱり気が合うんだな〜と思います。年長さんを送る気持ちを大切にしながら、残り少ない練習の日々、私たちも楽しみながら過ごせたらいいなと思いました。

お迎えの後で図書館に行くと、よみきかせの会が開かれるというお知らせがありました。ちょうど2人共10冊ずつ本を選び終えたところで、しゅんが行きたいと言うので参加してみました。お部屋に行くと、何と本日の観客は私たち親子のみ!何とも贅沢な読み聞かせの会となりました。司書の方がマンツーマンで読んで下さる絵本に、しゅんは文字通り引き寄せられてその世界を楽しみました。次のページをワクワクしながら覗き込んだり、童歌を一緒に歌ったり。読み聞かせをして頂いているしゅんの姿を間近で見たことが無かったので、とても新鮮でした。もちろん今日もしゅんのおしゃべりは健在で、司書の方と何やらあれこれおしゃべりをしていました。このおしゃべり好き、一体誰に似たのでしょう・・・。

その方が会の最後に紹介して下さった本も、しゅんの強い希望で借りて帰りました。それは「記念日・祝日の事典」という本です。日にちごとにつけられている「○○の日」について説明が書かれているのですが、知らない記念日ばかりでとても面白く読みました。ちなみに今日は、言わずと知れたバレンタインデーの他に、「チョコレートの日」「ネクタイデー」「煮干しの日」でもあるそうです。語呂が合うということで「煮(2)」「干し(14)」だそうですが、かなりチョコレートに押され気味?ちなみに私の誕生日は、「パンダ発見の日」でした。もちろん初めて知りました。


2月13日(水) 雪時々曇り 「バレンタイン」
この冬一番の寒さと共に昨日の夜から降り始めた雪は、時折前が見えないくらいの吹雪になりました。朝、カーテンを開けると、そんな吹雪の中を登校する小学生が見えました。雪国の子ども達はたくましいです。外に出るだけで風邪をぶり返しそうだったので、今日もしゅんはお休みさせることにしました。

家事をしていると、遊んでいたしゅんが興奮しながら居間にやってきました。手には自分の雑誌を握りしめています。「ママ、レシピブックがついてたんだよ!これを作りましょ〜。」と言うので見てみると、付録でついてきた抜き型を使ったいくつかのレシピが載っていました。そこで、明日はバレンタインだしねと、早速準備をしてクッキーを作り始めました。

午前中に生地を寝かせるところまで終えて、午後一番でオーブンに入れ、冷めたところで飾り付けをしました。交互にチョコペンを使い、2枚ずつ飾り付けをしていったのですが、しばらく続けたところでしゅんが何やらじーっと集中してチョコペンを動かし始めました。できたクッキーには「な」とひらがなが一つ書かれていました。ひらがな付きのクッキーって・・・。ちょっと微妙な気もしますが、しゅんは気に入った様子で「な」に続き、色々なひらがなクッキーが出来上がりました。
最後に「これはパパに」と言って私がハートのクッキーを袋に入れると、しゅんも何枚か選んでラッピングし、カードまでつけました。そして私がバレンタインの意味を何となく説明し、「しゅんちゃんにも、ママからプレゼントするね。」と言うと、「わ〜、ママちゃん、ありがとう。嬉しい〜。じゃあ、うちは男の子だから、うちからうちにもプレゼントしなくちゃ。」と言って、どっさり袋に詰めました(笑)。

二人で、出来上がったクッキーを眺めてニッコリ。ハテ、私の子どもは息子だったはず・・・と思いましたが、これはこれで楽しいものです。ふと何かに気付いたらしいしゅんが、「女の子から男の子にプレゼントするのがバレンタインでしょ?男の子がプレゼントするのは?」と言うので、「それは3月14日のホワイトデーという日よ。」と答えました。一応「女の子」の私、期待してますよ〜。
デコレーションに熱中! 出来上がり〜 これは私から主人へ 下段右は、しゅんから主人へ 下段左は、しゅんからしゅんへ・・・


2月12日(火) 雨のち吹雪 「おしゃべり」
幼稚園にお休みの電話を掛けていると、しゅんが目を覚ました。熱は下がりましたが、もう少し体を休めた方が良いと思い、「S先生が、しゅんちゃん、もうちょっとゆっくり眠って下さいねって仰っていたよ。」と言いました。いつもは「夜になるまで絶対に寝ないの。」と言うのですが、大好きな先生のお願いなら仕方ない〜といった表情で、私と手をつないで寝室に戻りました。

「お腹が痛い〜」と半分泣きながら目を覚ましたのですが、少しお腹に入れたら治まったので、午前の診療時間ギリギリにかかりつけの小児科へ行きました。お休み明けということもあり、病院はとても混んでいました。特に小さな赤ちゃんが多くて、診察室からはひっきりなしにかわいい泣き声が聞こえてきました。
体温を測りに来て下さった看護師さんに症状をお話していると、横からしゅんが「でもさ、朝、お腹が痛かったのはね、今朝、厚い掛け布団を掛けて寝ていたんだよね〜。それがさ、ちょっと暑すぎたんじゃないかと思うんだよね。」と、自らの症状を分析(汗)。「今日もたくさんおしゃべりできて、元気そうで良かったわね。」と看護師さんに言われ、私は赤面でした。

最後にしゅんの番になって診察室に入ると、診察の後に先生としゅんのおしゃべりが始まりました。こちらの先生と看護師さんが大好きなしゅんは、自ら洋服をめくって聴診器を受け、口をあ〜んと開けるのであっという間に診察は終わります。でもしゅんのおしゃべり好きをご存知の先生が、あれこれと話しかけて下さるので、いつも何かしら雑談をしてからお部屋を出ることになるのです。今回は「静岡に行って来たんだって?皆さん、お元気でしたか?」と仰る先生に、「うん。みんな元気だったよ〜。じいじもばあばもね。でも〜、いっちばん元気だったのは、Mちゃんかな?」と従姉妹の名前を挙げました。さらに続けて「でもね、Mちゃんっていたずらっ子なんだよね〜。」と一言。子ども達のやりとりを思い出した私は、吹き出しそうになりました。

時々咳が出るくらいですっかり熱が下がったしゅんは、ぬくぬくした家の中で積み木遊びに熱中していました。スカリーノと小さくて薄い積み木を組み合わせ、ビー玉が階段をコロコロと転がっていく様な作品を作りました。部屋中に、カタカタと素敵な音が響きました。
階段完成 ビー玉を転がすと良い音〜


2月11日(月) 曇り時々晴れ 「発熱」
昨日の夜中、少し体が熱かったしゅんは、やはり発熱していました。朝になると咳がひどく食欲もなく、ぐったりとしています。

いつもはしないお昼寝を2時間ほどしている間は、8度台の熱が出ている熱さでしたが、それで随分すっきりとしたのか、時間が経つにつれ元気になっていきました。反対に疲れがどっとやってきた私は、こたつに横になって眠ってしまいました。「ママちゃんが眠ると、いつもうち、ママで遊んじゃうんだ〜。ママ、と、じゃないよ。寝ているからね。ママの上にゴロンと寝たり、ママのことをツンツンってしたりくすぐったりして、ママで遊んじゃうの。」とよく言っているしゅんは、今日もご機嫌に過ごしていた様です。

目を覚ますと、私の携帯を熱心に眺めて何やらしていました。そして「これ、見て」と言ってスケジュールの画面を見せました。嬉しそうなしゅんと画面を覗くと、私の誕生日には、「ママちゃんお誕生日おめでとう。うれしいね。うちもうれしいよ。ママはケーキ・プレゼントがうれしいね。みんなはケーキがうれしいよ、お誕生日って楽しいね。」と登録されていました。何だかちょっと詩的な文章(笑)。そして主人の誕生日には、「パパちゃんお誕生日おめでとう。ママちゃんとパパちゃんはおたんじょうびのつきがちょうどそろっているね(注:3月と4月で、続いているということ?)」と登録されていました。最後に12月25日には、「はぁーやっとおたんじょうびがきたぁー。やっとお誕生日が来たなぁーっていうかおそいじゃん。ラーラララ、パーティーがきたな、うれしいな」と登録されていました。

夜には、だいぶ元気になったしゅんですが、お風呂はお休みにしてお布団に寝かせました。この頃とてもやんちゃになりましたが、私にぎゅっと抱きつきながら、「うちはママの宝物だもんね。」なんて言うところは、まだまだかわいい5歳児です。


2月10日(日) 晴れ 「またね」
布団から抜け出してしまう子ども達をお布団に入れているうちに、気付くと朝になりました。昨日とは打って変わって、ぽかぽか陽気の晴天になりました。

妹と姪も合流し、おなじみのうなぎ屋さんに行きました。朝ご飯をたくさん食べてお腹がいっぱいだったのか、先月半分ほど食べたしゅんは余り食べようとせず、今回は私がお腹いっぱい食べることができました。今度食べるのはいつかなぁ?1年以上食べていない主人も、今度は一緒に来られたらいいなと思いました。
新幹線の時間までまだあったので、名物のお団子を買って公園に行きました。ぽかぽか陽気に誘われて、公園は芝でソリ遊びをしたりお弁当を広げたりする家族連れでにぎわっていました。この暖かさ、2月だというのに上着が要らないほどなのです。いつものように、長靴とブーツを履いてきてしまった私たちは、一体どこから来た人ぞ〜という感じに浮いていました。

お団子を頬張った後、しゅんが見つけて走り出したのは、面白い場所です。足踏み用の細工が施された道が円の様に作られている場所で、周りには手すりもあります。小さな石が敷き詰められた所があれば、丸太を切った様な所もあり、バラエティーに富んだ道になっています。タイツと靴下で歩き始めた2人ですが、次第にMちゃんの様子がおかしくなりました。腰を曲げ、ちょっと苦しそう!しゅんはまだ平気そうですが、少し歩みが遅くなってきました。私も意を決して挑戦しましたが、すぐに「痛い〜痛い〜」と悲鳴を上げることになりました。特に小さな石の所など、その痛いことと言ったら!それでも子どもは大人よりずっと健康なのか、苦しみながら歩く大人達を追い越して、すいすいと歩いていく子どもがたくさんいました。

寂しそうな姪っ子達に手を振り、各駅停車に乗り込むと、また長い旅が始まりました。3連休の中日でしたが、やはりどちらの新幹線も混雑していました。こだまでは行きと同じく太平洋の眺めを楽しみましたが、ときで思いがけなく美しい眺めを見ることができました。それは夕焼けに映える富士山です。上野を過ぎた辺りから、熊谷の辺りまで、こんな眺めを見られることは滅多にないだろうなと思う様な美しさでした。
おやつを食べたり絵本を読んだり、一人での時間をかなり楽しめる様になったしゅんとの電車の旅は思った以上に気楽で、私も読書をしたり風景を眺めたりといった時間を楽しむことができました。
新潟駅で待っていてくれた主人と合流すると、しゅんは「パパ〜」と言いながらギュッと抱きつきました。
愛野公園で 足の裏、痛くない? のどかな風景 法多山の厄よけ団子で夜のお茶


2月9日(土) 晴れのち雨 「子ども同士」
昨日の夜、当然の様に「泊まる〜」と言ったMちゃんは、しゅんと仲良くお風呂に入り、仲良くお布団に並び、絵本を読んでいるうちに眠ってしまいました。寝かしつけたら起きようと思っていた私も、知らないうちに夢の中へ。ぐっすり眠って気持ちよく目覚めました。

今回、実家への荷物の中に入れたおもちゃで、大ヒットだったのがこちらのLaQです。パチンパチンとくっつけていって形を作るこのおもちゃは、しゅんの友達の間でも不動の人気ですが、今回初めて見たMちゃん達もすっかり楽しさに目覚めてしまった様です。箱を作ったり球を作ったり、思い思いの物を作っては喜んでいました。しゅんもいつもよりずっと集中して取り組んで、夜にはトラックを完成させていました。私も久しぶりに長時間やってみましたが、頭の体操にもなってなかなか良い感じです。

相変わらず小さなもめ事は起こるものの、以前より言い返したり怒ったり(泣きながらですけど・・・)できるようになったしゅんは、良い遊び相手になるのか、姪っ子達と何時間でも遊んでいました。トランプを使って、神経衰弱やババ抜きやスピードをしたり、同じ本をめくって読んでみたり、LaQをしながらお店屋さんごっこをしたり。こんな風に楽しく仲良く遊べるのは、一体いつ頃までなのかな?と思いながら、かわいらしい子ども達の様子を見ていました。

ところで時々、Mちゃんがふとしゅんのことを呼び捨てしてしまうことがありました。するとビクッと固まったしゅんが、「呼び捨て、止めて。」「呼び捨てしたら、お返事しないよ。」などと言っていました。半分泣きながら言うしゅんに、またMちゃんが言うと、涙がポロリと落ちてしまうこともありました。でも、「あ、間違えちゃった。」「あ、また言っちゃった。」と慌てるMちゃんに、決して悪気はないと気付いたのでしょうか?!再び「しゅん」と呼び捨てされたしゅんが、「Mちゃん。そういう時は、独り言言っちゃったっていうことにすれば?」と言うので、横で聞いていた私たちは吹き出してしまいました。時々いけない言葉遣いをしたとき、私に叱られたしゅんがこんな風に言うのです。「あっ、今のね、独り言なの。独り言。」と言うしゅんに、ガクッと怒る気がなくなっていく私ですが、それをMちゃんに提案するとは!子ども同士の会話も面白くて、大事にとっておきたくなります。
LaQにはまる子どもたち(と、大人) しゅんがトラックを作りました


2月8日(金) 曇り 「帰省」
雪も止み曇り空になりましたが、風邪が強く耳がちぎれそうな寒さでした。

今日はしゅんをお昼前に迎えに行き、静岡に帰省することにしました。子ども達の様子を部屋の外からそっと見てみると、みんな一生懸命にコマを回したり応援したりしているところでした。一区切りついたところで顔を見せると、「しゅん君のお母さんだ!」と気付いてくれたお友達がいて、先生が出てきて下さいました。「しゅん君、これから静岡に帰られるそうです。新幹線に乗るのよ。素敵ね〜。」と仰る先生の横で、しゅんがぴょんぴょんと飛び跳ねながら、「行ってくるね〜。ばいば〜い。」とみんなに手を振りました。

駅弁を買ってMaxときの2階席に乗ると、早速お弁当を広げました。しゅんが一目惚れした「雪だるま弁当」は、思ったよりボリュームがあっておかずも豊富で、私の方が気に入ってしまうようなおいしさでした。食べた後は眉毛を動かし、「怒った顔」「困った顔」とひとしきり遊び、そうこうしているうちに越後湯沢に到着しました。
新潟市内は曇りでしたが、こちらは雪の深い中越地方、しんしんと雪が降っていました。そして駅が近づくにつれ、窓の外からピューピューと水が掛けられ始めて驚きました。新幹線や線路が凍るのを防いでいるのでしょうか?スプリンクラーが回り、とても強い水が掛けられています。

トンネルばかりの新潟県境を超えると、群馬県に入りました。そこから先は青空が広がりました。久しぶりに見る太平洋の穏やかな青さや、真っ白な富士山の美しさに見とれているうちに、新潟を出てから4時間半が過ぎました。駅に迎えに来てくれた妹と姪っ子のMちゃん、Hちゃんが「しゅんちゃ〜ん」と手を振ってくれているのが見えると、しゅんも駆け出しました。
雪だるま弁当 眉毛が動くよ〜 中はこんな感じ おいしい〜 越後湯沢 新幹線に水が掛けられています。びっくり!


2月7日(木) 雪時々曇り 「寒くて暑い日」
今にも雪が落ちてきそうな空模様の朝でした。足踏みをしながらバスを待ち、しゅんを送ると私も車に乗って園に向かいました。

本日も、歌の練習の前に朝練です。歌ったり踊ったりするうちに、汗をかくほど暑くなるのは先週でわかっていたので、中は薄着をして出かけましたが、それでも「暖房を切ろうよ」と顔を見合わせるほど暑くなりました。一通り、踊りをつけてやってみると、去年は涙でいっぱいの卒園お祝い会でしたが、今年は泣いている暇が無い様な忙しさでした。それでも色んなことを考えたら感激して泣いてしまうかもしれないな〜と思いながら、1時間余りの練習を終えました。
歌の先生がいらっしゃるのと入れ替えに、人数がぐっと減りました。皆さん、最近の寒さで体調を崩されている様です。高熱が出る風邪も流行っている様子で、我が家も気をつけなくてはと思いました。

朝から歌い続け、お腹がぺこぺこになったので、おなじみのカレー屋さんに行きました。スパイスが効いたカレーを食べるとぽかぽかになって、また汗が出てくるほどでした。店内を見回すと、いつもよりずっと混んでいました。こんな寒い日は、みんな体を温めたくなるのかなと話しました。カレーを頂きチャイを飲みながら、今日も笑いすぎて腹筋が痛くなるような会話を続けました。ふと窓の外を見ると、向かいのビルが見えないくらいの吹雪で、あっという間に雪景色でした。

お迎えに行くと、駐車場の車にはうっすらと雪が積もっていました。先日の雪で雪下ろしが得意になった子ども達は、早速自分の車から雪かき棒を出して作業を始めました。しゅんもマーチをきれいにすると、お友達のお母さんが運転する、大きな車の雪を下ろし始めました。時折雪が舞う中、子ども達は犬の様に駆け回りました。


2月6日(水) 曇り時々晴れ 「モッフル」
朝から風も少なく、久しぶりに外に洗濯物を干せる様な空模様の一日でした。外にいてもぽかぽかと暖かさを感じるほどでしたが、多分気温は低かったと思います。

午前保育を終えて帰ってきたしゅんと、モッフルでお昼ご飯にしました。以前から気になっていたモッフルですが、最近人気があるのかモッフル専用の製品も売れている様です。それを買おうか迷っていると友人のTさんが仰っていたのですが、普通のワッフルメーカーで作れるならそちらの方がいいかなというお話だったので、早速試してみることにしたのです。

少しリサーチしたところ、しゃぶしゃぶ用の薄いお餅が最適だということ、中に何かをはさんでもおいしいということ、1個完成するまでには、2分から3分だということがわかりました。リサーチしたのは今日だったので、家にある材料で作ることにしようと、昨日買ってきたお餅の他には、溶けるチーズやお醤油、バターを用意しました。まずはしゃぶしゃぶ用のお餅にチーズを挟み、2枚で1個のモッフルを作ってみました。2分弱で出来上がったモッフルは、周りがパリパリ、中がほんのちょっと柔らかくて、何とも言えないおいしさです。両手で持ってパクリと食べられるところも手軽で、子どもにもとても食べやすいのか、しゅんもすごい勢いで食べました。

中に入れたチーズが余り感じられなかったのか、チーズ男のしゅんには物足りなかった様子で、「今度はチーズバターにしようっと。」と言って少しだけバターも挟んでいました。溶けたバターが程よくお餅にしみこんで、こちらも良い感じ!冷蔵庫に残っていた普通サイズのお餅も1個焼いてみましたが、こちらは中のお餅がびよ〜んと伸び、より一層お餅を食べている感じが強い仕上がりでした。パクパクと食べ続け、しゃぶしゃぶ用のお餅が残り4個になったところで、最後にデザートモッフルを作ることにしました。と言っても、お菓子の棚にあった一口サイズのチョコを挟んで焼いただけ!でも、温められたチョコがトロリと溶け、これもまたいける感じでした。あんこやアイスも合いそうですし、ハムとチーズを挟んだらホットサンドの様でまたおいしそう!夢が広がる私たちでしたが、余りにもお腹がいっぱいになり、午後はお昼寝タイムでした。
初モッフル おいし〜い!


2月5日(火) 曇り時々雪 「溶けてな〜い」
冷たい風が吹き、時々雪が舞う寒い朝になりました。園バスの到着を、今か今かと待ちますが、一向にその姿が見えません。あまりの寒さにピョンピョンと跳びはねたり、意味もなく動いたりしていると、ようやく角を曲がってやってきました。ほっ。温かそうなバスに乗り込んだしゅんを見送ると、私も駆け足で家に戻りました。

戻って急いで支度をすると、Tさんのお家に向かって出発しました。本日は、歌の自主練会が開かれるのです。お茶を飲みながら少しおしゃべりし、おもむろに歌い始めるとすっかり楽しくなってきて、当初の予定より1時間ほども長く練習は続きました。いっぱい歌うとお腹も空くよね・・・ということで、ランチはWさんお薦めのイタリアンのお店に行きました。お話上手のWさんとDさんのやりとりを聞いている私たちは、笑いっぱなしで食べるのが難しいくらい。そうこうしているうちにお迎えの30分前になり、それぞれ子どもを受け取る場所へ向かうために解散しました。今日も楽しくおいしく、充実した一日でした。

ところで台所仕事が好きなしゅんですが、今まで、洗い物はさせたことがありません。お皿を割ってしまったり、水遊びになってしまったりすることも心配でしたし、洗剤が余り体に良くないかなと思うこともあり、以前触ろうとしたしゅんに、「これね、大人は大丈夫だけど、小さい子が触ると手が溶けちゃうみたいなのよ。」と言ったことがありました。それを信じ込んでいたしゅんは、少しでも泡に触れそうになるとビクッと手を引っ込めるほどでした。でも今日、しゅんのために買った雑誌の付録に、クッキーなどの型抜きが入っていました。「使う前に、これを洗わなきゃ。」と言ったしゅんが、踏み台を持ってやってきました。そろそろ大丈夫だろうと思ったので、何も言わずに横で見ていると、「うち、このスポンジで洗っても大丈夫かな?」と言うのでスポンジを渡しました。泡立つ洗剤にちょっとびくびくしながらも、きれいに型を洗って流すと、「わ〜。うち、もう小さい子じゃなくなったんじゃない?だって、手が溶けてないよ!」と嬉しそうに手を眺めました(笑)。

すっかり自信をつけたしゅんは、私が片づけをしていると、「あ、ママちゃん、何だかそれって大変そうじゃない?うちがお手伝いしてあげるよ。」とやってくるようになりました。「お料理する人は、きれいに片づけることも大事だもんね。」とやや洗脳気味に話しかける私でした。


2月4日(月) 曇り時々雪 「パン作り」
今日は幼稚園の後、しゅんがお友達の家に遊びに行くことになりました。お迎えに行くまでの6時間ちょっとで、したいことをメモ帳に書き出してみると、思ったよりたくさんありました。ひとつひとつ終えながらメモ帳に丸をつけていきましたが、半分くらい残りました。意外と時間が経つのは早く感じられます。

Sさんのお家に行くと、お友達と盛り上がって遊んでいるしゅんは、私の到着にも気付かない様でした。木のおもちゃがまるで児童館の様にたくさんあるDちゃんのお家は、大人の私から見てもとても魅力的で、子どもが夢中にならないわけがありません。あちこちに、積み木の作品や凝った線路などがあり、数時間、子ども達が楽しんだことが伝わってきました。まだ遊び続ける子どもの横で、私たちは、Sさんによるアレルギー対応のパン講習会を見学しました。米粉やアレルギー用マーガリン、メープルシロップや天然酵母などを混ぜ合わせていくだけで、あっという間に生地が出来上がり、発酵を経て1時間半後にはマフィン型に入ったかわいらしいパンが完成しました。米粉らしく中はもっちり、外はカリッと焼き上がったパンはとてもおいしくて、子どもにも人気がありそうだと思いました。
それにしても、いつもながらSさんの行動力には尊敬を覚えます。このパンも、作ったことはないけれども、ネットで見つけてぜひアレルギーのお子さんをお持ちのTさんに・・・と思ったそうです。Sさんと一緒にいると、手作りパンへの敷居がどんどん低く感じられ、多くのお母さん達が挑戦されています。私も思いっきり影響を受け、思わず「自家製酵母のパンとお菓子の本」という本を買ってしまいました。見ただけで満足になる本ですが、ぜひ作ってみたいものです。

家に帰ると下ごしらえをしておいた材料でササッとお料理し、急いでご飯にしました。鰤大根にしようと買ってあった鰤の切り身と大根を使い、目先を変えてブリの揚げおろし煮を作りました。塩焼きにするよりボリュームが出て、鰤大根よりもさっぱりと食べられて、これはなかなかおいしい(自画自賛)と思うおかずになりました。


2月3日(日) 曇り 「お楽しみ」
今日は、しゅんが楽しみにしていた行事が2つある日です。最初のお楽しみ、お餅つき大会に参加するため、軽くお昼ご飯を食べて幼稚園に向かいました。

ホールに集まって歌を歌ったりお話を聞いたりした後、早速大きな臼が登場して子ども達はその周りをぐるりと囲みました。調理のためにエプロンをして待機する私たちと、ワクワクしながら臼を見つめる子ども達の視線を集め、まず最初に活躍したのはお父さん達。お2人ずつ杵を持ったお父さん達は、「よいしょ、よいしょ」という掛け声に合わせてお餅つきを始めました。段々まとまってお餅らしくなってくると、おなじみのぺったんぺったんというお餅つきになりました。びょーんと伸びるお餅に、子ども達も大興奮です。そんなとき、会社に行っていた主人が玄関から入ってきました。先生に「しゅん君のお父さんも登場です〜。」と早速見つけられてしまった(!)主人は、息を整える間もなく杵を持ち、お餅つきをしました。主人が登場するとは思っていなかったしゅんは大喜びで、「頑張って〜。」と飛び跳ねながら手を振っていました。

出来上がったばかりのお餅は、小さくちぎって味付けをしました。きな粉、あんこ、大根おろし、胡麻、お汁粉。柔らかなお餅はどんな味付けをしても本当においしくて、つるりと喉の奥に入っていきましたが、中でも人気があったのは胡麻味のお餅です。香ばしくて甘じょっぱい味付けがとても良くて、家でも作ってみたいと思いました。山ほどあったお餅をみんなで食べ、その後は心行くままコマ遊びをする子ども達を眺めながらお片づけをして、楽しい行事は終わりました。

夜ご飯の準備をしていると、今日もしゅんが台所にやってきて包丁を取り出しました。今日は初めてお刺身に挑戦です。どんな形になるのか少々心配があったため、しゅんの分だけ取り分けて、「おいしそうに見える様に切ってみてね。」と言うと、こんな風に出来上がりました。これって、鰤のタタキ?(笑)。しゅんは「あぁ、おいしそう〜。」とご満悦でした。

そしてご飯の後は、もう一つのお楽しみ、節分の豆まきです。節分について書かれた絵本を広げ、ふむふむと納得した上で豆まきを開始。もちろん、それぞれの年の数のお豆はお皿に取り分けました。
住宅事情により「鬼」はどこかなぁと考え、ベランダにまくことにしました。少しくらいベランダの外に落ちてしまっても、毎日やってくる鳥のえさになりそうですし・・・。お豆の入った箱を抱えたしゅんは、「鬼は〜、外。鬼は〜、外。」と気持ちよさそうに豆をまきました。私たちも、少しだけ手にとって「鬼は、外」。そしてニヤリと部屋の中を見たしゅんに、「お掃除するからこのお部屋にどうぞ。」と言うと、「福は〜内、福は〜内。」とウキウキしながら部屋中に豆をまきました。部屋中に豆が転がっているなんて、何だか楽しい!もう、福がやってきたような気分でした。
簡単にお掃除をしてしゅんが寝静まった後、洗濯機の中を見ると3粒の豆が!部屋の中を歩いていた主人も、「あれ?豆が。」と言いながら足の下を確認していました。
鰤のタタキ?


2月2日(土) 曇り 「朱鷺メッセ」
どんよりとした曇り空になりました。時折ちらちらと雪が舞ってきます。

お買い物を済ませた後、2月になったらまた行こうと言っていた朱鷺メッセへGO!久しぶりに中華料理のお店で飲茶ブッフェを頂くことにしました。餃子が話題になっている昨今ですが、こちらのお店はしっかりと作っているでしょうということで・・・、心おきなくおいしい飲茶を堪能しました。2月は小籠包フェアで、メニューには色々な小籠包が並んでいました。スープ小籠包、野菜小籠包、焼き小籠包などなど、どれも熱々です。ワゴンで運ばれてくる定番メニューの中からは、ギュッと詰まった蟹卵焼売や小さなちまきなどを頂き、大満足です。猫舌のしゅんが今回一番気に入ったのは、上海風わらび餅です。一体何個食べるのですか?と聞きたくなるくらい、次々と食べていきました。

お腹がいっぱいになった後は、隣の広場に行きました。先週積もった雪が少し残っているのか、遊歩道の脇に小さな白い山がありました。雪の山をめがけてターッと走っていったしゅんは、「今度はこっちにおいでよ〜。」などと言いながら、あちこち走り回っていましたが、雪を触りすぎたのか最後は両手が真っ赤になり、「冷たいよぅ。冷たいよぅ。」と半分泣き出しました。そこで私が洋服の中にこっそりと忍ばせているカイロを1つ取り出し、「魔法だよ。」と言ってしゅんに手渡すと、とろ〜りとろけた様な表情を見せました。


2月1日(金) 曇り時々雪 「参観会」
ウキウキしてどうにかなってしまいそうなしゅんと、園バスに乗り込みました。今日は保育参観があるため、私も初めてバスで登園することにしました。小さな人の国に迷い込んでしまった様な、小さな小さな椅子に座ると、にこにこしている子ども達としりとりを始めました。外の景色を見る間もなく、楽しんでいるうちに園に到着しました。

幼稚園の中に入ると、「あれ?しゅん君のママ、どうして幼稚園にいるの?」としゅんのお友達R君が話しかけてくれました。そして「幼稚園の子じゃないでしょ?う〜ん。でも、中学生くらいかな。」と言うので、先生と顔を見合わせて笑ってしまいました。R君、うまいわ!
保育時間が始まると、それぞれのお子さんが好きな場所で遊び始めました。以前は私がいると落ち着かなかったしゅんも、落ち着いた様子で工作のお部屋に入り、黙々と熱心に工作を始めました。その様子を少し離れた場所から眺め、大きくなったなと思いました。そんな私に、「やってみて」と他のお子さんがコマを渡しました。ホールではコマ回しが流行中なのです。紐を巻き付けてエイッと投げる形のコマはなかなか難しかったのですが、上手にできるととても嬉しくて、子ども達が熱中するのもわかるなと思いました。
午後は懇談会が開かれました。今回は縦割りによる参観だったため、違う学年のお母さん達と色々なお話ができて、とてもためになりました。

参観会の行事が終わると、近くのTさんのお家へGO!本日、参観会ではない方々が先に集って、天然酵母によるパンを捏ねる会が開かれているのです。私はその講座が終わって、「二次会」からぜひご参加下さい〜とお誘いを受け、イソイソと出かけました。ワイワイと遊ぶ子ども達を見ながら、お茶を飲んだりおいしい物をつまんだりしておしゃべりしていると、何だかとっても楽しい〜とワクワクしてきました。さらにSさんが捏ねて下さった、一次発酵中の生地を頂くという、嬉しいおみやげ付きです。ゆっくりと発酵する自家製のぶどう天然酵母を使った生地は、ほんのりと甘い香りがして焼く作業も楽しく感じられました。真夜中に焼き上がったパンは、お店に並んでいてもおかしくない?なんて思うくらい、周りがカリッとしてどっしりと重いパンでした。
(友人の)自家製天然酵母で焼いたパン!


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