2008年3月

                                                  過去の日記 2008/02


3月31日(月) 曇りのち雨 「あと1日」
朝からどんよりと曇り空で、午後になると時々強い雨が降りました。みぞれ混じりで窓に打ち付ける音が大きくなるのは、冬が戻ってきた様です。明日は雪の予報も出ていますが、どうなるのでしょうか。早くぽかぽか陽気が戻ってきて欲しいものです。

余りにも寒いので、今日は暖房をつけて家の中で過ごしました。押入の中にしまってある古い本を出してきて、しゅんに確認しながら捨てて良い物を縛っていきました。ぺらぺらとめくると、あぁ、この本はお布団の中、何度も繰り返し読んだなとか、しゅんが真似して読んでいたなとか、色々と懐かしく思い出しました。しゅんは全部捨てて良いよと言ったのですが、私の方が名残惜しくなって、1冊だけ押入にしまい直しました。

4月になったら年長さんになると張り切っているしゅんは、明日をワクワクしながら待っています。年長さんになったら、小さいお友達のお手伝いをしなくちゃと思っているしゅんは、もちろん自分のこともちゃんとしなくてはと思っている様です。去年も、4月1日になったら自分でお着替えをするんだと宣言していましたが、いつの間にか朝も夜も、当然のように全部自分でできるようになっていました。今年はさらに気合いも入っているので、どんな風に変わってくれるのかちょっと楽しみです。夜ご飯を食べながら、うとうととし始めたしゅんは、半ば朦朧としながら、「あぁ、眠くなっちゃった。眠くなっちゃったけど、まだ食べたい・・・。もう、明日からは年長さんだし、今日だけだよ、今日だけだから、食べさせて〜。」とつぶやいて口を開けました。


3月30日(日) 曇り時々晴れ 「家」
昨日ほどは寒さもなく、時々晴れ間がのぞきました。先週のいちごが忘れられず、スーパーで見かけても買う気にならなかったので、本日もいちご狩りにGO!

日曜日の午後ということもあり、ハウス内は前回よりずっと混雑していました。摘み取りと食べ放題の場所もどんどん変更されていって、最後には「小粒のいちごが多くなってきましたが、食べ放題のお客様は時間を気にせずお召し上がり下さい。」というアナウンスが流れ、30分の時間制限も無くなりました。私たちが摘み取ったいちごも、前回より小さな物が多かった様ですが、真っ赤に熟れたいちごはとてもおいしくて、結局今回も2パックと少し、3人でぺろりと食べてしまいました。いちごの後は、もちろんジェラート売り場に移動です。他のお客さん達も、そのコースで楽しんでいました。

夜、リフォーム番組を見ながらふとしゅんの様子を見ると、驚くほど画面に熱中していました。そして目をキラキラさせながら、「うち、こういうお仕事もしたくなっちゃった。」と言いました。建築士さんが、設計図をラフに書いていくところ、少しずつ家がきれいになっていくところ、どれも面白くて仕方ない様です。仲良しのお友達のお父さんが建築士さんなのですが、「R君のパパもこういうお仕事されているんだよ。もしかしたら、R君もこういうお仕事をするのかな?」と言うと、「そうだ、うち、新潟でR君と一緒に建築士さんになるっていうのはどう?」と言いました。さらに、「じゃあ、ママはね・・・。」と言うので、おっ、私も何かお手伝いを?と思って聞いていると、「ママは、こういう大きな木を車で運んで来る人になってね。」と言うのでちょっとガクッ。そういえば、レストランで働く人になると言うときも、「ママは、車でうちをレストランまで送ってね。」と言っていましたっけ。

「パパは何をすればいいの?」と聞くと、「パパは住む人」と答えました。さらに番組はすすみ、建築士さんと職人さんが和紙を作る場面では、「うち、こういう事もしなくっちゃね。ママはこの大きな紙をトラックで運んでね。」、そして「パパは住む人ね。」・・・。どこまでいっても私は運ぶ人の様です。見違える様に素敵な家が完成すると、「うち、こういう家を作ってあげるからさ、楽しみにしててね。」と言うので何だか嬉しくなりました。しかし最後に番組の電話番号が表示されると、「ママ、急いで電話して。この社宅、リフォームしてもらわなきゃ〜。」と言って番号をメモするのには少々困りました。天井に窓をつけたいと言いますが、我が家の上にはTさんがお住いですし(笑)。何はともあれ、レストランで働く人、家を作る人、色々な人になりたいな〜と夢見るしゅんの話につき合うのは、とても楽しいものです。
本日も黙々と・・・ 小粒だけど、おいしそう〜
たくさん摘み取りました 満開


3月29日(土) 曇り一時雨 「楽しい一日」
今日も気温が低く、冬が戻ってきた様な寒さになりました。朝早くから社宅の草刈りがありましたが、風邪をひかないように厚着をして、カイロも貼りました。寒い、寒いと言いながら雑草を抜いていると、幸いと言ってはなんですが、予定時間の半分くらいが過ぎたところで雨が降り出し、早めの終了となりました。

久しぶりに回るお寿司屋さんに行くと、今日も地物のお寿司がホワイトボードに並んでいました。カウンターに座ると、しゅんも早速大好きなコーン巻きと甘エビから食べ始めました。黙々と食べ続け、最後は主人と分け合って地物の3貫セットまでぺろりと食べたしゅんは、「うち、今日は12貫食べたんじゃない?(本当は、もうちょっと少ない様な気がしますが)うちってすご〜い。」とご満悦でした。私も、初めて食べた「のどぐろ」や「かながしら」のお寿司がおいしくて、あぁ、お腹いっぱい〜と大満足でした。

ところで以前から、夜お布団に入ると「あぁ、今日は楽しい一日だった〜。」と言うことが多かったしゅんですが、春休みになってからは、もっとしみじみとそれをかみしめる様になりました。「あぁ、今日は○○したから楽しい一日だった〜。明日もきっと楽しい一日になるよ。ね、ママ。」と言って嬉しそうに笑います。逆に、「あぁ、楽しくない一日だった〜。」と言ってプンプンしているのは、夜、私に叱られた時(笑)。とてもわかりやすいしゅんですが、明日も明後日も、「楽しかった」と終えることができたらいいなと毎日思います。


3月28日(金) 曇りのち雨 「お友達」
時々強い雨が降る、寒い一日になりました。うっかり薄着をしていたら、風邪をひいてしまいそうです。
今日はしゅんのお友達が遊びに来てくれることになっているので、2人で朝からお掃除をして待ちました。久しぶりに結露もすごくて、何度も窓際と洗面所を往復しては、雑巾を絞りました。

ひとり、もうひとりとお友達が来てくれて、子ども達はおもちゃのある部屋で遊び始めました。その様子を台所や居間から時々伺いながら、私は家の事や自分の仕事をしていました。すると時々、ちょっと気になる言動があって、う〜ん、これは私が出て行ってもいいのかな?と迷う場面がありました。お母さん達からも、3人で遊ぶのはなかなか難しいと聞いていたのですが、今まで、男の子同士ではそれ程心配になることはありませんでした。でも今日は、何度かあれっ?と思うことがあり、余りにもひとりが悲しそうにしてしまう時には「そういうのはどうなの?」とさらりと尋ねてみました。

まだ5歳の子どもといっても、本当に性格は様々だなと思います。色々な要因があっての言動だとは思うのですが、大人の目からみても、ちょっとその言い方はどうなのかな〜と思う様な事を言ってしまうお子さんもいて、そういう時は対応に困ることもあります。まだ小さいだけに、大人がおかしいと思うことをキチンと伝えていけば、それを受け止めてくれる柔軟さがあります。しかし小さいながらも子ども同士では、この子はどういう子なのか、どういうことをして、どういう事を言って、どんな風につき合っていけばいいのかということを色々と考えている様で、気付かないうちに敬遠されているような、そんな場面も見受けられます。以前もお母さん同士でお話する機会があって、今はまだ、大人の目がちゃんとあるということをわからせておく時期だから、そこにいる大人がおかしいと思ったら、それをしっかり伝えていこうねと話し合ったのですが、今日はそのことを思い出しました。

夜ご飯を食べながら、「今日はお友達と遊べて楽しかった。」としゅんが言うのを聞いてほっとしましたが、色々な面で成長していく子ども達を、お母さん同士しっかりとつながり合いながら、見守っていきたいなと思った一日でした。


3月27日(木) 晴れのち曇り 「自転車」
昨日の夜から、「明日のお天気はどうかなぁ。」と心配していたしゅんは、朝起きて窓の外が明るいのを確認すると、ほっとしていました。なぜそんなに気にしていたかというと、明日は自転車を持って公園に行ってみようかと私がポロリと言ったから!その計画を実行に移すため、ハードスケジュールをこなす一日となりました。

貸出期限が来ていた本をどっさり積んで、まずは中央図書館へ。幼稚園でも何度か連れてきて頂いているしゅんは慣れたもので、私が大人用の本を選んでくる間、子どものコーナーで自分の本を選んでいました。10冊ずつ借りるので荷物はどっしりと重くなりますが、早く読みたいな〜とワクワクする瞬間です。こちらの図書館は、カーブドッチのカフェが入っているので、焼きたてパンを買ってランチにしました。同じ様にパンを頬張る親子連れも多く、皆さん、春休みを満喫中だなと思いました。

家に帰ると「この本、面白いよ。ママも読んでごらん。」と言いながら、早速絵本を広げているしゅんの横で、夜ご飯のおかずを作りました。しゅんが今回気に入ったらしいのは、「なにもなくても」という言葉遊びの絵本と「みかんのひみつ」という科学絵本です。

おかずが大体完成すると、「自転車!」と飛び跳ねるしゅんと一緒に公園に向かいました。公園の近くに作られた遊歩道から運転を始めたしゅんは、活き活きとこぎ出しました。いつもは狭い社宅の敷地内を行ったり来たり往復しているだけですが、その楽しそうなことといったら。芽吹きだした木々の間をスイスイと走っていきます。まだそれ程スピードは出ないので、私も時々走りながら追いかけていきました。しばらく走って坂道を上ると、キラキラ輝いた海が見えてきました。何て素敵な光景!遠くへ旅行に来たような気がしてしまいますが、新潟市内にはこんな光景がすぐ近くにあるのです。

しばらく公園で遊び、再び自転車にも乗ってから帰ったしゅんと私は、着替えて音楽教室へ。先生のピアノの前でお友達と歌っているしゅんを眺めながら、何て元気なんだろう〜と今日一日のことを思い出していました。こちらは少々眠くなってしまいそうなのに。エネルギーいっぱいのしゅんと春休みを目一杯楽しむためには、もっと体力をつけなくてはと思いました。
頑張って行きましょう〜 新芽が出ています
どんどん行くと・・・ 海が見えました!


3月26日(水) 雨のち曇り 「映画」
昨日のお天気が嘘の様な、雨降りになりました。「公園、公園」と言っていたしゅんも、雨を見て「今日はダメ〜。」とがっかりです。
そこで、先日お友達がアニメやディズニーの映画を観に行ったと言っていたのを思い出し、映画館のサイトで色々な映画の予告編を見てみました。どれか観たいって言うかな?と思っていると、しゅんが「これ、これ、絶対に観てみたい!」と言う映画が一本だけあったので、今日は2人で映画鑑賞をすることにしました。

しゅんが選んだのは、「犬と私の10の約束」という映画です。映画館に問い合わせたところ、子ども同伴でも大丈夫だということで、早速ショッピングセンターに向かいました。平日ということもあって劇場内はとても空いていて、好きな席を選ぶことができました。邦画なので子どもでもわかりやすく、動物好きなしゅんには犬が全編にわたって出てくるのでいいかなぁと思いましたが、132分という長い時間は少々心配でした。静かにしていられるかな?出たいって言わないかな?と思っているうちに場内の電気が落ちました。

映画は想像していたよりもずっと良くて、犬を飼ったことのない私もとても感動しました。隣のしゅんも、ジーッとスクリーンに集中していました。そして時折、意味はわかっているかな?と思いながら横を見ると、わかるよと言うかのように「うん、うん」と頷きました。最後は、ポップコーンを抱えて食べるしゅんの横で、私はハンカチを握りしめて泣いてしまいました。映画の後、しゅんが「あの時、ソックス(犬の名前)はきっと嬉しかったよね。」などと感想を言うのには、ちゃんとわかって観ていたんだと驚きました。思いがけず2人で映画を観ることになりましたが、時にはこんなお楽しみもいいな〜と思いながら、家に帰りました。


3月25日(火) 晴れ 「海と青空」
真っ青な空が広がる、とても気持ちの良い一日になりました。こんなお天気の日は、やっぱり公園でしょうということで、前から車で通るたびに「春になったら遊びに行きたいね。」と話していた公園に向かいました。

2年前、引っ越してすぐ遊びに来た時は閑散としていた公園も、この陽気でとてもにぎわっていました。おにぎりとパンを持ってベンチに近づくと、そこに見慣れた顔がありました。幼稚園のお友達、RちゃんとSちゃんがお弁当を食べているところでした。思いがけずバッタリと会った子ども達は、お昼ご飯もそこそこに、早速遊び始めました。
大きなタコさんの形の滑り台があるこの公園は、眺めも抜群です。春の穏やかな海を眺めながら、サーッと滑るなんて、本当に良い気持ち。私も何回か「ママもここから滑ってごら〜ん。」と言われ、滑ってみたのです。久々にスカートではなくズボンにして正解でした。

たっぷり遊んだ後は、体操服に着替えて体操教室に行きました。もう疲れちゃったかなという私の心配をよそに、教室に着くなりピューッと駆け出すしゅん。若いって素晴らしいのです。今日は3ヶ月に一度の進度チェックの日で、子ども達はそれぞれのレベルに合わせて先生からチェックを受けました。ちょうど一年前に始めた体操教室では、劇的に何かができるようにならなくても、みんなと体を動かす事を楽しんでくれたらいいなと思っていました。でも1年経ってみて、以前よりスムーズに前転や後転ができるようになっていたり、知らないうちに鉄棒が大好きになっていたり、跳び箱を怖がらなくなっていたり、色々な成長が見られました。随分自信もついてきた様で、できることが増えたことを純粋に喜んでいます。そしてまだお友達と比べるということが余りない子どもなので、人と比べてできないと落ち込むこともなく、自分のペースで様々な体操を楽しんでいます。こんな調子で、これからも楽しく毎週の時間を過ごせたらなと思います。
あ、出てきた 今度はここから
穏やかな海 良い眺めだね〜


3月24日(月) 雨のち曇り 「酵母」
昨日の夜、天然酵母から作った元種を使い、マフィンの生地を作りました。それをお湯の入ったカップと一緒に天板に乗せ、大きな袋に入れて発酵させておきました。発酵が終わってもほとんど大きさは変わらないということだったので、朝、多分発酵が終わっているだろう生地を確認するとオーブンに入れ、焼くこと20分。おいしそうな香りがしてきて、無事ふっくらとしたマフィンが出来上がりました。

生地にはお砂糖とキャラメルソースを入れ、具はくるみとクランベリーです。普通のマフィンよりもふんわりしていてしつこさもなく、私はこちらの方が気に入りました。しゅんも「うま〜い」と言ってご満悦です。元種が冷蔵庫にあると、元種がもつ1週間以内に何かしら焼こうという気になって、とても良い感じです。今は色々試してみようと違う物に挑戦していますが、今日のマフィンもリピートしたいと思うレシピになりました。

お昼過ぎから、しゅんはお友達のR君のお家に遊びに行きました。送っていった私の顔を振り返ることもなく、お友達と部屋に入っていくしゅんに、この2年で随分大きくなったなぁと思います。お迎えに行くと、R君のお母さんが子ども達の様子を教えて下さいました。5人の男の子がいると、小さいながらもその人間模様が面白くて、色々なやりとりを見ていて飽きなかったそうです。しゅんはちょっとしたもめ事があると、それで分かれてしまった集団の間を、気遣うというわけではないけれど、何気なくふら〜っと漂う様につないでいたとお母さんが仰っていました。その行動は、しゅんの性格そのもので、さらにそれは主人の性質ともとてもよく似ていて、聞いていておかしくなってきました。
子ども達を見ていると、それぞれの個性があって、子ども達もそれをよく理解しながら、仲良く遊んだり喧嘩したりしているんだなといつも思います。そんな子ども達の様子を見ながら、私たちも酵母の話で盛り上がりました。子どもの幼稚園を通じて、こんな風に色々な話ができる友達ができたことは、思いがけない贈り物をもらった気分です。
天然酵母を使ったマフィン ふっくらしていておいしい〜


3月23日(日) 晴れのち曇り 「穴」
昨日の夜、シーンと静まりかえった家に帰ると、最後まで起きていようと頑張った痕跡の見えるしゅんが、いつも私が座るクッションの上につっぷして眠っていました。お布団に平行移動して、久々にひとりでゆっくりお風呂に入ると急いで私も寝室に行きました。

「もし、起きられたら明日ね〜。」と別れた友人達の顔を思い出しながら、必死で起きた私が声をかけると、しゅんもガバッと飛び起きました。無事起きられて良かったと思って部屋の中を見渡すと、主人の姿がありません。そう言えば朝早く、「昨日は楽しかった?」と聞かれた記憶があるのですが、あれは夢だった?!と思って携帯で居場所を訊ねると、もう会社だと言うので驚きました。一体いつの間に〜。少し仕事をして、お昼には終わりそうだと言うので、私たちも幼稚園の行事に参加した後、迎えに行くことにしました。

お昼ご飯を食べに言った後、立ち寄ったショッピングセンターで、障子紙と障子用の糊を買いました。冬の間、寝室の結露がひどく、障子紙に所々カビが出てしまったのです。色も何だか褪せていて悲しい状態なので、思い切って全体的に張り替えをしてみました。「うち、お手伝いしてあげる〜。」が口癖のしゅんは、今日も張り切ってスタンバイしています。ビリビリと破るところから嬉しそうに作業を始め、糊をサンに塗るのもなかなか上手です。しゅんが糊を塗った部分から、私が貼っていき、余分な障子紙をカッターで切り・・・と何度も繰り返していきましたが、最後まで終えると1時間以上かかっていました。

夜になるとよく乾いていたので、窓にセットするために1枚の障子を持ち上げて移動しました。するとビリッとイヤ〜な音が。恐る恐る見てみると、壁に立てかけていたもう一枚の障子に4センチくらいの穴が〜(涙)。「あ〜〜。ま、いっか。」と言って運ぶ私に、居間でその一部始終を見ていたらしい主人が、破ったのが自分だったら、きっとすごく怒られたはずと言いました(笑)。へへ、その通り。自分には甘いのです。一カ所だけは穴が開いていますが、部屋が明るくきれいになったような気がします。春らしくて嬉しいです。


3月22日(土) 晴れ 「昼と夜」
今日もよく晴れた、ぽかぽか陽気の一日になりました。日差しも強く、良い気持ちです。

お腹を空かせて向かったのは、市街地から20分ほどの所にある、白根グレープガーデンです。秋はぶどうがたわわに実るこの農園、今はいちご狩りで大賑わいです。去年はしゅんと2人で摘み取りに行っておみやげに持ち帰りましたが、今回は3人で摘み取りをしてその場で頂く事にしました。ちなみに食べ放題は大人1500円、子ども1300円で30分食べられますが、摘み取りは大人のみ入園料150円で、摘み取った分のいちごの料金を支払う方式でした。

いちごの品種によってハウスが分かれているので、まずは新潟のいちご、越後姫を摘み取るために奥のハウスへGO!しゅんもハサミとかごを持って張り切っています。ハウスに入ると、真っ赤に熟れたいちごがあちこちにあって、「おいしそう〜」と思わず駆け寄ってしまいました。越後姫の大きさは大小様々ですが、形は真ん中がふくらんで丸っこくなっています。見るからにおいしそうないちごをいくつも摘み取りながら、しゅんは「3個ゲット〜。真っ赤ないちごをゲットした〜。」と大はしゃぎでした。

越後姫の後はハウスを移動して、章姫を摘み取りました。こちらはほっそりと細長い形が特徴的です。両方合わせて2パック分、「もうそんなに食べられないんじゃない?」と写真を撮りながら見ていた主人に言われるまで、しゅんと2人で無心に摘み取りをしていました。精算コーナーで量って頂くと、ちょうど1500円になりました。園内で食べる人にはミルクもサービスになるということで、早速テーブルのコーナーに行ってパクリ。お店で買った物とは全く違う、柔らかくて甘いおいしいいちごでした。3人とも無言でパクパクと食べ続け、あっという間に2パックが空になると、道路を挟んで向こう側のジェラートコーナーに行くことにしました。いちごフェア中で、いちごが1個おまけでついたジェラートは、おめかししたみたいにかわいらしくなりました。

お日様の下でのんびりと楽しいひとときを過ごしましたが、夕方から、私はお月様の下での楽しいひとときのために出発です。「お友達のママ達と、年長さんになるための大事なお話し合いに行くんだよね〜。」と言うしゅんに見送られ、年に一度のお食事&お酒の会に出かけました。この一年、色々な行事を通じてより一層親しくなった友人達と、おしゃべり、おしゃべり、またおしゃべり・・・の楽しい時間でした。
越後姫の摘み取りに行きましょう 真っ赤ないちごはあるかな? 「ゲット!」
おいしそうないちごがいっぱい 甘いいちごを2パック食べて・・・ ジェラートも食べました おいしい〜


3月21日(金) 晴れ 「食べ物」
春休みの初日は、真っ青な空が広がる良いお天気になりました。運転をしていると、手の甲にジリジリと日差しを感じます。そう言えば去年も、真っ先に手の甲が日焼けしてしまいました。気をつけなくては。

お昼前、リュックにお着替えと水筒を詰め、お友達のお家に遊びに行きました。子ども達が遊び始めたのを確認すると、Wさんにお願いしてSさんと私は映画館に向かいました。観に行ったのは、Sさんが観てみたいと仰っていた「いのちの食べ方」という映画です。学生が演じる小劇場の様な小さな映画館の中に入ると、次々とやってくるお客さんでいっぱいになり、この映画の関心の高さに驚きました。

この映画は、ナレーションも音楽もなく、ただ淡々と食材が作られていく様子が流れていきます。卵、鶏肉、豚肉、牛肉、鮭、そしてパプリカやトマト、アスパラガスなどなど、どれも身近な食材ですが、どんな風に作られてどんな風に収穫されているのか、知らなかったことばかりです。想像もつかないような規模で、まるで工業製品の様に作られていく食材に、ただただ唖然とするばかり・・・。そして動物がお肉になっていく様子は、ある程度予想はついていたものの衝撃的な場面もあり、息をのんでしまいました。今の世の中では、こうやって食材が作られていくことが必要でもあるのだとは思いましたが、一方でもっと違った作られ方をしている食材もある訳で、それを自分で選んでいくことも大切なのかなと思いました。そしてありきたりですが、食べ物を食べるということは命を頂いているということで、与えられた物を大切に有り難く頂くことが大事だなと思いました。

緊張で固くなった体をほぐしながら、SさんとWさんのお宅に伺うと、子ども達が大はしゃぎで遊んでいました。2年間一緒に過ごしてきて、子ども達の関係も随分深まってきたのか、子ども同士で「○○して遊ぼうよ」と誘い合って仲良く過ごすことができる様になってきた様です。最後は夕方になるまでお外で追いかけっこをして、汗びっしょりになって遊んだ子ども達は、満足感いっぱいでそれぞれの車に乗りました。


3月20日(木) 曇り時々晴れ 「卒園式」
曇り空から時々晴れ間が覗く、春らしい朝になりました。今日は卒園式が行われます。卒園式の意味も、去年よりわかるようになったらしいしゅんと車に乗り、幼稚園に向かいました。

ずらりと並んだ卒園生の席を囲むように、在園児とそのお母さん達の席が並べられています。席に着いた私たちの前に、両手を胸の前で交差した在園児達が入場してきました。ちょっと緊張したその表情が微笑ましくて、私たちは拍手で迎えました。そして全員が見つめる中、スーツとワンピースでおめかしした卒園生達が入場しました。みんな少し恥ずかしそうにはにかんでいました、背筋を伸ばしてとてもお兄ちゃんとお姉ちゃんに見えました。
ひとりひとり、園長先生から今までのエピソードを交えたお話と共に卒園証書が渡され、「ありがとう」と言って握手をする様子に、私たち保護者も色々な事を思い出してジーンと感動しました。学年を超えて関わりの深い幼稚園なので、普段の遊び、園外保育、お弁当の時間、様々な行事を通じ、ひとりひとりのお子さんとの思い出があって、今までの成長をみんなで喜び合うお式になりました。卒園生の保護者を代表して、一緒に役員をしたお母さんからのお礼の言葉が読み上げられると、その心のこもった言葉に誰もが涙しました。先生方、保護者の皆さんに温かく見守られ、子ども達の成長があるんだなぁと改めて感じたひとときでした。

最後は全員でお花を持ってアーチを作り、その中を卒園生と保護者の皆さんが通って退場となりました。全員の卒園生が、私たちと握手をしてくれました。「今までありがとう。」「小学校へ行っても元気でね。」とお母さん達も、みんな心を込めて卒園生を送り出しました。年少さん、年中さんの子ども達も、小さなアーチを作って卒園生とお別れをしていました。後で聞いてみると、しゅんも「小学校でも頑張ってね。ありがとう。」と言ってお別れをしたそうです。春は切ないお別れの季節ですが、また新たな出会いの時でもあります。年長さんたちが、小学校でも良い出会いに恵まれますように。
卒園式の後 ジャングルジムへ お庭の梅が咲いていました


3月19日(水) 晴れのち曇り 「交代」
今日で3学期が終わります。まだまだしっかりしないのに、年中さんになれるんだろうかと思った一年前から、色々なことを経験して、今ではお友達もみんな立派な年中さんです。幼稚園では、年長さんになったらどんな風になりたい?というお話もした様ですが、しゅんは「お手伝いがしたい」と先生に答えたそうです。

「4月になったら、小さなお友達が幼稚園に来るね。まだ小さくて、色んなことがわからないかもしれないね。おもらしだってしちゃうかも。」と私が言うと、「やったー」としゅんが言いました。やったーってどういうことかな?と思って聞いてみると、「だってうち、お手伝いがしたいの。おもらししたら、お着替えのお手伝いをしてあげるの。」と自信満々な表情で言いました。年少さんの頃は何度もおもらしをして、2セット分のお着替えを持って帰ってきたこともあるしゅんが、そんなことを言える様になったなんて随分お兄ちゃんになったなと嬉しくなりました。でも、まだ時々お手洗いで変な方向におしっこが飛んでしまい、お着替えを持ってくることもあるんだけどね・・・と思うとちょっとおかしくて、こっそり笑ってしまいそうになりました。
さらに、「それからね、先生がしていることをお手伝いしたりもするんだよ。昨日なんて、先生がワッフルを焼いて下さって、最後にみんなでジャムをなめてお終いってなったんだけど、その後Sちゃんとうちったら、道具を台所まで運んじゃったんだよ!うち達ってすごいんだよ〜。」と言いました。うち達ってすごーいと思いながら、ワッセワッセと道具を運ぶ子ども達を想像して、微笑ましくなりました。

夜、家事をしている私に、しゅんが「今だけ、うちがお母さんってことね。そしてママはしゅんちゃんね。」と言いました。時々こうやって入れ替わってごっこ遊びをするのです。しゅんちゃんになった私は、ちょっとだだっ子の様に話します。「ママ〜。ママったら、こんな風に紙を散らかしっぱなしにしたりして、嫌だな〜。」するとお母さんになったしゅんが「あらあら、お母さんはね、今、本をお片づけしているんですよ。しゅんちゃん、待っててね。」と言って慌てて片づけをします。それを見て、私はニンマリ。
お弁当箱を出して遊び始めたしゅんに、「ママ、今日のお弁当は何を入れるの?」と私が聞くと、「そうねぇ。卵焼きでも作ろうかしらねぇ。」と台所をウロウロしながらひとこと。何だか私にそっくりで笑えます。
お風呂に入る時も、「ママがなかなか来ないから、もう、しゅんちゃんはひとりでお風呂に入っちゃいます。」と私が言うと、お母さんのしゅんは「しゅんちゃん、ひとりで入らないで下さいね。すぐにママが行きますからね。」と言っていつもよりテキパキと身支度をします。
注意したり促したり、ついつい怒った口調で嫌な空気になってしまいがちな時間も、こんな風に入れ替わっていると何だかおかしな時間に変わります。いつまでこんな風に遊べるのかわかりませんが、しゅんが誘ってくれるうちは私もこの時間を楽しみたいなと思います。
しゅんからのお手紙 お花も描いてありました


3月18日(火) 晴れ 「ふぐ?」
毎日、卒園式のための歌の練習をしているらしい子ども達。卒園式では、「ずっと友達〜、ずっとずっと友達〜」という歌の途中で、卒園生の名前がひとりひとり呼ばれ、「はい」とお返事をして卒園生が起立します。去年もやっていましたが、しゅんはそのお友達のお返事の様子を真似して、「ひとり卒園式ごっこ」に興じています。「はい」という二文字ですが、その似ていること!かわいい女の子の時は、「は〜い」とはにかみながら言うのがおかしくて、私はついつい笑ってしまいます。

「あと少しだから、うち、今日は年長さんと遊ぼう〜っと。」と言って幼稚園にでかけたしゅんは、午前保育であっという間に帰ってきました。バスを降りると空を見て、「今日なら自転車OKだ〜。」と言いながら私の顔をにっこりと見上げました。私がうなずくと、自転車置き場に直行しました。冬の間、しばらく乗ることができなかった自転車も、ようやく解禁の時となりました。もう少ししたら、補助輪を外しても大丈夫でしょうか?

夜ご飯のおかずに、しゅんの大好物であるしめ鯖を出すことにしました。私がまな板と包丁を取り出すと、「お手伝いしようっと。」と言って手を洗ったしゅんが踏み台を持ってきました。やる気満々のしゅんに鯖をお任せし、手を滑らせない様に気をつけてねと言って居間に戻りました。慎重に慎重に包丁を動かしているしゅんを眺めながら、「あぁ、しゅんちゃんがお料理してくれて、ママはとっても助かっちゃうわ。ありがとう〜。」と言うと、「そうでしょ?そうでしょ?うちったら、とってもありがとうだね〜。」とご満悦です。しばらくして台所に戻ると、「おいしそうに並べてね。」とお願いしたお皿2枚には、ふぐ刺しの様に薄〜くカットしたしめ鯖が、きれいに並べられていました(笑)。


3月17日(月) 晴れ 「手作りの会」
昨日の夜こねた生地が、良い具合に一次発酵を終えました。珍しく早起きをして焼きたてパンで朝ご飯にすると、良い香りにつられるようにしゅんが起きてきました。これは成功と思える様な、ふんわりと柔らかい焼き具合に仕上がったのは、レーズン入りふたごパンです。一口食べたしゅんは、「おいしい!」と言いながらパチパチと拍手しました。
朝ご飯を食べ終えると、お弁当のふたをする前に写真をパチリ。今日で今年度のお弁当も最後です。毎日撮ってきた写真を時々見ていると、だいぶたくさん食べられる様になったなぁと思います。

しゅんを見送ると大荷物を持って、私も車に乗りました(って、よく同じ事を書いている様な気が・・・)。今日はRさんのお宅に集まって、お料理&ランチの会です。持ち寄りの料理、サラダの材料、お肉、調理器具・・・とすごい量の荷物を持ってSさんの玄関に入ると、早速みんなでお料理を始めました。本日のお料理教室、メインは何とソーセージ。手作り生活に興味津々のSさんが、天然酵母に続き、次々と手作りしてみようと提案してくれるので、私たちはそれに乗って楽しんでいるというわけです。先週も他の方々とソーセージを作ったSさんが、少し固くなってしまったと仰るので、お肉屋さんにアドバイスを頂いたところ、とにもかくにもお肉の温度を上げないことが大事だと言われ、各家庭から保冷剤を持ち寄っての作業となりました。

フードプロセッサーでミンチしたお肉にハーブやレモン汁を混ぜ、羊腸をセットした絞り袋に入れていきます。絞り袋の下も、絞り出されたソーセージの下も冷たいままになるように、保冷剤を敷き詰め、急いで作業をしていきます。ギュギュギューッと絞り出すと、腸の中にグーッとお肉が詰まっていく様子が面白いのと、ものすごい形相で絞り出す自分達が面白いのとで、思わず笑ってしまいそうになりながら、何とか何メートルもの腸に絞り終えると、暖房を消すほど暑くなってきました。所々、一緒に空気が入ってしまったところに穴を開け、空気を抜いたら70度のお湯で茹でること40分。その間には、「こんな物も作っちゃうの?」というソースを色々作ろうということで、棒々鶏ソース、醤油ソース、そしてウスターソースを作りました。さらにソーセージに添えて夕食の一品しようと、大量のマッシュポテトも作りました。

色々な匂いがしてくる中、ランチの用意も並行して行います。サラダにパンに、持ち寄ったお総菜で、まるでレストランの様なテーブルが出来上がりました。う〜ん、おいしそう!おしゃべりしながら、楽しい食事が始まり、Rさんが先ほどのソーセージをソテーして試食用に持ってきて下さいました。こんがり焼けたソーセージをパクリと一口食べると・・・。顔を見合わせた私たち、「味がしないのはなぜ?」とひとこと。そして「あ〜〜、塩を入れ忘れた!!」と言いながら吹き出してしまいました。余りにもスムーズに作業が進んで、何かおかしいなぁと思っていたのですが、こんな所に落とし穴があったとは!でも、柔らかさもちょうど良く、形も上手にできたこのソーセージ、調理しながら味を付ければいいんじゃないかと前向きに考え、マッシュポテトと共におみやげにしました。

子ども達の降園時間になり、Sさんが園まで子ども達を迎えに行って下さる間に、Tさんがパパッとワッフルを焼いて、お腹ぺこぺこで帰ってきた子ども達のおやつとなりました。大はしゃぎで遊ぶ子ども達を見ながら、私たちもお茶を飲んだり何かをつまんだり。ぽかぽかのお部屋の中で、お腹も心も満たされた一日となりました。
レーズン入りふたごパン ふっくら! 今年度最後のお弁当 今年もよく食べました
持ち寄りランチ おいしそう〜 手作りソーセージ! そしてソース類


3月16日(日) 晴れのち曇り 「酒の陣」
新潟には、おいしい物がたくさんありますが、全国的にも有名な物のひとつ、日本酒の祭典、「にいがた酒の陣」がこの週末、朱鷺メッセで開かれました。もう5回目を迎えるということですが、年々知名度も上がりお客さんも増えてきている様です。

このお祭りには、90を超える蔵元が集まり、それぞれのブースで試飲ができます。その試飲というのが、1000円の試飲チケットを購入するとお猪口またはプラスチックのカップと交換でき、2日間飲み放題なのです。お酒だけではなく、お米やお煎餅などのブースもあり、新潟のおいしい物を買って食べられるコーナーも用意されているため、お酒を飲まない人も楽しむことができ、試飲しない場合は入場は無料です。というわけで、我が家も3人で出かけることにしました。

バスで行く?代行をお願いする?と聞いてみましたが、主人の答えは1枚だけ試飲チケットを買って、ひとりだけ試飲すればいいよとのこと。そう、試飲するのは私です・・・。

会場に入る前から、お酒のおみやげを提げてほろ酔い気分で歩いている人とすれ違い、会場が近づくとお酒の香りがぷ〜んと漂ってきて、何だか不思議な雰囲気になっている朱鷺メッセに、しゅんは少々緊張気味。でも、会場の入り口で「コメパンマン」に会うと、駆け寄って早速握手をしていました。こちらのコメパンマン、かの有名なあんパンキャラクターの真似っこでは・・・と少々心配になりましたが、作者がやなせたかしさんと聞いてちょっとほっとしてしまう私でした。最近、米粉が密かなブームになっている様ですが、お米の消費が落ち込み気味な昨今、米粉として消費を拡大しようと頑張っているそうで、今日も米粉で作られたホットケーキが振る舞われていました。

お酒の製造工程が紹介されていて、それを眺めたり大きな樽の中に入って記念撮影をしたり、お煎餅のコーナーで一列全部試食をして、色々買い求めたり、そうこうしているうちにお酒のブースに近づき、カップを持った手をそっと伸ばすと、蔵元の皆さんが次々と注いで下さいました。「これってお酒だよね?」と言うしゅんが、興味津々の表情で見つめる中、くいっと飲み干してみると・・・く〜っ、おいしい!次々と飲んでみると、同じ日本酒と言っても味が全然違うことがわかりました。お酒好きな友人達と、いつか一緒に来たいなぁと思いながら、「もっと飲んだら?」と言って見ているだけの主人に申し訳なさも感じつつ、あれも、これもと飲んでいきました(汗)。

食事ができるコーナーに座り、南蛮海老で作られた海老しんじょ、イクラ丼、焼きそばなどなどを食べていると、隣のグループの皆さんは、初対面のおじいさんと酒盛りを始めていました。あっちでもこっちでも、ブースで買ってきたお酒を囲んでそんな光景が見られ、やっぱりとても不思議な雰囲気の朱鷺メッセでした。

最後はしゅんの大好きな展望室に行きましたが、いつもは閑散としたこちらも大賑わいで、ちょっと嬉しくなりました。少しもやがかかった様な市内の景色でしたが、そのぼんやりした感じが春らしく、ようやく暖かくなったんだなぁと実感しました。
コメパンマン こんにちは 左端に試飲する私が・・・ 酒樽の中で、はいチーズ
新潟酒の陣 少しもやがかかった新潟市内


3月15日(土) 晴れ 「絵本」
ベランダ中に洗濯物を干すと、とても良い気分です。遠くの山にはまだ雪が残っていますが、一ヶ月前にはあんなに寒かったなんて信じられません。

今日も家族でイオンへGO!この一ヶ月で、一体何回行っているのでしょう。食事を済ませると本屋さんへ行きました。子どものコーナーには、他の本屋さんと同様、小さな椅子が用意されています。見本用の絵本もたくさんあり、子ども達が楽しみながら選ぶことができるようになっています。次々と本を読んでいくしゅんを見ながら、私も先日出産された後輩のOさんにお祝いの絵本を選ぶことにしました。しゅんが小さい頃、どんな絵本が好きだったかなと思い出しながら赤ちゃん用のコーナーを見ていると、色々な出来事がよみがえってきてとても懐かしくなりました。この本は、毎晩枕元に持ってきて読んだな、しゅんと一緒に寝ころびながら読んだな・・・などなど、色々な事を思い出しました。

そして「いないいないばああそび」、「がたんごとんがたんごとん」、「パセリとあそぼう」、「バムとケロのにちようび」を選びました。どれも思い出がいっぱいの絵本です。選びながら、Oさんが赤ちゃんと、絵本を通じて楽しい時間をたくさん持つことができたら嬉しいなと思いました。「バムとケロのにちようび」は、Oさんのお子さんが楽しめる様になるまでにはまだまだ時間がかかると思いますが、Oさんに贈るつもりで選びました。細部にまで手の込んだ楽しい仕掛けが用意されているこの絵本シリーズは、何度読んでも大人が読んでも楽しめます。中でもこの絵本は、以前何かの書評で「子どもとの生活の全てを表している」と読んだことがありますが、本当にその通りだと思います。何をするにも大人の思い通りにはならなくて、何かを終えたと思ったら何かが勃発し、それでも全然憎めなくて、一緒にすること全部がどこかおかしくて楽しくて、何だか笑ってしまうような出来事ばかり。そんな子育ての全てが詰まっている素敵な絵本で、私も時々開いてはクスッと笑っています。

ところで写真は、冷凍庫の中にあった大切なケーキです。凍ったままカットして、アイスの様な感覚で頂きます。それぞれの層が違った味で、何とも言えないおいしさ〜。何センチ食べる?と言いながら、しゅんが寝静まった夜にこっそり頂いています。もねさん、本当にごちそうさまです!
おいしい!もねさん、ごちそうさまです


3月14日(金) 曇り一時雨 「お誕生会」
久しぶりに少し気温が低くなりました。まだ、夜のデロンギは欠かせません。

しゅんを見送るとすぐに車に乗り、私も幼稚園に向かいました。今日は3月のお誕生会が開かれるのですが、調理のお手伝いをするのです。お手伝いに行く予定だった方のお子さんがお休みしたため、そのピンチヒッターになったのですが、急に決まった私の幼稚園行きに、しゅんは朝から大喜びでした。

幼稚園に到着すると、既にホールに机が用意され、その周りにスモックを着た子ども達が何人もいました。そしてキッチンには大量のお野菜が積まれていました。早速キッチンにこもり、お料理開始です。子ども達が次々と持ってきてくれる、大きめにカットされたお野菜や、大胆に引きちぎられたキャベツなど(笑)を、ほんの少し調整して、次々と下準備を済ませていきました。今日のメニューは「トマトシチュー」ということでしたが、先生方が用意して下さっていたのは、大量のじゃがいも、タマネギ、しめじ、ウィンナー、人参、そしてキャベツ1玉。それらを大鍋に投入し、魔女の様にぐるりぐるりとかき混ぜながら作っていきました。
お誕生会のメニューは知らされているものの、いつも材料は先生方が用意して下さいます。朝、キッチンに入ってから、用意されている物を見てお母さん達でどんな風に調理しようか考えていきます。私が今まで経験したお誕生会では困ったという記憶はありませんが、過去には、これ、どうやって○○に仕上げたらいいんだろう?!と頭を悩ませてしまったという材料の話や、調理手順に少々難があり、「食べられない〜」と泣き出すお子さんまでいたという伝説のお誕生会の話など、色々なことがあったそうです。そんなお話を先輩のお母さんに聞きながら、今日は無事おいしそうなシチューを仕上げることができました。

思ったより早く準備が終わったので、私たちもお誕生会を後ろから見学しました。今日はお祝いの気持ちを込めて、劇好きの年少さんが2つも劇を演じると聞いていたので、私たちもワクワクです。始まった劇は本当にかわいらしくて、こんなに小さいのに何て芸達者なんでしょうと微笑ましくなるものでした。例年と比較しても、なぜかとても劇が好きだと先生が仰る年少さん達は、指示がなくても何とも上手に演じるのだそうです。この芸達者さん達の成長が、またとても楽しみになるお誕生会でした。
お楽しみのお昼ご飯が始まると、家から持ってきた主食と共に子ども達がシチューを食べ始めました。輪の中で一緒に食べていた私たちに、「しゅん君のママ。シチューとってもおいしいの。」と何人ものお子さんが言ってくれて、私たちも嬉しくなりました。何度もお代わりするお子さんもいて、大鍋2つにいっぱいあったシチューも、最後にはほとんどなくなりました。みんなでお料理して、みんなでおいしいねと頂く、本当に心温まる会だなと思いました。

写真は、フラリと入ったデパートで、久しぶりに買ったオリーブオイル2種類です。バジル味がついているオイルと、プレーンなオイルは、色々なお料理に使えそうです。しゅんは、「パズルみたい」と言いながら、2つをぴったりと合わせていました。
オリーブオイル2種類


3月13日(木) 晴れ 「おでかけ日和」
今年度最後の園外保育の今日は、晴天に恵まれました。「良いお天気で嬉しいね〜。」と言いながら、大きなリュックを背負って水筒を首にかけ、園バスに乗り込むしゅんを見送りました。

家に戻って身支度をすると、私も大きな荷物を持って出かけました。一年間続けてきた歌の練習も春休みに入ったということで、今日は友人達と待ち合わせをして楽しいおでかけの計画を立てました。まずは去年も1度行ったことがある、遠赤外線のドームに入って汗をかくというお店に行き、すっきりすることにしました。最近お母さん達の間でちょっとしたブームにもなっていて、時間を見つけては交代で行っているのですが、私は一年ぶりに行くことになりました。ドームに入って最初の15分ほどはほとんど汗も出ず、暖かいなぁと思っていましたが、それからの20分ほど、出てくる出てくる、驚く程の汗が出てきました。これはよく行っているお母さん達の噂通りで、驚きながらもすっきりとした気分で外へ出ると、空気がとても気持ちよく感じられました。

ちょうど良い時間になり、別の友人も合流して韓国料理屋さんへGO!エディブルフラワーがたくさん乗った花畑の様なビビンバと、ゴマチヂミがセットになったランチを頂きました。石焼きではないビビンバですが、マヨネーズベースの辛いソースをかけて、お花も全部混ぜて頂くこのビビンバは、サラダの様でした。それでも食べ進めていくうちにすっかりお腹がいっぱいになり、動けなくなるほどでした。最後はWさんのお宅で、バスに揺られて帰ってくる子ども達を迎え、お茶を飲みながら少しおしゃべりして楽しい一日は終わりました。

みんなに手を振ってお別れした後、しゅんと私は音楽教室に向かいました。久しぶりの教室にワクワクのしゅんは、今日もノリノリで歌ったり弾いたりしていました。途中、「今度は、ひとりでも演奏できるよっていうお友達はいますか?」と先生が仰ると、「はーい」と手を挙げてみつばちマーチを演奏しました。鍵盤ではなく、先生のお顔や私の顔をちらちらと見ながら、ドキドキが伝わってくる様な演奏でしたが、無事最後まで弾き終えると、嬉しそうにニッコリと笑いました。


3月12日(水) 晴れ 「ブロックス」
今日も昨日に引き続き、青空になりました。風もあって洗濯物がよく乾きます。外を歩く人の洋服も軽くなった様ですが、日が陰るとやはりまだ空気は冷たいので、何を着たらいいのか少し迷います。

写真のおもちゃは、「ブロックス」というボードゲームです。先日、Hさんのお宅で「きっとしゅん君も好きだと思うから。」と言われて遊んでみたところ、しゅんはもちろんのこと、私もすっかりはまってしまいました。何気なくネットで検索をかけたところ、ちょうどお買い得になっているのを見つけました。「そうだ、これを私の誕生日プレゼント(の、ひとつ)にしよう!」と思いつき、独り言で言い訳しながら深夜にクリック。そして昨日の夜、到着しました。
このゲームには、1つから5つの正方形をつなげて、様々な形を作った4色のピースが用意されていて、自分の色のピースを角から並べていきます。並べる時は、自分の色のピースの頂点同士をくっつけるというルールがあります。つまり、辺同士はつながってはいけないのです。最初はどこでも置くことができたピースも、段々とゲームが進行するに従って置き場所がなくなり、難しくなっていきます。それでも21種類の形をしたピースは、別の色のピースとピースの間などにきれいに入ることがあり、そんな場所を見つけて上手に隙間に置くことができると嬉しくなります。
最後は置くことができなくなった人から抜けていって、最終的に残ったピースの正方形の部分の数を数え、少ない人が勝ちとなります。この、正方形の部分というところがまたポイントで、最後まで残ったからといって必ずしも勝つという訳ではなく、いかにうまく大きなピースを置いていくかが大事だというところも面白くて、子どもから大人まで楽しめるのだそうです。

こういうピースを見ると、つい「テトリス」の様にぴったりとくっつけて並べたくなってしまいますが、長方形を作っていくという遊び方もできるので、ひとりでも楽しむことができます。こういう遊びが大好きなしゅんは、私が家事をしている間もこのボードとにらめっこをして、何やら楽しそうにしています。今日は夕食後、2人で対戦してみました。どういう向きにしたら置けるかな?などと考えるのは、良い頭の体操になります。これからしばらく、夕食後のブロックスが習慣になりそうです。
食後に2人で「ブロックス」 難しいね〜


3月11日(火) 晴れ 「春」
青空が広がり、良いお天気になりました。新潟にも、やっと春がやってきたという気がして嬉しくなりました。久しぶりにベランダに洗濯物を干して、朝から良い気分です。目を覚まして居間に来たしゅんに、主人が「今日はママのお誕生日だよ。」と言うと、しゅんが「ママちゃん、おめでとう。夜にパーティーしなくちゃね、電気消して。」と言いました。しゅんにとって、お誕生日は電気を消して真っ暗にすることが楽しい日でもあるのでしょうか?

しゅんを見送った後、何ヶ月ぶりかに友人のMちゃんの家に遊びに行きました。Mちゃんのお子さんは、この4月から入園ですが、ちょうどしゅんが新潟に来たのはこのくらいの時だったんだなと懐かしくなりました。あの頃、ほ乳瓶でミルクを飲んでいたお子さんが入園間近で、確かこのくらい小さかったしゅんがもうすぐ年長さんになるなんて、あっという間の2年間だったなと思いました。

降園後のしゅんと体操教室に行き、帰ってくると何だか急にどっと疲れてお昼寝をしてしまいました。ハッと目覚めて慌ててご飯を作っていると、いつもより早く主人が帰ってきました。そしてもう眠る時間のはずのしゅんが起きているので、主人はちょっとびっくりしていました。なぜなら、手に持った箱の中にはケーキが2個だけ入っていたから(笑)。食後のデザートに3人で食べることにしましたが、しゅんのスピードの速いこと、速いこと。そして一口の大きいこと!みるみる小さくなっていくケーキを、私たちも急いで食べました。眠るまでハイテンションでおしゃべりし続けるしゅんと一緒に、にぎやかな誕生日になりました。
プリザーブドフラワーのバラ かわいい!


3月10日(月) 曇り一時雨 「かもめ食堂」
先週から、下の階に水漏れしてしまったサンルームの補修工事が始まりました。水漏れの原因はコンクリートのひび割れですが、水の正体は、我が家の結露でした。古い作りの社宅なので、毎日の結露は仕方がないということでしたが、工事前の調査にいらっしゃった建築士さんと職人さんは、結露の量に驚いていらっしゃいました。工事中は強いシンナー臭がなかなか抜けなくて、ちょっとクラクラする程でしたが、無事今朝で全工程が終わり、ほっとしました。

朝の家事を終えて一息ついていると、SさんとAさんが家に来て下さいました。今日は最後の役員の仕事として、卒園児に渡す記念品のラッピングをしました。作業はササッと終え、他のお楽しみを・・・と考えていた私たちですが、そのラッピングの難しい事と言ったら!おしゃべりしながらなんてとてもできなくて、最後は無口になって黙々と作業を進め、ようやく2時間後に終了しました。
お昼を食べると3人で車に乗り、前から行きたいと言っていたおもちゃ屋さんへGO!小さな店舗は私たちが入るといっぱいになるくらいの広さでしたが、ぐるりと取り囲む様に展示されている木のおもちゃはとても魅力的で、時間を忘れてしまいそうでした。それぞれお目当てのおもちゃを買い、家に帰ってお茶を飲んでいると、子ども達がバスに揺られて帰ってきました。

4人の子ども達が、おもちゃの部屋のふすまを閉めてごっこ遊びに熱中し始めたのを確認すると、「観ちゃう?!」と顔を見合わせ、Sさんが持ってきて下さったDVDを鑑賞することにしました。それはずっと観たかった「かもめ食堂」です。想像していた通り、フィンランドの街並みは本当に素敵で、映画全体の雰囲気は何とも言えない美しさがあるのですが、その内容は笑いあり、ほろりとするところありと、想像以上に楽しめました。中でも主人公がお料理をする場面では、「どうしてこんなに美しくお料理できるんだろう。」と言っては3人で頷き合い、出来上がったお料理を見ては「く〜、おいしそう。」とお腹を押さえ、北欧ならではのインテリアや小物は、どれもこれもかわいらしく素敵に見えて、とても見応えのある映画でした。主人公の言葉の中には、今の私にとってぐっと来る素晴らしい言葉もあって、この映画を観られてよかったなと思いました。

途中、おやつを食べに居間にやってきた子ども達ですが、随分楽しそうに2時間近く遊び続け、すっかり満足した様でした。私たちも、今日は色んなことができて充実した一日になりました。


3月9日(日) 晴れ 「楽しい一日」
朝起きると、気温がぐっと上がっているのがわかりました。気持ちの良い青空も広がって、春が来た様です。

行事に参加するため、ガラガラに空いた道を運転して幼稚園に向かいました。楽しそうにお友達と遊ぶしゅんを見ていると、私がいる時は甘えん坊になってくっついていた年少さんの頃のことが信じられない気がしました。あと少しで、この子達が年長さんになるなんて、本当に不思議だねと友人達と話しました。

会社に行っていた主人と合流し、お昼ご飯を食べにお寿司屋さんへ。東京では、このお値段では絶対食べられないよね〜と言いながら、新潟産のネタが並ぶホワイトボードを見ました。今まで食べた事がない様なお魚のお寿司も多くて、これはどんな味だろうと思いながら口に運びます。こんな風に気軽にお寿司が食べられるのも、新潟ならではなのかな、あと何回来られるかなぁとふと思いました。

ところでこちらの写真は、昨日買ってきたしゅんの雑誌についてきた付録です。夕方から一緒に作り始め、何とか頑張って夜ご飯前に作り終えました。しゅんの顔よりずっと大きいこのポケモン、バスケットゴールなのです。以前からバスケットゴールのおもちゃが欲しいと言っていたしゅんは大喜びで、何度も何度も投げていました。夜、お布団に入ったしゅんは、「あぁ、今日って楽しい一日だった〜。明日もきっと楽しい一日になると思うよ。だってバスケットがあるんだもん。R君とYちゃんとK君が遊びに来るんでしょ?そしたら、これは、こうやって投げるんだよ〜って教えてあげたらいいんじゃない?そしたらきっと、み〜んな、楽しい一日になると思うよ〜。・・・・・・。」としゃべり続け、いつまでおしゃべりしているのかな?と思うとパタリと眠っていました。
大きな付録が完成〜


3月8日(土) 曇り時々晴れ 「お買い物」
昨夜、ルームコロンを寝室にシュッとかける私についてきたしゅんが、「わ〜、レモンの良い香りがする。」と言いました。レモングラスの精油を3滴、レモンユーカリの精油を3滴入れたのですが、ちゃんとわかるんだと驚きました。科学的に作ったコロンなどは、最初から最後まで同じ香りがするのだそうですが、純粋な物から作ったコロンは、精油の揮発性によって香りの立つ時間が違い、長い間、変わっていく香りを楽しむことができるのだそうです。安眠作用のある精油も何滴か混ぜたので、「気持ちよく眠れるような魔法のお水なんだよ。」と言うと、「これならうち、今日はぐっすり眠れそうだ〜。」と、毎日安眠のしゅんが嬉しそうに言いました(笑)。

今日は朝から主人が東京に出かけたので、しゅんと2人で過ごしました。どこかお店に行こうかと言うと、即座に返ってきたのは「イオン!」という言葉。またイオンに行きたい様です・・・。
先週と同じく立体駐車場に入り、その後ぐるぐると上って、屋上にとめることにしました。高い建物が周りにないこの辺りは本当に眺めが良く、中でも雪化粧をした山々が連なっている景色は圧巻でした。屋根の無い、開放的な駐車場は気持ちよくて、屋上駐車場好きのしゅんは飛び跳ねそうに喜びました。お昼を食べたりお買い物をしたり、おやつを食べたりまたお買い物をしたり、「広いから楽しいね〜。」と言うしゅんと、しばらくのんびり過ごしているうちに薄暗くなった道を、ドライブして帰りました。

夜ご飯は、またお豆腐のグラタンです。今日はレシピ通り長ネギも1本入れました。お豆腐も木綿ではなく絹ごしにしたら、多分こちらがかなりレシピに近いのだろうという味になりました。もちろんこちらが気に入ったので、暑くなるまでしばらくは、こちらのお豆腐グラタンを何度も作ろうと思いました。


3月7日(金) 曇り一時雪 「アロマ」
週間天気予報を見ると、来週はしばらく見なかった晴れマークが続いていて嬉しくなります。この寒さも今日までというニュースを見たと友人に聞いて、もうこの冬の雪は終わりかな?と思いましたが、意外と3月に降る時があるんだよね・・・という別の友人の言葉を思い出しました。

しゅんを見送るとオーブンの余熱を始め、冷蔵庫から生地を取り出しました。これはヨーグルト酵母の元種を使って作る、レーズンとくるみのスコーンです。今日もお母さん達との集まりがあり、自家製天然酵母を使ったパン作り(と言っても、皆さんと一緒に行うのは、こねまでの作業ですが)をするため、参考に酵母を使ったパンやお菓子をお持ちしようという話になりました。私は前から興味があった、元種を入れたスコーンを作ってみることにして、「自家製天然酵母のパンとお菓子の本」を参考に、この生地を水曜日の夜に仕込んでみました。
焼いているうちに、部屋中に香ばしい香りが漂ってきました。そして換気扇の空気が出てくるベランダも、良い香りでいっぱいになっていました。プクーッと大きく膨らむわけでも、きれいにパカッと口を開くわけでもない仕上がりになるのですが、外はカリッと中はふんわり、それでいてかみしめるたびに味わいのある、そんな味のスコーンになりました。パン作りと違って、発酵時間を気にする必要もなく、時間がある時に生地を作って寝かせておけば、好きな時に焼きたての自家製スコーンが食べられるというわけで、こちらはかなりお手軽だなと思いました。

待ち合わせをしてHさんのお家に到着すると、早速パン作りが始まりました。私は今日は見ているだけにして、皆さんのこね作業が終わった後、パンやお菓子の試食から参加しました。ハード系のパンあり、ベーグルあり、さらにお菓子も何種類かあって、お茶と一緒にとても楽しい試食タイムとなりました。試食と言うより食事になりそうでしたが、お昼の予定もあるのでおみやげに。初めてパンを作る皆さんは、こんなパンができるんだ〜とワクワクしていらっしゃいました。

午後は、アロマの資格をお持ちのHさんに教えて頂きながら、全身に使えるというリッチクリームとルームコロンを作りました。アロマのことは本当に何もわからないのですが、お話を伺っただけでもとても奥が深く、かなりの勉強が必要なんだろうなと思いました。今回はHさんのご指導の元、私たちは自分の好きな香りや望む効能の精油を選び、クリームやスプレーの中に入れるという作業だけをさせて頂きました。皆さんとお話ししながら決めていく作業はとても楽しくて、お部屋中がアロマの良い香りに包まれていたこともあり、うっとりと夢心地のひとときでした。

園バスで帰ってきた子ども達も交え、夕方までHさんのお家にお邪魔した私たち。金曜日のゆったりした気分だったこともあって、とても心地よく楽しい一日になりました。
天然酵母のスコーン 良い香り〜


3月6日(木) 曇り時々晴れ一時雪 「トリプル」
今日は珍しく青空になり、ベランダに洗濯物を出すことができました。でも午後になると急に大粒の霰が降り、一気に気温が下がりました。まだ春は遠そうです。

昨日の夜こねておいた生地が、ちょうど良い具合に一次発酵を終えたので、ゆっくり二次発酵させて10時半頃焼き上げました。今日のパンは、レーズンとクランベリー入りのミニ食パンです。中の具は何にしようか?と昨晩しゅんに尋ねたところ、「ドライクランベリー!」と即答しました。先日クオカさんから届いた荷物をじっくり見ていたので、その時から気になっていたのでしょう。レーズンとクランベリーがたっぷり入った、ほんのり甘いパンが出来上がりました。ところでこのミニ食パン、並んで置いた携帯電話と比べるとよくわかるのですが、想像以上に小さくてかわいらしいのです。前回より、ふっくらと膨らんだ気がします。

今日はお友達が4人も遊びに来てくれるということで、しゅんは朝からハイテンションでした。バスを降りてきた子ども達は、慣れた様子で我が家までの階段を駆け上り、私は後ろからついて行くだけで息が切れてしまいました。家に入ると早速洗面所に向かい、順番に手洗いとうがい・・・をしていると思ったら、「ダブルしっこしよう〜」という声が聞こえてきました。ん?と思ってトイレの方を見て、あぁびっくり。ダブルではなく、トリプルでお○っこをしながら、「R君、たくさん出るね。」「ほんとだ、すごーい。」「みんなですると、泡がいっぱい。」と盛り上がっていました(汗)。最近男の子達の間で、何人かで一緒にトイレに行くのが流行っていて、きれいな一軒家にお住いのお母さんなどは、「真ん中をめがけてしなさ〜〜い!!」と思わず叫んでしまうというお話を聞いたばかりでしたが、まさかトリプルでするとは!あぁ、びっくり。でも、男の子って、こういう事を通じてもコミュニケーションをとるものなのでしょうか・・・。

途中でおやつを食べながら、子ども達は思い思いに遊びました。喧嘩をすることもなく、楽しそうにしている子ども達を見ながら、私は夜ご飯の準備もできて、随分みんな大きくなったなぁと思いました。
レーズンとクランベリーのミニ食パン 携帯と比べると・・・こんなに小さいのです


3月5日(水) 曇り時々雪 「お祝い会」
いつもより1時間も早く目を覚ましたしゅんが、「ママ、起きて〜。卒園お祝い会が始まっちゃうよ〜。」と言う声で慌てて起きました。劇が楽しみで仕方ないしゅんは、もう随分前から「あと○日眠ったら、卒園お祝い会!」と張り切っているのです。

ホールに並べられた椅子に座り、開始のお話を聞くと、早速年少さんから出し物が始まりました。劇が大好きで、演目の他に2作品も演じることができるようになってしまったという年少さんは、出てくるだけでかわいらしく笑いを誘いました。絵本「さつまのおいも」を、さつまいもと園児に分かれて上手に演じる年少さんたちに、私たちは顔を見合わせて何度も「かわいいね〜。」と言い合いました。続いて年少さんのお母さんによる、絵本を元にした劇が始まりました。演劇部出身のお母さんがいらっしゃるこの学年は、何とも本格的で心温まる劇が演じられました。配役もぴったりで、その世界に引き込まれました。所々、笑う場所もちゃんと用意されていて、子ども達にも大受けです。熱心に劇を見ていたしゅんも、ストーリーを後から話すことができるほど、子どもにもわかりやすく、心に残る劇でした。

そして次は、年中さんによる劇、「おおかみと七匹のこやぎ」が始まります。頭にお面をかぶり、それぞれの衣装を付けた子ども達は、ちょっぴり照れた様子でホールに入ってきました。去年、恥ずかしがってなかなか登場することができなかった子ども達とは大違い。ちょっとしたことですが、この一年の成長を感じました。劇は滞りなくすすみ、お母さん役を熱演したしゅんは、終始ぴょんぴょんと飛びはねそうになるくらい楽しそうな様子でした。ニコニコと演じ、みんな揃って祝福の歌を歌い、年長さんにお礼の言葉を言う子ども達に、大きくなったねと私たちは感激でした。
でも、感激にひたってはいられません。次は私たちの出番です。衣装を身につけ、歌を歌いながら登場すると、じっと見ている子ども達、お母さん達の姿が目に入りました。2曲目を歌い始めると、先生やお母さん達が涙ぐんでいらっしゃるのが見えて、涙腺がゆるみかけましたが、今年は泣かないで歌うんだ〜とみんな頑張り、何とかぐっとこらえました。しっとりと歌った後は衣装チェンジをして、子ども達が大喜びの「おしりかじり虫」。さらに陽気な歌を替え歌にして2曲歌い、盛り上がった雰囲気のまま発表が終了しました。

年長さんによる出し物は、演奏あり、寸劇あり、歌と踊りありの盛りだくさんの内容で、さすが年長さんだなと思いました。子ども達にとって、この3年間はとても大きな意味があるなと改めて思いました。トリはお楽しみ、年長さんのお母さんによる劇です。準備の段階から裏話を色々と聞いていたので、それはそれは楽しみにしていました。そして劇が始まると、余りのはまり役に驚き、芸達者ぶりに感心し、さらに随所に散りばめられた面白い台詞に大笑いの15分でした。

無事にお祝い会が終わり、充実した気分のまま先生を交えて役員会が開かれました。この一年について話し合いながら、色々な事を思い出しました。最初はどんな仕事をどうやってこなしたらいいのだろうと不安でしたが、与えられた仕事を精一杯こなしているうちに、いくつもの行事を終わらせることができた一年でした。慌ただしくあっという間に過ぎていきましたが、今思うと、何て楽しかったんだろうと思います。多くのお母さん方とも親しくなることができ、私の世界も随分広がりました。この一年で得た物を、また次につなげていけたらと思っています。

ところで写真は、しゅんと私の夜ご飯です。たかこさんのおもてなし料理本から、「豆腐のグラタン」を作ってみました。ごま油で炒めた小麦粉をのばして作るホワイトソースに、練り胡麻を入れるという変わり種ですが、これが何とも言えないおいしさでした。マカロニ大好き、グラタン大好きのしゅんも、「これ、一週間に一度は食べたいくらいおいしい〜。」とご満悦でした。


3月4日(火) 曇り時々雪 「お友達」
時々雪が舞う、寒い一日になりました。雲が動くたびにお天気が変わります。

お昼前、お母さん達と集合してお祝い会前の最後の練習をしました。衣装も持参して、早着替え(!)の練習もしなければなりません。振り付けのチェック、早着替え、そして大事な音合わせと、お迎え時間になるまで必死で練習を続けました。1月の終わりに曲目を決めてから1ヶ月半ほど、あっという間に3月の本番を迎えることになりました。去年も3学期はすぐに過ぎてしまった記憶がありますが、今年はそれ以上に早く感じます。

子ども達も練習が佳境に入っているのか、しゅんが数日前から家でも台詞を口にするようになりました。私は、「ここでうちが、○○○○って言うの。そうすると、こやぎ達が石を持ってきてね・・・。」などと、身振り手振りを交えて復習するしゅんの観客になっています。今日お迎えに行くと、幼稚園の玄関で先生が笑いをこらえながら、「しゅん君が、みんなの台詞を覚えて、次は○○、その次は○○ってするんだよ、と指導してくれるんですよ〜。」と仰いました。私の想像以上に劇を楽しみ、お祝い会を心待ちにしている様子が目に浮かび、微笑ましい気持ちになりました。

ところで今日から、しゅんの小さなお友達K君が体操教室に入会しました。朝からそれを楽しみにしていたしゅんですが、夜になって「これ、おみやげ」と言って私にメモを渡しました。そこには「今日からKくん、たいそうきょうしつはいるね。」という文章とにっこり笑った顔が書かれていました。K君のお母さんからも、夜になって「今日、しゅん君が、体操教室にK君が入ってくれるからとても嬉しいって幼稚園で発表してくれたそうです。感激です。」というメールが来て、嬉しくなりました。小さな頃は慎重すぎるほど慎重で、少々引っ込み思案なところもあったしゅんですが、この2年間で随分変わり、周りの人に積極的に関わる様になってきました。先日も「幼稚園のお友達も、お友達。体操教室のお友達も、お友達。音楽教室のお友達も、お友達。みんなおしゃべりすれば、ちゃんとお友達になれるさっ。」と言いました。これから先、転勤などで環境がガラッと変わることも何度かあるかもしれないしゅんですが、こういう気持ちをずっと持っていられる様、私も見守っていきたいなと思った出来事でした。


3月3日(月) 曇り 「おひな祭り」
ガバッと目を覚ますなり、「今日はおひな祭り〜」と嬉しそうに言う5歳男児!行事を楽しむのはもちろんですが、おいしい物を食べるのは大好きな私たちは、今晩、おひな祭りのお祝いをすることに決めました。

昨日の夜にこねておいた生地を使い、ナッツのずんぐりパンとクリームチーズロールを作りました。ナッツをぎっしり巻き込んだパンは、ずっしりと重く食べ応えがあります。クリームチーズの方は、お弁当に入れたりんごとさつまいもの煮物から、りんごとレーズンを取り分けて巻き込みました。菓子パン風でおいしかったのですが、油脂が入らない生地だということをすっかり忘れ、マフィン型に入れてしまったのが大失敗。下の部分の上が貼り付いて、泣く泣く切り取ることになりました。ナッツの方も、どうにもこうにもクープがうまく開きません。発酵の時間がまだよく調節できていないため、焼き上げながらの膨らみが弱すぎるのが原因の様な気がします。パンの道は奥が深く、まだまだ修行が必要です。

お友達の家に遊びに行っているしゅんを迎えに行くと、子ども達は積み木を囲んで盛り上がっていました。「もうすぐ焼こうね。」と仰る、自家製酵母パンの師匠でもあるSさんの手には、子ども達が成形したであろう生地がいくつも乗った天板がありました。恐竜、雪だるま、丸と、思い思いの形を作った子ども達は、おみやげにパンを頂くと、嬉しそうに両手に包み込んで持ち帰りました。

さておひな祭りですが、女の子がいないため、少々気合いが入らない私。お手軽に、市販の具を使ってちらし寿司を作り、錦糸卵とカニかま、アボカドを散らしました。後はガッツリ食べたい男性陣のために唐揚げを作り、お汁を用意しました。簡単な割に、アボカドが効いていておいしく感じたちらし寿司は、普段の食事でも食べたいなと思いました。


3月2日(日) 曇り時々晴れ 「パン」
時々青空が見えて、空が明るく感じられます。3月に入って、少し寒さもゆるんだ様です。でも去年は、3月の第二週辺りから幼稚園でインフルエンザと風邪が大流行しました。3学期が終わるまであと2週間と少し、元気に通える様に体調管理には気をつけたいものです。

今日のお昼は焼きたてパンです。冷蔵庫に眠っている元種を使い、こねておいたプレーンな生地でベーコンフィセルを焼きました。のばしてベーコンを乗せ、クルクルと長く巻いてチーズをふるだけという簡単な成形ですが、焼きたてはほかほかでちょっとパン屋さんのパンみたいなおいしさです(いつも通り自画自賛)。酵母のパンは焼きたてでなくてもおいしいと聞きますが、こういう調理パンはやはり作りたてがおいしい気がします。みんなでパクパク食べるうちに、全部お腹の中に入ってしまいました。チーズ好きのしゅんも大好きなパンです。


3月1日(土) 曇り 「お買い物」
今日から3月が始まります。月が変わると、幼稚園で手作りしたカレンダーをめくるのを楽しみにしているしゅんは、今月もきれいにめくることができたと喜びました。閏年で一日長かったものの、今年も2月はあっという間に過ぎていきました。寒い新潟にも、少しずつ春の兆しが見え始める3月は、風邪を引いたりしないで元気に過ごせたらいいなと思います。

去年、イオン新潟という大型のショッピングセンターがオープンしました。色々なお店が入っているとか、どこにいるのかわからないくらい広いとか、駐車場にとめるだけで渋滞ができるとか、色々な噂は聞いていましたが、ずっと混んでいるだろうと行くことはありませんでした。でも先日、しゅんと2人で平日に行ってみたところ、2人ですっかり気に入ってしまいました。何がどう気に入ったんだろう?!と考えてみたのですが、想像以上にたくさんのお店が入っていたところ、でもごちゃごちゃした感じはなく、落ち着いた色の絨毯が敷かれた店内はゆったりした作りで、お買い物や食事を楽しめそうなところ、そして何よりショッピングセンターなので子連れでも十分楽しめるところが良かったのかなと思います。なぜか2人でとても盛り上がり、「楽しかったね〜。」「また行きたいね〜。」「今度はパパと一緒にね〜。」などと言っていたため、今日は3人で行くことにしました。

駐車場だけでもかなりの広さがあるため、前回とは違う立体駐車場に入ったところから、どんな作りになっていて、どの入り口につながっているのかわかりません。それでも多分以前よりは空いているのかスムーズに駐車し、店内へ入るとあちこち見て回りました。おやつを食べたり売り場を見たり、普段車で生活している私には、かなりの運動量です。雑貨などを見始めると、主人はふらりとソファーがある場所に移動しました。こういうウィンドーショッピングが大の苦手なのです。次に家電売り場に行くと、途端に頭痛を感じ始めた私がフラフラ。興味がない売り場に行くと、こうもてきめんに具合が悪くなるなんて〜とおかしくなりました。しかし、どんな売り場でも元気な人がひとり。誰よりもお買い物好きなのは、我が家の小さな人の様です。東京に戻ると、こういう大型ショッピングセンターは余りありませんが、今度は電車やバスに乗ってあちこちお店を巡る楽しみがあります。このままいけば、しばらくはしゅんが私のお買い物にもつき合ってくれるかしらとこっそり期待しています。


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