2008年5月

                                                  過去の日記 2008/04


5月28日(水) 晴れ 「交流」
今日も朝から良く晴れました。しゅんが時々、「東京の幼稚園に入って何日経った?」と私に聞きます。「○日だよ。」と答えると、「そっか〜。もう○日経ったから、随分慣れたな。」と決まって言います。○にち経ったから慣れてきたんだ!という気持ちが面白いなと思います。しゅんに聞かれて数えると、自分自身、まだ○日だったんだと驚くことがあります。まだ一ヶ月も経っていないのですが、しゅんもよく頑張っているなと思います。

しゅんを送ると別室に行き、お母さん達の作業に参加しました。同じクラスのお母さん達とは、送り迎えで顔を合わせることはありますが、まだお子さんとお母さんの顔、そしてお名前が一致していない方が多く、今日はだいぶ一致する人数が増えました。お話をしながら作業するのはなかなか楽しくて、園もこうした機会を事あるごとに設けて下さっているんだなと思いました。しゅんもドキドキの園生活ですが、私も新入園児のお母さんの気持ちに戻っています。途中入園ということ、さらに先生がお母さん達にも私たちの転園の顛末をお話しして下さったおかげ(?)で、しゅんの名前を言っただけで、「あぁ、入園直前にお引っ越しされた方ですね?大変でしたねぇ。」とどなたも言って下さり、話のきっかけがつかみやすいのが幸いです(笑)。


5月27日(火) 晴れ 「お料理教室」
朝からバタバタと準備をして、大荷物で幼稚園に向かいました。しゅんを送るとすぐに自転車に乗り、最寄り駅まで大急ぎ。そして本当に何年ぶりだろうと思うくらい久しぶりに、通勤電車に乗って銀座に行きました。
今日は2年前に通うことができなかったお料理教室の、振り替えのレッスンに参加します。3年間有効という教室なので、転勤の場合などは本当に助かります。教室の場所も選べるため、しゅんが園に行っている間に行くことができる銀座のレッスンを選びました。

電車が遅れて大慌てで教室に着いたのは、ちょうど最初の説明が始まるところでした。気持ちを落ち着かせて先生の説明を聞いたり実演を見たりして、早速作業が始まりました。今日のメニューは、ポテトとそら豆のミートグラタン、全粒粉のサラダガレット、春野菜の青豆ジュレソース です。
最初にミートグラタンのためにマッシュポテトとミートソースを作りました。グラタンと言っても、鶏挽肉とエノキダケをトマトピューレと炒めたソースに、マッシュポテトをのせた物を焼くというあっさりとしたグラタンです。ゆでた空豆をソースの上に敷き、一番上のマッシュポテトの上にも飾り、とても色鮮やかな一皿になります。

青豆ジュレソースは、エンドウ豆を入れたスープストック味のゼリーを温野菜にかけるという、見た目もとても爽やかなサラダです。ジュレソースにはお酢も入っているので、さっぱりと食べることができます。
楽しみにしていたガレットは、全粒粉の生地をカリッと焼き、途中で卵を割り入れ、半熟に仕上げてお皿にのせ、ベビーリーフのサラダと粉チーズを添えて混ぜながら頂くというものです。カリッと焼くのがなかなか難しく、ちょっとコツが必要そうでしたが、隠し味に卵の下にちょっと置いたすり下ろしたニンニクの風味も良くて、おもてなしにもいいなぁと思いました。

初対面の方々と、協力しながら作業をしたり試食中におしゃべりしたり、とても新鮮に感じる時間でした。全く違う環境にいる方々とおしゃべりすると、いつもは出ない話題が満載でとても楽しく感じます。お料理教室に来ているという同じ目的もあるので、そんなお話も尽きなくて、試食の時間はあっという間に過ぎていきます。あと5回残っているレッスンも、良い気分転換になりそうだなと思いながら急いでしゅんのお迎えに行きました。


5月26日(月) 晴れ 「電車たち」
月曜の朝が良いお天気だと、ちょっと嬉しくなります。今日も暑くなりそうだなぁと思いながら、しゅんを園に送りました。

幼稚園から帰った後、先日お会いしたYさんと待ち合わせをして、子どもも交えて遊ぶお約束をしていました。1歳半から2歳過ぎまで一緒にリトミックをした子ども達は、その後も私たちが引っ越しするまでよく会っては遊んでいました。小さいながらも気が合うのか、まだちゃんとおしゃべりできない時期でも、2人にしかわからない世界を作って時折顔を見合わせて笑うなど、仲良く遊ぶ姿を微笑ましく見ていました。親同士の私たちも同い年でなぜか色々と共通点が多く、気があってずっと仲良くしています。新潟にも親子で遊びに来て下さって、その時のことを今でもよく話しているというAちゃんと、久々の再会となりました。

公園に到着すると、最初は照れて目を合わせない子ども達に、「あ、いつもの2人だ。」と私たちは目配せしてこっそりと笑いました。でもさすが5歳になっただけあって、2人とも慣れるまでの時間が短くなったのか、あっという間に打ち解けて遊び始めました。
サッカーをしたりフリスビーをしたり、子犬の様に駆け回っているかと思ったら、電車好きの2人らしく、地面にはいつくばって線路を書き始めました。彼らは自分が地下鉄と私鉄になった気分らしく、またしても2人だけの世界に没頭していきました。木陰のベンチに座り、私たちもゆっくりおしゃべりできて楽しいひとときになりました。
線路を書いています


5月25日(日) 雨のち曇り 「お客様」
生憎の雨模様となりましたが、植物はとても嬉しそうです。茄子もキュウリもどんどん伸びていくので、そろそろ支柱を用意した方が良さそうだなと毎朝思います。

お昼前に、嬉しいお客さんがありました。しゅんも大喜びで大歓迎です。友人のNちゃんとK子ちゃんに会うのは、去年の春休みに東京に遊びに来て以来なので1年以上間があいていますが、他の友達と同様、メールなどで連絡を取り合っていたためか、全くそんな気がしないのが不思議でした。

ワイワイとお昼を食べた後は、しゅんがお得意の「ブロックス」を出してきました。子ども相手のお仕事をしているNちゃんは、昨日も高校生と対戦したばかり〜と言いながら、慣れた様子で広げていきます。初めて見たというK子ちゃんは、このゲームに興味津々で、時折歓声を上げながらゲームに参加していました。私が台所仕事をしていたので、友人2人としゅんと主人の4人で対戦したのですが、結局、一位はNちゃん、二位がK子ちゃん、三位がしゅんで四位が主人となりました。大人も子どもも、結構本気で対戦できるのがこのゲームの面白いところですが、K子ちゃんはすっかりその魅力の虜になってしまったらしく、帰ってからも「またブロックスしに行かせてね〜。」とメールがきました。
我が家の植物たち 茄子がぐんぐん伸びています キュウリも元気


5月23日(金) 晴れ 「公園」
朝から太陽が照りつける、真夏のような一日になりました。しばらく延期続きだった遠足が今日、とうとう決行されることになりました。

現地集合、現地解散という遠足だったため、いつもの行動範囲よりは少し遠い公園が目的地でしたが、頑張ってしゅんを自転車に乗せて出発しました。しゅんが3歳になるまで、リトミックに通っていた教会のすぐ近くにある公園は、よくベビーカーを押しながら遊びに行きました。その公園に、こうして遠足で来ることになるなんて不思議だなと思っているうちに、もう半数くらいの親子が集まる集合場所に近づいてきました。

散策した後は、親達と子ども達に別れ、それぞれの時間を過ごしました。親は木陰にシートを敷き、親睦を深めるということでクラス毎に一言ずつ自己紹介です。もう、何度も自己紹介をしているそうで、今日のお題は「子どもと一緒に行って楽しかった所、また、子どもと一緒に行ってみたい所」ということになりました。東京近郊の、子連れスポットが次々と紹介され、単なる自己紹介より話もふくらんでいいものだなと思いました。

先生に連れられて遊びに行っていた子ども達が戻ってくると、お弁当タイムになりました。最後に広場に親子で集合し、ダンスをしたりゲームをしたり。早々に解散になったのは、真夏のような暑さと無関係ではないだろうな・・・と思うほど、水分が抜けきってしまうほどの暑さでしたが、緑の中で体を動かして楽しい一日でした。
お弁当2つ


5月22日(木) 曇り 「面談」
朝から、どんよりとした曇り空でした。少し気温が下がってくれるだけで、体が楽になります。

夕方、担任の先生との個人面談がありました。あれよあれよという間に転入し、改まったご挨拶をする機会もなかったため、先生とゆっくりお話しするのは今回が初めてでした。先生が、「しゅんちゃんのお顔はわからなかったんですが、お母さんのお顔は覚えていたんですよ。」と仰って、とても驚きました。2年前、入園のための色々な行事で時々お会いしただけだった私のことを、覚えていて下さったんだなぁと思いました。「戻っていらっしゃって嬉しいです。それにしても、本当に色々な物、よく取っておかれましたね!おめでとうございます。」と言われ、思わず「戻ってくるんじゃないかと思っていたんです。ありがとうございます!」とお返事してしまいました。制服をはじめ、2年前に購入した物は全て大事にしまっておき、手作りした袋ものなども新潟で使ったりしながらとっておいたのです。まさか制服がそのまま着られるとは思いませんでしたが(汗)、こうして戻ってこられたのもご縁だなと思いました。

幼稚園でのしゅんの様子は、まだ戸惑いや緊張がみられるものの、だいぶ落ち着いてきたということです。以前に比べて人数が増えたためか、積極的におしゃべりをし続けるという印象は無い様ですが、家でしゅんが話している内容をお伝えすると、「お母さんにちゃんとお話できているようですね。安心しました。しゅんちゃんが話している、その通りです。」と仰ってにっこりと笑って下さいました。段々と自分らしさが出せる様になり、それが他のお友達にも伝わっていくから大丈夫ですよ、今のしゅんちゃんの良さをそのままのばしてあげたいと思っていますという先生のお話や、そのままでいいんですよ、それがしゅんちゃんです、とまず認めて下さる先生の保育姿勢の様なものに、とても安心感を覚えました。親も子も、ドキドキし続けていた数週間でしたが、ちょっと肩の力が抜けた様な、ほっとした気持ちになりました。


5月21日(水) 晴れ 「公園へ」
台風が通り過ぎたからか、昨日の夕方からムッとする暑さになりました。そして今日も、何とも言えない夏の暑さです。

午前保育を終えたしゅんを迎えに行き、お昼ご飯にしました。今日はサラダうどんです。夏が近づくにつれ、お昼は麺類が増えてきました。麺だけでは栄養が心配なので、毎日あれこれ乗せる物を変えて楽しんでいます。海藻サラダ風、冷しゃぶ風の冷やし系、お肉と炒めた焼きうどんやおそうめん、納豆を乗せた和風パスタなどなど、冷蔵庫と相談しながらのお昼です。水曜は2人なので、ちょっとだけ豪華なサラダになりました。最近マヨネーズに目覚めたしゅんも、つるつると上手に食べました。

満腹になったところで、しゅんを自転車の後ろに乗せ、遠くの公園までGO!今日は男の子達が集まって遊んでいるということで、私たちも遅れて参加することにしました。幼稚園は、小学校の校区とは違って通園範囲が広いので、行動範囲も広くなります。2年前、まだしゅんが小さかった頃、ベビーカーで電車やバスに乗って出かけていた場所に、今はこうして自転車でビュンと行っていることがちょっと不思議です。懐かしい場所に行くたびに、小さかった頃のしゅんのことを思い出します。

到着すると、「○○しゅんく〜ん。来てくれて嬉しい〜。」と、何とも率直な歓迎をしてくれるA君の歓声が聞こえてきました。しゅんも大喜びで、みんながいる遊具の方に駆けていきました。大人は木陰にシートを敷き、子ども達の様子を見ながらおしゃべりです。年長さんにもなると、もう子ども達だけで遊ぶ様になるので、こうして見守る時間が増えます。小学生になったら、きっと子どもだけで遊ぶ様になるでしょう。幼稚園に入る前も、こんなに密着している時期はもう少しで終わりなんだと寂しく感じましたが、今もまた、来年はこんな感じじゃないのかもしれないなと少し寂しさを感じています。
さらだうどん てんこ盛り!


5月20日(火) 大雨のち晴れ 「乾燥中」
朝、カーテンを開けると、窓に打ち付ける雨と木が横になびきそうに荒れ狂う風に驚きました。この雨の中を登園することを考えると・・・。
しかし、1時間ほどすると風雨もだいぶ弱くなりました。念のため2人揃ってレインコートを着て、傘を差して出発です。新潟ではドアツードアの車生活だったため、こんな風の中、傘を差して歩く経験は初めてのしゅんは、「ひゃ〜」と叫びながら、それでも頑張って園までの道のりを歩きました。

2歳の頃から、なぜか浴室乾燥の「乾燥」機能に恐怖心を抱いていたしゅんは、今もまだちょっと怖い様です。こちらに戻ってきてから、「乾燥ってどうなっちゃうの?」と聞かれた時、少々ふざけて「お風呂とか洗濯物をカラッと乾かすんだよ。だから人間がいたら、ピキピキって乾いちゃうんだよ!」と言うと、しゅんは手と足をロボットの様に動かしながら、「こんな風に固まっちゃうかもね。」と笑って言ったのですが、実はかなり衝撃的だった様なのです。
今日、部屋を片付けていて、新潟に持っていかなかったおもちゃが出てきました。お風呂に浮かべるアヒルを見たしゅんは、「これ、これ!これが欲しかったんだ〜。」と言ってお風呂に運んでいましたが、後で洗面所に行ってみると、こんな風にアヒルがお風呂を見つめていました。ちょうどしゅんがお風呂に行った頃、洗濯物を乾かしていて「乾燥」中だったのです。アヒルも自分もピキピキッと固まっては困ると、お風呂に入るのをためらった模様です(笑)。
お風呂に入りたいアヒルちゃん


5月19日(月) 晴れ時々雨 「時間の見通し」
台風が近づいているためか、雲の動きが早い一日でした。朝は良いお天気でしたが、午後になると時折黒い雲がやってきて、強い雨がザーッと降り出しました。ちょうどお迎えの時間になると、バケツをひっくり返した様な大雨です(涙)。早く自分用の長靴も買わなくちゃと思いながら、しゅんの長靴とカッパを持ってお迎えに行きました。

先日、幼稚園で懇談会があり、先生から朝の支度についてのお話がありました。「早く、早く」と急かすのではなく、そろそろ時間の見通しを立てて自ら行動できるように促してみて下さいとのことでした。年長さんになって時計も読める様になり、行動の予測も立てられる様になってきたので、園でもその様に働きかけていくことが増えるそうです。園と家での一体感を持たせる意味でも、朝の支度は良い機会だということで、私も早速しゅんと話をしてみました。
朝、幼稚園に決まった時間に到着するためには何時に家を出たらいいか、そのためには何時までにご飯を食べ終わり、着替えをしたらいいか、そんな事を一緒に考えて、一応の時間の目安を決めました。おしゃべりが大好きで、とにもかくにもおしゃべり第一になりがちなしゅんですが、今朝はちょっと時計を気にしながら行動していました。全ての行動を終える度に、「うちってすっご〜い。ぴったりの時間に○○が終わっちゃった!」と自画自賛するのを忘れませんでしたが、予定の時間に家を出ることができて満足そうでした。

しゅんを送って家に戻ると、今日は子ども用箪笥の整理をしました。しゅんが小さな頃に着ていた服がたくさん出てきましたが、もう汚れていて着られそうに無い物は、写真を撮って処分することにしました。こちらも懐かしいパジャマと腹巻きです。お風呂から上がるとピューッと駆けだしてしまい、これを着させるのはなかなか大変な作業でした。このパジャマを着て、私にギュッと抱きついて眠っていた、小さなかわいいしゅんの事を思い出しました。
懐かしいパジャマと腹巻き!


5月18日(日) 晴れ 「クリームスイートポテト!」
今日も快晴、行楽日和です。起きてきたしゅんが「今日は何曜日?」と聞くので答えたところ、「やったー!今日はお昼も夜も、パパと一緒だ〜。」と台詞の様に言ってピョンピョンと跳びはねました。

今日はどこへ行こうかと考え、高速に乗って郊外のショッピングモールへGO!東名はとても空いていて、あっという間に到着しました。新潟でショッピングセンター大好きになったしゅんはワクワク。私も新潟のお店とよく似たラインナップに何だか安心感を覚えました。

写真は、おやつに入った「麻布茶房」のクリームスイートポテトの宇治金時味です。温かいスイートポテトの上に冷たいクリームが乗っていて、これがおいしいこと!学生の頃から大好きで、時々お店に行っては色々な味のクリームスイートポテトを食べ比べていましたが、新潟にはこの店舗がなく、ずっと食べたいなぁと思っていました。きっとしゅんも好きだろうなと思いましたが、一口食べて「ん!」とそのおいしさに気付いたのか、パクパクパクパク、食べること食べること。あっという間にクリームの山は崩れてお皿は空になりました。
久しぶりのクリームスイートポテト おいしい〜


5月17日(土) 晴れ時々曇り 「お手紙」
新潟で作った母の日のプレゼントと一緒に、先生からの懐かしいお手紙が入っていました。それを見たしゅんは、毎日少しずつお手紙を書き始めました。

新潟のお友達に「おげんきですか?」と呼びかける言葉から始まる手紙には、こちらの幼稚園のことがたくさん書かれています。人数が増えたことがやはり一番印象的だったのか、私に確認して正確な人数まで書いてあります。そしてクラスの名前、お弁当を食べる時のことと続き、最後には「うらもみてね」とありました。クルリと裏返してみると、「おげんきで」という言葉の後にハートマークが書かれていました。新潟のお友達のことを思い浮かべながら、一生懸命書いたんだろうなぁと、この手紙を見てジーンとする私たちでした。

今日は午前中に用事を済ませ、お昼から新宿に出かけました。電車が遅れ、ギューギュー詰めになった車内にしゅんは緊張気味です。電車を降りて改札を出ると、先に新宿にいた主人を見つけて駆け出すしゅんでしたが、余りの人の多さにまたびっくり。私も駅構内の人の波をかき分けて歩きながら、こんなに混んでいたかなぁと久々の新宿に早くも疲れ気味でした。
幼稚園のお友達へのお手紙 「うらもみてね」 「おげんきで」!


5月16日(金) 晴れ 「ドライブ」
カラッと晴れて、気持ちの良いお天気になりました。しゅんを送ると一大決心をして(大げさ)、駐車場に向かいました。
週に一度くらいは運転した方がいいんじゃない?という主人の言葉を思い出し、今日は隣の市までドライブしてみることにしました。昨夜からネットで地図を検索し、何度も思い描いてシミュレーションはバッチリです。

運転し始め、広い道路に出たまでは良かったのですが、カーナビの通りに行ってみる?とふと思ったのが運の尽き・・・。以前自転車で通ったことのある道は、不思議な所で一通になっていて、思いがけない場所で曲がることになり、いつしか住宅街へ。何とか広い道路に戻ったものの、どちらの車線にいたらよいかわかりにくい道で、思いがけず通りたくなかった広〜い道路に出てしまったりしてまたまた回り道。さらにお目当てのデパートに到着しても、駐車場の入り口が見つからずにぐるぐる。気付くと歩行者天国?と間違えそうな程、歩行者と自転車が多い一通の商店街に入ってしまい、だ・・・誰か、替わって下さい〜という状況に。

そんなこんなで予定より1時間近くかかってようやく駐車した時は、ほっとしすぎて変な汗がドッと出てきました。駆け足で見たかったお店を見て回り、おいしいランチとおみやげのエクレアをご褒美に、再びハンドルを握りました。帰りはスムーズに家まで帰り、何事も無かったようにお迎えに行くと、今日も元気いっぱいでしゅんが出てきました。「ママ、頑張ったんだよ〜。」と自慢しながらおやつを食べ、お友達の集まる公園に行って、夕方まで遊びました。
運転、頑張りましたのご褒美!


5月14日(水) 雨のち晴れ 「お友達と」
朝から強い雨が降っていました。その雨もお昼過ぎには弱くなり、急に太陽が出て暑い日差しとなりました。変わりやすい、不思議なお天気の一日でした。

お迎えに行くと、数組のお友達と児童館に行きました。しゅんがまだ赤ちゃんの頃、週に一度の赤ちゃんの集いの時間によく訪れていた懐かしい児童館です。ベビーカーをたたみ、抱っこして上っていた階段を、今は自分で駆け上がっていくしゅんを追いかけて上るなんて、大きくなったなぁとしみじみ思いました。

近くのお店で買ったお昼ご飯を食べた後、子ども達は思い思いの場所で遊び始めました。電車好きのしゅんとお友達は、プラレールに夢中です。立体的な線路を組み立て、熱心に電車を走らせました。もちろん目線は電車と同じく低〜い位置!電車好きの男の子達って、必ずこの姿勢で電車を走らせるのが面白いよねとお母さん達と顔を見合わせて笑ってしまいました。

おやつの時間をはさんで4時間以上、お友達と一緒に遊び続けるしゅんに、私も少し安心しました。お母さん達も、「しゅん君、すっかり打ち解けて本当に良かったですね〜。」と口々に言って下さいました。もちろんまだドキドキした気持ちでお友達と接していると思いますが、こうやって園以外でもお友達とふれあう時間を設けて、少し親しくなっていけるといいなと思いました。


5月13日(火) 雨のち曇り 「再会」
朝起きると、雨降りでした。雨ということは、カッパと傘?と急いでしゅんのカッパを用意し、自分のカッパも探しました。長靴を履いたしゅんは意外と楽しそうに歩き出しましたが、水たまりがあるたびに、こっちにポチャン、あっちにポチャンと寄り道するため、いつもの倍くらいの時間がかかってしまいました。私も長靴を履きたいなぁと思いながら、楽しそうなしゅんを少し急がせて、幼稚園に向かいました。

今日のお弁当は、しゅんの大好きな物ばかり。豆腐ハンバーグにお豆、チーズと重ね煮が入った卵焼きです。まだ新しい幼稚園のペースに慣れていないため、お弁当の量も少なめに、食べやすく好きな物だけを入れています。使っている小さなシリコンのカップは、今年の春に無印で買った物ですが、紙のカップの様に使い捨てではないのでとても便利です。

帰宅して朝の家事を済ませると、駅前に向かいました。今日は楽しみにしていた、友人との待ち合わせです。しゅんのリトミックで知り合ったYさんとは、なぜか親子共々気が合って、気が付くともう4年のおつき合いです。私たちが新潟に越した夏にも、親子で遊びに来て下さいました。体型も性格も、好きな遊びも似ている子ども達、そして偶然私たちも同い年。今までは親子で会うことばかりでしたが、これからは2人でも会いましょうと、私たちの引っ越しを楽しみにして下さっていました。

1年半降りなのに、メールなどでやりとりをしていたためか全くそんな気がせず、コーヒーショップ、ランチと3時間ほどおしゃべりをし続けましたがあっという間の楽しい時間を過ごすことができました。Yさんのお子さん、Aちゃんも、しゅんと会うことを楽しみにしてくれているということで、今度は親子でも遊びましょうとお約束して、それぞれ幼稚園のお迎えに行きました。
しゅんの大好きな豆腐ハンバーグ入り弁当


5月11日(日) 雨のち曇り 「家庭菜園」
雨の日曜日になりました。さてさて、今日はどこへ行く?と考えて、二子玉のガーデンアイランドに行ってみることにしました。

マンションに戻ってきて、そう言えば、この家のベランダはリビングに面しているんだ〜ということを思い出しました。さらにガラス張りになっているので、リビングにいながらにして外の風景を眺めることができるのです。社宅では、ガラスの下半分が磨りガラスになっていたことと、リビングが奥まった部屋だったこと、さらに冬の寒さで植物がどんどん枯れてしまうことから、余りガーデニングをしようという気持ちになれなかったのですが、再びガーデニング熱がムクムクと高まってきました。

久しぶりのガーデンアイランドは、一部の店舗が変わっていましたが、懐かしいお店も多く、前はベビーカーで来たんだよなぁと思いながらあちこち見て回りました。ランチはブッフェでお腹いっぱいになり、いよいよお目当ての苗を選びに行きました。
私のイメージとしては、色とりどりのお花を植えるもよし、緑が多い中に白いお花が咲く様な苗を植えるもよし、寄せ植えも楽しそうだなぁ・・・などと考えていたのですが、私にぴったりとくっついて苗選びを始めたしゅんの目にとまるのは、当然と言えば当然ながら、「きゅうり」「茄子」「トマト」などなど、お野菜ばかり!確かにそれもいいけれど〜と言いながら、結局、選んだ物の半数以上が野菜という、当初のイメージとはかけ離れたラインナップとなりました。
家に帰って早速植えてみると、何ともにぎやかな家庭菜園風のベランダが完成しました。これはこれで、緑の元気な葉っぱが多くて爽やかな感じもするような。ともかく、これからせっせとお世話をして、収穫の日を楽しみにしようと思います。


5月10日(土) 曇りのち雨 「プレゼント」
朝、嬉しいお届け物がありました。それは新潟の幼稚園からの宅配便です。箱を開けると、ピンク色のスリッパが入っていました。小さなボタンやフエルトのうさぎ、ポンポンなどが貼ってあります。お手紙を開くと、担任の先生からのメッセージが書かれていました。まだ一週間しか経っていないのに、とても懐かしい気分になりました。しゅんも大喜びで、お手紙を読んだりスリッパを見たりしました。これは、新潟の幼稚園でしゅんが作ってくれた、母の日のプレゼントなのです。

そして右側は、こちらの幼稚園で作ってくれた、小さなブローチのプレゼントです。入園して3日なので、作業はとても間に合わないだろうなと思っていたのに、他のお子さん達と全く同じ様にして下さった先生方のご配慮に、心から感謝しました。転入、転出が時々あるということで、そういう子ども達への配慮はとても行き届いているとお母さん達のお話から耳にしていましたが、先生方のあたたかさを感じる出来事でした。

午後は、いつか行ってみたいと思っていたIKEAに行きました。広さと品数の多さに驚くよ〜と聞いていたのですが、実際に行ってみて、噂通りだわと思いました。特に商品が高く高く積まれている倉庫(?)のフロアにはびっくり。どうやって取ったらいいんだろうと思うくらい天井が高く、大量の家具が置かれていました。
様々な商品がありましたが、今日購入したのは、よくお子さんがいるお家で見かける子ども用のコップ、袋ものの口をバチッとしめられるクリップ、ペーパーナプキン、そしてメロンなどをくるっと小さな丸形にくりぬくことができるスプーンの様なものの4つです。布なども売られていて、また今度ゆっくり見てみたいなと思いました。
母の日のプレゼントその1 その2 ありがとう〜


5月9日(金) 晴れ 「お友達」
トイレの場所を聞くことができなくても、今朝も楽しみな幼稚園!どうか今日は、場所がわかりますように・・・と思いながら、しゅんを送りました。

お迎えに行った後、お友達の家に遊びに行きました。入園前から知り合いだった方が、園のこともよくわからなくて不安でしょうと、以前からお家でゆっくり遊びましょうと誘って下さっていたのです。お家に着いた子ども達は、早速4人で遊び始めました。それぞれ好きな遊びをしながらも、何となく関わりながら遊んでいる姿に、しゅんも少し緊張がほぐれている様子がわかって嬉しくなりました。お母さん達も、口々に「幼稚園で大人数の中では緊張しているかもしれないけれど、こうやって少人数で遊ぶ機会があれば、子どもってリラックスして親しくなっていけるものなんですよね。」と仰っていて、親子揃ってあたたかく見守って下さっている事が伝わってきました。

夕方まで遊んだ子ども達は、「また来週ね。」と言って手を振りました。今までは、それぞれの車に乗ってぶ〜んと解散していたのが、子ども乗せ自転車というところが東京っぽいところです。びゅんびゅんと風を切って家までの道のりを走っていくと、何とも言えない気持ちよさを感じました。
ところで肝心のおトイレですが、ようやくお友達に聞くことができたそうです。これでほっと一安心!来週は落ち着いてお弁当を食べる事ができるでしょう。


5月8日(木) 晴れ 「トイレ」
ちょっぴり疲れた様子でお布団に入ったしゅんが、真夜中に「痛い〜」と言って大泣きを始めました。え?と慌てて目を覚ますと、鼻を押さえています。ゴロンゴロンと寝返りを打ち、時には立ち上がってバタンと違う場所に寝るというほど寝相の悪いしゅんが、寝室に置いたカラーボックスのどこかに鼻を打ち付けてしまった様です。初めての鼻血、しかも真っ暗闇の中、かなりの量の出血に本人は最初パニック寸前で、私もオロオロとしてしまいました。でも電気をつけて落ち着かせると、早速いつもの様に冷静な分析を始めました。どうやって動き、どうやってぶつけて血が出たのか、どう対処したら良いのかなどなど、鼻にティッシュを詰めながら話し続けるしゅんに、「そろそろ止まってきたから、また眠ろうね。」と声をかけました。

すっかり元気になって目覚めたしゅんは、今日も「これから幼稚園だ〜。」と嬉しそうに着替えを始めました。今日からお弁当持ちになるため、自分でリュックに詰めて準備万端です。昨日の様に園に吸い込まれていくしゅんを見送ると、私も家に帰って嬉しい訪問を待ちました。

今日は学生時代の友人Rちゃんが、有休を使って遊びに来てくれることになりました。去年の3月末に会ってから、久々の再会です。いつも不思議ですが、会っておしゃべりをしていると、その間の時間を全く感じません。今日も最初は我が家で、次にランチに行ったお店でおしゃべりし続け、さらに一緒にしゅんのお迎えに行って夕方まで、楽しい時間を過ごすことができました。新潟で「マダムキラー」の異名を取ったしゅんも、すぐにRちゃんに懐いてべったりと甘え、「Rちゃんがいるから○○にお引っ越ししたくなっちゃった〜。」などと言っていました・・・。

今日も降園後すぐは、「疲れちゃったの」と少々涙目になり、「抱っこして」と言うため200メートルくらい抱っこをしました。私は、そんなしゅんに昨日から気になっていた質問を早速してみました。それは、おトイレの場所がわかったかということ。大人数に圧倒されたしゅんは、トイレの場所も確認できず、昨日は我慢して帰ってきたのです。今日はお昼を挟んで午後までの保育だったし、まさかね〜と思って聞いたのですが、何と今日も場所がわからなくて我慢していたとは!自分から声をかけるのも、かなり勇気がいるんだろうなと思いました。
Rちゃんと楽しく過ごし、元気を取り戻したしゅんに、「明日、Y先生にお聞きしてもいいし、お友達に聞いてもいいんだよ。」と言ってみると、う〜んと考えた後、「じゃあ、S先生かYちゃんに聞いてみようかな。」と言いました。夕食時には、何人かのお友達(ほとんど女の子!)のお名前も出るようになり、小さいながらも頑張っていることが伝わってきました。

ちなみに主人は、早速の残業続き。昨日も今日も、いつ帰ってきたのかわかりません。でも、朝に会えるほんのわずかの時間にしゅんの様子を話し、二人でジーンとしています。親ばかですが、何だか健気な最近のしゅんです。


5月7日(水) 晴れ 「初登園」
起きてきたしゅんは、「今日から新しい幼稚園だ!」と飛び跳ねました。制服のシャツを着ながら、「パパのワイシャツみたい。これって、子どものワイシャツって感じだね。」と嬉しそうです。

新潟にいた頃から、新しい幼稚園への道順を話して聞かせると、目を輝かせて聞いていたしゅんですが、今朝は実際にその道を通ると、「ここで曲がるんだよね。」「ここがあの横断歩道だね。」と新しい発見をしたように喜んでいました。
玄関の前にたくさんの親子が集まっている様子に、ちょっと戸惑ったしゅんも、「しゅんちゃん、行きましょう〜。」と先生に声をかけられると、私を見ることもなく園に入っていきました。

2時間後にお迎えに行くと、しゅんは先生に手を引かれて出てきました。「ちょっとした事でびっくりして、涙が出てしまうこともありますが、それは段々と慣れていきますから大丈夫ですよ。」と仰る先生にお礼を言い、手をつないで歩き出しました。
呆然とした様子で、見るからにぼーっとしていたしゅんが、「M幼稚園に行きたいな・・・。」とつぶやきました。「そうだね。」と私が答えると、ハッと気付いたような表情をして無理に笑顔を作り、「なんてね。」と私に言いました。

少人数の幼稚園で2年間を過ごしてきたしゅんが、新しい幼稚園の人数に驚いてしまうのは当然のことで、今日はとにかく圧倒された2時間だった様です。おやつを食べ、ゆっくり遊んで夜ご飯を食べる頃には、ぽつりぽつりと幼稚園の事を話し始めたしゅんを見て、少しずつでも慣れていってくれるといいなと思いました。


5月6日(火) 晴れ 「登園準備」
東南を向いているリビングには、朝陽が差し込みます。暑いくらいの日差しに、窓を開けて気持ちの良い風を入れました。

部屋の片付けをしながら、しゅんの登園準備も始めました。ちょっとハードな気もしますが、しゅんは明日から新しい幼稚園に通い始めるのです。先日の手続きの時、「すぐにでも登園して頂ける様に準備しますよ。」と嬉しい言葉を先生から頂きました。園長先生からも、「GW明けで、年少さん達がバタバタとしている時期に紛れて入園なさるのは、とても溶け込みやすくて良いと思いますよ。」というお言葉があり、本人もすっかりその気なので明日からお世話になることに決めたのです。

2年前、入園直前だったこともあり、製作物は取りあえず全て作ってありました。それをそのまま新潟の幼稚園でも使っていて、今回も引き続き使うことにしました。制服や帽子も、大事に保存していたところ、なぜか全てぴったりサイズだったのです(汗)。何て経済的!2年前、どれだけ大きい物を注文したのかしら?それともサイズが変わらなかったってことかしら〜?と思いながら、新しいクラスを書き込みました。提出する書類などもたくさんあり、作業はしゅんが寝静まった夜まで続きました。新しい幼稚園を楽しみにしている様にも見えるしゅんですが、実はドキドキしている気持ちも伝わってきます。どうか、元気に楽しく毎日を過ごせます様にと思いながら、明日の準備を整えました。


5月5日(月) 晴れ 「搬入」
窓から差し込む明るい日差しに目を覚ますと、しゅんも同時にパチッと目を覚ましました。そして、「東京の朝は、こんな風に始まるんだね〜。」と、まるで台詞の様につぶやいてにこっと笑いました。

マンションの前の道に大きなトラックが到着すると、搬入作業が始まりました。新潟で梱包をして下さった作業員さん達が、「ザリガニ、元気に生きてます〜。」と仰りながら、まずはジャックの水槽の入った大きな段ボールを抱えて来て下さいました。
搬入作業は別の会社の方々が担当されることになりました。新潟の方々は、トラックから荷物を下ろし、マンションの入り口に運ぶところまでという契約になっているようでした。今日は、台所関係の作業をして下さる女性が2名と、その他の作業をされる男性4名での搬入となりました。東京の作業員さん達に、どうもうまく連携がとれていないのか、社宅と間取りが違うのにポンポンとその辺に荷物を置かれてしまったり、驚く様な場所に収納されてしまったり・・・。ひ〜、そんな〜と思いながら眺めている私たちの横で、次々と大量の荷物が運び込まれていきました。

朝9時から始まった作業は、取りあえず午後の3時に終了し、まだ段ボールが積まれた部屋に家族3人だけとなりました。こちらでも、やはり2年前に比べて量が増えたしゅんのおもちゃをどうするか、どこにしまうかでかなり悩み、この日は他の荷物もほどいて眠る場所を確保するために、12時近くまで動き続けました。何はともあれ、東京での生活、1日目が終了です。早くのんびり落ち着ける様になるといいねと言いながら、お布団に入りました。

ところですっかり忘れていましたが、本日は「こどもの日」です。このバタバタでそれらしいことを全くできませんでしたが、夜ご飯はしゅんの希望するお店に行きました。それは新潟でも時々行っていたファミレスです。それなのに、「今日はこどもの日だから、特別サービスでしゅんちゃんが食べたい物を食べに来たんだよ!」とちょっぴり恩着せがましい私たちでした(笑)。


5月4日(日) 晴れ 「さようなら」
目を覚ましてカーテンを開けると、真っ青な空が広がっていました。新潟に引っ越してきたのも快晴の日でしたが、新潟とお別れをする日もこんな良いお天気になりました。

9時になると、社宅の駐車場に大きなトラックが入ってきました。そして昨日より多くの作業員さんがいらっしゃって、次々と荷物を搬出していかれました。昨日包まなかった、テレビや洗濯機、オーブンレンジなどもすぐに梱包され、テキパキと運び出されました。良いお天気の今日は気温も上がり、作業員さん達は汗びっしょりになりながら作業をして下さいました。
お昼頃、何気なく窓の外の風景を見ると、見慣れた顔がそこにいっぱいありました。幼稚園のお友達親子が、何組かはご家族で見送りに来て下さっていました。「引っ越し」ということがよくわかっていない子ども達は、いつものようにじゃれ合って遊び出します。そんな様子を見て私たちも、「引っ越しなんて信じられないね。」と言いながらトラックに荷物が積まれていく様子を見ていました。
2年前の5月、ドキドキしながら初登園した時のこと、皆さんと朝の送りやお迎えでお話したこと、その後の濃〜い日々のこと、全てが夢のように感じられました。「また夏に待ってるよ。」という嬉しい言葉に頷きながら手を振ると、残りの搬出作業は後わずかになりました。

全ての荷物が運び出され、ガランとした部屋はとても広く感じられました。2年前の4月、主人が会社に行っている間に社宅の下見に来た時の事を思い出しました。これからどんな生活になるのかなと思いながら、メジャーであちこちの長さを測ってカーテンを買いに行きました。あの頃、抱っこ抱っこと言っていたしゅんもすっかり大きくなりました。新潟で良い思い出がたくさんできた様に、東京でも楽しく過ごせたらと思いました。

1時半頃社宅を出発すると、いつも行っていた回るお寿司やさんに最後のランチに行きました。おいしいお寿司をお腹いっぱい食べてお会計をしていると、しゅんがお姉さんに「うち達、今日でお引っ越しなの。東京へ戻るの。」と言いました。え?と驚かれるお姉さんに、今までのお礼と引っ越しの事をお話すると、お姉さんはしゅんに「今までありがとうね。元気でね。」と手を振って下さいました。

高速に乗ると、ビッグスワンや県庁、ふるさと村やよく行ったお店など、見慣れた風景がどんどん過ぎていきました。快適なドライブを続け、途中の魚沼では、SAでおいしい塩おにぎりで一休み。新潟の美しい山並みにお別れをしました。
GWの渋滞が始まったのは、群馬の赤城や前橋の辺りです。次第に外の景色も暗くなり、しゅんは熟睡を始めました。関越を下りたのは多分8時半過ぎだと思いますが、私も途中から眠っていた様で、気付いたら見覚えのある道を走っていました。車の多さとビルの多さに、あぁ、東京に戻ってきたね〜と言いながら、無事、10時過ぎにマンションに到着しました。明日は朝から搬入です。
 さようなら ビッグスワン 新潟の美しい景色 また会う日まで!


5月3日(土) 晴れ 「梱包開始」
今日も良いお天気になりました。世間では、GWの始まりです。我が家は10時から、荷物の根本が始まります。

10時ちょっと前に、ピンポンとインターホンが鳴り、5名のお引っ越し屋さんが入ってこられました。指揮を執るリーダーさんの指示でそれぞれの持ち場に移動し、作業開始です。今回もお任せパックなので、基本的には荷物について質問された事にお答えするだけで、残りの作業は全てお任せになります。手際よく荷物を詰めていかれる作業員さんたちの動作に、私たちは釘付けになりました。
台所を担当された女性は午前中で全ての荷物を梱包し終え、帰って行かれました。お昼をはさんで他の部屋の方々は、結局夕方の5時まで作業をされました。収納の多い社宅なので思ったより荷物が多かった様で、途中、部屋に運び入れてあった段ボールが足りなくなってトラックに戻るという場面もありました。そして意外と時間がかかったのが、我が家の最強ザリガニ「ジャック」の梱包です。本来は、生き物を運ぶことはできないのですが、自家用車に積んで移動するのはなかなか大変でしょうということで、内緒で運んで下さることになりました。近頃の陽気だと、トラックの荷台は40〜50度の高温になるということで、ジャックは特別助手席の足下に置いて頂けることになり、緩衝材をたくさん敷き詰めた大きな段ボールに水槽を入れ、息ができるようにと空気穴を開け、それはそれは大事に梱包されました。私が、「ポンプの管を伝って、すぐに脱走しようとするんです・・・。」とお伝えすると、作業員さん達は一瞬焦っていらっしゃいましたが、脱走しそうな穴をふさぎ、「何とか元気に届けられる様に、命がけで運びます!!」と仰っていました。

作業員さん達がお帰りになり、高く積まれた段ボールだらけになった部屋に3人で残されると、あぁ、本当に引っ越しなんだという気持ちになってきました。主人は職場の方が声をかけて下さって、最後の飲み会へ。私たちは、冷蔵庫の片付けを始めました。今回は遠方への引っ越しのため、荷物として運ぶことはできません。全てきれいに食べられれば一番良かったのですが、バタバタと引っ越しが決まったため、まだ中身はたくさん残っています。3月下旬、引っ越しかもしれないと思って買い控えていた食材や調味料を、実は4月に入ってどっさり買ってしまっていたということもあり、どうしたらいいだろうと考え込みました。そこでひらめいたのは、宅配便です。クール便にしてマンションに送り、冷蔵庫が冷えた翌日の午前着にすれば問題は解決!と思いつきました。我ながら良い案だ〜と自画自賛しながら冷蔵品を箱に詰め、冷凍品は近くのお友達の家で引き取って頂くため、こちらも箱に詰めて車に乗りました。

無事、冷蔵庫の中身もきれいになり、しゅんがお気に入りのお店で夜ご飯を食べました。慣れた道を走りながら、車に乗ってこの風景を見るのも最後かなぁとちょっと寂しくなる私たちでした。


5月2日(金) 晴れ 「最後のランチ」
昨日の夜の疲れも見せず、しゅんはお弁当を持って園バスに乗りました。このバスに乗るのも最後だなと思いながら、Kさんとバスに手を振りました。

新潟の平日、最後のお昼ご飯は何にしようかな〜と考えて、ふとあるラーメン屋さんが頭に浮かびました。新潟在住○十年のSさんが、ぜひ一回食べに言ってと仰っていたお店です。場所を確認しようとSさんにメールを送ると、「行っちゃう?!」というお返事が来て、さらに何人かのお母さんに声をかけ・・・。あっという間に集合時間が決まりました。
小さなお店のカウンターに並んで座り、熱々のラーメンを一生懸命食べ、外で並んでいる方々のために食べ終わった人からお店を後にする、何ともおかしなランチ会です。みんな食べ終えて外に出ると、余りのおかしさに顔を見合わせて笑ってしまいました。ラーメンはあっさりとしたスープと細麺がぴったりで、するするっと入っていくおいしいラーメンでした。折角なので近くのカフェでお茶も飲み、お迎えまでの時間を過ごしました。

お迎えに行くと、子ども達はお庭で遊び始めました。思う存分遊んでねと思いながら、私たちはいつものようにベンチを移動して子ども達を見ていました。するとその時、皆さんが「これ、みんなからのプレゼントです。」と仰って一冊のアルバムを下さいました。ぜひ開いてみて!という言葉に包みを開くと、そこには心のこもったメッセージと、おもしろおかしく編集された写真の数々が並んでいました。思わず涙ぐむ私でしたが、皆さんまで目を真っ赤にされていました。そんな自分達がおかしくて、また顔を見合わせて笑ってしまいました。

思いっきり遊んだ後、「またね」とお別れをしてそれぞれの車に乗りました。もうお料理できる材料は家にないため、今夜はしゅんとお好み焼き屋さんへGO!寂しい気持ちでいっぱいでしたが、パクパク食べてしゅんと笑って、楽しい夜になりました。
今までたくさん遊んだお庭で 電車ごっこが始まって お好み焼きを食べに行きました デザートもね!


5月1日(木) 晴れ 「手続き」
目を覚ますと、窓の外は爽やかな青空が広がっていました。これぞ5月の空という感じ!出勤前の主人と3人で、ホテルのレストランへ行くと、ここはどこの国だったっけ・・・と思うくらい、外国の方でいっぱいでした。やっぱり東京のホテルは違うわねぇと言いながら、おいしい朝ご飯を頂きました。途中、主人が出勤しても、私たちは食べ続け、ゆっくりした朝の時間を楽しみました。
余りにもお腹がいっぱいになったので、チェックアウトまで少し散策することにしました。ビル街に出勤する人々に紛れながら、緑の並木道を歩くのは良い気持ちでした。

チェックアウトを済ませると、しゅんが「地下鉄なのに地上に出ちゃう駅」である四谷駅をどうしても通ってみたいと言うので、何とかそこを通って自宅に行く経路を探しました。コンシェルジュのお姉さんに頂いた地下鉄の路線図は、ギュッとしゅんの手に握りしめられ、ジーッとそれを見つめるしゅんの眼差しは真剣そのもの!新潟に引っ越す前から電車好きでしたが、これからはまた電車であちこち行くことになるんだろうなと思いながらその様子を見ていました。

四谷駅を無事通り、懐かしの最寄り駅にお昼前に到着しました。1年以上帰っていなかったので、何だか懐かしい様な、それでも見慣れたお店の方が多く、帰ってきたという気持ちになりました。幼稚園とお約束している時間までは、家から持ってきたお掃除グッズを使ってマンションの大掃除です。2年間経つと、部屋の床はうっすらと汚れが積もり、靴下は真っ黒になってしまう程で、久々の雑巾がけを終えた頃にはふぅ〜、やり遂げた〜という気分になりました。

家もきれいになったところで、2年前にお世話になるはずだった幼稚園へ!しゅんは余り記憶にない様でしたが、私はあの頃の色々な事が浮かんできて、とても懐かしくなりました。
お相手をして下さった先生にもすぐに打ち解け、最後は「さようなら〜、またね〜。」と手を振るくらいになりました。私は、入園直前だった2年前の気持ちを思い出していました。これからまたお世話になるなんて、とても不思議な気分ですが、しゅんが楽しく通える様になりますようにと祈るような気持ちで園を後にしました。

ちょっぴりハードな私たち。足早に駅に向かい、再び東京駅から新幹線に乗って新潟に戻りました。家に着く頃には8時を過ぎ、しゅんも私もぐったりと疲れていました。本当に今日はお疲れ様。無事、帰ってこられて良かったなと思いました。

ところで夜、明日ゴミ出しをする袋を整理していて、持ち上げた袋の1つを床に置いた時、「ゴン」という音がしました。ん?一体何?と思って袋の中を見てみると、そこには行方不明だったデジカメが入っていました。片付けをしながら、何気なくぽーんと捨ててしまったのでしょう。危機一髪でした。あぁ、本当にほっとしました。


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