2008年9月

                                                  過去の日記 2008/08


9月30日(火) 曇り時々雨 「食べちゃった?」
昨日の練習で自信をつけたしゅんは、今朝も張り切ってお弁当&朝ご飯作りを手伝ってくれました。おにぎりを5個握り、しゅんは2個、大人は1個ずつ食べて、1個はお弁当へ・・・。
朝ご飯を食べながら、あれ?計算が違ったかなぁと思いつつ、「今日もおいしくできたね。」と言うと、しゅんも嬉しそうに笑いました。一足早く食べ終えた私は、さて、お弁当を詰めましょうとカウンターの上を見てびっくり。おにぎりがない〜。
「きゃ〜、食べちゃった〜。」と言う私に、しゅんは青ざめました。そう言えば、私も2個ペロリと食べてしまったのです。今にも泣き出しそうなしゅんには悪いですが、私は余りのおかしさに笑いをこらえることができません。つられて笑うしゅんに、「まだ冷凍庫にご飯があるから、急いでおにぎり作ってね。」とお願いし、出来上がったおにぎりを、2人でうちわで冷ましました。たくさんご飯を用意しておいて良かったです。ほっ。

しゅんを送ると、バザーのための打合せに行きました。打合せがあることをつい忘れて家に戻ってしまわないように、しゅんに「ママ、今日は帰っちゃだめって玄関で言ってね。」と昨日お願いすると、「やったー。ママにいつでも会えるなんて嬉し〜い。」とマダムキラーな発言をしました。いつでも会えるわけじゃないですけどねと小さな声で言った私でしたが、今朝はちゃんと「帰っちゃだめ。」と言って園の中に入って行きました。
打合せでは、当日までの準備の日程や当日の流れについてのお話があり、それぞれの係を決めました。新潟の幼稚園は少人数だったので、準備も当日もほとんど全員で全ての仕事をしていましたが、人数が増えるとこうして調整することが必要なんだなと思いました。バザーまでもう少し。体調に気をつけて、楽しくその日を迎えられるといいなと思います。
無事 おにぎりを作り直して・・・


9月28日(日) 曇り 「バザー」
昨日、かなり夜更かししたはずのしゅんですが、すっきりと早起きして録画してあったビデオを楽しそうに観ていました。その音とアラームに起こされた私は、早速でかける準備をしました。

今日は友人のMさんに頂いたチケットで、ある幼稚園のバザーに出かけるのです。3年前の幼稚園選びの時は、園やお母さん達の雰囲気を知るため、必死になってご近所の園のバザーに出かけていました。しかし今回は、新潟でも2回のバザーを経験し、もうすぐしゅんの園でもバザーが開催されることから、お母さんの目線で楽しむことができそうだなと思っていました。しゅんにも声をかけると、行ってみたいと乗り気になり、慌てて用意をして2人で出発することになりました。連日の残業でお疲れ気味の主人は、家でのんびりお留守番です。

人の波に乗って会場に到着すると、その混雑振りに驚きました。以前から人気のあるバザーだということは聞いていましたが、これ程とは想像していませんでした。人気コーナーは軒並み行列が出来ていましたが、ちょうどタイミング良く、行きたい所には少し待つだけで入ることができ、短時間で次々と楽しむことが出来ました。私が興味津々だったのは、手作り品のコーナーです。バッグや小物など、こちらの園でも手作りして出品する予定ですが、ズラリと並んだ素敵な商品はとても参考になりました。どんな風にディスプレイされているか、接客はどんな感じか・・・などなど、一緒に手作り品の仕事をしているお母さんにぜひお話しようと思うことがたくさんありました。こちらで、私たちはプリザーブドフラワーのアレンジと、しゅんが自分で選んだティッシュケースを購入。
そこで小さなお金を作ると、しゅんが熱望していたキャンディーレイを買いました。こちらはどの園でもよく見る商品ですが、飴をぐるりとレイにしただけで、どうして子どもの心をこんなにもがっちりとつかむのでしょう。とても不思議です。
お次はしゅんが楽しみにしていた工作コーナーに行き、壁掛けを作りました。年長さんにもなると、説明を聞いただけでこうやって楽しく工作できるものなんだなと後ろで見ていて思いました。最後にポップコーンを購入し、しゅんと私の楽しいおでかけは終了となりました。「バザーって楽しいね〜。」「またバザーに行きたくなっちゃった。」「幼稚園のバザーもとっても楽しみ〜。」と、ピョンピョン跳びはねながら言うしゅんに、こんなに楽しめるなんて、子どもっていいなと思いました。

夜ご飯は、この秋初めてのほうとうです。お野菜をたっぷり入れたのですが、中でもかぼちゃが良い具合に崩れ、何とも体の温まる、おいしいほうとうになりました。東京に戻ってきて、また以前の生協をお願いし始め、楽しみにしていたのがこの商品!この秋冬は、何度登場するだろうと思いました。


9月27日(土) 晴れ 「お話し合い?」
昼間と夜の気温の差が激しくなってきました。半袖では少し肌寒いかな?でも長袖では暑いかなと思う頃が一番調節が難しく感じます。

今日は、こちらの幼稚園に転入して初めて、お母さん同士の夜のお話し合い(!)があるということで、あたふたと支度をしました。新潟で飲み会をした時は、「ママは、しゅんちゃん達が格好いい年長さんになれるにはどうしたらいいかっていうことを、よ〜くお話し合いしてくるね。」などと言っていたため、今日もしゅんから質問が飛んできました。「もう年長さんなのに、何をお話し合いするの?」と聞くので、う〜ん、今回は地区のお母さんが集まるから・・・と考え、「今日はね、しゅんちゃん達がどうやったら安全に幼稚園に行くことができるか、よ〜くお話し合いしてくるね。」と言うと、「よろしくね。」と納得してくれました。あは。

地元のお店に集合ということで、家を出るのは10分前。こんな飲み会は初めてです。魚介類のおいしいという小さなお店で、自家製のフルーツ酒を飲みながら色々なお料理を頂き、地元のお話などもたくさんして、ワイワイと盛り上がる楽しい「お話し合い」でした。帰りはみんなでぞろぞろと、歩いて家の前まで一緒に帰宅するというのも何とも言えない楽しさでした。
鍵を開けて家に入ると、やはりしゅんは起きて私を待っていました。あと数分で日付が変わるというのに(驚)。急いでお風呂に入ってお布団に横になると、ほんの数秒で寝息が聞こえてきました。


9月26日(金) 曇り 「グーグー」
園外保育に出かける予定のしゅんは、「今日は年長さんが活躍する日なんだ〜。うち、こういう日が大好きなんだ〜。」と言いながら、嬉しそうに登園しました。

そんなしゅんを見送ると、私も今日は嬉しい日なのよ・・・と思いながら、吉祥寺に向かいました。待ち合わせにはまだ時間があったので、久々に駅前のユザワヤに入りました。家にも布がいっぱいあるのに、色んな布を見ているうちにあれもこれも欲しくなってきました。そしてやったことがない分野のキットを見ていると、これも楽しそうだなぁと想像が膨らみました。これからの季節は、毛糸も恋しくなりそうです。今日はウィンドーショッピングだけにしましたが、またゆっくりと見に来たいなと思いました。

待ち合わせの映画館に行くと、Yさんも到着されていました。夏休み中もよく連絡は取っていましたが、子どもも一緒に遊びたいと思うとしゅんが熱を出してしまい、今日は久しぶりに会うことができました。お互い、行事が多くて何かと忙しい二学期なので、のんびりふんわりした映画を楽しみましょうと、「グーグーだって猫である」を観ることになりました。
漫画家の麻子さんと飼い猫のグーグーを中心に、何でもない日常が淡々と進んでいくこの映画は、ところどころに笑ってしまうポイントがあったりグッとくる場面があったり、しみじみと心にしみこんでいく様な映画でした。さらに舞台は吉祥寺!映画に出てくるあちこちが、同じ映画館で観ている方々や私たちには、よく見慣れた場所ということもあり、「あ、あそこだ」「あ、あのお店」と何度も嬉しくなりました。
良かったですねぇと言いながら、向かったYさんお薦めのお店では、軽いフレンチを頂きました。「パリの朝は築地から始まる」(笑)というキャッチフレーズのお店らしく、魚介類がおいしくて、一口食べるたびに「おいしい〜」と顔を見合わせました。園生活のこと、子どものこと、その他あれやこれや、本当にいつも話は止まらず、Yさんの最寄り駅でお別れする直前まで喋り続けた私たち。満足感いっぱいでお迎えに行くと、しゅんも園外保育を満喫した顔で元気に出てきました。


9月25日(木) 晴れ 「ドーナツ」
二学期は行事が多く、園や保護者会への提出物も増えます。それぞれの配布物には提出期限が記入されていますが、提出する日にちと場所、記入する内容などを把握しておくのはなかなか大変です。毎朝、しゅんの支度を横目で見て口をはさみつつ、自分の忘れ物もないかチェックして家を出ています。

今朝も園に入るしゅんに手を振った後、いくつかの用事を済ませ、これで大丈夫かな?とバッグと手帳を確認し、駅に向かいました。今日は、久しぶりに友人のKさんと会う約束をしています。東京に戻ってくると連絡した時、親子でとても喜んで下さったKさんとは、4月の終わりに新宿で夜ご飯をご一緒しました。その時以来、メールで連絡を取り合うだけだったので、久々にゆっくりおしゃべりしましょうと、お互いの自由時間目一杯を使って会うことになりました。

コーヒーショップでお茶しながらおしゃべり、ランチのお店に移動しておしゃべり。Kさんとは、子ども達が赤ちゃんの頃、こどもの城の親子講座で出会ってからのおつき合いなので、それぞれの子どもの成長や日々の悩みなどをお話できるだけではなく、共通の趣味についてもお話が弾み、あっという間に時間が経っていきました。また子連れでもぜひ会いましょうねとお約束して、私より少しお迎えの早いKさんが間に合う時間にお別れしました。
駅に向かって歩いている時、ふと横を見ると、「10分待ち」という看板が出ていました。そう、そこは話題のクリスピークリームドーナツのお店だったのです。新潟にいる時から話には聞いたことがあり、友人達からも噂は聞いていましたが、何十分も待ってドーナツを買うのは大変だなぁと思っていました。でも、今日はこの早さ。Kさんもおいしいですよと仰っていたなと思い、フラリと列に並んでみました。渡されたメニューを見ながら並び始め、2分ほどが経った頃、「揚げたてのドーナツの試食で〜す。」と仰って、店員さんが次々と丸々1個のドーナツを並ぶ人たちに手渡していきました。え?何て太っ腹!と思いながら、ランチでお腹がいっぱいなのに手を出して頂いてしまいました。ほかほかと温かいドーナツは何ともおいしそうなのですが、どうにもこうにも食べられそうにありません。そうこうしているうちに注文する番になってしまったら、お姉さんが別に包んで下さいました。まぁ、本当に太っ腹!結局5個+1個のドーナツをお土産に、しゅんのお迎えに行きました。

本日も向かった自転車の練習広場で、まずはふんわりしたドーナツをおやつに頂きました(全部ではありません。1個ずつ)。薄く砂糖でコーティングされたドーナツは、Kさんが仰っていた様にいくつでも食べてしまいそうでとても危険です。お腹が満足したしゅんは、いつものようにグルグルと走り回ったり、三角コーンを使ってスラロームを始めたり、大好きな自転車を満喫しておりました。
クリスピークリームドーナツ ふんわり! スラローム?


9月24日(水) 晴れ 「お友達」
気持ちよい秋晴れの一日になりました。木陰は意外と涼しそうです。こんな日は公園日よりだなと思っていたら、降園後のお誘いメールが来ました。

いつもの公園に到着すると、何人ものお友達が遊んでいました。しゅんも仲良しのR君を見つけ、「おっ」と言いながら手を挙げると、R君も「おっ」と手を挙げ返してくれました。だいぶ幼稚園にも慣れてきたのか、2学期になって、しゅんは「○○君はうちのお友達」と自信を持って言えるお友達が何人かできた様です。毎日の園での話の中にも、何人かのお友達の名前が出てきて、ちょっと安心しています。

公園で遊ぶといっても、子ども達は余り遊具で遊ぶわけでなく、お友達が乗ってきた自転車を交代で乗ったり、追いかけっこをしたり、おやつのお菓子を使ってお店屋さんごっこをしたり、何やら楽しそうにしています。そんな子ども達を見ながら、私たちはベンチや敷物に座っておしゃべりしています。ずっと一緒についていないと危なっかしかった頃とは違い、少し離れて見守る時期なんだなぁと思います。

たっぷり遊んでそろそろ空気も冷たくなり始め、「また明日幼稚園でね。」と言ってお開きにしました。家に着いて、さて、ちょっとのんびりと思っていたら、「さ、自転車行こう。」と言ってヘルメットをかぶった人が登場しました。ひ〜。何という体力なのでしょう。まだまだ疲れてないってことね・・・と観念し、リュックを用意して広場に向かいました。


9月23日(火) 曇り 「馬」
秋分の日の今日は、「愛馬の日」。新潟にいた頃も、そう言えば今日は愛馬の日だねぇと話すことがありましたが、今日は3年振りに行ってみることにしました。「久しぶりだね。」と言う私たちの横で、昔のことはすっかり忘れたしゅんは「初めてだよ。」と言っていました。

焼きそばとフランクフルトでお腹を落ち着かせると、グラスアリーナで行われるホースショーを見ました。緑の芝生に青い空、そして次々と登場する馬の美しい姿といったら。馬って、何て絵になる動物なんだろうと思いました。
ショーは、貴婦人の乗馬から始まりました。ヨーロッパの貴婦人達は足を揃えて横座りのまま乗馬したのだそうです。日傘を差して、ゆったりと進んでいく様はとても優雅でしたが、ここで馬がターッと走り出したら大変だろうなぁ、ちゃんと訓練されていて偉いわぁと思いました。
アンダルシアの馬による疾走の演技や、調教師さんとの連携で行われる芸の数々など、とてもお利口な馬の演技が続きました。馬は足下を見ることができないため、小さな台に乗るという動作はとても恐ろしくて難しいということ、臆病な動物なので、滅多に人前で弱い姿を見せることはなく、ぺたんと寝ころぶという動作をするのは大変珍しいということなど、今まで知らなかったこともたくさんありました。どの馬も、きっと調教師さんとの固い信頼関係があるんだろうなと思う演技の数々でした。

ショーの後は、お祭りのお楽しみ、かき氷やソフトクリームなどのおやつ、子どもが遊べるふわふわの遊具(?)など、いつもとは違う公園を満喫しました。さらに遊具が並ぶ広場で思いっきり遊び、夕方になってやっと家路につくことができました。久々にきれいな馬をたくさん見て、私たちも公園を満喫しました。満喫はしましたが、暑い中で長時間過ごし、かなりの疲労感!しかし遊び尽くしたはずのしゅんは、まだまだ元気いっぱいなのです。恐るべし、5歳児の体力。これからますますしゅんの体力についていかれなくなる私たちなのでしょうか。ははは・・・。
ヨーロッパ 貴婦人の乗馬だそうです アンダルシアの馬
台の上に乗った! ゴロリと横になる


9月22日(月) 雨のち曇り 「線路」
雨が降ると、しゅんはカッパを着て長靴をはき、傘を差して家を出ます。靴の歩きにくさのためなのか、傘が重たいのか、足取りはいつもの倍くらい重くなります。憂鬱そうにダラダラ〜と歩いてしまう時もあれば、水たまりにポチャン、立ち止まって葉っぱのしずくを傘に乗せ、クルリと傘を回して雨が飛び散るのを楽しみ・・・と雨の日を満喫しているかのように見える時もあります。とにかく、雨の日は登園に時間がかかりますが、こうやって肌で気候を感じながら通うのも、バスや車通園にはない良さがあると思います(時間の余裕がない時は、そう「思おう」と無理矢理自分を納得させます!)。

お迎えに行くと、しゅんが制作物を持って出てきました。今日は大きな紙でした。嬉しそうに広げたその紙には、長い線路が書かれていました。クネクネと曲がりくねった線路には、ところどころショートカットできる線路がついています。「この線路で遊ぼうね。」とワクワクしながら言うので、夜ご飯の後でテーブルに広げると、以前作ってきたペーパークラフトの新幹線を大事そうに持ってきて、線路の上に乗せました。端と端に車両を乗せ、「よーい、ドン」でスタート。ショートカットの線路を使いながら、ぶつからずにお互いのスタート地点に行ったらそこがゴールなのだそうです。何度も繰り返し遊びましたが、しゅんの視線は段々テーブルと同じ高さになっていきました。電車や車が好きな男の子達って、絶対に動く物(電車や車)と同じ目線になって走らせるのです。赤ちゃんの頃から変わらないな〜とおかしくなりました。
「せんろをかいています」 こうやって遊ぶそうです


9月19日(金) 雨のち曇り 「秋」
2学期になって初めて、バザーの集まりがありました。今日は今まで作ってきた手作り品に、値段をつけるという大事な仕事です。

集まりの部屋に入ると、手作り品コーナーの中にあるいくつものグループの皆さんが製作された作品が、所狭しと並べられていました。まだ見たことがない作品もたくさんありましたが、どれもとても素晴らしい出来映えでした。特にプリザーブドフラワーのアレンジや、ビーズのアクセサリーなどは、デパートに並んでいてもおかしくないような物ばかりで、器用なお母さん方が多いんだなと本当に感心してしまいました。
私は、担当していた布を使った手作り品の値付け作業をお手伝いしていきました。既に多くのお母さん方へのアンケートや、前年までの例から大体の値段は皆さんと考えてあったので、後はコーナーの方々と確認しながら決定し、よくお店にあるようなガチャ、ガチャと値札を付けていく道具を使って値札を貼っていきました。多くのお母さん方が心を込めて作ったこの作品が、喜んで買って頂けるといいなと思いながら作業を進めました。

仕事が終わると急いで家に帰り、車に乗ってビュビュンとデパートへ。実は、運転するのは夏の新潟旅行以来でちょっと緊張しましたが、無事到着して待ち合わせのイタリアンのお店に行きました。今日は友人のMちゃんと久しぶりにランチ&お茶をしようと約束していたのです。
Mちゃんお薦めのイタリアンは、モチモチのピザものび〜るモツァレラのパスタもおいしくて、話も弾みました。ちょっとあちこちの売り場を見た後、お茶は久々に「キルフェボン」に行きました。秋のタルトが何種類もあって、目移りしてしまいましたが、栗のタルトとぶどうのタルト(ピッテロビアンコがび〜っしりと上に乗っていておいしい!)を選び、半分こして両方頂きました。「秋のタルトが終わるまでに、全部食べなきゃいけないから、すっごく忙しいの!週に一度は来ないと食べきれない。」と真顔で言うMちゃんの言葉に2人で大笑いしながら、でも本当に、私もまた来なくちゃ〜と思いました。


9月17日(水) 晴れ 「見送り」
明け方帰ってきた主人は、お風呂に入ってそのまま出勤していきました。両親がいた3日間、家に滞在していた時間で起きていたのは何分くらいだったのか、ほとんど顔を合わせることもできませんでした。今日も遅くに帰ってきた主人は、「気が付いたら帰っちゃったね。」と言っていました。

祖父母参観の今日は、いつもよりずっと張り切って登園しました。この日のために練習してきた歌を何曲か披露するのだそうです。先日の園外保育の頃から練習していた様ですが、私には、何度か練習した成果を見せてくれました。意味もちゃんと理解して、手話をしながら歌う様子に、色んなことを覚えていくものだなぁと思いました。

外での用事を済ませて家で待っていると、汗びっしょりになりながら、3人が帰ってきました。練習の甲斐あって、上手に発表できたとしゅんはとても喜んでいました。昨日から、「あと50回泊まって。」「今度は100泊して。」と言っては、両親を喜ばせたり困らせたりしていたしゅんですが、お昼を食べるととうとう東京駅までお見送りに行く時間がやってきました。

ここに来たのをついさっきのことの様に感じながら、一昨日とは逆の方向に4人で歩き、東京駅に向かいました。構内のお土産物屋さんで、なぜかしゅんも「ごまたまご」を買ってもらい、東京土産を手に、東海道新幹線の入り口で見送ることになりました。冬に会った時より、ずっと大きくなってしっかりしたしゅんは、久しぶりに会う両親に照れることもなく、いつものおしゃべり振りを発揮していました。今度は従姉妹達も遊びに来てくれると嬉しいねと言いながら、2人を見送りました。

新幹線乗り場を離れると、ふと気になった階段を降りてみました。するとそこにはデパ地下の様な空間が広がっていました。これが巷で随分前に噂になった、東京駅のエキナカ商業施設「グランスタ」なんだ〜と、お上りさん気分でしゅんとキョロキョロ見て回りました。前から気になっていた「まめぐい」でかわいい細工飴をしゅんが選び、こちらも前から食べたいと思っていた「フェアリーケーキフェア」で色とりどりのカップケーキの中から迷いに迷って3個買い、おまけに今夜のお弁当も調達し、うきうきと帰りの電車に乗りました。今度、東京駅まで見送りに来たら、ぜひあそこを案内しなくちゃ〜と、駅構内の地図を頭に入れました。


9月16日(火) 雨のち曇り 「静か」
いつもと違う部屋にお布団を敷いたからか、バタバタと動き回ってしばらく寝付かなかったしゅんは、今朝もなかなか目を覚ましませんでした。それでも両親がいることに気付くと張り切って朝の支度を始め、制服を着て荷物を持ち、さらにカッパを着ると「行ってくるね〜。」と元気に登園しました。

しゅんを送って家に帰ると、しばしのんびり。テレビを観ながらうとうとしている両親の後ろで、私は生協のネット注文をしました。大人が3人いるのに、しゅんが1人いる時よりずっと静かです(笑)。

雨が上がり始めた頃、電車に乗っておいしいと評判のお蕎麦屋さんに出かけました。山盛りのサラダや品の良い小鉢がついたかき揚げ蕎麦のセットは、女性好みなのかなと思っていましたが、かき揚げが運ばれてきてびっくり。高さ3センチはありそうな大きなかき揚げは、崩しながら食べていく、その作業だけでお腹がいっぱいになりそうでした。

にぎやかな小さい人が帰ってくると、途端に家はいつもの騒がしさになりました。「自転車行こ!一緒に行こ!」とハイテンションなしゅんに引きずられる様にして、大人3人は自転車を追いかけるお散歩に出かけました。いつもの広場に行って、いつもの様にお茶を買い、グルグル走り回るしゅんを眺めること数十分。なかなか帰ろうとしないしゅんを何とか誘導し、暗くなる前に家に戻りました。


9月15日(月) 晴れ 「出迎え」
祝日の今日ですが、主人は朝から出勤していきました。夜ご飯は一緒に食べられると思うから、あのお店からおいしいお寿司を取ろうね〜と楽しみに家を出たのですが・・・。

今日から、両親が久しぶりに上京してくれます。しゅんの園の行事に出席するのが目的です。2時頃の新幹線で到着する2人を迎えに行くため、お昼少し前に家を出て、丸ビルでランチを食べることにしました。
と言っても、しゅんと2人でオシャレなお店に入ることもできず、いつものようにスタバでお茶とサンドイッチでランチです。大好きなパンをぱくぱくと食べ、アップルジュースを飲んでご機嫌だったしゅんですが、私が片付けをしようと一瞬目を離した隙に、椅子から落ちました(汗)。バーカウンターに座っているのをすっかり忘れ、普通の椅子から下りる様に腰を浮かせて顔から床にダイブしてしまったのです。落ち着いた店内に響き渡る大号泣に、慌てて抱っこしてお店を出ましたが、ドキドキしながら血が出た口の中をそーっと確認してみると、切れたのは口の内側だけで、歯や歯茎には問題なさそうで安心しました。もう既に口内炎の様になっていましたが、この若さですから明日にはきれいに治っていることでしょう。

そんなバタバタがありましたが、無事予定時間前には待ち合わせの乗り換え口に着きました。しかしふと見上げた所にあった表示を見て焦りました。そこは「南乗り換え口」。待ち合わせは「中央乗り換え口」だった〜。という訳で、しゅんの手を引き、二人でダッシュして中央の方へ移動しました。電光掲示板の表示を見ると、ちょうど両親が乗った新幹線が到着したところでした。次々と出てくる人波を目で追っていくのですが、待っても待っても出てくる気配がありません。これは絶対「南」の方にいるに違いないと思っていたら、公衆電話からの着信があり、「南乗り換え口」付近にいる父からの電話でした。ようやく会えた私たちは、早速「スタバで転んで口の中が切れちゃったの。グスン。」と話し始めたしゅんを真ん中に、電車に乗りました。

夕方、そろそろ帰るという連絡かな?と携帯に出ると、帰れそうになくなってしまったという悲しそうな主人からの電話でした。営業時間内に帰れたら、追加注文しようねと話していましたが、結局日付が変わるまで帰ることもできませんでした。写真を送ってねと言われ、主人の携帯にはこのお寿司の画像を送りました。何だかとってもかわいそう。またいつか、注文しましょう。
お家でお寿司 おいしい〜


9月14日(日) 晴れ 「工作好き」
この連休は、良いお天気が続きそうです。

カーナビを見るのが大好きなしゅんは、最近、パソコンの地図サイトでも同じ様にルート検索ができることを知り、それに夢中です。出発地と目的地、それから経由地を地図の中から自由に設定し、「ルート検索」というボタンを押すと道順が示されるのが楽しくて仕方ない様です。私も地図を見るのが大好きなので、あちこちの場所を通って目的地まで行く道のりをたどっていくという作業が楽しいのはよくわかります。でも、余りパソコンに向かう時間が多いのも良くないなと思い、しゅんと話して土日だけ使って良いことにしました。

今日も、なぜか青森から東京までの道のりを検索してワクワクしていたしゅんが、あるニュースサイトの広告部分をクリックしました。すると自動車メーカーのある車のページに飛んでいきました。そこに「アンケート」のボタンがあり、アンケートに答えた方にはFREEDのペーパークラフトプレゼントという文字があることを見つけました。先日も、幼稚園で頂いてきた清掃車のクラフトを嬉々として作っていたしゅんがきっと喜ぶと思い、一緒にアンケートに答えてみました。

ダウンロードした絵のページを印刷してしゅんに渡すと、早速ハサミとテープを持ってきて工作を始めました。ここを切って、ここを折って・・・と何やら言いながら、完成したのはこちらの車です。何枚かコピーしたのですが、残りは「パパ用」「ママ用」と書かれてしまいました。私たちが作るってことですね、あはは。そのうち挑戦してみます。
「FREED」が完成


9月13日(土) 晴れ 「11回目」
夏の様に暑い一日になりました。昨日の夜中に帰ってきた主人が、「今日だよね。」と言って思い出しましたが、今日は11回目の結婚記念日です。

そのうち温泉にでも行ってのんびりしたいねと言いながら、記念日だからおいしいお寿司を食べに行こうと、たまプラーザの「金沢まいもん寿司」に出かけました。それにしても、新潟に行ってすっかりお寿司党になってしまった私たち家族(特に主人)。ご馳走といえばお寿司、おでかけといえばお寿司がらみ、お祝いも当然お寿司なのです。

今回も、金沢から送られてきたという珍しい海老を楽しみました。小さくて甘い海老が軍艦にたくさん乗っている「白海老」はしゅんもお気に入りで、海老だけいくつも口の中に入れてあげると、とろけそうな顔をしていました。きのこの天ぷらもおいしくて、そう言えば、去年は新潟のきのこ園できのこ狩りをしたなと懐かしくなりました。

お寿司の後は、お隣の「ベルグの4月」でケーキを買って帰るというのがたまプラーザスペシャルコースです。おいしそうなケーキがたくさん並んでいて、いつも本当に迷ってしまいますが、今日はしゅんがクレームブリュレ、主人がナッツの入ったキャラメル風ケーキ、私が桃のタルトを選びました。「ママ達のお祝いの日なんだから、しゅんちゃんも良い子にして楽しく過ごしてね。」と言いながら、ケーキでお祝いのお茶をしました。

10回目の去年から、何だかあっという間に過ぎてしまった1年間でした。このペースで毎年過ぎていったら、あっという間に15回目、20回目が来てしまいそうです。しゅんの成長に伴って、お祝いの日の過ごし方も変わっていくと思いますが、ずっとこうして一緒においしいケーキを食べられたらいいなと思いました。
おめでとう〜


9月12日(金) 晴れ 「こんにちは」
良いお天気が続いています。ベランダの朝顔も、1輪ずつ咲いています。小さな鉢にヒョロリと育った朝顔ですが、種を取って来年も植えられるといいなと思います。

朝、しゅんを見送って掲示物を確認していると、友人のMさんがいらっしゃいました。自然に「おはようございま〜す」とご挨拶してから、ふと、ん?何で?!とMさんのお顔をまじまじと見てしまいました。とても自然な登園風景の様に見えましたが、Mさんのお子さんは違う園に通っていらっしゃるのです。お話を伺うと、たまたま近くでご用があったので、他のご友人にも会えるかなと立ち寄ってみたということでした。ふふふ。思いがけずお会いして、予定のお時間までお茶もご一緒させて頂いて、朝から楽しい気持ちになりました。

Mさんとお別れした後、一度家に戻り、色々な用事を済ませてまた出発しました。今朝、友人のNちゃんから無事出産したという嬉しいメールが届き、ひと目だけでも会っておめでとうを言いたいなと思い、病院にお邪魔することにしたのです。
電車を乗り継いで初めて降りる駅を出て、病院に到着すると、Nちゃんの病室に向かいました。お疲れのところ、Nちゃんには申し訳ないことをしましたが、出産直後の赤ちゃんをはさんだ3人のお写真を見せて頂き、本当に嬉しい気持ちになりました。出産ラッシュの時期だったのか、大勢の赤ちゃんがズラリと並んだ新生児室もそっと覗くと、すやすやと赤ちゃんが眠っているところでした。3キロを超えてしっかりした赤ちゃん。ご実家から戻ったら、ぜひお世話させてねと言って、20分ほどでお暇しました。

思いがけず、嬉しい対面続きの一日になりました。


9月11日(木) 晴れ 「報告会」
2学期が始まって初めてのお弁当の今日、自分の動きがとてもぎこちなくて、何度も手が止まってしまいました。長い長い夏休み、ほぼ2ヶ月間作っていなかったので、どういう手順で作業をしていたのか忘れてしまった様です。そのうちお弁当がある日のペースにも慣れて、体が思い出してくれるのでしょうか?!

お昼過ぎから、保護者会が開かれました。先日の園外保育についての報告会です。教室に入ると、壁にズラリと写真が飾られていました。出発の時、サービスエリアでの姿、お弁当や食事を食べている様子、お風呂上がりの一枚、パジャマでくつろいでいるところ、花火やカレー作りの様子など、みんな生き生きとした表情で本当に充実した2日間だったことが伝わってきました。お母さん達と眺めながら、「いつもとは違う表情ですよね。」「本当に楽しかったんですね。」と話しました。先生が撮って下さったビデオを観ながら、説明をお聞きする時間もありましたが、数々の微笑ましいエピソードを先生が本当に楽しそうにお話して下さるのが何とも嬉しくて、私たちも画面に釘付けになりました。

家で聞いてみたところ、子ども達も私たちの前に同じビデオを観て、思い出を話し合ったそうです。こんなことがあった、あんなことがあったと折に触れて話してくれるしゅんの様子を見ていると、あの2日間が子ども達にとって、とても大きな思い出になったことがよくわかります。そんな思い出を作って下さった先生方に、改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。


9月10日(水) 晴れ 「K子ちゃ〜ん」
お友達より1ヶ月遅れて種まきをしたしゅんの朝顔が、今朝、初めて花を咲かせました。ずっと何色かな?と楽しみにしていたしゅんは、「青っぽい紫だね。」と言って観察した後、「○時くらいになると、花はしぼみます・・・。」と、絵本のフレーズを思い出してぶつぶつ言っていました。

幼稚園から帰ってきたしゅんは、「自転車行こう!」とヘルメットをかぶって準備を始めました。私も慣れたもので、「はいはい」とリュックに水筒や虫除けを詰め、帽子をかぶって準備OK。いつもの広場でグルグルと走りながら、有休を使って遊びに来てくれるK子ちゃんを待ちました。

バス停で待ち合わせをして一緒に家に帰ると、まずはお昼ご飯です。HBで一次発酵までした生地を使い、何種類かのお総菜パンを焼いておいたので、今日はパンとスープのランチにしました。何個も食べていくしゅんの食欲にちょっと驚きながら、K子ちゃんはさつまいもや人参を入れた白味噌ベースのスープをおいしい〜とたくさん食べてくれました。学生時代から、味に敏感なK子ちゃんに褒めてもらうと、何だかとても嬉しい私です。
しゅんもK子ちゃん、K子ちゃ〜んとつきまとって(笑)、一緒に遊んでもらいました。パソコンを開いて、自分が見つけた英会話レッスンのHPをK子ちゃんに紹介したしゅんは、英語が堪能なK子ちゃんの素晴らしい発音に痺れていました。続いて私もバスタオルをイソイソと用意し、K子ちゃんにあることをお願いしました。それはリフレクソロジーです。先日、アロマのレッスンを受けたK子ちゃんは、リフレクソロジーの練習台になってくれる人を探しているというお話だったのです。私は初めての体験ですが、痛くて気持ちいいというリフレクソロジーには興味津々です。ソファーに横になり、早速親指からギュッギュッと施術が始まりました。

「痛かったら言ってね。」と言われたのですが、どこも気持ちいいばかり。しばらくすると何だか眠くなってきました。「ゆっこちゃんの足の裏、すごくふかふかで良い感じ〜。」と何度も言われ、これって嬉しいことなのかな?と思いながら、気持ちいい時間は過ぎていきました。全ての場所が終わった後、体がほかほかしてきてとても喉が渇きました。「暑くなってきた。」と言って水を飲む私を見て、「反応もすごくいい!」と、どこまでも褒め上手なK子ちゃんでした。

次の待ち合わせのため、6時頃まで家に居てくれたK子ちゃんを見送ると、しゅんは「夜ご飯も一緒に食べたかったねぇ。」と名残惜しそうでした。
咲いた!


9月9日(火) 晴れ 「元気いっぱい」
元気いっぱい、体力が有り余っている様に見えるしゅんは、最近、お布団に入ってもなかなか寝付けない様です。暗闇の中でガサゴソと動き、時にはつぶやき声や鼻歌が聞こえてくることもあります。他のお母さんに聞いてみても、男の子達はみんなそんな感じだそうです。どれだけ毎日体を使わせても、一向に疲れない、そして毎晩先に眠ってしまうのはお母さんだと聞いて、あぁ、うちも全く同じだ〜と思いました。

そんな元気の固まりの様なしゅんに、今日は自転車?児童館?と聞いたところ、児童館という答えが返ってきました。これまで余り行ったことがなかったのですが、児童館には色々な遊び道具が揃っていて、幼稚園児はもちろん、小学生や中学生も楽しんでいるということがわかってきました。幼稚園児達の目下の楽しみは、ローラーブレード。それからバドミントンです。もう少し大きくなると、一輪車にも挑戦する様ですが、今はヘルメットをつけてローラーブレードを練習する子ども達でいっぱいです。しゅんも先日初めてやってみたのですが、やはり子どもは飲み込みが早いのか、すぐに歩ける様になりました。「でも、これじゃまだスイスイ走ってるとは言えない〜。」と不満げなしゅんですが、そんなにたくさん車が付いている靴をはいて、まっすぐ立っていられるだけで不思議と思ってしまうのは大人だけ?

今日のしゅんの目的は、それ以外にもうひとつ。それは「卓球」です。先月、ペンションで初めて卓球を体験し、その楽しさに目覚めたしゅんは「6歳のお誕生日は卓球セット」と言って私たちに却下されると、「建築士になったら、卓球台を置ける家を作る」と壮大な夢を話し始めました。もちろんそんなに待っていられないらしく、卓球のあるペンションに行きたいと言っていたのですが、灯台下暗し、意外な所に卓球ができる場所があったのです。
予約して受け付けでラケットとボールを受け取り、卓球室へ行くのですが、何回か予約した時間は私たちの貸し切り状態で、しゅんも思いっきり卓球を堪能することができました。卓球、ローラーブレード、バドミントン。時には見ているだけだった私も、すっかり疲れ切って5時に児童館を出ましたが、しゅんはまだまだ元気いっぱいで、「これから自転車行く?」なんて言い出しました。もちろんそれは丁重にお断りしました。


9月8日(月) 晴れ 「お友達」
「今日はH君のお家に行くんだよね?」と言うと、しゅんは大喜びで目を覚ましました。昨夜の激しい雷雨から一転、今日は真っ青な空が広がる良いお天気になりました。
約束の時間にお友達のお家に行くと、自転車の音を聞いたH君が外に出てきてくれました。既にハイテンションになった仲良しの2人は、階段を駆け上がってお家に入っていきました。

この夏休み、しゅんが高熱の風邪を何度もひいたり、新潟や那須へ旅行をしたりしたため、結局こちらの幼稚園のお友達とは会うこともなく1ヶ月半以上が過ぎていきました。それでも先日の園外保育で久しぶりにお友達と会い、金曜日にも一緒に遊んで、また幼稚園生活への気持ちも高まってきた様子です。1学期は、わけもわからず幼稚園生活をこなすことに精一杯だったはずのしゅんですが、この2学期は、どんな思い出ができるのかなと思いながら、子ども達が遊ぶ様子を見ていました。

私も久々に会うお母さん達と、ゆっくりおしゃべりすることができました。年長とはいえ、転入した私たちはどの行事も初めてのことばかりです。2学期はお母さん達がお手伝いをする行事、お母さん達が主体となって運営する行事が多く、どんなお手伝いをするのか、行事の様子はどんな感じなのかなど、経験者のお母さん達のお話はとてもためになりました。
夕方まで楽しく遊んだ子ども達は、また幼稚園で会おうねと言ってお別れしました。私たちも、そろそろ幼稚園モードにならなきゃねと言って、お母さん達も気を引き締め合いました。お弁当、どうやって作っていたんだったっけ・・・?


9月7日(日) 晴れのち激しい雷雨 「雷」
夏休み前、幼稚園で種をまいた朝顔の鉢を持ち帰りました。途中入園だったため、他のお子さんよりも1ヶ月以上遅くまいたしゅんの朝顔は少し成長が遅くて、未だに一つも花が咲きません。でも、ひょろりひょろりと伸び続け、つぼみになりそうな部分が出てきました。うまくいけば、9月の朝顔が咲くかもしれません。

お昼過ぎからデパートにでもおでかけしようか・・・と言いながら、このところの蒸し暑さで疲れがたまっていたのか、フラリと畳に吸い寄せられ、ゴロリと横になってしまいました。すぐに起きようと思っていたのですが、「ママ、なかなか起きないね。」「疲れてるんだよ。」などという2人の会話を遠くに聞きながら、気付くと夕方まで眠っていました。雷雨に目を覚まして、慌てて洗濯物を取り込むと、しゅんが昨日主人に買ってもらった雑誌の付録を作っていました。こういう付録はなかなか難しいのですが、時々主人に聞きながら、熱心に何時間も取り組んでいます。夕食の時、「一生懸命作っていたね。ずっとひとりで作っていたの?」と言うと、「パパがね、最初はママが起きたら作ろうねって言ったんだよ。でもなかなか起きないから、うち、諦めて作り始めたの!」と言うので主人と顔を見合わせて笑ってしまいました。

夕食に作った大根とイカの煮物を喜んで食べていたしゅんが、「うち、イカが大好きになっちゃった。」と言いました。今までも、この煮物の大根は大好きだったしゅんですが、イカは固いから食べられないと言って少ししか食べませんでした。でも、アゴが強くなったのか、「今度このお料理を作ったら、イカを520個ちょうだいね。」と言いました。しゅんの中で、とても大きな数というと「52」が思い浮かぶ様で、よくこの数字が会話に登場します。「何回言ったらわかるんですか?」などと叱った時、「52回」と答えられるとムッとしてしまうのですが、今日はその52が10倍になっている、そんなにイカが気に入ったのねとおかしくなりました。

夕方の雷雨はかなりひどかった様で、しばらく強い雨が続きました。雷が聞こえなくなった頃、しゅんが窓の方を見て「雷さ〜ん、この近くにまた来てね〜。」と言いました。すると少しして、鋭い稲光がしてガラガラガラ〜ンと雷鳴が響きました。「しゅんが来てって言ったからだよ。」「雷さんがお友達も連れて来ちゃうかも・・・。」と私たちがふざけて脅かすと、しゅんは神妙な顔をして再び窓の方を向き、「ありがとう〜。もういいよ〜。」とつぶやいていました。


9月6日(土) 晴れ 「おいしい土曜日」
良いお天気の土曜日になりました。週末になるとお天気が崩れることが多かったので、何となく嬉しくなります。大きな物をたくさんお洗濯して、おいしい物を食べに出発です。

今日は、連日深夜帰宅の主人のお疲れ様と、しゅんが無事帰ってきたお祝いを兼ね(と、言い訳し)、久しぶりにちょっと贅沢な「金沢まいもん寿司」という回るお寿司やさんに行きました。こちらは、金沢から運ばれる、他では見られない様なネタも楽しめるお寿司屋さんです。同じ日本海側ということで、ちょっと新潟にも通じるところがあるのですが、少し場所が違うだけで聞いたことが無いような海老などもあり、「金沢に転勤っていうのもいいね〜。」などと思わず口走ってしまいます(転勤を、観光と間違えている私・・・)。

席が空くのを待つ間、私としゅんはキンダーブックの「おすし」という絵本を読みました。何種類ものお寿司が紹介されているページをめくると、そのネタのお魚や貝が並んでいます。「これ、どんなお魚かな?」「どれ食べる?」とワクワクしながら待つ私たち。でも、しゅんが堪能したのは、「お稲荷さん」「コーンマヨ」「かんぴょう巻き」でした(汗)。

おいしいお寿司を食べた後は、前からずっと行きたかった、お隣にある「ベルグの4月」というケーキ屋さんに寄りました。友人のMちゃんが絶賛していて、前にも何度かお土産に買ってきてくれたことがあったのですが、ショーケースを見るのは初めてです。どれもおいしそうなケーキが並んでいて迷ってしまいましたが、主人はキャラメル味のケーキ、しゅんはモンブラン、私はマンゴーショートを選びました。家に帰って早速おやつにしましたが、スポンジとクリームにもマンゴーが使われたショートケーキはとろける様においしくて、何とも幸せなおやつタイムになりました。

まだまだ元気なしゅんは、水筒にお水をいっぱい入れ、主人と自転車遊びに出かけました。2人が帰ってくる夕方まで、私は食事の買い出しに行ったりミシンを出してきてお裁縫をしたりして過ごしました。
「ベルグの4月」のケーキ お・・・おいし〜い!


9月5日(金) 晴れ 「涙」
朝から良く晴れて、気温がぐんぐん上がっていきました。昨日までの疲れも全くないのか、朝から元気いっぱいのしゅんを連れ、お友達が集まっているという児童館へ向かいました。

園外保育で親近感も増したのか、お友達に会うと、子ども達は一気にテンションが上がり、制御不可能になりました。グルグルと走り回る子ども達を見ているだけで、目が回りそう!でも、児童館の広いお部屋なら大丈夫です。しばらく走り回った子ども達を畳のお部屋に誘導し、お昼を食べさせてから再び遊び場へ移動しました。
色々な物を使って次々と遊んでいく子ども達でしたが、私たちも、バドミントンのお相手になりました。5歳の子ども同士では、1回もラリーが続かないからです(笑)。ラリーどころか、サーブもままならない子どもも多いのですが、ラケットを振り回すだけで十分楽しいのか、ラケットと共にぐるりと体を回転させてはゲラゲラと笑っている子どももいました。何だか幸せそう!

しゅんもお友達とワイワイ言いながら遊んでいましたが、時々、「これ、うちがひとりでやってるだけだからつまらない。」などと言って涙ぐんだり怒ったりすることがありました。楽しそうに遊んでいるお子さん達の中、そんな風に行動するのは良くないよ・・・と、家に帰ってから注意すると、なぜそんな行動をしてしまうのか自分では説明がつかない様でした。でも、前からちょっと気になる節もあったのです。「もしかして、まだしゅんちゃん、お友達に○○しようって誘うことができない?」と聞くと、堰を切った様に泣き出しました。
新潟にいた頃は、気軽にお友達に声をかけていたしゅんですが、やはり転園して数ヶ月では、お友達の性格もよくわからず、どんな風に声をかけたらいいのかわからないという場面が多かったのでしょう。断られたら嫌だという気持ちも人一倍強いしゅんは、誘いたくても誘えないという気持ちでいっぱいになっていたのだと思います。抱っこして向き合いながら、お友達を誘うにはどういう風に言ったらいいかなということ、もしお友達が断っても、それはその遊びを今はしたくないというだけなんだよということなどを話しました。話していくうちにしゅんも元気を取り戻し、「うち、段々お友達を誘うポイントがわかってきた。それに、引っ越して何ヶ月も何ヶ月も経てば、もっともっとお友達も増えるかもしれないしね。」と言って笑いました。

私自身も、新しいお母さん達とのおつき合いの中で、出来上がった関係の中に途中から入っていく時の緊張感を味わったり、バックグラウンドがわからない人たちの中で会話をする難しさを感じたりすることがありました。それでも私には他の世界の友達もいて、主人という話し相手もいます。しゅんの生活では、園の世界が大部分を占めていて、その中で色んな難しさとぶつかっていたんだろうなと改めてこの数ヶ月のことが思い出されました。色々と思うところはあっても、今日の様にお友達と遊ぶのは楽しく、幼稚園も楽しみだと言っているしゅんですが、目に見える行動の悪さだけを指摘するのではなく、その奥にあるものもみていかなくてはいけないなと思った出来事でした。そしてこれから先、再び転校することがあれば、今度は今より成長しているだけに、目に見えない変化に気を配っていかなければならないなと思いました。


9月4日(木) 曇り一時雨のち晴れ 「お帰り」
朝起きると、しゅんは今頃何をしているのかな?と思って資料を見ました。主人も「朝も静かだね〜。」と言いながら、いつもしゅんが眠っているお布団を見ていました。

静かに朝ご飯を済ませ、静かに主人を見送り、静かに家事を済ませると、お昼のお楽しみのために出かけることにしました。今日は午後半休を取っているRちゃんと、久しぶりにスモーガスボードを食べに行く約束をしているのです。
ちょうど転勤の辞令が出た頃、別の友人達と訪れて以来のスモーガスボードは、懐かしの味もいっぱいありましたが、新作のおかずも色々とあり、どれから頂こうかな〜と迷ってしまいました。定番のニシン料理、甘エビがツブツブと入っているサラダ、プルーン・・・とおいしいお料理をお皿にのせ、何度も往復しながら、Rちゃんとおしゃべりを続けました。お店に入ってからお料理が下げられる3時まで、デザートとお茶も含めて3時間半も食べ続け、しゃべり続けた私たち。充実した気分でいっぱいになって、またね、とお別れしました。

電車に乗りながらも、しゅんはそろそろ高速を下りたかな?もう都内かな?と何だかドキドキ。まるで恋人を待つ気分です。他のお母さん方も同じだったのか、お迎え時間よりも早く着いたのに、もう何人も門の前で待っていらっしゃいました。
子ども達の様子はどうだったかしら?と言いながら待っていましたが、お母さんによって、昨日の気持ちや過ごし方が違って面白いですね・・・と話しました。お子さんが何人もいらっしゃる方々は、幼稚園児がひとりいないだけで、本当に家が平和だったと仰って笑っていらっしゃいました。兄弟がいても、ガチャガチャとした園児がいないと喧嘩にならないのだとか。こんなに平和に過ごせるんだ〜と思ったんだよと仰っていて、園児のパワーを改めて実感しました。そして我が家の様に一人っ子のご家庭では、家がとても静かで寂しくなってしまったというお母さんが何人もいらっしゃいました。夫婦で子どもが行かれないお店にご飯を食べに行ったという方、旦那様の帰りを待って夜ご飯にしたという方、私も同じだなぁと思いながら聞いていました。

ふと気付くと、バスが到着して先生と子ども達が降りてきました。先生はとてもお疲れのご様子。子ども達もちょっとぼーっとした顔つきですが、何だか少し自信がついた様な表情をしていました。ひとりひとり、先生から報告の資料を頂き、さようならをして家路につきました。
しゅんは、園外保育での楽しかった出来事を色々と話してくれました。家とは違う環境の中、お友達や先生と過ごした2日間のことは、小さな心にずっと残る大切な思い出になるだろうなと思いました。
リュックを片付けていて出てきた袋の中には、小さな赤い木の実がいっぱい入っていました。しゅんはその袋を台所に持っていくと、水をいっぱい入れました。そして「ポニョだよ〜。」と嬉しそうに言いました。そう、ポニョの妹たちが海の中でいっぱい泳いでいる姿にちょっと似ています。とってもかわいらしいお土産でした。
「ポニョの妹たち」と一緒に おかえり〜


9月3日(水) 晴れ 「行ってらっしゃい」
目を覚ましてしゅんのほっぺたを触ると、私の手より冷たいくらいでした。これなら大丈夫と起きあがってカーテンを開けると、朝日が差し込みました。楽しみにしていた園外保育の今日は、良いお天気になりました。

大きな荷物を持った子ども達が続々と園に集まり、程なくして出発の時間になりました。お母さん達は大きなバスが通る道沿いに待機して、スタンバイ。「そろそろ出発するそうです〜。」と代表のお母さんが声をかけて下さった後、ゆっくりとバスが通っていきました。正直言ってどこに誰がいるのかわからなかったねと皆さんと顔を見合わせて笑ってしまいましたが、中には目を真っ赤にしてちょっと涙ぐんでいらっしゃるお母さんもいました。

身軽になったはずなのに、なぜかぽっかりと穴が開いた様に不思議な気分になりながら、電車に乗りました。1ヶ月半という長い間、片時も離れずに一緒にいたからでしょう。ひとりでいても何だか落ち着かない気持ちでしたが、目的地までの道のり、ゆっくりと読書を楽しむことができました。
お買い物をした後、会社員の友人K子ちゃんのオフィスで待ち合わせ、ランチに行きました。キビキビと働くK子ちゃんのお話を聞いたり、この夏のお互いの思い出を話したり、お茶のお店に場所を移しても話は尽きず、あっという間のお昼休みが終わると、またK子ちゃんはお仕事に戻っていきました。

帰宅すると、私の夏休みの宿題だったバザー用の制作物を作っていきました。しゅんがいたら、きっとここでもここでも口や手を出してきただろうなぁと思いながら、ちょっとおかしくなってきました。工作をしても、お裁縫をしても、ビデオを観ても、なかなか時間は経ちません。こんなに時間って長かったかなぁなんて、久しぶりにひとりの時間を過ごしているから思うのでしょうか?

夜になって、主人から電話が来ました。早く帰れたら一緒にご飯を食べに行こうと言っていましたが、やはり仕事が忙しくて遅くなりそうだという内容でした。家の余りの静けさに、「家が静かで寂しい気がする〜。」と言う私に、「おいしい物を頼みなさい。ごめんね。」と電話を切った主人は、私が釜飯の宅配を堪能してお腹いっぱいになった頃、ちょっと無理して会社を出てくれたそうです。
「しゅんがいないとこんなに静かなんだね。」「しゅんはもう寝たかなぁ・・・。」「おもらし、してないかな。」などなど、私はふとしゅんのことを口にしてしまいました。きっとしゅんは、お友達や先生と楽しく過ごし、今はぐっすり夢の中でしょうね。
「行ってらっしゃい」 ドキドキのお泊まり保育 寂しい夜ご飯 でもおいしい〜


9月2日(火) 曇り 「風邪」
一週間前から毎朝検温をし、その日の体調を調査票に記入しています。今朝もドキドキしながら体温を測りましたが、やはり37度を少し超えています。平熱よりは少々高めですが、夏の間はどうしても気温の影響を受けてこのくらいになっている様です。念のため、今日は持参するように先生から指示を受けた痙攣止めの座薬をもらいに行くついでに、診察を受けることにしました。

かかりつけのお医者様で診て頂くと、ほとんど風邪の所見はなく、多分疲れがたまっていたため先週は発熱し、それが少し残っているのでしょうということでした。突然発熱する可能性もあるけれども、多分大丈夫でしょうと言われ、少しほっとしました。

ところで写真は、我が家の「うちわのこびとさん」です。余りの蒸し暑さに、「暑いなぁ、暑いなぁ」と言いながらぐったりしていた私を見て、うちわでパタパタと扇いでくれました。よく見えませんが、実は両手にうちわを持っています。両手を上下させ、踊り狂う様にパタパタと仰ぎ続けたこびとさんは、汗びっしょりになっていました。風邪がひどくならないように、お着替えしましょうね。
うちわのこびとさん 逆光ですが・・・


9月1日(月) 曇りのち晴れ 「成長」
今日から9月。夏休みは、色々な経験をして子ども達が精神的にも成長しますが、体もグンと大きくなる気がします。植物と同じで、子どもにも栄養が行き渡るの?!なんてお母さん達と顔を見合わせて笑ってしまいましたが、しゅんも随分この夏で体が大きくなったと思います。夜、お布団に横になっているしゅんを見るたびに、「こんなに長かったっけ?」と驚きます。

今日は幼稚園に親子で登園しました。久しぶりにお友達に会った子ども達は、興奮状態で大喜びでした。しゅんも妙にハイテンションになって、子犬が転げ回ってじゃれ合う様にして、お友達と一緒に園の中に入っていきました。

今日は先生からのお話の後、水曜日からの園外保育の荷物確認と、体調のチェック、そして先生との面談がありました。夏休み前に園外保育の説明会に出た時は、まだまだ先のことの様に思っていましたが、あっという間に時が経って、子ども達が先生の指示に従って荷物を確認しているのがとても不思議でした。一つ一つの荷物を取り出し、名前が書かれている場所を先生にお見せし、またたたみ直してしまうという作業を続けていく子ども達。一緒に荷造りをしましたが、こんな風にひとりで荷物を出したり詰めたり出来るんだなぁと、改めて成長を目の前で見て感激しきりの私たちでした。

体調チェックも無事終わり、お医者様からサインを頂いて、「これでもう絶対に行けるってことだよね!」と大喜びのしゅんでしたが、この夏、何かある時に限って発熱してしまう不安定な体調で、ちょっぴり心配が残ります。このまま、無事水曜日を迎えられます様に・・・と思いながら、もう一度、資料と荷物を見比べてチェックをしました。


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