2008年8月

                                                  過去の日記 2008/07


8月31日(日) 曇りのち晴れ 「トンボ」
8月最後の日になりました。久しぶりに東京で過ごしたこの夏は、本当に暑くて最初はどうなることかと思いました。大きな幼稚園に移ったしゅんは、早速洗礼を受けたのか、夏風邪に何度もかかりしんどい思いもしました。それでも元気な時は動き回り、色々なことにも挑戦して、ぐっと大きく成長しました。しゅんと一緒に私もあちこちに出かけ、楽しく充実した夏でした。

先日、バレエの前にしゅんと2人で行ったブッフェがおいしかったので、今日は3人で別のデパートに入ったお店に行ってみることにしました。それは「三尺三寸箸」という、柿安グループのお店です。お野菜をふんだんに使ったおかずがどれもおいしくて、2人ともお腹がいっぱいになりました。今日行った店舗は、女性グループが多かった日比谷店とは違い、家族連れが多くにぎやかな雰囲気でした。

デザートまで頂いて満腹になった後は、屋上庭園に出てお散歩しました。こちらは、しゅんがよちよち歩きの頃、何度もベビーカーで訪れて遊びました。探検するように、ワクワクした表情で小道を歩いていたしゅんのことを思い出すと、とても懐かしくなります。今日は5歳児らしくすごい早さで駆け回り、乗って遊べるというオブジェを満喫し、さらに「とんぼ〜、とんぼ〜」と言いながら、とんぼを追いかけてふら〜りふらりと走って、目一杯お庭を楽しんでいました。虫を捕まえたことなどないしゅんに、飛び回るトンボを捕るのは至難の業で、すぐにあちらこちらへ逃げられてしまっていましたが、「きっと網があったら大丈夫だと思う。今度は網を買ってここに来よう!」と、張り切っていました。あのデパートを、網とカゴを持って歩くのでしょうか・・・。うむむ、公園にしませんか?
屋上庭園で


8月29日(金) 曇りのち激しい雷雨 「シフォンケーキ」
今朝、すっきりした表情で起きたしゅんは、「もう元気になったみたい。ふらふら歩かないよ。」と言いました。熱もどんどん下がり、夕方にはすっかり平熱に戻りました。

今日もお天気が悪くなりそうだったので、家でのんびり過ごすことにしました。夏が終わるからかなぜか片付け気分の私は、ちょこちょこと気になっていたところをきれいにしていきました。転勤前からそのままにしていた緊急用の着替えセットを見てみると、しゅんの洋服がとても小さくて笑ってしまいました。「こんな小さなお洋服を着ていたんだよ。」と言うと、しゅんも「長ズボンなのに、今のうちには半ズボンって感じ。」と言いながらキツキツのズボンをはいていました。

午後のお楽しみとして、前から挑戦してみたかったシフォンケーキ作りをすることにしました。バター不足が話題になって以来、バターを使ったお菓子を余り作っていなかったため、しばらくお菓子やパン作りともご無沙汰していました。久々のお菓子作りに、しゅんも張り切って踏み台を持ってきました。参考にしたのは「はんど&はあと」の6月号です。きれいにふくらむのか心配で、今まで作ったことがありませんでしたが、この号の特集記事を読むと何だか私にも作れそうな気がしたのです。

材料はとてもシンプルに、卵、サラダオイル、水、砂糖、薄力粉と強力粉、ベーキングパウダー、塩、バニラエッセンスの8種類です。本当は国産レモンの皮も使いたかったのですが、お買い物に行かれないので省略です。
卵黄とお粉で作る卵黄ベースの生地、卵白の生地を作ってそれを混ぜ、型に入れて焼くだけという、作り方もとてもシンプルなもので、しゅんも粉をふるったりハンドミキサーで混ぜたり、色々とお手伝いしてくれました。型に流し込む場面で、「ん?難しい〜。」と言いながら丸い型に合わせて回り始めた私に、「こっちを回せばいいんだよ。」と冷静に言って型を回し始めたしゅん(笑)。なかなか有能な助手さんです。

オーブンに入れて40分。部屋中良い香りでいっぱいになったところで焼き上がりました。ふんわりふくらんでいい感じ!「ママ、初めて作ったのに、上手にできた〜。」「ほんと、ママ、上手!初めてじゃなくて5回目って感じだね。」と、どこまでも自画自賛な私たち親子。少し冷まして型から外し、早速おやつにしました。しゅんは大喜びで食べていましたが、余程感激したのか、寝る前に主人へ手紙を書くと言ってメモ帳に何やら書き始めました。
テーブルに置かれたメモには、「シフォンケーキとっっっってもおいしかったよ。こころがとろけちゃっっっっっったよ。おいしかったよ。パパもぜひたべてね。カウンターにあるよ。」と書かれていました。
ふくらんだ! 型から外して 頂きます! おいしい〜


8月28日(木) 雨時々曇りのち雷 「発熱」
「今日も昨日の公園に行きたいくらいだなぁ〜。」と、私に聞こえる様につぶやいていたしゅんですが、外は雨模様。今日はお家にいようねと言って、前から気になっていた部分のお掃除をすることにしました。

廊下収納に取りあえず入れてあったしゅんの作品などを、取っておきたい物とそうでない物とに分けてすっきり。さらに引っ越し後に増えた紙袋を、これまた欲しい物だけにして、クローゼットの中もすっきり。遊びながら私の側にいたしゅんが、何だかごろごろしているなぁと思って体を触ると、案の定発熱していました。

38度だった熱が夕方には39度を超え、夕ご飯もほんの一口くらいしか食べることができません。頭が痛くて眠りたいと訴えるので、急いでお布団を敷いて部屋を暗くしました。5時過ぎから眠り始めたしゅんは、時々汗びっしょりになって目を覚ましては、「ママ〜」と半分泣いて私を呼びました。頭が痛い、辛い、辛いと言って苦しそうにするしゅんに、「今年の夏はもう3回も風邪をひいたでしょ?そしたら、この3種類の風邪のばい菌には勝てる様になったんだよ。今年は3回苦しかったけど、来年はこの風邪にはかからないよ。そうやって、大人になると強くなっていくんだよ・・・。」と話しかけながら、着替えさせたり汗を拭いたりアイスノンを替えたりしました。よく眠って汗をかいたのが良かったのか、起きるたびに熱は下がっていきました。そして「もう3つ目のばい菌に勝てる様になった気がする。」と言いました。朦朧としていた様に見えても、ちゃんと話は聞いていたんだなと思いました。

少しだけカーテンを開けてお布団に横になると、時折稲光が見えました。遠くで雷鳴もします。明け方にはだいぶすっきりした様子のしゅんとお布団に並んで横になり、話しながら雷を見ていました。「今日は、雷見ながらたくさんお話する日って感じだね。」と、窓の二重ロックもばっちりかけて(笑)、おへそを取られる心配の無くなったしゅんは嬉しそうに言いました。


8月27日(水) 晴れのち曇り 「ゆりかもめと公園」
久しぶりに青空の東京となりました。このところ雨ばかりだったので、大きな物を急いで洗濯し、ベランダいっぱいに干しました。そして折角なのでどこかへおでかけしようとしゅんに言いました。

最初は「自転車!」と言っていたしゅんですが、私がいくつか提案すると「ゆりかもめ」気分でいっぱいになってきました。先月も行ったららぽーと豊洲に、ゆりかもめを使って行きたいというわけです。新橋から豊洲まで30分ほどのゆりかもめの旅です。ちょっと遠回りになりますが、こんな時間の使い方も夏休みならではかなと出かけることにしました。

新橋で乗り換えをしようとゆりかもめ方面に歩き出すと、人の多さに驚きました。ホームにも人が多く、5分置きに出発するゆりかもめはどれも満員です。私たちも2本待って座席に座りました。お台場で行われているイベントに行く方が多い様です。
出発すると、しゅんと私は外の風景に釘付けになりました。遠くに飛行機が見えたり、近くを高速が走ったり、乗り物好きの男の子にはたまらないのでしょう。私もレインボーブリッジや東京タワー、高層ビル群など、東京ならではの風景や空と海の風景を楽しみながらの30分となりました。

ららぽーとに到着すると、早速お昼ご飯にしました。広い店内の地図を持ち、道案内をするのが大好きなしゅんにお願いしながら(もちろん私もこっそり地図を見て場所を考えつつ)、いくつかのお店を回って今日はフードサーカスに行くことにしました。入る時に人数分のカードを受け取り、中での買い物はそのカードで行います。そして出る時にカードを出して精算するという初めてのスタイルに、しゅんは興味津々でした。

お昼を食べて、さぁお買い物でも?と思っていると、「今日はお買い物はしなくていいや!」としゅんが言いました。そして「さ、公園行こうよ。」と歩き出しました。豊洲駅に着くちょっと前に、ゆりかもめから下を見た私たちは、魅力的な遊具が並ぶ公園に気付いたのです。「今日はららぽーとに何しに来たの?」と聞くと、「ゆりかもめに乗って、お昼食べに来たの。」という答えが返ってきて、確かにその通りかも・・・と公園に向かうことにしました。

そこは区立豊洲公園というところで、アスレチックっぽい遊具やじゃぶじゃぶ池などがあり、多くの親子でにぎわっていました。注意書きに「ランドセルを置いてから遊びましょう」とある様に、小学生でも十分楽しめそうな遊具はちょっと難しいのか、しゅんは何度かドスンと落ちながらも果敢に挑戦していました。遊具の向こうには高層マンションが並んでいて、何だかちょっと近未来的な雰囲気がする、不思議な公園でした。
4時頃までたっぷり遊んだしゅんは、汗びっしょりになっていました。駅のホームでお着替えをして、また家までの道のり、地下鉄を堪能していました。
楽しそうな公園! 向こうには高層マンション 動けない・・・


8月25日(月) 雨 「リュック」
今日も朝から雨降りです。昨日の体調不良は何だったのか、今日は朝から元気なしゅんですが、念のため家でおとなしく過ごすことにして、友人親子との約束はキャンセルしました。

今度、幼稚園で遠出をする行事があるため、夏休みは少しずつその道具を揃えています。大きめのリュックに水筒、パジャマなどなど、子どもと一緒に選んで一緒に準備することで気持ちも盛り上がるということで、私もしゅんに話をしながら準備を進めてきました。今日はリュックの中に入れる物を確認してみようと、和室に袋や荷物を並べていきました。使うシーン毎に袋に詰め、それを使う順番から上になるように詰めるという、子ども達の行動を考え尽くされている先生方らしい資料を見ながら、しゅんと一緒に準備していったのですが、途中から嬉しくて仕方がなくなったしゅんは、リュックを背負い始めました。そして準備が終わってもこの様子。重いし暑いし、もう下ろしてもいいんだけど・・・と言う私に、「こうしていたいの」とうっとりした表情で言いました。

昨日行ったスーパーでタコがお買い得だったので、今夜は久しぶりにしゅんと2人でたこ焼きをすることにしました。歯ごたえのあるタコが余りお好みではないしゅんのために、生協の魚肉ソーセージをタコの代わりにお皿にのせて準備OKです。たこ焼き器の半分からこちらはタコ入り、向こうは魚肉ソーセージ入りと境界線を決め、早速焼き始めましたが、材料をどんどん乗せていくうちに、どこがどこだかわからなくなってきました。
クルクルと転がしていると、外はカリッと中はふんわりしたたこ焼きが完成し、2人でふーふー言いながら食べていきました。少し肌寒いくらいの今日は、こんな夜ご飯がぴったりでした。
リュック 重くない? こんがり たこ焼き


8月24日(日) 曇りのち雨 「風邪」
朝起きると、しゅんがお楽しみの「あしたをつかめ」を鑑賞中でした。今回のテーマは「商社マン」。一体どんな風に紹介されるのかしらと、私たちも興味津々で見ました。子ども向けとはいっても大人も十分興味を持って見られる内容で、見終わった後、私たちは顔を見合わせて「色んな人生があるね。家を作ったり、潜水したり。」「犬のトレーニングをしたり子どもと遊んだり。」としみじみ話しました。

そろそろおでかけしようかと思っていた時、しゅんが「お腹が痛くなっちゃった。」と言い始めました。青白い顔をしています。いつもおトイレに行けば治るので、「おトイレに行ったら?」と言ってついていったのですが、用を足した後、「やっぱりげぼがでちゃいそう。」と言って軽く戻してしまいました。まぁ、大変。昨日の寒さで風邪がお腹に入ったのでしょうか・・・。しばらくしてもう一度おトイレに行き、今度は無事大を済ませると、後はケロッとした顔で元気そうにしていましたが、念のため、今日は温かくしてゴロゴロと過ごしました。


8月23日(土) 曇りのち雨 「披露!」
しゅんが、待ちに待った土曜日が来ました。この一週間の練習の成果を、パパに見てもらうんだと楽しみにしていたのです。しかし空は怪しい雲行きです。お昼前に一度家を出たら、ポツリポツリと雨が降り出して、3人で家に引き返しました。

「お天気なんて嫌い。」「お天気なんてなければいいのに。」と涙を流して怒り続けるしゅんに、笑ってはいけないと思ってもつい後ろを向いて笑ってしまいます。お天気に怒れるなんて、子どもらしい!今にも雨が降り出しそうではありましたが、何とかもっているようだったので、思い切ってもう一度3人で広場に行ってみることにしました。

いつもの様にパン屋さんでランチを買い、「ここでこうやって食べるんだよ。おいしいでしょ?」と自慢げに主人に話すしゅんの案内で、いつものベンチに座り、お昼ご飯にしました。見上げると緑の葉っぱが覆っていて、何とも気持ちいいのです。食べ終えると、早速しゅんは走り出しました。デジカメの動画では見ていた主人も、しゅんの速さにちょっと驚いていました。

スイスイと気持ちよさそうに走るしゅんを見ていた私ですが、風が冷たくて冷たくて、鳥肌が立ってきました。しゅんもピューンと帰ってきて、「寒い・・・」と言い始めました。そこで私だけ家に戻って着替えを持ってくることにしました。8月の終わりなのに半袖では寒いなんて、気温の差が激しくて風邪を引いてしまいそうです。
長袖に着替えたしゅんは、同じく自転車で走り回っていた男の子の兄弟と、3人で走り続けました。本格的に雨が落ちてきそうになる前に、そのお友達とも「またね」とお別れし、私たちも家に帰りました。「土曜日が本番。それまでは練習だよね。」と言って一週間頑張ってきたしゅんは、思い通り主人に披露することができてご満悦でした。


8月22日(金) 曇り 「バレエ」
昨日の夜からぐっと涼しくなり、急に過ごしやすい気候になりました。朝晩は風が冷たく感じるほどです。

今日は何ヶ月も前から楽しみにしていた観劇の日です。5月頃、幼稚園で「日生劇場国際ファミリーフェスティバル2008」というチラシを頂きました。これは、夏休みに親子で様々な作品に触れ、楽しんで欲しいという願いをこめて1993年から始まった企画だということで、今年もミュージカルやコンサートなど5つのプログラムが用意されました。なかなか親子でこういう場所に行くこともないので良い機会だと思い、しゅんにどれを観てみたいか聞いたところ、バレエという答えが返ってきました。エレクトーンに夢中になっているので、コンサートを選ぶと思っていた私は驚きましたが、何度聞いてもやはり答えは同じなので、思い切って行ってみることにしました。今年のバレエの演目は「ロメオとジュリエット」で、小さな子ども向けに短縮バージョンとなっているということでした。

「え?これが劇場なの〜?こんなに大きいなんて〜。」と驚くしゅんと日生劇場に入ると、素敵なワンピースを着て髪をまとめた小さなバレリーナ達でいっぱいでした。お上品なレディー達に混じって、しゅんがおとなしく観劇できるか少々不安もありましたが、頂いたパンフレットを読みながら開演を待ちました。
最初にバレエについてのちょっとした説明(バレエに言葉はなく、気持ちはジェスチャーで表すなど)があり、数人の登場人物紹介がありました。言葉での説明が無いと聞いたしゅんは「へっ」と息を飲んで驚き、慌ててパンフレットで場面の予習に励みました。

目の前で繰り広げられる踊りの世界は、子ども向けとはいってももちろん本格的で、本当に素晴らしいものでした。しゅんはグッとその世界に引き込まれたり、ちょっと退屈そうにしたり、場面によって表情が違いましたが、概ね楽しんでいる様に見えました。私はすっかり夢中になって、バレリーナ達の可憐さにうっとりとしていました。それにしても、何て華奢で美しいんでしょう。羽のようにふわりと飛んだりクルクルと回ったり。同じ人間とは思えません。
2時間ほどの舞台が終わると、しゅんも大きな拍手を送り、「うち、ロメオとジュリエットのDVDが欲しくなっちゃったよ〜。」とうっとりしながら言いました。もしや、バレエをしたいとか?と思った私が聞いてみると、「踊りたいっていう気持ちには全然ならなかった〜。」と返ってきました。

夕方、家に着くとすぐに服を着替えて本日も自転車に乗って出発!何というスケジュールでしょう・・・。グルグルと走るしゅんと、グルグルと歩く私。曲がり角で止まったしゅんに、「ママ、バレエを観たからお姉さんみたいにクルクルできる気がしてきた。」と言って回ってみせると、「1回しか回れてないよ。」と冷静に返されました。


8月21日(木) 晴れのち雷雨 「抜け殻付き」
今日も朝から、私の携帯が鳴ります。しゅんが、毎朝9時から「じてんしゃ練習」というスケジュールを登録したのです(笑)。9時に出るのは難しいのですが、家事などを済ませ、今日も暑そうだなぁと思いながら、リュックに水筒や虫除けを詰めて出発しました。

いつものようにパン屋さんでランチを買うと、ベンチに座ってお昼にしました。しゅんははやる気持ちを抑えられず、1個食べたところで「ごちそうさま」と言って走り始めました。写真は、おやつに2個目のパンを食べているところ。お行儀悪いですが、いつの間にかベンチではなく愛車に座っています。そんなに好きなのね・・・。
気持ちよさそうに走り続けるしゅんを見ていた私も、体を動かしたくなりました。そこでしゅんがグルグルと走り続ける広場を歩くことにしました。先日の旅行で山を歩いて「ハイキング」という言葉を覚えたしゅんは、「そっか。ママはハイキングするってことね!」と言いました。ハイキングというより、ウォーキング?

ぐるぐるぐるぐる、走り続ける息子と歩き続ける母。時折すれ違うと、手を振ったり「ママちゃ〜ん」「しゅんちゃ〜ん」と声をかけ合ったり。ベンチで休憩していらっしゃる方々は、目が回りそうだったかもしれませんが、何時間もこうして2人で動き続けました。
途中、木の下で蝉の抜け殻を見つけました。ようやく抜け殻だけは触れる様になったしゅんは、そーっと持ち上げると自転車のカゴに入れました。それも、網の部分につかまらせるようにして。蝉の抜け殻付きの自転車って、何だかおかしくて笑ってしまいました。最後は「やっぱり木につかまらせてあげた方が嬉しいかもね。」と言って(抜け殻なのですが、ちょっとどこか勘違いしているような気も)、木にくっつけました。「ママちゃんも触ってごらん。下の方を触れば、痛くないよ!足を触るとギザギザしていて痛いからね。」とアドバイス。「そう?」と言いながらそーっと触る、蝉が苦手な私です。抜け殻を触った私に「ね、大丈夫でしょ?」と嬉しそうなしゅんですが、抜け殻だけでこの騒ぎ。本物の蝉を触れる様になるのは、いつのことでしょう?

昼間は良いお天気だったので、6時以降は雨だという予報が信じられませんでした。でも6時を少し過ぎた頃から、風が怪しげに強くなり、空が真っ黒い雲で覆われました。これは来そうだなと思っていると、すぐに猛烈な雷雨となりました。しゅんは窓に二重ロックをし、時折両手で耳をふさいでいました。
愛車でランチ・・・ 蝉の抜け殻付き自転車


8月20日(水) 晴れ 「できた!」
もちろん本日も、朝から広場へGO!この2日で、かなり蚊に刺されてしまったので、リュックに虫除けとムヒも入れました。那須でできた、ひどい虫刺されの跡が治ってきたと思ったら、今度は蚊に刺されてあちこち真っ赤な私の足と腕です。

広場について早速パン屋さんの袋を開け、ぱくぱくと食べながら「お外で食べるとおいしいよね〜。」としゅんが言いました。このパン屋さんへは、しゅんがベビーカーに乗っていた頃、本当によく通いました。パンを買って公園へ行き、芝生広場で食べて遊具で遊んだりお散歩したり、お腹がいっぱいになってお昼寝を始めたしゅんと家に帰った日々がとても懐かしいです。新潟から帰ってきて、今度は自転車に乗るしゅんと一緒に来る様になるなんて、不思議だなぁと思いました。

お昼を食べて、さてさて・・・と自転車にまたがったしゅん。昨日覚えた様に、右足で踏み込んで左足をペダルに乗せると、あらびっくり!何とスイスイ走ることができました。一回コツを覚えてしまえば、後はもうあっという間にこんな風に乗れる様になるんだわと驚きました。もちろんしゅんは満面の笑みで、広場の端から端までスイスイと走り回って大喜び。それから2時間、走り続けました。ははは。

連日の練習で、なぜか私が疲労困憊。家に帰って洗濯物を畳んでいたと思ったらいつの間にか眠ってしまったので、今日のご飯は大急ぎで作ったサラダうどんです。てっぺんに梅干しを叩いた物を乗せました。最近また、食材について興味津々のしゅんに梅干しの成分を聞かれ、「夏の疲れにぴったりの、クエン酸がいっぱいだよ。」と答えながら、今の私たちにまさにぴったりと思いました。
ところで先日、2人でシシャモを食べている時もこんな話題になりました。「カルシウムたっぷりなんだよ。カルシウム不足になると、イライラ、キーッとしちゃうから、これを食べたらニコニコなんだよ。」と言うと、しゅんは喜んで「これでママもうちも、ニコニコだ〜。」と言って食べ続けました。
その後、私が何か叱ったりイラッとしたりするたびに、しゅんがぼそっと「ママ、カルシウムが足りないんだよ・・・。」言うようになってしまいました。とほほ。
さて、今日も練習しよう〜 走った!! お疲れ様の「梅サラダうどん」


8月19日(火) 晴れのち曇り 「練習2日目」
今日の東京は暑さもすっかり戻り、朝から蝉の大合唱でした。私は朝の家事を、しゅんはエレクトーンの練習をせっせと済ませ、昨日と同様リュックに荷物を詰めて出発!もちろん、自転車の練習です。

途中のパン屋さんでお昼ご飯と水分を調達し、準備OK。広場に到着すると、さすがにこの暑さのためか、ほとんど貸し切り状態でした。少し早めにお昼を済ませ、しゅんは早速練習を始めました。昨日の練習で、右足をグイッと踏み切り、左足をペダルに乗せるところまではだいぶ上手になりました。ほんの時たま、「ママ、最初だけ後ろを持ってみて。」と言うものの、すぐに「あ、やっぱりいいや。ずっとママに持ってもらうと、甘えん坊ちゃんになっちゃうもんね。」と言い、再びひとりで黙々と練習を始めるのでした。

今日は次の予定があるため、2時間ほどの練習でしたが、一体何往復したでしょう?エイッと踏みきり、すぐに両足を着いてしまうか転ぶかという感じなので、本当に地道な練習です。それでも何度か、右足、左足、右足、もう一歩左足・・・というくらいまでこげるようになった時もあり、遠くのベンチでじっと見つめる私と「うん、うん」「完璧!」とジェスチャーで会話して、しゅんはご満悦。私の近くに戻ってくると、「うち、だいぶ完璧になってきたみたい。斜めになっちゃう時は、スピードを速めればいいっていうことも、だいぶわかってきた。」と分析しては、また練習を再開していました。
少しコツをつかんだらしいしゅんは、帰り道で「土曜日までにはあと何日あったっけ?土曜日にパパと練習したら、パパ、きっとびっくりすると思うよ。うちのすごさに気付くと思う!!」とすごいことを言って頷きました(笑)。

ところで右の写真は、今夜のしゅんの主食です。なぜか最近おにぎりが大好きなしゅんは、こうして握るとお茶碗によそった時よりもずっとたくさん食べます。今夜のリクエストは、「梅」「梅と鮭」「鮭」の3種類のおにぎりでした。すっぱい梅干しを好んで食べるしゅんは、今夜もクーッと顔をくしゃくしゃにしながら幸せそうな顔をしていました。
今日も朝から頑張る リクエストのおにぎり


8月18日(月) 晴れ時々曇り 「自転車」
主人の夏休みが終わり、我が家に日常が戻ってきました。今日もグンと暑くなりそうです。

今日はしゅんの強い希望で、自転車屋さんへ行くことにしました。そう、とうとう補助輪を取ろうということになったのです。新潟のお友達が、次々と補助輪なしの自転車に乗れる様になっているという話を聞いたり、周りで走っている補助輪なしの自転車のお子さんを見たりするたびに、「補助輪なしの練習しようね。」と言っていたしゅんですが、この夏休みに主人が「もう補助輪有りでだいぶ速く走れる様になったし、取っても大丈夫じゃない?」と言ってくれたことに背中を押され、すっかりその気になった様です。
お目当ての自転車屋さんが夏期休業中だったり、少し遠くの自転車屋さんが大繁盛で1時間待ちだったりして、結局取れたのは午後になってからでした。どうしても今日から練習したいと言うしゅんと、交代しながら必死で自転車を運び、何とか練習を始めたのは3時頃。補助輪無しの自転車は、想像していたよりずっと重さを感じる様で、立てるだけ、動かすだけでへとへとなしゅんでしたが、ふと後ろを振り返って補助輪がついていないことを確認すると、嬉しくて仕方ないといった様にクククッと笑いました。

最初は後ろを持って押していましたが、どうもこれでは自転車を動かすという感覚がつかみにくい様です。私のことも気になってしまうのか、後ろばかり振り返って何だかうまくいきません。そこでどうやって教えたらいいのかなぁと考え、自分が自転車を走らせる時のことをイメージしてみました。そして、まずは走り始めに足を踏み込むところが大事かなと思い、右のペダルを上にしてグイッと踏み込み、左足を左のペダルに乗せるんだよということを伝えました。でもふと、しゅんは左利きなんだということを思い出しました。右利きの私は何の疑問もなく右を基点に行動しますが、時々、しゅんは反対の方がうまくいくこともあるのです。そこで練習を続けるしゅんに聞いてみたところ、どっちの足を先にしても同じくらい難しいとのことだったので、右から踏み込む方法でいくことになりました。延々と練習すること2時間以上!よく頑張りました。

思わず、帰り道でフラフラとケーキ屋さんに吸い込まれてしまった私たち。「よく頑張ったから、しゅんちゃんもママもお疲れ様ってことね。」と言い、夜ご飯の後のデザートにしました。
補助輪を外しました お疲れ様〜


8月17日(日) 曇りのち雨 「夏休み最後の日」
昨日の夜から、グッと気温が下がってクーラー要らずになりました。今朝もひんやり涼しくて、驚きました。暑くないのは嬉しいですが、もう夏が終わってしまうとしたら、ちょっと寂しいなと思いました。

夏休み最後の日は、午前中からおでかけしたいという主人の希望で、行き先を考えました。今にも雨が落ちてきそうな空模様だったので、それでも大丈夫な所、そしてあれこれ買いたい物もあったので、ららぽーと横浜へ行くことにしました。
家を出た頃は曇り空でしたが、次第に空が暗くなり、細かい雨が降り始めました。予報は曇りだったのに、お洗濯物が・・・と思いましたが、気を取り直してランチのお店を選びました。

初めて入った中華のブッフェレストランで、しゅんは早速ラーメンを食べて「おいしい〜」と感激した様子(笑)。少し前まではほとんど食べなかったのに、なぜか最近ラーメンが大好きなのです。隠れたラーメン王国、新潟にいるうちにラーメン好きになってくれていたら、私たちももっと楽しめたなぁと少々残念な気もしています。
こちらのお店、デザートがとても豊富なのですが、夏らしくツルンとした食感の冷菓が多く、とてもさっぱりと頂くことができました。中でも杏仁豆腐はおいしくて、主人までお代わりしました。

満腹になった後はお買い物を済ませ、次のお楽しみ、「ぱくぱくパティシエ」でクッキー作りをしました。2回目のしゅんは、前回お隣のお姉ちゃん達が使っていた型で念願のクッキーを作ることができて満足そうでした。お母さんがお買い物の間、お父さんと来ているというお子さんが多かったのですが、後で主人に言われてふと思い出したのは、しゅん以外は全員女の子だったということです。もちろんそんなことを気にするしゅんではないので、今度はパパとクッキーを作るんだ〜と楽しみにしています。

夕方になる前に家に帰り、9連休の締めはすき焼きにしました。肌寒い程の今日にはぴったりの、ぽかぽかメニューで楽しい夏休みは終了しました。
中華ランチ デザートがいっぱい!
「ぱくぱくパティシエ」へ 楽しくておいしい夏休みでした


8月15日(金) 晴れ 「パンダまんとランチ」
今日も朝から、ジリジリと日焼けする音が聞こえてきそうな日差しの強さでした。「パンダまん」「パンダまん」とつぶやきながら起こすと、しゅんはガバッと起きあがってニヤリと笑いました。今日は楽しみにしていたお料理教室の日です。

夏休みが始まる前、幼稚園で頂いた映画のチラシに、「ミラクルパンダまん」という餡まんの作り方が書かれていました。その映画には全く興味を持たなかったしゅんですが、パンダまんには興味津々。さらに友人から教えてもらったキッズ向けのお料理教室のHPを何気なく見ていると、そのお料理教室でチラシに書かれていたパンダまんを作るという単発レッスンを行っているということがわかりました。対象は4歳からで、参加は子どもだけ、親は見学もできません。当然ながらしゅんは「子どもだけでも先生がいらっしゃるから平気!どうしても行ってみたい。」とやる気満々なので、折角なら主人の夏休み中に申し込むことにして、しゅんがお料理している間、私たちは2人でランチしようとこっそり計画しました。

早くお料理した〜いとウキウキするしゅんと、早くランチしたいとウキウキする私たちは、電車に乗って教室に向かいました。教室のドアを開け優しそうな先生にしゅんをお願いすると、既に心はレッスン中なのか、教室から出て行く私たちの方をチラリとも見ませんでした。外に出てからこっそりと覗いたところ、教室のエプロンをつけてハットをかぶり、神妙な面持ちで先生のお話を聞いていました。さ、これで1時間45分は安心と、主人とランチまでウィンドーショッピングをしました。何か違うなぁ・・・と思って顔を見合わせた私たち、「しゅんがいないとすごく静か!」と言って笑ってしまいました。おしゃべりなしゅんは、何かに夢中になっている時以外は大体喋っているので、こんな風に買い物している時はひっきりなしに声が聞こえてくるのです。何やら不思議な静けさを感じながら、今日のランチに選んだイタリアンのお店に行きました。

三崎港の新鮮な魚介類を使っているというお店のランチは、ボリューム満点でとてもおいしいものでした。写真は、それぞれが選んだメインの、魚介のグリルと冷製パスタです。プリプリの魚介類が入ったさっぱりした冷製パスタはこの暑さにもぴったりでした。ちょっとお行儀悪いですが、半分こして全部の味を楽しみました。

お迎えに行くと、大事そうにケーキバッグを持ったしゅんが出てきました。少し大きなお姉ちゃん達と並んで、楽しくお料理できたそうです。「シェフハットをかぶったんだよ。」「うちがパンダまんのお顔を作ったんだよ。」などなど、ちょっと興奮して嬉しそうに話し続けました。ちなみにしゅんのランチは、パンダまんとパンでした。へへ。ごめんね。
パンダまんができました おいしそう〜 魚介のオーブン焼き 贅沢〜 魚介の冷製パスタ 爽やか!


8月14日(木) 晴れ 「屋上三昧」
昨日の夕方洗濯し、ズラリと干しておいた旅行中の洗濯物は、朝になると全てカラッと乾いていました。今日も暑くなりそうです。

上段左の写真は那須のパン屋さんで買ってきた、その名も「那須のあんパン」です。まるでお饅頭の様にあんこがぎっしり詰まっていて、3人で分けて食べてちょうど良いくらいでした。右は那須の道の駅で買ったお野菜のひとつ、「那須の茄子」です(へへ)。念のために、これは私が言い出したことではなく、あちこちで「那須の茄子」という看板を見かけましたが、色々な種類の那須が道の駅にも並んでいました。

お昼ご飯の後、那須で買ってきた夏野菜をたっぷり入れたカレーを作り、これで夕方まで安心!そこで元気いっぱいのしゅんと、本当はお昼寝でもしたいな〜という気分の私は、またこどもの城へ行きました。当然の様に、本日も屋上コース。雲行きが怪しいかなと思いましたが、雨が落ちてくることもなく閉館まで楽しむことができました。ちなみに今日は、屋上プールで1時間ほど、さらに屋上にあるボールプールでTシャツを着替えなければならないほど汗びっしょりになるまで40分ほど、そしていつもの「ふしぎが丘」で変形自転車などを楽しみ、見事に屋上三昧となりました。あ、暑い・・・。でも夕方だったので少しは楽だったかな?

薄暗くなった頃、私たちは帰宅しました。新宿の電器屋さんをはしごして、ひとりの休日を楽しんでくれた主人も少し後に帰ってきて、3人で夜ご飯を食べました。
那須あんパン 那須の茄子
今日も泳ぐよ〜 ボールプールも楽しい〜 ハムスターみたい・・・


8月13日(水) 晴れ 「最終日」
今日も朝から良く晴れました。子ども達は自然とお友達になっていた様で、今朝もご飯を食べ終えると遊び始めました。

チェックアウトを済ませると、南が丘牧場に行きました。昨日、魚のエサやりが余程楽しかったらしいしゅんが、アヒルにもエサやりをしたいと言ったのですが、生憎アヒルはもう満腹だったのか、エサの販売をしていなかったのです。朝になったらお腹が空くかもねと適当に言った私ですが、本当にエサを販売していました。しかし、アヒルさんはご機嫌斜めだったのか、一粒もエサを食べようとしません。それは魚用のエサと同じ物だったので、いつでもぱくぱくとたくさん食べてくれる魚コーナーに移動しました。

次はうさぎさんの散歩というコーナーに行きました。1羽のうさぎと30分間ふれあうことができます。私たちのところにきたうさぎは、ピョンピョンと気の赴くままに動いたかと思うと、木の根元にジッとうずくまったり、仲間のうさぎさんにぴったりとくっついたり、とても気ままな動きがかわいらしく感じました。リードを持ったしゅんは、「この子、すごく元気なんだよ。」「お友達が好きってことなんじゃない?」などと、他のお子さんとおしゃべりしていました。
うさぎの後は、子牛、山羊、羊などがいるふれあいコーナーに行くことにしました。こちらもエサやりをすることができます。エサを購入する時、お姉さんから「エサを持っていると、動物たちが群がってくることがあります。お子さんに気をつけてあげて下さい。」と言われたことに少々緊張しながら柵の中に入りました。すると、エサの匂いをかぎつけたのか、のっしのっしと子牛がやってきました。そしてムシャムシャと何かを食べ始めているのです。きゃ〜。私のスカートが〜。真ん中の写真、動物たちとふれあっている微笑ましい写真にも見えますが、ムシャムシャとスカートを食べていく子牛がどうしても離れずパニックに陥っている写真なのです。ようやく子牛が諦めてくれたものの、スカートは大変な状態になっていたので、私だけ慌てて外へ出て駐車場で着替えました。あぁ、こんな触れ合い、嬉しくない〜。でも、後で聞いたところによると、私にくっついてきたあの子牛、洋服をムシャムシャと食べてしまう癖(?)のある牛らしく、あちこちで被害者が出ていたそうです。そして「どうしたらいいんでしょ〜」と叫ぶ私を見ていたしゅんは、主人と2人で柵の中に残されてからも、動物たちがちょっと近づくたびにピューッとすごい速さで逃げ出していたそうです(汗)。

気を取り直して本日もジャージー牛乳を使ったソフトクリームを食べた後は、お昼ご飯を食べに通り沿いのパン屋さん「ゆめみどり PROLOGUE」へ行きました。おいしそうなパンをいくつも選んで2階のイートインコーナーに行きましたが、そこにいるのは私たちだけでゆっくりすることができました。さらに今日も「手づくりアイス工房 ももい」でジェラートを食べ、おいしい物を食べてばかりの那須旅行も終わりが近づいてきました。

帰りの高速も順調で、夕方には自宅に到着しました。久しぶりの那須はカフェやパン屋さんが増え、近くにアウトレットもできて少し変化がありました。でも、緑の中でのんびり過ごすことができる場所が多く、とてもゆったりとした夏の旅行となりました。高速に乗る前、道の駅「那須高原友愛の森」で買ってきた新鮮なお野菜と、SAで買った佐野ラーメンで夜ご飯にしました。
朝ご飯からモリモリ キッズスペースで楽しそうな子ども達 もう一度、南が丘牧場へ
うさぎさんと ふれあい広場に行ったら・・・大変〜 気を取り直してソフトクリーム
パン屋さんでランチ 「ももい」でジェラート 那須のお野菜と佐野ラーメン


8月12日(火) 晴れ 「牧場」
夜中は強い雨が続きましたが、朝になると青空が広がりました。この辺りは那須でも山の上の方になるため、気温が少し低いということでしたが、朝晩とも涼しくて快適でした。朝から早速卓球でお腹を空かせた後、ご飯を食べてチェックアウトしました。

今日はしゅんの希望もあり、「りんどう湖ファミリー牧場」へ行きました。こちらはりんどう湖という人造湖を中心に、牧場や遊園地、アスレチックや広場などが広大な敷地内に広がっています。まずは足こぎボートに乗り、湖をぐるり。30分でしたが、照りつける日差しのもと、こぎ続ける私たちはへとへとになりました。ふぅ。なかなか大変です。
今回、入場料だけ払って入園し、2500円の「とくとく乗物券」を購入しました。これは3200円分のチケットになるのですが、ひとりだけではなく家族全員で使うことができます。最初にボートで1200円分を使い、「このチケットの分だけ、乗り物に乗ることにしようね。」と言ったところ、しゅんは必死に考えながら乗り物を選んでいきました。自分ひとりで乗れる物、私が一緒でないと難しい物など、それぞれの金額とチケットの残金を何度も見比べながら、う〜ん、う〜んと考え込む姿に、私たちは顔を見合わせて「しゅんって、やっぱり生真面目だね。」とこっそり笑ってしまいました。

そんなこんなで乗り物に乗ったり巨大な滑り台を滑ったり、無料のアスレチックコーナーで体を動かしたりしていましたが、しゅんが面白い物に気付きました。それはとても大きなトランポリンです。体重50キロ以内の人が挑戦できるというこのトランポリン、上手な小学生などは空中でサーカスの様にくるりと宙返りしていました。どうしてもやってみたいと言うので、折角だからとチケットを購入したところ、早速サポートのお兄さんのところに歩いていきました。
バネにくくりつけられたしゅんは、最初は自分でピョンピョンと跳ねていましたが、段々とその位置を高くされていくと、跳んでいるというより、飛んでいるという感じになってきました。ものすごーく高い位置までビヨーンと飛んでいるしゅんがおかしくて、見ている私たちは大笑いでしたが、しゅんも飛ばされながらとても嬉しそうでした。

思いっきり遊んで3時頃牧場を出ると、近くにあるジェラート屋さん「ももい」でおやつを食べ、南が丘牧場に行きました。こちらもとても混んでいましたが、ソフトクリームとジャージー牛乳でもう一度おやつにして、お魚へのエサやりをした後、今日のペンション「ふる〜る」に向かいました。
こちらは子連れ向けということで、ダイニングの横にプレイルームがあり、しゅんが一番楽しみにしていました。1歳前後の小さなお子さんが多かったのですが、みんなお食事を終えると遊びだし、しゅんもお子様ランチをペロリと食べた後、早速遊びに行きました。遊んでいる子ども達を見ながら、私たちも栃木ビールをお供に最後の珈琲までゆっくり頂くことができました。こういう子連れ向けのペンションは初めてでしたが、大人も子どもも楽しめるものだなと思いました。
朝から卓球 朝ご飯を頂きます りんどう湖ファミリー牧場へ
ゴーオンジャーになったしゅん カートに乗って 今度はアスレチック
トランポリンに挑戦 飛んだ〜! 仔牛にミルクをあげましょう
栃木のビール おいしい〜 前菜 お魚
ステーキ しゅんはもうキッズスペースへ ゆっくりお茶 お子様ディナー ボリューム満点!ほぼ完食


8月11日(月) 曇りのち晴れ夜は雨 「ハイキング大好き!」
夜が明け始めると、動物たちの鳴き声が聞こえてきました。本当に動物の声で目が覚めました。朝ご飯には焼きたてのパンが並び、こちらもお部屋でゆっくり頂きました。

チェックアウトを済ませると、茶臼岳のロープウェイ乗り場に向かいました。何年も前、頂上まで登ったことがあるのですが、今回はしゅんもいるし、どうしましょうね・・・と思いながらロープウェイに乗りました。夏休みらしく、駐車場も乗り場もとても混雑していて、頂上を目指す人々もたくさんいました。まっすぐ頂上に向かう道は、岩がごつごつしていてとても難しい記憶があったので、7年前に行った牛ヶ首を通るコースに行ってみようと歩き出しました。
「これがハイキング?」「ハイキングってすご〜い」と歩き始めたしゅんは、岩に書かれている黄色い目印のことを教えると、「あった!」「こっちもあったよ」「この道で正解〜」と快調に歩き続けました。でも、しばらく行って道の左側がやや切り立った崖の様になり始めると、「落ちちゃったらどうしよう」とびくびくし始めました。随分頑張りましたが、30分以上歩いたところで「もう帰りたいな」と言い、私たちもここで引き返した方がいいねと話し、来た道を戻ることにしました。ほっとしたのか笑顔になったしゅんは、また元気に歩き出しました。時々写真の様に雲がやってきて、少し先も見えなくなります。山の天気は変わりやすいというのは本当だなと思いましたが、雨が降ったり雷が鳴ったりしなくて良かったです。

初のハイキングに満足そうなしゅんと車に戻り、ぺこぺこの私たちはお昼ご飯を食べに行くことにしました。2時を回っていたので、もうそろそろ空いているだろうと向かった大人気のイタリアン「ジョイア・ミーア」はまだ大混雑でした。そこで本で見てこちらもおいしそうだと思っていた「エル・バローロ」に行きました。自家製のベーコンが乗ったパリッと薄いピザや濃厚なトマトソースがとてもおいしくて、こちらも大満足でした。

そして食後は昨日から何度も草食動物にだけは会っていた「那須サファリパーク」に行きました。自家用車で回るかバスに乗るかを選べるのですが、私たちはバスに乗ることにしました。さらに昨日のお宿のご主人からお薦めされた「動物のえさ」を買って乗り込みました。トラ、ライオンといった緊張感漂うエリアから始まったコースは、キリン、草食動物、象、バッファローなどと続きます。運転手さんの説明がとてもわかりやすく、教えて下さる通りに窓からエサをあげると、動物たちが大きな口を開けて寄ってきて迫力満点です。その迫力に、しゅんはかなりびびってしまった様子で・・・。最後には顔が強ばっていました(苦笑)。

今日のお宿は「ペンション ユミィアネックス」です。ちょっぴり古めかしさを感じる建物でしたが、しゅんは部屋の隣りにあった卓球台に大喜びで、何度も対戦することになりました。昔取った杵柄で、何回もポンポンと打ち続け、しゅんに尊敬の眼差しで見つめられる私。中学校の頃、卓球部だったのです。ふふふ。
お風呂上がりには、コンビニで買った栃木限定「レモン牛乳」を飲みました。どこまで行っても限定ものに目がないのです。
朝ご飯 焼きたてパンがおいしい〜 茶臼岳へ ハイキング開始!
雲の中 自家製ベーコンのピザ ボロネーゼ
サファリパークに来ました キリンが来た! ビスケットだよ〜
白い鹿 神様の遣いだそうです ヘラジカ ロバが来た〜
本日のお子様ディナー お部屋の隣りに卓球台 栃木限定 レモン牛乳


8月10日(日) 晴れ 「那須旅行」
朝起きると、外は晴れ。今日から夏の旅行に出かけます。東京に戻ってきて初めての旅行先は、空気のきれいな所でのんびりしたいと思い、那須高原に決めました。私たちは何度か行ったことがありますが、しゅんは初めてです。

あっちへ行くと新潟だねと言いながら大泉インターから外環に乗り、東北自動車道を順調に走って上河内SAで休憩をとりました。ここで噂の「宇都宮餃子」をおやつにしました。何軒かのお店が交代で出店しているらしく、この日も3種類くらいのお店から選ぶシステムになっていました。焼きたての餃子はとてもおいしくて、もう一皿いけそうな気もしましたが、那須でのランチのために我慢して車に戻りました。
お昼をちょっと過ぎた頃、那須インターを下りることができました。前回来たのはしゅんが生まれる前の年の夏でしたが、その頃よりだいぶ開発が進んだのか、通りの両側に新しいお店などもたくさん出来ていました。それでもあちこちに、見覚えのある道やお店がありました。

お昼は「フィンランドの森」という、いくつものお店が集まった広場の中にある、「森のパン屋さんメッツァ・レイポモ」でパンを買って外のテーブルで頂きました。こちらのお店には、はちょっとこだわりの材料を使ったドイツパンやスイスパンが並んでいるのですが、パイ生地の皮はパリパリ、岩塩を乗せた様なパンもスイスで食べたことがある物と同じで本当においしくて、何だかあれもこれも、たくさん食べてしまいました。

遅めのランチを頂くと、今日のお宿、ペンション「スコッチコート」に向かいました。こちらのお宿にはとても珍しいご自慢があるのです。それは、サファリパークのお隣だということ!「お部屋やお庭から、動物が見られます」「動物の鳴き声で目が覚めます」という宣伝文句に興味津々で予約を入れたのですが、到着して車から降りると、本当にすぐ横がサファリパークの柵でびっくり。草食動物のエリアなので、安心して見られます(笑)。鹿、シマウマ、ロバ、ラクダなど、朝も昼も夜も、気が向くとテラスから外に出て動物たちを見に行くことが出来ました。これには本当に大満足。小さなバンビたちがそーっと近づいてくるのがかわいくて、しゅんと虫除けを塗りながらしばらく見つめていました。そしてもう一つ、しゅんが目をキラキラさせて喜んでいたのが、ダイニングに置かれたピアノの自動演奏です。オーナーさんご夫妻が「どうぞ」と言って下さって、しゅんは何度もピアノを見に(聴きに?)ダイニングに遊びに行っていました。

一室だけある和室では、部屋食もお願いできたので、とてもゆっくり落ち着いて頂くことができました。クーラーがいらない程の涼しさの中、しゅんを寝かせながら私たちも気付くと夢の中でした。
大河内サービスエリアで 宇都宮餃子をパクリ 「フィンランドの森」のパン屋さんで
ペンション「スコッチコート」 お隣がサファリパーク! 子鹿が近くにやってきました
すぐそこにはシマウマやラクダも お子様ディナー お部屋でフルコース
ステーキにはライス デザート 夜のお庭は動物たちのライトで飾られました


8月9日(土) 曇り 「夏休み」
今日から主人の夏休みが始まりました。「土、日、月・・・日」と指を折りながら数え、「もしかして、9連休?!」と驚いていたしゅんは、「パパ、今日から9連休?」と朝から主人に確認していました。

昨日の夜、オリンピックの開会式を見ました。どうしても見たいという競技も特になく、何となく自分の中では盛り上がりに欠けるなぁと思っていましたが、実際に開会式を見るとやっぱりこの規模でこういう大会が開かれるのはすごいことだなぁと感じました。これから色々な競技が始まると、やっぱり見たくなるものかなぁとも思います。これから2週間、問題も起こらず良い試合をたくさん見せて欲しいなと思います。

ところで新潟の幼稚園では、夜のオムツ外しは体の機能が整うまで無理しないでいいんですよと言われていて、年長さんのお泊まり保育もオムツ組は別室で着替えさせて下さるという方針でした。しゅんもほぼ大丈夫でしたが、時々朝まで我慢できないこともあったので、そのうち取れるだろうと思いながら夜だけオムツをはいていました。でも東京の幼稚園では、「オムツ外しは親のやる気!」というお話がされたこともあるということをお母さん達からお聞きし、これはこの夏の間に外すしかないと考えを変えました。しゅんもやる気になっていたので、6月頃からお布団にバスタオルを敷き詰めた上でパンツで寝かせることにしました。
本当に親のやる気が大事だったのか、ほとんど失敗することもなく朝を迎えていますが、水分の取らせかたには頭を悩ませています。東京の幼稚園の先生からは、夜ご飯の時から水分を調節し、寝る前にも取らせないことが大事だと言われたというお母さんもいらっしゃいました。でも、この暑い中、お風呂上がりに何の水分も取らないのも逆に心配です。そこで、お風呂から上がったらトイレに行き、寝る前に氷かコップにほんの少しの水で水分を取ることにしました。今夜も水を飲みたいと言うしゅんに、「ほんのちょっとだけね。」と言ってコップを持って寝室に戻ったところ、しゅんがお布団に突っ伏してシクシクと泣いていました。

シクシクシクシク、涙は止まらない様で、聞いてみると「お水がもっと飲みたいのに、おもらししちゃうから飲んじゃいけないのは悔しいの。」と言います。お水が飲みたいと泣くなんて、何だかかわいいわ〜と、今日は特別多めにお水を入れました。
それから先生のお話の中で、水分の調整と共にとても大事なことは、失敗しても決して親が怒らないことだそうです。寝相の悪いしゅんなので、場所によっては「OH NO〜」と言いたくなりますが、ぐっとこらえて辛抱の時期です(笑)。


8月8日(金) 晴れ・猛暑日 「本日も」
朝の家事を済ませると、エレクトーンを弾いていたしゅんが、「さぁ、今日も行こう!」とウキウキした声で支度を始めました。ははは・・・、今日もこどもの城へ行きましょう。出発する前、しゅんが昨日の入場チケットを台紙に貼りました。夏休みパスを使って入場した時のチケットを5枚貼ると、12月まで使用可能なチケットをプレゼントして下さるのだそうです。パスは4回使えば元を取れる計算ですが、今日で既に3回目。しゅんはプレゼントのチケットを絶対にもらうんだとやる気満々です。

昨日はパン屋さんでランチを買いましたが、今日はその前に行ってみたいと思っていたお店に寄りました。それは表参道の並木にある、「新潟館ネスパス」という新潟のアンテナショップです。一足早く行ったMちゃんからも、品揃えがとっても良いから是非行ってみてと言われていて、興味津々だったのです。真夏の太陽が照りつける中、少しでも涼しい木陰を選んで歩いていくと、表参道ヒルズの手前にお店を見つけました。店内に入ると懐かしい香り!今日から開催されている茶豆フェアの、茹でられた枝豆の良い香りでした。新鮮なお野菜や新潟で見慣れた商品、それからおにぎりやお弁当などが並び、どれもこれも欲しくなってしまいそうです。今日はぐっと堪えてお野菜を何種類かと、お昼用のおにぎり、そして地元メーカーの珈琲牛乳を買ってお店を出ました。

おいしいおにぎりとパンのランチを食べた後は、「今日は最初にプール!」と言うしゅんと屋上に行きました。水しぶきを上げているお子さん達を見たしゅんは、すぐに裸ん坊になり、慌てて水着に着替えました。シャワーを浴びて足の消毒をすると、早速プールへ!水温は随分上がっていた様で、「あったかくて気持ちいい〜」と言ってワニさん泳ぎを始めました。幼稚園のプールで練習していた顔つけも何度もやっていて、プール保育がとても印象的だったんだなと思いました。休憩を2回はさんで何と2時間、途中、光化学スモッグ警報が出たという掲示が貼られ、ドキドキしながらのプール遊びとなりましたが、しゅんは目一杯楽しめた様です。ちなみにこちらのプールは、90センチ以上のお子さんだったら子どもだけで入ることができます。小学校低学年以下と思われるお子さんしかいないため、幼稚園児も安心して遊ぶことが出来ます。お母さん達は、椅子が並べられたテントの中、もしくはプールを囲んでいるフェンスのこちら側で子ども達の様子を見ています。今日の2時間で、私の腕もさらに黒さを増した様に感じます。

売店のアイスで休憩した後は、「今日も工作。その前に、絵の具のお絵かきをする!」というしゅんの希望で造形スタジオに向かいました。ちょうどお絵かきをするコーナーでお掃除が終わり、きれいな状態で再び開始したところだったため、前回よりも広いスペースを使ってお絵かきすることができました。そうこうしているうちに、近くにいた女の子2人と、色を塗り重ねていく遊びを始めました。次々と絵の具の入ったカップを取り替え、塗り続けては顔を見合わせて笑っている子ども達は、本当に楽しそうに見えました。
最後は閉館時間まで、昨日と同じ工作をしました。先ほど熱中しすぎたのか、顔にも腕にもTシャツにも、さらに足にもサンダルにも絵の具をつけたまま、今度は熱心に工作に取り組みました。したかったことを全部して、満足感いっぱいで城を出た頃には、だいぶ外の風も涼しく感じる様になっていました。さてさてこの夏休み、あと何回行くことが出来るでしょう?!
今日はプールから! 気持ちよさそう〜
おやつの後は造形スタジオへ 色を混ぜて楽しそう
そして今日も工作! 2個出来上がり〜


8月7日(木) 晴れ 「涼しくない」
久しぶりに、すっきりとした青空が広がるお天気となりました。もちろん朝からジリジリと太陽が照りつけ、この暑さでは・・・と本日のおでかけさきは「涼しい場所」に決定しました。

途中のパン屋さんでお昼ご飯を買って向かったのは、青山にある「こどもの城」です。折角夏休みパスを買ったので、この夏は何度でも行ってたくさん遊ぼうと思っています。館内はひんやり涼しくて良い気持ちですし。
おいしいパンをたくさん食べると、まずは3階の造形スタジオに行きました。今日は、最初に工作をしたいというのがしゅんの希望です。前回とは違う「カムパッタン」というびっくり箱の様な工作が今回の課題で、しゅんは早速お姉さんの説明を熱心に聞き、材料を頂いて作業を始めました。切り貼りしたり穴を開けたり、のり付けしたり、前回よりも作業がちょっと難しくて、私も紙を押さえたり貼り方をアドバイスしたり、協力しながら作っていきました。本当は、出来上がった箱から出ている竹籤をクルクルと回すと、ふたがパタパタと開いてびっくり箱の様になるというのが作品の出来上がりなのですが、そのふたのパタパタがなかなか思った様にいかず、さらにどうしたことか、竹籤の回転と共に箱までクルクルと回ってしまい、しゅんと顔を見合わせました。でもこの動きがツボにはまったらしく、ケラケラと笑いが止まらないしゅんでした。

工作が終わった後は、アスレチックか音楽スタジオで涼みましょうと思っていたのですが、その思惑は見事に外れ、しゅんは「ふしぎが丘」と呼ばれる3階から5階、そして屋上へと続くスロープでの催しに夢中になってしまいました。以前から、その丘をタタターッと駆け上がっていくのは大好きだったのですが、夏休みはその途中に、魅力的な物が色々と置かれているのです。大小様々な三輪車、缶ぽっくり、四輪車、さらに屋上には、バスケのゴールと数字の的があるネット広場があり、確かに子どもにはたまらないだろうなぁと思うものばかり。しゅんも坂を上ったり下ったり何度も往復しながら、この丘で閉館まで2時間も遊び続けました。あ・・・暑い。何とか日陰を探して見守っていたものの、腕は昨日より明らかに黒く、足はサンダルの跡がくっきりとついてしまいました。満足感いっぱいで城を出たしゅんと、「今度来たときは、時々お部屋の中で休憩しながら遊ぼうね。」と約束(お願い?)し、家路につきました。

そして家への帰り道、立ち寄ったコンビニで耐えきれずに缶チューハイとプリンに手を伸ばしてしまった私!こんなことは初めてですが、余りの暑さと疲労感に、どうしても夜ご飯の時にプシューッと缶を開けたくなったのです。ちょっと良い気分になった私と、夏休みになってから常にナチュラルハイなしゅんの、何だか妙に陽気な夜ご飯となりました。
難しいね〜 四輪車 クルクル回ってすごく楽しそう! サウスポー


8月6日(水) 曇りのち晴れ 「ポニョ」
今日も時々怪しい黒い雲がやってきました。自転車で家を出ましたが、空を眺めて「今日も雷鳴っちゃうのかなぁ。」と言う私に、後ろに乗ったしゅんは「ちゃんと隠せば大丈夫」と自信満々に答えます。心配なのは「おへそ」なのね。

前から私の二の腕が大好きなしゅんですが、いつからかぷにぷにとつまみながら「ぽにょ、ぽにょ」と言ってニッコリ笑うようになりました。時にはお腹まで・・・。二の腕は時々主人にもつままれ、自ら「ぽにょ、ぽにょ」と効果音を入れてしまう悲しい私。
近頃では、上手に「ポーニョ、ポーニョ、ポニョ」と歌って私の二の腕をつまむしゅんのために、エレクトーンで伴奏をつけてあげたりして、悲しいのか楽しいのかわからなくなってきました。

そんなわけで、今日はしゅんと「崖の上のポニョ」を観に行きました。一緒に映画を観るのは、新潟で「犬と私の10の約束」を観て以来です。ちょっと油断してのんびり映画館に向かったら、チケットを購入するためのクネクネした行列、ポップコーンを買うための何列もの行列、さらに会場に入るための行列に驚きました。ササッとチケットやポップコーンを購入し、サッと会場に入っていた新潟の映画館とは違うのです。ひ〜。大人の私でも驚く程の行列でしたが、しゅんは「この映画館は、色んな映画をしているから、こんなに混んでるっていうことじゃない?」「券を買ってたのは、ポニョを観たい人だけじゃないからあんなに並んだんじゃない?」などなど、一生懸命分析しながら頑張っていました。

ようやく電光掲示板に「開場」の文字が並ぶと、行列は動き出しました。しゅんは椅子の上に乗せるチャイルドシートを自分で運び、意気揚々と座席に向かいました。長い長い予告編、それもしゅんが苦手なちょっと怖い系の予告が続くと、「あぁ、ポニョが始まらない」と言い出したしゅんですが、本編が始まるとじっと画面に釘付けになりました。大丈夫かな?怖がっていないかな?と思う様な場面では、少し我慢するような表情をしていました。時折、うんうん、と登場人物達の言葉に頷いたり、「そう、そう」とつぶやいたり、私の顔を見てニッコリとしたり、5歳なりの感じ方で映画を楽しんでいる様でした。子どもにもすんなりとわかりやすい、ほのぼのとした良いストーリーでしたし、音楽や映像の美しさなど、子どもと一緒に大人も楽しめるものだなと思いました。

子どもの観客が多い会場では、子ども達の素直な反応も面白く感じました。えっ?と息をのんだり、自然に涙を流したり、こんな風に反応できる子ども達って、すごいなぁとしみじみ思いました。


8月5日(火) 曇り一時雷雨 「工作」
朝から曇り空で、少し風が出ていました。段々と空が暗くなり、遠くで雷が聞こえるなと思っていたら、強い雨が降り始めました。雷も近くなってきて、ピカッと光ると同時にガラガラドーンと雷鳴が響き、しゅんと私は顔を見合わせてシーン。雷が鳴り始めると、窓の鍵をかけて二重ロックも怠りないしゅんは、今日もきっちり二カ所の鍵を閉めて「もう大丈夫」と頷いていました。

まだしゅんも私も疲れが残っているため、今日も家でのんびりと過ごすことにしました。こんな日は、絶好の工作日和。昨日、今日と続けて午後は本の付録を作ることになりました。左側は、作業の過程が20個くらいある大作で、お昼をはさんで何時間もかかりました。まだひとりでは作ることが出来ないしゅんですが、作ってみたいという気持ちは強いらしく、私の手元をジーッと見ています。単純な切り貼りの作業はしゅん、組み立ては私と分担していますが、今は私の頑張り時。もう少ししたら私の手がなくてもひとりで出来るようになるのでしょう。

どちらも輪ゴムの力を使って動かすという原理は同じで、最近そういうおもちゃが身の回りによくあるしゅんは、その作りを私に一生懸命説明してくれます。ゴムをぐるぐると巻いてそれが元に戻る力だけで色々な物が作れるものなんだなぁと、私も感心してしまいます。

ところで夜は、新潟で買ってきたお野菜を使い、ラタトゥイユを作りました。丸茄子やズッキーニなど、新潟のお野菜は瑞々しくて本当においしいのです。色々な野菜の甘みがたっぷり出たラタトゥイユは、しゅんのリクエストでパスタにかけて頂きました。最近は、以前にも増しておいしい、おいしいと言いながらたくさん食べてくれます。汗をかきかき、作った甲斐があるというものです。
工作の日々 新潟のお野菜でラタトゥイユパスタ


8月4日(月) 晴れ 「かき氷」
今日も朝からジリジリと太陽が照りつけています。こんな暑い中、本当は家にじっとしていたいところですが、歯医者の予約が入っていました。つき合ってもらうしゅんのために本も用意し、家を出たところで自転車がおかしいと気付きました。後ろのタイヤがパンクしている?!仕方ないのでガタンガタンと音を立て、「お尻、痛いけどちょっと我慢して〜。」としゅんに言いながら、道のりを急ぎました。

新潟にいた頃、私の歯医者について行ったしゅんは、長時間の治療に寂しくなってしまったのか、私の足下の椅子で泣き出しました。シクシク泣き続けるしゅんに慌ててしまわれた先生が、「もう今日はふさいでしまいましょう。」と仰って治療が中断したものです。でも今回は、本に夢中で治療が終わったことにも気付かず、「あれ?早いね。」と言ってキョトンとした顔をしました。随分大きくなったなと思います。

ところで昨日から、我が家ではかき氷器が大活躍です。去年と同じくメロンのシロップを購入し、コンデンスミルクをかけてひんやり。暑いと思考が停止する私も、かき氷を食べると「幸せ〜。」としばし頭がすっきりします。新潟でキャンプに行った時も、子ども達のリクエストでかき氷をしたのですが、その時はみんなが色々な味のシロップを持ち寄ったため、縁日の様になりました。最初は親たちが希望を聞いてかけていたのですが、段々と忙しくなって子ども達に任せたら、大変なことに。何色も混ぜる子どもが続出で、何とも気味の悪いかき氷のオンパレードになりました。食後は舌ベロがまたまた大変なことに。口の周りが紫になって、「体調悪い?」と心配してしまう子どもまでいました(笑)。

今夜も昨日に引き続き、しゅんのリクエストでお好み焼きの夜ご飯です。溶けるチーズをたっぷりとかけ、最後はパリッと焼き上げます。冷凍庫にあった海老も入れて、ちょっと贅沢バージョンです。焼き上がった物からカットして2人で食べていきましたが、今日も私と同じ量を食べるしゅんに、すごい食欲・・・とちょっと驚いてしまいます。
今年の夏もやっぱりこれ チーズを乗せたお好み焼き う〜ん、おいしい


8月3日(日) 晴れ 「お野菜」
明け方、空気を入れようと窓を開けて驚きました。ムッとする空気は、既にものすごい暑さ!これは無理〜とクーラーをつけ、もう一度布団に戻りました。
昨夜の片付けでなかなか起きられない私と違い、しゅんは元気に目を覚ますと、録画してあった「あしたをつかめ」を早速観て、「ママ、見て〜。面白い〜。」と朝からハイテンションでした。

写真はお昼ご飯です。茶豆、トウモロコシ、ミニトマト、きゅうり。これは昨日、新潟の直売所で買ってきた野菜です。これにお素麺で、立派なご馳走になりました。新鮮なお野菜は本当においしいんだなぁとしみじみ感じ、去年は贅沢な物を食べていたんだなと改めて思いました。直売所のお野菜を見ていると、季節によって野菜が変わることがよくわかりました。今は新潟の特産品である茶豆が並んでいて、あぁ、住んでいたら毎週買いに来たいくらいと思いました。東京でも、こういう新鮮なお野菜を買えるお店を見つけたいなと思います。

ところで今日の夜ご飯ですが、主人に何が良いかと聞いてみたところ、夏祭りの気分という返事が返ってきました。そこでお好み焼きと焼きそばをメインにしました。先日、新潟のお友達の家でお母さん達と作ったお好み焼きがおいしくて、ぜひ家でも作ってみたいと思ったのです。
フライパンに種を落としてジューッと片面焼いた後、一面に豚バラ肉を乗せ、ひっくり返して肉がカリッとするまで焼き、最後にとろけるチーズを表面にのせ、もう一度ひっくり返して焼くのです。ふんわりとした生地とカリッとしたお肉、チーズがおいしくて、ビールがすすむこと!今日はビール無しでしたが、主人も「お店みたいだね。」と言ってくれました。そしてしゅんも私たちと同じ量をペロリです。これから我が家の定番になりそうです。
新潟のお野菜でお昼ご飯! どれもおいしい!


8月2日(土) 晴れ 「またね」
明け方は曇り空でしたが、段々と空が明るくなっていきました。今朝の眺めも素晴らしくて、しばらくじっと窓の外を見つめてしまいました。東京に越してからの3ヶ月で、あちこちのお店やビルなど、風景が変わりました。また次に新潟に来た時には、どんな変化があるのかなと思います。ちなみにしゅんは、「うち達が新潟にいる間に、きっと東京も変わってるだろうね〜。」と何度も私に言っています。う〜ん、多分1週間ではそんなに変わらないから大丈夫よ。

朝ご飯のビュッフェには、新潟の特産品が並んでいました。コシヒカリ、へぎ蕎麦、鮭のみそ漬けに栃尾の油揚げなどなど、おいしい物をたくさん食べて、朝から元気いっぱいです。

チェックアウトを済ませると、懐かしの「ふるさと村」へ出発です。夏休みの週末である今日はイベントが開催されていて、駐車場も外に列が出来るほど混んでいました。しゅんの思い浮かべるふるさと村と言えば、「休日だったら動く」という約束の乗り物と、アスレチックというわけで、おみやげなどを買った後は早速乗り物コーナーへ移動し、前から好きだったヘリコプターの乗り物に100円を入れて乗り込み、その後はアスレチックで着替えが必要な程汗を流し、久しぶりのふるさと村を満喫していました。

新潟最後は、引っ越しの日にも行った回るお寿司屋さんへ行き、地魚のお寿司をお腹いっぱい食べて高速に乗りました。引っ越しの時も切ない気持ちでしたが、夏休みに来ようねという言葉を慰めに新潟の景色とお別れしました。今度はいつまたこの景色を眺められるかなと、前回以上に寂しい気持ちになりながら懐かしい風景を見つめました。

帰り道は主人の運転で、私はすっかりのんびり気分です。途中、去年見に行くことができた長岡の花火大会のため、インターから降りる車が渋滞していましたが、他はほとんど混むこともなく、スムーズに東京に到着しました。最後の最後、東京に入る直前までカーナビを見つめて頑張っていたしゅんは、東京に入った頃にこてんと眠ってしまい、帰り道に寄ったファミレスでも、かわいそうなことにソファーに横になって眠ったままでした。それでも家に着くと目を覚まし、何事も無かったようにお風呂に入って私たちとお布団に入りました。無事、楽しい新潟旅行を終えられて、ほっとした夜でした。
朝ご飯 新潟名物がいっぱい 信濃川と日本海 落ち着く〜


8月1日(金) 晴れ 「夜景」
子ども達の声で目を覚ますと、まだ時計は6時前。夜まであんなにはしゃいでいたのに、朝からこんなに元気だなんて、若いって素晴らしい!眠い目をこすりながら、必死で起きあがる大人達の横で、バタバタと動き回る子ども達でした。

午前中は、幼稚園の登園日があり、しゅんも登園させて頂くことができました。お友達と門をくぐると、「しゅんく〜ん。」と先生方が迎えて下さり、しゅんは振り返ることもなく園の中に消えて行きました。
子ども達が帰ってくるまで、私はAさんのお宅に戻り、虫のお世話をしたり洗濯物を干したり、おしゃべりしながらAさんと過ごしました。新潟に居た間も、何度もお邪魔したお宅ですが、何だか親戚のお家の様に感じるようになったのが不思議です。この数日間、本当にお世話になりました。「新潟の実家だよ!」と言ってくれるAさんのお宅に、またしゅんと帰省したいなと思いました。

午後はお友達親子と、自然科学館へ行きました。この暑さでは、外にいたら親も子もちょっと心配だということで、涼しいこの場所が選ばれたのです。以前からこちらが大好きだった子ども達ですが、聞けばみんなはもう半年間のパスポートまで作っているとか。私もこちらにいたらきっと作っただろうな〜と思いながら、楽しそうに動き回る子ども達につき合いました。
楽しい時間はあっという間で、閉館時間になって科学館を出ると、新潟のお友達ともしばしのお別れです。名残惜しい気持ちはいっぱいですが、「また会おうね。」「冬にも何か企画するね!」と嬉しい言葉をいっぱい聞いて、みんなに手を振りました。

懐かしい音楽教室にご挨拶に行ったり、しゅんが大好きだったイタリアンのファミレスでご飯を食べたりした後、本日の宿泊先、日航新潟へ向かいました。チェックインが遅かったからか、アップグレードされたお部屋はとても広く、信濃川をはさんで駅方面と日本海方面の両方の景色を眺められる素敵なお部屋でした。お昼前に新潟に到着し、会社の方々とおいしい枝豆を食べに(もちろんお酒も)行っている主人を待つ間、泡のお風呂に入ったしゅんは何だか妙にハイテンションで、変な踊りを始めました。そうこうしているうちに主人が到着し、1週間ぶりの再会となりました。懐かしい夜景を見ながら、新潟最後の夜は更けていきました。
自然科学館で大フィーバー 素敵なお部屋でもこの通り 懐かしの夜景!


トップへ戻ります