2008年10月

                                                  過去の日記 2008/09


10月31日(金) 曇り 「箱」
どんよりとした曇り空の一日になりました。気温はそれ程低くないという予報でしたが、お日様が出ていないだけで寒く感じます。首から寒さが入ってくる気がして、スカーフをぐるぐると巻いて自転車に乗りました。

今日は久しぶりに、Mちゃんとデパートで会う約束をしています。10月の初めにMちゃんからお暇な日は?とお誘いを受けたのですが、次から次へと目白押しだった行事の準備やお手伝いに追われていた私は、31日だったらとお返事したのです。この日を楽しみに、何とか怒濤の10月を乗り切ろう〜と頑張ってきましたが、ようやくその日がやってきました。
待ち合わせの時間より随分早くデパートに行った私は、急ぎ足であちこちの売り場を回りました。いつもの食材店や手芸屋さんでは、こんな時でなければゆっくりと見られないので、時間をかけて過ごしました。そうこうしているうちにMちゃんが登場し、昨日2人で決めた中華料理屋さんに向かいました。「体に優しい、本当においしい中華をご紹介したい」というようなコンセプトで作られたお店で、ボリューム満点のランチを頂きましたが、どれも味付けがとてもあっさりとしていて、本当においしく食べられました。かわいいけれどまだまだ落ち着かない、にぎやかな男児を育てる私たち2人は、こんな風にゆっくりと味わえるだけでも幸せよね〜と、おしゃべりにも花が咲きました。お迎えに間に合うギリギリまで、もちろんお茶もして、のんびり楽しい時間でした。

ところで写真は、しゅからのリクエストだった毛糸の箱です。色もしゅんが決めました。左右はピンク、前後は緑、上下は白と、細かな指定です。パカッと開くこちらの箱、登園前に必要な細々とした物を入れておくつもりの様ですが、毛糸の作品がお部屋にあるだけで、ちょっと暖かく感じます。
しゅんからのリクエスト 何を入れる?


10月30日(木) 晴れ 「四角」
朝晩は、ぐっと冷え込む様になりました。家の中でバタバタと動いていると暑いくらいなので、つい薄着で家を出てしまいます。今朝も外に出てみて、余りの寒さに驚きました。園に到着すると、向こうで手を振ってくれているお母さんは、ハーフコートを羽織っていました。

この寒さにつられる様に、昨日の夜から毛糸を取り出して編み始めました。今年も手軽なかぎ針を使って、モチーフ作りから。お手本は、去年と同じく「はんど&はあと」という月刊誌です。去年は丸い形のモチーフでしたが、今年の10月号には四角い形の物が載っていて、それを使った小物もいくつか紹介されています。少し編み始めると勘が戻ってきて、楽しくなってくるものです。写真と共に書かれた丁寧な説明文を読みながら、一段目、二段目、三段目・・・。ん?どう見ても、四角くない!どこを間違えたのか四角くならず、昨夜は眠気に負けて諦めました。
今朝、テーブルにあった毛糸に気付いたしゅんにその話をすると、「大丈夫。きっとできるよ。」と励ましてくれました。そこで園に入っていくしゅんに、「ママも四角く編める様に今から頑張るね。」と言って送り出しました。

昨日の様に説明文を読むのではなく、編み図を見て納得しながら編んでいくと、あら不思議。ちゃんと四角くなりました。ふたつ編み終えたところでお迎えの時間になったため、こっそりとバッグに忍ばせて園に向かい出てきたしゅんに見せると、「ほらね、だからうちが大丈夫だって言ったでしょ?」とご満悦でした。
家に戻って一緒に雑誌をめくっていると、早速しゅんからリクエストがありました。明日、完成させられるかな?これからしばらく、手を動かす時間が増えそうです。


10月29日(水) 晴れのち曇り 「サイクリング日和」
今日も穏やかなお天気です。午後は何して過ごしたいか、お迎えまでに考えてねと言ってしゅんを見送りました。
お迎えに行って聞いてみると、しゅんの答えは「サイクリング」。先週行った駒沢オリンピック公園のサイクリングコースです。そういう答えが返ってくると思ったわ〜と思いながら、イソイソと準備を始めました。

公園に到着すると、先週より随分紅葉が進んだ様に感じました。色とりどりの葉っぱと青空が本当にきれいです。まずは途中のお店であれこれ買ったお昼ご飯を食べようと、チリリンコースのベンチに座りました。地面にも落ち葉がいっぱいで、食べている途中にもハラハラと落ち葉が舞い降りてきました。

ランチが終わると早速袋を取り出しました。途中のお店で縄跳びを買ったのです。しゅんのセレクトはもちろんピンク!久々にピンクグッズが増えました。長さを調節し、縄跳びを握るのですが、何だか変な感じ・・・。持ち方が逆でした。気を取り直して一回跳ぶと、よいしょっともう一回。自転車の練習のことを思い出したのか、「ママちゃん、縄跳びのポイントは何?それを教えて。」と言われたのですが、う〜ん、何だろうと考えてしまいました。自分でもピョンピョンと跳んでみて、「そうねぇ、リズムよく跳ぶこと?」と言いながら空気縄跳びで跳んでみせると、しゅんも真似をしました。う〜ん、自信ありません。
頑張って一回、二回と跳んでいくしゅんを前に立って見ていましたが、ズンズンとしゅんが迫ってきます。跳ぶたびにどんどん前に出てきてしまうのです。その場で跳びながら縄跳びを回すって、実はとっても難しいんだとしゅんを見ていて思いました。あれれ?と時々後ずさりしていたしゅんですが、「ま、今日はもうこのくらいにしておこう。サイクリング、サイクリング。」と言って自転車貸出所に歩き出しました。

先週の流れをなぞるように、まずはペアペア自転車でファミリーコースを2周、そして子ども用自転車を借りてサイクリングコースを走り出しました。2キロのコースをスイスイと走りながら、時々止まってどんぐりを拾ったり、紅葉を眺めたり、気持ちよい時間でした。最後は先週とは違う広場の遊具で遊び、日が傾いてきた頃、家路につきました。
それにしても、ここ最近のしゅんの体力には驚いてしまいます。お風呂の前に体重を量ったら、ようやく17キロを超えたと大喜びしていました。そして「うち、もう17キロ超えちゃって随分大きくなったな〜。道理でスキップしにくくなってきたと思ったよ〜。」なんて言っていました。どれだけ太ったつもりなんでしょう?!
先週より紅葉したかな? 縄跳びに挑戦 ピンクをセレクト!
もちろんサイクリングも そして遊具で締め


10月28日(火) 晴れ 「お魚」
雲一つない快晴になりました。そわそわと朝の準備をしたしゅんを連れ、集合場所に向かいました。今日は園外保育に出かける子ども達。秋はお楽しみがいっぱいです。

その足で、私は図書館に向かいました。ひとりで行くのは久しぶりです。2人で10冊の本を返し、予約してあったしゅんの本を1冊受け取ると、残りの9冊を借りるためにグルグルと館内を見て回りました。時々本をめくりながら、こうして図書館で過ごす時間は何とも幸せです。しゅんの絵本は基本的には自分で選ばせているのですが、今日の様に私が選ぶこともあります。しゅんの好きな「○○の仕組み」シリーズから、本日は飛行機の仕組みをセレクト。さらに「ばばばあちゃん」シリーズから、おいもパーティーを、残りはしゅんが興味を持ちそうな絵本を選びました。さて、ゆっくり私の本を・・・と最近気になっている編み物コーナーに移動しました。こんな物を作れたら楽しいだろうなと思いながら3冊を選び、残りは小説の上下巻を手にとって貸出受付に行きました。

ところで今晩の夜ご飯に、焼き魚を出しました。お魚を食べる時は、「お魚ご飯」を何より楽しみにしているしゅんは、今夜もワクワクしながら食卓に着きました。ほぐしたお魚をご飯に乗せ、一緒にパクリと口に入れてニッコリ。ぱくぱくと食べ続け、いつも食べる分のご飯は食べてしまいました。「お魚の分だけお代わりを下さい。」と言うので、少しだけお茶碗に盛りつけて渡すと、再びお魚を乗せてパクリを繰り返しました。しばらくするとシーンと静まりかえっているので、どうしたの?と聞くと、「ママちゃん。ごめんなさいだけど、お魚が足りなくなっちゃったの。だからごめんなさいして残さなくちゃ。」と言いました。そこで、冷蔵庫にあった鮭瓶を取り出し、少しだけご飯に乗せてあげると「わ〜、これもすっごくおいしい。ママちゃん、どうもありがとう。」と目をハートにさせて喜びました。この一連の夕ご飯の言動、主人にそっくりで笑ってしまいました。おかずに合う分だけご飯が欲しいとお代わりを要求し、そのおかずがなくなると、もう食べられない・・・とがっくり、そして鮭を乗せると再びニッコリと、余り一緒にご飯を食べる機会もないのにそっくりな2人の行動に、似ている〜とひとり驚く私でした。


10月27日(月) 晴れ 「井の頭公園」
昨日までの雲が嘘の様に、青空が広がる良いお天気になりました。代休の今日は、ゆっくりのんびりと一瞬思ったのですが、折角の青空がもったいない気がして、いつもの登園時間よりちょっと後に家を出て、吉祥寺に向かいました。

まず第一の目的は、ユザワヤ偵察です。今度Mさんと作ろうと言っているクラフトの材料や、最近またムクムクと作りたい熱が高まっている毛糸を見ようと思ったのです。しゅんも「また今年も編み物の練習がしたい。」ということで、毛糸売り場から回りました。ユザワヤの毛糸売り場はさすがの広さで、本当にたくさんの種類の毛糸がズラリと並んでいました。これもいいな、これはどうかな?こんな毛糸もあるんだ〜と眺める私の横で、「握手しよう」と言っている人がひとり。え、誰と?と思っていると、しゅんがマネキンのお姉さんと握手していました(汗)。
「そろそろ飽きて、きちゃったの〜、の〜、の〜。」と歌い出すしゅんに限界を感じ、ササッとプリザーブドフラワー売り場を見て、本日の目的地、井の頭公園に向けて歩き出しました。

前回来たのは、しゅんが3歳の春です。もっと遠い記憶がありましたが、スキップ大好きで、どこでも弾んで歩き続けるしゅんとはあっという間に到着しました。折角なのでお昼はテイクアウトの物をと思っていると、「パンケーキデイズ」を見つけました。かわいらしいパンケーキに吸い寄せられるようにお店に入り、しゅんはデイズパンケーキ3枚、私はアボカドとエビのわさびマヨネーズサンドをテイクアウトして公園に入りました。

坂の下に木立が見え始めると、しゅんのスキップは加速しました。タッカタッカタタターッと駆けていき、みるみるうちに小さくなってしまいました。気持ちいいね〜、紅葉してるね〜と言いながら、ベンチを探して舞台の方に歩いていくと、何を思ったかしゅんが舞台へ上がりました。そして「動画ね、動画」と私に指示を出し、ダンスを踊ってくるりと回り、「○○しゅんです。ふふっ。」と言いました。あら、随分積極的!3年前にはこういう性格になるとは想像もできませんでした。

お腹が空いたので、早速ベンチに座ってかわいいパンケーキでランチにしました。広い公園内には思い思いに過ごしている人たちがいっぱいで、本当に自由なゆったりとした雰囲気が漂っていました。本を読む人、ギターや歌の練習をする人、ベンチでおしゃべりする人、そして「前向き走りだ〜。」と言いながら、足を突き出してへんてこなかけっこをする人(しゅん)。池や木々をのんびりと眺めているだけでも落ち着くなぁと思いながら、先日観た「グーグーだって猫である」で、迷子になったグーグーが見つかったのはこの辺だったかな?と思いました。

池を見ていたしゅんがソワソワし始め、「ママ、ボートに乗ろう〜。」と橋を渡っていきました。2人で乗って、ちゃんとこげるかしらと思っていましたが、思い切って乗ってみて大正解。池の上はさらに穏やかで、本当に気持ちよかったのです。30分のうち、半分はしゅんがこいでくれたかな?両足を必死で伸ばし、全身を使って汗びっしょりになりながらこいでいるしゅんは、ちょっとお兄ちゃん気分の様でした。
ボートを楽しんだ後は、本日のもう一つの目的だったシャボン玉を楽しんで、公園を後にしました。良い空気をいっぱい吸って、楽しいおでかけになりました。
走る走る 気持ちいいね〜 なぜか舞台に上がる 「パンケーキデイズ」でテイクアウト
またまた走る ボートに乗って ほんと、気持ちいいね〜


10月26日(日) 曇り時々雨 「酔った?」
曇りから晴れという予報はどこへやら、朝起きると、怪しい空模様でした。雨が本降りにならないといいなと思いながら登園しました。

子ども達も、いつもと違う園の様子にソワソワとしながらとても楽しそうに集合しました。私も自分の仕事を確認しつつ、お母さん達と子ども達の様子を眺めました。3年間は園の見学を兼ね、お客さんとして訪れたバザーに、今、自分が売り子として参加しているのがとても不思議でした。新潟にいた2年間もアットホームで楽しいバザーを経験しましたが、また違った雰囲気の中、盛大なバザーに参加することができて、とても充実感がありました。

途中から主人と一緒に回っていたしゅんは、お買い物をしたりゲームをしたり、お昼ご飯や念願のケーキを食べたり、ニコニコの笑顔でバザーを満喫していました。小さなお財布を首から提げ、名前入りの紙袋を持った子ども達がお買い物できるコーナーもあったのですが、そこに並ぶ小さなおもちゃや手作り品を、目を輝かせながら選んでいました。しゅんも私の顔を見かけるたびに、「ママ、うち、こんなにお買い物しちゃったの〜。」と高く掲げて見せていました。

無事、大盛況のうちにバザーは終了し、手際よく片付けを済ませると、心地よい疲れとともに家に帰りました。今日の夜ご飯は、1ヶ月前、友人のMさんの日記を拝見してから真似っこしようと決めていた(!)、焼き肉屋さんへGO!ぱくぱく食べ、おしゃべりし続けていると、後ろに同じ園のTさん親子が登場しました。しゅんのテンションは最高潮になり、いつも以上におしゃべりに。とうとう、「しゅんちゃん、お酒飲んだみたいね。」とTさんに言われていました。とにもかくにも、楽しく満足感いっぱいの一日になりました。


10月25日(土) 曇り時々晴れ 「食べたい」
雨は上がりましたが、曇りがちの朝になりました。気温も下がって肌寒く感じます。

バザーの準備で朝から登園しました。エプロンをつけ、軍手をして、マスクもつけて準備万端です。リーダーさんの指示に従いながら、大きな机や棚を次々と動かしていきます。お母さん達だけで力仕事をしていると、ちょっと学生時代を思い出します。あの頃より、随分腕力がついているのは、多分気のせいではないでしょう・・・。

夕食の準備の前に、明日出品するケーキを焼きました。しゅんも助手としてキッチンに立ちます。卵黄を泡立て、メレンゲを作ってそれを混ぜ、型に流し込むとオーブンへ。しゅんもいつものように次の作業のために、ササッと動いていきます。中でも一番好きな作業は、バニラオイルを「バニラ」と振り入れること。大抵「バニラ」と一回言っただけでは一滴もボウルに落ちず、「バ、バ、バ、バニラ〜」と力強く言いながら思いっきり振ることになります。

全てオーブンに入れ、良い香りが漂う中、別のお菓子でお茶にしました。食べ終えると、しゅんはワクワクした顔で、「ママのケーキも食べたい」と言い出しました。まあ、大変!今日作ったお菓子は、全てそのままの形で出品するため、食べる訳にはいかないのです。最初に言い聞かせたはずだったのに、楽しい作業ですっかり飛んでしまったようです。何度繰り返しそれを伝えても、食べられるとばかり思っていたしゅんの悲しみは消えません(大げさ)。表情が硬くなり、顔がゆがみ、とうとう「うわ〜ん」と泣き出してしまいました。ケーキが食べたいと泣くなんて、何だかかわいいわと思いながら、また作ろうね、と慰めているうちに、ここ最近の疲れがどっと出て床で眠ってしまいました。さあ、明日までもう一踏ん張り、頑張っていきましょう。


10月24日(金) 雨のち大雨 「好きな食べ物」
夜からシトシトと降っていた雨は、時折強くなりました。登園中にも雨脚が強くなり、傘に当たる雨の音が大きくて、前を歩くしゅんの声も聞こえないくらいでした。

今日も「ケーキ屋さん」の続きです。昨日のばして冷凍しておいたクッキー生地を出してきて、次々と型抜きしていきます。抜いた生地にチョコチップなどでトッピングをする作業も楽しくて、夢中になっていきました。その間にも、寝かせておいたマドレーヌ生地が絞り出されてオーブンへ。部屋中が、良い香りでいっぱいになっていきました。大量に焼き上がったお菓子は次々とラッピングしました。子ども達やお客さん達が喜んで買ってくれるといいですねと、おしゃべりも弾みました。

ところで先日、小学校で就学時検診がありました。高学年のお兄ちゃん、お姉ちゃん達に手を引かれた子ども達は、とても小さく見えました。父兄の待機室に入って、「幼稚園では年長さんで、小さなお友達のお世話をしているのに、急に赤ちゃんに戻ったみたいね。」とお母さん達と笑ってしまいました。
全ての検診が終わり、先生との面談がありました。子どもへの質問、親への質問、そして親からの疑問点に答えて下さるというかたちですすんでいきました。最初にしゅんへの質問がいくつかなされたのですが、その中に、「しゅん君、好きな食べ物はなんですか?」という問いがありました。「う〜ん・・・。」と考えたしゅんは、まずは「チョコレート」とひと言。先生は大きくうなずかれて、「チョコレート、おいしいよね。」と仰います。それから「チーズとね、シュレッドチーズを焼いた物でしょ?後は、ソーセージとさつまいも、ブロッコリーもね〜、結構好き。」と話し続けました。もしもし・・・しゅんくん。素材ばっかりですか?!お料理のメニューは出てこないのかしらと恥ずかしくなって、段々下を向いてしまう私(笑)。次に嫌いな食べ物を聞かれ「ゴーヤ」と答え、「ゴーヤは特殊だもんね。食べられないよねぇ。」と笑われるしゅんでした。

写真はしゅんが大絶賛し、お弁当を流しに出しながら「今日のお弁当本当においしかったの。ありがとう。」と言ってくれた日のお弁当です。チーズを焼いた物、ブロッコリーのチーズ焼き、さつまいも、ソーセージと、本当に好きな物が詰まっていました。
しゅん絶賛のお弁当


10月23日(木) 曇りのち雨 「ケーキ屋さん」
朝、天気予報を見て、何とかお迎えまではもつかな・・・と自転車で出発しました。午前中は晴れ間ものぞきましたが、やっぱり予報通り午後になると空を雲が覆い、お迎えの時間にはポツポツと降り始めました。

今日は朝からバザーの打合せに出席し、当日までの流れの確認を行いました。分刻みで決められている、子ども達と私たちの動き、さらに子どもと行動する家の人の動き(!)に、ちょっと混乱しています。同じコーナーの皆さんと何度も資料を確認し、わからないことを質問し、動きを理解していきました。当日は一体どんな風に過ぎていくでしょう?とても忙しくてバタバタしそうですが、子ども達の喜ぶ顔をたくさん見たいなと思います。
打合せの後は、Sさんのお宅に移動し、お菓子作りのお手伝いをしました。既に作業は始まっていて、玄関の外まで漂ってくる良い香りにうっとり。早速私もお邪魔して、作業に参加しました。バター400グラム、卵6個、お粉600グラムなどなど、今まで作ったことがないような分量で大量の生地を作っていきます。Sさんの的確な指示に従い、次々と違う生地を作って型に入れ、オーブンへ。ケーキ屋さんでアルバイトしているような、楽しい気分になってきました。一段落したところで皆さんとランチを囲み、焼けたケーキの試食をしました。学年が違って今までお話したことがなかったお母さん達とも、こんな作業を通じておしゃべりできるのも楽しみです。すっかり満腹になった頃には、ちょうどお迎えの時間になっていました。

帰りの自転車で、「今日はスカリーノしようかな。お家でいっぱい遊びたい気持ちなの。」と楽しみにしていたしゅんは、和室に2種類の積み木を運んで遊び始めました。この積み木で遊ぶのは久しぶりですが、遊ぶ様子を見ていると、以前と比べて随分複雑な作りになっていることに驚きました。少し斜めに使ったり、積み木を線路の様に並べたり、以前にはなかった発想もあって、「ママ、見て」と呼ばれるたびに「面白いねぇ。」と言っていました。3年前の9月、2歳のしゅんがとても気に入って買った積み木は、去年の冬に買ったスカリーノと組み合わせ、まだまだしゅんの大のお気に入りです。これは本当に買って良かったおもちゃだなぁと、満足げに積み木と写真におさまるしゅんを見ながら思いました。
複雑!


10月22日(水) 晴れ 「サイクリング」
少し雲はあるものの、風もほとんどない穏やかなお天気になりました。自転車気分のしゅんが絶対に喜ぶだろうと思い、初めて駒沢オリンピック公園に行ってみました。サイクリングコースや幼児用コースがあると友人のMさんからもお話を聞いていて、いつか行きたいと思っていた公園です。

広い公園に入ると、紅葉した木々が見えてきました。紅葉に興味津々のしゅんは、木々を見上げて「あ、紅葉してる。幸せな秋の空だ〜。」と言いました。
まずは幼児用の自転車貸出コーナーに行き、1時間借りてチリリンコースを楽しむことにしました。ベンチに座って見ていると、「待って〜、待って〜。」と言いながらしゅんを追いかける3歳くらいの男の子がいました。追いつくと2人で何やらおしゃべりして、また自転車に乗り、「待って〜、待って〜。」を繰り返しています。ブレーキをかけて止まったしゅんが、「補助輪がないとね、速く走らないと転んじゃうんだよ。」と言うと、「へぇ〜。」と男の子が驚くというやりとりも繰り返し行われ、何だか楽しそうな2人です。ふと辺りを見ると、見慣れたお顔が・・・。お互い気が付いたのは、偶然同じ場所にいらっしゃったMさん親子!まさかここでお会いするとは〜と言いながら、お友達親子と遊びに来られていたMさんとお話しました。

公園では何種類かの自転車を借りることができます。次にしゅんが興味を持ったのは、家族何人かで乗ることができる「ペアペア自転車」という乗り物です。これは後ろに2台の自転車がくっついていて、前に座席があり、自転車の間には小さなお子さんが乗ることができる補助椅子までついている自転車です。ファミリーコースというちょっとしたコースを2周できて200円というチケットを購入したのはいいのですが、乗ってみてその大きさに少しひるみました。サイズが大きくて、足をのばしてやっと届く自転車をこぐのは何て大変なんでしょう。ハーハー、ゼーゼーと息も絶え絶えになりながら2周こぎましたが、しゅんは「また今度も絶対乗ろうね。」と喜んでいました(汗)。

次はサイクリングコースに挑戦しようと貸出所まで歩いていると、道の向こう側から「しゅんく〜ん」という声が聞こえてきました。何組かの幼稚園の年中さん親子でした。「しゅんく〜ん」と口々に言いながら手を振ってくれる女の子達に、しゅんはちょっと照れながら手を振り返しました。
サイクリングコースは、公園内をぐるりと回る全長2キロほどのコースです。木々の間を縫って走る、多少の起伏があるコースはとても気持ちよくて、季節の移り変わりも感じられます。いつも広場で行ったり来たりしているだけだったしゅんは、すぐにこのコースの虜になって走り出しました。紅葉を眺めながら、前後になったり横に並んだり、楽しいサイクリングを続けました。これはぜひ、休日にまた主人とも来たいなぁと思いました。

最後に広場の遊具で遊び、公園を後にしました。長時間自転車に乗り続け、何だかお尻が痛くなってしまいましたが、体をよく動かして遊んだ心地よい気持ちよさでいっぱいでした。薄暗くなった帰り道、夕食の準備をする自信がなく、冷蔵庫に昨日のスープが入っていたことを思い出すとフラリとパン屋さんに吸い込まれてしまいましたが、すぐにご飯にして8時にはぐっすりの私たちでした。
紅葉 いつの間にかお友達?
サイクリング開始 気持ちい〜い 最後は遊具で遊びましょう


10月21日(火) 晴れ 「お芋」
夏の様に強い日差しの一日になりました。これは遠足日和!半袖に着替えたしゅんは、張り切って自転車に乗りました。

今日は園外保育で芋掘りに出かけます。先生から色々な説明を受けた子ども達は、やる気満々で今日を迎えた様です。待ち合わせ場所には、ドキドキしてしまうから時間ギリギリに集まらないこと、お芋を掘る前に、ツタ起こしの作業があること、掘った後に靴を履き替え、きれいな靴で帰ってくるから、履いていった靴が入る様なビニール袋を持参すること、年少さんはお外でも食べやすい様に、おにぎりかサンドイッチにしてもらうこと、などなど、昨日の夜はしゅんのおしゃべりも絶好調でした。「しゅんちゃんは、もう年長さんだからおでかけも大丈夫だよね。」と私が聞くと、「ま、うちは新潟の幼稚園でもお芋掘りしてるしね〜。大丈夫大丈夫。」と言いながら、ちょっとソワソワしていておかしくなりました。

迎えに行くと、おでこまで泥んこになったしゅんが、ちょっと日焼けした顔で待っていました。洋服も靴も靴下も、どろんこだらけです。でもとっても嬉しそう!ひとり一袋ずつお土産のお芋が並べられ、2人で袋の取っ手をひとつずつ持って自転車に運びました。家に帰ってベランダで並べてみると、こんなに大きなお芋がゴロゴロと入っていました。新潟の幼稚園ではお土産のお芋は1本だったので、同じように想像していたしゅんと私は本当に驚きました。あの園児数でこれだけのお土産、さらに園でのお芋パーティーの分を取り分けてこれだけ残るということは、どんな広大な畑に行ったのでしょう?記念撮影をしようとカメラを持ってきた私の前で、しゅんは「これ、うちが掘ったお芋なんだよ。」と言いながら、左上のひょうたんみたいな形のお芋を手に取りました。

夜ご飯には、しゅんのリクエストでさつまいものスープを作りました。本当はタマネギと人参も入れるレシピなのですが、今日はしゅんの強い希望を特別聞き入れて、角切りの「さつまいもだけ」のスープにしました。チキンベースのスープに牛乳と白味噌を入れるこのスープは、しゅんの大好物です。「うち、すごく頑張って掘ったんだ〜。」と言いながら、しゅんは今夜もぱくぱく食べていました。残りのさつまいもは何にしましょう?今のところ、大学芋と天ぷらというリクエストがしゅんと主人から出ています。
大きなお芋がいっぱい


10月20日(月) 晴れ 「これから」
青空の広がる、気持ちいいお天気になりました。洗濯物をベランダいっぱいに干して、今日は何をしようかな?と考えました。
思いがけず予定がキャンセルになって時間ができたので、お買い物に行くことにしました。一番の目的は、気になっていたしゅんの洋服を買うことです。新潟では10月に入るとすっかり寒くなるため、トレーナーを着ていました。半袖の季節から、あっという間に厚着の季節になるのです。そんな訳で、薄目の長袖Tシャツの出番が少なく、この2年間ほとんど買い足していませんでした。久しぶりの東京の秋は思ったよりも気温が高く、私などは未だに半袖を着ているほどです。しゅんは1枚だけあるぴったりサイズのTシャツを、園から帰ると毎日着ています。よく動く子ども達がトレーナーを着る日はもう少し先になりそうなので、買ってくることにしました。

もし予定が合えば・・・と連絡を入れた友人がランチに出てこられると言ってくれたので、夏にも訪れたオフィスビルに寄りました。お忙しいK子ちゃんと、お互いの近況を話しながらおいしいお豆腐料理を頂き、私は豊洲のららぽーとに向かいました。

お目当てのしゅんの長袖、これまた気になっていた主人のワイシャツ、そしてしゅんの折り紙などを収納する無印の箱、さらに気になっていた私の靴、カットソー、ニットなどなど(あ、一番多い)を購入し、両手に荷物をいっぱい持って電車に乗りました。

お迎えに行った帰り道、しゅんにTシャツの色と柄を説明すると、「今日はどっちを着ようかな〜。クマちゃんとキリン、迷っちゃうなぁ。」とわくわくしていました。クマちゃんとキリンがついたTシャツを、一年生になっても着てくれるのかはかなり疑問ですが、取りあえずこの秋と来年の春は大活躍しそうです。
ところでこの夏、余りにも言葉に興味を持って質問し続けるしゅんにどう説明したらいいかわからない言葉が多く、子ども用の国語事典を購入しました。どうにもこうにも説明できない言葉の場合は一緒に引いたり、しゅんが自分から引いたりして活用しています。単語の意味も聞かれることが多いのですが、聞かれても即答できないこともあり、英和を引きながら説明したところ、これにも興味を示しました。この英和辞典、私が中学生になった時に塾の先生に勧められて購入し、それから何十年も使い続けている物です。その塾で「引いた単語に赤線を引く」という方法を教えて頂き、ずっとそれを続けてきたためぱらぱらとめくるとあちこちに線が引いてあって、その事をしゅんにも説明しました。今日もTシャツに書かれている単語に興味を持ったので、私が引いて見せていると、「ママ、この単語は勉強したんだね。これもしたんだ、すっご〜い。」「ママ、これは勉強してないよ。今から覚えなくちゃ。」と大騒ぎでした。でも本当にその通り。まだ知らない単語は、これからでも遅くないかな?という気がしてきました。


10月19日(日) 曇り 「レゴ」
少し肌寒い曇りがちの一日になりました。今日はどこへ行こうかと考え、前から一度行ってみたいと思っていた南町田のグランベリーモールに行きました。

広い敷地内にいくつかのゾーンができているこちらのショッピングモールは、巨大なビルに入ったモールとは違い、街をお散歩しているような楽しさがあります。ペット用のグッズを扱ったお店や、ペットと一緒に過ごせる場所が多いからか、犬を連れたお客さんが多いことも他のショッピングセンターとは違うなと思いました。小さな犬から大きな犬まで様々な犬がいましたが、ぬいぐるみの様なセントバーナードを連れた方もいて、すれ違う直前まで本物だとは思わなかった私としゅんは、思わず「わ〜」と驚いてしまいました。

大道芸人の方の芸を見たり、アウトレットショップを眺めたりした後、レゴのお店に行きました。小さな頃はそれ程興味を持たなかったしゅんが、最近大好きで今年のクリスマスに欲しいと言っているのがレゴブロックです。店内には様々なセット商品が並べられていましたが、子ども達に大人気だったのがレゴで遊ぶことができるコーナーです。しゅんもすぐその場所に行って、何やら作り始めました。単純な形のブロックを組み合わせ、自由自在に作品を作り上げていくという作業が、たまらなく楽しい様です。今日は立体的な「山」を作っていました。パンフレットを頂き、私はクリスマス兼お誕生日(!)に、どんな商品を購入しようか考えました。

帰りの車内で、じっとパンフレットを見つめていたしゅんは、「このセットと、この土台と、それからこのブルドーザーが欲しい気がするなぁ。」などとぶつぶつ。家に帰ると「これとこれとこれ、それからこれを4枚と・・・」と言い出すので、「そんなに全部一度には買えないよね。そんなにお金がたくさんあるわけじゃないんだし、本当に欲しい物だけ選ぼうね。」と言うと、電卓を持ってきてカチャカチャと計算し始めました。そして「あぁ〜、こんなに高くなっちゃった。ママ、18000円だよ。これは無理だ〜。これじゃ、ママのお友達にもお金を下さいって言わなきゃだし(って、そんなこと、言ったことありませんよ〜)。」とつぶやきました。そして「これは2枚でいいか、それからこれはいらないか。」と言いながら、いくつかの商品の代金を引いていき、「ママ、このくらいだったら大丈夫かも。お誕生日とクリスマスまでに、お金を貯めて下さい。」と電卓を持ってきました(笑)。サンタさんと相談するわ〜と思っていると、しゅんはレストランでおまけに頂いた5ピースくらいのレゴ風ブロックを持ってきて、「うち、これがあるからクリスマスまで我慢できそうだよ。」と健気なことを言いました。


10月18日(土) 晴れ 「言葉」
朝晩と昼間の気温の差が、前より大きくなってきました。先週までは良い香りだった金木犀も花が散って、しゅんは通園途中、小さなオレンジの花を拾うのを楽しみにしています。

いつもの広場に自転車をしに行くと、同じ年齢くらいの男の子がしゅんに気付いて「あ・・・。」と言いました。近づいたり離れたりしながら、何となく気になっている様子の二人でしたが、しゅんが「おっ。」と言って手を上げると、男の子も「おっ。」と言って返事をしました。そして何やら2人で土を掘ったり木を触ったり、自転車で走ったりして遊び始めました。そうこうしているうちに、同じ園の女の子、Mちゃん親子が偶然近くのベンチにいらっしゃいました。子ども達はクルクルと追いかけ合ったり、自転車で走るしゅんをMちゃんが走って追いかけたり、さっきの男の子と3人でお話ししたり、何とも楽しそうに遊んでいました。男の子のお母さんとちょっとお話してみると、どうやら2人は夏の間、同じ広場で自転車で遊んでいるうちに顔見知りになった様です。楽しそうにしている子ども達を見ながら、主人と「公園でお友達ができるなんて、子どもって面白いね。」と話しました。

お友達とさよならした後、おやつを買って公園に行きました。新潟にいた時、「土日だけ動く(と私たちが決めた)」100円で動く遊具があった様に、東京では「土日だけしか買わない」おやつ屋さんというお店を決めました。今日は楽しみにしていた土曜日だったので、もう他のおやつも食べたのに・・・と思いつつ、購入したおやつです。ウキウキと弾む足取りで公園に入ったしゅんは、「座って食べようね。」と声を掛けると、すぐ近くにあったベンチに腰を下ろしました。そして袋を開け、ポテトチップを一枚取り出すと、う〜んと空を見上げてひと言、「あぁ、木とお空を見ながら食べると、幸せな気分になるよ。ママちゃんもやってごらん。」と言いました。少しピンクがかった、「幸せ」な空です。

家に戻り、手洗いとうがいをするために2人で行った洗面所で、「ママ、髪の毛が伸びたでしょ?夏の短い髪型と、今の髪型とどっちが好き?」と聞くと、少し考えたしゅんが「どっちも。」と言いました。「そうだよね、どっちでもいいよね。」と言うと、「顔が好きなの。」と言いました。続けて「ま、嫌いな顔の時もあるけどね〜。」と言うので、「こういう顔でしょ?」と言ってしゅんを叱る時の顔をすると、「そうそう、これ。これが怖いんだよ〜。でもいつもの顔は大好きなの。」と真顔で言いました(笑)。
「優しくお話するから、女の子に人気があるんですよ。」とお母さん達によく言われるしゅんですが、私も時々実感します。それにしても、大きくなったらどんなロマンチックなことを囁くのでしょう?ちょっと怖いくらいです。
幸せ?


10月17日(金) 晴れ 「練習」
秋晴れの日が続いています。テーブルでお茶を飲みながら、しゅんが帰ってきたら何をしようかな?と空を見ました。
お迎えに行くと、今日はどうやら児童館に行く気分の様です。ちょうどお友達親子も何組か集まると聞いていたので、私たちも合流することにしました。家で身支度しながらふとひらめいてしゅんに提案すると、もちろん大喜びで乗ってきました。それは、2人で自転車に乗っていくということ!児童館までの道のりは比較的車も少なく、十分に注意すれば大丈夫なので、練習にはぴったりだと前から思っていました。ゆっくりと走りながら、止まる場所、車の確認の仕方などについて口うるさいくらいに声をかけ、無事、児童館に到着しました。ちょっとお兄ちゃん気分でウキウキとしているしゅんを見ながら、こうして何回も一緒に練習していきたいなと思いました。

児童館に入ると、お友達と大はしゃぎで遊び始めました。広い体育館の様なお部屋を行ったり来たり、少しも止まらず動き回る子ども達。本当に、ほんっとうに男の子ってこういう遊びが大好きです。大きな声を出しても、カートでガーッと走り回っても大丈夫なのが児童館の良いところです。小さなお友達に気をつける、ルール違反をしない、ちゃんとお片づけをするなど、大事なきまりさえ守っていれば、思い切り遊ぶことができ、その中で多くのことを学んでいます。職員の方々も、必要な場面で最小限の声掛けと手助けをする他は、子ども達を暖かく見守っていて下さいます。
たっぷり遊んで少し暗くなってきた頃、それぞれ家路につきました。今日も満足感いっぱいで家に帰ったしゅんの今の夢は、下校後、お友達と約束をして児童館で遊ぶ小学生になることだそうです(笑)。

児童館につき合っていただけなのに、なぜか私までぐったり疲れているのはなぜでしょう?こんな日に助かるのは、パッとできておいしいパスタです。先日、しゅんと何気なく観た「ためしてガッテン」の再放送が、冷凍の新しい技というような内容でした。今まで冷凍に向かないと思われていた野菜などを、新しい発想で冷凍してみようということだったのですが、2人ともすっかり夢中になり、私はメモまでとっていました。いくつか試したのですが、中でもこちらはとても便利で助かっています。冷凍する野菜は、丸のままのトマトとみじん切りしただけの生のタマネギです。冷凍したタマネギは組織が壊れやすいので、炒めタマネギに向いていて調理時間が短縮できます。他にも入れたい具があったらタマネギと炒め、そこに凍ったまますり下ろしたトマトを入れて煮詰めるだけで、とても滑らかなソースが出来上がりです。しゅんの好きなペンネやファルファッレ、そして蓮根も入れたので、色々な形があってにぎやかなパスタになりました。
「冷凍」トマトとタマネギのパスタ


10月16日(木) 晴れ 「お友達」
今日も朝から真っ青な空が広がりました。暑くなりそうだと半袖を着て家を出ましたが、これが大正解でした。しばらく外にいると、もっと日焼け止めをしっかり塗ってくれば良かったと思うくらいの日差しでした。

今日は久しぶりにバザーの集まりがありました。各家庭から寄付された商品を、きれいにラッピングして値付けをするためです。私は値付けの作業を主にしていましたが、そこに次々と運ばれてくる商品のラッピング技に皆さんと顔を見合わせて何度も驚いてしまいました。セロファンや透明の袋に包まれ、何本かのリボンで飾り付けされた商品は、回収した時とは比べ物にならないくらいの美しさでした。お話を伺ってみると、その様なお仕事をされていた方がいらっしゃるということでした。
バザーや運動会など、園の行事を通じてお母さん方と協力して様々な作業を進めていくと、意外な一面を知ることができます。今は、幼稚園児を育てるお母さんという立場でご一緒していますが、これまでの経験やその人なりの持ち味などは本当に様々で、皆さんそれぞれの人生があるんだと時々ふと思います。そしてどんな経験も、決して無駄にはならないなとも思います。私ももっと色々なことを経験して、これから先、それを生かせる場面がくるといいなと思います。

お迎えの時間が重なって、ご近所のお子さん達と一緒に帰ることになりました。女の子2人、男の子2人はそれぞれ手をつないで大喜びです。しゅんとY君は、嬉しすぎてスキップしてしまうほどでした。途中、Y君が「しゅんくん、良いこと教えてあげる。」と言いました。すると女の子達が「言わないで〜。きゃ〜。」と大騒ぎです。しゅんは両手で耳をふさぎ、「聞かないから大丈夫〜。」と必死で言っていましたが、Y君は「でも、やっぱり教えたい〜。」とニヤリ。Y君のお母さんと、「何かしら?」「聞きたいわ!」と顔を見合わせていると、Y君が「Sちゃんね、前にN君とチューしたの。」と言ってプーッと吹き出しました。Sちゃんが、「しゅんくん、絶対絶対誰にも言わないでね!」としゅんに念押しすると、しゅんは、うん、うんと大きく頷きました。かわいらしい子ども達の様子を見ながら、こんな風にお友達と楽しそうに過ごせる様になって良かったなと、とても安心しました。


10月15日(水) 曇りのち晴れ 「ゆっくりと」
朝は曇って肌寒く感じましたが、青空が見えてくると日差しが強く、意外と気温が高くなりました。冬服を着た子ども達は、汗びっしょりになって帰ってきました。

午前保育の日は、しゅんと色々なことがゆっくりとできます。お友達と公園に行っても良し、家でのんびり過ごしても良し、もちろん大好きな自転車に乗っても良し。新潟にいた頃は、本格的な冬が始まると屋内にしかいられませんでしたが、この冬はカラッと晴れた空の下、暖かい服を着て自転車に乗ったり公園に行ったりするのもいいなと楽しみです。

今日は、お昼ご飯を食べながら何をして過ごそうかと話し、図書館と自転車ということになりました。まずは図書館へ行って、それぞれ5冊の本を選びましたが、これはすんなりと短時間で済む作業ではありません。私が5冊選んで戻ってくると、しゅんは子どもの本が並べられたコーナーで、ああでもない、こうでもないとぶつぶつ言いながら、さらに重たそうに何冊もの本を抱えて悩んでいました。そして面白いのは、しゅんは昔から一通り読んでから借りる本を決めるのです。タイトルやあらすじだけ読んで、後はお楽しみと思いながら借りる大人とは違い、こんな選び方もあるんだと最初はちょっと驚きました。今日も選んだ本を全部読み、「これにしようっと。」「あ、やっぱりこれは返してこっちにしよう。」と何度も本棚を行ったり来たりして、ようやく5冊を選ぶことができました。そして不思議なことに、もうすっかり内容がわかっているはずの絵本を、家でも繰り返し楽しむことができるのです。何度もじっくり味わって楽しめるなんていいなと思います。

本選びに時間がかかり、少々陽が落ちかけた中、自転車の広場に向かいました。あえて落ち葉がたくさん落ちている場所を走り、カサカサと音を立てて喜んでいるしゅんを見ながら、だいぶ秋が深まってきたことを感じました。


10月14日(火) 曇りのち雨 「楽?」
朝から雲が立ちこめていましたが、お昼前には雨が降り始めました。今日が代休で助かりました。運動会からの疲れが取れず、午前中はゴロゴロして過ごしました。

午後、雨の中を音楽教室に出かけました。こんな雨の日は、出発するまで気が重いものですが、行ってしまえばやっぱり楽しくて、休まなくて良かった〜とこっそり思いました。
今日も、ある練習曲を先生のピアノかエレクトーンで発表するという時間がありました。私が子どもの頃だったら、きっとドキドキして終わるまで憂鬱な気分になっていたと思うのですが、子ども達はなぜか発表が大好きで、練習が始まるやいなや「まだ発表しないの?」「もう発表したいよ。」と口々に言っていて驚きました。先生お手製のくじで順番を決めると、ひとりずつ、弾むような足取りで前に出て礼をしてから発表します。しゅんもちょっと恥ずかしそうな表情をしながらぺこりとお辞儀をして、エレクトーンで弾きました。男の子が多くて、ついふざけてしまうことも多いグループですが、こんな風に無邪気に音楽を楽しめるのはとても素敵なことだなと思いました。

ところで今夜のご飯は、しゅんも主人も大好きなちらし寿司にしました。薄焼き玉子を切って錦糸玉子にしたり、デザートの梨を切ったり(皮をむいて1/4にするところまでは私がやって)、アボカドやカニかまでちらし寿司の飾り付けをしたりと、自分でも満足できるお手伝い(笑)を終えたしゅんは、「ママ、もうすっかり楽になったんじゃない?」なんて言っていました。


10月13日(月) 晴れ 「白い鳩と」
雨の予報も出ていましたが、真っ青な空が広がる本当に気持ちの良いお天気になりました。

多くの方が集まって下さって、祖父の葬儀が執り行われました。久しぶりに会う私の従姉妹達は、それぞれに小さな子どもを連れていて、どこかにぎやかな雰囲気でした。初めてこういう場所に行くしゅんは、よくわかっていないようで、姪と話したり辺りをキョロキョロと見たり、時には退屈そうに体を動かしたりしていました。
滞りなく式が進み、お別れの時間が近づくと、今まで押さえていた気持ちが急にあふれる様に、涙が止まらなくなりました。優しかった祖父との思い出が次々と浮かんできて、しゅんの手を握りながら肩を震わせてしまいました。私の涙に驚いたしゅんは、とても心配そうに顔を覗き込んでは「まだ泣いてるの?」「ママちゃん、大丈夫だよ。」と神妙な顔つきをしながら小さな声で慰めてくれました。

最後にひ孫達が紐を持ち、合図に合わせて紐を離すと白い鳩が飛び立つというセレモニーを行いました。しゅんがその紐を持ちながら、「ママちゃん、また泣いちゃう?じいじの写真は撮らなかったの?」と言うので、「撮ってあるよ。赤ちゃんのしゅんと一緒に写ってるよ。」と答えると、「それはもう消しちゃった?」と聞いてきました。「パソコンに保存したよ。」と言うと、「なら、もう泣かなくて大丈夫じゃん。いつでもじいじの顔を見られるんだもん。」と言いました。小さな心で一生懸命考えて私を慰める、その気持ちがとても嬉しくなりました。
そんなしゅんが興味津々だったのは、鳩を入れてあるかごの仕組みです。紐を離すとどうして鳩が出てくるのか、その箱のどこが開くのかなど、係の方に何度も質問していました(汗)。確かに好奇心旺盛なしゅんが気になるのも無理はないわ〜と思いながら、妹と顔を見合わせて笑ってしまいました。

合図に合わせ、白い鳩は青い空に飛び立っていきました。帰りの車の中、山に向かって飛んでいく鳥の群れを見て、しゅんは「じいじと一緒に飛んでるのかもね。」と言いながら微笑みました。初めての経験で、しゅんにとっても少なからずショックな事実がたくさんあったと思う1日でしたが、鳩と一緒にお空で笑っている祖父を思い浮かべてくれたらいいなと思いました。

そして帰りの東名は、3連休の最終日+事故渋滞で、大変なことになっていました。御殿場から先40キロという表示を見て、「あぁ〜。」と声にならない声を出した私たち。神奈川県を抜けるまでにかなりの時間がかかりましたが、やっと渋滞を抜けた時、主人は「大変だったけど、たくさんしゃべって楽しかったね〜。」と言いました。私も、「しゅんが眠ってたからね。」と言って笑ってしまいました。噂されているとも知らず、しゅんは家の前までぐっすり夢の中でした。


10月12日(日) 晴れ 「静岡へ」
昨日とは打って変わり、朝から良いお天気になりました。私たちは急遽静岡に帰省することになり、準備をして車に乗りました。

子どもの頃からずっとかわいがってくれた祖父が入院したと聞いたのは先日のことだったのですが、突然症状が悪くなり、残念なことに昨日急逝しました。久しぶりの帰省ですが、今回はとても寂しい気持ちで高速に乗りました。

もうすぐ地元に到着するという少し前、しゅんがシーンと黙り込みました。実は私も同じ症状でシーン・・・。2人で折り紙の本を見ながら、小さな折り紙を必死に折り続けていたせいで、珍しく気分が悪くなってしまったのです。車に強いのが私たちの取り柄なのに!それでも到着して少し休んでいると、気分もすっかり良くなりました。

今日は、祖父も大好きだった地元のお祭り最終日です。妹と姪達がお祭りに参加していると聞いたので、私たちも少しだけ見学しにいくことにしました。ものすごい人混みの中で、久しぶりに再会したしゅんと姪達は、すぐに手をつないで遊び始めました。大きな姪に手を引かれ、一緒に屋台で水飴の駄菓子を買いに行ったり、小さな姪からメモ帳に書かれたお手紙をもらって喜んだり。久々の従姉妹との時間を楽しんでいました。ふと気付くと、大きな姪としゅんが並んで踊っています。姪が一生懸命しゅんに教えていたのは、忍者踊り。祭囃子の中、「早いぞ忍者、強いぞ忍者」と歌いながら、小走りに左右へ動く2人の姿は何ともおかしくて、顔を見合わせて笑う私たちでした。


10月11日(土) 雨のち曇り 「運動会」
明け方まで、何度も目が覚めては時計を確認し、また眠る・・・を繰り返しました。お弁当作りが間に合わなかったら大変と、緊張していたのです。何度目かに時計を見ると、ちょうど7時。お布団を出て、下ごしらえしてあった材料を取り出しました。

今日はしゅんの運動会です。少し残念なお天気ではありましたが、無事開催されることになりました。2学期になってから練習を繰り返していたしゅんは、今朝も張り切って、主人に「○○と○△に出るんだよ。」と説明していました。私には昨夜のうちに、撮影のためのポイントを伝授する気合いの入れようでした。ダンスの時はどちら側の前から何番目なのか、体操の時は何色の帽子の何番目なのか、事細かく説明して「動画も撮ってね。」とリクエストしました。

かわいらしい選手宣誓から始まった運動会は、プログラムに沿って進んでいきました。年長さんが、年少さんや年中さんの競技をお手伝いするという、何とも温かな雰囲気に満ちた運動会でした。3年前はこの運動会を見学し、未就園児の競技に私と手をつないで参加したなぁと懐かしくなりまがら、たくましくなったしゅんを眺めていました。
年長さんの競技はさすがに盛り上がり、その立派な演技にとても感動しました。大勢の前で発表することが、嬉しくて誇らしくてたまらないといった表情の子ども達。しゅんもニコニコと笑いながら、みんなと揃って色々な動きをちゃんとしていました。こんなこともできるようになったんだな、本当に子どもってあっという間に成長するなと思った運動会のひとときでした。
去年までは、全員が全競技に出場するという、これまたとてもアットホームな運動会でしたが、今年はまた違った雰囲気に包まれた運動会でした。どちらの園の行事も体験できて、私たちはとってもお得だなと思いながら、父兄競技に奮闘する主人の写真も撮りました。

お昼をはさんで午後も大盛り上がりの競技が続き、家に着いたのは3時前でした。夜ご飯は、ゴロゴロと大きな栗が入ったご飯とサンマで、お疲れ様をしました。
お弁当 完成! 栗がゴロゴロ


10月10日(金) 晴れのち曇り 「新幹線」
ちょっとした緊張感で、いつもより早く目が覚めました。さてさて、約束のお弁当は作れるでしょうか?!

変形おにぎり2個の上に薄焼き卵を乗せ、海苔で飾り付けをちょこちょこ。うまく貼り付いてくれないので、ご飯粒を糊の代わりに使っています。後は、さつまいもの蜂蜜レモン煮、海苔巻き玉子、ブロッコリーのチーズ焼きで、本日のお弁当は完成!これだけなのに、もう息も絶え絶え、これが私の限界でした。起きてきたしゅんに見せると、「ドクターイエローだ!」と大喜びです。「幼稚園に持っていったら横にしてロッカーに入れるから、新幹線じゃなくなっちゃうかもねぇ。」と心配しながらも、うきうきと登園していきました。
お迎えに行って聞いてみると、やっぱり新幹線はギュッと寄ってしまっていたそうですが、しゅんは大満足の様子でした。ふぅ、これで約束は果たせました。まだまだリクエストが続いたら、どうしましょう。あは。

しゅんを送って家に戻ると、昨日買ってきた豆をお鍋にかけました。金時豆の煮豆が大好きなしゅんですが、市販の物は甘さがしつこい様な気がしていたので、自分で作りたいなと思いながら、自信がなくて挑戦できませんでした。でも今年こそはと、とても簡単そうな栗原はるみさんのレシピを2つ見て、自分なりの分量で作ってみました。出来上がりはこちら。少し割れてしまった物もありましたが、あっさりとした甘さのとてもおいしいお豆になりました。しゅんもスプーンですくってぱくぱくと食べてくれました。
ドクターイエロー 完成! 金時豆を煮ました 甘さ控えめでおいしい!


10月9日(木) 晴れ 「部活の打合せ」
気持ちの良い青空が広がりました。しゅんは長袖のブラウスで朝ご飯を食べ終えましたが、ベランダに出ると意外と気温が上がりそう・・・と急いで半袖に着替えました。

しゅんを送ると今日のお楽しみ、もねさんとの待ち合わせのため、デパートに向かいました。先月、Mちゃんと会った時以来の運転なので、ちょっと緊張します。でもいつもの様にお気に入りの曲をリピートするように設定し、それが3回も終わらないうちに到着しました。約束の時間までは、あちこちの売り場をウロウロしました。Mちゃんお薦めのブルーベリーソースは、ヨーグルトにかけると本当においしかったので、今回も購入。そして出たら買いたいと思っていた新豆が並んだので、金時豆を買いました。
待ち合わせの手芸屋さんで毛糸やキットを眺めながら、次はこんな物も作ってみたいなぁと思っているうちに、もねさんが登場され、中華料理店に移動してランチにしました。汁そばと角煮饅というボリュームたっぷりのランチを頂きながら、おしゃべり。食事を終えてもお茶をお代わりしながらおしゃべり。もねさんがお子さんのお迎えに行かれるギリギリまで、話題は尽きずおしゃべりが弾みました。お別れ間際、今日の目的のひとつだった、今後の私たちの部活(クラフト&おしゃべりの会)の計画を立て、また次回!とお別れしました。

私はもう少しお店を歩き、最後に本日のおやつを買いました。色々と迷いましたが、先月、Mちゃんと来た時に「全部堪能しなくちゃね。」と誓い合ったキルフェボンで、秋のぶどうフェアから長野パープルのタルトを選びました。家に戻って早速お茶にしましたが、大きなぶどうがゴロゴロと入っていて、本当に幸せ〜なおいしさでした。

夜ご飯の準備をしていると、しゅんが「お手伝いしようっと」と言ってキッチンにやってきます。本当は「切る」お手伝いが一番好きな様ですが、帰りが遅くなる日は大体私が作ってしまってあるため、それ以外のお手伝いをすることになります。今日はテーブルに並べるお手伝いをしてくれました。何やら楽しそうに作業していたしゅんが、「ママ、見て見て。これ、何でしょう?」と言って見せたのがこちら。ポテトサラダと蓮根の梅肉和えとブロッコリーが、ミッキーになっていました。
「長野パープル」 お〜いし〜い ミッキーディナー


10月8日(水) 雨のち曇り再び雨 「注意書き」
朝から、シトシトと冷たい雨が降っていました。今日は長袖に逆戻りです。園へ向かう道の途中で、しゅんが「あ、この青いマンション、完成したね。」と言ってあるお宅を指さしました。少し前に完成したそのお家、マンションじゃなくて一軒家なのです。「マンションみたいに大きなお家だね。」と言うと、「ひゃ〜。」と驚いていました。

午後、一緒にのんびりテレビを観ていたのですが、いつの間にか畳でうとうとしていた様です。しばらく経って、ポリポリ、カリカリッという音で目が覚めました。ハッと起きあがってソファーを見ると、しゅんが金平糖の袋を左手に持っていました。先週末、無印良品に行った時に買った物です。この「優しい昔菓子」シリーズが大好きなしゅんは、ラムネや金平糖、梅みつなどの中から1つだけ選んでカゴに入れます。今回の金平糖もとても気に入った様なので、私のバッグに忍ばせておいて、習い事の後やたくさん歩く時など、「1個食べる?」と口に入れると、「パワーが出ちゃった。」と大喜びです。
起きあがった私に気付いたしゅんは、ビクッと驚いて袋の裏側を指さし、「ママちゃん、これね、開封後はなるべく早くお召し上がり下さいだって。それなのに、まだこんなに残ってるから、慌てて3個食べたところなの。」と早口で言いました(笑)。そんなに慌てなくても大丈夫なのに!そして、「ママちゃん、具合が悪そうだから、2個食べな。パワーが出るよ。」と言って口に入れてくれました。

夜、お風呂に入っていると、「今日は何曜日だっけ?」と聞かれました。「水曜日だよ。」と答えると「ハッ・・・。」と言ってシーンとしました。「どうしたの?」と聞くと、「今日、幼稚園行ったっけ?」と焦っています。午前保育の記憶は、遙か彼方へ行ってしまったのでしょうか?「カッパ着て行ったよ。大丈夫だよ。」と言うと、「う〜ん。ちょっと忘れちゃったけど、行ったなら良かった。」とほっとしていました。一日どころか一週間もあっという間のことのように感じられる大人と違って、子どもの一日一日は、きっととても長いものなんだろうな、ちょっとうらやましいなと思いました。


10月7日(火) 曇り時々晴れのち雨 「新幹線」
ベランダに出ると、甘い香りに包まれます。向かいの家のお庭に、大きな金木犀の木が植えられているのです。お散歩をしていても幼稚園への行き帰りの道を歩いていても、あちこちからこの香りがしてきます。私は前からとても好きな香りでしたが、しゅんも気に入った様子で、「秋の香りだね〜。」と言ってクンクンとかいでいます。
久しぶりに蒸し暑い日になって、しゅんは半袖で出かけました。運動会の練習をしたら、汗びっしょりになりそうです。

しゅんの幼稚園では、お弁当の時に支度ができた人からテーブルについていくようです。お友達同士で座っても良いし、ひとりで好きな席を選んでもいいのですが、時にはグループ分けされて決められたテーブルにつくこともあるそうです。いつも夜ご飯を食べながら、園での出来事を聞くきっかけとして、「お弁当はどなたと同じテーブルになったの?」と聞いていました。しゅんは、う〜んと言いながら思い浮かべ、○○君、○○ちゃん、名前を挙げ、どんなお話をしたか、園でどんなことがあったかを話してくれます。

ここ最近、同じテーブルのメンバーがなぜか女の子ばかりになってきました。理由を聞くと、「のんびり支度したら、そこしか空いてなかったの。」と言っていましたが、この数日は「そういう訳でもないんだ〜。」という返事に変わりました。次々と出てくる女の子達の名前に、一体どんな風にお弁当の時間を過ごしているんだろうと、私も興味津々です。今日はしゅんから、「今日のお弁当も、囲まれちゃった〜。」と言うので聞いてみると、女の子3人としゅんの4人でお弁当を食べたのだそうです(笑)。「うちの前は○○ちゃん、横は誰だったかな〜。」と楽しそうに思い浮かべるしゅん。彼のおしゃべりは、どう考えても女の子向けだよね・・・と主人ともよく話しているのですが、ぺちゃくちゃとおしゃべりしながら、お弁当の時間を楽しんでいる様子です。

ふと「○○ちゃん達のお弁当、おいしそうだった?」と聞いたところ、「Rちゃんのお弁当はね、すっごいんだから〜。」と言って話し始めました。「お花畑になっていたりね、お顔が書いてあったりするの。Rちゃんのママったら、ほんとにすごいんだ〜。」とうっとり。む、これはまずい展開・・・と思っていると、案の定「うちも今度はお花のお弁当にしてもらおうかな?あ、そうじゃなくて、新幹線!新幹線のお弁当がいいな〜、ママ。」と言われてしまいました。お弁当3年目にして、とうとうこの日がやってきました。新幹線といっても、車体は何で作ったらいいのかな?窓は?車輪は?と2人であれこれ想像しながら盛り上がりましたが、白い新幹線は難しそうだという結論に。そして「ドクターイエロー」を作ることになりそうです。うむ〜。かなりのプレッシャーでございます。


10月6日(月) 雨のち曇り夕方は晴れ 「単純」
しとしと降っていた雨は、予報通りお昼過ぎに上がり、夕方には青空が見え始めました。

朝、着替えた制服の襟が半分だけ中に入ってしまっているしゅんに、格好いい襟の出し方を伝授しました。「どうしてこんな風に出さなきゃいけないの?」と少々不満げなしゅんでしたが、「こうするととっても格好いいんだよ。」と言うと、ちょっと誇らしげにフフンと笑いました。
帰宅したしゅんの襟がきれいに出ていたので、「今日は体操服にお着替えしなかったの?」と聞いてみると、「ううん。お着替えしたけど、どうして?」と言うので、「いや〜ん、しゅんちゃん、格好いい〜。襟がきれいに出ていてすっごくかわいいから、朝のままだと思っちゃった。」と答えると、クルリと回ってポーズをとってくれました。そして「うちってかわいいでしょ〜?」とにっこり。5歳の男の子って、単純です。

夜ご飯には、去年の冬によく作っていた豆腐グラタンを作りました。お菓子サイトで有名な「たかこさん」のレシピですが、バターではなくごま油を使い、ホワイトソースに練りゴマを混ぜるという、何とも不思議な魅力のあるグラタンです。しゅんも私も大好きなので、この冬も頻繁に登場しそうです。

グラタンとパンプキンスープで温まった頃、しゅんが「しりとりしようよ。」と言いました。かなり長く続いたしりとりは、段々白熱してきました。そして「め、め、め・・・」と考えていたしゅんが、ニヤッと笑って大きな声で、「メントヒヒ!!」と言うので一瞬シーン。同時に気付いて二人で大笑いになりました。「め」は何とかクリアし、しばらくして「こ、こ、こ・・・」と考えていたしゅんが、「こいびと」と言うのにはドキッとしました。続けて私が「ともだち」と言うと、「こいびとと、ともだちか〜。ほとんど一緒の意味って感じだね。」と言うのでクスッと笑ってしまいました。まだまだ単純で、ほっとしました。
ハフハフ 今年の秋も豆腐グラタンを作りました


10月5日(日) 曇りのち雨 「公園」
曇りがちの空でしたが、心地よい風が吹いて過ごしやすい一日でした。こんな日は公園にぴったり。愛車に乗るしゅんを追いかけながら、私たちも気持ちの良いお散歩をしました。
少し前までは冷たい飲み物を片手に眺めたしゅんの自転車ですが、今日は2人とも温かいコーヒーにしました。しゅんは相変わらず水筒に入れていったお水と、大好きなアップルジュースですが、子どもってこれからの季節も冷たい飲み物でいいのかしら?

公園を歩くと、あちこちに葉っぱやどんぐりが落ちていました。まだ柔らかい葉っぱを拾い、色んな顔を作って並べてみると、切り紙が大好きなしゅんも早速自分で作り始め、葉っぱの顔と同じ顔をしてみせてくれました。口も目も大きく開けて変な顔!秋の公園は、いつもとはまた違う遊びができてとても楽しいものです。
一つ、ひび割れたどんぐりがあったので、エイッと踏んで中を見てみました。大きなどんぐりの中は、真っ白い実が詰まっていて、ちょっとおいしそうに見えました。「動物さんは、きっとここがおいしいんだね〜。」と私が言うと、しゅんは「これ、きっと栗みたいにおいしいと思う。そうだ、モンブランみたいなケーキをこれで作りたい。ママ、作って。」と言い出しました。そ・・・それは。私の技術では、どんぐりケーキはちょっと難しそうです。

少し肌寒くなった夜、ご飯のメニューは去年から主人と私が興味津々だった「カレー鍋」です。和風カレー鍋というスープを見つけたので、今日はそれを試してみることにしました。冷蔵庫から合いそうな具を取り出していき、白菜、豚肉、人参、厚揚げ、エノキダケ、しめじ、椎茸、そしてしゅんと作った白玉だんごを入れました。グツグツと煮込むと良い香りがしてきましたが、一口味見をして「おいし〜い」と思わず言ってしまいました。パクパクパクパク食べ続け、最後はご飯ととろけるチーズを入れて、チーズカレーおじやを作り、お腹いっぱい、とても温まる夜ご飯になりました。
速いっ 葉っぱの家族
「うちも作る〜」 たくさんできました


10月4日(土) 晴れ 「食欲の秋」
真っ青な空が広がる、秋晴れの一日になりました。日差しも強くて、久しぶりに昼間は暑さを感じました。

お昼ご飯を食べに行こうと車に乗ると、主人が新しい目的地をカーナビに設定しました。向かった先は、先日、職場の方と行ったというお寿司屋さんです。回らないお店に、しゅんと一緒に行っても大丈夫?と心配しましたが、「家族連れがいっぱいいる、ガヤガヤした雰囲気のお店だから大丈夫。」と主人は余裕の表情です。お店に入って納得。ちょっと食堂っぽい雰囲気の店員さん達が接客して下さるお店の中は、家族連れが何組もいてにぎやかにお食事中でした。お値段も回るお寿司と同じくらいで、ひっきりなしにお客さんが入ってくるのも頷けました。主人のちょっとしたお祝いも兼ねたランチだったので、おめでとう〜と言いながらお寿司をパクリ。しゅんもかんぴょう巻きと穴子を堪能し、「これならかんぴょう巻きを100個食べたいくらい。」とご満悦でした。

買い物を済ませて家に帰り、さて、自転車に乗りますか?としゅんに言ったところまでは記憶があるのですが、3人でゴロゴロしながら遊んでいるうちに、いつしか大人は夢の中へ。ハッと気付くと夕方で、しゅんはひとり、「あしたをつかめ」のビデオを観ているところでした。「さ、自転車行くか?」と言ったしゅんに薄暗くなった外を指さすと、「そうだよね〜。」とあっさり諦めてくれたので、気を取り直しておやつにすることにしました。

わくわくしながらしゅんが持ってきたのは、無印良品で買ってきた「素のままポテトチップ」という商品です。こちら、素揚げした味付けなしのポテトチップスなのですが、自分で塩をぱらりと振るもよし、何種類も用意されているパウダーをかけてよく振ってから食べるもよしという、なかなか面白いお菓子なのです。私が別の物を買い物している間にしゅんが見つけ、主人と何やら話しながら「塩キャラメル」のパウダーを選び、おやつ用に買ってきました。ガサガサとしゅんが振ってお皿に出すと、キャラメルの良い香りが部屋中に漂いました。甘くてちょっと塩がきいている様な感じもして、止まらなくなりそうなお味でした。無印のサイトを見るとお料理のトッピングにも使えると紹介されていましたが、ポテト自体も油っぽくなくて、大人が食べても胃にもたれることがなさそうだなと思いました。次にお買い物に行ったらどれを買おうかな〜と、しゅんは今から楽しみにしています。


10月3日(金) 晴れ 「進化」
今日もすっきりと晴れ、気温も上がって汗ばむ様な陽気になりました。毎日、運動会の練習に汗を流しているらしい子ども達は、登園するとすぐに体操服に着替えています。お迎えに行くと洋服の襟が中に入っていることもあって、お着替えの奮闘振りが伺えます。

しゅんを送ると、そのまま図書館に向かいました。先日5冊借りた絵本の中から1冊だけ返却し、1冊、借りてきて欲しいとしゅんからリクエストがあったためです。ちょうど私が予約していた本が届いたという連絡もあったので、返却する本を2冊持ち、自転車を走らせました。しゅんの希望は「進化の本、それがなければ体の本、それがなければ何でもいいよ。」というものでした。
先日ある博物館で、ふと「お猿さんから人間になったんだよ。」という話をしたところ、「その前は何?最初は何だったの?どうやって人間になったの?いつから人間になったの?」と、しゅんの止まらない質問が始まりました。恥ずかしながら、私の記憶は定かではありません。そしてもうひとつ、大好物の「鶏レバーのワイン煮」を堪能していたしゅんが、「レバーって何?」と質問してきたので、「肝臓だよ。」と答えたところ、「肝臓ってどこにあるの?肝臓って何をしてくれるの?」などなど、お決まりの質問が始まりました。こちらも恥ずかしながら、私の知識は頼りないもので、自信を持って答えることができません。そこで、「今度図書館で借りようね。」と話したのですが、それが今朝のリクエストとなったのでした。

子ども用のコーナーで探してみると、ぴったりとそれに合う様な絵本を見つけるのは難しいものだと思いました。抽象的で、きっとしゅんは納得しないだろうなぁと思う物だったり、難しすぎて興味を持てないだろうなぁと思う物だったり。結局、「進化する生き物たち」という本を借りることにしました。水の中に生命が誕生したところから説明されているので、どうかなぁと思いながらしゅんに渡しましたが、しゅんは嬉しそうに読みふけっていました。私が興味も持たなかった様なことを面白そうに話すしゅんを見ていると、自分の子どもといっても一つの別の人格を持っているんだなといつも思います。これから先、しゅんはどんな世界に興味を持っていくのかな?と楽しく想像しています。


10月2日(木) 晴れ 「バタバタ」
しゅんが好きなテレビ番組は、「あしたをつかめ」と「ダーウィンが来た!生き物新伝説」のふたつでした。最近、それに「ピタゴラスイッチ」と「つくってあそぼ」が加わりました。以前から、ビー玉を転がす積み木も工作も大好きでしたので、ようやくこの2番組に気付いたという感じもするのですが、早速録画予約のリストにこの番組を追加したため、現在、我が家の録画リストには、この4番組がズラリと並んでいます。

朝の準備を済ませた後、5分間のピタゴラスイッチを録画リストから選んで観るというのがしゅんの楽しみだったのですが、今朝は準備の前にリモコンを手にしてしまい、もうひとつ、もうひとつ・・・と観たくなってしまったらしく、遅々として準備が進みません。普段の登園時間も過ぎ、普段の到着時間も過ぎ、それでもリモコンを離さないしゅんに、私の雷が落ちました。そして、「もうすぐ門が閉まります。そうしたら幼稚園に入れませんよ。」とキッツ〜イひと言を放つと、遅刻をしたことがないしゅんはパニック状態となりました。
少し落ち着かせて幼稚園へ向かったのですが、今度は門前で私と離れる時、私にしがみついて号泣を始めました。私にギューッと抱きつきながら、出てきた言葉は「ママがイヤ〜」(汗)。転園してから一度も登園時に泣いたことがないしゅんの今朝の様子に、いつも園児を迎えているS先生もびっくりなさって、「まぁ、しゅんちゃん、どうしたの〜。」と出てきて下さいます。そして「お母さん、今朝叱りましたね?」とひと言。「テレビを観ていて支度が遅れましたので。」と言った私に、うん、うんと大きく頷かれた先生は、「でも、しゅんちゃんは納得しないときっと園に入れませんよ。」と仰って、優しくしゅんに話しかけて下さいました。
「しゅんちゃん、何の番組を観たくなっちゃったの?」「そっか、その番組、そんなに面白いのね。」「でも、ママがお支度しなさいって言った気持ちもわかるわね?」「先生、しゅんちゃんの気持ち、すご〜くよくわかるのよ。でも、ママの気持ちもよ〜くわかるの。」そうやって、優しく言って下さる先生にひと言、ふた言お返事しながら、しゅんはいつの間にか門の中へ入っていました。先生とお話しながら玄関に入るしゅんを確認すると、私はフラリと駅へ向かっていました。

朝からのバタバタと、ほっとしたことでちょっと疲れてしまった私は、以前から一度行ってみたいと思っていた日本橋三越の「クラブハリエ」に行くことにしました。そこのカフェで出来たてのバームクーヘンと紅茶を頂くのが、去年からのささやかな夢だったのです。ふんわり柔らかくてとろけそうにおいしいバームクーヘンと、おいしい紅茶でほっと一息。すっかり元気を取り戻し、しゅんの大好物のおかずなどを買って帰宅しました。写真は、みんなで食べようとお土産に買ってきたバームクーヘンです。出来たてに負けないくらいふんわりと柔らかく、主人もしゅんもとても喜んでくれました。
「クラブハリエ」のバームクーヘン おいしい〜


10月1日(水) 雨のち曇り 「秋」
今日から10月が始まりました。今年もあと3ヶ月だと思うと、毎年のことながら早いなぁと思います。新潟では、10月の初旬からめっきりと冷え込み、冬の季節の到来を感じました。東京では、もう少し秋を長く楽しめそうです。気温の差が激しくて、体調管理が難しい時期ですが、元気に過ごしていきたいなと思います。

そして10月1日は、都民の日。去年までは平日でしたが、今年は祝日なのです。つまり、しゅんは休園日。子ども達も、昨日の帰りに先生からお話があったのか、「明日は幼稚園に行っちゃだめだよ。」と何度も言っていました。

お天気もいまいちだったので、今日は家の中でのんびりと過ごしました。先日から、朝だけ咳をしているしゅんの体調もちょっと気になります。午前中は、図書館で借りてきた本を次々と読んでいくしゅんの隣りで私も自分の本を読みました。ふと、「しゅんちゃんも本の虫ね。パパもママも本の虫だよ。」と言うと、「どうして虫?」と予想通りの返事が返ってきました。「本が大好きな人のことを、本の虫って言うんだよ。」と言うと、「じゃあ、うち達は、本の虫家族だね。」と言って嬉しそうに笑いました。もし本当の虫だったらと想像するとちょっと「う・・・。」ですが、3人並んで読書している姿が浮かんで何だかおかしくなりました。
午後は工作好きのしゅんが色々と作っていく横で、読書を続けました。折り紙に線と点線を書き、半分に折って線の部分だけを切り、対角線上の角を糊でくっつけて、「貝殻」と見せてくれた作品は、転入して少し経った頃、園で教えて頂いた七夕飾りでした。年長さんにもなると、こうして作り方からよく覚えているものなんだなと驚きました。

読書の秋、芸術の秋、そして食欲の秋を堪能したいものです。


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