2008年12月

                                                  過去の日記 2008/11


12月31日(水) 晴れ 「大晦日」
雪が積もった朝は、ぐっと冷え込みました。暖房が入っていない廊下に出ると、空気の冷たさに驚いてしまうほどです。お布団が恋しいしゅんは、そろそろ朝ご飯という時間になるまで丸くなって眠っていました。
雪がうっすらと積もった伊香保ですが、今日も快晴になりました。3日間、お天気に恵まれて楽しい旅行ができました。ここ最近、またかなり忙しくなってお疲れの主人も、この旅行で少しのんびりできたでしょうか?私としゅんはおいしい物をいっぱい食べて、かなりパワーアップした気がします。

送迎バスに早めに乗せて頂き、バスターミナルに向かいました。雪が降って所々凍っている道を、多くの車がソロリソロリと走っていく様子は、新潟での雪道の運転を思い出します。新潟は年末になってかなり降っている様ですが、きっとこんな真っ白な世界なんだろうなと思いました。

バスに揺られて渋川駅まで、さらに電車に乗って高崎に行くと、改札を出て待ち合わせの場所に向かいました。昨日急遽約束することができ、高崎にいるRちゃんご夫妻とランチをご一緒することになったのです。一昨年は軽井沢に2家族で旅行し、新潟にも遊びに来てくれたRちゃんご夫妻、特にRちゃんが大好きなしゅんは、久々の再会だというのに「Rちゃん大好き〜。」と猛アピールし、常にRちゃんと手をつなぐ甘えん坊ぶりでした。

車に乗ると、ランチをしても予約した新幹線までは時間がありそうだということで、高崎観音に連れて行って下さいました。高崎は新幹線からしか見たことがなかったので、実際に街の様子を眺めるのは初めての経験でした。市街地を抜けるとすぐに見晴らしの良い小高い山があり、その頂上には大きな観音様が鎮座していました。市街地からも何て大きいんだろうと思って眺めましたが、足下に立ってみるとその大きさには本当に圧倒されました。観音様から吹き下ろす様に感じる風も強いこと!これが群馬の空っ風なのかなと思ってRちゃんに聞いてみると、今日などはお洗濯物も外に干せない程だということでした。

お昼は駅ビルに戻り、上州名物の鶏飯弁当を頂きました。ご飯の上にぎっしりと乗った鶏肉は、香ばしくてご飯が進む味付けで、あっという間に食べてしまいました。お子様ランチにもジューシーな唐揚げが2個もついていて、ボリューム満点でした。
ドライブやお食事をしながら、しゅんが話し続けているのを聞いてくれていたRちゃんは、この半年余りでしゅんのボキャブラリーがかなり増えていることに驚いていました。この調子で、毎日ずーっと話しているんです・・・はは・・・。
久々の再会もでき、嬉しい気分で新幹線に乗り込むと、1時間ほどで東京駅に到着しました。のんびり楽しめた3日間の旅行でした。

夕食は、年越しそばと主人の両親の出身地方式でお節を並べました。新潟でもそうでしたが、山形でも年越しにお節を食べるのだそうです。紅白を見て、お節を食べ、今年も無事一年過ごすことができて良かったなと思いながら大晦日の夜を過ごしました。

HPを通じても、多くの方々と楽しくお話をさせて頂くことができました。どうもありがとうございました。来年も、どうぞよろしくお願いします。良いお年を。
またまたご飯がおいしい朝ご飯 一面雪景色に 夜中に吹雪いたそうです
高崎観音へ 「Rちゃん、大好き」 Rちゃんとしっかり手をつなぐしゅん 上州名物 鶏飯でお昼ご飯


12月30日(火) 晴れ 「憧れの旅館」
旅行2日目の朝も快晴です。ご飯がおいしくなるようなおかずばかりが並ぶ旅館の朝ご飯は、ちまちまとしたおかずが好きな私にとって、理想の食卓です。こんなご飯が作れるといいなぁと思いながら、あれもこれもとおいしいおかずを頂きました。
今日は旅館を移動し、石段の下の方にある旅館に泊まります。というわけで、この伊香保の街でのんびりと数時間を過ごすことにしました。こんな贅沢な時間の使い方も、温泉街ならではです。あぁ、こののんびりした感じ。これこそ、この旅行に私たちが求めていたものです。

11時にチェックアウトすると、荷物を本日のお宿、「千明仁泉亭」に置いて頂くことにしました。こちらはRIKAさんご家族とご一緒した時、旅館に併設された落ち着くカフェがあるんですよということで連れてきて頂いた思い出の場所なのです。カフェがとても良かったので、もし伊香保に泊まることがあったら旅館に行ってみたいなとずっと思っていて、今回その夢が叶いました。調べてみると、とても歴史の古い旅館だということ、お料理も温泉もとても良いということがわかり、ますます楽しみになりました。

身軽になった私たちが向かったのは、お宿の向かい側にある「てまり」です。今日は喫茶の方に行ってランチを頂くことにしました。和風茶房なのでしゅんの大好物である安倍川餅などもありますが、色々な種類のカレーもあって大人気でした。私はフルーツたっぷりというタヒチカレー、主人は中辛のジャワカレーを注文しました。お味はもちろんのこと、それぞれ違う和風の器に盛りつけされ、それが何とも良い感じでした。

お腹も程よくいっぱいになったところで、石段を上って神社に向かいました。お参りを済ませると、神社のすぐ下で気になっていた良い香りのお店に行き、出来たての温泉饅頭を5個購入しました。こちらは温泉饅頭発祥の地だということで、何軒もおいしいお饅頭のお店があるそうです。
温かなお饅頭を持ち、延々と続く階段を上り始めた私たち。どうやら山の上の方に森林公園があるということで、そこに向かって続く階段や坂道を上ってみることにしました。振り返ると温泉街がどんどん小さくなっていき、遠くの景色がきれいに見え始めます。反対側の山も見えてきて、落ち葉を踏みしめながらちょっとしたハイキング気分を味わいました。夏に那須でハイキングをした頃よりずっと体力がついたしゅんは、軽い足取りでひょいひょいと先を行ってしまいます。ハイキング気分だったはずが、私たちは汗をかきかき、山登り気分になってきました。しばらく上ったところで、まだ頂上ではなさそうでしたが引き返すことに決め、帰りは15分ほどで500段以上の階段を降りて石段街に戻ってくることができました。

ちょうど良い時間になったので、お宿にチェックインをしました。案内されたお部屋は二間続きの和室で、奥の部屋にはこたつが用意されていました。ちょうど今日からこたつを出したということで、温かなサービスにとても嬉しくなりました。角部屋だったので山々の景色もよく見えて、とてもくつろいだ時間を過ごしました。
ご飯の前には温泉へ。こちらの旅館は伊香保の湯量の3分の1を持っているということで、どのお風呂も掛け流しのとても贅沢な温泉です。広々としたお風呂は本当に気持ち良くて、少しぬるめですと仲居さんは仰っていましたが、ちょうど良い温かさでした。

そして今夜もお楽しみ、夜ご飯のお時間です。お子様ランチの太〜い海老フライとふっくらしたハンバーグに、しゅんは夢中になっていましたが、私たちもおいしくて盛りだくさんのお料理に、言葉もないくらいでした。今夜もお鍋は赤城牛のすき焼きで、この年末、一体何回すき焼きを食べられるんだろう・・・と数えてしまいました。
どのお料理もおいしく頂いたのですが、最後の最後に出されたリンゴのグラタンに、私としゅんはノックアウトされました。カニが入ったグラタンには、さいの目のリンゴも入っていて、そのおいしさは格別です。もちろん器になっているリンゴも食べることができて、これはいつか作ってみたいなぁと思いました。
もう本当に動けない・・・と思うくらいお腹がいっぱいになって夜ご飯が終わりました。

そして今夜も、「寝る前には絶対にお風呂って決まってるの。」と言うしゅんと露天風呂に行くことにしました。露天風呂は離れになっていて、少し外を歩いてお風呂の建物に向かいます。星がきれいに見えるお風呂はとても気持ち良くて、あぁ、今日も極楽極楽・・・な一日でした。

夜も更けた頃、ふとカーテンを開けてみると、外が真っ白になっていました。昼間は青空が広がっていたのに、吹雪であっという間に銀世界になった様です。明日の朝、しゅんが見たら喜びそうだなと思いながらお布団に入りました。
朝ご飯も豪華です しゅんの大好物「安倍川餅」 私たちはカレーを
今日も石段を上って ちょっとしたハイキングへ できたて、ほかほかの温泉饅頭で休憩
まだまだ歩くよ〜 良い眺め
石段街に戻って焼きまんじゅうをおやつに 本日のお宿「千明仁泉亭」 こたつ!あったか〜い
本日のお子様ランチ風夜ご飯 海老が豪華! どれもこれも おいしい〜
今夜も赤城牛のすき焼き カニも登場 私の一押し リンゴのグラタン!


12月29日(月) 晴れ 「伊香保温泉」
今日から、楽しみにしていた年末の伊香保旅行です。山間部にある伊香保温泉では、この時期雪が降ることもあるため、冬タイヤが望ましいというお話を旅館の方にお聞きし、今回は電車で行くことに決めました。
少し早起きして、天気予報を確かめようとネットを見てびっくり!JR東日本の新幹線がシステムトラブルのため、全て運休しているというニュースが飛び込んできました。急いでテレビをつけると、「新幹線情報」が表示されています。あぁ、大変〜。11時半過ぎのあさまを予約している私たち、さて、一体何時に到着できるのでしょう?

東京駅に到着すると想像通りの大混雑で、窓口も切符売り場も長蛇の列です。電光掲示板を見ると、あらら、何ということ。遅れて運行している8時台の新幹線の後、私たちが予約した便くらいまでが運休となり、その次の便から再び運行されることになっていました。これは取りあえずホームに行き、高崎に止まる新幹線に乗ることにしようと改札を入り、混雑するホームに向かいました。幸い少し待っただけで予定の約一時間後の新幹線に乗ることができ、無事高崎駅に到着しました。そこからは吾妻線、バスと乗り継ぎ、伊香保温泉の停留所に着くと3時になっていました。

本日のお宿は「福一」です。送迎バスに乗って坂の多い伊香保の街を少し行くと、その坂の上の方に旅館がありました。予想以上に大きな旅館で、迷路の様に3つくらいの建物がつながっていて驚きました。お部屋に荷物を置くと、早速迷路の様な館内を通り、石段街に出られる裏口からお散歩に出かけました。
伊香保温泉に来たのは2回目ですが、1回目は2年前の秋、群馬にお住いだったお友達のRIKAさんご家族に連れてきて頂きました。その時ちょうど今のしゅんと同い年だったじゅん君と、年少さんだったしゅんが仲良く歩いた石段を、今はすっかり大きくなってスイスイと石段を下りるしゅんの後ろから歩いていくと、懐かしく不思議な気分になりました。

石段をかなり下りると、高崎に住んでいるRちゃんご夫妻お薦めの「てまり」というお店の2階にある「てんてまり」というお土産もの屋さんに行きました。こちらは各地の民芸品などが集められたかわいらしいお店で、しゅんは昔のおもちゃのコーナーに夢中になりました。そしてカタカタカタ・・・と動くおもちゃを主人に買ってもらってご満悦。ずっと離さず遊んでいたかと思うと、その仕組みをあぁでもない、こうでもないと説明し始めました(仕組み好き!)。
石段を上ると、もう日が沈みかけていて遠くの山々がきれいに見えました。お宿に戻る途中、おいしそうな「伊香保焼き」を購入してお店の前のベンチで頂きました。伊香保焼きというか、たこ焼きというか。どちらにしても、熱々でとてもおいしいおやつになりました。

夕食までの時間には、早速大浴場に行きました。しゅんは男同士、伊香保の茶色いお湯や、お月様と星が見える露天風呂を楽しんだ様です。

6時からは、掘り炬燵の個室に行って、お楽しみの夜ご飯です。お子様ランチも何だか豪華!そして私たちのお料理も、とても丁寧に作られた物ばかりでおいしく頂きました。グツグツと煮えるお鍋の中はすき焼きで、ご飯がすすみます。群馬の地酒も注文し、真っ赤な主人と、そうは見えなくてもかなりフラフラと良い気分になった私は、「お腹がいっぱい〜。」と言って前を歩く浴衣姿のしゅんの後ろをついていきました。

いつの間にか一眠りしてしまった私でしたが、目を覚ますとまだ起きていたしゅんが、「眠る前はお風呂に入るって、いつも決まっているの。」と言いました。そこで今度は女湯に2人で入り、体を温めました。2組しかいなかったので、露天風呂では2人きりで、「顔が冷たいね。」「でもあったかいね。」と言いながら、長湯のしゅんにつき合ってゆっくりとお湯につかりました。おいしい物を食べてお湯につかって、あぁ、極楽極楽〜。今年の疲れも、いつしか取れていく様な気がしました。
無事、伊香保に到着! 石段街をお散歩しました 夕暮れ
茶房の入り口で音楽と一緒に動く置物に釘付け また石段を上って・・・ 「伊香保焼き」を食べました。・・・たこ焼き?
お子様ランチ風夜ご飯 すき焼き おいしい〜 梅酒と地酒で良い気分


12月28日(日) 晴れ 「お祝い」
毎日、晴天が続いています。真っ青な空が広がって、とても良い気持ちです。今日は、しゅんが楽しみにしていたお誕生日のお祝いご飯を食べることにしました。お昼からは嬉しいお客様も来てくれることになったので、私は朝からキッチンであれこれとお料理を作っていきました。
毎年一緒に作っているクリスマス兼お誕生日ケーキですが、今年はシフォンケーキに飾り付けをしたいというのがしゅんの希望でした。そこでしゅんが起きる前にシフォンだけ焼き上げて、フルーツをカットしておきました。後は、ネットで見つけたパイシートを使ったボリュームのありそうな一品、サラダ、サンタさんからのチーズを使ったオードブルなど、しゅんも私たちも大好きなメニューにしました。

シフォンケーキは元々とてもふわふわなので、デコレーションをしたりフルーツを乗せたりすると崩れやすいと聞いていました。そこで真ん中でカットして、いちごとキウィを並べてクリームを塗り、上の部分にクリームを塗って絞り出しクリームとフルーツで飾り付けをするという、シンプルなケーキを作ることにしました。しゅんも張り切って、絞り出しやいちごを並べる係をしてくれました。もうちょっとめちゃめちゃな感じになるかな?と(失礼ながら)思っていましたが、意外とかわいい飾り付けができて驚きました。ケーキができた頃に、本日のお客様K子ちゃんが来てくれて、早速ランチを始めました。

ケーキに6本のろうそくを立てると、少し恥ずかしそうにしながらしゅんがふ〜っと消しました。おめでとう〜とお祝いした後、まずはランチです。おしゃべりしながらみんなもりもりと食べてくれました。続けて紅茶とコーヒーを煎れ、お楽しみのケーキタイム。カットした時点で立てたままお皿に盛りつけることは難しくなったため、横に寝かせることにしました。膨らみがいつもより少なくて心配しましたが、生地はきめ細やかに仕上がっていて、しっとりしゅわしゅわ、我ながらおいしいケーキができました。今年のケーキも大満足!おいしい物をたくさん知っているK子ちゃんにも「すごくおいしい!」と褒めてもらって嬉しい私でした。

お腹がいっぱいになると、K子ちゃんは早速本日の大きな目的であった作業にとりかかってくれました。それは、しゅんがバザーで購入してきたラジコンカーのおもちゃを組み立てること。先日Rちゃんの結婚式で会った時、話の流れで「ラジコンカーがあるんだけど、細かすぎて組み立てられない。」と言ったら、「私、それ作りたい。」とすぐに言ってくれたのです。男兄弟がいるK子ちゃんは、おしとやかな外見からは想像できないのですが男の子の遊びが得意で、こういう作業もお手の物なのだそうです。
その話をしゅんにすると「K子ちゃんに作ってもらおう〜。」と大喜びで、今日来て頂くことになりました。手順を読みながら着実に作業を進めていくK子ちゃんの手元を、しゅんと私は真剣に見つめました。驚くほど小さなパーツがたくさんあって、見ているだけで私は眠くなってきました(汗)。作業を続けること数十分、ようやく完成して電池を入れると、ドキドキしながらしゅんが動かしてみました。
前、後ろ、右、左、「動いている〜。」とみんなで拍手してしまうほど、妙に盛り上がった私たち。しゅんは特に飛び上がらんばかりの喜びようでした。

レゴも得意なK子ちゃんと、しゅんはお家を作り始め、玄関の前には車庫も作られました。そこにバックで何度も切り返しながら車庫入れをするしゅん(笑)。みるみるその腕は上達し、K子ちゃんと私たちも驚きながら笑ってしまうほどでした。
夜ご飯も食べていってくれたK子ちゃんですが、お別れした後、しゅんは「あぁ、もっとK子ちゃんにいて欲しかったなぁ。」とつぶやいていました。心から大好きなK子ちゃんに、また来年も遊びに来てもらおうねと言いながら急いでお風呂に入りました。

ところで私の自転車ですが、今日、主人が苦労して自転車屋さんまで運び、新しい鍵に付け替えてきてくれました。あぁ、何て嬉しいんでしょう。寒い中、お疲れ様。今まで無くし物なんて絶対にしないんだからとちょっと威張っていた私ですが、しばらくは大人しくしていることにしましょう。それにしても、愛しの自転車が家に戻ってきて、ほっと一安心の年末になりました。
お誕生日おめでとう! たくさん食べてお腹いっぱい! ティーダのラジコンカーが完成 K子ちゃん、ありがとう〜


12月27日(土) 晴れ 「冬休み」
何だかんだと忙しく、後回しにしてきた事をしなければ・・・とようやく重い腰を上げ、昨夜、一気に年賀状を印刷しました。眠いなぁと思いながらプリンタを動かすこと数時間。どっさり刷り上がった年賀状に、もうこれで7割終わった!と清々しい気分になった朝でした。

今日から我が家も冬休み。この秋から、特に12月に入ってからというもの、本当に忙しくしていた主人もようやく一息つける一週間がやってきました。慌ただしい年末年始ですが、少しはのんびりと過ごすこともできたらいいなと思います。

夕方、大混雑しているであろうスーパーに、私ひとりで買い物に行きました。お正月用の野菜がズラリと並び、お節も各コーナーで大々的に売られていました。マイクでお節の紹介をしながら店内を歩いている店員さんもいらっしゃって、お正月気分が盛り上がります。私もあれこれ買い物をして、気付くとどっさりカゴに入っていました。お会計を済ませて自転車置き場に行き、さぁ、帰りましょうと鞄の中を見ると・・・。うそ。どうして・・・。

どこにも鍵が見あたりません。ひゃ〜、こんな事って初めて〜と、慌ててもう一度探すのですが、やっぱり見つからず、自転車の周りを確認しても落ちていません。こんなに混雑しているお店の中では、あるわけないかなぁと思いながらぐるりと一周しましたが、やはりどこにも見当たらず、取りあえず店員さんに鍵が無いので自転車を置いて帰らせて下さいとお願いし、買った物を両手に持ちました。
しかし、自転車でも前と後ろに乗せてようやく何とかなるかな?と思っていた荷物は、両腕にずっしりとかかって一歩も歩きたくないくらいの重さです。「鍵がなくなっちゃった。」と主人に電話すると、「タクシーに乗ったら?」と言うので、そうだ、その手があったんだと急いでお店の前にとまっていたタクシーに乗り込みました。スペアの鍵も新潟でいつの間にか紛失してしまった私の自転車、どうなってしまうのでしょう?

夕食は、気を取り直してお楽しみのすき焼きです。グツグツと温かなお料理は、こんな寒い日にはぴったりです。おいしいね〜、おいしいね〜と言いながら、冬休み最初の夜は更けていきました。
すき焼きでお疲れ様〜


12月26日(金) 晴れ 「お友達」
6歳になったしゅんは、「ママちゃん、これって6歳のお兄ちゃんっぽかった?」というのが早速口癖になりました。「こんなにたくさん食べたのは、6歳のお兄ちゃんだからだね〜。」「ママに半分あげるよ。だって6歳っぽいんだからね。」「今日のおでかけで、Sちゃんに6歳ってこんな感じだよって見せてあげるね。」と、6歳のお兄ちゃんは大忙しです。

今日は電車に乗って、しゅんが赤ちゃんの頃からの友達親子のお家に遊びに行きました。ちょうど8ヶ月の頃、こどもの城の講座で知り合った私たちですが、親子共々不思議と気が合って、こうして長いおつき合いとなっています。お互い転勤で東京から地方に引っ越していた時期もありますが、今はまたこうして東京で会えることがとても嬉しいです。

東京に戻ってから、母親同士はちょこちょこと何度か会っていましたが、子ども達は4月の終わりに東京に宿泊した際、夜ご飯をご一緒して頂いた時以来です。それなのに、お迎えに来て下さった場所で再会するとすぐにおしゃべりを始めて大盛り上がり!お家に到着してからも、プラレールをつなげて大騒ぎ、レゴでお家を作っては大騒ぎ。何とも楽しそうな子ども達でした。

私も友人と、ランチ、ママだけのお茶、子ども達を交えてのお茶、さらに子ども達が遊ぶ様子を見ながらのお茶を頂きながら、おしゃべり三昧の数時間、本当に楽しく過ごしました。もう親が遊びに入らなくても、すっかり2人だけの世界を広げていくことができるようになった子ども達に、「赤ちゃんだったのに、大きくなりましたね。」「もう4月からは小学生ですものね。」と感慨深くなりました。

すっかりくつろいで夕方までお邪魔してしまい、帰り道は暗くなっていました。でも、「あぁ、楽しかった〜。」と大満足のしゅんと、私も本当に楽しかったなぁと思いながら嬉しい気持ちで家に帰りました。


12月25日(木) 晴れ 「お誕生日」
目を覚ましたしゅんは、お布団から文字通りピョンと飛び起きて、寝室の襖を開けました。すぐにリビングのテーブルに大きな包みを2つ見つけると、「プレゼント〜」と言って包装紙を破り始めました。

まず最初に出てきたのは、サンタさんにお願いしていた地球儀です。私と2人がかりで引っ張り出すと、「ひゃ〜〜」と声にならない声を上げて早速地球儀を見つめました。手で丁寧になぞりながら、「あぁ、山のところがぼこってる。サンタさん、本当に探してくれたんだ。」とうっとり。床に座り込んでくるくると回し続けるしゅんを見て、サンタも嬉しくなりました(笑)。
枕元にはサンタさんからのお手紙も置かれていて、その中に「れいぞうこの中も見てね」という一文がありました。「あ、あれね。」と言って冷蔵庫を開けに行ったしゅんは、「やっぱり詰め合わせだったよ。」と大喜びでした。

青い袋の中身は、祖父母達からのレゴブロック「青いバケツ」です。念願のレゴをプレゼントしてもらったしゅんは本当に喜んで、午後も大好きな自転車をしに行くこともなく、レゴ遊び→地球儀を眺める→レゴ遊び・・・で過ごしました。

クリスマスであると同時に、今日はしゅんの6歳のお誕生日です。お祝いご飯は主人がいる週末にしようということになっています。でも折角なので楽しい夜ご飯にしようと、しゅんが大好きなかんぴょう巻きを一緒に作ることにしました。たくさん煮たかんぴょうと干し椎茸、そしてご飯と海苔を用意して準備はOKです。1本作ってみせた後、しゅんが挑戦しました。具を欲張りすぎた私より、意外と上手に巻けている?!ちょっとかんぴょうが隅っこにいってしまったけれど、自分で作ったかんぴょう巻きはまた格別のお味だったそうです。「お寿司やさんって上手なんだね〜。」と2人で感心しながら、おいしいお誕生日ディナーになりました。

6歳になったしゅんが好きな事は、宇宙についての本や物の仕組みの本を読むこと、計算をすること、お料理、お菓子作り、自転車で走ること、縄跳び、お友達と電車ごっこをして遊ぶこと、工作、エレクトーンを弾くこと、おしゃべりすることなどなど。好きな食べ物は、相変わらずのチーズ、お餅、卵料理、かんぴょう巻き、おやつ全般。好きな番組は、「ピタゴラスイッチ」「にほんごであそぼ」「ダーウィンが来た」「明日をつかめ」と、NHKへの貢献度大な今のしゅんです。
身長は107センチ、体重は17.4キロと、この夏はしゅんなりにグンと大きくなりました。好奇心旺盛で色々な事に興味津々な6歳児。これからも元気に大きくなって欲しいなと思います。
わ〜 プレゼントだ! 出てきたよ〜 「山がぼこってる〜」
こちらは冷蔵庫に チーズの詰め合わせ
夜ご飯はしゅんのの大好きな・・・ かんぴょう巻き!


12月24日(水) 曇り 「イブ」
クリスマスイブの今日は、朝から曇りがちで空気の冷たい一日になりました。

しゅんのための用事があって、2人でデパートへGO!車で行ってみようかと駐車場を確認すると、平日の昼間だというのにもう混雑の表示が出ていて驚きました。やはり皆さんお買い物に忙しい日なのでしょうね。そんなわけで寒空のもと、自転車をこいで駅まで向かうことにしました。
電車に乗ると、「ママ、しりとりしよう。」としゅんが嬉しそうに言いました。昨日、私が外出している間に、しゅんは主人と2人で電車に乗っておでかけをしたのです。ちょっとした遠出に大丈夫かな?と私は少々心配していたのですが、「パパと一緒にお利口で電車に乗ったよ。パパがしりとりとか、頭とりとかしてくれたんだ〜。」としゅんはとても喜んでいました。今日もそれを思い出して、静かにお利口に電車に乗ることができました。

お目当ての商品を頂くと、ランドセル売り場に行ってみました。近所のお兄ちゃん達を観察した結果、しゅんはどうやら黒か紺のランドセルを希望するようになってくれたため、安心してランドセルを選べる様になったのです。ふふふ。春までピンクが良いと言っていたらどうしようと思いましたが、最近は青や緑も好きになってきました。いくつか背負ってみると、背中にぴったりくる商品がよくわかりました。それ程高機能ではなくても、しゅんが背負いやすくて軽い物がいいなと思っていたので、大体選ぶ商品は決まりました。後は色を決めることにしようねと言って、地下に移動しました。

お昼は地下の糖朝に。ラーメン好きなしゅんは、海老ワンタン入りの香港麺を堪能しました。私は何とも味わい深いお粥を頂き、しゅんがセットで注文したデザートを2人でシェアしてごちそうさま。イブの楽しいおでかけになりました。
写真は2人のイブご飯です。平日のため、今日は2人でささやかなご馳走を頂きました。デパ地下をぐるぐる歩いている間に、しゅんが「これ、絶対食べてみたい。」とお店の前で動かなくなったクリスマスバージョンのおこわ(渋いっ)と、スモークサーモンのサラダ、そして唐揚げを少し購入し、後は家にあった物で煮物を作りました。

お風呂を出ると、「もうすぐ来るかな?」「もうちょっと起きてたらお話できるかな?」「もう寝た方がいいかな?」とそわそわし始めたしゅん。電気が消えていたらもう眠っているとサンタさんにもわかるんじゃない?と言うと、いつもはつけているリビングの電気も消して真っ暗にしました。夜中に一度、ふすまを開けてプレゼントがないことを確認すると、すぐにお布団に戻っていきました。さてさて、サンタさんはやってくるでしょうか?
イブディナー デパ地下編


12月23日(火) 晴れ 「お幸せに」
昨夜の雨が嘘の様に、雲一つないお天気になりました。今日は楽しみにしていた、友人Rちゃんの結婚式です。しゅんは、「ママ、今日は頑張って結婚してきてね!」と何度も言って大笑いです。違いますよ〜。

いつもよりちょっとおめかしした私は、最後に後ろに結ぶリボンがうまくいかなくて四苦八苦。主人に結んでもらっても、縦になったり長さが違ったり(汗)。これはもう、前で結ぶしかないときれいに結んだのですが、鏡に映った姿は何だかとっても奇妙な感じ。心配して見に来てくれた主人も、「人形みたいで変だよ。」と言って笑っています。何とかこれを後ろに回せないかと、小さな穴に大きなリボンを少しずつ通してくれて、無事出発することができました。

チャペルで行われた挙式では、きれいなドレス姿のRちゃんが旦那様と入場してくる姿にとても感動しました。厳かな式は、涙あり、Rちゃんらしい笑いあり、とても暖かな雰囲気で進んでいきました。お庭のきれいなホテルで、雲一つない晴天のもと、真っ白なドレスのRちゃんは本当に美しくて、私たちはうっとりと見とれてしまいました。

皆さんと何枚もお写真を撮った後、私たちは次のお楽しみに向かいました。まずは友人達と5人+赤ちゃんとラウンジでお茶を頂きました。ゆったりとしたソファーでハーブティーを頂きながら、Rちゃん、素敵だったね、結婚式っていいねと話が弾みました。
そして2時になり、お席ができましたという連絡が入りました。Mちゃんが、予めウェイティングリストに名前を記入しておいてくれたレストランからのお電話です。夕方からの披露パーティーの前に、おいしいと話題のアフタヌーンティーを楽しもうと前から計画していたのです。ふふふ〜。
ゆったりしたソファー席に案内され紅茶を選ぶと、こちらのお皿が運ばれてきました。ん〜、どれもおいしそう!一口でつまめる前菜から頂きましたが、それぞれのお味がちゃんとしていて、口に入れるたびに顔を見合わせて「おいしい〜」と言い続けていました。3人とも違う紅茶を選びましたが、こちらもお店の方がどんどんお代わりのポットを持ってきて下さって、温かい物が頂けます。スコーンやケーキをつまんではお茶を頂き、お庭を見ながらおしゃべり三昧の、とても楽しい3時間を過ごしました。

そろそろ夜景が広がってきた頃、パーティーが始まりました。こちらもRちゃんと旦那様のお人柄がよく現れた暖かなパーティーでした。学生時代からかれこれ10年以上、頻繁に会うことはできませんが、いつも仲良くしてきてくれたRちゃんのこの上なく幸せそうな表情を見ていると、いつしか私は母の様な気分になってきました。職場の皆さん、旦那様のご友人達に愛されていることが伝わってくるパーティーに、何度も嬉し涙が出てきました。幸せのお裾分けを頂いて、暖かな気持ちになりながら家路につきました。
アフタヌーンティー おいし〜い 大きなツリー クリスマスの飾り


12月22日(月) 曇りのち雨 「パパみたいな人」
昨日の夜から引き続き、強い風が吹く朝でした。でもその風が何とも言えない生暖かい風なのです。12月も終わりだというのに、この空気はおかしいなぁと思っていると、夕方にはグッと気温が下がってものすごく寒くなりました。強い雨も降ってきて、天気予報通りのおかしなお天気の一日でした。

昨日、お風呂に入っている時、しゅんがふと思いついたという表情をしてこちらを見ました。そして「うちね、うちがパパになった時は、パパみたいな人になろうかな〜。」と言いました。あら、そんなことを言うなんてかわいいわと思いながら、「パパみたいな人って、どんな人になりたいの?」と聞くと、「う〜ん。それを説明するのは難しいなぁ。」と言ってから、慌てて「あ、ママ、説明するのが難しい人になりたいって訳じゃないからねっ。」と付け足して湯船に入りました。

今日、主人にその話をしながら、「そんなこと言ってくれるなんて、嬉しいね。」と言うと、「普通だけどね。」と言うので笑ってしまいました。「普通」というのは、しゅんの主人に対する「好きの度合い」なのです。「ママちゃん、大好き〜。」と高い声で言ってまとわりついてくるしゅんに、私が「じゃあ、パパは?」と聞くと、決まって低い声になって「普通」と言います。「普通って一体・・・。」と、主人と私はいつも顔を見合わせてしまいます。「普通」だけど、そんな風になりたいと思ってくれているなら、それは嬉しいことなのでしょうね!


12月21日(日) 晴れのち曇り 「冬至」
冬至の今日も、暖かな良いお天気になりました。出勤する主人を2人で見送ると、今日は何をしようか?と考えました。そしてまず、気になっていた場所の大掃除をすることにしました。

最初は台所の換気扇。この場所の大掃除をしたのは、引っ越す前なので3年振りです。フィルターを交換し、メラミンスポンジを使ってカバーの油汚れを取っていくと、入居してきた時の様にきれいになりました。確か3年前は、洗剤と雑巾で筋肉痛になりながら磨き上げたはず・・・と思いながら、これなら楽ちんだからちょこちょこお掃除しようという気になりました。
次は、前からどうしても整理したかったテレビの裏の配線に取りかかりました。先日新しいビデオを購入し、ますます複雑になった配線が掃除の度に気になっていていつか直したい〜と思っていたのです。とはいえ、色々な機械が複雑に接続されている配線は全く理解できず、本当に触っても大丈夫なのかなぁと思いながら恐る恐る、そして段々と大胆にブチブチと外し、束ね直していきました。一応テレビもビデオも作動することを確認して一安心。お次は玄関に行って、要らない靴をゴミ袋に入れて掃き掃除。最後はリビングの大きな窓ガラスと網戸、さらにベランダをきれいにして一通りのお掃除を終えました。本当はもうちょっときれいにしたい所があったのですが、今年はこれにて終了!きれいになったお部屋は気持ちいいね〜と自画自賛しながらしゅんにも同意させ(!)、午後はいつもの広場におでかけしました。

お茶を飲みながら、「冬至」の話をすると、それはどういう仕組みなのかということを質問されました。地球は傾きながら自転と公転をしていて、冬至の日は・・・というような話をしながら、手や腕を駆使して説明するのですが、段々と自分でも「ん?」と思うところがでてきました。「こうやって傾きながら回ってることはわかったけど、どうして冬と夏があるの?春と秋は?お日様が当たる時間が短いってどうなってるの?」としゅんの質問も次々と進み、とうとう「ママ、ちゃんと調べてからお話するね。間違ったことを教えちゃったら困るもんね。」と私が言うと、「そうだよね。うち、それを覚えちゃうもん。」としゅんも頷きました。それでも疑問が尽きないしゅんから質問が続き、私が「では、今から図書館に・・・。」と言うと、「行っちゃいましょう!」としゅんがすぐに続きました。
と言うわけで図書館に向かい、しゅんの中で最近大ブームになっている宇宙に関する本や図鑑を何冊も借りることになりました。冬至の話も図鑑にちゃんと載っていて、わかりやすい図解の助けもあって2人ともすっかり納得しました。ほっ。

その後も、ソファーに座って幸せそうに図鑑をめくっていたしゅんは、かぼちゃを食べて柚湯に入り、「これで風邪ひかないね〜。」とお布団に入りました。
冬至 かぼちゃを食べて柚湯に入って


12月20日(土) 晴れ 「お休みの日」
ぽかぽか陽気の土曜日になりました。日差しも明るくて、家事もはかどります。ちょこちょこと私が動いている横で、しゅんは最近ブームになっている木の板の積み木を持ってきて、今日も何やら作り始めました。

「できたよ〜」という声で見に行くと、こんな作品が出来上がっていました。スーパーボールを坂から転がし、カタンカタンと階段を降りると3つに分かれた場所のどこかに入るという装置です。真ん中が3点、両端が1点だそうです。その後はこちらを壊し、「ピタゴラスイッチ」風の作品を作っていました。夜になってデジカメを確認すると、しゅんが撮ったらしい動画が残っていました。なかなか思った様に動いてくれないボールを苦心して3〜4回転がすと、しびれを切らして自分の手でドミノ部分を倒している様子が録画されていました。しゅんが憧れるスムーズ且つ複雑な動きの装置が完成するのは、いつのことでしょうか?

毎日お疲れの主人の希望で、本日もおいしいお寿司やさんへGO!一口食べるたびに、主人の血色が良くなっていくような気がするのは気のせいかしら(笑)。みるみる元気に饒舌になるのがおかしくて、思わず笑ってしまいました。いえいえ、笑っている場合ではありません。いつもお疲れ様です。
ランチの後は、お寿司屋さんの隣りにあるおいしいケーキ屋さんで、おやつを買って帰るという黄金コースにしました。いつも人気のお店ですが、今日はクリスマスケーキを受け取りに来るお客さんなどで、いつも以上に大混雑していました。しゅんはプリンを選ぶと、主人と一緒にウィンドーに飾られているクッキーのお家を見に行きました。お会計を済ませて私も同じお家を見ながら、子どもの頃、こんなお家を食べたいと思ったけど、今は見るだけで十分嬉しいなぁと思いました。
今日はこんな作品を熱心に・・・ 出来上がり?


12月19日(金) 晴れ 「クリスマス会」
しゅんが心待ちにしていた金曜日がやってきました。約束の時間まではまだあるのに、朝からイソイソと準備をしていたしゅんは、余りにも早く支度が完了したため、ソファーで本を読み始めました。
今日はしゅんの仲良しR君のお誘いを受け、お家で開かれるクリスマスパーティーに参加させて頂くことになりました。お料理やデザートは持ち寄りで、お昼をはさんでゆっくりのんびり楽しみましょうという会です。お約束の11時半にR君のお宅に到着すると、ちょうど2組のお友達と一緒になりました。お部屋の中はすっかりクリスマスムードいっぱいで、子ども達はすぐに大興奮で遊び始めました。

ひとしきり遊んだところで子ども達のランチにしました。ワイワイと楽しそうに手巻き寿司を作り、賑やかに食べ始めた子ども達。みんなで食べるといつもよりずっと食欲が増すのか、驚くほどの量を食べていきました。しばらくして一段落したら、今度は大人のテーブルでランチの始まりです。おいしいシャンパンで乾杯し、持ち寄りのおかずを頂きました。いつもは園でご挨拶するだけのお母さん方とも、お料理の作り方から始まって、色んなお話が弾みました。年代も今までの生活も違うお母さん達ですが、こんな風にお料理を囲んでいると本当に親しくなることができて不思議です。

大人のランチが終わると、お楽しみのデザートタイムです。三角形にカットしたスポンジに、フルーツやクリームを使って子ども達が自分でサンタさんの飾り付けをしていきます。作業をする子ども達の嬉しそうなことといったら!わくわく感がものすごく伝わってきました。
さらにもう一つのお楽しみ、プレゼントを渡す時には、ご丁寧にサンタさんが登場しました。お歌でサンタさんを迎え、大きな白い袋の中からプレゼントが取り出されるたびに歓声を上げていた子ども達でしたが、ちょっぴり怪しい・・・と思っていた様で、「あのサンタさん、髪の毛見えたの。」「あのサンタさん、ちょっとおかしいんじゃない?」と何人もの子ども達がこそこそ言っているのがおかしくて、私たちは顔を見合わせて笑ってしまいました。

お友達とワイワイ楽しそうに遊んでいるしゅんを見ていると、こちらの幼稚園にもすっかり慣れたんだなと改めて思いました。ここ数ヶ月、自分の居場所もしっかりとでき、親しいお友達も何人もできて精神的にも随分落ち着きました。2学期も終わって冬休みに入りましたが、またひとつ良い思い出ができて良かったなと思いました。お誘い下さったお母さんとお友達に感謝して、薄暗くなり始めた道を帰りました。


12月18日(木) 晴れ 「充実」
朝からちょっとのんびりムードの私たち親子。お布団でゴロゴロしているしゅんに「まだ寝てるの?」と身支度を終えた主人が声を掛けると、「だって冬休みだもん。」と毛布をかぶって答えました。それを聞いた主人が「だから今朝はこんなに平和なんだ〜。」とひとこと。普段の朝って、そんなに緊迫しているのでしょうか。へへ。

朝ご飯を食べ終えてのんびり積み木で遊び始めたしゅんを見ながら、私はレシピ本を並べてキッチンに立ちました。明日の楽しいお呼ばれのために、お菓子を3種類焼くことにしたのです。こんなに大量に作れるなんて、ワクワクします。
まずはスノーボールの生地を作って冷蔵庫に入れ、マンゴーのバターケーキの生地作りです。バターケーキをオーブンに入れたら、卵白のリース型クッキーを作ってオーブンへ。最後はスノーボールを丸めてオーブンへ入れて取りあえず作業は終了。次々と焼き上がるお菓子を冷ましていると、部屋中が良い香りでいっぱいになりました。
しゅんはその間、出来上がった積み木の作品にビー玉を転がしていました。あぁでもない、こうでもないと何やら言いながら、完成したのは中段の写真の作品です。

最後に焼き上がったリース型クッキーを冷ましたところで、いつもの広場に出かけました。目下縄跳び練習中のしゅんは、今日も果敢に縄跳びに挑戦です。先週は3回まで跳べる様になりましたが、今日は何とかゆっくりと5回跳ぶことができるようになりました。「は〜やく〜、な〜わと〜び、上〜手に跳べる〜ように〜、な〜りた〜いなっ。」と言いながら5回跳び(歌いながら跳ぶのでゼーゼーしています・・・)、満足げに微笑みました。

寒くなってきたので家に戻ると、今度は長方形の板だけの積み木を取り出してきました。段、段、段と段差を作り、楽しそうに何やら作っているなぁと思っていると、スーパーボールを転がすことができる作品が出来上がっていました。
マンゴーのバターケーキ メレンゲのリース そしてくるみのころころクッキー
しゅんは黙々と積み木を組み立て・・・ 午後は縄跳び そして夕方 長方形の薄い積み木を組み立てて・・・


12月17日(水) 雨 「クリスマス会」
朝から冷たい雨が降るお天気となりました。でも、今日は子ども達が楽しみにしていたクリスマス会が開かれる日ということで、しゅんも張り切って支度をして園に向かいました。

新潟の幼稚園でも、クリスマスには決まってイエス様誕生の劇を子ども達が演じていましたが、こちらでも同じ様な劇をすることになりました。短い準備期間でしたが、子ども達は集中して取り組み、どんどん完成度の高いものになっていった様子が、しゅんの毎日の話からも伝わってきていました。クリスマスを単なるお祭り騒ぎにするのではなく、本来の意味を感じてほしいという園の方針がよくわかる、この幼稚園らしいクリスマス会が始まりました。

各学年の発表は、それぞれの成長がよくわかる出し物になっていました。この年代の3年は、大人が想像する以上に大きいものなのだということが、とてもよくわかりました。しゅんも大きな声で台詞を言い、みんなと楽しそうに演じていました。自分の子どもの成長、そして園のお友達の成長を嬉しく思うことができる会でした。

帰りには、子ども達が一生懸命作ったお土産がありました。こちらも学年によって違うつくりの物で、子ども達の成長を感じられるものでした。しゅんがいつも夜ご飯の時に、「今日はカードを作ったんだ〜。」「キャンドルを作ったんだよ。まだ乾かしてるんだ〜。」などと話してくれていた物はこれだったんだとわかりました。手に取ってみると、子ども達が楽しみながら、時にはちょっと難しいことにも挑戦し、作り上げた物なんだろうなと感じました。いつも工夫を凝らし、子ども達が無理なく取り組める作業を考えて下さる先生方に、また改めて感謝の気持ちでいっぱいになりました。
クリスマスカード 手作りのキャンドル


12月16日(火) 晴れ 「お手紙」
冬休みが間近に迫って、今日はひとりで動ける最後の日です。幼稚園で用事を済ませると、図書館に行ったり買い物に行ったり、バタバタと過ごしているうちにお迎えの時間になりました。

少し早いですが、音楽教室も今日で今年のレッスンが終了します。ここ数ヶ月で、レッスンの内容もグッと濃くなり、一時間のメニューも盛りだくさんになりました。次から次へと弾いたり聞いたり歌ったり。ちゃんと先生についていく子ども達がとても頼もしく見えます。年明けにクラスで発表する曲のこと、冬休みに練習しておいた方が良い曲のこと、様々なお話を先生からお聞きして、最後の歌を歌い終えるといつものように「さようなら」と全員でご挨拶しました。すると先生が「冬休みもしっかり練習してね。みんな、ちゃんと練習しない子のところには、サンタさんは来ないかもしれないわよ。ふふっ。」と仰って悪戯っぽい表情で微笑みました。しっかりしてきたとはいえ年長の子ども達、その言葉に「えっ・・・。」と顔が強ばり、しゅんなどは自分の荷物を取りに帰ってくる時はかなり困った顔をしていました(笑)。練習が足りないこと、自覚しているようです。楽しくしっかり練習して、サンタさんを待つことにしましょうね!

家に帰ると、郵便受けに大きな封筒が入っていました。差出人を見ると、新潟の幼稚園の名前が書かれていました。早速封を開けると、懐かしいお友達のお写真、先生からのカード、そしてお友達からの絵とそこに先生が書かれたメッセージの束が入っていました。しゅんは何度も何度も読み返し、本当に嬉しそうでした。あの暖かな幼稚園らしいお手紙に、親子でぽかぽかと暖かな気持ちになった夜でした。


12月15日(月) 晴れ 「何のため?」
この冬一番の寒さになりました。空気がキーンと冷たくて耳が痛くなりそうです。でも、雲一つない青空とこの空気は、清々しくて何とも言えない気持ちよさがあります。東京の冬ってこんな感じだったなぁと思いながら、自転車をこぎました。

夜ご飯のメニューは色々考えてあったのですが、ふと静かだなとソファーを見ると、しゅんが最近の愛読書であるビデオのマニュアルを開いたままうたた寝していました。これは大変、急いでご飯にしなくちゃと、慌ててメニューを変更しました。しゅんが大好きなたまごサンドです。お弁当用に解凍してあった鶏肉の照り焼きも焼いてボリュームアップすることにして、卵を茹で始めました。
眠気をふき飛ばしてもらうために、「お手伝いする?」と聞くと、しゅんはイソイソと台所にやってきました。そして「ゆで卵を切ってね。」とお願いすると、「じゃあ、ママちゃんの良く切れない包丁がいいね〜。」と言って私の包丁を取り出しました(汗)。どんな風に切ったらいいかと聞くので、お皿を準備しながら「う〜ん。めったらめったらに切っちゃって下さい。」と言うと、なぜかそれが大受けだったのか、笑いが止まらなくなりました。そして「めったら、めったら。」と言いながら卵を「やたらめったら」に切っていきました。さらに胡椒と塩とマヨネーズで卵サラダを作り、程よく焼いた鶏肉もカットして、具の準備は終了です。
バターを塗ったパンにしゅんが山盛りに具を乗せると、しばらくギュッと押さえてサンドイッチが完成しました。「めったらめったら、おいしいね〜。」と言いながら、ボリューム満点のサンドイッチを口いっぱいに頬張りました。

食事中、「ママ、スプーンを取って下さい。」と言うので、どのおかずに必要だったかな?と思いながら「なんのため?」と聞くと、しゅんが真顔で「念のため」と答えました。それを聞いて今度は私がツボに入ってしまい、笑いが止まらなくなりました。何がおかしいのかわからない〜といった表情をしつつも楽しくなってしまったしゅんと、「パンはお皿の上で食べましょう。何のため?」「念のため。」「お味噌汁のお野菜をちゃんと食べましょう。何のため?」「念のため」・・・と「念のため」談義を続ける夜となりました。
「めったらめったら」にゆで卵を刻むしゅん おいしいサンドイッチの出来上がり!


12月14日(日) 雨のち晴れ 「皆さ〜ん」
朝から冷たい雨が降っていました。こんなに寒いと私はついつい厚着をしたくなりますが、寒さに強い主人は秋の装いです。そしてもうひとり、薄着をこよなく愛する小さな人がいます。ちょっと暖かい服を着せると、「あぁ、こんなにお腹が暑くなっちゃったよ。もう熱が出てきちゃうかもしれない〜。」とうるさいことこの上ありません。薄着でいいならそれに越したことはないけれど、どうか風邪はひかないで〜と、ヒヤヒヤしながら見ています。

日々忙しい主人の週末の楽しみは、お寿司を食べること。これを楽しみに平日を乗り切っていると言っても過言ではないかもしれません。なんて。昔はお肉が大好きだったのに、新潟に行ってからというもの、専らお魚党になりました。元々お刺身が大好きだったしゅんはもちろんお魚党で、喜んで回るお寿司についてきます。
今日は家族連れに嬉しいファミレス風回るお寿司やさんに行き、しゅんは早速フライドポテトを注文しました。定番のかんぴょう巻きとサーモンさび抜きを器用に食べた後は、プリンアラモードを堪能して、一体何屋さんなんだろうという感じでしたが、みんなお腹いっぱい大満足でお店を出ました。

外に出ると雨が上がって雲が切れ、青空が見えていました。空気はとても冷たくて身にしみる様な寒さでしたが、青空の下を歩くのはちょっと良い気持ちです。
家に帰ってのんびりしていると、「さぁ、皆さ〜ん、UNOをしますから集まって下さ〜い。」としゅんが呼びにきました。皆さんって、私と主人?新潟で作った思い出のUNOは、東京でも大活躍です。


12月13日(土) 晴れのち曇り 「大きく」
暖かな土曜日になりました。ベランダのお花に水をあげていると、あれれ?とある物に気付きました。それはチューリップの球根からにょきにょきと出てきた芽です。よく見てみると、全部で50球くらい植えたうちの半分弱の球根から芽が出ています。チューリップの芽って、こんな時期から出ていて大丈夫だったかな?ちょっと早い様な気もしますが大丈夫でしょうか?このところ、寒い日と暖かい日が繰り返しやってきて、球根も戸惑っているのでしょうか。

今日は、主人がインフルエンザの予防接種を受ける日です。用事があって外出先からそのまま病院に行くことにしたので、私たちが先に診察券だけ出しに行きました。自分達が受けるわけではないので、何だかとてもリラックスした私たち。しゅんは家に戻ってから、「いたくないよ」なんて主人にメールを送っていました。

午後は公園に行って、縄跳びをしたり自転車をしたり・・・と思っていたのですが、気付いたら大人は夢の中。日頃の寝不足のためか、お昼寝してしまった様です。折角の良いお天気だったのに、かわいそうだったなぁとしゅんが不憫になり、夜ご飯はしゅんの大好物にしました。
それは具がたっぷり入ったお好み焼き!海老、イカ、豚肉、お餅、チーズ入りの豪華版です。冷蔵庫にある物で作れる節約レシピなので、よく平日にしゅんと作って食べているのですが、今日は主人にも好評でした。しゅんは私と同じ量をペロリと食べ、体重計に乗ると「やっぱり大きくなった〜。17.6キロだよ。」とご満悦でした。


12月12日(金) 晴れ 「忘年会」
今日も昨日に引き続き、朝から良いお天気になりました。天気予報のお洗濯予報も二重丸です。ベランダいっぱいに洗濯物を干して、身支度をしました。
アクセサリーを選んでいると、登園準備を済ませたしゅんがやってきました。そして「この首飾りが素敵じゃない?」「指輪はこれがかわいい〜。」「このブローチもつけたら素敵よ!」「そうだ、この髪飾りもどうぞ。」などなど、妙に女性っぽいスタイリストになっていきました。そしてアクセサリーが次々と並べられていったので、しゅんがあちらを向いている隙に物陰に隠すとコートを着て、「全部つけたら素敵になったみたい。さ〜、幼稚園に行きましょう。」と玄関に誘いました。

しゅんを送ると駅に向かいました。今日は楽しみにしていたYさんとの待ち合わせです。何かと忙しかったこの秋を乗り越えた労をねぎらい、忘年会を兼ねてパーッと楽しみましょう〜という約束の日なのです。
目的地は帝國ホテル。いつか行きたいですねと言い続けていたバイキングレストラン「サール」に、とうとう行くことにしました。ちょっと贅沢ですが、何と言っても忘年会だし!と、少しだけお洒落して家を出たというわけです。開店時間まで近くのスタバでお茶を飲んで、おしゃべり第一弾を終えました。

時間になったのでホテルに向かいロビーに入ると、大きくてシックなツリーが飾られていて、何とも言えない美しさでした。カメラを持ってきたら良かったね、子ども達にも見せてあげたいねと言いながら、17階のお店に向かうと、もう大勢の方が入店していました。店内は広くてそれぞれのテーブルもゆったりと配置されています。あぁ、何だかとても優雅な感じ!大きな窓から皇居をはじめとする東京の風景も眺めることができて、それだけでも良い気分です。

前菜のコーナーからお料理を見ていきましたが、本当にどれも繊細なつくりでおいしくて、一口食べるたびに「お・・・おいしい〜。」と顔を見合わせてしまいました。お茶を頂きながら、最後のデザートまでゆったりと3時間ほど、本当に楽しい時間を過ごすことができました。平日のお昼ということで、9割が女性で子ども連れのグループも多く、割と賑やかな雰囲気でした。また今度は、家族でも来てみたいなと思いました。

クリスマスの飾り付けで華やかになっている銀座の街を、ぶらぶらと歩きながら、洋服やバッグ、お財布などを見てあれこれおしゃべりしました。こんな風にウィンドーショッピングするだけでも楽しいのは、女友達ならではです。園へのお迎えの時間が近づいて、また今度は子どもも一緒に遊びましょうとお別れしました。冬休み前の、本当に楽しい大人の時間でした。


12月11日(木) 晴れ 「自由時間」
昨日よりさらに気温が上がって、暖かな一日でした。園まで急いで自転車をこぐと、汗が出てくるくらいでした。
園に入っていくしゅんに手を振ると、今度は急いで駅に向かいました。冬休みが目前に迫ってきて、私の自由時間も残りわずか。そう言えば、サンタさんもプレゼントを探していないということに気づきました。今日はしゅんがサンタさんへの手紙に書いたご希望の品を調べるついでにひとりの時間を満喫することにしました。

地下鉄に乗りながらふと思いつき、駅を出るとシネスイッチ銀座に行きました。お目当ての映画は、ずっと観たかった「マルタのやさしい刺繍」です。80歳のおばあさんが主役で舞台はスイス。予告を観た時から観たいと思っていた映画です。
のどかな牧草地の間にかわいらしい家が並ぶ田舎の場面も、おばあさん達が買い出しに出かけるベルンの場面も、どちらもとても懐かしいスイスの風景が画面いっぱいに広がっていて、その景色だけでも見に来て良かったと思いました。もちろん映画の内容も本当にしみじみと良いもので、見終わった後、元気が出てきました。友達っていいなぁ、色んなことに挑戦するっていいなぁと思う映画でした。

映画館を出ると朝よりもっと暖かくなっていて、かなり薄着で歩いている人もたくさんいました。気持ち良くお散歩しながら、次に向かったのは文房具の伊東屋です。しゅんの希望である地球儀を見てみようと思ったのです。予め主人とネットで見ていましたが、実際にずらりと並べられた地球儀を見てみると、色や形の違いがよくわかりました。もう少し家で考えよう・・・と売り場を移動し、来年の手帳を選びました。場所柄か、ビジネスマンが多く、皆さん熱心にサンプルの手帳を開いていました。私も手帳売り場をぐるぐる歩き回りながら、いくつものサンプルを開きました。幼稚園は行事への協力の日が意外と多く、保育内容によっては持ち物や注意事項も違ってくるため、メモを取らないといけないことが多く、手帳は毎日の必需品でした。来年は小学生の母になる私ですが、どのくらいしゅんの用事で手帳がうまるのでしょう?!シンプルで軽い手帳を選びましたが、この手帳に楽しい予定をいっぱい書き込めるといいなと思いながら家に帰りました。


12月10日(水) 晴れ 「結婚?」
昨日の雨もすっかり上がり、青空が広がりました。元気に登園していく子ども達を送ると、クリスマス会のための集まりに参加しました。

来週開かれるクリスマス会に向け、子ども達も準備を進めています。去年までの幼稚園と同じ様な劇をするということで、しゅんも戸惑うことなく練習をしている様です。子ども達の出し物だけではなく、お母さん達からも歌のプレゼントがあるということで、今日はその練習日なのです。いつもながら、行事の担当になって下さったお母さん達が周到な準備をされていて、本当に頭が下がります。テキパキとした指導のもと、短時間のうちにきれいに2部に分かれて歌うことができるようになって、良い気持ちでお迎えに行きました。

午後はどうやって過ごす?と聞くと、今日は自転車気分という答えが返ってきました。いつもの広場に行くと、毎日の寒さのためかとても空いていて、しゅんと2人でぐるぐるとサイクリングを楽しむことができました。そして時々自転車を降りると、縄跳びの練習です。前回までは1回跳ぶのが精一杯でしたが、自転車にすっと乗れることができるようになった時と同じ様に、今日もすっと跳べる様になっていました。ただし跳べるのは3回まで。それでも随分自信がついたのか、「うち、もう3回は完璧に跳べる様になっちゃったなんて、すごいねぇ。」とご満悦のしゅんでした。

ところで今夜ご飯を食べながら、幼稚園で仲良くしているお友達は誰かな?というような話になりました。そしてなぜか、誰が誰を好きで・・・という話になり、なぜか誰が誰と結婚するのか・・・という話になっていきました。日頃の話から、しゅんはSちゃんという女の子が大好きな様なのですが、「うちさ、Sちゃんと結婚はできないんだ〜。」と困った表情をしました。お母さん達との話から、SちゃんはK君が好きらしいということを知っていた私が、「そっか。SちゃんはK君と結婚するの?」と聞くと、「う〜ん、まぁ、そういうこともあるけどさ、うちはある子に絶対絶対結婚しようねって言われちゃってるんだよ〜。」と困った様な照れた様な顔で言いました。
「え、誰誰?」と言う私に、「ママにだけ内緒で教えてあげる。それはね・・・。」と言って私の耳に顔を近づけ、「Mちゃん!」と従姉妹の名前を言いました。あ、そういうことね。そして同い年ではなくても、年下でも年上でも、結婚はできるんだよと私から言われたしゅんは、「う〜ん。ママちゃんはパパより年下だしね。うち、年上と年下と、誰と結婚しようかなぁ〜。」と言って宙を見つめました(笑)。「しゅんちゃんと結婚したい」と熱烈にラブコールを寄せてくれるMちゃんも、しゅんが大好きなSちゃんも、さらにはしゅんのことをとても慕ってくれている年下のYちゃんも、いつも一緒に家族ごっこをしているらしいRちゃんも、なぜかしゅんに近い女の子は姉御肌というか、しっかりタイプばかりです。「しゅんちゃん、しゅんちゃん」と引っ張ってくれる女の子が好きなしゅん。今後、どんな少年に成長していくのでしょうか・・・?


12月9日(火) 曇りのち雨 「むしろ」
朝から雲がたちこめて、今にも雨が降り出しそうなお天気でした。予報通り午後には雨が落ちてきて、夕方は雨脚も強くなってきました。

音楽教室の前に、先生との個人面談がありました。主な話題は来年から進むコースについてです。去年の6月からレッスンを受け始め、1年半が過ぎました。自分から始めたいと言っただけあって、毎週のレッスンはとても楽しく受けています。家での練習は、本当はもっとコツコツと地道にやっていくべきなのでしょうが、気分が乗ればかなり長時間、乗らなければサラリと・・・という感じで、一応続けています。小学生になってからはどうする?と本人に聞いたところ、「続けたい、続けたい。もっとちゃ〜んと練習するから、高校生になるまで続ける!!」と言って慌てて練習を始めました。ふふ、わかりやすい子。日頃、練習不足だということは自覚しているようです。
と言うわけで、取りあえず先生には来年も同じコースを継続したいということをお伝えし、今後もどうぞよろしくお願いしますとお話しました。小学生になると、親の同伴は毎回ではなくなるということで、キチンとレッスンを受けられるかしら、練習内容を把握できるかしらなどなど心配はありますが、きっと少しずつ成長していくことでしょう。焦らず見守っていきたいものです。

ところで今夜、ご飯を食べていたしゅんに、「お腹いっぱいになってきた?」と聞くと、「うん、お腹いっぱいだよっていうか、むしろ、もう食べられないって感じ。」と答えました。そして「ママ、うちね、むしろってあんまり使ったことないんだけど、この使い方って大丈夫だった?」と真顔で聞いてきました。もちろんしゅんは大まじめなので笑ってはいけないのですが、色んなことを考えいるんだわ、面白いわ〜と思いました。続けて「むしろって、他の言葉で言うとどんな言い方がぴったり?」と聞かれた私は、しばし「う〜ん」と考えてしまいました。普段使っている言葉って、改めて説明するとなると難しいものです。色々考えて答えた後、念のため子ども用の国語事典で調べて説明しました。私の知識もしゅんの用法も、良い線をいっていることがわかり、2人ともほっと一安心。最近、しゅんに教えているというより、むしろ私が勉強している気がするわ!
しゅんはお布団に入るまで、「むしろ」を使いたくてあぁでもない、こうでもないと考えてから話し続けました。言葉って楽しいね。


12月8日(月) 曇り 「荷物」
昨日の夜、かなり夜更かししたしゅんは、主人が出勤しても夢の中でした。今日は土曜日の代休なので、疲れが取れるまで眠らせてあげましょうと暗くしておくと、しばらくしてすっきりした顔のしゅんが寝室から出てきました。

私はしゅんが眠っている間に、毛糸をリビングに持ってきてちょこちょことお花を編みました。ピンク、黄色、アイボリーの小さなお花をたくさん編むと、テーブルの上がとてもかわいらしくなりました。次は黒いゴムやピンにつけ、小さな髪飾りを作りました。ピンクやかわいらしい物が大好きなしゅんも、さすがに今回は「うち、女の子じゃないからできないなぁ。」と言って試着することを拒んだため(笑)、僭越ながら私がピンをとめて見せると、「わぁ、ママちゃん、かわいい〜。」と目をハートにして拍手しました。用意してあったお菓子とこの髪飾り、さらにしゅんのお手紙もつけて荷造りが完成すると、集荷をお願いしました。明日には、かわいい姪達に届くでしょうか?

この冬は、まだ小さな物しか編んでいませんが、こうやって毛糸を触っていると何か編みたくなってきます。大掃除、年賀状・・・としなければならないことはたくさん浮かびますが、小さくても達成感のある物を何か編めたらなぁと本をめくっています。


12月6日(土) 晴れ 「お餅つき」
心配していた冷え込みも思った程ではなく、昨日の雨もすっかり上がって良いお天気になりました。早起きして幼稚園に向かうと、早速係の作業を始めました。

早くから準備を進めて下さっていた他の係のお母さん、お父さんたちのおかげで、もう試作のお餅が完成していました。第二弾の餅米も蒸されていて、何とも良い香りが漂っています。次々と登園してくる子ども達は、いつもとは違う園の様子に興奮していましたが、自分の身支度を着々と進めていきました。
伝統行事を子ども達に教えてあげたいという気持ちから始まった行事だということで、お手伝いのお母さん達は割烹着を身につけ、手ぬぐいをかぶって作業をします。子ども達も、男の子はねじりはちまき、女の子はあねさんかぶりをするのです。年長さんたちは、自分ひとりでもできるように家で手ぬぐいを使って練習をしていました。しゅんも少し先生に手伝っていただきながら、キリッとねじりはちまきをしていました。

餅米がどうやってお餅になっていくかという説明を受けた後、お餅が出来上がるまでの工程を見学し、自分たちも杵でお餅をつく体験をした後、お楽しみの試食となりました。味は3種類、味付けをしていく子ども達のお手伝いをしていると、わくわくした気持ちが伝わってきました。ぱくぱくと食べてお代わりする子、慎重に食べる子とそれぞれですが、みんなつきたての柔らかいお餅をおいしそうに食べていました。

家に戻って私もお土産のお餅を頂きましたが、とても柔らかくておいしく感じました。家庭ではなかなか体験させてあげられないことも、こうして園の行事を通じて体験させて頂くことができ、とても有り難いなと思います。事前の打ち合わせや準備など、お母さん達の協力がなくてはならない行事ばかりですが、しゅんにとっても私にとっても、この園に入ることができて良かったなといつも思います。


12月4日(木) 晴れ 「リース」
「今日は何日だっけ?」と言って起きてきたしゅんに「4日だよ。」と答えると、「じゃあ、注射だね。」とやる気満々の表情で言いました。先月の予防接種の時は針が怖いと言っておびえていたのに、この変わり身の早さといったら・・・。前回、すごーく太い針を想像していたら、意外と細くて痛くなかったらしいのです。「今日はママも予防接種なんだ〜。ちょっと怖いなぁ。」と言うと、「ママちゃん。大丈夫だよ。針はすっごく細いんだよ。それですぐ終わっちゃうの。」と励ましてくれました(笑)。

幼稚園から元気に帰ってきたしゅんと予約時間の少し前に病院へ行くと、渡された整理番号は1番でした。すぐに診察室に入って私から接種を受けましたが、思ったより針を刺している時間が長く、何だかとても痛い様な。しゅんは落ち着いて腕を出し、看護師さんと3秒数えている間に接種は終わりました。その後もケロッとした顔で病院を出ましたが、私の方は腕が痛くて体もだる〜くなってきました。病は気から?多分気のせいだけど、元気を出すためにおやつを買って帰りましょうとコンビニに寄り、しゅんと延々悩んだ末に懐かしのプッチンプリンを買いました。

「プッチン」と言いながらお皿に出し、大喜びでおやつを終えると、前から楽しみにしていた工作を始めました。私が先月リースを作ったのを見て、しゅんもクリスマスリースを作ってみたいと言っていたのです。一緒にお店で買ったパーツやリース、そして家にあったポンポンやクリスマス柄のパスタをテーブルに並べ、グルーガンの使い方を教えると、しゅんはウキウキしながら作り始めました。
アイロンがけをしている私の横で、「ここには雪だるまちゃんをつけるよ。」「サンタさんが眠っているところだよ。」などと言いながら、本当に楽しそうに作り続けます。熱くなるグルーガンは注意して使わないと危険なものですが、慎重に作業している姿を見て、大きくなったなぁと思いました。一回だけ熱々の糊を触ってしまい、右手の人差し指に小さな水ぶくれができましたが、急いで冷やして落ち着くと、「グルーガンは熱くて危ない物だけど、便利なんだよね〜。」と言って再び作り始めました。

「できたよ!」と言って見せてくれたリースはこちらです。とても賑やかでかわいらしいリースになりました。明日、玄関に飾ることにしましょう。
しゅんが作ったリース 素敵!


12月3日(水) 晴れ 「公園」
今日も雲一つない空が広がりました。気温も上がって公園日和!今日も公園に行きますよ・・・というメールを頂き、私たちもお昼を買って参加することにしました。

いつもの公園に到着すると、「わ〜、しゅん君。遊ぼう遊ぼう。」と言ってくれるお友達、「しゅん君、会いたかったんだよ〜。」と抱きついてくれるお友達(ふふ。午前中は同じクラスで過ごしたはずでは?)、みんなの顔を見て私も嬉しくなりました。しゅんは律儀に「食べてからね。」と言ってパンをどっさり食べ、早速ターッと駆けていきました。

お母さん達とベンチの近くでおしゃべりしていると、時々チラチラと子ども達が視界に入ってきました。ある時はシャボン玉を飛ばしながら追いかけっこ(?)したり、ある時は電車になってつながって走ったり、そして、あれ?どこだろうと見回すと、お砂場で砂だらけになっていたり。汗びっしょりになりながら、思いっきり遊び続けること4時間ほど。だいぶ冷え込んできたのでお開きとなりました。
夜、何をして遊んでいたの?と聞いたところ、追いかけっこは「泥棒と警察ごっこ」、お砂場では「お店屋さんごっこ」が開かれていたのだそうです。転入してから数ヶ月、一学期は一緒に遊びながらもお友達の性格や遊び方がまだよくわからなくて、時々戸惑った表情を見せていたしゅんですが、やはり二学期になってすっかりお友達とも仲良しになったのか、本当に楽しそうに過ごしていました。精神的にもぐっと落ち着いてきたのは、こうしてお友達との関係が安定してきたからなんだなと改めて思いました。

家に帰ると、すぐにお着替えしてもらはないといけないほど砂だらけになっていましたが、週に一回でも、こうしてお友達と遊べる機会があるといいなと思いました。来週も、水曜日がぽかぽか陽気でありますように!


12月2日(火) 曇り 「お誕生会」
朝起きると、「ママ、今日は絶対絶対幼稚園に来てね。絶対絶対絶対絶対・・・・・・ね。」としゅんが言いました。今日は12月生のお誕生会が開かれるのです。こちらの幼稚園に転入してから、ずっと12月が来ることを楽しみにしていたしゅんは、わくわくしながら門をくぐりました。

子ども達が勢揃いしたお部屋に入ると、すぐにセレモニーが始まりました。神妙な顔つきで登場した12月生まれの年長さんたちが、そっとキャンドルに灯りをともすと、子ども達はピアノに合わせて静かに歌を歌いました。心静かになったところで、園長先生が子ども達にインタビューを始められました。今度何歳になりますか?お誕生日はいつですか?そんな質問にしっかりと答える子ども達。そして「おめでとうって思ったお友達は、大きな拍手をして下さいね。」と先生が仰ると、みんながパチパチと拍手をして、主役の子ども達は照れた様な表情を浮かべました。

おめでとうの歌を歌ったり、出し物を見たり、和やかに会は進んでいきました。その中で、園長先生が「みんな、お誕生日おめでとうね。お誕生日のお友達は、みんなにおめでとうって言われて、いいわね。でもね、おめでとうって言われて色んな物をもらって、エヘンって思っているだけの日ではないんですよ。お誕生日っていうのは、何より、こんなに大きく育てて下さったお父さん、お母さん、みんなが怪我をしたり病気をしたりして、どんなにか心配なさったこともあったかと思いますよ。そしてお友達や先生方、みんなにありがとうって思う日でもあるんですよ。」と仰いました。そのお言葉に、私たちは子どもが成長してきた日々を思い出し、感慨深い思いでいっぱいになっていました。

園からの帰り道、しゅんが自転車の後ろに乗って「ママちゃん、育ててくれてありがとう。」と言ってくれました。園長先生のお言葉が、ちゃんと胸に響いていたんだなととても嬉しくなりました。いいえ、こちらこそ。しゅんが生まれてから6年、バタバタしながらも楽しいことがいっぱいの日々です。


12月1日(月) 晴れ 「12月」
しゅんが待ちに待った12月がやってきました。「やったーやったー」と起きてきたしゅんに、「はい、今日からどうぞ。」とアドベントカレンダーを渡しました。早速1日の窓を開けて中を見ると、トナカイさんのチョコが出てきました。「チョコの他には何が入ってるのかな?ビー玉とかもあるといいな〜。」と楽しみにしているしゅんの横で、私はギクリ・・・。こちら、全部ミルクチョコレートで絵柄だけ違う物なのです(汗)。新潟でバザーの時に作ったようなアドベントソックスを作って、その中に毎日違う小さな物を入れて家の中に隠した方が、お互い楽しめるかなと思いましたが、1年生になってもこんな風に喜んでくれるものでしょうか?

先日、ほんの一口サイズの丸いお餅を買いました。半分はお汁粉に使いましたが、今夜は豆腐グラタンの上に並べて使ってみました。熱々のグラタンの中で、びよ〜んと伸びるお餅はとてもおいしくて良い感じ!この冬は、お餅を常備することになりそうです。

ところでもうじき、幼稚園でお餅つきの行事があります。新潟の幼稚園でも2月にお餅つきをしましたが、昔ながらの道具を使って、みんなでぺったんぺったんとお餅をつく行事はとても楽しくて、子ども達も大喜びでした。つきたてのおいしいお餅を食べながらみんなと過ごした1日は、とても良い思い出になっています。こちらの幼稚園は、またちょっと様子が違うと思いますが、こうして伝統行事に触れられるのも貴重な体験ですし、子ども達の心にもきっと残ると思います。まだお餅を食べたことがないという年少さんもいるということで、子どもの様子に気を配らなければならない係りの方々は緊張なさっている様ですが、無事、楽しく行事が終わると良いなと思います。
アドベントカレンダー ワクワク お餅入りグラタン 熱々でおいしい〜


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