2009年3月

                                                  過去の日記 2009/02


3月31日(火) 曇りのち晴れ 「ワクワクさん」
「ママ、起きて。ワクワクさんが来ちゃうよ〜。」という切ない声で、5時45分に起こされました。は・・・早すぎる・・・。もうしばらく眠らせてもらった後、いつもより早起きして支度をしました。
今日の目的地は渋谷にある、NHKのスタジオパークです。先日、ニュースの後でチラリと情報を見て、これはと思いHPを調べてみたところ、昨日今日とスタジオパークの入口広場で「ワクワクさん」のショーがあるということがわかりました。ワクワクさんとは、NHK教育テレビの「つくってあそぼ」という工作の番組に出演されている、工作がとてもお上手な子ども達の人気者です。

10時オープンのスタジオパークですが、渋谷駅には9時半に着いてしまい、直通バスに乗るかどこかで少し時間をつぶすか迷ったのですが、「ママ、絶対に今から行こうよ。ワクワクさんのために、早く行って入口で待ってる方が良いと思う!」と力説するしゅんとバスに乗ることにしました。そして到着した入口には、もうすでに短い行列ができていてびっくり。ワクワクさん人気はすごいのです。

開場するとすぐにワクワクさんのショーがある広場に行き、運良く一番前に座ることができました。開始まで30分間、子ども達が退屈してしまうのではと思っていると、大道芸人さんのパフォーマンスが始まりました。大笑いする子ども達と一緒に待っていると、あっという間に30分が経ちました。
番組の音楽に乗って登場されたワクワクさんに、「ワクワクさ〜ん」という子ども達の大絶叫が響きます。ほんのひと言二言で、ギュッと子ども達の心をつかんでしまうワクワクさんの話術はやっぱり素晴らしくて、すぐにその世界に引き込まれていきました。

身近な物を使った工作何点かが紹介され、番組同様、ワクワクさんが遊んで見せてくれました。しゅんは憧れのワクワクさんに大興奮で、呼びかけにも大きな声で答え、ワクワクさんが何かひと言仰るたびに大笑いと、本当に喜んでいました。
最後はゴミ袋を使ったボールで開場全体を巻き込んで遊び、大盛況のイベントは30分ほどで終了しました。
興奮さめやらぬ子ども達は、流れる様に展示物のコーナーに移動しました。私たちも色々なコーナーを興味深く見ていきました。大好きなためしてガッテンの出演者になりきったり、体験コーナーで遊んだり、そうこうしているうちにお腹が空いてきて、レストランでお昼にしました。私は朝の連続テレビ小説「だんだんセット」ということで、しじみ汁と鰻丼のセットにしました。

そろそろ帰ろうかと思いながらもう一度入場してみると、スタジオで「天地人」と「つばさ」の撮影が行われていることがわかりました。モニターでそれを確認した私は俄然やる気を出し、「しゅんちゃん、もう一回スタジオ見ようよ。」と半ば強引に誘い、「妻夫木君はどこ?どこどこ?」とスタジオの窓に張り付いて2人でしばし見学をしました。顔はほんのちょっぴり、ほとんど着物しか見られませんでしたが、「つばさ」の出演者の方々はばっちり見ることができて、満足感いっぱいで帰りました。

今日の予定はもう一つ、最寄り駅に帰り着くとコインロッカーから荷物を取り出し、音楽教室へGO!心地よい音楽を聴きながら、夢の世界に行ってしまいそうになる私でした。
「ワクワクさん」が登場! しゃべりも動きもとっても魅力的 最後は会場全体で風船競争
大好きな「ためしてガッテン」のゲスト気分 妻夫木く〜ん こちらの衣装も
お子様ランチ NHKっぽい? 私は「だんだんセット」 しじみ汁がおいしい〜


3月30日(月) 曇りのち晴れ 「NちゃんとH君」
風も割と穏やかで、少し暖かさも感じる良いお天気になりました。
土曜日の大掃除で方位磁針を見つけたしゅんは、朝から方角についての興味が尽きません。「北と西の真ん中は何て言うの?」「じゃあ、北と西の真ん中より、もっと北の方は何て言うの?」と質問が続くので、絵に描いて説明したところ、「くぅ〜〜。」と喜びの声を発して大きな紙に自分で方角の図を描き始めました。次々と色々な事に興味がわいて、それを知ると嬉しくて仕方ないなんて、本当に幸せなことだなぁとしゅんを見るたびに思います。私も色々知りたいという気持ちを持ち続けていたいものです。

11時過ぎに、お待ちかねのお客様が来てくれました。それは友達のNちゃんと6ヶ月になるH君です。電車やバスを乗り継いで、本当によく来てくれました。しゅんもピンポンと鳴った瞬間に玄関に消えて行くほどの大歓迎でした。

初めての場所に最初はキョロキョロと興味深げにしていたH君は、しゅんが興奮してNちゃんに話し始めると、負けじと大きな声でおしゃべりし始めました。「きゅ〜」「あふぅ〜」とおしゃべりし続けるH君に、私は大きくなったなぁとびっくりしましたが、それより驚いていたのがお母さんであるNちゃんです。こんな風に大きな声でおしゃべりを続けるなんて珍しいとか。楽しそうに過ごすしゅんの声に、H君もわくわくした気持ちになってくれたのでしょうか。何てかわいらしいんでしょう。

お昼はしゅんと私の得意料理(笑)、たこの代わりにウィンナーが入っているたこ焼きをしました。「万遍なくチーズを入れま〜す。」と言いながら、どさどさとチーズを落としていくしゅんに、「これはどうやったら丸いたこ焼きの形になるの?」と興味津々で聞いてくれたNちゃん。しゅんは「これは外側がカリッと焼き上がるの。それをクルッとひっくり返すと、中はまだ生地が生なため、それが落ちて下に行き、またそこがカリッと焼き上がって丸くなるというわけ!」と、まるで説明書の様ないつもの口調でたこ焼きについて語り、クルクルとひっくり返し始めました。
コロコロしているうちに真ん丸になったたこ焼きを、「カリッとしていて熱々でおいしい〜。」と食べてくれたNちゃんに、しゅんも私も嬉しくなりました。ふふふ。いつかH君も一緒に食べようね。

お昼ご飯の後はケーキも食べて、何だかずっとモグモグ食べていたような気もしますが、Nちゃん達がお家に帰る時間が近付いてきました。しゅんは「Hく〜ん」と言って手を握ったり、同じ姿勢になってにっこりしたり、とても楽しそうに2人は顔を見合わせていました。大人にはわからない言葉で、何か通じているのかな?と思う様な2人の様子にとてもほほえましくなりました。「また是非来てね。」と言って玄関でお見送りすると、ベランダに急いで移動し、今度は外に向かって手を振りました。
「Hく〜ん」 2人でゴロリ


3月29日(日) 晴れ 「緊張?」
今朝も早起きをしたしゅんは、用意しておいた洋服に着替え、朝から楽しく何やら活動していた様です。シーンとした朝の時間を、一人で楽しむなんてちょっと素敵。私も早起きになっておめざを食べながらお茶を飲んだりしてみたいものです。

入学が間近に迫り、色々と買いに行きたい物もあるので、今日は朝からショッピングセンターに行く事にしました。駐車場に向かう途中、主人が「運転してみる?」と言いました。私もこのショッピングセンターまで運転できるようになったら便利かもしれないなぁと思っていたので、今日は思い切って運転手してみることにしました。
運転席に乗り込む私と、後部座席のしゅんの隣に乗り込む主人を見たしゅんは、「え?今日はママちゃんが運転するの?」と驚いていました。そしてカーナビを設定し走り始めること数分、何故か車の中がシーンとしていることに気づきました。いつもはしゃべり続けているしゅんが、緊張のためか静かになっていたのです。「そんなに緊張しないで〜。」と言う私に、しゅんは「へへっ。」と笑いました。

無事到着して安心すると、すっかりお腹が空いていたので早速お昼ご飯にしました。お腹がいっぱいになった後は、お買い物です。中でも一番大きな物は、入学式のしゅんのスーツです。スーツを試着してカチンコチンになったしゅんは、少し照れていましたが誇らしげにも見えました。もうすぐピカピカの一年生。楽しく学校に通うことができますように。

写真は、全ての買い物を済ませたしゅんが、「ぱくぱくパティシエ」で作ったクッキーです。型抜きも随分慎重にできるようになって、今回はきれいなクッキーがたくさん出来上がりました。少し焼きすぎ気味の物もありましたが、それは次回の課題です。家に帰ってクッキーを頂きながらお茶を飲み、夕食の準備を始めました。
ぱくぱくパティシエで作ったクッキー おいしいね


3月28日(土) 晴れ 「準備」
5時台に起きたしゅんは、私が起きるまでに昨夜録画した映画を見ていたそうです。その映画とは、「犬と私の10の約束」です。去年の春、新潟の映画館に2人で行った日の事が懐かしく思い出されます。近くに来ると少し緊張してしまうけれど、犬が大好きでお散歩中のわんちゃん達にも興味津々のしゅんは、昨日から上映されている犬の映画も観てみたいと言っています。

午前中は、先日に引き続きおもちゃの大掃除をしました。もう使わないおもちゃを取り出し、寄付できそうな物とそうでない物に分けでいきます。余りおもちゃは買わないできたつもりですが、月刊誌の付録のおもちゃをはじめ、気づけば本当に多くのおもちゃが収納に眠っている状態でした。「小学生になっても本当に遊ぶと思ったら残しておいてね。」と少々脅し気味(!)にじーっと見つめる私の前で、しゅんは時々悩みながらもよく分けることができました。随分すっきりした収納場所に、私も少しほっとしました。

夕方、小学校に持っていく物の名前付けをしました。学校の説明会で頂いた資料を見て書いていきましたが、名字だけを書く物もあり、それが何となく幼稚園の頃よりお兄さんらしく感じたのか、しゅんは時々見に来ては「ふ〜ん。○○○って書くんだねぇ。」と嬉しそうにしていました。あと一週間と少し、入学式までの準備を早めに進めていきたいなと思います。


3月27日(金) 曇り時々晴れ 「あちこちお出かけ」
どんよりと曇った空から、時々晴れ間がのぞく一日でした。それでも元気にお出かけしましょうというわけで、朝から電車に乗りました。

最初の目的地は、園芸用品を売っているお店です。ベランダのチューリップが咲き始め、ビオラやガーデンシクラメンも次々と花を咲かせていますが、冬の間からの悩みだったアブラムシとの攻防がますます激しくなってきました。勇気を振り絞ってティッシュで戦っていましたが、もうお薬の力を借りることにしようと思い、園芸コーナーにやってきました。しゅんと何種類かの商品を見比べた結果、野菜や花にも大丈夫で、主成分は食品だというお薬にしました。チューリップがきれいなうちに、効いてくれるでしょうか。

お次はランチへGO!昨日からもりもりと野菜を食べたくなって、「野の葡萄」に行くことにしました。わざわざ電車に乗っていくなんて、私もかなりの食いしん坊かも・・・と思いましたが、豊富なお野菜のおかずに大満足。中でも人参と新玉ねぎとオレンジのサラダが本当においしくて、もうイヤというほど頂きました。その話を野菜主体のこちらのお店では満足できない主人にしたら、「じゃあ、もうイヤでしょ?」と言われましたが、そういう訳ではないのです〜。しゅんはお野菜が入った蒸しパンとチーズとお野菜のパウンドケーキがかなりお気に召した様でした。

お腹もいっぱいになったところで、再び電車に乗って代々木公園へ。こちらの公園ではサイクリングができると知り、自転車好きのしゅんと訪れてみなくてはと思ったのです。自転車を借りると、木立の合間をスイスイと自転車で走っていきました。少し起伏もあるコースはとても気持ちよくて、桜や噴水も見ることができます。しゅんも楽しんでいましたが、コース以外の場所も自転車で走りたくなってしまったらしく、それは自分の自転車でないと駄目なのよと説明すると、何とかしてこの公園まで自転車に乗って来られないかと考え始めました。いや〜、いくら何でもそれは無理というものです。一体何時間かかるやら〜(汗)。

少し肌寒い公園を散策し、折角ここまで来たのでと、お隣の明治神宮にも行くことにしました。参道が思ったより長くて少々くじけそうになりましたが、無事お参りを済ませ、ランドセルにつけたいというお守りも購入して帰路につきました。境内では、2組のお嫁さんとお婿さんの行列も見ることができました。白無垢や振り袖姿のお嫁さんをカメラに納める外国人さん達の隣で、私もパチリ。しゅんも「うちもここで結婚式しちゃおうかなぁ。」とつぶやきました。

たっぷりお出かけした今日の夜ご飯は、しゅんからリクエストがあったたこ焼きです。2人でわいわい言いながら作り、ハフハフと食べるたこ焼きはとてもおいしくて、楽しい一日の良い締めくくりとなりjました。
早速サイクリング 桜も咲いています 「おっきい噴水〜」と叫ぶしゅん
お隣の明治神宮へ お嫁さん 夜はたこ焼き ご馳走様


3月26日(木) 曇りのち晴れ 「公園」
朝はどんよりとした曇り空でしたが、お昼前から青空が広がりました。気温は相変わらず低くて、日陰は肌寒く感じます。
先週、東京でも開花した桜ですが、この気温の低さでそれほど開花が進んでいない様です。月曜に行った北の丸公園でも、まだほんの1分から2分咲きといったところでした。

午後、しゅんと自転車に乗って公園に行きました。桜がきれいな公園ですが、やはりまだほとんどの桜は2分咲きくらいです。それでも品種の違う白っぽい桜は満開で、そこだけパーッと明るく感じました。他の木よりもたくさん咲いている木の下には、ちょうど白馬が通りかかり、何て美しい光景なんでしょうと私はうっとり。しかし赤ちゃんの頃から馬を見慣れている子ども達はほどんど注目せずに通り過ぎていくのがおかしくて、思わず写真を撮りました。

遊具のある広場は、春休みに誘い合って集まっているお子さん達で賑わっていました。小学生のお子さんも多く、遊び方もダイナミックでした。あと数年したら、こんなに体がしっかりするのかな?と、所狭しと遊んでいるお子さん達を見ながら思いました。しゅんも高いジャングルジムにスイスイとのぼり、「こんなに高いよ〜。写真撮って〜。」と嬉しそうにしていました。
ほんの少しの時間でも、外の空気を吸うと気持ちよくなります。しゅんと一緒に外出することがとても簡単になったと感じるこの頃ですが、こうして2人きりでお出かけできる今を大切にしたいなとも思う春休みです。
こちらは満開 白馬と桜 絵になる〜 普通に通り過ぎるしゅん・・・!


3月25日(水) 雨のち曇り 「ていぱーく」
朝からどんよりと曇っていた空を見て、今日はどうしようか・・・と考えました。しゅんに聞くと、「また行こうよ!あの、科学技術館。」と満面の笑みで言ったのですが、本日も5時の閉館までのコースでは体がもたないと思い、先日しゅんが行きたいと言った場所に行くことにしました。

ある日の夜、「自動販売機のしくみ」という本を読んでいたしゅんが、「つうしんはくぶつかんに行ってみたいの。」と言いながら本を持ってきました。そのページには、日本最古の自動販売機の絵が描かれていて、「つうしんはくぶつかんにあります」という説明文がありました。それは一体どこにあるのだ?とネットで検索をかけたところ、大手町にある逓信総合博物館「ていぱーく」だということがわかりました。現在、春休みの子ども向け企画「フライトコミュニケーション」も開催されていて、とても楽しそうです。

電車を乗り継いで到着した博物館は、春休みに入った親子連れでなかなかのにぎわいをみせていました。入口でスタンプラリーの用紙を頂くと、すぐに「なりきり記念撮影コーナー」のお姉さんに声をかけられました。あれよあれよという間にパイロットになったしゅんをパチリ。その後はゆっくりと様々な展示物を見ていきました。

企画コーナーには、飛行機内部を見られる模型や、飛行機が飛ぶ力である揚力の簡単な実験ができるブースがあったり、スーパーシートに座ることができたりと、盛りだくさんの内容です。フライトシミュレーションも人気があり、しゅんも早速挑戦しましたが、何が何だかわからないうちに変な場所に着地していました。

こちらの博物館では、郵便、放送、電話など通信全般についての歴史が子どもにもわかりやすく展示されています。もちろん大人にも興味深い内容で、私も気づくとしゅんと一緒に夢中になってあちこちの展示を見ていました。
昔の電話機のコーナーでは、懐かしい黒電話が展示されていました。4機の電話機には全て番号がふられていて、それぞれ掛け合うことができます。「しゅんちゃん、ママに電話してみて。」と言うと、しゅんは目の前の電話機を見つめて不思議そうな顔をしました。そして「これ、どうやって使うの?」と真顔で聞くしゅんに、ものすごーく大きな世代のギャップを感じながら使い方を説明しました。

しゅんのお目当てだった日本最古の切手の自動販売機は、郵便のコーナーに置かれていました。中の仕組みも展示されていて、専用のコインを入れるとどのように動いて切手が出てくるのかがわかるようになっています。何度も繰り返し、じーっと自動販売機の中を見つめるしゅんを見て、来て良かったねぇとしみじみ思いました。

最後は工作コーナーでゴムと凧糸を使った車の製作を堪能し、蛍の光の歌に背中を押される様に外に出ました。今日もやっぱり閉館コースだったわ〜と思っていると、しゅんが「うち達ってさ、いっつも閉館までいるんだよね。」とにっこり笑うのでおかしくなってしまいました。「うち達」っていうか、「あなた」がじゃないのかしら〜。
お疲れ様のおやつは、少し足をのばしてお土産に買ってきたクラブハリエのバウムクーヘンです。作りたてのバウムクーヘンはふんわりと柔らかで、顔を見合わせて「おいし〜い」と言ってしまいました。
なりきりパイロット 不思議なパラボラアンテナ 黒電話 使い方、覚えてね
日本最古の自動販売機 ふむふむ 各国のポスト
上手に操縦できるかなぁ 工作 この色遣い、しゅんのセンスです バウムクーヘン おいしい〜


3月24日(火) 晴れ 「小学生」
先週の暖かさで、ベランダの植物がぐんぐん大きくなりました。特にチューリップとムスカリはみるみるうちに背丈が伸びました。一番最初に咲きそうなチューリップは、どうやら赤色の様です。そういえば、去年新潟の幼稚園でみんなと一緒に植えたチューリップも、赤が一番先に咲いていた様な気がします。お友達と植物園にチューリップを見に行った日のことを思い出して、懐かしくなりました。

今日は音楽教室に行くまでに、色々と用事を済ませることにしました。そこでまずは小児科に行って、懸案事項だった麻疹の予防接種を受けました。夏に受けようと思ったら発熱続きで、秋になったらと思っているうちに行事続き、さらに冬こそはと思ったらインフルエンザの予防接種や各種風邪の流行で小児科に近付きたくない気分になり、とうとう区の補助で無料接種できる期限ギリギリになってしまいました。ずっと前から「その予防接種を受けないと小学生になれないんだよねぇ。」とビクビクしながら言っていたしゅんは、今朝も「あぁ、注射痛いかも・・・。」とブルーになっていましたが、病院に行くと先生と世間話をしたりして意外とリラックスした様子でした。
インフルエンザの予防接種の時、先生と「3秒で打って下さい。」と約束したことを思い出したのか、「今度は2秒でできる?」と聞いていましたが、先生が「ちょっと難しいなぁ。5秒はかかるけど、絶対痛くないから許してもらえる?」と仰ると、「まぁ、そのくらいならね。」などと何だか偉そうに言うので苦笑してしまいました。
意外と注射の時間は長くかかり、6秒でもきかないくらいでしたが、本当に全く痛くなかったと言って笑顔で病院を出ました。これで小学生になれると一安心しているしゅんですが、あと4週間したらもう一種類の予防接種を受けさせたいなぁと密かに思っている私なのでした。

その後は、もう一つの用事も済ませることができました。それは入学用品の購入です。学校指定のお店に行って、学校名をお伝えすると次から次へと商品が取り出され、次々と試着をしてサイズが決められていきました。前後に並んで自転車に乗りながら、「注射もしたし、体操服も買ったし、これで小学生になれるなぁ〜。後はうちが小学生になればいいだけだ!」と嬉しそうに言いました。
ムスカリが咲きました チューリップも咲き始めました


3月23日(月) 晴れのち曇り 「科学技術館」
窓の外を見ると、向かいのお宅の木が大きくしなっていました。強風のために電車の運行にも影響が出ている様で、これは日が落ちたら寒くなるだろうなぁと思いました。

待ち合わせの駅のホームには、もうYさん親子がいらっしゃいました。いつもは大人2人で「共に教育問題について語り合い、見聞を広めるためのランチ会」と称して(!)お出かけをしているのですが、春休みの今日は子ども達を含めた4人でのお出かけです。目的地は男の子2人が喜びそうな、九段下にある科学技術館です。桜がちらほらと咲いているのを見ながら、どこかの大学の卒業式が行われている武道館の横を通り過ぎ、技術館に到着したのは10時半過ぎでした。

Yさんも私もかなり久しぶりに行った科学館でしたが、そのゆったりとした展示物の配置は昔のままで、とてものんびりと見て回ることができました。それでも展示の内容はとても工夫されていて、子ども達のハートをギュッとつかんだ様です。次々と体験コーナーに行っては夢中になっている子ども達を見ながら、私たちも遙か昔に習った科学の知識を引っ張り出そうと頑張りました。

A君としゅんが長い時間熱中したのは、5階にあるメカコーナーの「君にも運べる(てこ・滑車・輪軸・斜面・ねじ)」という装置です。大きくて重いステンレスの球を、色々な仕掛けを使って運んでいくという、実写版ピタゴラスイッチの様な大きな機械です。
確かにこれは面白いだろうなぁと思う場所では長時間を費やしていましたが、え、ここで?という様な所でも意外と2人が虜になっていてそれが面白いなぁと思いました。

例えばA君が夢中になったのは、シールドマシンでトンネル掘りをシミュレートするというコーナーです。黙々と地下を掘り進んでいくA君の横顔に、Yさんと私は不思議な気分になりました。他にも、バネを使ったボールゲームの装置や、クレーン車の操作、巨大なしゃぼん玉などなど、文字通り目をキラキラさせながらあちこちのコーナーを渡り歩く2人でした。
こちらの展示場では、数多くのワークショップも開催されています。2人も、静電気や地震についてのワークショップに参加しましたが、その内容は帰宅してからもふとした会話に出てきたりして、とても印象的だったんだろうなと思いました。

そんなこんなで地下のレストランで頂いたお昼ご飯、さらに休憩所でのおやつをはさみ、何と5時の閉館までいた私たち4人・・・。帰りの電車では、気を緩めたら眠ってしまいそうな疲れの中、「楽しかったけど疲れたよね〜。」と言い合う子ども達を連れ、お互い長い一日の労を労いながらお別れしました。
どんどんふくらむ椅子 目の錯覚にクラクラ ボールはどこに行くかなぁ
こっちこっち ブルドーザーを操縦する2人 真剣です 巨大なしゃぼん玉に入ってうっとりの2人


3月22日(日) 曇りのち雨 「お買い物」
今にも雨が落ちてきそうな曇り空です。これは朝のうちに自転車に乗らなくてはと、急いで支度をして図書館に向かいました。これまでは、しゅんを園に送るとその足で図書館に行く日もあったのですが、小学校に入ったらどうなるかな?と思います。園への送り迎えがなくなると、途端にお母さんは外出の機会が減って体重が・・・という話をよく聞きます。しゅんが学校に行った後、少し遠い図書館まで出かけるのもいいかなと想像しています。

重たい本を何冊も持って帰宅すると、次はセール中のスーパーへ!「パパッと買ってすぐに帰ってくるから、パパとお留守番していてね。」としゅんに言ったのですが、家に戻ると「ママ、パパッと買うって言ったのに、結構長かったねぇ〜。」と言われてしまいました。活気のあるスーパーに久しぶりに行くと楽しくて、ついついあちこちの売り場を見たくなってしまいます。今日は珍しい春野菜もたくさん並んでいて、これはどんな風に食べるのかなと考えながら見るのも楽しい時間でした。

連休最終日は、明日からまた頑張って〜ということで、主人のリクエスト通りすき焼きをすることにしました。しゅんが好きなきりたんぽを探したところ、もう季節はずれで置いていないということだったため、本日の主食系材料はしゃぶしゃぶ用のお餅にしました。これがしゅんに大ヒットで、結局薄いお餅を10枚も食べてご満悦でした。
すき焼きで元気いっぱい!


3月21日(土) 晴れ 「飛行機&宇宙」
明け方、私のお腹をドンと蹴るしゅんの足で目が覚めました。続いて私の顔の上にドスンと乗り上げるしゅんの重さに、完全に起きてしまいました。そこでそーっとカーテンを開けると、まだ暗い滑走路では整備士さん達と思われる職員さん達がお仕事を始められたところでした。夜明け前の5時過ぎから、空港の朝は始まっている様です。
その後も、刻々と変わる空の色やお仕事の様子を見ているとあっという間に時間が経っていき、気づくとすっかり夜は明け、今日の第一便が飛び立ちました。

朝ご飯は、ホテルのレストランで頂きました。角度は少し横になりますが、こちらも離陸する飛行機が間近に見られます。数分おきに飛び立っていく飛行機を眺めながら、何とも贅沢な朝ご飯です。

朝食後、第2ターミナルの展望ロビーに行ってみると、今の時間は着陸する飛行機を見ることができました。ゴーッというお腹に響くような轟音をとどろかせ、大きな飛行機が着陸する様子は壮観で、こちらもすごい眺めだなぁと思いました。
飛行機三昧の2日間を満喫し、再びモノレールに乗ることにしました。「できればさ、今度は飛行機に乗ってどこかに行きたいな〜。」と言うしゅんの表情と口調がおかしくて、私たちは顔を見合わせて笑ってしまいました。この飛行機に乗ったらどこに行くことができるのかな?と想像が広がって、空港は夢がある場所だなぁと思いました。

空に思いを馳せた後は、日本科学未来館に遊びに行くことにしました。ゆりかもめに揺られること20分弱で到着し、強い風の中、歩いて向かいました。この連休はイベントが開催されていて、先日の空いた館内が嘘の様に大混雑していました。当然ながら、ASIMOの実演などは人垣ができていて、人と人の間から眺めるという感じでした。今日は主に体の仕組みのコーナーや、タイムリーな宇宙ステーションについてのコーナーをじっくりと見ました。
空を見て、宇宙を思い、ぐっと近付いて体の仕組みを考え、モノレールやゆりかもめに乗ってと、盛りだくさんの2日間でした。
夜明けの滑走路 もうお仕事は始まっています 日の出 まあるい太陽
朝一番の離陸 朝ご飯 飛行機を見ながら こちらは着陸した飛行機


3月20日(金) 雨のち晴れ 「空港」
昨日の夜から降っていた雨は、午前中には上がりました。そしてみるみるうちに雲が流れ、青空が広がりました。今日は3人でミニ旅行に出発です。目的地は羽田空港。2年前の春休み、しゅんと2人で東京旅行をした時以来のモノレールに乗り、第2ビルに向かいました。

近場でいつもと違う何か楽しい事ができる場所はないかなと探していて、見つけたのが「羽田エクセルホテル東急」です。こちらのホテルは羽田空港第2ビルの中にあり、滑走路が目の前に広がるお部屋にも泊まることができます。お部屋と空港から、飛行機を思う存分眺める2日間を過ごそうと、この日を楽しみにしていました。

チェックインして案内されたのは、5階のお部屋です。カーテンを開けるとそこは滑走路!大きな飛行機が目の前に何機もとまっています。そしてその向こうでは飛行機が次々と離陸していきます。思わず窓にくっついて、じーっとその様子を眺める私たち。明日まで、こんな風に飛行機をたくさん見られるなんて嬉しい〜と、多分しゅんより私の方が喜んでいました。

ホテルのロビーを出るとそこは出発ロビーという、何とも不思議なホテルは、飛行機でこれから旅行される方にはとても便利だと思います。旅行しないのに泊まる私たちは、このホテルでは珍しいのかな?と思いましたが、こうして飛行機を楽しむというファミリープランもあるくらいですし、きっと飛行機好きの子ども(やもちろん大人も)には、たまらないホテルなのでは?と思います。
夜ご飯は、第一ターミナルまでお散歩し、エアターミナルグリル キハチに行きました。夕暮れの滑走路が見える席で、ブッフェを頂きました。工夫を凝らしたお野菜のおかずが数多く並んでいて、とてもおいしくて、飛行機を見るのも忘れてパクパク。でも日が暮れかかった頃、富士山もくっきりと見えて本当に美しい風景が広がりました。
しゅんは小さなキノコのキッシュが気に入って、「お代わりしたくなっちゃった。」と数回お代わりに。もちろんデザートも堪能し、お腹いっぱいになって第一ターミナルに戻りました。

夜は、9時頃になるとあれだけ賑わっていた出発ロビーもガランとした雰囲気になります。緑色の誘導灯が光る中、離陸はもう少し遅くなるまで続いていて、いつまでも見飽きませんでした。
窓からの景色に釘付け! パイロットが見えそう 夕食を頂いたお店からの眺め 富士山がきれい
どれもこれもおいし〜い 根菜のグリルやマリネが絶品! もちろんデザートも
夜の滑走路 緑の灯りがきれいです 夜更けの出発ロビー


3月19日(木) 晴れ 「積み木」
今日も夏の様な強い日差しです。公園もいいけれど、風もあるしこの日差しの中、長時間はちょっと厳しいかな〜と思ってお友達数人にご都合を聞いてみました。
皆さん、ご旅行や帰省などでいらっしゃらない中、2組のお友達親子が遊びに来てくれることになり、しゅんは大喜びです。

半袖で登場したH君は、玄関を入ると早速しゅんとお団子の様に丸くなって居間に移動しました。遅れて登場したY君も、居間に合流すると、男の子3人は何やら楽しそうに遊び始めました。3人が熱中したのは、ビー玉を転がす積み木のスカリーノです。長方形の薄い積み木も使い、とても面白いコースを何種類も作っていきました。しゅんもスカリーノは大好きですが、やはり1人で作っていく時とは違うのは、3人のアイデアが集められているからでしょうか?今まで見たことが無いようなコースが出来上がり、ビー玉を転がす時はちょっとした披露の様になりました。

卒園してまだ1週間も経っていませんが、もうみんな一緒に通うことはないんだなと思うと寂しい気持ちです。お母さん同士も、あんな風に駐輪場でばったり会ってご挨拶するようなこともないんだなと、不思議な気分です。そうはいってもご近所さんであることには変わりありません。またこんな風に会いましょうねとお約束して、夕方、お開きとなりました。


3月18日(水) 晴れ 「城へ」
今日も朝から良いお天気。最高気温は20度を超えるそうです。さてさて、今日は何をして過ごそうか・・・としゅんに聞くと、「こどもの城に行きたい」という答えが返ってきました。

地下鉄の出口を出たしゅんは、辺りの風景をぐるりと見回して「懐かし〜い。」とひとこと。最近、「懐かしい」が口癖のしゅんですが、小さな体と言葉とのギャップがおかしくて笑ってしまいそうになります。もちろん本人は至って真面目なので笑うことはできませんが、6歳でこんなに懐かしいものがいっぱいあったら、私なんて〜・・・。

ラウンジで持参したお昼ご飯を食べた後は、館内の案内を見てしゅんが決めた通りのコースで移動することにしました。まずは3階の造形スタジオです。現在は「あれこれおやさい」というテーマで、工作をすることができます。去年の夏休みに何回か参加した時にも思いましたが、とてもシンプルな材料を使っての工作なのに、子ども達にもわかりやすく、それでいて一工夫することが楽しくなるような題材を、本当によく考えて下さっているなぁと感じました。今回もくしゃくしゃと丸めた新聞紙を芯にして、工夫を凝らした思い思いの野菜を、子ども達が作っていました。ちなみにしゅんはトマトを作りました。

工作の後は少しだけ絵の具で白い壁へのお絵かきを楽しみ、5階までの楽しい連絡通路である「ふしぎが丘」に向かいました。夏休みにはギラギラと照りつける太陽に私の方が参っていましたが、今日の様な気候だったら風も心地よくて良い感じです。しゅんは坂道を駆け上りながら、あちこちで楽しそうに寄り道をしました。
屋上に到着すると、お待ちかねのボールプールにGO!知らないうちに仲良くなった同い年くらいの男の子達と一緒に、幸せそうな顔をしながらボールに埋もれていました。あぁ、何て楽しそうなんでしょう!1時間も続くとは思いませんでしたが、まだ日焼けもそれほど気にならない今だったら、ベンチで気長に待つことができそうです。

最後は10階のパソコンルームに行きました。今回初めて行ったお部屋でしたが、ずらりと並んだパソコンが、他のコーナーとは違った雰囲気を醸し出していました。そこでは現在、絵や写真を加工するソフトを使った「もりもり!おべんとBOX」というプログラムが開催されています。お弁当箱から始まり、中に詰める物を一つ一つ選び、おいしそうなお弁当箱を完成させるという楽しそうな企画です。
しゅんは早速マウスをつかみ、お弁当を作り始めました。写真の大きさを変えたり向きを変えたり、なかなか器用に操作していきます。出来上がったお弁当は、お稲荷さんにおそば、海苔が乗ったご飯にちらし寿司と、炭水化物満載、さらにステーキ、ハンバーグ、フライドチキンにエビフライと、タンパク質もかなり満載なボリューム弁当となりました。きれいに印刷して頂いた紙を眺めながら、ラッシュが始まる少し前の電車に乗り込みました。

毎日こうやって遊び続けていると、しゅんも私も夕食を食べる頃には気を抜くと睡魔に襲われそうになります。それでも「春休みって楽しいね〜。」「いっぱい遊べるよね〜。」と顔を見合わせ、「明日は何しようか?」とわくわくしてしまうのでした。
ふしぎが丘で ボールプールで大はしゃぎ
パソコンの画像ソフトでお弁当を作りました ボリューム満点! 工作ではトマトを


3月17日(火) 晴れ 「トゲ」
昨夜お布団に入るのが遅くなったしゅんは、居間に置いた目覚まし時計でガバッと起きた後、アラームを止めるとすぐに寝室に戻ってきてバタンと2度寝を始めました。余程眠かったのでしょう。主人が出勤する前に見に行っても、眠ったままでした。
しゅんが眠っている間に1回目の洗濯物をベランダに干しましたが、暖かさに驚きました。もう桜が咲いてしまいそうです。今日は暑くなるだろうなぁと思いました。

午後、自転車に乗って大きな公園に向かいました。今日は先日卒園した同級生の親子で、公園に集まりましょうというイベントがあるのです。ほんの数日前まで毎日会っていたので、もう卒園生なんだというのがとても不思議でした。
公園に到着すると、半袖の肌着で走り回る子ども達が目に入ってきました。本当に、そのくらいの服装がぴったりのお天気なのです。私たちは、観覧席に座って子ども達の遊ぶ姿を見ながら、「この日差しって夏だよね。」と話しました。

そろそろ家に帰る準備を始めようかと思った頃、お友達の男の子が「しゅん君ね、手の平に何か刺さったみたい。」と教えに来てくれました。その後から真っ青になって歩いてきたしゅんの手を確認すると、ほんの5ミリほどのトゲが刺さっていました。そういえば、トゲが刺さったのは初めてかも・・・と思っていると、余りの恐怖におびえたしゅんが大泣きを始めました。いや〜ん。こんな小さなトゲでそんなに大泣きするなんて!それにしてもこの年までトゲが刺さったことがなかったなんて、どれだけ箱入りなんでしょ?!

結局、涙顔のまま家に戻ったしゅんを何とか説き伏せ、消毒した針でチョンチョンとつついてトゲを出しました。「針なんて刺さないで〜。」「こ、こ、こ、怖いの〜。」と大騒ぎだったしゅんは、あまりにも呆気なく取れたトゲを見てポカンとしていました。そして「うちったら、大泣きして大騒ぎしちゃったよねぇ。だって、怖すぎたんだから仕方ないよねぇ。」と苦笑いしていました。


3月16日(月) 晴れ 「日本科学未来館」
朝からよく晴れて、青空が広がりました。今週の予報には晴れマークが並んでいて、気温もぐっと高くなるようです。春休み気分が盛り上がってきました。
月曜日は様々な施設の休館日で、しゅんが幼稚園に入る前は何をして過ごそうかとあれこれ考えることが多い曜日でした。今日もどうしようかな?と思ったのですが、ふと思いついて前から興味があった場所を調べてみると、火曜が休館だということがわかりました。そんなわけで、今日はゆりかもめに乗って「日本科学未来館」に出かけることにしました。

ゆりかもめでは先頭の車両に乗ることができて、お上りさん気分で眺めを楽しみました。初めて線路をじっと見ましたが、とても不思議な作りになっていて、車輪はどんな形状になっているのかなと思いました。新橋から18分、テレコムセンターで降りると徒歩4分ほどで大きな建物の入り口に到着です。こちらは宇宙飛行士の毛利衛さんが館長を務められてて、2001年に開館したとても新しい施設です。

HPで調べた通り、まずは一年間何度でも入場できる家族会員に申し込むと、10分後に始まるプラネタリウムの予約をしました。現在は「バースデイ 宇宙とわたしをつなぐもの」というプログラムで、宇宙の成り立ちを紐解く様なストーリーを追いながら美しい映像を楽しむことができます。入り口で渡された3Dメガネをかけるため、天体が立体的に迫ってきて迫力満点です。今まで図鑑をじっと見つめて宇宙の虜になっていたしゅんは、まるで宇宙空間に自分がいるようなプラネタリウムを初めて体験しました。上映が終わると、体をギュッと縮めたかと思うと「くぅ〜。楽しすぎるぅ〜。」と絞り出す様な声を出し、全身で喜びを表現しました。

館内のカフェでランチを頂いた後は、展示をじっくりと見ていきました。中でもしゅんが興味を持ったのは、「地球環境とフロンティア」というコーナーです。宇宙の広がりや太陽系の仕組みをじっと見つめたり、海底探査船の調査内容を興味深げに読んだり、私も一緒に楽しむことができました。
そうこうしているうちに館内放送がかかり、ASIMOの実演時間が近付いてきました。休日などはものすごい混雑になるということですが、今日は大人も子どもと一緒に座って見られるほど空いていました。わくわくと見つめる私たちの前に現れたASIMOは、少し前屈みの姿勢でなめらかに歩いていました。ボールを蹴ったりご挨拶をしたり、中でも私が驚いたのは駆け足をするASIMOでしたが、本当に色々な動きができるように進化したロボットでした。実用化されるにはまだまだ時間がかかると思いますが、そんな未来が本当に近くにあるような気がしました。
最後は1階にある大きな地球儀、ジオコスモスの実演を見ました。美しい地球の様子を見ながら、このまま温暖化が進んだらどうなってしまうのかなど、環境問題についても考えさせられる様な実演でした。しゅんはコントローラーの操作も体験させて頂き、これまたご満悦でした。

宇宙に興味津々な天文少年のしゅんにはぴったりだと思ったのですが、展示内容などはとても高度で大人の好奇心も満たしてくれるとても充実した施設でした。
ゆりかもめに乗って ASIMO こんにちは! 文字を送る
ジオコスモスを見て 美しい地球 こんな風にくつろいで見られます


3月15日(日) 晴れ 「大掃除」
昨日の夜、チューリップと一緒に2人でケーキも選んできてくれました。でも、しゅんはすっかり夢の中だったので、そのケーキは今日の朝ご飯に。商店街の、ちょっと昔懐かしいケーキに数字のろうそくを立て、ふーっと消すとしゅんが「おめでとう」と言いました。

昨日の疲れも取れないままですが、最近再び忙しい主人は出勤していきました。居間で遊んでいたしゅんは、1時間くらいしてからふと気づいたのか、「あれ?今日って月曜日?」と聞きました。

私も何だか疲れていたので、今日は家で過ごすことにしました。そして懸案事項だった収納棚や本棚の掃除をしました。赤ちゃんの頃から使っていたおもちゃを、この際どっさり片づけて、小学校で使う物などを入れようという計画です。さらに本棚にずらりと並んでいる赤ちゃんの頃からの月刊誌も、この際バサッと捨てたいものです。しゅんと2人で腕まくりして、「これはゴミ」「これは取っておく」「こっちもゴミ」「これはどうしても取っておく」・・・と、気持ちはすっかり大掃除になっていきましたが、数時間頑張った後は山ほどのゴミが出て少しすっきりしました。でもまだ計画の半分くらいかなというところ。もっともっとすっきりさせて、すがすがしい気分で4月を迎えたいものです。

大掃除で疲れ切ってしまったので、夜ご飯は家にある物を使って簡単に何とかしようと台所をガサゴソ。カレーが食べたいというしゅんの希望でしたが、ふさわしいお野菜が見つかりません。でも何とかなるかな?と作った、カボチャ、さつまいも、人参、玉ねぎ、キノコ入りのカレーは、しゅんに大好評でした。


3月14日(土) 雨のち曇り 「卒園式」
この一年、行事というと雨に降られていた子ども達にふさわしい締めくくり。卒園式の今日も朝から雨降りとなりました。制服を着るのもこれで最後かと思うと、感慨深くなりました。

卒園式の飾り付けがされたホールに入り、保護者席に着席すると、先生方が作って下さった思い出の冊子が配られました。この一年の様々な子ども達の表情、子ども達の夢や園で楽しかった事が書かれたページなど、めくっていく私たちは思わずじっと見入ってしまいました。

式はとても厳かで、それでいてあたたかな雰囲気に包まれていました。きちっきちっと曲がり角に気をつけてお免状をもらいに行く子ども達の表情は、何となく誇らしげで、あぁ、本当に大きくなったなと改めて思いました。
年中さん、年少さん達から贈られる歌、年長さんからの言葉、そして思いがたっぷりこめられた歌など、何度もジーンとする場面がありました。先生方への感謝の気持ち、この1年の様々な事が思い出されました。そんなことを思いながら歌っているしゅんを見ていたら、驚いたことにポロポロと涙を流していました。あふれてくる涙をぬぐいながら、一生懸命に歌っている姿に、私たちもまた感動しました。

お式が終わると謝恩会です。この日のために、お母さん達と頑張って準備をしてきました。先生方への感謝の気持ちをお伝えしようということ、そして子ども達が最後に園で楽しく過ごせるようしようということ、この2つを大事な柱にして皆さんと協力してきた2ヶ月間でした。お昼ご飯のお弁当を頂きながら先生方とお話し、スライドショーで大いに盛り上がり、本当に和やかな雰囲気の中、会が終了しました。

転入してからこの11ヶ月、最初は戸惑っていたしゅんもみるみる園になじんで楽しく過ごすことができるようになりました。素晴らしい先生方やお友達に囲まれて、ぐっと成長できたことがとても嬉しいです。そしてもちろん2年間お世話になった幼稚園の先生方やお友達にも感謝の気持ちでいっぱいになりました。

夜、私はお母さん達との打ち上げの会に出かけました。しゅんはニコニコしながら、主人と手をつないで大好きなピザのお店に入っていきました。遅くに帰宅すると、しゅんはソファーでぐっすりと眠っていました。そしてテーブルには、2人で選んでくれたという誕生日祝いのチューリップが置かれていました。「ママもうちもピンクが大好きだから。」と言っていたというしゅんをお布団に移動し、ありがとうと言いながら玄関に飾りました。
しゅんセレクトの花束 ありがとう


3月13日(金) 晴れのち雨 「最終日」
今朝も良いお天気になりました。ここ最近、私の自転車に乗って登園するより、手をつないで一緒に歩きたいとしゅんが言う様になりました。4月になったらお友達と登校するということ、歩くときは交通ルールや危険な事などに十分注意しなくてはならないこと、そんな事を折に触れて伝えているのですが、小学校生活が楽しみな反面、それは少しプレッシャーとなっている様です。他のお母さん達にお聞きしても、不審者の事を言いすぎて怖がらせてしまったというお話も聞きます。しゅんもきっと、少し心配な気持ちがあって手をつなぎたいという発言になっているのでしょう。

園からは、たくさんの荷物を持って帰ってきました。今まで作った作品は、大きさ別にきちんとファイルされていました。転入してすぐの作品、段々と活動にも乗ってきた頃の作品、そして年長さんとして一生懸命に仕上げていった大作などなど、しゅんも私に説明したいことがたくさんある様で、作品を広げながらの話は尽きることがありませんでした。

午後は用事を済ませるため、デパートに行くことにしました。どんな交通手段で行く?としゅんに聞いてみると、それぞれの自転車で駅まで行き、電車で行きたいという答えが返ってきました。2人で前後に並んで少し離れた駅まで行くのは初めてでしたが、こんな風に出かけられる様になったなんて、やっぱり1年前と比べてぐっと大きくなったんだなと思いました。


3月12日(木) 晴れ 「お別れ」
強い風に「寒いね〜。」と声を掛け合いながらの登園となりました。こうして一緒に園に行くのも後数回と思うと、ちょっと寂しい様な気分です。同じ道を4月以降に歩く時、きっと色々な事を懐かしく思い出すんだろうなと思います。

卒園が近付いてきて、園でも式の練習をしている様です。「歌を歌うと寂しくなって、涙が出てきちゃう。」と言っている女の子もいるという話を聞き、6歳ながらに色々な事を考えるものなのだろうなと思いました。自分自身の事を思い出すと、まだ卒園の時にはそれほど寂しさを感じる事もありませんでした。それはほとんど全員が同じ小学校に行く予定だったこともあるからなのかな?とも思います。今の園からはいくつもの小学校に分かれるのです。仲良しさんと違う小学校になってしまうお子さん達は、お母さんに寂しいという気持ちを伝えることが多いそうです。

お迎えに行ってしゅんに話を聞くと、今日は年少さんと年中さんからささやかな贈り物を頂いたそうです。折り紙で作った風船とそれを貼り付けたカード、そして園で作ったおやつを頂き、みんなで楽しく食べたのだとか。お世話をしたりされたり、そんな風に一緒に過ごしてきた年長さんが卒園していってしまうということを、小さなお子さん達はどのくらい理解できるものなのかな?と思います。余り理解できなくても、こうしてお別れの行事をすることは、きっと子ども達の心に大切に残っていくものなのだろうなと思います。


3月11日(水) 晴れ 「打ち合わせ」
一昨日くらいから風邪気味だったしゅんですが、明け方咳き込んで少し鼻声になっているだけで、たいしたことは無いようです。このところ、暖かいと思ったら急に空気が冷たくなったりして、体調管理が難しく感じます。卒園式までもう少し、何とか元気に過ごして欲しいものです。

午前保育を終えると、謝恩会の打ち合わせを兼ねてKさんのお家に集まりました。こうした集まりはもう何回目かな?子ども達も慣れたもので、「最初はお昼だよね。」と言って子ども用のテーブルに集まり、わいわいとご飯を済ませると早速遊び始めました。謝恩会はグループに分かれて仕事をしていきますが、最後の最後になって、今まで余り一緒に保護者会の仕事をしたことがなかったお母さん達とも親しく話す事ができるようになったりして、やっぱりこういう作業は大変だけれど楽しいなと思います。

打ち合わせは2時間ほど、当日の流れの細かなところまで決めていきました。こちらの幼稚園に転入した時は、行事のお手伝いをするたびに、こんなに細かなところまできっちりと決められているんだ・・・と正直驚いたこともありましたが、謝恩会も同じくキチッとしている様です。後はみんな元気に当日を迎えるだけになり、私たちは少し安心してお茶を頂く事ができました。

夕方まで大はしゃぎで遊んだ子ども達は、シャワーでも浴びた様に汗びっしょりになっていました。楽しい気分で家に帰り、また明日に備えて急いでご飯とお風呂にしました。今日は私の誕生日ですが、主人からは仕事が忙しくて当日中には帰ってこられそうになくてごめんねというメールが来ました。週末にケーキを食べようねとしゅんに言いながら、それでもこんな風に元気いっぱいの子ども達を見ながら、楽しく過ごせて良い誕生日の一日だったなぁと思いました。


3月10日(火) 曇り 「お弁当」
いつもより少し緊張して目覚ましを止めました。今日はお弁当最後の日です。

何を作ろうかなと冷蔵庫と冷凍庫を見て、結局いつもと変わらないお弁当が出来上がりました。この3年間、お弁当を作った日は必ずその写真と、朝ご飯を食べるしゅんの写真を撮ってきました。このお弁当、何日か前と全く変わらない様な・・・と反省しつつ、代わり映えのしないお弁当と作り続けてきましたが、それでも毎日「とってもおいしかった〜。」と言ってくれるしゅんのおかげで、作り続けることができたんだなと思います。

最初は1段だったお弁当も、いつからか2段になりました。小さなおにぎりを3個入れてと言われ、一辺が3センチくらいの小さな小さなおにぎりを握った事、保温庫に入れるから、焼きそばだけやチャーハンだけのお弁当が食べてみたいと言われて、これは楽ちんと思いながら作った事、シュレッドチーズをフライパンで溶かしておせんべいの様にした物が大好きで、それさえ入れれば大喜びだった事など、色々なことを思い出しました。小学生になったら、いよいよ給食が始まります。ほとんど何でも食べられるしゅんですが、食事の時間が少しお友達よりかかることが心配と言えば心配です。でもきっと、先生やお友達と一緒に楽しく給食の時間を過ごすことでしょう。

次は何か大きな行事の時に作ることになるのかな?その日をちょっと楽しみに、お弁当箱は大事にしまっておきたいと思います。
幼稚園生活最後のお弁当


3月9日(月) 晴れ 「サラダ」
「24時間で固まりますよ」と言われた小物入れが、ようやく完成しました。生クリームに見立てた接着剤の様な材質の部分に、ぺたぺたとおいしそうなパーツを貼り付けていったこちらの小物入れ、とてもラブリーな出来上がりです。しゅんは一体何に使うのかな?と思っていたら、「はい」と手渡されました。開けてみると、小さなメモが入っていました。私とメモをやりとりするための小物入れでしょうか?!ふふふ。それにしてもかわいらしいこと。

しゅんを送って用事を済ませると、待ち合わせの鷺沼駅に向かいました。今日は久しぶりにMちゃんと約束し、前から一度連れて行きたいと言われていたイタリアンに行くのです。そのイタリアンとは、「リストランテ いな田」というキムタクのお母さんのお店です。Mちゃんオススメの薬膳サラダが入ったランチコースを頂きましたが、山盛りになったサラダには、本当に色々な種類の新鮮な野菜が盛りつけられていて、魚介類もたっぷり乗っていました。パスタはこれからだというのに、もうお腹がいっぱいになってしまいそうなほど。こんな風に、次は何が出てくるんだろうと思う様なおいしいサラダが作れたらいいなぁと思いました。
しゅんが作ったハートの小物入れ!


3月8日(日) 曇り 「工作その2」
昨日の夜、少し夜更かししたはずなのに、6時に鳴った目覚ましの音でガバッと起きたしゅんに驚きました。そして「まだきっと眠いから、あともうちょっとだけママと寝ようよ。」と言ってお布団に招き入れたのですが、「あと何分じーっとしてたらいい?」と何度も聞き続けたしゅんは、結局10分ほどで「したいことがいっぱいあるから、もう行くね。」と言って居間に行ってしまいました。

折角早起きしたので、早い時間からショッピングセンターへ。ランチを食べて店内をぐるりと歩きながら階下の広場を眺めると、工作の体験コーナーがありました。今日のお題は、手芸の世界でちょっとしたブームになっているらしいスイーツデコです。思わず食べてしまいたくなるような、かわいらしいデコレーションはきっとしゅんも大好きだろうなぁと思っていたのですが、「やってみる?」と聞くと想像以上に張り切って「やりたい、やりたい。」と広場に降りていきました。

キーホルダーと小物入れから好きな物を選び、そこにデコレーションを施していくのですが、「どの形にしますか?」と聞かれたしゅんは「ハート」と即答しました。指導して下さるお姉さんにも、「うち、ハートが大好きなの〜。」と目をハートにさせて言っていました。デコレーションは、真っ白な接着剤(の様な材質の物)を絞り袋で生クリームの様に絞り出すところから始まります。そしてその上に、好きなパーツを貼り付けていくという簡単なものです。じーっとハートの小物入れを見つめて作業するしゅんの横で、ふと周りを見てみると、見事に周りは女の子ばかり。もちろんしゅんはそんなことも気にせず、かわいらしい小物入れを完成させました。しばらく乾かして頂いた後、取りに行きましたが、完全に乾くのは明日だということです。とても小さな入れ物ですが、何を入れようかなとしゅんはわくわくしています。

その後も買い物をしながらブラリと歩いていると、あちらから見慣れたお顔のご家族を発見しました。あの混雑の中、お友達のもねさんご家族にばったりお会いするとはびっくりです。お互いの顔を見ると、思わず笑ってしまいましたが、行動パターンが割と似ている私たち。いつかも公園でばったりお会いしたことがあったのでした。

帰宅すると、今日も工作道具を和室に持ってきて、何やら熱心に作業し始めました。私が用事を済ませたり夕ご飯の支度をしたりする間、3時間以上もこうして作り続けました。本当に工作が好きな人!明日は一体何を作ってくれるのでしょうか。

右の写真は、今夜家で収穫した大きな椎茸です。乾燥した時期にはひとつも成長しなかった我が家の椎茸栽培セットですが、最近の雨続きでやはり湿気があるのでしょうか。知らないうちに椎茸がいくつもニョキニョキと大きくなり始めました。まだまだ楽しみです。
今日も工作! 大きな椎茸ができました


3月7日(土) 晴れ 「工作」
昨日の雨は何だったのか、朝から真っ青な空が広がりました。少し気温も高い様です。いつもより薄いコートを着て、幼稚園の行事に参加しました。

お出かけを済ませて家に帰ると、しゅんがわくわくした表情であちこちの部屋から色々な物を抱えて和室に行きました。そして何か作業をしているなぁと思ったら、こんな物が完成していました。そう、しゅんが大好きなボウリングです。しばらく前から、「トイレットペーパーの芯を10本集めてね。」とお願いされ、せっせと集めていたのはこういう訳だった様です。随分前、しゅんが楽しみに観ている「つくってあそぼ」でわくわくさんが作っていました。わくわくさんが作る物は、工作好きのしゅんにはいつもとても魅力的なのです。説明もわかりやすくて、すぐにでも作りたいと思う物ばかりなのだそうです。

ピンが完成すると新聞紙をグルグルと丸めてボールを作り、周りをテープで補強するとコロコロ・・・と転がし始めました。何度も繰り返し転がすので、終いには頭に大汗をかいているほどでした。外を走り回った時の様な姿になるくらい、こんなに夢中で遊ぶなんて、さすが子どもだなぁと思いました。

右の写真は、補強用に折り紙の裏に貼ってある厚紙の残りで作ったヘンテコな2人の人です。ご丁寧に横顔まで描かれていて、手で持つ場所の印まで記入してあります。2人でそこを持って「こんにちは」「はい、こんにちは」と繰り返していると、本当にこのヘンテコな人たちがおしゃべりしている様に見えてきて、思わず笑ってしまいました。しばらく前から続いている工作好きですが、ここのところ加速している様な気がします。一体いつまで走り続けるのでしょうね。
熱心に工作していると思ったら・・・ ボウリングの完成! 余った厚紙で 「向かい合う人」・・・


3月6日(金) 雨 「遠足」
朝からシトシトと降っていた雨は、お昼前後からは本降りになりました。ここまでしっかりと雨が降る日は久しぶりです。
こんな中、しゅんは卒園遠足に出かけました。目的地は、楽しみにしていた水族館です。あいにくの雨ではありますが、子ども達にとってはこうしてお友達と先生と一緒に遠くまでお出かけできることが何より嬉しいことなんだろうなと、改札を入っていく子ども達の後ろ姿を見ながら思いました。

家に戻ると、嬉しい約束の準備のため、部屋のお掃除と整理をしました。今日は会社に勤めていた頃の仲良しの後輩Oさんが、1歳のお子さんと一緒に遊びに来て下さるのです。同じ課で、時には同じ案件の仕事をしていたOさんとは、お昼も毎日一緒でした。特に金曜日は外ランチの日と決めて、2人であちこちのお店を開拓した楽しい思い出もあります。退職してからも何度か会っていましたが、新潟転勤でここ3年近くはメールのみのおつき合いでした。その間に誕生されたお子さんも一緒にということで、今日はとても楽しみにしていました。
待ち合わせの改札から出てこられたOさんは、3年前とちっとも変わりませんでした。そしてコートの中で抱っこされたMちゃんのかわいらしいことといったら!家で過ごした数時間、あっという間に慣れてくれたMちゃんの笑顔に癒されながら、色々な話に花を咲かせました。

そうこうしているうちに、雨で少し予定が早まったしゅんのお迎えに行くことになりました。Mちゃんがお昼寝中だったため、Oさんにはお留守番をしていただいて再び駅に向かいました。待ちかまえる私たちの前にやってきた子ども達は、充実感いっぱいの表情をしていました。その顔を見ていると、「何で雨降りになっちゃったんだろう。」などと思っていたのは、やっぱり大人だけだったんだなと思いました。先生方、そしてお友達と楽しい思い出をいっぱい作り、あんな魚もこんな魚もいたよ、海の中はこんな風なんだよ・・・といつも以上に饒舌に話し続けるしゅんは、本当に嬉しそうでした。

家に戻ると、しゅんとMちゃんが初対面をしました。最初はOさんに抱っこされて少し様子見をしていたMちゃんも、しばらくするとしゅんのペースにも慣れて近付いていってくれました。しゅんが過剰に(!)サービスするおもちゃに取り囲まれたMちゃんは、しゅんのエレクトーンに合わせて拍手もしてくれて、その様子はとてもかわいらしいものでした。また近いうちにゆっくり会いましょうねとお約束して、タクシーに乗るOさん親子をお見送りしました。しゅんはもちろん、私も充実感いっぱいの一日になりました。

話は変わりますが、写真は「はんど&はあと」のキットを使って作った合皮のペンケースです。がま口をつけるポーチの製作という課題だったのですが、こういう工作ものはちょっと苦手の私は、やはりがま口をボンドでつけるところで手間取りました。よーく見ると、押さえのために縫った部分がはみ出しているのですが、とりあえず完成させることができて私は大満足です。ペンケースですが、かぎ針のケースにすることに決めました。折角なので、春から夏にかけてもかぎ針を使い続けたいなと思っています。
がま口のペンケースを作りました かぎ針入れに!


3月5日(木) 晴れのち曇り 「うま〜い」
朝から晴れて暖かそうに見えましたが、風があって気温は意外と低く感じました。それでも晴れた日の気持ちよさはいいものです。ベランダに洗濯物をいっぱい広げ、待ち合わせの場所に行きました。

今日は、この一年についての反省会を兼ねたランチ会が開催されました。送り迎えでお会いしていても、なかなか見られない一面を見ることができるイベントもあり、またランチを頂きながら色々なお話もできて楽しいひとときでした。小学生のお子さんがいらっしゃるお母さん達からは、小学校の係の内容や係決めについてのお話も聞くことができました。小学校は子どもがより主役になるので、園でのお母さん同士のおつき合いとはだいぶ違うものになってくると思いますが、こなさなくてはならない係や仕事はあれこれある様です。大変なこともあるかもしれませんが、余り見ることのできない学校生活をのぞく機会でもあるので、楽しみながら参加してみたいなと思いました。
が、楽しむためには係選びが本当に大事というお話に、第一回の保護者会を想像するとドキドキしてきました。

写真は今夜のしゅんと私の夜ご飯です。サヤ付きのグリーンピースが売られていたので、早速お豆ご飯を作ってみました。そしてメインはお買い得だった旬の鰆の煮付けです。奥に見えるのはお豆腐ステーキと、ちょっと子どもには地味な感じもしますが、こういう食卓が大好きなしゅんは、お魚を一口食べるたびに「くぅ〜。今日のご飯はうますぎるぅ〜〜。」とうっとりしていました。
早速 グリーンピースご飯


3月4日(水) 曇りのち雨 「工作」
昨日の夜中、目を覚ましてカーテンを開けてみると、しんしんと雪が降っていました。駐車場の車にもうっすらと積もっています。しゅんにも見せてあげたいなと、トイレに行くと言って起きてきたしゅんをほんの少しだけベランダに立たせると、「ひゃ〜。」と言って慌ててトイレに行ってしまいました。今朝聞いてみたところ、全く覚えていないとか。やっぱりほとんど眠っていたんだとおかしくなりました。

午前保育が終わって帰ってくると、今にも雨が降り出しそうな曇り空でしたが、「ずっと行きたいと思っていたんだよね〜。」と言うしゅんと、広場に行くことにしました。閑散とした広場は走り放題です。余りの寒さに手がかじかみ、動いていないといられないくらいでしたが、気持ちよさそうに走り続けるしゅんを見ていると、本当に毎日楽しそうでいいなぁと思いました。
少しするとポツポツと雨が降り始めたので、急いで家に戻りました。もう少し暖かくなったら、思う存分公園でも遊びたいなと思いました。

家に帰ると工作道具を取り出し、何やら作り始めました。何かを始めるとじっと集中して取り組むのはいつものことなので、私も思いがけずぽっかり空いた時間を使い、手芸をすることにしました。ダイニングテーブルとこたつに分かれ、作業をし続けること1時間、しゅんは9枚の折り紙を貼り合わせた巨大な「あみだくじ」を作って持ってきました。何故こんなに大きなあみだくじ?!想像を超える発想に、いつも驚くばかりです。
走る走る 寒い〜 巨大な「あみだくじ」 なぜ〜


3月3日(火) 曇りのち雪 「ひな祭り」
桃の節句の今日は、とても寒い朝になりました。都心でも雪が少し積もるかもしれないという予報が出ています。降り出す前に色々な用事を済ませなくてはと、ぶるぶる震えながら自転車に乗り、買い物に出かけました。今夜はちらし寿司を食べたいというリクエストなのです。

お迎えに行くと、しゅんは大きな作品を持って出てきました。広げて見せてもらうと、画用紙には、きれいな千代紙で作られたお雛様が並んでいました。よーく見ると、それぞれ小さなお道具を持っている凝ったお雛様です。でも、三人官女の両袖が、万歳をする様に上がっているのは何故かしら?多分貼る方向が逆だったのだと思いますが、それもまた愛嬌でとてもかわいらしい三人官女でした。
大事に持って帰ろうとするのですが、強い風に飛ばされそうになったり画用紙が曲がりそうになったり。一度道路に落としてしまった時は、泣き出しそうになっていましたが、何とか無事家に持ち帰り、飾ることができました。

夜ご飯はお楽しみのちらし寿司にしました。実は園でもお昼にちらし寿司を頂いてきたしゅんは、「幼稚園のお寿司は、グリーンピースとレンコンと椎茸と、それからピンクのぽろぽろした甘いのと、いろんな具が乗ってたんだ〜。でも、アボカドとお刺身は無かったなぁ。」と言いました。園のお寿司には乗らないであろう具を選んできた私は、よし!と密かにガッツポーズをしました。でもしゅんは、「グリーンピースも乗せれば良かったのに。」と、ひとこと。もう少し季節が進んだら、お豆ご飯を作ることにしましょうね。

デザートは、パン屋さんでみつけたかわいらしいひな祭りパンです。「うちは男の子だから、お内裏様の方を食べたいな。ママは女の子だからお雛様にしな。」と言ったしゅんですが、お内裏様の方は、しゅんが余り得意ではないチョコクリームが入っていました。う〜ん・・・と悩んでいたしゅんに「お雛様とお内裏様だけかえっこしようか。」と言うと、ものすごく嬉しそうな顔をしました。2人とも、もうこれ以上食べられないと思うくらいお腹いっぱいになったおひな祭りでした。
お雛様 ちらし寿司 アボカドたっぷり デザートは、お雛様とお内裏様のパン


3月2日(月) 晴れ 「ほうとう」
珍しく、朝から青空の広がる良いお天気になりました。いつもは浴室乾燥にお願いしている洗濯物も、ベランダいっぱいに干すことができました。

お昼前、園の行事を見学に行きました。もうすぐ卒園を迎える年長さん達を見ていると、いつもジーンとしてきます。まだ転入して1年も経っていませんが、色々な思い出ができて、どのお子さんを見ても大きくなったなとしみじみとした思いを感じます。しゅんも、何もかも初めての出来事ばかりで戸惑ったこともあったと思いますが、多くの行事も年長さんとして一生懸命頑張ってこなしてきました。今日の行事も楽しんで参加していることがとてもよく伝わってきて、ニコニコしながら手を振るしゅんに、こちらまで嬉しい気分になりました。

お迎えに行く前に夕ご飯の下ごしらえをしました。今夜は、多分この冬最後になる「ほうとう」です。お野菜をどっさり切って、お肉と一緒に煮込み、後は麺を入れれば良いだけの状態にしてお迎えに行きました。熱々のほうとうを食べながら、隣でパクパクと食べ続けるしゅんを見て、次の冬は一体どれくらい食べる様になるのかな?と思いました。小学生になると、またグンと少年らしさが増すというお話をよく聞きます。作っても作っても足りないくらい食べてくれたら、今よりもずっと作り甲斐があっていいなと思いました。


3月1日(日) 曇り一時雨 「いつまでも?」
新しい年が明けたと思ったら、もう3月。この春は、しゅんの卒園と入学という大きな出来事があります。東京の桜も久しぶりでとても楽しみです。あともう少し、最後の寒さを乗り越えれば、暖かな春はそこまで来ているはずです。

今朝も5時台に起きたらしいしゅんは、私が起きる頃には色々なことをし尽くしていたのか、「あぁ、ママちゃんがやっと起きた。」と言いました。あまりにも早く起きすぎたせいで、しばらくするとソファーに座ったまま静かになり、じっと動かなく・・・。もしもし!早起きし過ぎて午前中からお昼寝するなんて、まるで赤ちゃんです。でも、ぐずったりせず一人で好きなことをして眠ってくれるのは赤ちゃんと違うところ。そうはいっても、こんな時間にこんな大きな子をお昼寝させたら夜が遅くなりそうなので、お出かけしようと誘って車に乗りました。

向かった先は、友人のMちゃんお勧めの自然食ブッフェのお店が入ったデパートです。子連れでも安心と聞いていましたが、本当に周りは親子連ればかりで、一人で食事ができるしゅんなどは大きいと感じるくらいです。時間的なこともあって、眠そうにぐずったり泣いたりする赤ちゃんが多かったため、「しゅんちゃんは随分お兄ちゃんになったね。こんな風に一人で食べられるんだもんね。」と言うと、「そう?うち、お兄ちゃんっぽい?」と嬉しそうにしていました。そして周りの様子もよく見ていたのか、後になって「赤ちゃんのお世話って大変なんだね。眠くなるとすぐ泣いちゃうんだね〜。」としみじみ言っていました。
お料理は、新鮮なお野菜を使った様々なお総菜が並んでいて、どれもこれもおいしく感じました。中でも「みみがーと新タマネギのサラダ」や「雑穀のサラダ」がおいしくて、何度もお代わりしてしまいました。健康志向のお店なので、どちらかというと女性向けかなと思いましたが、食後のコーヒーも良いお味で、時間いっぱいまでのんびりと過ごすことができました。

食事をしながらふと下の広場を見ると、小学生の男の子達数人のグループが何組か、ファーストフード店で買ったお昼ご飯を食べていました。そしてしばらくすると、サッカーをしたり木登りをしたりして遊び始めました。それを見ながら主人に、「もう少ししたら、しゅんちゃんもきっとお友達と一緒に日曜日も過ごす様になるんだろうね。そしたら2人で大人のお店に行っちゃおうね。」と言うと、しゅんが「う〜ん。うちは多分いつまでもママとパパと過ごすんじゃないかなぁ。」と言うので、私たちは顔を見合わせてしまいました。そんなことを言っても、きっとお友達が第一になる日は近いうちにやってくるでしょう。今のこの時間を、大切にしていきたいなと思いました。


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