房総旅行

 鴨川シーワールド

潮騒王国を出発し、鴨川シーワールドを目指してドライブを続けました。鴨川の町に入って少しすると、道路の左側に駐車場の表示が見えてきました。係員さんに誘導されるままに駐車場に入り、シーワールドという看板に沿って歩いていくと、道路をくぐる地下道に出ます。安全に道路をくぐり、無事シーワールドの入り口に到着しました。
晴れていた空は、ちょっと怪しげに曇り始めました。肌寒くなってきたので、しゅんと私は上着を羽織りました。
 
  
 
入り口を入ってすぐ、「エコ・アクアローム」という建物があります。水の一生というテーマで、川から海までの水のある場所に、どんな生物がいてどんな様子なのかということがわかりやすく展示されています。
海と一口に言っても、潮だまりや浅瀬、沖合や珊瑚礁など、全く違う波の動き方などが再現されていて、色んな表情があるんだなぁと思いました。
 
 
パンフレットのショー開催時間のスケジュールを見て、あちこちのスタジアムを移動します。私たちは、まず「サーフスタジアム」に行き、イルカのショーを見ました。時間ギリギリだったため、もう観客席はほとんど満席!端の方の席に座って、ショーが始まるのを待ちました。
こんな風にショーを見るのは初めてのしゅんは、訳がわからず「あっち行く」と早くも帰りたそうにするのでドキドキ・・・。目の前には今回のショーに出ないイルカさんたちがスイスイ泳いでいたのですが、それも目に入らない様でした。
 
 
少し待つと、ショーが始まりました。高くジャンプしてボールにタッチしたり、ものすごい速さでプールの中を泳いだり、身軽なイルカたちはとても気持ちよさそうにしていました。しゅんは「わー」っと喜ぶタイプではなく、じんわりうれしさを噛みしめるタイプなのか、時折私たちの方を振り返ってニッコリしていました。

初めて見たイルカさんに興味津々だったようなので、「イルカと記念撮影」に申し込んでみました。大人1人150円を払うと、イルカと一緒に写真に写ることができるのです。持参したカメラを係員さんに渡すと、2枚撮影して下さいます。カメラ目線で構える私たちの真ん中に座り、近くに来たイルカさんが気になって仕方ないしゅんは、ずっと斜め左のイルカの方向を見ていました。
左の写真は動画にリンクしています(2.6Mあります)。
 
 
 
途中、こんなぬいぐるみ達に遭遇!白イルカとオットセイでしょうか?「一体何?何なんですか?」というように、呆然と見つめているしゅんでした。
 
 
  
シャチのショーが始まるまで、またエコ・アクアロームに行ってお魚を見ました。深い海のエリアです。大きなエイがしゅんのお気に入りになったようで、水槽にぴたりと張り付いて「お魚、お魚」と眺めています。右の写真の手前に見える、2本の腕はしゅんのものです。

シャチのショーも大混雑で、何故か空いていた一番前の席に座りました。しかしこの席、「水がかかります。危険!」という席だったのです。想像を超える大きさのシャチがやってきて、ザバーンと跳ねたらもう大変!私たちは咄嗟に傘を目の前に広げて事なきを得ましたが、隣の列に座っていらっしゃった方々は、びしょぬれになっていました。

少しのどが乾いたので、レストランオーシャンに行きました。ここはシャチの水槽に沿って作られているレストランで、食事をしながら泳いでいるシャチが見られます。正直言って、お味はそれ程期待してはいけない学食(!)の様なのですが、のびのび泳いでいるシャチを見ながら、お茶をするというのなら、いいのでは?!と思いました。ひとつ面白いメニューがあって、それは「シャチのお食事」という定食です。シャチを食べる・・・のではなく、シャチがお食事で食べる、「ホッケ」の開き定食なのでした。
 
 
折角なので、しゅんとお土産を買いましょうと、ギフトショップに入りました。イルカのぬいぐるみ、本物そっくりのシャチのぬいぐるみなど、旅行のお土産なのだから、ちょっと大きなものを選んでもいいかな?と思いながら、しゅんに見せていきました。「これ、下さいする?」「これにする?」と次から次へと聞いていっても、「しない」「バイバイする」という返事ばかり。動物園でもそうだったけれど、この子って何だか安上がり・・・と思っていると、この小さなシャチを手に取りました。しゅんの手に持ってちょうどいいくらいの、小さな小さなシャチなのです。タオル生地で気持ちいいのかな?と思いながら、「これ、欲しいの?」と聞くと、「ピンクのシャチー」とご満悦です。こんな小さなシャチを気に入るなんて、子どもって面白いと改めて思う私たちでした。
 
 
 
最後にトロピカルアイランドに入りました。これは小さなコーナーに作られていた、クラゲの水槽です。青い水の中、ぷかぷかと浮かぶクラゲは、とても幻想的です。
 
 
ぐるりとまわるスロープを下りていくと、「無限の海」と名付けられた大きな水槽の前に出ます。ぐるりと下りていったのは、この水槽の一番上から下まで下がっていったということだったのです。見上げるほどの高い水槽の中で、大きな魚たちがスイスイと泳いでいます。
大人もジーッと魅入ってしまうような光景ですが、しゅんもあっちへこっちへと泳いでいくお魚にみとれていました。

ちょうどフーディングショーの時間になったので、そのまま見学することにしました。ウェットスーツを着たお姉さんが、それぞれの魚用に用意されたえさを持って、水槽に入ってきました。まずは小さな魚用、次に少し大きな魚用と、えさをパーッと広げるたびに、対象の魚がパクパクと食事を始めます。これは一日に一度のショーだったようですが、ちょうど良いタイミングでした。

ずっと前に2度ほど来たことがあり、またいつか来たいと思っていたシーワールドですが、こうしてしゅんと訪れることができて嬉しかったです。海がすぐそこにあるので、シャチのショーなどはまるで海に向かって飛んでいってしまうのでは・・・というような迫力があります。最近行った動物園でも感じましたが、水族館でも水の中の生物の様子を興味深く観察できるように色々と工夫されるようになったのではと思いました。
 
 

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