スイス旅行 

 日目

8月21日
今日はハイキングの日。お天気が気になって早く目が覚めました。ベランダに出ると、ちょうど山のてっぺんが明るくなってくるところでした。雲一つない快晴です。
朝ご飯を軽く食べました。山の地方のホテルはとても素朴な朝ご飯で、これからハイキングをするんだなぁという気分になります。
 
 
3泊したホテル、「アイガーブリック」です。ベランダからの眺めが素晴らしいホテルでした。
まずはメンリッヘンからクライネシャイデックまでのハイキングをすることに決め、グルントからメンリッヘェンまでのゴンドラに乗りました。
 
 
ゴンドラの中にいても、カウベルの音が響いてきます。写真をクリックすると動画にリンクしています。(592KBです)
 
 
メンリッヘェンの駅に到着。ここでほとんどの人がすぐにクライネシャイデックに歩き出すのですが・・・今年の私は違うのです。メンリッヘェンの頂上まで30分程のハイキングが気持ちいいということを教えていただいたので、歩くことにしました。
思ったより急な上り坂をゆっくり歩いていくと、やっと頂上に着きました。そこからの眺めは本当に素晴らしいものでした。
 
 
景色を見ていると、牛が近付いてきました。デジカメで撮影している主人にどんどん迫って・・・!写真をクリックすると動画にリンクしています。カウベルの音と私の悲鳴(?)が入っています。ボリュームにご注意ください。(638KBです)
 
ここからクライネシャイデックまでは、のんびりとほぼ平らな道を1時間15分程です。お花畑や三山の眺めを楽しみながら、ゆっくりと歩きました。クライネシャイデックには、ユングフラウヨッホに向かう人などでとても混み合っていました。レストランで焼いているソーセージがおいしそうだったので、私たちも1本だけ買って食べてみました。マスタードの辛さもちょうどよくて、本当においしく感じました。こんなきれいな景色を見ながらだったら、何でもおいしいかもしれません。
 
クライネシャイデックから1駅上がった所にある、アイガーグレッチャーで下車しました。このハイキングコースはまだ新しいものだということですが、氷河を目の前に見ながら歩くことができるコースでとても気に入りました。写真をクリックすると動画にリンクしています。(1MBです)
 
 
アイガーグレッチャーからクライネシャイデックまで、1時間未満のコースです。すぐそばまで迫っている氷河の迫力は本当に信じられないくらいでした。何度も後ろを振り返りながら、360度の景色を楽しんで歩きました。このコースは人もそれほど多くなく、のんびりとパンなどを食べている人々もいました。こんな景色の中だったら、一日居ても飽きないね〜と話しながらのハイキングでした。
 
 
 
クライネシャイデックに到着し、また少しだけお昼ご飯を食べました。今度はポテト付きの白ソーセージ。それからチーズケーキです。白いソーセージは、赤いものより皮が柔らかく感じました。チーズケーキはお菓子というよりキッシュ風でした。
 
 
  
お腹もいっぱいになったので、今日はここからグリンデルワルトまで歩いてみることにしました。遙か彼方にグリンデルワルトの村が見えています。もし村まで歩くことができそうになかったら、途中のアルピグレンで電車に乗ろうと思いながら、のんびり歩きました。あちこちに休憩用のベンチがあります。
 
 
 
線路と近付いてきたところで、アルピグレンの駅に着きました。ここまで1時間と少しかかりました。
アルピグレンの駅にあるレストランでお茶をすることにしました。私はのどが渇いたので、「アイスカフェ」。でもストローが来ていません。ストローを下さいと言うと、店員さんが驚いて言いました。「これはアイスよ!飲めないわ!」のどが渇いているというのにこんな甘いものを頼んでしまった〜!でもおいしかったです。
 
 
 
きれいな茶色と白の牛が、ハイキングをしている私たちに近付いてきました。カウベルの音を辺りに響かせながら、草を食べています。写真をクリックすると動画にリンクしています。(712KBです)
 
 
電車に乗ってグリンデルワルトへ帰るか、それとも歩くか・・・。左上の写真にあるように、村はまだ遠くに見えます。
でも、ここまできたら歩くことにしました。ここから先は牧草地、小川、林とめまぐるしく道が変化してとても楽しいハイキングコースでした。まるで探検ごっこをしているように、牧場の横の細い道に入っていくところもありました。
 
 
アルピグレンから2時間半程かけて、やっとグリンデルワルトに到着しました。一日中歩いて、もう体はくたくたです。でもあんな高い所からず〜っと歩いてきたんだ!という爽快感がありました。

ここで一つ悩みが発生しました。駅からホテルまでは15分くらい。そして今日どうしても行きたいレストランはここから10分くらい。この汗をいっぱいかいてしまったハイキング姿でレストランに行くか、シャワーを浴びに帰るか・・・。お昼寝大好きな私のことなので、ベッドに座ったらもうおしまいかもしれないと恐れながら、シャワーの魅力には勝てずにホテルに戻ることにしました。
  
主人がシャワーを浴びている間も絶対ベッドに近付かないように頑張って、何とかまた村のメインストリートまで帰ってくることができました!そして入ったのは「ラティーノ」というイタリア料理屋さんです。新婚旅行で初めて入って、今度で3回目です。
トマトスープとペスカトーレ、追加でトマトソースのペンネを注文しました。濃いお味のスープも、ちゃんとアルデンテでチーズも効いているパスタもおいしくてほっぺたが落ちそうです。そして何と言ってもビールがおいしい〜!やっぱりホテルに戻って正解だった!シャワーを浴びるって素晴らしい、ラティーノって素晴らしい・・・と夜は更けていきました。
 

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