ぶどう狩り

高速を下りるとすぐにぶどう園が見えてきます。「左折するとぶどう街道」という看板が見えたので、あちこち見てから入ろうと左折することにしました。 少し行くと道路で「どうぞどうぞ」と手招きしているおばあさんがいました。母屋とぶどう狩りの店舗になっている建物、そしてお庭はぶどうの棚がずら〜っと並んでいる小さなぶどう園でした。車をおりるとお皿に試食のぶどうが出てきます。今の季節は巨峰は終わって「甲斐路」と「ベリーＡ」という品種がおいしいということで、その２種類を試食しました。少し食べると、おじさんが「ではぶどう狩りに行きますか？」とおっしゃってワゴンを運転してくださいました。このワゴンで、ほんの１〜２分行くと甲斐路のぶどう畑に着きました。手を伸ばせば届く位置にたくさんの甲斐路がぶら下がっているぶどうの木の下に入っていきました。
	どの甲斐路も粒が大きくてしっかりしていておいしそう。「この辺だったらどれでも甘くておいしいですよ」とおじさんはおっしゃっていましたが、いざ切り取ろうとするとどれにしようかと随分迷ってしまいました。 １キロで１５００円とのことでしたが、甲斐路は２房狩りました。
とても甘かったベリーＡも狩ることにしました。これはおうちの庭にあるということでした。棚はとても高くて脚立に上って狩ります。脚立なんて久しぶりでちょっとこわごわとした手つきになってしまいましたが、大きくて重そうなベリーＡを１房狩りました。 ぶどう園を出て、勝沼ぶどうの丘に行きました。その途中、ぶどう畑の横にへちま畑がありました。大きな大きなへちまがたくさんなっていました。私の手と比べるとかなり大きいことがわかります。
	ぶどうの丘は勝沼町営の施設です。勝沼の町が一望できる高台にあってとてもいい眺めです。ワインレストラン、宿泊施設、温泉などがありますが、中でも地下にあるワインカーヴは１５０銘柄のワインが揃っている貯蔵庫です。１０００円でタートヴァンを購入すると、全てのワインを試飲できます。今回は車なので試飲はやめましたが、見学は無料なので中の様子を見に行ってみると、試飲とは思えないような盛り上がり方をした集団（！）もいました。いろいろ飲めて楽しそうでした。
３階にあるワインレストランに入りました。主人はパスタ、私はぶどうのタルトを注文しました。白いぶどうが上に乗った珍しいタルトでした。そしてジュースはもちろん「ぶどうジュース」。濃い味でおいしかったです。
	ぶどうの丘から駐車場へ向かう時、町内循環バスを見かけました。ワインとぶどうの柄が何とも言えないかわいらしさ！このぶどうの部分だけをぶどう畑からちょっこっとのぞいかせながら走っているのです。 そしてぶどうにはご丁寧にもマスカット風の緑色と、巨峰風の紫の２種類があるそうです。１回１００円で駅から出ているので、電車を利用した時はこれに乗ると便利です。
ぶどうの丘からの帰り道です。町中一面にぶどう畑が広がっています。右側の写真はぶどうの丘の頂上にある「希望の鐘」です。この場所では結婚式も行われるそうです。そんな素敵な場所なのに、鐘を見るなり和田アキ子さんの歌を歌い出す主人。とほほ。
これが今日買ってきたお土産です。まずは甲斐路２房とベリーＡ１房。これはおまけして下さったのか、３房で１０００円でした。そしてぶどうの丘で買った勝沼産のワインとぶどうのお菓子。干しぶどうにミルク味のチョコの様な物とパウダーがかかったこのお菓子は子どもの頃からの私の大好物！富士山の遊園地に行くと必ず買っていました。普通のお店では見かけないので、今回買うことができて嬉しいです。 お昼近くになって、急におでかけした今日のぶどう狩りでしたが、混んでいなければ山梨までは２時間くらいで着くことがわかりました。そして少し行くだけで本当にのんびりと落ち着くことができる景色が広がっているんだなぁと改めて思いました。帰りもほんの少し渋滞しただけで、家に７時半に着きました。きれいな空気を吸って、景色を楽しむことができて、果物狩りはやっぱり楽しい！とうことを実感したおでかけでした。